JPH06161568A - ヒータの通電制御装置 - Google Patents

ヒータの通電制御装置

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Publication number
JPH06161568A
JPH06161568A JP31350592A JP31350592A JPH06161568A JP H06161568 A JPH06161568 A JP H06161568A JP 31350592 A JP31350592 A JP 31350592A JP 31350592 A JP31350592 A JP 31350592A JP H06161568 A JPH06161568 A JP H06161568A
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JP
Japan
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temperature
heater
control
measuring
detecting means
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Withdrawn
Application number
JP31350592A
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English (en)
Inventor
Hideki Ando
英樹 安藤
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Casio Computer Co Ltd
Casio Electronics Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
Casio Electronics Manufacturing Co Ltd
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Filing date
Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 熱定着器へ電源を投入後、温度上昇過程での
早い段階で異常を検出し、その事実を使用者へ知らせる
ことを可能にしたヒータの通電制御装置を得る。 【構成】 ヒータ1と、このヒータ1によって加熱され
る被加熱部材の温度を検知する温度検知手段2と、この
温度検知手段が検知した温度に応じて前記ヒータ1に対
する電力供給量を制御する制御手段とを有している。電
源投入時、制御手段が大電力をヒータ1に供給している
加熱制御状態において温度検知手段の識別温度の第1の
変化量を測定する第1の測定手段と、加熱制御状態にお
いて所定期間前記ヒータ1への電力供給を強制的に停止
させる制御手段3と、所定期間において温度検知手段の
識別温度の第2の変化量を測定する第2の測定手段5
と、前記第1変化量及び前記第2変化量を比較して所定
量以上の差がないときに前記制御回路が異常であると判
定する判定手段とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はヒータの通電制御装置に
関し、特に、熱定着器へ電源を投入後、温度上昇過程で
の早い段階で異常を検出し、その事実を使用者へ知らせ
ることを可能にしたヒータの通電制御装置に係る。
【0002】
【従来の技術】ページプリンタやファクシミリ装置等の
画像形成装置には印字を用紙に定着させるための熱定着
器を備えるものが多い。この熱定着器はヒートローラや
このヒートローラ内に設けられるヒータを有しており、
このヒータには通電制御用のトライアックを介して電源
から電力が供給されるようになっている。そして、ヒー
トローラの温度を検出するサーミスタの温度検出状態に
応じて前記トライアックが制御され、前記ヒータへの通
電が制御され、その結果、前記ヒートローラは適温に保
たれるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前記トライ
アックは壊れて短絡状態になることがあり、また、前記
サーミスタは断線状態に壊れることがある。こうした状
況の下では、ヒータが連続通電状態となり、その結果、
ヒートローラの表面温度が急上昇する。このような場
合、従来は、安全を確保するためにヒートローラの近傍
に別途に設けられたサーモスタットが動作しヒータを強
制的にオフさせるようにしていた。
【0004】しかしながら、このようなサーモスタット
による安全対策は重大な事故に至る前に事態の悪化を回
避し得る効果はあるものの、例えば、前記トライアック
が短絡状態にあり、且つ、前記熱定着器が常温に近い状
態にあるとき、電源が投入された場合には、電源投入と
同時にヒータには最大電力が供給され急激な温度上昇率
でヒートローラが加熱される状態となる。
【0005】ヒータにより加熱されたヒートローラの熱
が更にサーモスタットに伝達しサーモスタットが作動す
るまでには少なからざる時間がかかり、それが瞬時に行
われるわけではないので、前述のような急激な温度上昇
率で熱定着器が加熱された場合、サーモスタットが異常
を検知した時点においては、最早、前記ヒートローラの
温度は、前記サーモスタットの動作温度よりも遙かに高
い温度に達しており、従って、ヒートローラが破壊した
り、定着ユニットの構成部品が熱で変形する等の損傷を
