JPH061597A - フォークリフトのリフトシリンダストローク調整装置 - Google Patents
フォークリフトのリフトシリンダストローク調整装置Info
- Publication number
- JPH061597A JPH061597A JP18438492A JP18438492A JPH061597A JP H061597 A JPH061597 A JP H061597A JP 18438492 A JP18438492 A JP 18438492A JP 18438492 A JP18438492 A JP 18438492A JP H061597 A JPH061597 A JP H061597A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lift cylinder
- adjusting screw
- tie beam
- adjusting
- bolt
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Forklifts And Lifting Vehicles (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 調整作業を簡便に行い得るフォークリフトの
リフトシリンダストローク調整装置を提供する。 【構成】 上端部がアッパタイビーム4の下部側に形成
した凹部11に嵌合する筒体からなる調整ネジ14をリ
フトシリンダ5のピストンロッド6に設けたネジ孔13
に螺合し、この調整ネジ14のピストンロッド6からの
突出高さを変えることによりシリンダストロークを調整
可能とする。また、調整ネジ14の筒孔に挿通したロッ
クボルト15の上端をアッパタイビーム4のボルト通し
孔12から上方へ突出させ、その突出端部でロックナッ
ト16にて締着することにより、ロックボルト15下端
部のテーパ付きフランジ部15aを調整ネジ14の切り
込み14dを有する内周面テーパ面14aに圧着させて
該調整ネジ14の緩みを防止する構成とした。
リフトシリンダストローク調整装置を提供する。 【構成】 上端部がアッパタイビーム4の下部側に形成
した凹部11に嵌合する筒体からなる調整ネジ14をリ
フトシリンダ5のピストンロッド6に設けたネジ孔13
に螺合し、この調整ネジ14のピストンロッド6からの
突出高さを変えることによりシリンダストロークを調整
可能とする。また、調整ネジ14の筒孔に挿通したロッ
クボルト15の上端をアッパタイビーム4のボルト通し
孔12から上方へ突出させ、その突出端部でロックナッ
ト16にて締着することにより、ロックボルト15下端
部のテーパ付きフランジ部15aを調整ネジ14の切り
込み14dを有する内周面テーパ面14aに圧着させて
該調整ネジ14の緩みを防止する構成とした。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、フォークリフトのリフ
トシリンダストローク調整装置に係り、詳しくは左右の
リフトシリンダのストロークエンドでの高さが一致する
ように調整するための調整装置に関する。
トシリンダストローク調整装置に係り、詳しくは左右の
リフトシリンダのストロークエンドでの高さが一致する
ように調整するための調整装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来一般に、リフトシリンダを左右に配
置した形式のフォークリフトにおいては、インナマスト
のアッパタイビームに対するリフトシリンダのストロー
クが左右で異なる場合には、ストロークエンドで跛行現
象が表れてマストが円滑に作動しない。そのため、従来
はインナマストのアッパタイビームと、左右いずれか一
方のリフトシリンダのピストンロッドとの結合面間にシ
ムを介在することにより左右のシリンダストロークが一
致するように調整している。ところが、シムによるスト
ローク調整は、アッパタイビームを持ち上げる必要があ
り、そのためにはクレーン等を必要とする等、その作業
がすこぶる煩雑であった。
置した形式のフォークリフトにおいては、インナマスト
のアッパタイビームに対するリフトシリンダのストロー
クが左右で異なる場合には、ストロークエンドで跛行現
象が表れてマストが円滑に作動しない。そのため、従来
