JPH06159269A - スクロール圧縮機 - Google Patents
スクロール圧縮機Info
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- JPH06159269A JPH06159269A JP30844592A JP30844592A JPH06159269A JP H06159269 A JPH06159269 A JP H06159269A JP 30844592 A JP30844592 A JP 30844592A JP 30844592 A JP30844592 A JP 30844592A JP H06159269 A JPH06159269 A JP H06159269A
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- spiral
- spirals
- scroll
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Abstract
(57)【要約】
【構成】渦巻の溝幅が一定でない曲線(例えば代数螺
線)を渦巻体に持つスクロール圧縮機において、エンド
ミルの径を最小溝幅以下公転直径以上として加工を行
い、巻始め部にクリアランスボリュームを設ける。この
クリアランスボリュームの大きさは、渦巻体間に入り込
んでくる液体の容積とほぼ同じとする。 【効果】圧縮室内に液体の油が入り込んだとしても、液
圧縮と言った現象が起こらない。従って、過圧縮損失
や、過大な圧力が発生して渦巻体を破損させたり、大き
な騒音が発生することがない。
線)を渦巻体に持つスクロール圧縮機において、エンド
ミルの径を最小溝幅以下公転直径以上として加工を行
い、巻始め部にクリアランスボリュームを設ける。この
クリアランスボリュームの大きさは、渦巻体間に入り込
んでくる液体の容積とほぼ同じとする。 【効果】圧縮室内に液体の油が入り込んだとしても、液
圧縮と言った現象が起こらない。従って、過圧縮損失
や、過大な圧力が発生して渦巻体を破損させたり、大き
な騒音が発生することがない。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、冷蔵庫,ルームエアコ
ン等に用いられる容積形圧縮機の一種であるスクロール
圧縮機に関する。
ン等に用いられる容積形圧縮機の一種であるスクロール
圧縮機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のスクロール圧縮機の例を図14な
いし図18で説明する。図14は従来のインボリュート
渦巻体のかみあわせ平面図、図15は図14の渦巻体の
要部かみあわせ図、図16は従来のインボリュート曲線
でクリアランスボリュームを零とする渦巻体要部の説明
図、図17は図15の渦巻体の要部かみあわせ図、図1
8は従来の逃げを設ける例を示す渦巻体要部の斜視図で
ある。
いし図18で説明する。図14は従来のインボリュート
渦巻体のかみあわせ平面図、図15は図14の渦巻体の
要部かみあわせ図、図16は従来のインボリュート曲線
でクリアランスボリュームを零とする渦巻体要部の説明
図、図17は図15の渦巻体の要部かみあわせ図、図1
8は従来の逃げを設ける例を示す渦巻体要部の斜視図で
ある。
【0003】従来の一般的なスクロール圧縮機は、固定
側渦巻体1bおよび公転側渦巻体2bにインボリュート
曲線を用いた場合であり、渦巻溝幅および渦巻体の厚さ
が一定である。図14の作動図に示されるように、公転
スクロール2bが(1),(2),(3),(4),
(1)のように自転することなく公転運動を繰り返すこ
とにより、外側から供給された流体を両渦巻体により囲
まれた容積部V1,V2に閉じ込み、その容積を減少し
て流体を圧縮し、吐出ポート4より両渦巻体外部に吐出
する。このとき、図15に要部の拡大図として示すよう
に、図15(1)は図14(3)に対応し、二つの渦巻
体1b,2bの二つの当接点52,52′間に形成され
た小室53は、さらに公転すると図15(2)のように
なり、ここで小室53の容積は最小となり、更に公転が
進むと二つの渦巻体は離れ、当接点52,52′はなく
なり、二つの渦巻体1,2間で形成されていた小室53
はおのおの渦巻体外側に形成されている小室V1,V2
に連通する。このため、図15(2)で表される小室5
3の最小容積中の高圧流体は、吐出ポート4より外部に
吐出されることなく、再度容積部V1,V2に連通され
てしまい、このトップクリアランスボリューム(すきま
