JPH06163154A - 電子レンジ - Google Patents

電子レンジ

Info

Publication number
JPH06163154A
JPH06163154A JP32988192A JP32988192A JPH06163154A JP H06163154 A JPH06163154 A JP H06163154A JP 32988192 A JP32988192 A JP 32988192A JP 32988192 A JP32988192 A JP 32988192A JP H06163154 A JPH06163154 A JP H06163154A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cooking chamber
detecting means
temperature
load
heat spot
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP32988192A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshiaki Matsuzaki
崎 義 昭 松
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Funai Electric Co Ltd
Original Assignee
Funai Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Funai Electric Co Ltd filed Critical Funai Electric Co Ltd
Priority to JP32988192A priority Critical patent/JPH06163154A/ja
Publication of JPH06163154A publication Critical patent/JPH06163154A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Control Of High-Frequency Heating Circuits (AREA)
  • Constitution Of High-Frequency Heating (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 無負荷時に通電を停止することでヒートスポ
ット発生ならびにマグネトロンの損傷を防ぐ電子レンジ
を提供する。 【構成】 無負荷作動時に調理室4内にヒートスポット
9が発生すると、その発生部分に対応する調理室外壁に
設けた温度検出手段10が異常温度を検出して、通電を
しゃ断する。温度検出手段は温度センサまたはサーモス
タットにて構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はマグネトロンを用いたマ
イクロ波の照射により食物の加熱調理ならびに解凍処理
などを行う電子レンジに関する。
【0002】
【従来の技術】マイクロ波を吸収する被加熱負荷(食品
など)を調理室に入れない無負荷時や非常に負荷が小さ
い状態で電子レンジを使用すると調理室の局所温度上昇
つまりヒートスポットが発生し、このため異常高温部分
が発生してターンテーブルが割れたり、回転用ホルダー
などが溶けたり、調理室の一部が溶けて穴があき、電波
もれや発熱による火災を招くおそれがある。
【0003】そのため従来では、ダミーロードと呼ぶ疑
似負荷を導波管やターンテーブルに設けて、負荷を入れ
ない状態で使用されてもターンテーブルや回転用ホルダ
ーへのマイクロ波の異常集中や、調理室壁でのヒートス
ポット発生を防いでいた。
【0004】また別の方法として、ヒートスポットを損
害の少ない部分に発生するよう導波管の寸法形状を設計
していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし従来のこれら構
成では、無負荷に近い状態でマグネトロンが作動するた
め、マグネトロンの過負荷は避けられず、マグネトロン
の寿命の低下という欠点があった。その上、軽負荷での
エージング使用時にはマイクロ波がダミーロード(疑似
負荷)に吸収されるから効率の低下を招いていた。
【0006】また導波管の寸法形状の設計による対応
は、あらゆる電子レンジに適用できるものではなかっ
た。
【0007】本発明はこのような課題や欠点を解決する
ためなされたもので、その目的は無負荷時に通電を停止
することでヒートスポット発生ならびにマグネトロンの
損傷を防ぐ電子レンジを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
この発明に係る電子レンジは、調理室内のヒートスポッ
ト発生部分に対応する調理室外壁に温度検出手段を設
け、該温度検出手段が異常温度検出時に通電をしゃ断停
止するよう構成したことを特徴とする。
【0009】
【作用】無負荷作動時に調理室内にヒートスポットが発
生すると、その発生部分に対応する調理室外壁に設けた
温度検出手段が異常温度を検出して、通電をしゃ断す
る。温度検出手段は温度センサまたはサーモスタットに
て構成し、温度センサの構成では、該温度センサの検出
値に基づきリレー駆動回路がリレースイッチを駆動して
通電をしゃ断する。サーモスタットの構成では、内蔵の
接点が働いて通電をしゃ断する。
【0010】
【実施例】以下、この発明の実施例を添付図面に基づい
て説明する。図1は、本発明の電子レンジの説明図であ
る。電子レンジ1は、導波管3を持つマグネトロン2、
発生したマイクロ波にて負荷20(被加熱食物)を加熱
するための調理室4、調理室4内にあって負荷20を載
せ回転するターンテーブル5、ターンテーブル5を支え
る回転用ホルダー6、モータ7、調理室4の外壁に接し
て調理室内の対応部分の温度を検出する温度検出手段1
0、電子レンジ1全体を制御する制御装置8より成る。
【0011】図2はインピーダンス整合状態を説明する
図である。図2で(a)は負荷があるときを示し、マグ
ネトロン回路インピーダンスZmと負荷インピーダンス
Z1がほぼ同じ値のときは整合状態となって、マイクロ
波は進行波21となっている。インピーダンス整合にあ
るからマイクロ波の反射波はほとんどない。
【0012】ところが図2(b)に示す無負荷時のとき
は、マグネトロン回路インピーダンスZmの値から無負
荷時インピーダンスZ2の値が大きく離れて不整合状態
となる結果、マイクロ波が調理室4で反射し、定在波2
2が発生して、その反射波23がマグネトロン2に逆戻
りし、マグネトロン2に損傷を与える。さらにマイクロ
波の1部24は調理室4の内壁、とりわけターンテーブ
ル5の軸周辺下部を集中照射して、ヒートスポット9を
発生させる。
【0013】図3は本発明の電子レンジの回路構成図で
ある。ここで1は電子レンジ、2はマグネトロン、3は
導波管、4は調理室を示す。調理室4のヒートスポット
9が発生する付近の外壁に温度検出手段10を設置す
る。8は制御装置であり、リレー駆動回路8aとリレー
SW8bとからなる。11は変圧器で、AC電源12は
変圧器の1次側コイル11aにリレーSW8bを介して
接続される。マグネトロン2のカソードヒータ側はコイ
ル11bに高圧電圧側はコイル11cに接続される。
【0014】動作は次のようになる。ヒートスポット9
が生じ易い部分に温度検出手段10を、調理室4の外側
に設けてあるので、これによって無負荷時での使用によ
り異常高温のヒートスポット9が発生すると、図3の回
路構成図に示すように温度検出手段10が検知し、制御
装置8のリレー駆動回路8aを駆動し、リレーSW8b
が作動してAC電源12をしゃ断する。
【0015】温度検出手段10には温度センサや、サー
モスタットを用いる。サーモスタットの場合は、リレー
駆動回路8aやリレーSW8bを省略することができ
る。
【0016】温度検出手段10は、マイクロ波の照射を
避けるため調理室4の外側に設置する。通電をしゃ断す
る時の検出温度は、電子レンジの部材の耐熱温度に依る
が、例えば摂氏150度程度が適当である。
【0017】
【発明の効果】以上説明したようにこの発明に係る電子
レンジは、無負荷作動時に調理室内にヒートスポットが
発生すると、その発生部分に対応する調理室外壁に設け
た温度検出手段が異常温度を検出して、通電をしゃ断す
るから、負荷を入れない状態で使用される結果として調
理室室壁でのヒートスポットが発生しても、調理室の一
部が溶けて穴があいたり、電波もれや異常発熱状態に至
るのを阻止でき、よって安全な電子レンジを実現でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電子レンジの説明図である。
【図2】インピーダンス整合状態の説明図である。
【図3】本発明の電子レンジの回路構成図である。
【符号の説明】
1 電子レンジ 2 マグネトロン 3 導波管 4 調理室 5 ターンテーブル 6 回転用ホルダー 7 モータ 8 制御装置 9 ヒートスポット 10 温度センサ 20 負荷

