JPH06160695A - 光学機器 - Google Patents

光学機器

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JPH06160695A
JPH06160695A JP31726592A JP31726592A JPH06160695A JP H06160695 A JPH06160695 A JP H06160695A JP 31726592 A JP31726592 A JP 31726592A JP 31726592 A JP31726592 A JP 31726592A JP H06160695 A JPH06160695 A JP H06160695A
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lens
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drive control
camera
lens drive
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永野雅敏
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 最近のカメラでは撮影光学系の小型化や撮像
素子の画素の高密度化などに伴い、温度変化によりレン
ズ位置制御に誤差が生じやすくなっている。本発明の目
的は、周囲の温度変化があっても常に正確なレンズ位置
制御ができる光学機器を提供することである。 【構成】 本発明の光学機器では、温度検出手段と、該
温度検出手段の出力に応じたレンズ駆動制御情報や基準
のレンズ駆動制御情報を修正するレンズ駆動情報修正手
段と、を設けることにより、温度変化にかゝわらず、常
に精度の高いレンズ駆動制御を可能にした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は光学系の中に可動レンズ
を有している光学機器に関し、特に、カメラや観測機器
などの光学機器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、カメラ等の光学機器においては、
機器の温度を検出してオートフォーカスやズームのため
の光学系停止位置や移動量や移動速度の補正を行った
り、検出される温度により光学系の停止位置や移動量や
移動速度を積極的に変えることはなかった。これは温度
変化により従来の光学系の焦点距離が大きく変化するこ
とがなかったためである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、近年、
カメラ等の撮影機器においては撮影光学系の小型化が進
んでいるため、該機器の温度変化による予定結像面に対
する撮影光学系の結像位置のズレや移動光学系の位置検
出の誤差の影響が大きくなり、この結像位置のズレや移
動光学系の位置検出の誤差による予定結像面における結
像のボケが無視できない程に大きくなっている。
【0004】また、撮像素子の小型化や高画素密度化に
伴い、撮影光学系の結像位置のズレ量が従来のカメラと
同じであっても結像のボケが目立ち易くなるという問題
があった。
【0005】本発明の目的は、前記の問題点を解決し、
予定結像面における撮影光学系による結像のボケの小さ
い、品位の高い画像を得られるカメラや観測機器などの
光学機器を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明による光学機器
は、該光学機器内の温度や湿度などの環境変数を検出す
る環境変数検出手段と、移動レンズの駆動制御を行うた
めのレンズ駆動制御情報を記憶させておくレンズ駆動制
御情報記憶手段と、該検出手段の出力に基づいて該レン
ズ駆動制御情報を修正するレンズ駆動制御情報修正手段
と、を有し、レンズ駆動装置制御手段が該レンズ駆動制
御情報修正手段の出力データに基づいてレンズ駆動装置
を制御するように構成されている。
【0007】
【作用】従って、該光学機器が使用される環境変数(温
度)に応じて該光学機器内の移動レンズの速度や位置等
が制御されるので、常にボケのない鮮明な画像を実現で
きる。
【0008】
【実施例】以下に図面を参照しつゝ本発明の実施例につ
いて説明する。
【0009】〈第1実施例〉図1は本発明の第1実施例
であるカメラおよびレンズの概要構成図、図2は本発明
の第1実施例の回路構成を示すブロック図、図3は本発
明の第1実施例のカメラおよびレンズの動作を制御する
フローチャートである。
【0010】Aはレンズユニット、Bはカメラボディユ
ニットである。符号1は撮影光学系、1aはフォーカス
用レンズ、1bはズーム用レンズ、1cは固定レンズで
ある。2はフォーカス用レンズ1aを保持する保持鏡筒
であり、歯車部2aを有する。3は固定部であり、保持
鏡筒2と螺合している。4は保持鏡筒2を回動させるた
めのフォーカス用モーターである。4aはモーター出力
軸の歯車であり、保持鏡筒2の歯車部2aと係合してい
る。5は絞りユニット、6はレンズ接点、7はレンズマ
ウント、8は撮影光学系の光軸である。9はクイックリ
ターンミラーであり、ハーフミラー部を有する。10は