容積)の流体に対してなされた圧縮機の仕事はそのまま
損失となる。このように、通常インボリュート曲線を渦
巻体の曲線に用いると、クリアランスボリュームが形成
される。
側渦巻体1bおよび公転側渦巻体2bにインボリュート
曲線を用いた場合であり、渦巻溝幅および渦巻体の厚さ
が一定である。図14の作動図に示されるように、公転
スクロール2bが(1),(2),(3),(4),
(1)のように自転することなく公転運動を繰り返すこ
とにより、外側から供給された流体を両渦巻体により囲
まれた容積部V1,V2に閉じ込み、その容積を減少し
て流体を圧縮し、吐出ポート4より両渦巻体外部に吐出
する。このとき、図15に要部の拡大図として示すよう
に、図15(1)は図14(3)に対応し、二つの渦巻
体1b,2bの二つの当接点52,52′間に形成され
た小室53は、さらに公転すると図15(2)のように
なり、ここで小室53の容積は最小となり、更に公転が
進むと二つの渦巻体は離れ、当接点52,52′はなく
なり、二つの渦巻体1,2間で形成されていた小室53
はおのおの渦巻体外側に形成されている小室V1,V2
に連通する。このため、図15(2)で表される小室5
3の最小容積中の高圧流体は、吐出ポート4より外部に
吐出されることなく、再度容積部V1,V2に連通され
てしまい、このトップクリアランスボリューム(すきま
容積)の流体に対してなされた圧縮機の仕事はそのまま
損失となる。このように、通常インボリュート曲線を渦
巻体の曲線に用いると、クリアランスボリュームが形成
される。
【0004】このようなクリアランスボリュームがある
と圧縮機の効率が低下するため、クリアランスボリュー
ムをなくすことが望ましい。インボリュート曲線でクリ
アランスボリュームをなくすように設計する場合は、図
16のように両渦巻体をそれぞれ外側曲線と、内方に円
弧R1を有する内側曲線と、両曲線を接続する円弧R2
とで形成するなどすれば、図17(1)〜(5)の要部
拡大図のようにクリアランスボリュームが零となること
が知られている。
と圧縮機の効率が低下するため、クリアランスボリュー
ムをなくすことが望ましい。インボリュート曲線でクリ
アランスボリュームをなくすように設計する場合は、図
16のように両渦巻体をそれぞれ外側曲線と、内方に円
弧R1を有する内側曲線と、両曲線を接続する円弧R2
とで形成するなどすれば、図17(1)〜(5)の要部
拡大図のようにクリアランスボリュームが零となること
が知られている。
【0005】しかし、クリアランスボリュームを全く零
にすると、公転側の渦巻体で吐出ポートを塞ぎ、吐出圧
力損失が生じるため、特開昭62−107283号公報などのよ
うに、図18の要部斜視図に示す渦巻体の内方円弧部付
近に軸方向に延びるわずかな段付き逃げ部Nなどを設
け、吐出通路を確保することが知られている。
にすると、公転側の渦巻体で吐出ポートを塞ぎ、吐出圧
力損失が生じるため、特開昭62−107283号公報などのよ
うに、図18の要部斜視図に示す渦巻体の内方円弧部付
近に軸方向に延びるわずかな段付き逃げ部Nなどを設
け、吐出通路を確保することが知られている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の技術で
は、渦巻体にインボリュート曲線を用いた場合について
しか示されておらず、渦巻の溝幅が変化する曲線を用い
て、クリアランスボリュームを零にできる場合について
は示されていない。
は、渦巻体にインボリュート曲線を用いた場合について
しか示されておらず、渦巻の溝幅が変化する曲線を用い
て、クリアランスボリュームを零にできる場合について
は示されていない。
【0007】また逃げは吐出工程がスムーズになるよう
に通路を確保するようになっているのみで、冷凍・空調
用圧縮機のような通常冷媒ガスを圧縮する場合、渦巻体
間の摺動部を潤滑したり密封性を向上するために潤滑油
も一緒に用いられる。このような場合は逃げの大きさが
十分でなく、気体と一緒に液体の潤滑油を、さらに運転
条件によっては液体状態で圧縮機内に戻った液冷媒を圧
縮する場合があり、著しい吐出圧力損失の増大,渦巻体
の損傷,騒音の発生といった問題が発生する。
に通路を確保するようになっているのみで、冷凍・空調
用圧縮機のような通常冷媒ガスを圧縮する場合、渦巻体
間の摺動部を潤滑したり密封性を向上するために潤滑油
も一緒に用いられる。このような場合は逃げの大きさが
十分でなく、気体と一緒に液体の潤滑油を、さらに運転
条件によっては液体状態で圧縮機内に戻った液冷媒を圧
縮する場合があり、著しい吐出圧力損失の増大,渦巻体
