JPH06160471A - 半導体装置の電気的特性測定法 - Google Patents

半導体装置の電気的特性測定法

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JPH06160471A
JPH06160471A JP33984792A JP33984792A JPH06160471A JP H06160471 A JPH06160471 A JP H06160471A JP 33984792 A JP33984792 A JP 33984792A JP 33984792 A JP33984792 A JP 33984792A JP H06160471 A JPH06160471 A JP H06160471A
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semiconductor device
temperature
measuring
stage
heating means
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JP33984792A
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Shigeo Ogawa
重男 小川
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 半導体装置の予定の温度での電気的特性を、
その測定結果が半導体装置の正しい予定の温度での電気
的特性の測定結果として得られるように測定する。 【構成】 (i)半導体装置載置用ステ―ジと、上記半
導体装置載置用ステ―ジを冷却するステ―ジ冷却手段
と、上記半導体装置載置用ステ―ジを加熱するステ―ジ
加熱手段と、上記ステ―ジ加熱手段を駆動制御するステ
―ジ加熱手段駆動制御手段と、上記半導体装置の表面の
温度を測定する半導体装置表面温度測定手段とを用い、
(ii)上記ステ―ジ加熱手段駆動制御手段が、上記ス
テ―ジ加熱手段を、上記半導体装置表面温度測定手段か
ら出力される半導体装置表面温度測定出力を用いて駆動
制御するように構成され、よって、(iii)上記半導
体装置の電気的特性を、上記ステ―ジ加熱手段を上記半
導体装置表面温度測定手段から出力される上記半導体装
置表面温度測定出力を用いた上記ステ―ジ加熱手段駆動
制御手段から出力される駆動制御出力によって上記半導
体装置が予定の温度になるように駆動制御しながら、測
定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【従来の技術】従来、図4を伴って次に述べる半導体装
置の電気的特性測定法が提案されている。
【0002】すなわち、(i)(a)半導体装置載置用
ステ―ジ1と、その半導体装置載置用ステ―ジ1を冷却
するステ―ジ冷却手段2と、半導体装置載置用ステ―ジ
1を加熱するステ―ジ加熱手段3と、そのステ―ジ加熱
手段3を駆動制御するステ―ジ加熱手段駆動制御手段4
とを用い、そして、(b)半導体装置載置用ステ―ジ1
上に板状またはシ―ト状の絶縁体9を介して半導体装置
10を載置し、その状態で、半導体装置10の電気的特
性を、ステ―ジ加熱手段3をステ―ジ加熱手段駆動制御
手段4から出力される駆動制御出力によって半導体装置
10が予定の温度になるように駆動制御しながら、半導
体装置10に接触する測定用プロ―ブ210を用いて、
電気的特性測定回路200によって測定する。
【0003】この場合、(ii)(a)半導体装置載置
用ステ―ジ1の温度を測定するステ―ジ温度測定手段5
を用い、そして、(b)ステ―ジ加熱手段駆動制御手段
4が、ステ―ジ加熱手段3を、ステ―ジ温度測定手段5
から出力されるステ―ジ温度測定出力を用いて駆動制御
するように構成され、よって、(c)半導体装置10の
電気的特性を、ステ―ジ加熱手段3をステ―ジ温度測定
手段5から出力されるステ―ジ温度測定出力を用いたス
テ―ジ加熱手段駆動制御手段4から出力される駆動制御
出力によって半導体装置10が予定の温度になるように
駆動制御しながら、測定用プロ―ブ210を用いて、電
気的特性測定回路200によって測定する。
【0004】以上が、従来提案されている半導体装置の
電気的特性測定法であるが、いま、その具体例を述べれ
ば、次のとおりである。
【0005】すなわち、用いる半導体装置載置用ステ―