クイックリターンミラーに取り付けられたサブミラー、
11はシャッターユニット、12はペンタプリズム、1
3はファインダーのレンズ、14は撮像面、15はカメ
ラ接点、16はレンズマウント7と結合できるカメラマ
ウント、17はAFセンサーユニット、18は光電変換
素子を有するAEセンサーユニット、19はクイックリ
ターンミラー駆動用モーターである。20はレンズユニ
ットAの温度を検出する温度センサである。また、レン
ズユニットAは、フォーカス用モーター4、絞りユニッ
ト5、レンズ接点6、温度センサ20と電気的に接続す
るレンズ制御回路と、このレンズ制御回路と電気的に接
続するレンズ位置制御情報記憶回路とを有する。
【0011】カメラユニットBはカメラ制御回路と、こ
のカメラ制御回路と電気的に接続する電源を有し、ま
た、カメラ制御回路はシャッターユニット11、カメラ
接点15、AFセンサーユニット17、AEセンサーユ
ニット18、モーター19と電気的に接続している。ま
た、レンズ制御回路とカメラ制御回路はレンズ接点6と
カメラ接点15を介し電気的に接続されている。
【0012】次に動作について説明する。
【0013】不図示のカメラの電源スイッチが操作され
て電源が投入されると、絞りユニット5は開放状態にさ
れる。そして、撮影者が構図決めを行い、不図示のレリ
ーズボタンがそのストロークの半分だけ押し込まれると
図2のスイッチ1がONとなり、このことがカメラ制御
回路により検出されると温度センサ20によりレンズユ
ニットAの温度が検出され、各温度領域におけるフォー
カス用レンズ1aの駆動情報(駆動スピード、駆動量)
を記憶しているレンズ位置制御情報記憶回路より、温度
センサ20により検出された温度のレンズ駆動条件が検
出される。
【0014】さらに、光電変換素子を有するAEセンサ
ーユニット18により被写体輝度が測定され、クイック
リターンミラー9のハーフミラー部を通過してサブミラ
ー10で反射した光により光電変換素子を有するAFセ
ンサーユニット17で、先のレンズ駆動条件に基づいた
合焦のためのフォーカス用レンズ1aの移動量が検出さ
れ、また、電源電圧のチェックが行われる。そして、シ
ャッタースピード、絞り値、フォーカス用レンズ1aの
移動量が決定される。保持鏡筒2と固定部3は螺合して
いるので歯車4a、歯車部2aを介してフォーカス用モ
ーター4の回転が保持鏡筒2に伝達されると、フォーカ
ス用レンズ1aは回転しながら光軸方向へ移動する。そ
して、決定されたフォーカス用レンズ1aの移動量によ
りフォーカス用モーター4を回転させて合焦位置までフ
ォーカス用レンズ1aを移動し、オートフォーカスが行
われる。
【0015】この状態から、さらにレリーズボタンが押
し込まれると図2のスイッチがONとなり、このことが
カメラ制御回路により検出されると、決定された絞り値
まで絞りユニット5を変化させ、クイックリターンミラ
ー9を光束外(図1に破線で示される位置)に退避させ
る。そして、シャッタースピードの決定値に従いシャッ
ターユニット11を開閉させて撮像面(フィルム面)1
4に露光を行う。そして、クイックリターンミラー9を
元の位置に戻し、絞りユニット5を開放状態に戻し、フ
ィルムを1コマ分給送して撮影動作が終了する。
【0016】このように、フォーカス用レンズ1a(移
動レンズ)の移動制御をレンズユニットAやカメラユニ
ットBの温度により行うようにすれば精度の高いフォー
カス制御が行える。なお、レンズ位置制御情報記憶回路
に記憶される駆動情報は駆動スピードや駆動量ではなく
フォーカス用レンズ1a等の焦点距離や屈折率等の情報
であっても良いし、これらすべての情報でもよい。
【0017】〈第2実施例〉次に、本発明の第2実施例
を図4乃至図6に基づいて説明する。
【0018】図4は本発明の第2実施例であるカメラお
よびレンズの概要構成図、図5は本発明の第2実施例の
回路構成を示すブロック図、図6は本発明の第2実施例
のカメラおよびレンズの動作を制御するフローチャート
である。
【0019】図4において、Cはレンズユニット、Dは
カメラボディユニットである。31は撮影光学系、31
aはフォーカス用レンズ、31bはズーム用レンズ、3
1cは固定レンズである。32はフォーカス用レンズ3
1aを保持する保持鏡筒であり、歯車部32aを有す
る。33は固定部であり、保持鏡筒32と螺合してい
る。34は保持鏡筒32を回動させるための動を伝達す
る動力伝達軸であり、保持鏡筒32の歯車部32aと係
合する歯車部34aと、ジョイント部34bとを有す
る。35は絞りユニット、36はレンズ接点、37はレ
ンズマウント、38は撮影光学系の光軸である。39は
クイックリターンミラーであり、ハーフミラー部を有す
る。40はクイックリターンミラーに取り付けられたサ
ブミラー、41はシャッターユニット、42はペンタプ
リズム、43はファインダーのレンズ、44は撮像面、
45はカメラ接点、46はレンズマウント37と結合で
きるカメラマウント、47はAFセンサーユニット、4
8は光電変換素子を有するAEセンサーユニット、49
はクイックリターンミラー駆動用モーターである。50
はカメラボディユニットDに設けられた保持鏡筒32を
回動させるフォーカス用モーターである。50aはモー