の損傷,騒音の発生といった問題が発生する。
【0008】さらに、逃げの加工は別工程にて行ってお
り、製作上の煩雑さを要している。
り、製作上の煩雑さを要している。
【0009】本発明の目的は、渦巻体にインボリュート
曲線以外を用いた場合や、吐出圧力損失が問題とならな
い逃げ容積の設定,逃げの加工が簡便なスクロール圧縮
機を提供することにある。
曲線以外を用いた場合や、吐出圧力損失が問題とならな
い逃げ容積の設定,逃げの加工が簡便なスクロール圧縮
機を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、渦巻の溝幅が変化する曲線を渦巻体の曲線に用
い、渦巻体の巻始め部にクリアランスボリュームを設け
る。クリアランスボリュームの大きさは、渦巻体間に入
り込んでくる液体の容積とほぼ同じとする。また、渦巻
体の加工に用いるエンドミルの径を公転直径以上,渦巻
体の最小溝幅以下として加工を行う。
めに、渦巻の溝幅が変化する曲線を渦巻体の曲線に用
い、渦巻体の巻始め部にクリアランスボリュームを設け
る。クリアランスボリュームの大きさは、渦巻体間に入
り込んでくる液体の容積とほぼ同じとする。また、渦巻
体の加工に用いるエンドミルの径を公転直径以上,渦巻
体の最小溝幅以下として加工を行う。
【0011】
【作用】潤滑油,液冷媒を圧縮しようとしても、液体の
容積分のクリアランスボリュームを形成してあるため、
いわゆる液圧縮と言った現象は起こらない。従って、過
大な圧力が発生して、大きな吐出圧力損失,渦巻体の破
損,大きな騒音を生じることがない。
容積分のクリアランスボリュームを形成してあるため、
いわゆる液圧縮と言った現象は起こらない。従って、過
大な圧力が発生して、大きな吐出圧力損失,渦巻体の破
損,大きな騒音を生じることがない。
【0012】加工時のエンドミルの径を公転直径以上と
すれば、エンドミルの移動範囲を調整するだけで、渦巻
き体の加工と同時にクリアランスボリュームを設けるこ
とができる。またエンドミルの径を渦巻体の溝幅の最小
値以下とすれば、1本の刃物で渦巻体の仕上げ加工がで
きるため精度良く加工できる。
すれば、エンドミルの移動範囲を調整するだけで、渦巻
き体の加工と同時にクリアランスボリュームを設けるこ
とができる。またエンドミルの径を渦巻体の溝幅の最小
値以下とすれば、1本の刃物で渦巻体の仕上げ加工がで
きるため精度良く加工できる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例を図1ないし図12に
よって説明する。図1は本発明における1実施例の渦巻
体の平面図、図2は図1の渦巻体の加工方法の説明図、
図3は本発明における他の実施例の渦巻体の平面図、図
4は本発明の1応用例を示す圧縮機の縦断面図、図5は
本発明の1実施例のスクロール圧縮機構部の縦断面図、
図6は図5のI−I断面を表す渦巻部の平面図、図7は
代数螺線を用いたときの渦巻体の1例の平面図、図8は
代数螺線を用いたときの渦巻体の説明図、図9は図7の
渦巻体の要部かみあわせ図、図10は代数螺線を用いた
他の1構成例の渦巻体平面図、図11は図10の渦巻体
の要部かみあわせ図、図12は指数kを変えたときの代
数螺線を用いた渦巻体平面図、図13は本発明のスクロ
ール圧縮機を冷凍サイクルに応用した1実施例である。
よって説明する。図1は本発明における1実施例の渦巻
体の平面図、図2は図1の渦巻体の加工方法の説明図、
図3は本発明における他の実施例の渦巻体の平面図、図
4は本発明の1応用例を示す圧縮機の縦断面図、図5は
本発明の1実施例のスクロール圧縮機構部の縦断面図、
図6は図5のI−I断面を表す渦巻部の平面図、図7は
代数螺線を用いたときの渦巻体の1例の平面図、図8は
代数螺線を用いたときの渦巻体の説明図、図9は図7の
渦巻体の要部かみあわせ図、図10は代数螺線を用いた
他の1構成例の渦巻体平面図、図11は図10の渦巻体
の要部かみあわせ図、図12は指数kを変えたときの代
数螺線を用いた渦巻体平面図、図13は本発明のスクロ
ール圧縮機を冷凍サイクルに応用した1実施例である。
【0014】図5は本発明の1実施例を示すスクロール
圧縮機の圧縮要素部の縦断面図、図6は図5のI−I断
面を表す渦巻部平面図である。固定スクロール部材1
は、端板1aと、これに直立している渦巻体1bとか
ら、また公転スクロール部材2も同様に、端板2aと、
渦巻体2bとさらに背面に突出したピン部2cからな
る。両スクロール部材1,2は渦巻体1b,2bを互い
に内側にしてかみ合い、渦巻体がそれぞれ接して密閉容
積部V1,V2等を形成する。
