JPH06159732A - 外気処理加湿装置 - Google Patents

外気処理加湿装置

Info

Publication number
JPH06159732A
JPH06159732A JP4340972A JP34097292A JPH06159732A JP H06159732 A JPH06159732 A JP H06159732A JP 4340972 A JP4340972 A JP 4340972A JP 34097292 A JP34097292 A JP 34097292A JP H06159732 A JPH06159732 A JP H06159732A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
air
outside air
amount
indoor
indoor air
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4340972A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuo Yamamoto
保夫 山本
Akira Maeda
暁 前田
Minoru Sanpei
実 三瓶
Masahiko Sunakawa
昌彦 砂川
Masao Kai
昌雄 甲斐
Yukikuni Okawachi
幸訓 大川内
Mikio Hisamura
幹夫 久村
Haruki Honda
陽基 本田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
P S KOGYO KK
UETSUTO MASTER KK
Mitsubishi Electric Corp
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
P S KOGYO KK
UETSUTO MASTER KK
Mitsubishi Electric Corp
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by P S KOGYO KK, UETSUTO MASTER KK, Mitsubishi Electric Corp, Nippon Telegraph and Telephone Corp filed Critical P S KOGYO KK
Priority to JP4340972A priority Critical patent/JPH06159732A/ja
Publication of JPH06159732A publication Critical patent/JPH06159732A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Air Conditioning Control Device (AREA)
  • Central Air Conditioning (AREA)
  • Air Humidification (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 〔目的) 取入れる外気量と室内空気量との比率および
給気量を容易かつ正確に調整可能とし、加湿能力や外気
量に過不足がないようにする。 〔構成〕 外気取入れ口11aに第一のダンパ12aを
設け、室内空気取入れ口11bに第二のダンパ12bを
設ける。外気および室内空気を除塵するフイルタ14,
14a,14bを設ける。外気取入れ口11aに連通す
る外気流路17aに第一の風速計測用孔18aまたは第
一の風速計測器を設け、室内空気取入れ口11bに連通
する室内空気流路17bには第二の風速計測用孔18b
または第二の風速計測器を設ける。外気および室内空気
を加湿する加湿器19および送風機20を設け、送風機
20による給気量を調整するインバータ22を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は建物内の空調のため、加
湿、除塵および外気の導入を行なう外気処理加湿装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】建物等の各室内における空調の一環とし
て湿度管理を行なうことは一般的であり、特に電算機や
通信機器など、電子部品を多用する機器を使用する室内
では、その雰囲気の過乾燥あるいは空気汚染により、静
電気が発生したり接点不良により機器を誤動作させるこ
とがあるので、適度な加湿と空気浄化は必要不可欠なも
のである。従来の加湿装置は例えば図7に示すようなも
ので、1は基体、2は基体1の前面下部に設けられた吸
気口、3は吸気口2に設けられたフィルタ、4は給水ホ
−ス(図示せず)等により水源と連結された加湿器、5
は基体1内部の空気を外部へ供給する送風機、6は送風