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 調理室内のヒートスポット発生部分に対
    応する調理室外壁に温度検出手段を設け、該温度検出手
    段が異常温度検出時に通電をしゃ断停止するよう構成し
    たことを特徴とする電子レンジ。
JP32988192A 1992-11-17 1992-11-17 電子レンジ Pending JPH06163154A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32988192A JPH06163154A (ja) 1992-11-17 1992-11-17 電子レンジ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32988192A JPH06163154A (ja) 1992-11-17 1992-11-17 電子レンジ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06163154A true JPH06163154A (ja) 1994-06-10

Family

ID=18226295

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP32988192A Pending JPH06163154A (ja) 1992-11-17 1992-11-17 電子レンジ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06163154A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20030033356A (ko) * 2001-10-22 2003-05-01 주식회사 대우일렉트로닉스 전자렌지의 경부하 작동 방지 방법
EP1594345A1 (de) * 2004-04-01 2005-11-09 Electrolux Schwanden AG Mikrowellengerät
CN113124429A (zh) * 2019-12-31 2021-07-16 广东美的白色家电技术创新中心有限公司 微波炉及检测微波炉中负载信息的方法

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20030033356A (ko) * 2001-10-22 2003-05-01 주식회사 대우일렉트로닉스 전자렌지의 경부하 작동 방지 방법
EP1594345A1 (de) * 2004-04-01 2005-11-09 Electrolux Schwanden AG Mikrowellengerät
CN113124429A (zh) * 2019-12-31 2021-07-16 广东美的白色家电技术创新中心有限公司 微波炉及检测微波炉中负载信息的方法
CN113124429B (zh) * 2019-12-31 2023-10-31 广东美的白色家电技术创新中心有限公司 微波炉及检测微波炉中负载信息的方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH06163154A (ja) 電子レンジ
JP3143315B2 (ja) 加熱調理器
JP3019239B2 (ja) 電子レンジ
JPH11351576A (ja) 電子レンジ
KR20040047080A (ko) 전자렌지 및 그 제어방법
KR101897176B1 (ko) 복합구조를 갖는 인덕션레인지
JP2019216014A (ja) 加熱調理器
JP2771022B2 (ja) 電子レンジ
JPH01213981A (ja) 調理器
JP3314120B2 (ja) 加熱調理器
KR100260958B1 (ko) 전자렌지의 조리실 냉각방법
JP3064578B2 (ja) 高周波加熱装置
KR20060013854A (ko) 전자레인지의 제어 장치
KR20000014347A (ko) 전자렌지의 전원제어장치 및 전원제어방법
JPH02119092A (ja) 調理器
JP5517888B2 (ja) 加熱調理器
KR100220966B1 (ko) 전자렌지의 릴레이위상 제어장치 및 방법
KR100220967B1 (ko) 전자렌지의 릴레이 위상 제어 방법
JPS5829764Y2 (ja) 加熱調理装置
KR20000008741U (ko) 전자렌지의 과열 경보장치
JPH08236268A (ja) 電子レンジ
KR19990058217A (ko) 전자렌지의 릴레이 스위치 융착 알림방법
JP2000113975A (ja) 高周波加熱装置
KR20030033356A (ko) 전자렌지의 경부하 작동 방지 방법
JPH08256908A (ja) 炊飯器