ター出力軸の歯車である。51はモーター50の動力を
動力伝達軸34に伝達するためのシャフトであり、歯車
50aと係合する歯車部51aと、ジョイント部34b
と係合するジョイント部51bとを有する。52はレン
ズユニットCの温度を検出する温度センサである。レン
ズユニットCは、絞りユニット35、レンズ接点36、
温度センサ52と電気的に接続するレンズ制御回路と、
このレンズ制御回路と電気的に接続するレンズ位置制御
情報記憶回路とを有する。
【0020】カメラボディユニットDはカメラ制御回路
と、このカメラ制御回路と電気的に接続する電源とを有
し、また、カメラ制御回路はシャッターユニット41、
カメラ接点45、AFセンサーユニット47、AEセン
サーユニット48、モーター49、フォーカス用モータ
ー50と電気的に接続している。また、レンズ制御回路
とカメラ制御回路はレンズ接点36及びカメラ接点45
を介し電気的に接続されている。
【0021】次に動作について説明する。
【0022】不図示のカメラの電源スイッチが操作され
て電源が投入されると絞りユニット35は開放状態にさ
れる。そして、撮影者が構図決めを行い、不図示のレリ
ーズボタンが、そのストロークの半分だけ押し込まれる
と図5のスイッチ1がONとなり、このことがカメラ制
御回路により検出されると温度センサ52によりレンズ
ユニットCの温度が検出され、各温度領域におけるフォ
ーカス用レンズ31aの駆動情報(駆動スピード、駆動
量)を記憶しているレンズ位置制御情報記憶回路より、
温度センサ52により検出された温度のレンズ駆動条件
が検出される。
【0023】さらに、光電変換素子を有するAEセンサ
ーユニット48により被写体輝度が測定され、クイック
リターンミラー39のハーフミラー部を通過してサブミ
ラー40で反射した光により、光電変換素子を有するA
Fセンサーユニット47で、先のレンズ駆動条件に基づ
いた合焦のためのフォーカス用レンズ31aの移動量が
検出され、また、電源電圧のチェックが行われる。そし
て、シャッタースピード、絞り値、フォーカス用レンズ
31aの移動量が決定される。保持鏡筒32と固定部3
3は螺合しているので歯車34a、歯車部32a、動力
伝達軸34、ジョイント部34b、シャフト51、歯車
50、歯車部51a、ジョイント部51bを介してフォ
ーカス用モーター50の回転が保持鏡筒32に伝達され
ると、フォーカス用レンズ31aは回転しながら光軸方
向へ移動する。そして、決定されたフォーカス用レンズ
31aの移動量によりフォーカス用モーター50を回転
させて合焦位置までフォーカス用レンズ31aを移動し
てオートフォーカスが行われる。
【0024】この状態から、さらにレリーズボタンが押
し込まれると図5のスイッチがONとなり、このことが
カメラ制御回路により検出されると、絞りユニット35
を決定された絞り値まで変化させ、クイックリターンミ
ラー39を光束外(図4に破線で示される位置)に退避
させる。そして、シャッタースピードの決定値に従いシ
ャッターユニット41を開閉させ、撮像面(フィルム
面)44に露光を行う。そして、クイックリターンミラ
ー39を元の位置に戻し、絞りユニット35を開放状態
に戻し、フィルムを1コマ分給送して撮影動作が終了す
る。
【0025】このように、フォーカス用レンズ31a
(移動レンズ)の移動制御をレンズユニットCやカメラ
ユニットDの温度により行うようにすれば精度の高いフ
ォーカス制御が行える。また、レンズ位置制御情報記憶
回路に記憶される駆動情報は、駆動スピードや駆動量で
はなくフォーカス用レンズ31a等の焦点距離や屈折率
等の情報であっても良いし、これらすべての情報でもよ
い。
【0026】〈第3実施例〉図7は、本発明の第3実施
例であるカメラの概要構成図、図8は本発明の第3実施
例の回路構成を示すブロック図、図9は本発明の第3実
施例のカメラの動作を制御するフローチャート、図10
は2つの可動レンズの相対的位置関係を被写体距離毎に
表示するマップ、図11は図10を分割した図である。
【0027】図7において、61は撮影光学系、61a
は1群固定レンズ、61bはズーム用Vレンズ、61c
は3群固定レンズ、61dはフォーカスおよびズーム用
RRレンズである。62は固定部であり、1群固定レン
ズ61aと3群固定レンズ61cを保持している。63
はVレンズ61bの保持鏡筒であり、スリーブ部63a
を有する。64はRRレンズ61dの保持鏡筒であり、
スリーブ部64aと、ねじ部64bとを有する。65は
スクリューバーであり、1定のリードを有する溝を有
し、スリーブ部63aと係合し、保持鏡筒62に回転自
在に保持されている。66は光軸、67は保持鏡筒63
の光軸66と垂直な面内の回転を規制するガイドバー、
68はスリーブ部64aと係合するガイドバー、69は
保持鏡筒64の光軸66と垂直な面内の回転を規制する
ガイドバーである。これら3本のガイドバー67,6
8,69は固定部62に保持されている。70はボール
であり、ばね71により保持鏡筒63よりスクリューバ
ー65の溝へ押しつけられ、このことにより、Vレンズ
61bの位置決めをしている。72はスクリューバー6
5に取り付けられた歯車、73は固定部62に固定され
たVレンズ61b移動用モーター、74はモーター73