機5の排気側に連通させて設けられた給気口、7は給気
口6に設けられた給気量を調整するための回転翼式のダ
ンパ、8はダンパ7の角度を変えるための調整ハンド
ル、9は加湿装置を制御するための機器類が収められた
制御箱である。なお、給気口6には一端が室内に開口す
る給気ダクト(図示せず)が接続される。
【0003】従来の加湿装置は以上のように構成されて
いるので、送風機5を回転させることにより室内の空気
は、吸気口2からフィルタ3により塵埃が除去されなが
ら基体1内に入り、加湿器4により加湿されたのち、給
気口6および給気ダクトを経て再び室内に供給される。
なお、給気ダクトへの給気量は、給気ダクトの長さや形
状による圧損の影響を受けるので、据え付け時に前記圧
損を計算したうえで、調整ハンドル8を操作してダンパ
7の角度を変えて、所定の給気量になるよう調整され
る。
【0004】また、室内の人間の健康のため、空調にお
いては所定量の外気を室内に取り入れることも重要であ
るが、従来の加湿装置には外気を取入れる機能がないの
で、外気導入装置(図示せず)が加湿装置とは別に設け
られるのが通例であり、この場合、外気導入装置からの
外気は直接機械室に導入され、室内空気に混入して吸気
口2から基体1内に取入れられる。
【0005】従来の加湿装置としては単独で使用するも
の以外に、空調機内に加湿するものもあり、これを使用
すれば空気浄化が可能で、かつ外気導入も可能である
が、冷房もあるのが通常のため、冷房時に冷却器前に加
湿すると冷却器で除湿され、冷却後に加湿すれば結露
し、わずかしか加湿されない。室内の人間の健康のた
め、空調においては所定量の外気を取入れることも重要
であり、前記以外にも外気導入用の全熱交換器もあり、
これに加湿するものもあるが、14°Cぐらいで通風量
(外気導入量)も少ないところに加湿するため、気化式
加湿器で加湿を行うと加湿量が少なく、これだけでは室
内の乾燥を防止することは困難であった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前記のような従来の加
湿装置では、複雑な形状の給気ダクトの圧損を計算によ
り求めるのが困難であり、計算値が実際の圧損とは異な
ることが多かったので、給気量が過多になったり過少に
なったりして、所定の加湿能力が得られにくいという問
題点があった。また、給気量が調整困難であり、かつ、
加湿装置と外気導入装置が独立しているので、当然、給
気量に占める外気量と室内空気量との比率を調整するの
も困難であり、そのため必要な外気量が得られなかった
り、逆に外気量が多すぎて加湿能力が低下したりという
問題があった。さらに、加湿装置と外気導入装置が独立
しているので、機器を配備するスペ−スおよび費用面に
おいても不経済なものであった。
【0007】さらに、通信機室、電算室、インテリジェ
ントビルでは、室内の通信機、コンピュータ、OA機器
からの発熱が多いため、冬季(冷房が必要な時や所が多
い)室内に導入された外気は加熱され低湿度となり静電
気発生による障害が起こりやすい。また、外気冷房によ
り外気導入量を多くすればさらに低湿度の度合いは大き
くなる。冷房機を使用した時も冷房機で除湿が行われる
ため、さらに低湿度となる。冷房機内や外気導入ダクト
内に加湿する方法もあるが、加湿場所の温度が低いため
わずかしか加湿されず、室内を常湿に維持するところま
で加湿できない。この対策として、室内の暖かい空気を
加湿器に直接吸い込みこれに気化加湿し、また室内に戻
す単独の気化式加湿器を使えば、室内の加湿負荷にあっ
た加湿ができ、加湿することにより冷房もされるため、
冷房器の容量も小さくできるため良い。しかし、外気導
入の機能をもった空調機を併用しなければならない事
と、単独の気化式加湿器は大きな送風機と加湿材を内蔵
するため、加湿量当たりのサイズが大きく、設置スペー
スも多く取られることや排水管,電気配線等の電気工事
も多くなり、メンテナンス箇所も多くなるという問題点
もあった。
【0008】本発明は、このような問題点を解決するた
めになされたもので、取入れる外気量と室内空気量との
比率を容易に調整することができるとともに、給気量を
容易に調整することができる新規な外気処理加湿装置を
提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明に係る外気処理加
湿装置は、基体と、該基体に設けられた外気取入れ口お
よび室内空気取入れ口と、前記外気取入れ口に連通する
外気流路と、前記室内空気取入れ口に連通する室内空気
流路と、前記外気流路に設けられた第一のダンパおよび
第一の風速計測用孔または第一の風速計測器と、前記室
内空気流路に設けられた第二のダンパおよび第二の風速
計測用孔または第二の風速計測器と、外気および室内空
気を除塵するフィルタと、前記外気流路および室内空気
流路からの空気を加湿する加湿器と、該加湿器からの空
気を加湿すべき室内に供給する送風機と、該送風機によ
