JPH061619B2 - 記録再生装置におけるヘツドの支持装置 - Google Patents
記録再生装置におけるヘツドの支持装置Info
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- JPH061619B2 JPH061619B2 JP59026482A JP2648284A JPH061619B2 JP H061619 B2 JPH061619 B2 JP H061619B2 JP 59026482 A JP59026482 A JP 59026482A JP 2648284 A JP2648284 A JP 2648284A JP H061619 B2 JPH061619 B2 JP H061619B2
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- recording medium
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-
- G—PHYSICS
- G11—INFORMATION STORAGE
- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
- G11B5/00—Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
- G11B5/48—Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed
- G11B5/58—Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed with provision for moving the head for the purpose of maintaining alignment of the head relative to the record carrier during transducing operation, e.g. to compensate for surface irregularities of the latter or for track following
Description
【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 この発明は，記録再生装置におけるヘッドの支持装置，
特に圧電ベンダを用いるものに関する。
特に圧電ベンダを用いるものに関する。
第１図は従来の磁気デイスク装置の磁気ヘッド支持装置
を示す斜視図であり，図において，(1)は両面磁気デイ
スク，(2)はこの磁気デイスクの表裏両面に対接する磁
気ヘッド，(3)と(4)はこの磁気ヘッドを支持し，上記磁
気デイスク面にこの磁気ヘッドを圧接させるための上ジ
ンバルバネおよび下ジンバルバネ，(5)と(6)はこのジン
バルバネを固定する上キヤリツジおよび下キヤリツジ，
(7)はこの上キヤリツジを支持する板ばね，(8)はこの板
ばねを介して上キヤリツジに接続されている加圧アー
ム，(9)はこの加圧アームと上キヤリツジとの間に配置
され，上キヤリツジを矢印Ａの方向へ押すコイルバネで
ある。(5a)は上キヤリツジに付設されたアームで，矢印
ＢおよびＣの方向に移動出来る。
を示す斜視図であり，図において，(1)は両面磁気デイ
スク，(2)はこの磁気デイスクの表裏両面に対接する磁
気ヘッド，(3)と(4)はこの磁気ヘッドを支持し，上記磁
気デイスク面にこの磁気ヘッドを圧接させるための上ジ
ンバルバネおよび下ジンバルバネ，(5)と(6)はこのジン
バルバネを固定する上キヤリツジおよび下キヤリツジ，
(7)はこの上キヤリツジを支持する板ばね，(8)はこの板
ばねを介して上キヤリツジに接続されている加圧アー
ム，(9)はこの加圧アームと上キヤリツジとの間に配置
され，上キヤリツジを矢印Ａの方向へ押すコイルバネで
ある。(5a)は上キヤリツジに付設されたアームで，矢印
ＢおよびＣの方向に移動出来る。
従来のヘッド支持装置は上記のように構成され，磁気デ
イスクを着脱する時には，アーム(5a)をソレノイド等の
駆動機構により矢印Ｂの方向へ移動させ，上キヤリツジ
(5)と下キヤリツジ(6)に配設された磁気ヘツド(2)の間
