JPH06160791A - 液晶表示装置の製造方法 - Google Patents

液晶表示装置の製造方法

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JPH06160791A
JPH06160791A JP33785192A JP33785192A JPH06160791A JP H06160791 A JPH06160791 A JP H06160791A JP 33785192 A JP33785192 A JP 33785192A JP 33785192 A JP33785192 A JP 33785192A JP H06160791 A JPH06160791 A JP H06160791A
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JP
Japan
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liquid crystal
film substrates
sealing material
injection port
crystal injection
Prior art date
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Pending
Application number
JP33785192A
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English (en)
Inventor
Yasuo Oshikawa
保夫 押川
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Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 両フィルム基板間の間隔を均一とし、また液
晶注入口から液晶が漏れにくいようにする。 【構成】 2枚のフィルム基板21、22をその間に樹
脂粒子からなるスペーサ27を介在させた状態でシール
材28を介して貼り合わせる。この状態では、フィルム
基板21、22の一部がある理由により凸状に撓んでい
る。次に、挾持部材31によって両フィルム基板21、
22を挾持して圧力を加えると、スペーサ27がすべて
ほぼ均等につぶれることにより、両フィルム基板21、
22間の間隔が所期の間隔よりも若干小さくなる。次
に、液晶36を注入し、次いで液晶注入口29に封止材
37を配設する。この後、挾持部材31による挾持を解
除すると、スペーサ27がすべて弾性復帰することによ
り、両フィルム基板21、22間の間隔が所期の間隔と
なる。また、液晶注入部が負圧となり、封止材37が液
晶注入口29の内側に引き込まれる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は液晶表示装置の製造方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の液晶表示装置には、相対向する面
にそれぞれ透明電極および配向膜が設けられた2枚のフ
ィルム基板をその間にスペーサを介在させた状態でシー
ル材を介して貼り合わせ、シール材の内側における両フ
ィルム基板の配向膜間に液晶を封入した構造のものがあ
る。この場合、スペーサを介在させるのは、両フィルム
基板間の間隔を精度良く一定に保ち、液晶の表示特性を
均一とするためである。
【0003】ところで、このような液晶表示装置を製造
する場合には、一例として、まず2枚のフィルム基板を
用意し、透明電極形成工程、配向膜形成工程およびシー
ル材形成工程を経た後、一方のフィルム基板上に設けら
れた配向膜の表面にスペーサをスプレーで噴霧状に散布
し、次いで一方のフィルム基板上に他方のフィルム基板
をシール材を介して貼り付け、次いで両フィルム基板を
真空槽内に配置し、真空槽内を真空とすることにより、
シール材に形成された液晶注入口を介してシール材の内
側における両フィルム基板の配向膜間を真空とし、次い
で真空槽内に設けられた液晶だめに液晶注入口の部分を
漬け、次いで真空槽内を大気圧とすることにより、液晶
だめ内の液晶を液晶注入口を介してシール材の内側にお
ける両フィルム基板の配向膜間に注入し、次いで液晶注
入口に封止材を配設し、次いでこの封止材を硬化させて
液晶注入口を封止している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
このような液晶表示装置の製造方法では、フィルム基板
が撓みやすい関係から、次のような問題があった。すな
わち、例えば図3に示すように、フィルム基板1、2の
透明電極3、4が形成された部分に透明電極3、4が被
膜されていることによりストレスが加わり、この結果こ
の部分が凸状に撓み、この凸状に撓んだ部分における配
向膜5、6間の間隔はその間に介在されたスペーサ7に
よって所期の間隔となるが、凸状に撓んだ部分以外の部
分における配向膜5、6間の間隔は所期の間隔よりも大
きくなり、このため場所によって両フィルム基板1、2
間の間隔に差が生じ、ひいては表示品質が損なわれると
いう問題があった。また、一般にフィルム基板1、2と
封止材11との密着性があまり良くないので、封止材1
1の液晶注入口10内への入り込み量をある程度多くす
る必要があるが、シール材8の内側における両フィルム
基板1、2の配向膜5、6間に液晶9を注入した後に液
晶注入口10を封止材11でただ単に封止しているだけ
であるので、封止材11の液晶注入口10内への入り込
み量が少なく、この結果液晶注入口10から液晶9が漏
れることがあるという問題があった。この発明の目的
は、両フィルム基板間の間隔を均一とすることができ、
また液晶注入口から液晶が漏れにくいようにすることの
できる液晶表示装置の製造方法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、相対向する
面にそれぞれ透明電極が設けられた2枚のフィルム基板
をその間にスペーサを介在させた状態でシール材を介し
て貼り合わせ、次いで前記両フィルム基板の表裏両面側
から圧力を加えて前記両フィルム基板間の間隔を所期の
間隔よりも若干小さくした状態で、前記シール材の内側
における前記両フィルム基板間に前記シール材に形成さ
れた液晶注入口を介して液晶を注入し、次いで前記液晶
注入口に封止材を配設し、次いで前記圧力を解除して前
記両フィルム基板間の間隔を所期の間隔に復帰させると
ともに、前記シール材の内側における前記両フィルム基
板間が負圧となることにより前記封止材を前記液晶注入
口の内側に引き込ませ、その後前記封止材を硬化させて
前記液晶注入口を封止するようにしたものである。
【0006】
【作用】この発明によれば、フィルム基板の透明電極が
形成された部分が当初凸状に撓んでいても、圧力を加え
て両フィルム基板間の間隔を所期の間隔よりも若干小さ
くすることにより、凸状の撓みをなくすことができ、そ
してこの状態で液晶注入口を介して液晶を注入し、次い
で液晶注入口に封止材を配設し、次いで圧力を解除して
両フィルム基板間の間隔を所期の間隔に復帰させている