はインナマストのアッパタイビームと、左右いずれか一
方のリフトシリンダのピストンロッドとの結合面間にシ
ムを介在することにより左右のシリンダストロークが一
致するように調整している。ところが、シムによるスト
ローク調整は、アッパタイビームを持ち上げる必要があ
り、そのためにはクレーン等を必要とする等、その作業
がすこぶる煩雑であった。
【0003】上述の如き事情に鑑み、シリンダストロー
クを容易に調整できるようにした装置が提案されてお
り、このような調整装置としては、例えば実開昭61−
26315号公報や実開平1−26720号公報等を挙
げることができる。前者の実開昭61−26315号公
報に記載の調整装置は、アッパタイビームの下面側に形
成した凹部にピストンロッドの頭部を嵌入する一方、ア
ッパタイビームの上面側には凹部に貫通するネジ孔を設
け、そしてこのネジ孔に位置調整用の調整ボルトを螺合
するとともに、その近傍には回り止めのロックプレート
を固定ボルトを介して取付け、さらには前記調整ボルト
の中心部に設けた通し孔を通してピストンロッド抜止用
としてのロックボルトをピストンロッドの頭部に形成し
たネジ孔に螺合することによりアッパタイビームとピス
トンロッドとを連結したものである。
クを容易に調整できるようにした装置が提案されてお
り、このような調整装置としては、例えば実開昭61−
26315号公報や実開平1−26720号公報等を挙
げることができる。前者の実開昭61−26315号公
報に記載の調整装置は、アッパタイビームの下面側に形
成した凹部にピストンロッドの頭部を嵌入する一方、ア
ッパタイビームの上面側には凹部に貫通するネジ孔を設
け、そしてこのネジ孔に位置調整用の調整ボルトを螺合
するとともに、その近傍には回り止めのロックプレート
を固定ボルトを介して取付け、さらには前記調整ボルト
の中心部に設けた通し孔を通してピストンロッド抜止用
としてのロックボルトをピストンロッドの頭部に形成し
たネジ孔に螺合することによりアッパタイビームとピス
トンロッドとを連結したものである。
【0004】後者の実開平1−26720号公報に記載
の調整装置は、アッパタイビームの下面側に形成した凹
部にピストンロッドの頭部を嵌入する一方、アッパタイ
ビームの上面側には凹部に貫通するネジ孔を設け、そし
てこのネジ孔に位置調整用の調整ボルトを螺合するとと
もに、その近傍には回り止めの六角孔付きロックプレー
トを固定ボルトを介して取付け、そしてアッパタイビー
ムの側面にはピストンロッドの抜止用のストッパボルト
を横向きに螺挿し、先端をピストンロッドの頭部外周面
に形成したリング溝に係合したものである。
の調整装置は、アッパタイビームの下面側に形成した凹
部にピストンロッドの頭部を嵌入する一方、アッパタイ
ビームの上面側には凹部に貫通するネジ孔を設け、そし
てこのネジ孔に位置調整用の調整ボルトを螺合するとと
もに、その近傍には回り止めの六角孔付きロックプレー
トを固定ボルトを介して取付け、そしてアッパタイビー
ムの側面にはピストンロッドの抜止用のストッパボルト
を横向きに螺挿し、先端をピストンロッドの頭部外周面
に形成したリング溝に係合したものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述した従
来の調整ボルトによる調整装置の場合は、以下のような
問題がある。すなわち、前者、後者共に前述のシム調整
に比べれば、調整作業の簡便化がある程度は達成されて
いるものの、未だに十分とは言い難いものである。なぜ
ならば、リフトシリンダのストローク調整作業は、一般
に車両への組付後に実施されることであり、そのため調
整ボルトによる調整に際しては、ピストンロッドの抜止
用のロックボルト又はストッパボルトを取り外す必要が
あり、そして、ストローク調整後に再度それらを組付け
る必要があるからである。
来の調整ボルトによる調整装置の場合は、以下のような
問題がある。すなわち、前者、後者共に前述のシム調整
に比べれば、調整作業の簡便化がある程度は達成されて
いるものの、未だに十分とは言い難いものである。なぜ
ならば、リフトシリンダのストローク調整作業は、一般
に車両への組付後に実施されることであり、そのため調
整ボルトによる調整に際しては、ピストンロッドの抜止
用のロックボルト又はストッパボルトを取り外す必要が