ジ1が、真空容器8内に配されている。
【0006】また、用いるステ―ジ冷却手段2が、真空
容器8内に、半導体装置載置用ステ―ジ1下において内
装された、極低温まで冷却される冷凍機21と、その冷
凍機21及び半導体装置載置用ステ―ジ1間にそれらに
熱的に連結して延長している、網状の熱伝導体22とを
有する。
【0007】さらに、用いるステ―ジ加熱手段3が、半
導体装置載置用ステ―ジ1内に内装された、通電によっ
て発熱するヒ―タ31を有する。
【0008】また、用いるステ―ジ温度測定手段5が、
半導体装置載置用ステ―ジ1に、その下面において付さ
れた感温素子51を用いた温度測定回路52を有する。
【0009】さらに、用いるステ―ジ加熱手段駆動制御
手段4が、温度設定回路(図示せず)を含み且つその温
度設定回路から出力される設定温度出力とステ―ジ温度
測定出力手段5の温度測定回路52から出力されるステ
―ジ温度測定出力との間の差に応じた制御信号を出力す
る制御信号発生回路41と、その制御信号発生回路41
から出力される制御信号によって制御され、その制御信
号に応じた駆動制御出力をステ―ジ加熱手段3のヒ―タ
31に出力する駆動回路42とを有する。このため、ス
テ―ジ加熱手段3のヒ―タ31が、ステ―ジ温度測定手
段5の温度測定回路52から出力されるステ―ジ温度測
定出力を用いて制御されたステ―ジ加熱手段駆動制御手
段4の駆動回路42から出力される駆動制御出力によっ
て、半導体装置載置用ステ―ジ1上に載置された半導体
装置10が予定の温度になるように、駆動制御される。
【0010】従って、半導体装置10の電気的特性を、
ステ―ジ加熱手段3のヒ―タ31をステ―ジ温度測定手
段5の温度測定回路52から出力されるステ―ジ温度測
定出力を用いたステ―ジ加熱手段駆動制御手段4の駆動
回路42から出力される駆動制御出力によって半導体装
置10が予定の温度になるように駆動制御しながら、測
定用プロ―ブ210を用いて、電気的特性測定回路20
0によって測定する。
【0011】図4を伴って上述した従来の半導体装置の
電気的特性測定法によれば、ステ―ジ加熱手段駆動制御
手段4(具体例で述べれば、そのステ―ジ加熱手段駆動
制御手段4が含む温度設定回路)において、半導体装置
10の電気的特性を測定するときに半導体装置10に与
えたい予定の温度を対応している温度を、設定温度とし
て設定しておけば、ステ―ジ加熱手段3(具体例で述べ
れば、ヒ―タ31)をステ―ジ温度測定手段5(具体例
で述べれば、温度測定回路52)から出力されるステ―
ジ温度測定出力を用いたステ―ジ加熱手段駆動制御手段
4(具体例で述べれば、駆動回路42)から出力される
駆動制御出力によって半導体装置10が予定の温度にな
るように制御するとき、半導体装置10にステ―ジ加熱
手段駆動制御手段4(具体例で述べれば、そのステ―ジ
加熱手段駆動制御手段4が含む温度設定回路)において
設定した設定温度を与えることができる。
【0012】このため、半導体装置10の電気的特性
を、ステ―ジ加熱手段駆動制御手段4(具体例で述べれ
ば、そのステ―ジ加熱手段駆動制御手段4が含む温度設
定回路)において設定した設定温度での電気的特性とし
て、測定することができ、よって、例えば、半導体装置
10の電気的特性の温度依存性を測定することができ
る。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図4に
示す従来の半導体装置の電気的特性測定法の場合、半導
体装置10の電気的特性を、ステ―ジ加熱手段3をステ
―ジ温度測定手段5から出力されるステ―ジ温度測定出
力を用いたステ―ジ加熱手段駆動制御手段4から出力さ
れる駆動制御出力によって半導体装置10が予定の温度
になるように駆動制御しながら、測定用プロ―ブ210
を用いて、電気的特性測定回路200によって測定する
ようにしているので、半導体装置10が比較的大きな熱
容量を有していたり、半導体装置10が発熱したりする
こと、半導体装置10を、半導体装置載置用ステ―ジ1
上に、上述した具体例の場合のように、絶縁体9を介し
て載置する場合、その絶縁体9が低い熱伝導性しか有し
なかったりすることなどから、ステ―ジ温度測定手段5
から出力されるステ―ジ温度測定出力を半導体装置載置
用ステ―ジ2の温度を表しているものとして比較的高精
度に出力させるようにすることができるとしても、半導
体装置10の温度を表しているものとして比較的高精度