る給気量を調整する調整手段とを具備するものである。
【0010】
【作用】前記のように構成された外気処理加湿装置で
は、第一の風速計測用孔および第二の風速計測用孔に風
速計のセンサ部を挿入して風速を計測するか、予め設け
られた第一および第二の風速計測器により風速を計測す
ることによって、外気取入れ口からの外気量と室内空気
取入れ口からの室内空気量とを算出しながら、その比率
が所定の比率となるよう第一のダンパおよび第二のダン
パを調整したり、給気量、つまり、外気量と室内空気量
との和が所定の量となるよう送風機の調整手段を調整し
たりすることができる。
【0011】
【実施例】以下図面に示した実施例を参照して本発明を
説明する。 実施例1.本発明の一実施例を図1および図2において
説明する。10は基体であり、この基体10の上部に外
気取入れ口11aおよび室内空気取入れ口11bが設け
られる。外気取入れ口11aには、一端が室外に開口す
る外気ダクト(図示せず)が接続され、室内空気取入れ
口11bには、一端が加湿すべき室内に開口する室内空
気ダクト(図示せず)が接続される。12aは外気取入
れ口11aに設けられた回転翼式のダンパであり,13
aはこのダンパ12aの角度を調整するためのハンドル
である。同様に、室内空気取入れ口11bには、ダンパ
12bおよびハンドル13bが設けられる。14は、取
入れられた外気および室内空気から塵埃を除去するため
のフィルタである。
【0012】基体10の内部には、仕切り板15および
制御箱16が設けられ、これらにより空気の流路が形成
される。すなわち、17aは、基体10および仕切り板
15により形成され、外気取入れ口11aに連通する外
気流路であり、17bは、基体10,仕切り板15およ
び制御箱16の背面により形成され、室内空気取入れ口
11bに連通する室内空気流路である。さらに、18a
は外気流路17aに臨む第一の風速計測用孔、18bは
室内空気流路17bに臨む第二の風速計測用孔であり、
それぞれ基体10に穿設される。
【0013】また、19は給水ホース等により水源と連
結された加湿器、20は基体10内部の空気を外部に供
給する送風機、21は送風機20の排気側に連通させて
設けられた給気口で、給気口21には一端が加湿すべき
室内に開口する給気ダクト(図示せず)が接続される。
なお、制御箱16には、この外気処理加湿装置を制御す
るための機器類とともに、送風機20の給気量を調整す
る調整手段として、送風機20の回転速度を変化させる
インバータ22が収納されている。
【0014】この装置における空気の流れは図1に矢印
で示すとおりであり、送風機20を回転させると、外気
は外気ダクトから外気取入れ口11aを経て外気流路1
7aに入り、室内空気は室内空気ダクトから室内空気取
入れ口11bを経て室内空気流路17bに入り、外気流
路17aおよび室内空気流路17bを出たところで外気
と室内空気は混合され、混合された空気はフイルター1
4で除塵されたのち、加湿器19を下側から上側に通過
する際加湿され、加湿された空気は送風機20に吸い込
まれて、給気口21および給気ダクトを経て供給され
る。
【0015】つぎに、以上のように構成され運転される
本実施例の外気処理加湿装置における運転調整について
説明する。まず、第一の風速計測用孔18aと第二の風
速計測用孔18bとに風速計のセンサー部を挿入し、外
気流路17aおよび室内空気流路17bにおける風速を
計測する。そして、その計測値と外気流路17aおよび
室内流路17bの断面積とから各流路を流れる外気量お
よび室内空気量を算出し、両者が所定の比率になるよ
う、ハンドル13aおよび13bを操作して、第一のダ
ンパ12aおよび第二のダンパ12bの角度を調整す
る。
【0016】このようにして外気量と室内空気量との比
率が設定できれば、つぎに給気量すなわち外気量と室内
空気量との和が所定の量となるよう、インバータ22を
操作して送風機20の回転速度を調整する。ここでは、
外気量と室内空気量との比率が分かっているので、いず
れか一方の風速を風速計で測定しながら調整すれば、給
気量を所定の値とすることができる。なお、外気量と室
内空気量との比率が、給気量の調整によって変化するこ
とはない。
【0017】以上の調整は日常的に行う必要はなく、外
気処理加湿装置を据え付けて、ダクト等の接続が完了し
た時点で一度行うだけでよい。また、調整後は風速測定
は不要となるので、第一の風速計測用孔18aおよび第
二の風速計測用孔18bは、ゴムキャップ等により塞い
でおくとよい。また、加湿器とフイルターとの間に加熱
器を設け、暖房時の補助熱源とすることも可能である。
【0018】実施例2 本発明の別の実施例を図3および図4において説明す
る。この実施例2において図1および図2に示した実施
例の符号と同一の符号をもって示した構成は、同一の構
成である。この実施例2で、14a,14bは取入れら