の隙間を拡大させることにより，磁気デイスク(1)が磁
気ヘツド(2)と接触しないようにしている。
イスクを着脱する時には，アーム(5a)をソレノイド等の
駆動機構により矢印Ｂの方向へ移動させ，上キヤリツジ
(5)と下キヤリツジ(6)に配設された磁気ヘツド(2)の間
の隙間を拡大させることにより，磁気デイスク(1)が磁
気ヘツド(2)と接触しないようにしている。
記録，再生，または消去を行つている場合には，上ジン
バルバネ(3)と下ジンバルバネ(4)の反撥力によつて磁気
ヘツド(2)が適当な接触圧で磁気デイスク(1)の両面を挟
み込む位置まで，アーム(5a)はソレノイド等により矢印
Ｃ方向へ移動し固定されている。この状態で上ジンバル
バネ(3)と下ジンバルバネ(4)により夫々支持された磁気
ヘツド(2)は，磁気デイスク(1)が回転中に面振れ等によ
つて変位してもこれに追従し，磁気デイスク(1)と磁気
ヘツド(2)の接触が安定に保たれるよう構成されてい
る。
バルバネ(3)と下ジンバルバネ(4)の反撥力によつて磁気
ヘツド(2)が適当な接触圧で磁気デイスク(1)の両面を挟
み込む位置まで，アーム(5a)はソレノイド等により矢印
Ｃ方向へ移動し固定されている。この状態で上ジンバル
バネ(3)と下ジンバルバネ(4)により夫々支持された磁気
ヘツド(2)は，磁気デイスク(1)が回転中に面振れ等によ
つて変位してもこれに追従し，磁気デイスク(1)と磁気
ヘツド(2)の接触が安定に保たれるよう構成されてい
る。
しかるに上記のように構成されているので，磁気デイス
ク(1)が変位しても上下の磁気ヘツド(2)の磁気デイスク
(1)に対する接触圧が零とならないように、コイルバネ
(9)および上下のジンバルバネ(3)，(4)による設定圧力
は十分大きくとつている。このため磁気デイスク(1)お
よび磁気ヘツド(2)の摩耗や磁気デイスク(1)の圧力減磁
は免がれず，特に記録媒体がCo-Cr等のスパツタ蒸着膜
で形成されている垂直磁気デイスク等のような金属媒体
の場合には，媒体の摩耗劣化が激しくなるという欠点が
あつた。
ク(1)が変位しても上下の磁気ヘツド(2)の磁気デイスク
(1)に対する接触圧が零とならないように、コイルバネ
(9)および上下のジンバルバネ(3)，(4)による設定圧力
は十分大きくとつている。このため磁気デイスク(1)お
よび磁気ヘツド(2)の摩耗や磁気デイスク(1)の圧力減磁
は免がれず，特に記録媒体がCo-Cr等のスパツタ蒸着膜
で形成されている垂直磁気デイスク等のような金属媒体
の場合には，媒体の摩耗劣化が激しくなるという欠点が
あつた。
さらにまた，第１図における矢印Ｄの方向（以下トラツ
キング方向という）ヘキヤリツジ(5)，(6)が移動して，
ジンバルバネ(3)，(4)に支持された磁気ヘツド(2)が磁
気デイスク(1)の面上のトラツクをアクセスする際に
は，磁気デイスク(1)と磁気ヘツド(2)の間の摩擦力で磁
気ヘツド(2)が傾く等して磁気デイスク(1)と磁気ヘツド
(2)との接触状態が悪化し、アクセス終了後も磁気ヘツ
ド(2)とジンバルバネ(3)，(4)の残留振動が収束するま
では接触不良の状態が続くという欠点があつた。この事
は，トラツク密度を向上させるためにエンベデツドサー
ボ等のトラツキングサーボを行う際の致命的障害となる
他，上記残留振動が発生するとアクセスタイムが長くな
り，計算機用の磁気デイスク装置を利用する際には大金
な機能低下をきたすこととなる。
キング方向という）ヘキヤリツジ(5)，(6)が移動して，
ジンバルバネ(3)，(4)に支持された磁気ヘツド(2)が磁
気デイスク(1)の面上のトラツクをアクセスする際に
は，磁気デイスク(1)と磁気ヘツド(2)の間の摩擦力で磁
気ヘツド(2)が傾く等して磁気デイスク(1)と磁気ヘツド
(2)との接触状態が悪化し、アクセス終了後も磁気ヘツ
ド(2)とジンバルバネ(3)，(4)の残留振動が収束するま
では接触不良の状態が続くという欠点があつた。この事
は，トラツク密度を向上させるためにエンベデツドサー
ボ等のトラツキングサーボを行う際の致命的障害となる
他，上記残留振動が発生するとアクセスタイムが長くな
り，計算機用の磁気デイスク装置を利用する際には大金
な機能低下をきたすこととなる。
さらに上記のように構成されているので，第１図におい
てアーム(5a)を矢印ＢおよびＣの方向に駆動させるソレ