あり、そして、ストローク調整後に再度それらを組付け
る必要があるからである。
【0006】また、前者、後者共ピストンロッドの抜止
用としてボルトを利用している関係で、車両運転中の振
動等に起因して緩みが発生するおそれがあり、抜け止め
機能の信頼性に乏しいという問題もある。さらにまた、
ロックプレートにて回り止めをする関係で、前者の場合
はネジピッチの1/4、後者の場合はネジピッチの1/
6が最小調整であって、微調整に調整限界があり、しか
もアッパタイビームにロックプレート取付用のネジ加工
が必要となるという煩わしさがある。
用としてボルトを利用している関係で、車両運転中の振
動等に起因して緩みが発生するおそれがあり、抜け止め
機能の信頼性に乏しいという問題もある。さらにまた、
ロックプレートにて回り止めをする関係で、前者の場合
はネジピッチの1/4、後者の場合はネジピッチの1/
6が最小調整であって、微調整に調整限界があり、しか
もアッパタイビームにロックプレート取付用のネジ加工
が必要となるという煩わしさがある。
【0007】そこで本発明は、上述の問題に鑑み、調整
作業を簡便に行い得るフォークリフトのリフトシリンダ
ストローク調整装置を提供することを、解決すべき技術
的課題とする。
作業を簡便に行い得るフォークリフトのリフトシリンダ
ストローク調整装置を提供することを、解決すべき技術
的課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は次のように構成したものである。すなわ
ち、本発明のリフトシリンダストローク調整装置は、イ
ンナマストのアッパタイビームと、左右のリフトシリン
ダのピストンロッドとの結合部のうち、左右いずれか一
方の結合部に適用されるフォークリフトのリフトシリン
ダストローク調整装置であって、下部側が前記リフトシ
リンダのピストンロッドの端部に軸方向に螺入され、上
部側が前記アッパタイビームの下部側に形成された凹部
に嵌合され、そして少なくとも下部側には軸方向に延び
る所定長さの切り込みを、また下端内周面にはテーパ面
を有する筒体からなる調整ネジと、調整ネジの筒孔内に
挿通されるとともに、下端部には該調整ネジのテーパ面
に対応するテーパ付きフランジ部を有し、上部側が前記
アッパタイビームの上部側に形成されたボルト通し孔か
ら上方に突出するロックボルトと、ロックボルトのアッ
パタイビーム上面からの突出端部に螺合することにより
ロックボルトのテーパ付きフランジ部を調整ネジのテー
パ面に圧着させるロックナットとを備えたことを特徴と
している。
に、本発明は次のように構成したものである。すなわ
ち、本発明のリフトシリンダストローク調整装置は、イ
ンナマストのアッパタイビームと、左右のリフトシリン
ダのピストンロッドとの結合部のうち、左右いずれか一
方の結合部に適用されるフォークリフトのリフトシリン
ダストローク調整装置であって、下部側が前記リフトシ
リンダのピストンロッドの端部に軸方向に螺入され、上
部側が前記アッパタイビームの下部側に形成された凹部
に嵌合され、そして少なくとも下部側には軸方向に延び
る所定長さの切り込みを、また下端内周面にはテーパ面
を有する筒体からなる調整ネジと、調整ネジの筒孔内に
挿通されるとともに、下端部には該調整ネジのテーパ面
に対応するテーパ付きフランジ部を有し、上部側が前記
アッパタイビームの上部側に形成されたボルト通し孔か
ら上方に突出するロックボルトと、ロックボルトのアッ
パタイビーム上面からの突出端部に螺合することにより
ロックボルトのテーパ付きフランジ部を調整ネジのテー
パ面に圧着させるロックナットとを備えたことを特徴と
している。
【0009】
【作用】上述のように構成された本発明に係るリフトシ
リンダストローク調整装置においては、ロックナットを
緩めた状態では、ロックボルトのテーパ付きフランジ部
による調整ネジのテーパ面に対する圧入が解放され、調
整ネジを自由に回動することが可能となる。従って、こ
の状態でスパナ等の工具を利用し調整ネジを回動してリ
フトシリンダのピストンロッドに対するねじ込み量を加
減することにより、リフトシリンダのストローク調整を
行い得る。そして、調整後はロッナットを締め付けてロ
ックボルトのテーパ付きフランジ部を調整ネジのテーパ
面に圧入すれば、該調整ネジのネジ部がピストンロッド