発生するといった問題がある。
【0006】そこで、本発明はこのような従来の問題点
を考慮し、熱定着器へ電源を投入後、温度上昇過程での
早い段階で異常を検出し、その事実を使用者へ知らせる
ことを可能にしたヒータの通電制御装置を得ることを目
的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のヒータの通電制
御装置は、ヒータと、このヒータによって加熱される被
加熱部材の温度を検知する温度検知手段と、この温度検
知手段が検知した温度に応じて前記ヒータに対する電力
供給量を制御する制御手段とを有している。
【0008】そして、電源投入時、前記制御手段が電力
を前記ヒータに供給している加熱制御状態において前記
温度検知手段の識別温度の第1の変化量を測定する第1
の測定手段と、前記加熱制御状態において所定期間前記
ヒータへの電力供給を強制的に停止させる制御手段と、
前記所定期間において前記温度検知手段の識別温度の第
2の変化量を測定する第2の測定手段と、前記第1変化
量及び前記第2変化量を比較して所定量以上の差がない
ときに前記制御回路が異常であると判定する判定手段と
を備えている。
【0009】
【作用】第1の測定手段で第1の温度変化量を測定した
後、前記制御手段でヒータへの電力供給を強制的に停止
させる。次いで、第2の測定手段で第2の温度変化量を
測定する。従って、前記ヒータへの電力供給が正常に停
止されていれば、前記第2の温度変化量は前記第1の温
度変化量よりも小さくなるのが道理である。しかしなが
ら、もし、前記制御手段に異常があって前記ヒータへの
電力供給が断たれない場合には、前記第1の温度変化量
と前記第2の温度変化量はほぼ同じになるので、前記制
御手段の正常、異常を温度上昇過程での早い段階で識別
することができる。
【0010】
【実施例】以下、図面を参照しながら本発明の一実施例
について詳細に説明する。図1はヒータの通電制御装置
の要部を示すブロック回路構成図である。同図におい
て、図外のヒートローラ内に設けられるヒータ1はサー
モスタット2及びトライアック3を介して交流電源から
電力の供給を受け得るようにしてある。一方前記ヒート
ローラの近傍にはサーミスタ5を設けてあり、このサー
ミスタ5の出力は温調回路(温度調節回路)6に入力し
ている。また、この温調回路6からはトリガ回路4を介
して前記トライアック3のゲート端子へ制御信号を出力
している。
【0011】前記温調回路6はMPU7との間でデータ
の授受を行えるようにしてある。また、このMPU7は
アラーム8と表示部9に信号を出力している。そして、
前記MPU7はE2 PROM10との間でデータの授受
が可能に構成してある。
【0012】図2(a)は従来の制御方法による画像形
成装置のヒートローラの温度の上昇率を示すグラフであ
り、図2(b)は本発明に係るヒータの通電制御装置を
適用した画像形成装置のヒートローラの温度の上昇率を
示すグラフである。図2(a)、(b)において、横軸
は時間を示し、縦軸は温度を表している。Aは予め定め
たヒートローラの設定温度であり、Bは熱定着器の樹脂
部分の融解温度である。また、D、D’はサーモスタッ
トの動作温度である。図3はMPU17の内部のROM
に書き込まれている制御プログラムの要部を示すフロー
チャートである。以下、図2(a)、(b)を参照しつ
つ、図3に即して説明する。
【0013】装置の電源をオンにすると、温調回路の異
常を示す識別マークがE2 PROMに記録されているか
どうか(この識別マークの記録は後記のルーチンで処理
される)を調べる(ステップS1)。
【0014】ステップS1の実行の結果、前記識別マー
クがE2 PROMに記録されていない(N)場合には、
ヒートローラの温度aが予め定めた設定温度Aに等しい
か高い(大きい)かを判断する(ステップS2)。この
条件に一致している(Y)ときは通常の温調処理を続行
する(ステップS3)。ステップS2での条件に反する
(N)ときは、ヒータをONにし(ステップS4)、ヒ
ートローラを加温する。次いで、所定時間(t1 秒)の
経過を待って、ヒートローラの温度(x)を測定する
(ステップS5)。そして、再度、所定時間(t2 秒)
の経過を待って、ヒートローラの温度(y)を測定する
(ステップS6)。
【0015】次に、温度上昇率αを求める(ステップS
7)。詳述すれば、温度上昇率αはステップS6で求め
た温度yとステップS5で求めた温度xとの温度差及び
ステップS7での待ち時間t2 との比を計算して求ま
る。即ち、α=(y−x)/t2 そして、この温度上昇
率αをメモリに書き込む。
【0016】次いで、t3 秒間ヒータをOFFさせるた
め、ヒータへの給電を停止させる(ステップS8)。次
に、その時間の経過を待って、ヒートローラの温度zを
測定する(ステップS9)。引き続いて、温度上昇率β
を求める(ステップS10)。これは前記温度上昇率α
と同様に求まり、β=(z−y)/t3 となる。
【0017】次に、温度上昇率αと温度上昇率βとを比
較して所定量以上の差があるかどうか、即ち、α>βの
関係があるかどうかを判断する(ステップS11)。こ
の条件に一致している(Y)ときは通常の温調処理を続
行する(ステップS12)。ステップS11での条件に
反する(N)ときは、温調回路に異常があるものと判断
し、即ち、前記トライアックが壊れて短絡状態になって
いたり、前記サーミスタが断線状態になっているものと
判断し、温調回路の異常を示す識別マークをE 2 PRO
Mに書き込む(ステップS13)。次いで、アラーム8