ノイド等の駆動機構が不可欠で，ヘツド支持装置の小型
軽量化の障害となつていた。
てアーム(5a)を矢印ＢおよびＣの方向に駆動させるソレ
ノイド等の駆動機構が不可欠で，ヘツド支持装置の小型
軽量化の障害となつていた。
この発明は，かかる欠点を改善する目的でなされたもの
で，一対のキャリッジは、それぞれ、印加される信号に
応じて面外に屈曲する２つの能動素子（例えば圧電ベン
ダ）で構成され、２つの能動素子に印加する信号を切り
かえて、記録・再生・消去時には並進運動、記録媒体の
着脱時にはキャリッジ間の間隔を拡大するようにキャリ
ッジを動作させると共に、記録・再生・消去時にはヘツ
ドとの接触圧をセンサで検出し，このセンサの出力信号
に応じて接触圧を所定の値にする方向へヘツドを移動さ
せるように能動素子を制御する回路を備えることによ
り，ヘツドと記録媒体両者の接触圧を低減し，摩耗を少
くしようとするものである。
で，一対のキャリッジは、それぞれ、印加される信号に
応じて面外に屈曲する２つの能動素子（例えば圧電ベン
ダ）で構成され、２つの能動素子に印加する信号を切り
かえて、記録・再生・消去時には並進運動、記録媒体の
着脱時にはキャリッジ間の間隔を拡大するようにキャリ
ッジを動作させると共に、記録・再生・消去時にはヘツ
ドとの接触圧をセンサで検出し，このセンサの出力信号
に応じて接触圧を所定の値にする方向へヘツドを移動さ
せるように能動素子を制御する回路を備えることによ
り，ヘツドと記録媒体両者の接触圧を低減し，摩耗を少
くしようとするものである。
第２図はこの発明の一実施例を示す斜視図，第３図は上
キヤリツジの部品展開図であり，(1)，(2)は上記従来装
置と全く同一のものである。(10)は磁気ヘツド(2)を保
持し，磁気ヘツドにかゝる接触圧力により変形する板ば
ね，(11)はこの板ばねの両面に接着され，板ばねの歪を
検出し抵抗値が変化するストレインゲージ等により作ら
れたセンサ，(12)はスペーサ，(13)は押え板で，(14)は
この押え板と上記板ばね(10)の間に上記スペーサ(12)と
共に挟み込む形で固定された圧電ベンダ前，(15)は圧電
ベンダ後で，(16)はこの前後２組の圧電ベンダを継ぐジ
ヨイントである。(50)と(60)はそれぞれ上記のように構
成された上キヤリツジと下キヤリツジである。(17)はホ
ルダ，(18)は支持台で，磁気ヘツド(2)が対向するよう
に上下のキヤリツジ(50)および(60)はこの支持台(18)に
対称に配置され，ホルダ(17)で接着またはねじ止め等に
よつて固定されている。磁気デイスク(1)は上下のキヤ
ツジ(50)および(60)の自由端に支持された磁気ヘツド
(2)が磁気デイスク(1)の表裏両面に対接可能なように磁
気デイスク(1)は上キヤリツジ(50)と下キヤリツジ(60)
の間に挿入される。
キヤリツジの部品展開図であり，(1)，(2)は上記従来装
置と全く同一のものである。(10)は磁気ヘツド(2)を保
持し，磁気ヘツドにかゝる接触圧力により変形する板ば
ね，(11)はこの板ばねの両面に接着され，板ばねの歪を
検出し抵抗値が変化するストレインゲージ等により作ら
れたセンサ，(12)はスペーサ，(13)は押え板で，(14)は
この押え板と上記板ばね(10)の間に上記スペーサ(12)と
共に挟み込む形で固定された圧電ベンダ前，(15)は圧電
ベンダ後で，(16)はこの前後２組の圧電ベンダを継ぐジ
ヨイントである。(50)と(60)はそれぞれ上記のように構
成された上キヤリツジと下キヤリツジである。(17)はホ
ルダ，(18)は支持台で，磁気ヘツド(2)が対向するよう
に上下のキヤリツジ(50)および(60)はこの支持台(18)に
対称に配置され，ホルダ(17)で接着またはねじ止め等に
よつて固定されている。磁気デイスク(1)は上下のキヤ
ツジ(50)および(60)の自由端に支持された磁気ヘツド
(2)が磁気デイスク(1)の表裏両面に対接可能なように磁
気デイスク(1)は上キヤリツジ(50)と下キヤリツジ(60)
の間に挿入される。
上記のように構成されたヘツド支持装置において，第２
図のＡ−Ａ′断面を示す第４図に基づいて動作を説明す
る。第４図(a)は磁気デイスク(1)を着脱する時の状態を
示すもので，後述する回路線図により２つの圧電ベンダ
前(14)と後(15)にそれぞれ同一極性の電圧を印加するこ