圧縮機の圧縮要素部の縦断面図、図6は図5のI−I断
面を表す渦巻部平面図である。固定スクロール部材1
は、端板1aと、これに直立している渦巻体1bとか
ら、また公転スクロール部材2も同様に、端板2aと、
渦巻体2bとさらに背面に突出したピン部2cからな
る。両スクロール部材1,2は渦巻体1b,2bを互い
に内側にしてかみ合い、渦巻体がそれぞれ接して密閉容
積部V1,V2等を形成する。
【0015】固定スクロール部材1の端板1aの中心部
に吐出ポート4が、外周部には吸入ポート3が設けられ
ている。フレーム5は固定スクロール部材1の端板外周
部にボルト(図示せず)によって固定されている。クラ
ンク軸6はフレーム5に設けられた軸受部7により支持
される。クランク軸6にはバランスウエイト9,頭部に
は軸心Osから公転半径εだけ偏心した位置を中心にボ
ス孔10が形成されている。このボス孔10に旋回スク
ロールピン部2cがはめ込まれている。公転スクロール
部材2の自転防止としては、オルダムリング12を用い
ている。
に吐出ポート4が、外周部には吸入ポート3が設けられ
ている。フレーム5は固定スクロール部材1の端板外周
部にボルト(図示せず)によって固定されている。クラ
ンク軸6はフレーム5に設けられた軸受部7により支持
される。クランク軸6にはバランスウエイト9,頭部に
は軸心Osから公転半径εだけ偏心した位置を中心にボ
ス孔10が形成されている。このボス孔10に旋回スク
ロールピン部2cがはめ込まれている。公転スクロール
部材2の自転防止としては、オルダムリング12を用い
ている。
【0016】電動機等によりクランク軸6を回転させる
と、スクロール部材2は固定スクロール部材1に対して
姿勢を変えずに(見かけ上自転しない)公転運動する。
このとき、両渦巻は互いに接触を保ちながら接点が内周
側に移動する。この結果、密閉容積部V1,V2は徐々
に中心に向かって、容積を減少する。よって、吸入ポー
ト3から流入し閉じ込められた流体は圧縮され、吐出ポ
ート4から吐出される。ここで、公転スクロールを回転
させようとする接線方向の流体力(クランク軸回転に必
要なトルク)は、圧縮が進むにつれて徐々に増加する。
スクロール圧縮機の場合、渦巻体の巻数により、レシプ
ロ形やロータリ形圧縮機に比べ、吸い込みから吐出まで
の時間を長くでき、しかも連続的に圧縮するため、公転
スクロールを駆動するトルクの変動幅を小さくできる。
このことから、スクロール形は、他の形式に比べ振動が
小さいというメリットがある。
と、スクロール部材2は固定スクロール部材1に対して
姿勢を変えずに(見かけ上自転しない)公転運動する。
このとき、両渦巻は互いに接触を保ちながら接点が内周
側に移動する。この結果、密閉容積部V1,V2は徐々
に中心に向かって、容積を減少する。よって、吸入ポー
ト3から流入し閉じ込められた流体は圧縮され、吐出ポ
ート4から吐出される。ここで、公転スクロールを回転
させようとする接線方向の流体力(クランク軸回転に必
要なトルク)は、圧縮が進むにつれて徐々に増加する。
スクロール圧縮機の場合、渦巻体の巻数により、レシプ
ロ形やロータリ形圧縮機に比べ、吸い込みから吐出まで
の時間を長くでき、しかも連続的に圧縮するため、公転
スクロールを駆動するトルクの変動幅を小さくできる。
このことから、スクロール形は、他の形式に比べ振動が
小さいというメリットがある。
【0017】渦巻体の渦曲線には、溝幅,渦巻体の厚さ
が一定とならない曲線を用いている。この場合は渦曲線
に代数螺線と包絡線を用いている。代数螺線は極座標
(動径r,偏角θ)表示にて、a,kを係数(これらは
θの関数などとしてもよい)として次式で表される。
が一定とならない曲線を用いている。この場合は渦曲線
に代数螺線と包絡線を用いている。代数螺線は極座標
(動径r,偏角θ)表示にて、a,kを係数(これらは
θの関数などとしてもよい)として次式で表される。
【0018】
【数1】
【0019】代数螺線,包絡線の選び方は色々あるが渦
巻体の一例を図7に示す。図8は渦巻体の説明図であ
り、図9は渦巻体のかみあわせ要部図である。渦巻体の
外側曲線Co(A,実線)を代数螺線とする。渦巻体の
内側曲線には、外側曲線を180度回転させた曲線(B,
1点鎖線)を半径εで公転運動させたときにできる二つ
の包絡線のうち、外側の方(C,破線)を選ぶ。この様
にすることにより公転及び固定スクロールの渦巻体の形
状を実質的に同一(固定スクロールは公転スクロールを
180度回転させたもの)とすることができる。なお、
インボリュート曲線のように基礎円上からでなく、代数