れた外気および室内空気から塵埃を除去するためのフイ
ルタであり、フイルタ14aは第一のダンパ12aと第
一の風速計測用孔18aとの間に設けられ、フイルタ1
4bは第二のダンパ12bと第二の風速計測用孔18b
との間に設けられている。
【0019】また、基体10の内部が仕切板15aによ
り図3に矢印で示すように、二通路に仕切られ、全体と
してはU字状の通路が形成されている。そして、一方の
通路内には仕切り板15bおよび制御箱16が設けら
れ、これによりさらに二つの空気の流路が形成される。
すなわち、外気流路17aは、基体10および仕切り板
15bにより形成され、フイルタ14aを介して外気取
入れ口11aに連通し、室内空気流路17bは、基体1
0,仕切り板15bおよび制御箱16の背面により形成
され、フイルタ14bを介して室内空気取入れ口11b
に連通する。
【0020】この実施例2の装置における空気の流れ
は、図3に矢印で示すとおりであり、送風機20を回転
させると、外気は外気ダクトから外気取入れ口11a,
フイルタ14aを経て外気流路17aに入り、室内空気
は室内空気ダクトから室内空気取入れ口11b,フイル
タ14bを経て室内空気流路17bに入り、外気流路1
7aおよび室内空気流路17bを出たところで、外気と
室内空気は混合され、混合された空気は加湿器19を前
側から後側に通過する際加湿され、加湿された空気は送
風機20に吸い込まれて、給気口21および給気ダクト
を経て室内に供給される。
【0021】また、取入れ外気温度、加湿器19の入口
側および出口側の空気温度を検出する温度検出器(図示
ぜず)が設けられ、それぞれの温度を表示するようにし
て、その温度に応じて外気量と室内空気量との比率を調
整することができる。
【0022】なお、外気流路17aおよび室内空気流路
17bは、風速計測を正確に行うためには、空気の流れ
が整流される程度の長さ、すなわち、各流路幅に対する
約2倍程度の長さの直管状とするのがよく、本実施例2
では長さ1mの直管状とした。また、フイルタは、外気
および室内空気が加湿器19に達するまでに除塵できれ
ばどの位置に設けてもよいが、本実施例2のように、フ
イルタ14aを第一のダンパ12aと第一の風速計測用
孔18aとの間に設け、フイルタ14bを第二のダンパ
12bと第二の風速計測用孔18bとの間に設けて、第
一のダンパ12aおよび第二のダンパ12bによる気流
の乱れがフイルタにより整流されるようにするととも
に、各流路における整流効果との相乗効果により風速計
測の精度を高めるのが望ましい。なお、その清掃を容易
とするため、フイルタ14aおよびフイルタ14bは、
基体10の前面から着脱可能とするのがよい。
【0023】また、本実施例2では、送風機20の給気
量を調整する調整手段として、送風機20の回転速度を
変化させるインバータ22を用いたが、調整手段はこれ
に限定されることはなく、例えば給気口21に、図7の
従来の加湿装置におけるダンパ7と同様にダンパを設け
て調整手段とすることもできる。この場合、インバータ
22は不要となる。
【0024】さらに、加湿器19と送風機20との間に
加熱器(図示せず)を設け、暖房時の補助熱源とするこ
とも可能である。また、加湿器19および送風機20、
さらに、場合によっては加熱器の運転時間を積算して表
示するようにすれば、その表示によってフイルタ14
a,14b、加湿器19、送風機20、加熱器(図示せ
ず)の保守点検時期を予知することができる。
【0025】実施例3 本発明のさらに別の実施例を図5および図6において説
明する。この実施例3において図1および図2に示した
実施例の符号と同一の符号をもって示した構成は同一の
構成である。
【0026】この実施例3では、基体10の内部に、外
気取入れ口11aに接続連通される外気流路用ダクト1
71aおよび室内空気取入れ口11bに接続連通される
室内空気流路用ダクト171bおよび制御箱が設けら
れ、これらにより空気の流路が形成される。すなわち、
外気流路17aは、外気取入れ口11aに接続連通され
る外気流路用ダクト171aにより形成され、回転翼式
ダンパ12aを介してフイルタ14に連通し、室内空気
流路17bは、室内空気取入れ口11bに接続連通され
る室内空気流路用ダクト171bにより形成され、回転
翼式ダンパ12bを介してフイルタ14に連通する。
【0027】さらに、この実施例3では、外気流路17
aに第一の風速計測器181aが組み込まれ、室内空気
流路17bに第二の風速計測器181bが組み込まれて
いる。そしてこの実施例では、上記外気流路17aおよ
び室内空気流路17bの長さが、基体10に設けられた
外気取入れ口11aおよび室内空気取入れ口11bから
第一の風速計測器181aおよび第二の風速計測器18
1bまでの距離を、外気流路17aおよび室内空気流路
17bの直径の2倍以上の直管長としてあり、または前
記直管長に相当する整流部を設けてある。