に出力させることが、困難である。
【0014】このため、半導体装置10の電気的特性
を、ステ―ジ加熱手段駆動制御手段4において設定した
設定温度での電気的特性として測定する場合、その半導
体装置10へのステ―ジ加熱手段駆動制御手段4におい
て設定した設定温度での電気的特性の測定結果を、半導
体装置10の正しくない設定温度での電気的特性の測定
結果としてしか得ることができない、という欠点を有し
ていた。
【0015】よって、本発明は、上述した欠点を有効に
回避し得る、新規な半導体装置の電気的特性測定法を提
案せんとするものである。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明による半導体装置
の電気的特性測定法は、(i)図4で上述した従来の半
導体装置の電気的特性測定法の場合と同様の、(a)半
導体装置載置用ステ―ジと、その半導体装置載置用ステ
―ジを冷却するステ―ジ冷却手段と、上記半導体装置載
置用ステ―ジを加熱するステ―ジ加熱手段と、そのステ
―ジ加熱手段を駆動制御するステ―ジ加熱手段駆動制御
手段とを用い、(b)上記半導体装置載置用ステ―ジ上
に半導体装置を載置し、その状態で、上記半導体装置の
電気的特性を、上記ステ―ジ加熱手段を上記ステ―ジ加
熱手段駆動制御手段から出力される駆動制御出力によっ
て上記半導体装置が予定の温度になるように駆動制御し
ながら測定する、という半導体装置の電気的特性測定法
において、(ii)(a)上記半導体装置の表面の温度
を測定する半導体装置表面温度測定手段を用い、(b)
上記ステ―ジ加熱手段駆動制御手段が、上記ステ―ジ加
熱手段を、上記半導体装置表面温度測定手段から出力さ
れる半導体装置表面温度測定出力を用いて駆動制御する
ように構成され、よって、(c)上記半導体装置の電気
的特性を、上記ステ―ジ加熱手段を上記半導体装置表面
温度測定手段から出力される上記半導体装置表面温度測
定出力を用いた上記ステ―ジ加熱手段駆動制御手段から
出力される駆動制御出力によって上記半導体装置が予定
の温度になるように駆動制御しながら、測定する。
【0017】この場合、上記半導体装置表面温度測定手
段として、エネルギ直接変換型またはエネルギ間接変換
型の感温素子を用いた温度測定回路を用いることを可と
するとともに、上記半導体装置上に配されたまたは上記
半導体装置内に予め形成された感温素子を用いた温度測
定回路を用いるのを可とする。
【0018】
【作用・効果】本発明による半導体装置の電気的特性測
定法は、半導体装置の電気的特性を、ステ―ジ加熱手段
をステ―ジ温度測定手段から出力されるステ―ジ温度測
定出力を用いたステ―ジ加熱手段駆動制御手段から出力
される駆動制御出力によって半導体装置が予定の温度に
なるように駆動制御しながら測定するのに代え、ステ―
ジ加熱手段を半導体装置表面温度測定手段から出力され
る半導体装置表面温度測定出力を用いたステ―ジ加熱手
段駆動制御手段から出力される駆動制御出力によって半
導体装置が予定の温度になるように制御しながら測定す
ることを除いて、図4で上述した従来の半導体装置の電
気的特性測定法と同様である。
【0019】このため、図4で上述した従来の半導体装
置の電気的特性測定法の場合に準じて、ステ―ジ加熱手
段駆動制御手段(具体例としては、そのステ―ジ加熱手
段駆動制御手段4に含ませた温度設定回路)において、
半導体装置の電気的特性を測定するときに半導体装置に
与えたい予定の温度を対応している温度を、設定温度と
して設定しておけば、ステ―ジ加熱手段を半導体装置表
面温度測定手段から出力される半導体装置表面温度測定
出力を用いたステ―ジ加熱手段駆動制御手段から出力さ
れる駆動制御出力によって半導体装置が予定の温度にな
るように制御するとき、半導体装置にステ―ジ加熱手段
駆動制御手段において設定した設定温度を与えることが
できる。
【0020】このため、半導体装置の電気的特性を、図
4で上述した従来の半導体装置の電気的特性測定法の場
合と同様に、ステ―ジ加熱手段駆動制御手段において設
定した設定温度での電気的特性として、測定することが
でき、よって、例えば、半導体装置10の電気的特性の
温度依存性を測定することができる。
【0021】しかしながら、本発明による半導体装置の
電気的特性測定法によれば、半導体装置の電気的特性
を、ステ―ジ加熱手段をステ―ジ温度測定手段から出力
されるステ―ジ温度測定出力を用いたステ―ジ加熱手段