螺線は中心原点から渦巻が開始するため、高圧力比運転
となる冷凍用のスクロール圧縮機の渦巻体の曲線として
も適している。
巻体の一例を図7に示す。図8は渦巻体の説明図であ
り、図9は渦巻体のかみあわせ要部図である。渦巻体の
外側曲線Co(A,実線)を代数螺線とする。渦巻体の
内側曲線には、外側曲線を180度回転させた曲線(B,
1点鎖線)を半径εで公転運動させたときにできる二つ
の包絡線のうち、外側の方(C,破線)を選ぶ。この様
にすることにより公転及び固定スクロールの渦巻体の形
状を実質的に同一(固定スクロールは公転スクロールを
180度回転させたもの)とすることができる。なお、
インボリュート曲線のように基礎円上からでなく、代数
螺線は中心原点から渦巻が開始するため、高圧力比運転
となる冷凍用のスクロール圧縮機の渦巻体の曲線として
も適している。
【0020】渦巻体の加工は、通常、エンドミルにてN
Cフライス加工している。本実施例の場合、公転直径と
同じカッター径を用いて、渦曲線B、および曲線Cを1
80度回転させた曲線D上を移動させ、このとき、渦巻
体の始まりの点Pを原点Oを中心とする公転半径の半分
の円周上となるようにエンドミルの移動範囲を決めれ
ば、図9(1)〜(4)のかみあわせ要部拡大図のよう
にカッター径の円弧部と巻始め先端Pとが互いに接触
し、中心部53の容積が零となるまで接触を保ち続け
る。このように1本のエンドミル加工で、容易にクリア
ランスボリュームを零にすることができる。ここでは、
渦巻体の外側曲線に代数螺線を選んだが、逆に図10の
ように内側曲線Ciに選ぶこともできる。この場合は先
程とちょうど逆のように構成・加工すれば良い。巻始め
部については、直線部Lの加工を適宜に行うことによ
り、図11(1)〜(4)のかみあわせ図のように、最
後に直線部同士が接してクリアランスボリュームは零と
なり、その後V1,V2が連通するようにすることがで
きる。この場合、先程の図9のように巻始めの先端Pが
シャープエッジとならず、また渦巻体の厚みを厚く形成
しやすいというメリットもある。
Cフライス加工している。本実施例の場合、公転直径と
同じカッター径を用いて、渦曲線B、および曲線Cを1
80度回転させた曲線D上を移動させ、このとき、渦巻
体の始まりの点Pを原点Oを中心とする公転半径の半分
の円周上となるようにエンドミルの移動範囲を決めれ
ば、図9(1)〜(4)のかみあわせ要部拡大図のよう
にカッター径の円弧部と巻始め先端Pとが互いに接触
し、中心部53の容積が零となるまで接触を保ち続け
る。このように1本のエンドミル加工で、容易にクリア
ランスボリュームを零にすることができる。ここでは、
渦巻体の外側曲線に代数螺線を選んだが、逆に図10の
ように内側曲線Ciに選ぶこともできる。この場合は先
程とちょうど逆のように構成・加工すれば良い。巻始め
部については、直線部Lの加工を適宜に行うことによ
り、図11(1)〜(4)のかみあわせ図のように、最
後に直線部同士が接してクリアランスボリュームは零と
なり、その後V1,V2が連通するようにすることがで
きる。この場合、先程の図9のように巻始めの先端Pが
シャープエッジとならず、また渦巻体の厚みを厚く形成
しやすいというメリットもある。
【0021】また代数螺線の特徴は、数1で、例えば指
数kをk<1.0 の定数にすることにより、図12
(1)〜(3)の比較に示すように、渦巻体の厚みを中
心部では厚く外周部では薄くといった、中心部の圧力差
の大きいところで必要な渦巻体の強度確保・流体の内部
漏れ低減に効果のある渦巻体を構成できる。また、1回
転中の行程容積(V1,V2の最大値の和)が同じ場
合、インボリュート曲線よりも渦巻体全体の外形寸法を
小型化できるといったメリットのある渦巻体を構成で
き、特に冷蔵庫,エアコン用といった用途のスクロール
圧縮機に適する。
数kをk<1.0 の定数にすることにより、図12
(1)〜(3)の比較に示すように、渦巻体の厚みを中
心部では厚く外周部では薄くといった、中心部の圧力差
の大きいところで必要な渦巻体の強度確保・流体の内部
漏れ低減に効果のある渦巻体を構成できる。また、1回
転中の行程容積(V1,V2の最大値の和)が同じ場
合、インボリュート曲線よりも渦巻体全体の外形寸法を
小型化できるといったメリットのある渦巻体を構成で
き、特に冷蔵庫,エアコン用といった用途のスクロール
圧縮機に適する。
【0022】ここで、渦巻体の外側曲線に代数螺線を用
いた図7の渦巻体の加工を、渦巻体の最も狭い溝幅Eと
同一のカッター径のエンドミルを用いて加工した本発明
の1実施例の渦巻体を図1に示す。ここで、渦巻体の最