【0028】また、この実施例3における上記フィルタ
14は、上面開口で複数の角または丸形状の小孔を備え
た側面および底面を持つ箱体に収納され、外気と室内空
気とが混合されるところの風下に、基体前面より引出し
式で着脱自在に設けることが望ましく、外気流路および
室内空気流路の各々にフィルタを用意する必要がなく、
さらに構造上各々のフィルタを固定する機構も設ける必
要が無く、また、一枚のフィルタを清掃すればよいこと
から保守作業も容易にすることができる上で好都合であ
る。
【0029】この実施例3の装置における空気の流れは
図6に示すとおりであり、送風機20を回転させると、
外気は外気ダクトから外気取入れ口11a、外気流路1
7aを経て回転翼式ダンパ12aに入り、室内空気は室
内空気取入れ口11b、室内空気流路17bを経て回転
翼式ダンパ12bに入り、回転翼式ダンパ12aおよび
12bを出たところのフイルタ14内で外気と室内空気
は混合され、混合された空気は送風機20に吸い込ま
れ、送風機排気口より加湿器19を通過する際に加湿さ
れ、給気口21および給気ダクトを経て室内に供給され
る。
【0030】つぎに、以上のように構成され運転される
本実施例の外気処理装置における運転調整について説明
する。まず、第一の風速計測器181aと第二の風速計
測器181bに直読式風量表示器(図示せず)を接続し
風量を読みとる。この直読式風量表示器は、各々の風速
計測器より検出される全圧および静圧から求められる動
圧を差圧計で検出し、受信計によって該動圧と空気流路
の断面積より、あらかじめ設定された演算法により演算
され、風量を直接表示可能とした装置である。そして、
両者が所定の比率または任意の風量になるように風量値
を見ながら調整ハンドル13aおよび13bを操作し
て、第一のダンパ12aおよび第二のダンパ12bの角
度を調整する。
【0031】この直読式風量表示器は、一般的には持ち
運び可能であって、風量計測のときだけ上記第一及び第
二の風速計測器に接続するようにするが、基体10内に
組み込み式にしたものであってもよい。
【0032】このようにして外気量と室内空気量との比
率および風量が設定できれば給気量すなわち外気量と室
内空気量との和が所定の量となる。そして、給気量の絶
対量に過不足が生じた場合は、インバ−タ22を操作し
て送風機20の回転速度を調整することにより給気量の
調整ができる。
【0033】本実施例3でも他の実施例と同様に、送風
機20の給気量を調整する調整手段として、インバ−タ
22を用いたが、調整手段はこれに限定されることはな
く、例えば給気口21に、図7の従来の加湿装置におけ
るダンパと同様にダンパを設けて調整手段としてもよ
く、あるいは送風機の吸気口に配設されるインレットベ
−ン式送風機、アウトレットダンパ式送風機であっても
よい。この場合、インバ−タ22は不要となる。さら
に、加湿器19と給気口21との間、または、加湿器1
9と送風機20との間に加熱器(図示せず)を設け、暖
房時の補助熱源とすることも可能である。
【0034】このように構成された実施例3では、第一
の風速計測器および第二の風速計測器によって外気流路
および室内空気流路内の各々の全圧と静圧とを検出し、
これを差圧計と受信計からなる風量表示器に接続するこ
とにより、外気流量および室内空気流量が瞬時に直読で
き、給気量に占める外気量と室内空気量との比率を所定
の比率となるよう第一のダンパおよび第二のダンパを調
整したり、給気量の総量が所定の量となるよう送風機の
調整手段を調整したりすることを容易にすることができ
好ましい。さらに、外気処理装置に接続される外気およ
び室内空気ダクトの圧損を個々に計測でき、各々のダク
トの混合による合成圧力損失も求めることができる。
【0035】また、この実施例3では、外気流路および
室内空気流路の長さを、該基体に設けられた外気取入れ
口および室内空気取入れ口から第一の風速計測器および
第二の風速計測器までの距離が外気流路および室内空気
流路の直径の2倍以上の直管長となるようにし、または
前記直管長に相当する整流部を設けたから、外気取入れ
口および室内空気取入れ口に接続される外気ダクトおよ
び室内空気ダクトの形状により各々の流路内に偏流が生
ずるが、直管部による整流効果により高精度な風速計測
を可能にすることができ効果的である。さらに、整流効
果により、基体の外気取入れ口および室内空気取入れ口
に接続される外部からの外気ダクトおよび室内空気ダク
トの形状に関して、外気流路および室内空気流路内に偏
流が生じないような形状のダクト設計を行なう必要もな
くしたものである。
【0036】さらに、ダンパが風速計測器より風上側に
設けられた場合、ダンパの開度により偏流および乱流の
発生状態が著しく異なるため、風速計測(検出)には十
分な直管長が必要となるとともに、高精度な風速計測が
必要な場合は、各ダンパのそれぞれの開度ごととその時
の風速ごとに風速計測器の補正値を求める必要が生ずる
