JPH0615930Y2 - 巻取機の巻取切換装置 - Google Patents

巻取機の巻取切換装置

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JPH0615930Y2
JPH0615930Y2 JP1987013151U JP1315187U JPH0615930Y2 JP H0615930 Y2 JPH0615930 Y2 JP H0615930Y2 JP 1987013151 U JP1987013151 U JP 1987013151U JP 1315187 U JP1315187 U JP 1315187U JP H0615930 Y2 JPH0615930 Y2 JP H0615930Y2
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JP
Japan
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winding
switching
take
strand
spindle
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JP1987013151U
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JPS63123559U (ja
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栄三 出野
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Shimadzu Corp
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Shimadzu Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、巻取機における巻取切換装置の改良に関す
る。
従来の技術 ガラス繊維巻取機の基本は第1図および第2図に示され
るように、ノズルから紡出されたガラスフイラメントを
ストランドとして綾振りさせるトラバース機構4と、綾
振りされるストランドを巻取る複数個の巻取スピンドル
2と、これら巻取スピンドルを順次巻取位置に至らしめ
るターレツトロータ3と、これら巻取スピンドル、トラ
バース機構、ターレツトロータを作動させる駆動本体6
とからなり、各巻取スピンドルにコレツト21を介して
ボビンが装着され、このボビンにガラス繊維が順次巻取
られてパツケージが形成される。
ガラス繊維は連続的に巻取機に供給され、先のボビンが
満巻になると、次のボビンが巻取位置に位置決めされ、
ストランドの連続巻取りが行なわれる。
しかして、前記連続巻取りにおける従来の巻取切換装置
の1例は、満巻ボビンから空ボビンへの巻掛時に、両ボ
ビン間の周速度に差を作り、両ボビン間においてストラ
ンドの弛緩部分を形成させ、この弛緩部分が空ボビンの
表面に付着することによつて該ストランドの切断を行な
うようにしたものであつた。また他の例では、巻管ボビ
ンのストランド巻終端をフロントキヤツプ22側に誘導
してウエストロール部にウエスト巻きし、フロントキヤ
ツプ先端部に円周溝30を設け、該溝の円周方向に沿う
複数個所の傾斜面に第7図および第8図に示されるよう
な引掛ピン31または切断エツジ32を突出させて、引
張力または切刃によつて該溝30内に達したストランド
を切断するようにしていた。
考案が解決しようとする問題点 併し、上記従来の装置において、周速差を利用した前者
では、需要の多い太番手のストランドに対し切換ミスが
多発する。また、引掛ピンや切断エツジが設けられた後
者では、ストランドがうまくフロントキヤツプ端まで誘
導されないことがあり、誘導された場合でも前記溝内へ
は、ストランドの張力や太さ、またはバインダの付着量
による滑り不良等に起因して、該ストランドがうまく前
記溝内へ運ばれず、また、ストランドが前記引掛ピンや
切断エツジの外側面でたたかれて切断されることがあつ
たりして、該装置による切換えも確実性を欠いていた。
仮に切換ができても切換タイミングに達するまでの時間
が一定せず、長時間かかるとそれだけウエストが増大
し、ウエスト除去のため手間を必要としていた。
本考案は上記問題点を解決し、確実にストランドの巻取
切換が行なえる装置を提供することを目的とする。
問題点を解決するための手段 上記目的を達成するため本考案の構成は次の通りとす
る。即ち、複数の巻取スピンドルを有し、各巻取スピン
ドルのフロントキヤツプに糸切断部材または糸掛け部材
等の切換補助手段が設けられた自動巻取切換式巻取機に
おいて、前記フロントキヤツプのウエストロール部に、
スピンドルの回転にともない糸を前記切換補助手段へ導
く螺旋状のリード溝が設けられたことである。
作用 ターレツトロータの作動により空の巻取ボビンを装着し
たスピンドルが巻取位置に進出して、ストランドがガイ
ド機構に誘導されて前記スピンドルのフロントキヤツプ
に接したとき、ストランドはフロントキヤツプの外周面
に設けられたリード溝により案内され、切換補助手段に
向けて強制移動され、該切換補助手段付近に確実に巻き
付き切断可能とされ、切換が行なわれる。
実施例 以下本考案を図面に示すガラス繊維巻取機にかかる一実
施例にもとづいて説明する。
第1図、第2図において、巻取機は、ストランド1を巻
きとるための巻取スピンドル2、ターレツトロータ3、
トラバース機構4、および駆動本体6とからなり、更
に、満巻ボビンから空ボビンへ巻取切換を行なうに際
し、ストランド1をフロントキヤツプ22側へ押出し誘
導するためのガイド機構5を備えている。
巻取スピンドル2は実施例によると2個備えられ、ター
レツトロータ3の軸に対し対称に並行設置され、前記タ
ーレツトロータ3の駆動によつてその軸まわりに180
°位置移動して交互に巻取側および待機側に変位可能と
される。
ガイド機構5は満巻ボビンから空ボビンへの巻取切換の
ためターレツトロータ3が第1図矢符P方向へ180度
転動するに際し、先端がT字状となつたガイド棒5aが
フロント側(第2図左方)へ進出して、ストランド1を
前記フロント側へ誘導するよう構成される。
第3図において、巻取側スピンドル2aと待機側スピン