も狭い溝幅のエンドミルカッターを用いるのは、1本の
カッターで渦巻体の加工を行うためである。すなわち、
性能の確保(圧縮室の漏れ低減)のため、渦巻体はミク
ロンオーダの加工精度が要求され、エンドミルの取替え
などを極力なくす必要があり、また取替えの段取りもな
くすことができるといった製作上のメリットがある。図
2は図1の渦巻体を形成するためのエンドミルの移動経
路を示し、渦巻体を加工するエンドミルの径の直径で公
転させたときにできる包絡線(1点鎖線)上を移動させ
ればよい。巻始め部はエンドミルのカッター径Eの円弧
部が残るため、クリアランスボリュームが零となるとき
と比べて斜線部を削り落すことになる。これにより、渦
巻体の加工と同時に、巻始め部にクリアランスボリュー
ムが設けられることになる。ここでは1本のエンドミル
で渦巻体のすべてを加工できる最大径として渦巻体の最
も狭い溝幅Eとしたが、カッター径を公転スクロールの
公転直径2εより大きな適当な値を選ぶことにより、前
述同様にクリアランスボリュームを渦巻体の加工と同時
に設けることができ、その大きさも調整することができ
る。このとき、公転直径より太いエンドミルカッターを
用いることにより、切削加工のスピードの向上,精度向
上が図れる。また、渦巻体の溝の深溝化が可能となる。
すなわち、エンドミルにて加工可能な溝深さは、エンド
ミルの剛性の問題からカッター径の2〜3倍程度が限度
であり、特に容量の小さな冷蔵庫用のようなスクロール
圧縮機を設計する場合、公転半径は数mmに設定されるこ
とが考えられ、エンドミルカッター径を公転直径に合わ
せた場合、溝深さは10mm前後に規制される。インボリ
ュート曲線の渦巻体を加工するのと同様に、溝幅と同じ
直径までのエンドミルを使用可能となることにより、高
さ寸法を大きくとれ渦巻体の直径寸法を抑えた設計が容
易となる。
いた図7の渦巻体の加工を、渦巻体の最も狭い溝幅Eと
同一のカッター径のエンドミルを用いて加工した本発明
の1実施例の渦巻体を図1に示す。ここで、渦巻体の最
も狭い溝幅のエンドミルカッターを用いるのは、1本の
カッターで渦巻体の加工を行うためである。すなわち、
性能の確保(圧縮室の漏れ低減)のため、渦巻体はミク
ロンオーダの加工精度が要求され、エンドミルの取替え
などを極力なくす必要があり、また取替えの段取りもな
くすことができるといった製作上のメリットがある。図
2は図1の渦巻体を形成するためのエンドミルの移動経
路を示し、渦巻体を加工するエンドミルの径の直径で公
転させたときにできる包絡線(1点鎖線)上を移動させ
ればよい。巻始め部はエンドミルのカッター径Eの円弧
部が残るため、クリアランスボリュームが零となるとき
と比べて斜線部を削り落すことになる。これにより、渦
巻体の加工と同時に、巻始め部にクリアランスボリュー
ムが設けられることになる。ここでは1本のエンドミル
で渦巻体のすべてを加工できる最大径として渦巻体の最
も狭い溝幅Eとしたが、カッター径を公転スクロールの
公転直径2εより大きな適当な値を選ぶことにより、前
述同様にクリアランスボリュームを渦巻体の加工と同時
に設けることができ、その大きさも調整することができ
る。このとき、公転直径より太いエンドミルカッターを
用いることにより、切削加工のスピードの向上,精度向
上が図れる。また、渦巻体の溝の深溝化が可能となる。
すなわち、エンドミルにて加工可能な溝深さは、エンド
ミルの剛性の問題からカッター径の2〜3倍程度が限度
であり、特に容量の小さな冷蔵庫用のようなスクロール
圧縮機を設計する場合、公転半径は数mmに設定されるこ
とが考えられ、エンドミルカッター径を公転直径に合わ
せた場合、溝深さは10mm前後に規制される。インボリ
ュート曲線の渦巻体を加工するのと同様に、溝幅と同じ
直径までのエンドミルを使用可能となることにより、高
さ寸法を大きくとれ渦巻体の直径寸法を抑えた設計が容
易となる。
【0023】同様に渦巻体の内側曲線に代数螺線を用い
た図10の渦巻体の加工を、渦巻体の最も狭い溝幅Eと
同一のカッター径のエンドミルを用いて加工した本発明
の他の1実施例の渦巻体を図3に示す。この場合も、巻
始め部に斜線部に示すクリアランスボリュームを形成す
る。
た図10の渦巻体の加工を、渦巻体の最も狭い溝幅Eと
同一のカッター径のエンドミルを用いて加工した本発明
の他の1実施例の渦巻体を図3に示す。この場合も、巻
始め部に斜線部に示すクリアランスボリュームを形成す
る。
【0024】なお、本加工を行う渦巻体は、公転,固定
の両方,あるいはどちらか一方だけとしてもよい。図6
