JPH06159817A - 車両用空調装置 - Google Patents

車両用空調装置

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JPH06159817A
JPH06159817A JP30983992A JP30983992A JPH06159817A JP H06159817 A JPH06159817 A JP H06159817A JP 30983992 A JP30983992 A JP 30983992A JP 30983992 A JP30983992 A JP 30983992A JP H06159817 A JPH06159817 A JP H06159817A
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JP
Japan
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vehicle
refrigerant
compressor
cooling capacity
evaporator
Prior art date
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Pending
Application number
JP30983992A
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English (en)
Inventor
Mutsumi Satou
むつみ 佐藤
Akira Kato
加藤  明
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】車内温度の上昇,下降幅をより少なくし、設定
温度となるように冷房能力を近ずける運転をし、より快
適な空調運転が可能な車両用空調装置を提供する。 【構成】コンデンサ2とエバポレータ8の間に、それぞ
れ冷媒流量25%のキャピラリチューブ4A,5と冷媒流
量50%のキャピラリチューブ6を並列に接続し、キャピ
ラリチューブ5には電磁弁7A、キャピラリチューブ6
には電磁弁7Bを接続する。また、コンプレッサ1にバ
イパス弁10を並列に接続する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、鉄道車両における空調
制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の空調システムにおける空調機の冷
凍サイクルは、図4に示すようにコンプレッサ1とコン
デンサ2、このコンデンサ2を冷却するためのコンデン
サファン3、また、液化冷媒を気体にするためのキャピ
ラリチューブ4、冷媒が気化する時には気化熱を吸収す
るが、この気化熱をより効果的に吸収させるためのエバ
ポレータ8と、そのファン9により構成されている。
【0003】この構成におけるサイクルの動作は、ま
ず、コンプレッサ1にて冷媒を高圧冷媒としコンデンサ
2に送り込む。コンデンサ2に送り込まれた高圧冷媒
は、コンデンサファン3にて冷却され高圧液化冷媒とな
る。次に、キャピラリチューブ4に送り込むことでさら
に圧力が上昇するが、このキャピラリチューブ4を通過
することにより混合気化され、エバポレータ8にて完全
に気化される。
【0004】このエバポレータ8では、冷媒の気化をよ
り早めるためにエバポレータファン9にて冷却するが、
エバポレータファン9の風は、エバポレータ8により気
化熱を吸収されるため、エバポレータ8を通過した風は
温度が下がり冷風となる。この冷風が冷気となって車内
を冷房する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来は、こ
の冷凍サイクルをコンプレッサ1のON−OFF制御に
よって冷房能力を可変させ、これにより車内の温度調節
を行なっていた。例えば冷房能力 100%は、図5に示す
ようにコンプレッサ1は連続ON運転となり、冷房能力
50%は、図6に示すようにコンプレッサ1はt1 =t2
の50%運転となる。
【0006】しかしながら、このような運転において、
図7に示すように車内温度が設定温度に近づくにつれ冷
房能力をしぼり、車内温度をより設定温度に近ずける制
御を行うが、図7に示すようにコンプレッサ1がON運
転の時とOFF運転の時では、冷房能力が 100%か0%
かの状態となり、車内温度を一定とすることはできな
い。
【0007】つまり、従来の冷凍サイクルでは、このよ
うに設定温度に対し、ある幅をもって車内温度が上昇,
下降するという欠点があった。
【0008】そこで、本発明の目的は、車内温度の上
昇,下降幅をより少なくし、設定温度となるように冷房
能力を近ずける運転をし、より快適な空調運転が可能な
車両用空調装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するため、コンプレッサ,コンデンサ,キャピラリチ
ューブ,エバポレータで冷媒流路を形成し、エバポレー
タの冷気をファンを介し車内に導入して冷房するように
構成した車両用空調装置において、キャピラリチューブ
を複数に分割して並列に接続し、かつこれらのキャピラ
リチューブを選択して冷媒を流通させ、冷媒能力を可変
できるように構成したものである。
【0010】
【作用】並列に接続された複数のキャピラリチューブか
ら選択したキャピラリチューブに冷媒を流通させること
によって冷媒流量を可変することができ、冷房能力を可
変することができるので、冷房能力を小さくする場合で
もコンプレッサの停止時間を従来に比べ大幅に短縮し、
コンプレッサが停止しているときの車内温度の上昇を最
小限に抑え、快適な車内冷房を提供することができる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。図1は、本発明の一実施例を示す構成図である。
【0012】同図において、1はコンプレッサ、2はコ
ンデンサ、3はコンデンサファン、8はエバポレータ、
9はエバポレータファンを示す。4A,5および6は、
コンデンサ2とエバポレータ8の間に並列して接続され
たキャピラリチューブで、全体の冷媒流量を 100%とし