駆動制御手段から出力される駆動制御出力によって駆動
制御しながら測定する、という図4で前述した従来の半
導体装置の電気的特性測定法の場合とは異なり、ステ―
ジ加熱手段を半導体装置表面温度測定手段から出力され
る半導体装置表面温度測定出力を用いたステ―ジ加熱手
段駆動制御手段から出力される駆動制御出力によって駆
動制御しながら測定するので、半導体装置が比較的大き
な熱容量を有していたり、半導体装置が発熱したりして
も、また、半導体装置を、半導体装置載置用ステ―ジ上
に、絶縁体を介して載置する場合において、その絶縁体
が低い熱伝導性しか有しなかったりしても、半導体装置
表面温度測定手段から出力される半導体装置表面温度測
定出力を、半導体装置の温度を表しているものとして比
較的高精度に出力させることが、容易である。
【0022】このため、半導体装置の電気的特性を、ス
テ―ジ加熱手段駆動制御手段において設定した設定温度
での電気的特性として測定する場合、その半導体装置へ
のス―ジ加熱手段駆動制御手段において設定した設定温
度での電気的特性での測定結果を、半導体装置の正しい
設定温度での電気的特性の測定結果として、得ることが
できる。
【0023】
【実施例】次に、図1、図2及び図3を伴って、本発明
による半導体装置の電気的特性測定法の第1、第2及び
第3の実施例を述べよう。
【0024】図1、図2及び図3において、図4との対
応部分には同一符号を付して示す。
【0025】図1、図2及び図3に示す本発明による半
導体装置の電気的特性測定法の第1、第2及び第3の実
施例は、図4で上述した従来の半導体装置の電気的特性
測定法の場合と同様に、(i)(a)半導体装置載置用
ステ―ジ1と、その半導体装置載置用ステ―ジ1を冷却
するステ―ジ冷却手段2と、半導体装置載置用ステ―ジ
1を加熱するステ―ジ加熱手段3と、そのステ―ジ加熱
手段3を駆動制御するステ―ジ加熱手段駆動制御手段4
とを用い、そして、(b)半導体装置載置用ステ―ジ1
上に板状またはシ―ト状の絶縁体9を介して半導体装置
10を載置し、その状態で、半導体装置10の電気的特
性を、ステ―ジ加熱手段3をステ―ジ加熱手段駆動制御
手段4から出力される駆動制御出力によって半導体装置
10が予定の温度になるように駆動制御しながら、半導
体装置10に接触する測定用プロ―ブ210を用いて、
電気特性測定回路200によって測定する。
【0026】しかしながら、この場合、(ii)(a)
半導体装置の表面の温度を測定する半導体装置表面温度
測定手段6を用い、そして、(b)ステ―ジ加熱手段駆
動制御手段4が、ステ―ジ加熱手段3を、半導体装置表
面温度測定手段6から出力される半導体装置表面温度測
定出力を用いて駆動制御するように構成され、よって、
(c)半導体装置10の電気的特性を、ステ―ジ加熱手
段3を半導体装置表面温度測定手段5から出力される半
導体装置表面温度測定出力を用いたステ―ジ加熱手段駆
動制御手段4から出力される駆動制御出力によって半導
体装置10が予定の温度になるように、駆動制御しなが
ら、測定用プロ―ブ210を用いて、電気特性測定回路
200によって測定する。
【0027】以上が、本発明による半導体装置の電気的
特性測定法の第1、第2及び第3の実施例であるが、い
ま、その具体例を述べれば、次のとおりである。
【0028】すなわち、本発明による半導体装置の電気
的特性測定法の第1、第2及び第3の実施例において
は、用いる半導体装置載置用ステ―ジ1が、図1、図2
及び図3に示すように、図4で前述した従来の半導体装
置の電気的特性測定法の場合と同様に、真空容器8内に
配されている。
【0029】また、本発明による半導体装置の電気的特
性測定法の第1、第2及び第3の実施例においては、用
いるステ―ジ冷却手段2が、図1、図2及び図3に示す
ように、図4で前述した従来の半導体装置の電気的特性
測定法の場合と同様に、真空容器8内に、半導体装置載
置用ステ―ジ1下において内装された、極低温まで冷却
される冷凍機21と、その冷凍機21及び半導体装置載
置用ステ―ジ1間にそれらに熱的に連結して延長してい
る、網状の熱伝導体22とを有する。
【0030】さらに、本発明による半導体装置の電気的
特性測定法の第1、第2及び第3の実施例においては、
用いるステ―ジ加熱手段3が、図1、図2及び図3に示
すように、図4で前述した従来の半導体装置の電気的特
性測定法の場合と同様に、半導体装置載置用ステ―ジ1