ので、両フィルム基板間の間隔を均一とすることができ
る。また、圧力を解除して両フィルム基板間の間隔を所
期の間隔に復帰させることにより、シール材の内側にお
ける両フィルム基板間が負圧となり、これにより封止材
を液晶注入口の内側に引き込むようにしているので、封
止材の液晶注入口内への入り込み量が大きくなり、その
後封止材を硬化させて液晶注入口を封止しているので、
液晶注入口から液晶が漏れにくいようにすることができ
る。
【0007】
【実施例】図1(A)〜(C)はそれぞれこの発明の一
実施例における液晶表示装置の各製造工程を示したもの
である。そこで、これらの図を順に参照しながら、この
実施例の液晶表示装置の製造方法について説明する。ま
ず、図1(A)に示すように、相対向する面にそれぞれ
透明電極23、24および配向膜25、26が設けられ
た2枚のフィルム基板21、22をその間に一定寸法の
球状の樹脂粒子からなるスペーサ27を介在させた状態
でシール材28を介して貼り合わせる。この状態では、
フィルム基板21、22の透明電極23、24が形成さ
れた部分に透明電極23、24が被膜されていることに
よりストレスが加わり、この結果この部分が凸状に撓
み、この凸状に撓んだ部分における配向膜25、26間
の間隔はその間に介在されたスペーサ27によって所期
の間隔となっているが、凸状に撓んだ部分以外の部分に
おける配向膜25、26間の間隔は所期の間隔よりも大
きくなっている。なお、図1(A)において符号29は
シール材28によって形成された液晶注入口を示す。
【0008】次に、図1(B)に示すように、挾持部材
31を用意する。挾持部材31は、相対向する面にそれ
ぞれシリコンゴム32、33が設けられたガラスや金属
等からなる2枚の挾持板34、35を備え、2枚の挾持
板34、35の各一端部が図示しないヒンジによって回
動自在に連結され、その各他端部が同じく図示しない止
め金具によって固定されるようになっている。シリコン
ゴム32、33はフィルム基板21、22を傷付けない
ようにするためのものである。そして、挾持部材31に
よって両フィルム基板21、22をその表裏両面側から
挾持し、両フィルム基板21、22の表裏両面側から所
定の圧力を均等に加えると、球状の樹脂粒子からなるス
ペーサ27がすべてほぼ均等につぶれることにより、両
フィルム基板21、22間の間隔が所期の間隔よりも若
干小さくなる。この結果、フィルム基板21、22の透
明電極23、24が形成された部分が当初凸状に撓んで
いても、この凸状の撓みをなくすことができる。
【0009】次に、挾持部材31で挾持した両フィルム
基板21、22を図示しない真空槽内に配置し、真空槽
内を真空とすることにより、液晶注入口29を介してシ
ール材28の内側における両フィルム基板21、22の
配向膜25、26間を真空とする。次に、真空槽内に設
けられた液晶だめに液晶注入口29の部分を漬け、次い
で真空槽内を大気圧とすることにより、液晶だめ内の液
晶36を液晶注入口29を介してシール材28の内側に
おける両フィルム基板21、22の配向膜25、26間
に注入する。次に、挾持部材31で挾持した両フィルム
基板21、22を真空槽内から取り出し、次いで液晶注
入口29に光硬化性樹脂からなる封止材36を配設す
る。この状態では、液晶注入口29に封止材36をただ
単に配設しているだけであるので、封止材37の液晶注
入口29内への入り込み量は少ない。
【0010】次に、挾持部材31を取り外し、両フィル
ム基板21、22に対する圧力を解除する。すると、図
1(C)に示すように、樹脂粒子からなるスペーサ27
がすべて弾性復帰することにより、両フィルム基板2
1、22間の間隔が所期の間隔となる。したがって、両
フィルム基板21、22間の間隔を均一とすることがで
きる。また、圧力を解除して両フィルム基板21、22
間の間隔を所期の間隔に復帰させると、シール材28の
内側における両フィルム基板21、22の配向膜25、
26間が負圧となり、このため未硬化状態にある封止材
37が液晶注入口29の内側に引き込まれ、封止材37
の液晶注入口29内への入り込み量が大きくなる。この
後、紫外線を照射して封止材37を硬化させて液晶注入
口29を封止する。この場合、フィルム基板21、22
と封止材37との密着性があまり良くなくても、封止材
37の液晶注入口29内への入り込み量が大きくなって
いるので、液晶注入口29から液晶36が漏れにくいよ
うにすることができる。かくして、この実施例の液晶表
示装置が製造される。
【0011】なお、上記実施例では、スペーサ27とし
て球状の樹脂粒子からなるものを用いた場合について説
明したが、これに限らず、ガラスや金属等の球状の粒子
からなるものを用いてもよい。この場合、図2(A)に
示すように、挾持部材31によって両フィルム基板2
1、22をその表裏両面側から挾持し、両フィルム基板
21、22の表裏両面側から圧力を加えると、ガラスや
金属等の球状の粒子からなるスペーサ27がすべて上下
の配向膜25、26にほぼ均等に食い込むことにより、
両フィルム基板21、22間の間隔を所期の間隔よりも
若干小さくすることができる。そして、挾持部材31を
取り外し、両フィルム基板21、22に対する圧力を解
除すると、図2(B)に示すように、上下の配向膜2
5、26が共に弾性復帰することにより、両フィルム基
板21、22間の間隔を所期の間隔とすることができ
る。
【0012】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、フィルム基板の透明電極が形成された部分が当初凸
状に撓んでいても、圧力を加えて両フィルム基板間の間
隔を所期の間隔よりも若干小さくすることにより、凸状
の撓みをなくすことができ、そしてこの状態で液晶注入
口を介して液晶を注入し、次いで液晶注入口に封止材を
配設し、次いで圧力を解除して両フィルム基板間の間隔
を所期の間隔に復帰させているので、両フィルム基板間
の間隔を均一とすることができる。また、圧力を解除し
て両フィルム基板間の間隔を所期の間隔に復帰させるこ
とにより、シール材の内側における両フィルム基板間が
負圧となり、これにより封止材を液晶注入口の内側に引
き込むようにしているので、封止材の液晶注入口内への
入り込み量が大きくなり、その後封止材を硬化させて液
晶注入口を封止しているので、液晶注入口から液晶が漏
れにくいようにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例における液晶表示装置の製
造に際し、(A)は2枚のフィルム基板をシール材を介
して貼り合わせた状態の断面図、(B)は挾持部材によ
って両フィルム基板の表裏両面側から圧力を加えた状態
の断面図、(C)は完成した状態の断面図。
【図2】この発明の他の実施例における液晶表示装置の
製造に際し、(A)は挾持部材によって両フィルム基板
の表裏両面側から圧力を加えた状態の断面図、(B)は
完成した状態の断面図。
【図3】従来の液晶表示装置の問題点を説明するために
示す断面図。
【符号の説明】
21、22 フィルム基板 23、24 透明電極 25、26 配向膜 27 スペーサ 28 シール材 29 液晶注入口 31 挾持部材 36 液晶 37 封止材