とにより，磁気デイスク(1)を対称面として上キヤリツ
ジ(50)と下キヤリツジ(60)は大きく開き，磁気デイスク
(1)は磁気ヘツド(2)に接触して，これを破損することな
く着脱できる。この時，センサ(11)を作動しない。第４
図(b)は記録，再生，または消去前における定常状態を
示すもので，磁気ヘツド(2)は磁気デイスク(1)を挟み込
むようにして，あらかじめ設定された微少な接触圧で対
接している。磁気デイスク(1)の面振れやトラツクサー
チ等の外乱により，磁気デイスク(1)と磁気ヘツド(2)の
相対位置が矢印Ｅの方向に変位すると，第４図(c)に示
すような板ばね(10)が撓み，この両面に接着されたセン
サ(11)の歪ゲージがこの撓み量に応じた接触圧の変化を
検出する。この接触圧の変化は，直ちに圧電ベンダ前(1
4)および圧電ベンダ後(15)に後述する電圧としてフイー
ドバツクされ，第４図(d)に示すように圧電ベンダ前(1
4)および圧電ベンダ後(15)が変形し，磁気デイスク(1)
と磁気ヘツド(2)の間の接触圧は設定値に戻り，所定の
微少な接触圧を維持する。
図のＡ−Ａ′断面を示す第４図に基づいて動作を説明す
る。第４図(a)は磁気デイスク(1)を着脱する時の状態を
示すもので，後述する回路線図により２つの圧電ベンダ
前(14)と後(15)にそれぞれ同一極性の電圧を印加するこ
とにより，磁気デイスク(1)を対称面として上キヤリツ
ジ(50)と下キヤリツジ(60)は大きく開き，磁気デイスク
(1)は磁気ヘツド(2)に接触して，これを破損することな
く着脱できる。この時，センサ(11)を作動しない。第４
図(b)は記録，再生，または消去前における定常状態を
示すもので，磁気ヘツド(2)は磁気デイスク(1)を挟み込
むようにして，あらかじめ設定された微少な接触圧で対
接している。磁気デイスク(1)の面振れやトラツクサー
チ等の外乱により，磁気デイスク(1)と磁気ヘツド(2)の
相対位置が矢印Ｅの方向に変位すると，第４図(c)に示
すような板ばね(10)が撓み，この両面に接着されたセン
サ(11)の歪ゲージがこの撓み量に応じた接触圧の変化を
検出する。この接触圧の変化は，直ちに圧電ベンダ前(1
4)および圧電ベンダ後(15)に後述する電圧としてフイー
ドバツクされ，第４図(d)に示すように圧電ベンダ前(1
4)および圧電ベンダ後(15)が変形し，磁気デイスク(1)
と磁気ヘツド(2)の間の接触圧は設定値に戻り，所定の
微少な接触圧を維持する。
第５図および第６図は圧電ベンダに印加する電圧の配線
図，第７図は制御系を示すブロツク図，第８図は接触圧
検出センサで構成するブリツジ回路である。これらの図
を用いて圧電ベンダ（バイモルク）の動作を更に詳細に
説明する。
図，第７図は制御系を示すブロツク図，第８図は接触圧
検出センサで構成するブリツジ回路である。これらの図
を用いて圧電ベンダ（バイモルク）の動作を更に詳細に
説明する。
圧電ベンダは第２図〜第５図に示すように，ピエゾセラ
ミツク材料を２枚の薄いウエアにして，薄い金属片の電
極に向い合わせに接着したサンドイツチ構造をなし，適
当な電圧を加えると一枚のウエハを厚み方向に縮ませて
縦の方向に伸ばすように働かせ，もう一枚のウエハでこ
の反対に働かせることができる。したがつて，このサン
ドイツチを極性によつて一方に曲げたり反対に他の方向
に曲げたりできるものである。第５図は前記デイスクの
着脱時における圧電ベンダ前(14)および圧電ベンダ後(1
5)に印加する電圧の配線および極性を示すもので，二つ
の圧電ベンダに印加する電圧の極性を同一にしているた
め，ジヨイント(16)で接続された圧電ベンダ前(14)およ
び圧電ベンダ後(15)は，あたかも一つの圧電ベンダのよ
うに円弧状に変形する。このときの印加電圧は，最大限
の印加電圧を加え，特に制御する必要はない。第６図
は，前記記録，再生および消去時における圧電ベンダ前
(14)および圧電ベンダ後(15)に印加する電圧の配線およ
び極性を示すもので，二つの圧電ベンダに印加する電圧
の極性を逆にしているため，圧電ベンダ前(14)および圧
電ベンダ後(15)はジヨイント(16)を変曲点として逆Ｓ字
状に変形する。そのため，接触圧が設定値になるように
変形すれば，２つの磁気ヘツド(2)と磁気デイスク(1)は
相互に平行な位置関係になる。このときの印加電圧はセ