が、第一および第二のダンパを第一および第二の風速計
測器の風下側に設ければ、第一および第二のダンパの調
整により発生する偏流および乱流等の影響を受けず風速
計測ができ、前記補正値を求めることなく、高精度な風
量測定が可能となる点で効果的である。
【0037】
【発明の効果】以上のように構成されているので、本発
明によれば、取入れる外気量と室内空気量との比率およ
び給気量を、容易な操作で高精度に所定の正確な値に調
整することができ、加湿能力や取入れ外気量に過不足の
ない理想的な状態の運転ができる。また、加湿および外
気導入ならびに除塵を一台で行えるようにしたため、各
々に必要とした機器を設置するスペ−スだけでなく、設
計,工事,保守等の費用面において高い経済性を実現可
能とした。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による外気処理加湿装置を示
す正面図。
【図2】同じくその側面図。
【図3】本発明の別の実施例による外気処理加湿装置を
示す斜視図。
【図4】同じくその図3の矢印A方向から見た要部の側
面図。
【図5】本発明のさらに別の実施例による外気処理加湿
装置を示す斜視図。
【図6】同じくその空気の流れを簡単に示す図。
【図7】従来の加湿装置を示す側面図。
【符号の説明】
10 基体 11a 外気取入れ口 11b 室内空気取入れ口 12a 第一のダンパ 12b 第二のダンパ 14,14a,14b フィルタ 16 制御箱 17a 外気流路 17b 室内空気流路 171a 外気流路用ダクト 171b 室内空気流路用ダクト 18a 第一の風速計測孔 18b 第二の風速計測孔 181a 第一の風速計測器 181b 第二の風速計測器 19 加湿器 20 送風機 21 給気口 22 インバ−タ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山本 保夫 東京都新宿区下落合四丁目25番18号 ウエ ットマスター株式会社内 (72)発明者 前田 暁 東京都千代田区内幸町一丁目1番6号 日 本電信電話株式会社内 (72)発明者 三瓶 実 東京都千代田区内幸町一丁目1番6号 日 本電信電話株式会社内 (72)発明者 砂川 昌彦 東京都千代田区内幸町一丁目1番6号 日 本電信電話株式会社内 (72)発明者 甲斐 昌雄 東京都渋谷区富ケ谷一丁目1番1号 ピー エス工業株式会社内 (72)発明者 大川内 幸訓 和歌山県和歌山市手平六丁目5番地66号 三菱電機エンジニアリング株式会社伊丹事 業所和歌山支所内 (72)発明者 久村 幹夫 和歌山県和歌山市手平六丁目5番地66号 三菱電機エンジニアリング株式会社伊丹事 業所和歌山支所内 (72)発明者 本田 陽基 和歌山県和歌山市手平六丁目5番地66号 三菱電機エンジニアリング株式会社伊丹事 業所和歌山支所内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基体と、該基体に設けられた外気取入れ
    口および室内空気取入れ口と、前記外気取入れ口に連通
    する外気流路と、前記室内空気取入れ口に連通する室内
    空気流路と、前記外気流路に設けられた第一のダンパお
    よび第一の風速計測用孔または第一の風速計測器と、前
    記室内空気流路に設けられた第二のダンパおよび第二の
    風速計測用孔または第二の風速計測器と、外気および室
    内空気を除塵するフィルタと、前記外気流路および室内
    空気流路からの空気を加湿する加湿器と、該加湿器から
    の空気を加湿すべき室内に供給する送風機と、該送風機
    による給気量を調整する調整手段とを具備することを特
    徴とする外気処理加湿装置。
JP4340972A 1992-11-30 1992-11-30 外気処理加湿装置 Pending JPH06159732A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4340972A JPH06159732A (ja) 1992-11-30 1992-11-30 外気処理加湿装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4340972A JPH06159732A (ja) 1992-11-30 1992-11-30 外気処理加湿装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06159732A true JPH06159732A (ja) 1994-06-07

Family

ID=18342016

