JPH0616194Y2 - 二重管 - Google Patents

二重管

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JPH0616194Y2
JPH0616194Y2 JP1987138548U JP13854887U JPH0616194Y2 JP H0616194 Y2 JPH0616194 Y2 JP H0616194Y2 JP 1987138548 U JP1987138548 U JP 1987138548U JP 13854887 U JP13854887 U JP 13854887U JP H0616194 Y2 JPH0616194 Y2 JP H0616194Y2
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JP
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pipe
tube
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double
outer pipe
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JP1987138548U
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JPS6443282U (ja
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正行 細野
均 古沢
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エスエムシ−株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は二重管に関し、一層詳細には、同軸的に配設さ
れた内管と外管とからなり、当該内管の中に第1の流体
用通路を画成し、一方、前記内管と外管との間で第2の
流体用通路を画成した二重管において、前記外管を自己
消火性材料で構成した二重管に関する。
[考案の背景] 例えば、空気を利用して客体を駆動制御するために従来
から流体圧機器が広汎に普及している。この場合、流体
圧機器は空気の導入、導出を図るべく複数個のポートを
備えるのが通常である。従って、これらのポートには夫
々管路が接続される。従来、この管路に取付スペースを
可及的に少なくし、その保守管理を容易化するために、
流体の導入、導出用管路を出来るだけ纏めて配管してい
る。その具体例を第1図に示す。すなわち、装置2には
第1のポート4と第2のポート6とが形成され、これら
のポート4、6には夫々対応して管路8、10が接続され
る。管路8とポート4との間には第1の管継手12が介装
され、一方、ポート6と管路10との間には第2の管継手
14が介装される。
実際、第1管継手12、第2管継手14はポート4、6に夫
々螺入し且つ管路8、10は夫々第1管継手12、第2管継
手14に一体的に形成された係合管路16、18に嵌入接続さ
れている。
そこで、このような構成では管路8と管路10とは紐20若
しくはバンド等で束ねられ、出来るだけ取付スペースを
小さくすると共に、保守管理を容易にしようと努めてい
る。
然しながら、この種の従来技術によれば、ポートが多数
あるものでは管路8、10を構成するチューブの本数が増
え、配管等の構成自体がそれだけ複雑となり、また、こ
れらのチューブによって占有されるスペースも極めて大
きくならざるを得ない。そして、前記の通り、管路自体
を紐20あるいはバンド等で何箇所かに亘って係止しなけ
ればならないために、その緊締に対して相当な工数を必
要とする。
さらにまた、チューブ本数に比例して配管工数が増大
し、このためにポート間の接続を間違える、所謂、誤配
管の危険性も少なくない。さらに付言すれば、紐20ある
いはバンド等で複数本のチューブを緊締すると前記のよ
うな従来技術では配管ピッチが狭くなる。従って、管継
手を使用してチューブと装置とを連結しようとしても、
この狭い配管ピッチのためにチューブ自体を管継手に差
し込むことが容易ではない。しかも、管継手の数が増
え、これがさらに配管工数の増大をもたらす欠点があ
る。
そこで、前記の欠点を克服するために第1管体12と、第
2管体14を連設して、所謂、∞状にした複合管を用いる
ことも考えられる。然しながら、このような構成のもの
を、例えば、自動溶接装置を構成するガンアーム近傍等
で用いようとすると、第1管体12と、第2管体14との連
結部分、すなわち、楔状の凹部に溶接スパッタ等が飛散