たとき、キャピラリチューブ4Aと5はそれぞれ25%、
キャピラリチューブ6は50%で、これら全てを加算した
ものが上記した従来のキャピラリチューブ4と同じ流量
になるようにし、冷媒流量 100%で冷房能力 100%とし
たとき、冷媒流量50%では冷房能力50%、冷媒流量25%
では冷房能力25%になるようにする。また、冷媒流量を
調節するため、キャピラリチューブ5には電磁弁7A、
キャピラリチューブ6に電磁弁7Bを接続し、冷媒流量
を調節することによって冷媒圧力が必要に上昇するのを
防止するため、コンプレッサ1に並列にバイパス弁(電
磁弁)10を接続する。このバイパス弁10の開閉は、コン
プレッサ1の後流側の配管に接続した圧力検出器(図示
しない)を介して行うか、または冷房能力を 100%未満
に設定したとき、タイマ等により適宜の時間間隔で開閉
する。
【0013】次に、以上のように構成された実施例の作
用を説明する。車内に設けられた温度検出器で、検出さ
れた車内温度と設定温度との差が大きくなり、制御装置
(図示しない)から冷房能力 100%運転の指令が出たと
きには、電磁弁7A,7Bが両方共開とされる。これに
より、コンプレッサ1で圧縮された冷媒がキャピラリチ
ューブ4A,5,6全部に流れ、すなわち、冷媒流量 1
00%となってエバポレータ8に流れ、冷房能力100 %で
車内を冷房する。
【0014】また、車内温度と設定温度との差が上記し
た場合より小さくなり、制御装置(図示しない)から冷
房能力50%運転の指令が出たときには、電磁弁7Bを
閉、電磁弁7Aを開とする。これにより、コンプレッサ
1で圧縮した冷媒がキャピラリチューブ4A,5に流
れ、すなわち、冷媒流量50%となってエバポレータ8に
流れ、冷房能力50%で車内を冷房する。なお、このとき
配管内の冷媒の圧力が上昇するとバイパス弁10が開き、
コンプレッサ1に流れる冷媒量が減少してこの圧力上昇
を抑える。
【0015】さらに、車内温度と設定温度との差が上記
した冷房能力50%の場合より小さくなり、制御装置(図
示しない)から冷房能力25%運転の指令が出たときに
は、電磁弁7A,7Bを両方共閉とする。これにより、
コンプレッサ1で圧縮された冷媒がキャピラリチューブ
4Aのみに流れ、すなわち、冷媒流量25%となってエバ
ポレータ8に流れ、冷房能力25%で車体を冷房する。こ
の場合には、図3に示すように冷房能力絶対値が小さく
なるため、コンプレッサ1をタイマ等を介して断続運転
するが、コンプレッサ1の停止(OFF)時間t2 を運
転(ON)時間t1 に対し大幅に短かく(t1 ≫t2
することができ、これにより、コンプレッサ1が停止
(OFF)するときの車内温度の上昇を最小限に抑える
ことができる。なお、この場合にも上記と同様に配管内
の圧力が上昇するとバイパス弁10が開き、コンプレッサ
1に流れる冷媒量を減少して配管内の冷媒圧力の上昇を
抑える。
【0016】以上のように構成された実施例によれば、
車内温度を検出して予め冷房能力を小さくすることがで
き、これによってコンプレッサの停止時間を短かくする
ことができるので、車内温度をほぼ一定に保つことがで
き、従来のように車内温度が設定温度に近接した場合で
も冷房能力を 100%と0%のサイクルのみの運転しか選
択できず、車内温度の上昇,下降の幅が大きくなるのを
抑え、快適な冷房をすることができる。
【0017】なお、以上説明した実施例は、キャピラリ
チューブ4A,5,6に3分割し、キャピラリチューブ
6は冷媒流量50%、キャピラリチューブ4A,5はそれ
ぞれ冷媒流量25%となるようにし、冷房能力を 100%,
50%,25%の3段階に設定するようにしたが、本発明は
これに限定されるものでなく、キャピラリチューブの分
割数,冷媒流量,冷媒能力の%を任意に選択することが
できる。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、コ
ンプレッサ,コンデンサ,キャピラリチューブ,エバポ
レータで冷媒流路を形成し、エバポレータの冷気をファ
ンを介し、車内に導入して冷房するように構成した車両
用空調装置において、キャピラリチューブを複数に分割
して並列に接続し、かつこれらのキャピラリチューブを
選択して冷媒を流通させ、冷媒能力を可変できるように
構成しているので、冷房運転におけるきめ細い温度調節
運転が可能となり、冷え過ぎの防止等をなくし車内温度
の上昇,下降幅を少なくし、快適な冷房を可能とした車
両用空調装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す構成図。
【図2】本発明の一実施例における冷媒流量と冷房能力
の関係を示す説明図。
【図3】本発明の一実施例における冷房能力25%の場合
のコンプレッサの運転を示す説明図。
【図4】従来の車両用空調装置の構成図。
【図5】従来の車両用空調装置における冷房能力 100%
の場合のコンプレッサの運転を示す説明図。
【図6】従来の車両用空調装置における冷房能力50%の
場合のコンプレッサの運転を示す説明図。
【図7】従来の車両用空調装置における冷房能力25%の
場合のコンプレッサの運転と車内温度の変化を示す説明
図。
【符号の説明】
1…コンプレッサ、2…コンデンサ、3…コンデンサフ
ァン、4,4A,5,6…キャピラリチューブ、7A,
7B…電磁弁、8…エバポレータ、9…エバポレータフ
ァン、10…バイパス弁。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンプレッサ,コンデンサ,キャピラリ
    チューブ,エバポレータで冷媒流路を形成し、前記エバ
    ポレータの冷気をファンを介し車内に導入して冷房する
    ように構成した車両用空調装置において、前記キャピラ
    リチューブを複数に分割して並列に接続し、かつこれら
    のキャピラリチューブを選択して冷媒を流通させ、冷媒
    能力を可変するようにしたことを特徴とする車両用空調
    装置。
JP30983992A 1992-11-19 1992-11-19 車両用空調装置 Pending JPH06159817A (ja)

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