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 相対向する面にそれぞれ透明電極が設け
    られた2枚のフィルム基板をその間にスペーサを介在さ
    せた状態でシール材を介して貼り合わせ、次いで前記両
    フィルム基板の表裏両面側から圧力を加えて前記両フィ
    ルム基板間の間隔を所期の間隔よりも若干小さくした状
    態で、前記シール材の内側における前記両フィルム基板
    間に前記シール材に形成された液晶注入口を介して液晶
    を注入し、次いで前記液晶注入口に封止材を配設し、次
    いで前記圧力を解除して前記両フィルム基板間の間隔を
    所期の間隔に復帰させるとともに、前記シール材の内側
    における前記両フィルム基板間が負圧となることにより
    前記封止材を前記液晶注入口の内側に引き込ませ、その
    後前記封止材を硬化させて前記液晶注入口を封止するよ
    うにしたことを特徴とする液晶表示装置の製造方法。
JP33785192A 1992-11-26 1992-11-26 液晶表示装置の製造方法 Pending JPH06160791A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0461262A1 (en) * 1989-12-14 1991-12-18 Idemitsu Kosan Company Limited Use of refrigerator oil composition for Hydrofluorcarbon refrigerant

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0461262A1 (en) * 1989-12-14 1991-12-18 Idemitsu Kosan Company Limited Use of refrigerator oil composition for Hydrofluorcarbon refrigerant
EP0461262B1 (en) * 1989-12-14 1995-05-03 Idemitsu Kosan Company Limited Use of refrigerator oil composition for Hydrofluorcarbon refrigerant

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