の出力軸に取付けられて歯車72と係合している歯車で
ある。75は固定部62に取付けられたRRレンズ61
d移動用のステップモーターであり、出力軸のねじ部が
ねじ部64bと螺合している。76は絞りユニット、7
7は温度センサー、78はCCD等の光電変換素子、7
9は電子ビューファインダー、80はファインダーのレ
ンズ、81はカメラの電源スイッチ、82はカメラのズ
ーム操作スイッチ、83はVレンズ61bの位置を検知
するために保持鏡筒63の位置を検知するエンコーダ
ー、84はRRレンズ61dの基準位置を検出するスイ
ッチである。
【0028】またカメラは、カメラ制御回路と、このカ
メラ制御回路と電気的に接続する記録部と、電源とを有
する。また、モーター73、ステップモーター75、絞
りユニット76、温度センサー77、光電変換素子7
8、電子ビューファインダー79、電源スイッチ81、
ズーム操作スイッチ82、エンコーダー83、スイッチ
84がカメラ制御回路に電気的に接続されている。
【0029】次に動作について説明する。
【0030】カメラの電源スイッチ81が操作されて電
源が投入されると、ステップモーター75を回転させ、
ステップモーター75の出力軸75aと螺合している保
持鏡筒64(つまりRRレンズ61d)を基準位置へ動
かす。RRレンズ61dがその基準位置へ到達するとス
イッチ84がONとなり、そこでステップモーター75
への通電を止める。そして、この基準位置からステップ
モーター75へ印加するパルス電流をカウントすること
により、RRレンズ61dの絶対位置を検出することが
できる。また、RRレンズ61dを光軸方向へ微振動さ
せ、光電変換素子78の映像信号の高周波成分が最大に
なる位置へRRレンズ61dを移動し、このことにより
合焦動作が行われる。露光量の制御は光電変換素子78
に入射する光量が一定となるように絞りユニット76の
絞り口径を絞り制御回路により制御する。
【0031】光電変換素子78による映像は電子ビュー
ファインダー79に表示され、撮影者が観察できる(こ
の状態をスタンバイ状態とする)。また、温度センサー
77により撮影光学系61の温度が測定される。ズーム
操作スイッチ82が操作されると、モーター73とステ
ップモーター75を回転させることによりVレンズ61
bとRRレンズ61dを光軸方向に動かす。ここでモー
ター73を回転させると、歯車73と歯車72を介して
モーター73の回転がスクリューバー65に伝達され、
スクリューバー65のリードを有する溝部に保持鏡筒6
3よりボール70が押さえつけられているため、スクリ
ューバー65の回転によりVレンズ61bは光軸方向へ
移動する。Vレンズ61bの位置はエンコーダー83に
より検出されている。
【0032】次に、Vレンズ61bとRRレンズ61d
の光軸方向への移動により行うズーム動作の原理を図1
0及び図11を用いて説明する。図10中に示される長
さ(0.002m,0.4m,2m,∞)はカメラから
被写体までの距離である。Vレンズ61bを広角(W)
から望遠(T)まで変化させたとき、各被写体距離によ
り、RRレンズ61dは図10に示される位置へ移動さ
せなければピントが狂ってしまう。このため、Vレンズ
61bを移動させたときは、RRレンズ61dを図10
に示されるマップに従い移動させる必要がある。しか
し、図10に示されるマップは代表的な被写体距離のV
レンズ61bとRRレンズ61dの位置関係を示したも
のであり、すべての被写体距離のマップを記憶しVレン
ズ61bの位置に応じてRRレンズ61dを移動させる
と、マップを記憶させるために膨大な記憶容量が必要と
なってしまう。ところで、Vレンズ61bをT→Wまた
はW→T方向に一定速度で移動させ、図11に示される
ように図10のマップをI,II……という領域に分割し
各領域に、Vレンズ61bの移動方向と移動速度に応じ
た、RRレンズ61dの移動方向と移動速度を記憶さ
せ、この情報で、Vレンズ61bの動きによりRRレン
ズ61dを移動させれば、図10に示されるマップをト
レースすることができる。この方法は、特開平1−28
0709号公報等により公知である。しかし、カメラの
使用環境温度が変化すると光学系61の鏡筒が熱膨張に
より伸縮してレンズ61a,61b,61c,61dの
間隔が変化したり、レンズの屈折率が変化したりして先
に述べた方法ではピントが狂う場合がある。そのため、
本実施例では、カメラの使用温度を複数に分割し、各温
度領域に先に述べたマップを設定して記憶している。そ
して、ズーム動作の前に温度センサ77の出力により、
適切な温度領域のマップを選択してズーム動作を行って
いる。
【0033】ズーム操作スイッチ82にはズームスイッ
チ1とズームスイッチ2とが設けられており、ズームス
イッチ1がONになるとモーター73は正転してVレン
ズ61bは広角側へ動き、選択されたマップに応じてR
Rレンズ61dが移動する。ズームスイッチがONとな
るとモーター73は逆転してVレンズ61bは望遠側へ
動き、選択されたマップに応じてRRレンズ61dが移
動する。なお、ズームスイッチ1とズームスイッチ2は
同時にONできないようになっている。
【0034】撮影者が不図示の撮影ボタンを押すと撮影
スイッチがONとなり、カメラ制御回路が撮影スイッチ