のネジ孔に圧着されてその緩みが防止される。
リンダストローク調整装置においては、ロックナットを
緩めた状態では、ロックボルトのテーパ付きフランジ部
による調整ネジのテーパ面に対する圧入が解放され、調
整ネジを自由に回動することが可能となる。従って、こ
の状態でスパナ等の工具を利用し調整ネジを回動してリ
フトシリンダのピストンロッドに対するねじ込み量を加
減することにより、リフトシリンダのストローク調整を
行い得る。そして、調整後はロッナットを締め付けてロ
ックボルトのテーパ付きフランジ部を調整ネジのテーパ
面に圧入すれば、該調整ネジのネジ部がピストンロッド
のネジ孔に圧着されてその緩みが防止される。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて具体
的に説明する。図3はリフトシリンダを左右に配置した
形式のマスト装置の概略背面図である。図示のように、
マスト背面に配置された左右のリフトシリンダ5は、固
定のアウタマスト1のロアクロスビーム2上に立設され
るとともに、そのピストンロッド6の上端部がアウタマ
スト1に沿って昇降するインナマスト3のアッパタイビ
ーム4に結合されている。
的に説明する。図3はリフトシリンダを左右に配置した
形式のマスト装置の概略背面図である。図示のように、
マスト背面に配置された左右のリフトシリンダ5は、固
定のアウタマスト1のロアクロスビーム2上に立設され
るとともに、そのピストンロッド6の上端部がアウタマ
スト1に沿って昇降するインナマスト3のアッパタイビ
ーム4に結合されている。
【0011】図1はアッパタイビーム4とピストンロッ
ド6の結合状態を示しており、左右のリフトシリンダ5
のうち、一方(図示右側)のリフトシリンダ5は、連結
ボルト10による結合構造となっている。すなわち、ア
ッパタイビーム4の下面側に円形の凹部7が形成され、
該凹部7にはピストンロッド6の頭部が嵌入されてい
る。そして、その状態でアッパタイビーム4の上面側に
形成されたボルト通し孔8から連結ボルト10がピスト
ンロッド6のネジ孔9にねじ込まれてアッパタイビーム
4とピストンロッド6とが結合されている。
ド6の結合状態を示しており、左右のリフトシリンダ5
のうち、一方(図示右側)のリフトシリンダ5は、連結
ボルト10による結合構造となっている。すなわち、ア
ッパタイビーム4の下面側に円形の凹部7が形成され、
該凹部7にはピストンロッド6の頭部が嵌入されてい
る。そして、その状態でアッパタイビーム4の上面側に
形成されたボルト通し孔8から連結ボルト10がピスト
ンロッド6のネジ孔9にねじ込まれてアッパタイビーム
4とピストンロッド6とが結合されている。
【0012】一方、反対側(図示左側)のリフトシリン
ダ5とアッパビーム4とは、リフトシリンダストローク
調整装置を介して結合されている。すなわち、ストロー
ク調整装置は、図2の分解図に示すように、調整ネジ1
4と、ロックボルト15と、ロックナット16とから構
成され、このストローク調整装置を組付けるために、図
1に示す如くアッパタイビーム4には下部側に円形の凹
部11が、上部側に該凹部11に貫通するボルト通し孔
12がそれぞれ形成され、またピストンロッド6側には
その軸中心部にネジ孔13が形成されている。
ダ5とアッパビーム4とは、リフトシリンダストローク
調整装置を介して結合されている。すなわち、ストロー
ク調整装置は、図2の分解図に示すように、調整ネジ1
4と、ロックボルト15と、ロックナット16とから構
成され、このストローク調整装置を組付けるために、図
1に示す如くアッパタイビーム4には下部側に円形の凹
部11が、上部側に該凹部11に貫通するボルト通し孔
12がそれぞれ形成され、またピストンロッド6側には
その軸中心部にネジ孔13が形成されている。
【0013】しかして、ストローク調整装置における調
整ネジ14は、下部側を大径とする段付き筒体であっ
て、下部外周面にはネジ14aを、下端部内周面にはテ
ーパ面14bを、外周上の適宜位置には軸方向に沿って
延びる切り込み14cをそれぞれ備え、また小径側の中
間部寄りにはスパナ等の嵌合用としての2面幅4dを備
えた構造となっている。このような構造の調整ネジ14
は、図1に示すようにピストンロッド6のネジ孔9に螺
入されるとともに、小径上部が前記アッパタイビーム4