内に内装された、通電によって発熱するヒ―タ31を有
する。
【0031】また、本発明による半導体装置の電気的特
性測定法の第1の実施例においては、用いる半導体装置
表面温度測定手段6が、図1に示すように、半導体装置
10の表面上に熱伝導性を有する固着剤層61を用いて
貼着固定された、エネルギ直接変換型の感温素子として
の熱電対62を用いた温度測定回路63を有し、一方、
その温度測定回路63が、恒温槽64内に配され且つ増
幅器66の入力側に半導体装置10の表面上の熱電対6
2を通じて接続された、エネルギ直接変換型の感温素子
としての他の熱電対65を有する。
【0032】さらに、本発明による半導体装置の電気的
特性測定法の第1の実施例においては、用いるステ―ジ
加熱手段駆動制御手段4が、図1に示すように、図4で
前述した従来の半導体装置の電気的特性測定法の場合に
準じて、温度設定回路(図示せず)を含み且つその温度
設定回路から出力される設定温度出力と半導体装置表面
温度測定手段6の温度測定回路63を構成している増幅
器66から出力される半導体装置表面温度測定出力との
間の差に応じた制御信号を出力する制御信号発生回路4
1と、その制御信号発生回路41から出力される制御信
号によって制御され、その制御信号に応じた駆動制御出
力をステ―ジ加熱手段3のヒ―タ31に出力する駆動回
路42とを有する。このため、ステ―ジ加熱手段3のヒ
―タ31が、半導体装置表面温度測定手段6の温度測定
回路63を構成している増幅器66から出力される半導
体装置表面温度測定出力を用いて制御されたステ―ジ加
熱手段駆動制御手段4の駆動回路42から出力される駆
動制御出力によって、半導体装置載置用ステ―ジ1上に
載置された半導体装置10が予定の温度になるように、
駆動制御される。
【0033】従って、本発明による半導体装置の電気的
特性測定法の第1の実施例においては、半導体装置10
の電気的特性を、図1に示すように、ステ―ジ加熱手段
3のヒ―タ31を半導体装置表面温度測定手段6の温度
測定回路63を構成している増幅器66から出力される
半導体装置表面温度測定出力を用いたステ―ジ加熱手段
駆動制御手段4の駆動回路42から出力される駆動制御
出力によって半導体装置10が予定の温度になるように
駆動制御しながら、測定用プロ―ブ210を用いて、電
気的特性測定回路200によって測定する。
【0034】また、本発明による半導体装置の電気的特
性測定法の第2の実施例においては、用いる半導体装置
表面温度測定手段6が、図2に示すように、半導体装置
10の表面上に形成されたエネルギ間接変換型の感温素
子としての4端子感温抵抗素子67(例えば感温抵抗層
を有し、そして、その両端から一対の電流端子がそれぞ
れ導出されているとともに、それら電流端子の内側から
も電圧端子がそれぞれ導出されている構成を有する)を
用いた温度測定回路73を有し、一方その温度測定回路
73が、プロ―ブ68を介して4端子感温抵抗素子67
の一対の電流端子に接続され且つ後述するステ―ジ加熱
手段駆動制御手段4の制御信号発生回路41によって制
御される電流源69と、プロ―ブ68を介して4端子感
温抵抗素子67の一対の電圧端子に接続されている温度
検出回路70とを有する。
【0035】さらに、本発明による半導体装置の電気的
特性測定法の第2の実施例にえいては、用いるステ―ジ
加熱手段駆動制御手段4が、図2に示すように、図4で
前述した従来の半導体装置の電気的特性測定法の場合に
準じて、温度設定回路(図示せず)を含み且つその温度
設定回路から出力される設定温度出力と半導体装置表面
温度測定出力手段6の温度測定回路73を構成している
温度検出回路70から出力される半導体装置表面温度測
定出力との間の差に応じた制御信号を出力する制御信号
発生回路41と、その制御信号発生回路41から出力さ
れる制御信号によって制御され、その制御信号に応じた
駆動制御出力をステ―ジ加熱手段3のヒ―タ31に出力
する駆動回路42とを有する。このため、ステ―ジ加熱
手段3のヒ―タ31が、半導体装置表面温度測定手段6
の温度測定回路73を構成している温度検出回路70か
ら出力される半導体装置表面温度測定出力を用いて制御
されたステ―ジ加熱手段駆動制御手段4の駆動回路42
から出力される駆動制御出力によって、半導体装置載置
用ステ―ジ1上に載置された半導体装置10が予定の温
度になるように、駆動制御される。