ンサ(11)よりフイードバツクされた信号によつて変化す
る。第７図は前記記録，再生または消去時における接触
圧センサの検出信号による圧電ベンダの駆動制御系のブ
ロツク図を示したものである。磁気デイスク(1)に面振
れ等の外乱が生じ，ヘツド(2)とデイスク(1)の接触圧が
設定値からずれると，センサ(11)が検出し，アンプ(19)
で増幅した値と設定値との差に対応した信号電圧が圧電
ベンダにフイードバツクされる動作は前述のとおりであ
る。
ミツク材料を２枚の薄いウエアにして，薄い金属片の電
極に向い合わせに接着したサンドイツチ構造をなし，適
当な電圧を加えると一枚のウエハを厚み方向に縮ませて
縦の方向に伸ばすように働かせ，もう一枚のウエハでこ
の反対に働かせることができる。したがつて，このサン
ドイツチを極性によつて一方に曲げたり反対に他の方向
に曲げたりできるものである。第５図は前記デイスクの
着脱時における圧電ベンダ前(14)および圧電ベンダ後(1
5)に印加する電圧の配線および極性を示すもので，二つ
の圧電ベンダに印加する電圧の極性を同一にしているた
め，ジヨイント(16)で接続された圧電ベンダ前(14)およ
び圧電ベンダ後(15)は，あたかも一つの圧電ベンダのよ
うに円弧状に変形する。このときの印加電圧は，最大限
の印加電圧を加え，特に制御する必要はない。第６図
は，前記記録，再生および消去時における圧電ベンダ前
(14)および圧電ベンダ後(15)に印加する電圧の配線およ
び極性を示すもので，二つの圧電ベンダに印加する電圧
の極性を逆にしているため，圧電ベンダ前(14)および圧
電ベンダ後(15)はジヨイント(16)を変曲点として逆Ｓ字
状に変形する。そのため，接触圧が設定値になるように
変形すれば，２つの磁気ヘツド(2)と磁気デイスク(1)は
相互に平行な位置関係になる。このときの印加電圧はセ
ンサ(11)よりフイードバツクされた信号によつて変化す
る。第７図は前記記録，再生または消去時における接触
圧センサの検出信号による圧電ベンダの駆動制御系のブ
ロツク図を示したものである。磁気デイスク(1)に面振
れ等の外乱が生じ，ヘツド(2)とデイスク(1)の接触圧が
設定値からずれると，センサ(11)が検出し，アンプ(19)
で増幅した値と設定値との差に対応した信号電圧が圧電
ベンダにフイードバツクされる動作は前述のとおりであ
る。
なお，上記実施例ではセンサ(11)として歪みを抵抗値変
化として検出するストレインゲージを用い，板ばね(10)
の表裏両面にこれを接着し，ヘツド(2)とデイスク(1)の
接触圧の変化を板ばね(10)の曲げに変換し，更に，板ば
ねの両面に接着した歪みゲージセンサ(11a)，(11b)の抵
抗値変化に変換して，第８図に示すブリツジ回路によ
り，電圧Ｖの変化として検出できるようにした。この方
法によれば，温度による板ばねの伸縮歪みは相殺され，
ヘツド(2)とデイスク(1)の接触圧変化を精度良く検出で
きる。
化として検出するストレインゲージを用い，板ばね(10)
の表裏両面にこれを接着し，ヘツド(2)とデイスク(1)の
接触圧の変化を板ばね(10)の曲げに変換し，更に，板ば
ねの両面に接着した歪みゲージセンサ(11a)，(11b)の抵
抗値変化に変換して，第８図に示すブリツジ回路によ
り，電圧Ｖの変化として検出できるようにした。この方
法によれば，温度による板ばねの伸縮歪みは相殺され，
ヘツド(2)とデイスク(1)の接触圧変化を精度良く検出で
きる。
ところで，上記実施例では前後二枚の圧電ベンダ２組を
両面磁気デイスクの表裏両面にい対向配置した場合につ
いて述べたが，前後二枚の圧電ベンダ１組を用いて，片
面磁気デイスクにヘツドを対接させる場合にも利用でき
ることはいうまでもない。
両面磁気デイスクの表裏両面にい対向配置した場合につ
いて述べたが，前後二枚の圧電ベンダ１組を用いて，片
面磁気デイスクにヘツドを対接させる場合にも利用でき
ることはいうまでもない。
また，上記実施例ではセンサ(11)を板ばね(10)の表面両
面に接着したものを対向して二枚用いたが，一枚のセン
サを用いた場合でも同様の機能が得られる。また参考と
して，圧電ベンダ(14)，(15)の代りにヘツド(2)をデイ
スク(1)に並進させる機構としてボイスコイルモータ等
を用いても同様の機能を得ることができる。