がONになったのを確認すると撮影が開始され、光電変
換素子78による映像信号をカメラ制御回路により記録
部に転送し、記録媒体に記録部制御回路により記録す
る。このとき前に述べた合焦動作と露光量の調整は行わ
れており、映像は電子ビューファインダー79に表示さ
れている。撮影者が不図示の撮影ボタンをはなすと撮影
スイッチがOFFとなり、カメラ制御回路が撮影スイッ
チがOFFになったのを確認すると撮影動作が中止さ
れ、カメラはスタンバイ状態へ戻る。
【0035】なお、以上に説明した本発明の第1および
第2実施例は交換レンズ式のカメラであるが、撮影光学
系一体型のカメラでも良いし、交換レンズ側に設けられ
た温度センサーや、レンズ位置制御情報記憶回路をカメ
ラボディ側に設けても良い。また、温度センサーだけで
なく温度センサーを設けることにより、温度と同様にし
て湿度による撮影光学系の屈折率変化等を補正しても良
い。また、各温度領域のレンズ位置や駆動速度ではな
く、基準温度のレンズ位置や駆動速度の情報と、その各
温度領域、修正情報とを記憶し、レンズの駆動制御を行
ってもよい。
【0036】〈第4実施例〉次に、図12乃至図14を
参照して本発明の第4実施例について説明する。なお、
図12において図1と同じ符号で表示されている構成要
素は第1実施例の構成要素と同じものであるから、第1
実施例と同一の構成要素についての説明を省略する。
【0037】本実施例の構成においては、フォーカス用
レンズ1aの位置を検出するために保持鏡筒2の位置を
検出するエンコーダー21と、温度センサ20の検出信
号によりエンコーダー21の出力を修正するレンズ位置
情報修正回路22とがレンズユニットA内に設けられて
いることが第1実施例とは異なっている。
【0038】以下に、図12乃至図14を参照して本実
施例のカメラの動作を説明する。
【0039】不図示のカメラの電源スイッチが操作され
電源が投入されると絞りユニット5は開放状態にされ
る。そして、撮影者が構図決めを行い、不図示のレリー
ズボタンが、そのストロークの半分だけ押し込まれる
と、図13のスイッチ1がONとなり、このことがカメ
ラ制御回路により検出されると、エンコーダー21によ
り、フォーカス用レンズ1aの位置が検出され、また、
温度センサ20によりレンズユニットAの温度が検出さ
れる。そして、レンズ位置情報修正回路22により温度
センサ20で検出された温度に応じて、エンコーダー2
1で検出されたフォーカス用レンズ1aの位置情報に修
正が加えられ、この修正された位置情報がレンズ制御回
路を通りカメラ制御回路に伝達される。また、同時にフ
ォーカス用レンズ1aの駆動情報(駆動スピード、駆動
量)を記憶しているレンズ位置制御情報記憶回路より、
レンズの駆動条件がレンズ制御回路により引き出され
る。
【0040】さらに、光電変換素子を有するAEセンサ
ーユニット18により被写体輝度が測定され、クイック
リターンミラー9のハーフミラー部を通過しサブミラー
10で反射した光により、光電変換素子を有するAFセ
ンサーユニット17で、先のレンズ駆動条件に基づいた
合焦のためのフォーカス用レンズ1aの移動量が検出さ
れ、また、電源電圧のチェックが行われる。そして、シ
ャッタースピード、絞り値、フォーカス用レンズ1aの
移動量が決定される。保持鏡筒2と固定部3は螺合して
いるので歯車4a、歯車部2aを介してフォーカス用モ
ーター4の回転が保持鏡筒2に伝達されると、フォーカ
ス用レンズ1aは回転しながら光軸方向へ移動する。そ
して、決定されたフォーカス用レンズ1aの移動量によ
り、フォーカス用モーター4を回転させて合焦位置まで
フォーカス用レンズ1aを移動し、オートフォーカスが
行われる。
【0041】この状態から、さらにレリーズボタンが押
し込まれると図13のスイッチがONとなり、このこと
がカメラ制御回路により検出されると、絞りユニット5
を決定された絞り値まで変化させ、クイックリターンミ
ラー9を光束外(図12に破線で示される位置)に退避
させる。そして、シャッタースピードの決定値に従いシ
ャッターユニット11を開閉させ、撮像面(フィルム
面)14に露光を行う。そして、クイックリターンミラ
ー9を元の位置に戻し、絞りユニット5を開放状態に戻
し、フィルムを1コマ分給送して撮影動作が終了する。
【0042】このように、フォーカス用レンズ1a(移
動レンズ)の移動制御をレンズユニットAやカメラユニ
ットBの温度により行うようにすれば精度の高いフォー
カス制御が行える。なお、レンズ位置制御情報記憶回路
に記憶される駆動情報は駆動スピードや駆動量ではな
く、フォーカス用レンズ1a等の焦点距離や屈折率等の
情報であっても良いし、これらすべての情報でもよい。
また、レンズ位置情報修正回路22はレンズ制御回路と
一体的に構成されても良い。
【0043】〈第5実施例〉図15は、本発明の第5実
施例であるカメラの概要構成図、図16は本発明の第5
実施例の回路構成を示すブロック図、図17は本発明の
第5実施例のカメラの動作を制御するフローチャート、
図18は二つの可動レンズの相対的位置関係を被写体距
離毎に表示するマップ、図19は図18を分割した図で
ある。
【0044】図15において、61は撮影光学系、61
aは1群固定レンズ、61bはズーム用Vレンズ、61