が鳴動するように回路をONにする(ステップS1
4)。そして、表示部9の表示面に、例えば、“ヒータ
異常電源OFFセヨ!!”のようなメッセージを表示す
る(ステップS15)。その後、プログラムの実行を終
了する。なお、前記ステップS1の実行の結果、前記識
別マークがE2 PROMに記録されている(Y)場合に
は、前記ステップS14へ分岐し、前述の処理を行う。
【0018】図4は他の制御処理を示すフローチャート
であり、図5はこの制御処理の原理を説明する模式的グ
ラフであり、横軸は時間を示し、縦軸は温度を表してい
る。両図を参照して、電源をONした後、ヒートローラ
の温度がAに達するのを待ち(図2(b)参照)、そこ
を超えたら、図5の上側に示す温度測定タイミング、即
ち、2秒間隔毎にサーミスタ5の出力値を測定する処理
を開始する(ステップS20)。次いで、この測定処理
を15秒間続け、この測定期間中に測定された複数回の
測定値が順次上昇傾向にあるかどうか、即ち、図5の測
定結果Hを参照して、<、<・・・・<の
関係が成立しているかどうかを判断する(ステップS2
1)。
【0019】温調回路が正常に動作していれば、ヒート
ローラ温度がA点を越えた後、ヒータOFF制御に移行
してヒートローラ温度が低下するはずだから、ステップ
S21での条件に反する(N)ときは、温調回路は正常
であるものと判断し、通常の温調処理を続行し(ステッ
プS22)、その後、プログラムの実行を終了する。
【0020】ステップS21での条件に一致している
(Y)ときは、温調回路に異常があるものと判断し、温
調回路の異常を示す識別マークをE2 PROMに書き込
む(ステップS23)。次いで、アラーム8が鳴動する
ように回路をONにする(ステップS24)。そして、
表示部9の表示面に、“ヒータ異常電源OFFセヨ!
!”の如きメッセージを表示する(ステップS25)。
その後、プログラムの実行を終了する。なお、前記ステ
ップS1の実行の結果、前記識別マークがE2 PROM
に記録されている(Y)場合には、前記ステップS14
へ分岐し、前述の処理を行う。
【0021】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように本発明によ
れば、熱定着器へ電源を投入後、温度上昇過程での早い
段階で異常を検出できるので、熱定着器の損傷が進行す
る前に対策を講じることができ、修理に要する時間や費
用を最小限に抑えることが可能になるヒータの通電制御
装置が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ヒータの通電制御装置の要部を示すブロック回
路構成図である。
【図2】(a)は従来の制御方法による画像形成装置の
ヒートローラの温度の上昇率を示すグラフである。
(b)は本発明に係るヒータの通電制御装置を適用した
画像形成装置のヒートローラの温度の上昇率を示すグラ
フである。
【図3】MPUの内部のROMに書き込まれている制御
プログラムの要部を示すフローチャートである。
【図4】他の制御処理を示すフローチャートである。
【図5】図4に示す制御処理の原理を説明する模式的グ
ラフである。
【符号の説明】
1 ヒータ 3 トライアック 4 トリガ回路 5 サーミスタ 6 温調回路 7 MPU 8 アラーム 9 表示部 10 2 PROM

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ヒータと、該ヒータによって加熱される
    被加熱部材の温度を検知する温度検知手段と、該温度検
    知手段が検知した温度に応じて前記ヒータに対する電力
    供給量を制御する制御手段とを有するヒータの通電制御
    装置において、 電源投入時、前記制御手段が電力を前記ヒータに供給し
    ている加熱制御状態において前記温度検知手段の識別温
    度の第1の変化量を測定する第1の測定手段と、 前記加熱制御状態において所定期間前記ヒータへの電力
    供給を強制的に停止させる制御手段と、 前記所定期間において前記温度検知手段の識別温度の第
    2の変化量を測定する第2の測定手段と、 前記第1変化量及び前記第2変化量を比較して所定量以
    上の差がないときに前記制御回路が異常であると判定す
    る判定手段とを備えるヒータの通電制御装置。
JP31350592A 1992-11-24 1992-11-24 ヒータの通電制御装置 Withdrawn JPH06161568A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006243652A (ja) * 2005-03-07 2006-09-14 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置および電力接続切替装置の異常検知方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006243652A (ja) * 2005-03-07 2006-09-14 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置および電力接続切替装置の異常検知方法
JP4622588B2 (ja) * 2005-03-07 2011-02-02 富士ゼロックス株式会社 画像形成装置および電力接続切替装置の異常検知方法

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