面に接着したものを対向して二枚用いたが，一枚のセン
サを用いた場合でも同様の機能が得られる。また参考と
して，圧電ベンダ(14)，(15)の代りにヘツド(2)をデイ
スク(1)に並進させる機構としてボイスコイルモータ等
を用いても同様の機能を得ることができる。
この発明は以上説明したとおり，記録再生装置における
ヘツドの支持装置を，印加される信号に応じて面外に屈
曲する２つの能動素子を接続して構成され、記録媒体の
両面にそれぞれその自由端が対向配置された一対のキャ
リッジ、このキャリッジの少なくとも一方の自由端に支
持され、上記記録媒体に対接させたヘッド、このヘッド
と上記記録媒体の接触圧を検出するセンサ、上記２つの
能動素子に印加する信号を切り換えて、記録、再生、ま
たは消去時には上記ヘッドが記録媒体面に垂直に並進運
動するようにし、上記記録媒体の着脱時にはキャリッジ
間の間隔を拡大するようにする切換え手段、および記
録、再生、または消去時に、上記センサの出力信号に応
じて上記接触圧を所定の値にするように、上記能動素子
に印加する電圧を制御する制御回路で構成したのでヘツ
ドと記録媒体両者の接触圧が低減でき摩耗が少くなるの
で，記録媒体の耐久性が向上する効果がある。
ヘツドの支持装置を，印加される信号に応じて面外に屈
曲する２つの能動素子を接続して構成され、記録媒体の
両面にそれぞれその自由端が対向配置された一対のキャ
リッジ、このキャリッジの少なくとも一方の自由端に支
持され、上記記録媒体に対接させたヘッド、このヘッド
と上記記録媒体の接触圧を検出するセンサ、上記２つの
能動素子に印加する信号を切り換えて、記録、再生、ま
たは消去時には上記ヘッドが記録媒体面に垂直に並進運
動するようにし、上記記録媒体の着脱時にはキャリッジ
間の間隔を拡大するようにする切換え手段、および記
録、再生、または消去時に、上記センサの出力信号に応
じて上記接触圧を所定の値にするように、上記能動素子
に印加する電圧を制御する制御回路で構成したのでヘツ
ドと記録媒体両者の接触圧が低減でき摩耗が少くなるの
で，記録媒体の耐久性が向上する効果がある。
また、接触圧を調整することと着脱時のキャリッジ間の
拡大の二つの動作を信号の切換えにより同一の機構によ
り、実行できるのでヘツド支持装置を小形軽量化する効
果もある。
拡大の二つの動作を信号の切換えにより同一の機構によ
り、実行できるのでヘツド支持装置を小形軽量化する効
果もある。
第１図は従来の磁気デイスク装置の磁気ヘツド支持装置
を示す斜視図，第２図はこの発明の一実施例を示す斜視
図，第３図は上キヤリツジの部品展開図，第４図はこの
発明の動作を示す断面側面図，第５図と第６図は圧電ベ
ンダに印加する電圧の配線図，第７図は制御系を示すブ
ロツク図，第８図はセンサを構成するブリツジ回路図で
ある。 図において，(1)は磁気デイスク，(2)は磁気ヘツド，
(3)，(4)はジンバルバネ，(5)，(6)，(50)，および(60)
はキヤリツジ，(10)は板ばね，(11)はセンサ，(14)，(1
5)は圧電ベンダ，(16)はジヨイントである。 なお，各図中，同一符号は同一または相当部分を示すも
のとする。
を示す斜視図，第２図はこの発明の一実施例を示す斜視
図，第３図は上キヤリツジの部品展開図，第４図はこの
発明の動作を示す断面側面図，第５図と第６図は圧電ベ
ンダに印加する電圧の配線図，第７図は制御系を示すブ
ロツク図，第８図はセンサを構成するブリツジ回路図で
ある。 図において，(1)は磁気デイスク，(2)は磁気ヘツド，
(3)，(4)はジンバルバネ，(5)，(6)，(50)，および(60)
はキヤリツジ，(10)は板ばね，(11)はセンサ，(14)，(1
5)は圧電ベンダ，(16)はジヨイントである。 なお，各図中，同一符号は同一または相当部分を示すも
のとする。
Claims (2)
- 【請求項１】印加される電圧に応じて面外に屈曲する各
々２つの能動素子を接続して構成された屈曲可能な上キ
ャリッジおよび下キャリツジから成り、記録媒体の両面
に上記上キャリッジおよび下キャリッジの各々の自由端
が対向配置された一対のキャリッジ、上記各キャリッジ
の少なくとも一方において上記自由端に支持され、上記
記録媒体に対接させて情報の記録、再生または消去を行
うヘッド、このヘッドと上記記録媒体の接触圧を検出す
るセンサ、上記一対のキャリッジの上記各々２つの能動