の凹部7に嵌合されている。一方、ロックボルト15
は、下端部には前記調整ネジ14のテーパ面14bに対
応するテーパ付きフランジ部15aを、また上部外周に
はにネジ15bを、上端面には六角孔15cをそれぞれ
備えており、調整ネジ14の筒孔内を挿通してアッパタ
イビーム4のボルト通し孔8から上方へ突出するように
組付けられ、その突出端部においてロックナット16に
よりワッシャ17を介して締着されるようになってい
る。
整ネジ14は、下部側を大径とする段付き筒体であっ
て、下部外周面にはネジ14aを、下端部内周面にはテ
ーパ面14bを、外周上の適宜位置には軸方向に沿って
延びる切り込み14cをそれぞれ備え、また小径側の中
間部寄りにはスパナ等の嵌合用としての2面幅4dを備
えた構造となっている。このような構造の調整ネジ14
は、図1に示すようにピストンロッド6のネジ孔9に螺
入されるとともに、小径上部が前記アッパタイビーム4
の凹部7に嵌合されている。一方、ロックボルト15
は、下端部には前記調整ネジ14のテーパ面14bに対
応するテーパ付きフランジ部15aを、また上部外周に
はにネジ15bを、上端面には六角孔15cをそれぞれ
備えており、調整ネジ14の筒孔内を挿通してアッパタ
イビーム4のボルト通し孔8から上方へ突出するように
組付けられ、その突出端部においてロックナット16に
よりワッシャ17を介して締着されるようになってい
る。
【0014】本実施例のストローク調整装置は、上述の
ように構成したものであり、ストローク調整作業は以下
の如く実施される。因みに、ストローク調整作業は、マ
スト装置を車両本体に組付けたあとで実施されるもので
ある。この調整作業は、ロックナット16を緩めてロッ
クボルト15のテーパ付きフランジ部15aを調整ネジ
14のテーパ面14aから話した状態において、該調整
ネジ14の2面幅14dにスパナ等の工具を嵌めてこれ
を右回り又は左回りに回転させてピストンロッド6のネ
ジ孔13に対するねじ込み量を加減することで達成され
る。つまり、本実施例に係るストローク調整装置によれ
ば、調整ネジ14のピストンロッド6からの突出高さを
適宜加減することにより、左右のリフトシリンダ5の上
昇端高さが等しくなるようにリフトシリンダ5のストロ
ークを調整することができる。
ように構成したものであり、ストローク調整作業は以下
の如く実施される。因みに、ストローク調整作業は、マ
スト装置を車両本体に組付けたあとで実施されるもので
ある。この調整作業は、ロックナット16を緩めてロッ
クボルト15のテーパ付きフランジ部15aを調整ネジ
14のテーパ面14aから話した状態において、該調整
ネジ14の2面幅14dにスパナ等の工具を嵌めてこれ
を右回り又は左回りに回転させてピストンロッド6のネ
ジ孔13に対するねじ込み量を加減することで達成され
る。つまり、本実施例に係るストローク調整装置によれ
ば、調整ネジ14のピストンロッド6からの突出高さを
適宜加減することにより、左右のリフトシリンダ5の上
昇端高さが等しくなるようにリフトシリンダ5のストロ
ークを調整することができる。
【0015】しかして、上記の調整作業後は、ロックナ
ット16を締め付けると、ロックボルト15が引き上げ
られてそのテーパ付きフランジ部15aが調整ネジ14
の下端部テーパ面14bに圧着するため、該調整ネジ1
4が外側に押し広げられ、ピストンロッド5のネジ孔1
3に対してネジ14aが圧着されて調整ネジ14の緩み
が防止される。従って、車両振動等に拘らず、調整ネジ
14は調整位置に確実に保持される。
ット16を締め付けると、ロックボルト15が引き上げ
られてそのテーパ付きフランジ部15aが調整ネジ14
の下端部テーパ面14bに圧着するため、該調整ネジ1
4が外側に押し広げられ、ピストンロッド5のネジ孔1
3に対してネジ14aが圧着されて調整ネジ14の緩み
が防止される。従って、車両振動等に拘らず、調整ネジ
14は調整位置に確実に保持される。
【0016】なお、本実施例では調整ネジ14の切り込
み14cを単一としたが、これを複数にしたり或いは全
長に設定しても差し支えなく、またスパナ等を嵌合する
ための2面幅14dについては、これを五角形又は六角
形等の角軸に形成しても差し支えない。
み14cを単一としたが、これを複数にしたり或いは全
長に設定しても差し支えなく、またスパナ等を嵌合する