ドル2bとは、夫々、コレツト21と該コレツトの先端
に固着されたフロントキヤツプ22とを有し、巻取ボビ
ン(図示せず)が装着自在とされる。前記フロントキヤ
ツプ22は大径の先端部22aと小径のウエストロール
部22bとから成り、先端部において、その後端面(第
3図右方側面)の円周方向複数個所からコレツト側に向
けて突出された切換補助手段23となつた糸掛け部材2
3aが設けられる。また、前記ウエストロール部22b
にはその円周面にスピンドル2の回転につれて前記糸掛
け部材23aに至る螺旋状のリード溝24が形成され
る。
切換補助手段23としては前記糸掛け部材23aに代え
て第4図に示されるような糸切断部材23bも設けられ
る。
以上において作動状態を説明する。今、巻取側スピンド
ル2aのパツケージが満巻になるとターレツトロータ3
が矢符P(第1図)方向へ180度回転して今までの巻
取側スピンドル2aと待機側スピンドル2bの位置が相
互に入れかわる。これにともないガイド機構5が作動し
てストランド1をガイド棒5aの先端で引つ掛けてフロ
ントキヤツプ方向に押し進める。
この押し進められたストランド1は回転持続中のウエス
トロール部22bに接触し、かつ、リード溝24に沿っ
て確実にフロント側へ導かれてフロントキヤツプ先端部
22aに巻きつき、該先端部に設けられた糸掛け部材2
3aまたは糸切断部材23bの作用をうけて新しく巻取
側に移動したスピンドル2aと待機側に移つたスピンド
ル2b間で切断され、ガイド棒5aの後退に従つて再び
トラバース機構4に乗り、巻取側スピンドル2aへの巻
取りが開始されて巻取切換が完了する。
上記実施例では、フロントキヤツプ22の先端部22a
に切換補助手段23を設け、先端部に向けてストランド
1を案内するリード溝24を設けたが、切換補助手段2
3をフロントキヤツプ22の後端側(コレツト側)に設
けた場合には、前記リード溝24は前記実施例とは逆向
きとなる。
フロントキヤツプ22は上記実施例によると先端部22
aとウエストロール部22bとが一体形成されたが、第
5図の第3実施例に示されるように、これらを分割して
個々に製作し、その後に組付けるようにすれば加工が容
易となる。更に、第6図に示される第4実施例のように
先端部22aと先端に引掛ピン31を持つた糸掛け部材
23aとを別体に製作して組付けてもよい。この場合糸
掛け部材23aは円周方向に一体化されるかまたは円周
方向複数個所に分割されて装着される。
本考案の装置はガラス繊維用巻取機のみに限定されるも
のではなく他の繊維や糸の巻取機にも適用できる。
考案の効果 本考案は以上の如く、複数の巻取スピンドルを有し、各
巻取スピンドルのフロントキヤツプに糸切断部材または
糸掛け部材等の切換補助手段が設けられた自動巻取切換
式巻取機において、前記フロントキヤツプのウエストロ
ール部に、スピンドルの回転にともない糸を前記切換補
助手段へ導く螺旋状のリード溝が設けられたので、糸や
ストランドの番手の大小に影響されることなく、また糸
の張力や付着バインダ量にも影響されず、確実に糸やス
トランドが切換補助部材へ誘導され、これにより巻取切
換ミスの発生が防止されることとなつた。また、切換時
のウエストも減少でき、ウエスト除去の労力も節約でき
る等の効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す巻取機の正面図、第2
図は側面図、第3図は要部拡大側面図、第4図は他の実
施例の要部の拡大断面を示す側面図、第5図は第3実施
例の要部拡大断面を示す側面図、第6図は第4実施例の
要部拡大断面を示す側面図、第7図、第8図は夫々、従
来の要部拡大側面図である。 1…ガラスストランド、2…巻取スピンドル、3…ター
レツトロータ、4…トラバース機構、5…ガイド機構、
6…駆動本体、21…コレツト、22…フロントキヤツ
プ、23…切換補助部材、24…リード溝

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の巻取スピンドルを有し、各巻取スピ
    ンドルのフロントキヤツプに糸切断部材または糸掛け部
    材等の切換補助手段が設けられた自動巻取切換式巻取機
    において、前記フロントキヤツプのウエストロール部
    に、スピンドルの回転にともない糸を前記切換補助手段
    へ導く螺旋状のリード溝が設けられたことを特徴とする
    巻取機の巻取切換装置。
JP1987013151U 1987-01-30 1987-01-30 巻取機の巻取切換装置 Expired - Lifetime JPH0615930Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1987013151U JPH0615930Y2 (ja) 1987-01-30 1987-01-30 巻取機の巻取切換装置

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JP1987013151U JPH0615930Y2 (ja) 1987-01-30 1987-01-30 巻取機の巻取切換装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63123559U JPS63123559U (ja) 1988-08-11
JPH0615930Y2 true JPH0615930Y2 (ja) 1994-04-27

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JP1987013151U Expired - Lifetime JPH0615930Y2 (ja) 1987-01-30 1987-01-30 巻取機の巻取切換装置

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JPS51144533U (ja) * 1975-05-14 1976-11-20

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JPS63123559U (ja) 1988-08-11

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