は、図1の実施例の渦巻体を公転及び固定の両方のスク
ロールに用いた例である。
の両方,あるいはどちらか一方だけとしてもよい。図6
は、図1の実施例の渦巻体を公転及び固定の両方のスク
ロールに用いた例である。
【0025】図4は本発明の他の1実施例を示すヘリウ
ム冷凍機の縦断面図である。本圧縮機は、駆動用電動機
14を密閉容器15内に圧縮機構部と一緒に収納した、
全密閉型のスクロール圧縮機である。密閉容器内には、
摺動部を潤滑するための冷凍機油13が封入されてい
る。ヘリウム冷凍機は高圧力比で運転されるため、吐出
温度が高くなる。これを防止するため、積極的に、容器
15から油13を取り出し、熱交換器16,ファン17
で冷却し、絞り18で流量を調節して、行程容積の2%
程度の多量な液体の油13を圧縮途中(I)の密閉容積
部に噴射して、温度を下げることがある。このため、潤
滑油は冷媒ガスとともに渦巻中心まで圧縮されるので、
巻始めにクリアランスボリュームを設けることが当然必
要となる。また通常のエアコン用のようなスクロール圧
縮機の場合は、ヘリウム冷凍機のような油噴射機構は付
いておらず、また渦巻体間に入り込む油量は渦巻体間の
潤滑とシールのために行程容積に対して0.1% 程度あ
れば必要十分で、実働状態では冷媒と油の分離能力の関
係から0.5〜1% 前後の比率で冷媒とともに循環して
いる。このように設けるべきクリアランスボリューム
は、渦巻体間に閉じ込まれる液体の容積,すなわち、潤
滑油等の容積にあわせて設定すれば、液圧縮を起こさな
い。このような場合、代数螺線の渦曲線をスクロール渦
曲線に用いれば容易にクリアランスボリュームの調整が
容易なため、有用であるといえる。
ム冷凍機の縦断面図である。本圧縮機は、駆動用電動機
14を密閉容器15内に圧縮機構部と一緒に収納した、
全密閉型のスクロール圧縮機である。密閉容器内には、
摺動部を潤滑するための冷凍機油13が封入されてい
る。ヘリウム冷凍機は高圧力比で運転されるため、吐出
温度が高くなる。これを防止するため、積極的に、容器
15から油13を取り出し、熱交換器16,ファン17
で冷却し、絞り18で流量を調節して、行程容積の2%
程度の多量な液体の油13を圧縮途中(I)の密閉容積
部に噴射して、温度を下げることがある。このため、潤
滑油は冷媒ガスとともに渦巻中心まで圧縮されるので、
巻始めにクリアランスボリュームを設けることが当然必
要となる。また通常のエアコン用のようなスクロール圧
縮機の場合は、ヘリウム冷凍機のような油噴射機構は付
いておらず、また渦巻体間に入り込む油量は渦巻体間の
潤滑とシールのために行程容積に対して0.1% 程度あ
れば必要十分で、実働状態では冷媒と油の分離能力の関
係から0.5〜1% 前後の比率で冷媒とともに循環して
いる。このように設けるべきクリアランスボリューム
は、渦巻体間に閉じ込まれる液体の容積,すなわち、潤
滑油等の容積にあわせて設定すれば、液圧縮を起こさな
い。このような場合、代数螺線の渦曲線をスクロール渦
曲線に用いれば容易にクリアランスボリュームの調整が
容易なため、有用であるといえる。
【0026】本発明のスクロール圧縮機19を、熱交換
器16a,16b,膨張機構21よりなる冷凍サイクル
に適用した1応用例を図13に示す。この例は、熱交換
器16aを室内に、熱交換器16bを室外に設置して、
四方弁20により循環させる冷媒の方向を実線の矢印方
向(室内冷房)および破線の矢印方向(室内暖房)に任
意に切り替え可能なルームエアコンに応用した例であ
る。このように、冷蔵庫,エアコンといった冷凍・空調
用のシステムに使用することにより、効率が高く、静粛
なシステムが得られる。
器16a,16b,膨張機構21よりなる冷凍サイクル
に適用した1応用例を図13に示す。この例は、熱交換
器16aを室内に、熱交換器16bを室外に設置して、
四方弁20により循環させる冷媒の方向を実線の矢印方
向(室内冷房)および破線の矢印方向(室内暖房)に任
意に切り替え可能なルームエアコンに応用した例であ
る。このように、冷蔵庫,エアコンといった冷凍・空調
用のシステムに使用することにより、効率が高く、静粛
なシステムが得られる。
【0027】
【発明の効果】本発明によれば、潤滑油や液冷媒が渦巻
体間に入り込んだとしても、入り込む液体の容積分のク
リアランスボリュームを形成してあるため、いわゆる、
液圧縮は起こらない。従って、吐出圧力損失や、過大な
圧力による渦巻体の破損,大きな騒音の発生を防止でき
る。
体間に入り込んだとしても、入り込む液体の容積分のク
リアランスボリュームを形成してあるため、いわゆる、