し、管路自体を損傷しまたその損傷に起因して圧力流体
を漏洩する等の不都合を露呈する。
[考案の目的] 本考案は前記の種々の不都合を克服するためになされた
ものであって、内管と外管とからなり、前記内管の内部
に第1の流体用通路を画成すると共に前記内管と外管と
の間に第2の通路を画成し、さらに、このように二重管
構成とされる外管を自己消火性材料で構成することによ
り、外部環境に対して耐用性に優れた、従って、常時、
安全に圧力流体を供給することを可能とする二重管を提
供することを目的とする。
[目的を達成するための手段] 前記の目的を達成するために、本考案は同軸的に配設さ
れた内管と外管とにより第1の流体通路と第2の流体通
路とを画成した合成樹脂製二重管において、前記外管に
その内方へと指向し且つ前記内管を支承する複数のリブ
を設け、前記外管とリブとを一体的に、しかも内管より
も硬度の大きい自己消火性材料で構成することを特徴と
する。
[実施態様] 次に、本考案に係る二重管に関し、好適な実施態様を挙
げ、添付の図面を参照しながら以下詳細に説明する。
第2図並びに第3図において、参照符号50は本考案に係
る二重管を示す。この二重管50は可撓性の合成樹脂体か
らなる内管52と、同様に可撓性の合成樹脂体からなる外
管54とから基本的に構成され、この場合、外管54と後述
するリブ56a乃至50cとは一体的に形成されると共に内管
52よりも若干その硬度が大きく且つ自己消火性材料から
なるものを選択している。自己消火性材料のものとして
はナイロン系の合成樹脂体が好適に採用される。なお、
外管54にはその内方へと延在し、前記内管52の外周壁部
と当接する複数本のリブ56a乃至56cが突出形成され、こ
のリブ56a乃至56cの先端部が内管52を支承する。
そこで、以上のように構成される二重管50を構成する内
管52、外管54を管継手を介してシリンダ等のアクチュエ
ータに接続する。第4図にこの種の管継手を示す。
この場合、本体部60は樹脂系材料で形成されており、当
該本体部60は上方に膨出する円筒部62を有する。前記円
筒部62にはその軸線方向に大径な二重管挿入用の第1の
孔部68を形成し、本体部60の中心部に指向して前記第1
孔部68の一端部側には段部70を介して小径な第2の孔部
72を形成する。さらに、第2孔部72の一端部側に夫々段
部を介して小径となる第3の孔部74と連結部材挿入用の
第4の孔部76とを形成しておく。このようにして構成さ
れる本体部60の第1円筒部62に管体接続機構80を装着す
る。
すなわち、先ず、段部70にはリング状のシール部材90が
着座する。シール部材90はシール効果を増大するために
その周回する上端面部と下端面部に溝92a、92bを刻設し
ている。シール部材90はその機能上、例えば、天然ゴム
若しくは合成ゴムのような弾性体で形成しておくと好適
である。管体接続機構80は実質的にはチャック部材82と
コレット84とリリースブシュ86とガイド部材88とから構
成される。前記チャック部材82は弾性力に富む金属板を
リング状にして形成されており、その本体94の一端部側
に半径方向内方に所定角度傾斜して爪部96を形成してい
る。なお、その外周部に軸線方向に沿って複数のスリッ
ト98を設けることにより、この爪部96を半径方向並びに
外方向に撓曲可能に構成している。この場合、爪部96の
先端部は図から容易に諒解されるように鋭下させておく
と好適である。
一方、前記コレット84は合成樹脂系材料で形成され、前
記チャック部材82に外嵌する。コレット84にはリング状
の本体100に等間隔にスリット101を複数本形成し、前記
本体100の一方の端部には外方に指向させて肉厚なる膨
出部102が形成され、また、他端部にはリング状のフラ
ンジ103が形成される。さらにまた、リリースブシュ86
は樹脂系材料で円筒状に形成される。このリリースブシ
ュ86の上端部には外方に指向して大径なフランジ104を
形成し、一方、このリリースブシュ86の下端部には前記
チャック部材82の爪部96より緩やかな傾斜角を有するエ
ッジ106が形成される。
なお、リリースブシュ86の円筒体の途上から前記エッジ
106に指向して複数のスリット108が形成されると共に、
このスリット108とフランジ104との間では肉厚を薄くし
て段部110が形成される。従って、リリースブシュ86は
この肉薄部分を半径内方に指向して、その直径を小さく
することが出来、この径を小さくした状態でチャック部
材82並びにコレット84に内嵌して後、前記押圧力を解除
すれば、前記チャック部材82、コレット84はリリースブ
シュ86に係着されることが容易に諒解されよう。一方、