素子に印加する電圧を切り換えて記録、再生、または消
去時には上記ヘッドが記録媒体面に垂直に並進運動する
ように上記各キャリッジを屈曲させ、上記記録媒体の着
脱時には上記各キャリッジ間の間隔が拡大するように上
記各キャリッジを屈曲させるようにする切換え手段、お
よび記録、再生、または消去時に、上記センサの出力信
号に応じて上記接触圧を所定の値にするように、上記能
動素子に印加する電圧を制御する制御回路を備えた記録
再生装置におけるヘッドの支持装置。 - 【請求項２】能動素子として圧電ベンダを用い、２つの
圧電ベンダの両端に印加する信号の極性を、記録、再
生、または消去時には逆極性とし、記録媒体の着脱時に
は同一極性となるように切り換えた特許請求の範囲第１
項記載の記録再生装置におけるヘッドの支持装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP59026482A JPH061619B2 (ja) | 1984-02-15 | 1984-02-15 | 記録再生装置におけるヘツドの支持装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP59026482A JPH061619B2 (ja) | 1984-02-15 | 1984-02-15 | 記録再生装置におけるヘツドの支持装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS60171671A JPS60171671A (ja) | 1985-09-05 |
| JPH061619B2 true JPH061619B2 (ja) | 1994-01-05 |
Family
ID=12194711
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP59026482A Expired - Lifetime JPH061619B2 (ja) | 1984-02-15 | 1984-02-15 | 記録再生装置におけるヘツドの支持装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH061619B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0664827B2 (ja) * | 1986-02-19 | 1994-08-22 | キヤノン電子株式会社 | ヘッド装置 |
| US5526208A (en) * | 1994-08-17 | 1996-06-11 | Quantum Corporation | Flex circuit vibration sensor |
Family Cites Families (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS54104814A (en) * | 1978-02-03 | 1979-08-17 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | Magnetic disc recorder-reproducer |
| JPS6029092Y2 (ja) * | 1978-09-18 | 1985-09-03 | 株式会社日立製作所 | 磁気ヘッド装置 |
| JPS5611619A (en) * | 1979-07-02 | 1981-02-05 | Sony Corp | Supporting unit for signal converting head |
| JPS5829118A (ja) * | 1981-08-12 | 1983-02-21 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | ビデオヘツド駆動装置 |
-
1984
- 1984-02-15 JP JP59026482A patent/JPH061619B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS60171671A (ja) | 1985-09-05 |
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