液圧縮は起こらない。従って、吐出圧力損失や、過大な
圧力による渦巻体の破損,大きな騒音の発生を防止でき
る。
【図1】本発明における1実施例の渦巻体の平面図。
【図2】図1の渦巻体の加工方法の説明図。
【図3】本発明における他の実施例の渦巻体の平面図。
【図4】本発明の1応用例を示す圧縮機の縦断面図。
【図5】本発明の1実施例のスクロール圧縮機構部の縦
断面図。
断面図。
【図6】図5のI−I断面を表す渦巻部の平面図。
【図7】代数螺線を用いたときの渦巻体の1例の平面
図。
図。
【図8】代数螺線を用いたときの渦巻体の説明図。
【図9】図7の渦巻体の要部かみあわせ説明図。
【図10】代数螺線を用いた他の1構成例の渦巻体の平
面図。
面図。
【図11】図10の渦巻体の要部かみあわせ説明図。
【図12】指数kを変えたときの代数螺線を用いた渦巻
体の平面図。
体の平面図。
【図13】本発明のスクロール圧縮機を冷凍サイクルに
応用した1実施例の説明図。
応用した1実施例の説明図。
【図14】従来のインボリュート渦巻体のかみあわせ平
面図。
面図。
【図15】図13の渦巻体の要部かみあわせの説明図。
【図16】従来のインボリュート曲線でクリアランスボ
リュームを零とする渦巻体の要部の説明図。
リュームを零とする渦巻体の要部の説明図。
【図17】図14の渦巻体の要部かみあわせ説明図。
【図18】従来の逃げを設ける例を示す渦巻体要部の斜
視図。
視図。
1…固定スクロール、2…旋回スクロール、1b,2b
…渦巻体、3…吸入ポート、4…吐出ポート、5…フレ
ーム、6…クランク軸、13…潤滑油、14…電動機、
15…密閉容器、16…熱交換器、21…膨張機構。
…渦巻体、3…吸入ポート、4…吐出ポート、5…フレ
ーム、6…クランク軸、13…潤滑油、14…電動機、
15…密閉容器、16…熱交換器、21…膨張機構。
Claims (1)
- 【請求項1】溝幅が一様でない渦巻体をもつ固定スクロ
ール及び公転スクロールを互いにかみあわせ、公転スク
ロールを前記固定スクロールに対して公転するようにし
たスクロール圧縮機において、前記渦巻体の巻始め部に
クリアランスボリュームを形成したことを特徴とするス
クロール圧縮機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30844592A JPH06159269A (ja) | 1992-11-18 | 1992-11-18 | スクロール圧縮機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30844592A JPH06159269A (ja) | 1992-11-18 | 1992-11-18 | スクロール圧縮機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06159269A true JPH06159269A (ja) | 1994-06-07 |
Family
ID=17981118
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30844592A Pending JPH06159269A (ja) | 1992-11-18 | 1992-11-18 | スクロール圧縮機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06159269A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007138770A (ja) * | 2005-11-16 | 2007-06-07 | Daikin Ind Ltd | 回転式流体機械用の環状ピストンの加工方法 |
JP6701453B1 (ja) * | 2019-02-13 | 2020-05-27 | 三菱電機株式会社 | スクロール圧縮機 |
-
1992
- 1992-11-18 JP JP30844592A patent/JPH06159269A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007138770A (ja) * | 2005-11-16 | 2007-06-07 | Daikin Ind Ltd | 回転式流体機械用の環状ピストンの加工方法 |
JP6701453B1 (ja) * | 2019-02-13 | 2020-05-27 | 三菱電機株式会社 | スクロール圧縮機 |
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