前記ガイド部材88はその一端部に内方に突出するフラン
ジ112を有し、前記フランジ112の中央部には孔部を形成
すると共に、その外周部には環状突部114を突設してい
る。
本考案に係る二重管50並びに管体接続機構80は基本的に
は以上のように構成され、次に、その作用並びに効果に
ついて説明する。
そこで、この二重管50を管体接続機構80に接続する場合
について説明する。
この場合、連結部材140が用いられる。第4図に示すよ
うに、連結部材140は第4孔部76に嵌合する円筒部142を
有し、この円筒部142の一端部近傍に刻設された周回す
る溝にOリング144が外装される。一方、前記円筒部142
の他端部にはフランジ状の係合部146を形成し、前記係
合部146には切欠部148a、148bが画成される。さらに、前
記係合部146の一端部には小径な円筒部150を形成し、前
記円筒部150の外周部には環状突部152を形成している。
なお、この連結部材140の中央部には軸線方向に通路154
を貫通形成している。そこで、前記円筒部150を二重管5
0の内管52に嵌合すれば、環状突部152がこの内管52の内
壁部に係着されて、前記内管52は当該連結部材140に固
着される。その際、係合部146が外管54の両端部から当
接するため、内管52と外管54とはこの連結部材140によ
り保持することが可能となる。
[考案の効果] このようにして、二重管50を管体接続機構80に接続すれ
ば、第5図に示すように、通路Aと通路Bとから夫々分
岐した流路を介してシリンダ等のアクチュエータに対し
て圧力流体を供給することが出来る。この場合、外管54
を自己消火性材料で構成しているために、この二重管を
溶接スパッタ等の飛散する工場内で用い、外管54が局部
的に過熱されたとしても、例えば、火災等の発生から回
避出来ることは勿論である。また、二重管50自体は、前
記の通り、内管と外管から構成されるため、夫々分離構
成されている従来技術に係る管体よりも保守管理並びに
配管等が容易化する。さらにまた、占有するスペースも
少なくて済む実用的効果も得られる。
以上、本考案について好適な実施態様を挙げて説明した
が、本考案はこの実施態様を限定されるものではなく、
本考案の要旨を逸脱しない範囲において種々の改良並び
に設計の変更が可能なことは勿論である。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来技術に係る多重管と装置との連結関係を示
す概略説明図、 第2図は本考案に係る二重管の斜視説明図、 第3図は第2図に示す二重管の縦断面図、 第4図は本考案に係る二重管を接続するための管体接続
機構の一部切欠縦断斜視説明図、 第5図は本考案に係る二重管を管体接続機構を介して分
岐流路に接続する状態の縦断説明図である。 50…二重管、52…内管 54…外管、56a〜56c…リブ 80…管体接続機構、90…シール部材 140…連結部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−141386(JP,A) 特開 昭49−34613(JP,A) 実開 昭51−3916(JP,U) 実開 昭60−169483(JP,U)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】同軸的に配設された内管と外管とにより第
    1の流体通路と第2の流体通路とを画成した合成樹脂製
    二重管において、前記外管にその内方へと指向し且つ前
    記内管を支承する複数のリブを設け、前記外管とリブと
    を一体的に、しかも内管よりも硬度の大きい自己消火性
    材料で構成することを特徴とする二重管。
JP1987138548U 1987-09-10 1987-09-10 二重管 Expired - Lifetime JPH0616194Y2 (ja)

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JP1987138548U JPH0616194Y2 (ja) 1987-09-10 1987-09-10 二重管

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JPS6443282U JPS6443282U (ja) 1989-03-15
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ID=31400985

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