cは3群固定レンズ、61dはフォーカスおよびズーム
用RRレンズである。62は固定部であり、1群固定レ
ンズ61aと3群固定レンズ61cを保持している。6
3はVレンズ61bの保持鏡筒であり、スリーブ部63
aを有する。64はRRレンズ61dの保持鏡筒であ
り、スリーブ部64aと、ねじ部64bとを有する。6
5はスクリューバーであり、1定のリードを有する溝を
有し、スリーブ部63aと係合し、保持鏡筒62に回転
自在に保持されている。66は光軸、67は保持鏡筒6
3の光軸66と垂直な面内の回転を規制するガイドバ
ー、68はスリーブ部64aと係合するガイドバー、6
9は保持鏡筒64の光軸66と垂直な面内の回転を規制
するガイドバーである。これら3本のガイドバー67,
68,69は固定部62に保持されている。70はボー
ルであり、ばね71により保持鏡筒63よりスクリュー
バー65の溝へ押しつけられ、このことにより、Vレン
ズ61bの位置決めをしている。72はスクリューバー
65に取り付けられた歯車、73は固定部62に固定さ
れたVレンズ61b移動用モーター、74はモーター7
3の出力軸に取付けられ歯車72と係合している歯車で
ある。75は固定部62に取付けられたRRレンズ61
d移動用のステップモーターであり、出力軸のねじ部が
ねじ部64bと螺合している。76は絞りユニット、7
7は温度センサー、78はCCD等の光電変換素子、7
9は電子ビューファインダー、80はファインダーのレ
ンズ、81はカメラの電源スイッチ、82はカメラのズ
ーム操作スイッチ、83はVレンズ61bの位置を検知
するために保持鏡筒63の位置を検知するエンコーダ
ー、84はRRレンズ61dの基準位置を検出するスイ
ッチである。
【0045】また、カメラは、カメラ制御回路と、この
カメラ制御回路と電気的に接続する記録部と、電源と、
レンズ位置情報修正回路を有する。
【0046】また、モーター73、絞りユニット76、
光電変換素子78、電子ビューファインダー79、電源
スイッチ81、ズーム操作スイッチ82がカメラ制御回
路に電気的に接続している。また、ステップモーター7
5、温度センサー77、エンコーダー83、スイッチ8
4はレンズ位置情報修正回路に電気的に接続している。
【0047】次に動作について説明する。
【0048】カメラの電源スイッチ81が操作され電源
が投入されると、ステップモーター75が回転され、ス
テップモーター75の出力軸75aと螺合している保持
鏡筒64(つまりRRレンズ61d)を基準位置へ動か
す。RRレンズ61dがその基準位置へ到達するとスイ
ッチ84がONとなり、そこでステップモーター75へ
の通電を止める。そして、この基準位置からステップモ
ーターへ印加するパルス電流をカウントすることによ
り、RRレンズ61dの絶対位置を検出することができ
る。また、RRレンズ61dを光軸方向へ微振動させ、
光電変換素子78の映像信号の高周波成分が最大になる
位置へRRレンズ61dを移動し、このことにより合焦
動作が行われる。露光量の制御は光電変換素子78に入
射する光量が一定となるように、絞りユニット76の絞
り口径を絞り制御回路により制御する。
【0049】光電変換素子78による映像は電子ビュー
ファインダー79に表示され、撮影者が観察できる(こ
の状態をスタンバイ状態とする)。また、温度センサー
77により撮影光学系61の温度が測定される。ズーム
操作スイッチ82が操作されると、モーター73とステ
ップモーター75を回転させることにより、Vレンズ6
1bとRRレンズ61dを光軸方向に動かす。ここでモ
ーター73を回転させると、歯車73、歯車72を介
し、モーター73の回転がスクリューバー65に伝達さ
れ、スクリューバー65のリードを有する溝部に保持鏡
筒63よりボール70が押さえつけられているため、ス
クリューバー65の回転によりVレンズ61bは光軸方
向へ移動する。また、温度センサー77により検出され
る温度に応じて、エンコーダー83により検出されるV
レンズ61bの位置はレンズ位置情報修正回路により修
正される。
【0050】次に、Vレンズ61bとRRレンズ61d
の光軸方向への移動により行うズーム動作の原理を図1
8と図19を用いて説明する。図18中に示される長さ
(0.002m,0.4m,2m,∞)はカメラから被
写体までの距離である。Vレンズ61bを広角(W)か
ら望遠(T)まで変化させたとき、各被写体距離によ
り、RRレンズ61dは図18に示される位置へ移動さ
せなければピントが狂ってしまう。このため、Vレンズ
61bを移動させたときは、RRレンズ61dを図18
に示されるマップに従い移動させる必要がある。しか
し、図18に示されるマップは代表的な被写体距離のV
レンズ61bとRRレンズ61dの位置関係を示したも
のであり、すべての被写体距離のマップを記憶しVレン
ズ61bの位置に応じてRRレンズ61dを移動させる
と、マップを記憶させるために膨大な記憶容量が必要と
なってしまう。ところで、Vレンズ61bをT→Wまた
はW→T方向に一定速度で移動させ、図19に示される
ように図18のマップをI,II……という領域に分割
し各領域に、Vレンズ61bの移動方向と移動速度に応
じた、RRレンズ61dの移動方向と移動速度を記憶さ