ための2面幅14dについては、これを五角形又は六角
形等の角軸に形成しても差し支えない。
【0017】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
ロックナットを緩めた状態で調整ネジを回す操作を行う
だけでリフトシリンダのストロークを調整できため、調
整作業が従来方式に比べて遙かに簡便化される。また、
本発明のストローク調整装置は、ロックナットを締め付
けるだけで調整ネジの緩み止めをできるため、ストロー
ク調整が無段階となって微調整が可能となり、しかも余
分な部品が不要となる上に、アッパタイビームに緩み止
め手段を付設するための特別の加工も省略できる。
ロックナットを緩めた状態で調整ネジを回す操作を行う
だけでリフトシリンダのストロークを調整できため、調
整作業が従来方式に比べて遙かに簡便化される。また、
本発明のストローク調整装置は、ロックナットを締め付
けるだけで調整ネジの緩み止めをできるため、ストロー
ク調整が無段階となって微調整が可能となり、しかも余
分な部品が不要となる上に、アッパタイビームに緩み止
め手段を付設するための特別の加工も省略できる。
【図1】本発明の実施例に係るリフトシリンダストロー
ク調整装置を示す縦断面図である。
ク調整装置を示す縦断面図である。
【図2】ストローク調整装置の分解斜視図である。
【図3】リフトシリンダを左右に配置した形式のマスト
装置の概略背面図である。
装置の概略背面図である。
【符号の説明】 1…アウタマスト 3…インナマスト 4…アッパタイビーム 5…リフトシリンダ 6…ピストンロッド 11…凹部 12…ボルト通し孔 13…ネジ孔 14…調整ネジ 14b…テーパ面 14c…切り込み 15…ロックボルト 15a…テーパ付きフランジ部 16…ロックナット
Claims (1)
- 【請求項1】 インナマストのアッパタイビームと、左
右のリフトシリンダのピストンロッドとの結合部のう
ち、左右いずれか一方の結合部に適用されるフォークリ
フトのリフトシリンダストローク調整装置であって、 下部側が前記リフトシリンダのピストンロッドの端部に
軸方向に螺入され、上部側が前記アッパタイビームの下
部側に形成された凹部に嵌合され、そして少なくとも下
部側には軸方向に延びる所定長さの切り込みを、また下
端内周面にはテーパ面を有する筒体からなる調整ネジ
と、 調整ネジの筒孔内に挿通されるとともに、下端部には該
調整ネジのテーパ面に対応するテーパ付きフランジ部を
有し、上部側が前記アッパタイビームの上部側に形成さ
れたボルト通し孔から上方に突出するロックボルトと、 ロックボルトのアッパタイビーム上面からの突出端部に
螺合することによりロックボルトのテーパ付きフランジ
部を調整ネジのテーパ面に圧着させるロックナットと、
を備えたフォークリフトのリフトシリンダストローク調
整装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18438492A JPH061597A (ja) | 1992-06-17 | 1992-06-17 | フォークリフトのリフトシリンダストローク調整装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18438492A JPH061597A (ja) | 1992-06-17 | 1992-06-17 | フォークリフトのリフトシリンダストローク調整装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH061597A true JPH061597A (ja) | 1994-01-11 |
Family
ID=16152245
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18438492A Pending JPH061597A (ja) | 1992-06-17 | 1992-06-17 | フォークリフトのリフトシリンダストローク調整装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH061597A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100800582B1 (ko) * | 2006-11-15 | 2008-02-04 | 동양기전 주식회사 | 유압 실린더 |