【0036】従って、本発明による半導体装置の電気的
特性測定法の第2の実施例においては、半導体装置10
の電気的特性を、図2に示すように、ステ―ジ加熱手段
3のヒ―タ31を半導体装置表面温度測定手段6の温度
測定回路73から出力される半導体装置表面温度測定出
力を用いたステ―ジ加熱手段駆動制御手段4の駆動回路
42から出力される駆動制御出力によって半導体装置1
0が予定の温度になるように駆動制御しながら、測定用
プロ―ブ210を用いて、電気的特性測定回路200に
よって測定する。
【0037】また、本発明による半導体装置の電気的特
性測定法の第3の実施例においては、用いる半導体装置
表面温度測定手段6及び用いるステ―ジ加熱手段駆動制
御手段4が、図3に示すように、図2に示す本発明によ
る半導体装置の電気的特性測定法の第2の実施例にお
い、その4端子感温抵抗素子67が、半導体装置10内
に予め形成されていることを除いて、図2に示す本発明
による半導体装置の電気的特性測定法の第2の実施例の
場合と同様である。
【0038】本発明による半導体装置の電気的特性測定
法の第3の実施例においては、半導体装置10の電気的
特性を、図2に示す本発明による半導体装置の電気的特
性測定法の第2の実施例の場合と同様に測定する。
【0039】図1、図2及び図3を伴って上述した本発
明による半導体装置の電気的特性測定法は、半導体装置
10の電気的特性を、ステ―ジ加熱手段3をステ―ジ温
度測定手段5から出力されるステ―ジ温度測定出力を用
いたステ―ジ加熱手段駆動制御手段4から出力される駆
動制御出力によって半導体装置10が予定の温度になる
ように駆動制御しながら測定するのに代え、ステ―ジ加
熱手段3を半導体装置表面温度測定手段6から出力され
る半導体装置表面温度測定出力を用いたステ―ジ加熱手
段駆動制御手段4から出力される駆動制御出力によって
半導体装置が予定の温度になるように制御しながら測定
することを除いて、図4で上述した従来の半導体装置の
電気的特性測定法と同様である。
【0040】このため、図4で上述した従来の半導体装
置の電気的特性測定法の場合と同様に、ステ―ジ加熱手
段駆動制御手段4が(具体例として、そのステ―ジ加熱
手段駆動制御手段4が含む温度設定回路)において、半
導体装置10の電気的特性を測定するときに半導体装置
10に与えたい予定の温度を対応している温度を、設定
温度として設定しておけば、ステ―ジ加熱手段3を半導
体装置表面温度測定手段6から出力されるステ―ジ温度
測定出力を用いたステ―ジ加熱手段駆動制御手段4から
出力される駆動制御出力によって半導体装置10が予定
の温度になるように制御するとき、半導体装置10に、
図4で前述した従来の半導体装置の電気的特性測定法の
場合と同様に、ステ―ジ加熱手段駆動制御手段4におい
て設定した設定温度を与えることができる。
【0041】このため、半導体装置10の電気的特性
を、ステ―ジ加熱手段駆動制御手段4において設定した
設定温度での電気的特性として、測定することができ、
よって、例えば、半導体装置10の電気的特性の温度依
存性を測定することができる。
【0042】しかしながら、図1、図2及び図3に示す
本発明による半導体装置の電気的特性測定法によれば、
半導体装置10の電気的特性を、ステ―ジ加熱手段3を
ステ―ジ温度測定手段5から出力されるステ―ジ温度測
定出力を用いたステ―ジ加熱手段駆動制御手段4から出
力される駆動制御出力によって駆動制御しながら測定す
る、という図4で前述した従来の半導体装置の電気的特
性測定法の場合とは異なり、ステ―ジ加熱手段3を半導
体装置表面温度測定手段6から出力される半導体装置表
面温度測定出力を用いたステ―ジ加熱手段駆動制御手段
から出力される駆動制御出力によって駆動制御しながら
測定するので、半導体装置10が比較的大きな熱容量を
有していたりしても、また半導体装置10が発熱したり
しても、さらに、半導体装置10を、半導体装置載置用
ステ―ジ1上に、上述した具体例の場合のように、絶縁
体9を介して載置する場合、その絶縁体9が低い熱伝導
性しか有しなかったりしても、半導体装置表面温度測定
手段6から出力される半導体装置表面温度測定出力を半
導体装置10の表面温度を表しているものとして比較的
高精度に出力させることが、容易である。
【0038】このため、半導体装置10の電気的特性
を、ステ―ジ加熱手段駆動制御手段4において設定した
設定温度での電気的特性として測定する場合、その半導