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4340972A Pending JPH06159732A (ja) 1992-11-30 1992-11-30 外気処理加湿装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06159732A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0979610A (ja) * 1995-09-19 1997-03-28 Kimura Kohki Co Ltd 空気調和機
JP2008008528A (ja) * 2006-06-28 2008-01-17 Matsushita Electric Ind Co Ltd 換気システム
JP2013100992A (ja) * 2013-03-08 2013-05-23 Kimura Kohki Co Ltd 空調機能付外調機

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6414540A (en) * 1987-07-04 1989-01-18 Johnson Controls Nippon Controlling method for air conditioner
JPH03236540A (ja) * 1990-02-09 1991-10-22 Matsushita Seiko Co Ltd エアハンドリングユニットのダンパー制御装置

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6414540A (en) * 1987-07-04 1989-01-18 Johnson Controls Nippon Controlling method for air conditioner
JPH03236540A (ja) * 1990-02-09 1991-10-22 Matsushita Seiko Co Ltd エアハンドリングユニットのダンパー制御装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0979610A (ja) * 1995-09-19 1997-03-28 Kimura Kohki Co Ltd 空気調和機
JP2008008528A (ja) * 2006-06-28 2008-01-17 Matsushita Electric Ind Co Ltd 換気システム
JP2013100992A (ja) * 2013-03-08 2013-05-23 Kimura Kohki Co Ltd 空調機能付外調機

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US11187429B2 (en) Integrated heat and energy recovery ventilator system
US5921088A (en) Air conditioning apparatus
JP3310118B2 (ja) 加湿方法及び空気調和システム
JP3545315B2 (ja) 空気調和機及び湿度制御方法
SE523865C2 (sv) Ventilationsapparat för zonvis ventilation innefattande värmeväxlare för till- och frånluft samt sensorer för att bestämma luftflödenas relativa hastighetsavvikelse i resp kanal
JP2008309381A (ja) 熱交換換気装置
US8757008B1 (en) Powered capture hood
CN103946638B (zh) 给排型换气装置
JP3436898B2 (ja) 空気調和装置
KR102278546B1 (ko) 판형 전열교환기를 이용한 개량형 공기청정 병행 환기 시스템 및 이의 동작방법
CN105757858B (zh) 防结露型空调辐射板及其工作方法
JP4047639B2 (ja) 産業用空調装置
CN113669805B (zh) 一种空调器及其控制方法
JPH06159732A (ja) 外気処理加湿装置
KR20020022801A (ko) 가습기 및 상기 가습기를 사용하는 공기조화장치
JP3942820B2 (ja) 空調用加湿方法
CN211348639U (zh) 一种氡室稳定的恒温恒湿调控系统
JP3371030B2 (ja) 空気調和機
JP5414466B2 (ja) イオン送風システム及びそれに用いる天吊カセット形空気調和器
KR101037871B1 (ko) 냉각/제습열 회수기술을 이용한 공조기
JPH062903A (ja) 熱回収換気装置及びその使用方法
CN217855409U (zh) 一种冷凝除湿装置
CN220872922U (zh) 发动机进气口的温湿度调节设备
JP3232455B2 (ja) エアプロセッサ
CN218763745U (zh) 一种超高精度泳池除湿机热泵机组系统