US8646578B2 (en) * | 2003-09-19 | 2014-02-11 | Jungheinrich Aktiengesellschaft | Extendable mast structure for a fork-lift truck |
-
1992
- 1992-06-17 JP JP18438492A patent/JPH061597A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8646578B2 (en) * | 2003-09-19 | 2014-02-11 | Jungheinrich Aktiengesellschaft | Extendable mast structure for a fork-lift truck |
KR100800582B1 (ko) * | 2006-11-15 | 2008-02-04 | 동양기전 주식회사 | 유압 실린더 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4729703A (en) | Double nut | |
EP0854791B1 (de) | Vorrichtung zum lösbaren befestigen eines zusätzlichen rades an einem rad eines fahrzeugs | |
JPH01150010A (ja) | ワッシャ | |
DE10150767A1 (de) | Mutteranordnung mit Losdrehsicherung | |
JPH061597A (ja) | フォークリフトのリフトシリンダストローク調整装置 | |
EP1013946B1 (de) | Schraubverbindung für ein Fahrpedalmodul eines Kraftfahrzeugs | |
JPH10184790A (ja) | 設置台 | |
JPH05319796A (ja) | フォークリフトのリフトシリンダストローク調整装置 | |
JP3433283B2 (ja) | サスペンションメンバの車体取付構造及び取付用ボルト | |
JP3091675B2 (ja) | 反応圧力容器等におけるカバーねじ止め用ねじ緊張装置 | |
EP0579918A1 (de) | Schraubverbindung für einen Zylinderkopf einer Brennkraftmaschine | |
JP3342675B2 (ja) | 物品締付け装置 | |
JP2536576B2 (ja) | チェ―ンアンカ―ボルトの固定装置 | |
EP2014932B1 (de) | Verfahren zum Verbinden oder Befestigen von Bauteilen unter Verwendung einer hochfest vorspannbaren Schraubverbindung sowie Schraubengarnitur für hochfest vorspannbare Verbindungen | |
JPH072790Y2 (ja) | セグメント取付金具 | |
JP2002068691A (ja) | シリンダの伸縮方向調整装置 | |
JPH04562Y2 (ja) | ||
JP3230630B2 (ja) | フォークリフトのリフトシリンダストローク調整装置 | |
JPH084175Y2 (ja) | パンチ組立体 | |
CN117536425A (zh) | 一种钢衍架对接组装装置 | |
JPH0210809Y2 (ja) | ||
DE29801571U1 (de) | Doppelmutter-Befestigungsmechanismus, der angepaßt ist, um einen Gewindeschaft an einem Rohr zu sichern | |
JPS5880608U (ja) | ゆるみ止め機構付きボルト・ナツト | |
JPH0619848Y2 (ja) | 衝撃動工具の弛み止め構造 | |
JPH0645686Y2 (ja) | アイボルト |