体装置10のステ―ジ加熱手段駆動制御手段4において
設定した設定温度での電気的特性の測定結果を、半導体
装置10の正しい設定温度での電気的特性の測定結果と
して、容易に得ることができる。
【0039】なお、上述においては、本発明による半導
体装置の電気的特性測定法の1つの実施例を示し、ま
た、その実施例の3つの具体例を示したに留まり、本発
明の精神を脱することなしに、種々の変型、変更をなし
得るであろう。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による半導体装置の電気的特性測定法の
第1の実施例の説明に供する系統図である。
【図2】本発明による半導体装置の電気的特性測定法の
第2の実施例の説明に供する系統図である。
【図3】本発明による半導体装置の電気的特性測定法の
第3の実施例の説明に供するための系統図である。
【図4】従来の半導体装置の電気的特性測定法の説明に
供するための系統図である。
【符号の説明】
1 半導体装置載置用ステ―ジ 2 ステ―ジ冷却手段 3 ステ―ジ加熱手段 4 ステ―ジ加熱手段駆動制御手段 5 ステ―ジ温度測定手段 6 半導体装置表面温度測定手段 8 真空容器 9 絶縁体 10 半導体装置 21 冷凍機 22 熱伝導体 31 ヒ―タ 41 制御信号発生回路 42 駆動回路 51 感温素子 52 温度測定回路 61 固着剤層 62、65 熱電対 63 温度測定回路 64 恒温槽 66 増幅器 70 温度検出回路 73 温度測定回路 200 電気的特性測定回路 210 測定用プロ―ブ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (i)(a)半導体装置載置用ステ―ジ
    と、上記半導体装置載置用ステ―ジを冷却するステ―ジ
    冷却手段と、上記半導体装置載置用ステ―ジを加熱する
    ステ―ジ加熱手段と、上記ステ―ジ加熱手段を駆動制御
    するステ―ジ加熱手段駆動制御手段とを用い、(b)上
    記半導体装置載置用ステ―ジ上に半導体装置を載置し、
    その状態で、上記半導体装置の電気的特性を、上記ステ
    ―ジ加熱手段を上記ステ―ジ加熱手段駆動制御手段の駆
    動制御出力によって上記半導体装置が予定の温度になる
    ように駆動制御しながら測定する半導体装置の電気的特
    性測定法において、 (ii)(a)上記半導体装置の表面の温度を測定する
    半導体装置表面温度測定手段を用い、(b)上記ステ―
    ジ加熱手段駆動制御手段が、上記ステ―ジ加熱手段を、
    上記半導体装置表面温度測定手段から出力される半導体
    装置表面温度測定出力を用いて駆動制御するように構成
    され、よって、(c)上記半導体装置の電気的特性を、
    上記ステ―ジ加熱手段を上記半導体装置表面温度測定手
    段から出力される上記半導体装置表面温度測定出力を用
    いた上記ステ―ジ加熱手段駆動制御手段から出力される
    駆動制御出力によって上記半導体装置が予定の温度にな
    るように駆動制御しながら、測定することを特徴とする
    半導体装置の電気的特性測定法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の半導体装置の電気的特性
    測定法において、 上記半導体装置表面温度測定手段として、エネルギ直接
    変換型またはエネルギ間接変換型の感温素子を用いた温
    度測定回路を用いることを特徴とする半導体装置の電気
    的特性測定法。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の半導体装置の電気的特性
    測定法において、 上記半導体装置表面温度測定手段として、上記半導体装
    置上に配されたまたは上記半導体装置内に予め形成され
    た感温素子を用いた温度測定回路を用いることを特徴と
    する半導体装置の電気的特性測定法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104076265A (zh) * 2014-06-15 2014-10-01 北京工业大学 一种快速测量半导体器件电学参数温度变化系数的方法和装置

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