せ、この情報で、Vレンズ61bの動きによりRRレン
ズ61dを移動させれば、図18に示されるマップをト
レースすることができる。この方法は、特開平1−28
0709号公報等により公知である。しかし、カメラの
使用環境温度が変化すると光学系61の鏡筒が熱膨張に
より伸縮し、レンズ61a,61b,61c,61dの
間隔が変化したり、レンズの屈折率が変化したり、温度
変化によりエンコーダー83の出力が変化したりして、
先に述べた方法ではピントが狂う場合がある。そのた
め、本実施例では、カメラの使用温度を複数に分割し各
温度領域に対し、エンコーダー83により検出されるV
レンズ61bの位置情報の適切な修正量を設定、記憶し
ている。そして、ズーム動作の前に温度センサ77の出
力により適切な温度領域を選び、この領域における情報
修正をVレンズ61bの位置情報に対して行い、Vレン
ズ61bとRRレンズ61dを図18に示されるマップ
をトレースできるようにしている。以上のことによりズ
ーム動作が行われている。
【0051】ズーム操作スイッチ82にはズームスイッ
チ1とズームスイッチ2が設けられており、ズームスイ
ッチ1がONとなるとモーター73は正転してVレンズ
61bは広角側へ動き、選択されたマップに応じてRR
レンズ61dが移動する。ズームスイッチがONとなる
とモーター73は逆転してVレンズ61bは望遠側へ動
き、マップに応じてRRレンズ61dが移動する。な
お、ズームスイッチ1とズームスイッチ2は同時にON
できないようになっている。
【0052】撮影者が不図示の撮影ボタンを押すと撮影
スイッチがONとなり、カメラ制御回路が撮影スイッチ
がONになったのを確認すると撮影が開始され、光電変
換素子78による映像信号をカメラ制御回路により記録
部に転送し、記録媒体に記録部制御回路により記録す
る。このとき前に述べた合焦動作と露光量の調整は行わ
れており、映像は電子ビューファインダー79に表示さ
れている。撮影者が不図示の撮影ボタンをはなすと撮影
スイッチがOFFとなり、カメラ制御回路が撮影スイッ
チがOFFになったのを確認すると、撮影動作が中止さ
れカメラはスタンバイ状態へ戻る。また、同様にして、
RRレンズ61dの位置情報に、温度センサー77の検
出する温度による修正を行ってもよい。
【0053】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
カメラまたはレンズの温度や湿度等の環境変数に応じた
レンズ駆動制御情報や、レンズ駆動制御情報修正手段の
出力データに基づいて各環境変数におけるレンズの適切
な位置制御や速度制御を行うようにしたので、もしく
は、検出されるレンズ位置情報やレンズ速度情報にカメ
ラまたはレンズの温度や湿度等の環境変数に応じた修正
を加えることで、各環境変数におけるレンズの適切な位
置制御や速度制御を行うようにしたので、レンズやカメ
ラの温度変化等によるピント移動等を補正でき、正確な
合焦動作やズーミングが行え、品位の高い画像の得られ
るカメラ等の光学機器を提供できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光学機器の第1実施例である一眼レフ
カメラの構成図。
【図2】図1のカメラの制御系のブロック図。
【図3】図1のカメラにおいて行われる制御動作のフロ
ーチャート。
【図4】本発明の光学機器の第2実施例である一眼レフ
カメラの構成図。
【図5】図4に示したカメラの制御系のブロック図。
【図6】図4に示したカメラにおいて行われる制御動作
のフローチャート。
【図7】本発明の光学機器の第3実施例であるビデオカ
メラの構成図。
【図8】図7に示したカメラの制御系のブロック図。
【図9】図7に示したカメラにおいて行われる制御動作
のフローチャート。
【図10】図7に示したカメラの2個の可動レンズの相
対的位置関係を被写体毎に表示したマップ。
【図11】図10を分割した図。
【図12】本発明の光学機器の第4実施例である一眼レ
フカメラの構成図。
【図13】図12に示したカメラの制御系のブロック
図。
【図14】図12に示したカメラにおいて行われる制御
動作のフローチャート。
【図15】本発明の光学機器の第5実施例である一眼レ
フカメラの構成図。
【図16】図15のカメラの制御系のブロック図。
【図17】図15に示したカメラにおいて行われる制御
動作のフローチャート。
【図18】図15に示したカメラの2個の可動レンズの
相対的位置関係を被写体毎に表示したマップ。
【図19】図18を分割した図。
【符号の説明】
1,31,61…撮影光学系 1a,31a…
フォーカス用レンズ 1b,31b…ズーム用レンズ 1c,31c…
固定レンズ 2,32…保持鏡筒 2a,32a…
歯車部 3,33…固定部 4,50…フォ
ーカス用モーター 5,35…絞りユニット 3,36…レン
ズ接点 7,37…レンズマウント 9,39…クイ
ックリターンミラー 10,40…サブミラー 11,41…シ
ャッターユニット 12,42…ペンタプリズム 13,43…フ
ァインダーレンズ 14,44…撮像面 15,45…カ
メラ接点 16,46…カメラマウント 17,47…A
Fセンサーユニット 18,48…AEセンサーユニット 19,49…クイックリターンミラー駆動モーター 20,52…温度センサー 34b,54b
…ジョイント部 21…エンコーダー 22…レンズ位
置情報修正回路 61…撮影光学系 61a…1群固
定レンズ 61b…ズーム用Vレンズ 61c…3群固
定レンズ 61d…フォーカス及びズーム用RRレンズ 62…固定部 63,64…保
持鏡筒 63a…スリーブ部 64…ねじ部 65…スクリューバー 67,68,6
9…ガイドバー 70…ボール 71…ばね 73…Vレンズ移動用モーター 74…歯車 75…RRレンズ移動用ステップモーター 76…絞りユニット 77…温度セン
サー 78…光電変換素子 79…電子ビュ
ーファインダー 80…ファインダーレンズ 81…電源スイ
ッチ 82…ズーム操作スイッチ 83…エンコー
ダー 84…スイッチ

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 移動レンズを有した光学系と、該移動レ
    ンズを駆動するレンズ駆動装置と、該レンズ駆動装置を
    制御するレンズ駆動装置制御手段と、を有している光学
    機器において、 該移動レンズの駆動制御を行なうためのレンズ駆動制御
    情報を記憶させておくレンズ駆動制御情報記憶手段と、
    該光学機器内の温度及び湿度等の環境変数を検出する環
    境変数検出手段と、該環境変数検出手段の出力に基づい
    て該レンズ駆動制御情報を修正するレンズ駆動制御情報
    修正手段と、を有し、該レンズ駆動装置制御手段は該レ
    ンズ駆動制御情報修正手段の出力データに基づいて該レ
    ンズ駆動装置を制御することを特徴とする光学機器。
  2. 【請求項2】 移動レンズを有した光学系と、該移動レ
    ンズを駆動するレンズ駆動装置と、該レンズ駆動装置を
    制御するレンズ駆動装置制御手段と、を有している光学
    機器において、 該光学機器内の温度及び湿度等の環境変数を検出する環
    境変数検出手段と、該光学機器内の環境変数に対応した
    レンズ駆動制御情報を記憶させてあるレンズ駆動制御情
    報記憶手段と、を有し、該環境変数検出手段により該光
    学機器内の環境変数が検出された時には該検出手段の出
    力に対応したレンズ駆動制御情報を該レンズ駆動制御情
    報記憶手段から引出して該レンズ駆動装置制御手段が該
    レンズ駆動装置を制御することを特徴とする光学機器。
  3. 【請求項3】 移動レンズを有した光学系と、該移動レ
    ンズを駆動するレンズ駆動装置と、該レンズ駆動装置を
    制御するレンズ駆動装置制御手段と、を有している光学
    機器において、 該移動レンズの駆動制御を行うためのレンズ駆動制御情
    報を検出するレンズ駆動制御情報検出手段と、該光学機
    器内の温度及び湿度等の環境変数を検出する環境変数検
    出手段と、該環境変数検出手段の出力に基づいて該レン
    ズ駆動制御情報を補正するレンズ駆動制御情報補正手段
    と、を有し、該レンズ駆動装置制御手段は該レンズ駆動
    制御情報補正手段の出力データに基づいて該レンズ駆動
    装置を制御することを特徴とする光学機器。
  4. 【請求項4】 該環境変数が温度であり、該環境変数検
    出手段が温度検出手段であることを特徴とする請求項
    1、2又は3の光学機器。
  5. 【請求項5】 該環境変数が湿度であり、該環境変数検
    出手段が湿度検出手段であることを特徴とする請求項
    1、2又は3の光学機器。
  6. 【請求項6】 該レンズ駆動制御情報が該移動レンズの
    位置情報であることを特徴とする請求項1、2又は3の
    光学機器。
  7. 【請求項7】 該レンズ駆動制御情報が該移動レンズの
    移動速度情報であることを特徴とする請求項1、2又は
    3の光学機器。
  8. 【請求項8】 該レンズ駆動制御情報が該光学系の屈折
    率情報であることを特徴とする請求項1、2又は3の光
    学機器。
  9. 【請求項9】 該レンズ駆動制御情報が該光学系の焦点
    距離情報であることを特徴とする請求項1、2又は3の
    光学機器。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005098499A1 (ja) * 2004-03-30 2005-10-20 Konica Minolta Opto, Inc. 撮像装置
US7663688B2 (en) 2006-07-13 2010-02-16 Fujifilm Corporation Image capture apparatus and focus adjustment method
JP2013003336A (ja) * 2011-06-10 2013-01-07 Yamano Kogaku:Kk ズームレンズ装置
WO2021072648A1 (en) * 2019-10-15 2021-04-22 Qualcomm Incorporated Active depth sensing based autofocus

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