JPH06159239A - ピストン式圧縮機における冷媒ガス吸入構造 - Google Patents

ピストン式圧縮機における冷媒ガス吸入構造

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JPH06159239A
JPH06159239A JP4310646A JP31064692A JPH06159239A JP H06159239 A JPH06159239 A JP H06159239A JP 4310646 A JP4310646 A JP 4310646A JP 31064692 A JP31064692 A JP 31064692A JP H06159239 A JPH06159239 A JP H06159239A
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Koichi Ito
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 圧縮機の起動時の液冷媒の圧縮を防止して起
動ショックを緩和するとともに、異常音の低減を図り、
ピストンの駆動機構部に作用する負荷を低減し耐久信頼
性を向上する。 【構成】 シリンダボア15,16内の作動室Rに冷媒
ガスを導入するための吸入通路33,34をロータリバ
ルブ31,32内に形成する。ピストン17の往復動に
同期して吸入行程中の作動室Rと吸入通路33,34と
を順次連通するように、かつロータリバルブ31,32
をその軸方向にスライド可能に収容室1a,2aに収容
する。ロータリーバルブ31,32の外周面には圧縮機
の停止状態で各作動室R相互を連通する環状溝37,3
8を設ける。圧縮機が起動された後、僅かな吐出圧を利
用してこれを制御通路43,44から感圧室41,42
に導き、ロータリーバルブ31,32を導通路1b,2
bと環状溝37,38が対応する不作動位置から導通路
1b,2bと吸入案内溝35,36が対応する吸入作動
位置に切り換える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、回転軸の周囲に配列
された複数のシリンダボア内にピストンを収容するとと
もに、回転軸の回転に連動してピストンを往復動させる
ピストン式圧縮機における冷媒ガス吸入構造に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来のピストン式圧縮機(例えば特開平
3−92587号公報参照)では、ピストンによってシ
リンダボア内に区画される作動室と吸入室との間の吸入
ポートが作動室内のフラッパ弁によって開閉されるよう
になっている。吸入室内の冷媒ガスは上死点側から下死
点側へ移動するピストンの吸入動作によってフラッパ弁
を押し開いて作動室へ流入する。ピストンが下死点側か
ら上死点側へ移動する吐出行程ではフラッパ弁が吸入ポ
ートを閉じ、作動室内の冷媒ガスが吐出ポートから吐出
室へ吐出される。
【0003】フラッパ弁の開閉動作は作動室と吸入室と
の間の圧力差に基づくものであり、吸入室の圧力が作動
室の圧力よりも高ければフラッパ弁は撓み変形して吸入
ポートを開く。吸入室の圧力が作動室の圧力よりも高く
なるのは上死点側から下死点側へ移動するピストンの吸
入動作時である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】弾性変形であるフラッ
パ弁の撓み変形は弾性抵抗として作用し、吸入室の圧力
が作動室の圧力をある程度上回らなければフラッパ弁は
開放しない。即ち、フラッパ弁の開放が遅れる。圧縮機
内の潤滑を行うために冷媒ガス中には潤滑油が混入され
ており、この潤滑油が冷媒ガスとともに圧縮機内の必要
な潤滑部位に送り込まれる。この潤滑油は冷媒ガスの流
通領域ならばどこへでも入り込み可能であり、吸入ポー
トを閉じているフラッパ弁とその密接面との間にも潤滑
油が付着する。この付着潤滑油は前記密接面とフラッパ
弁との間の密接力を高め、フラッパ弁の撓み変形開始が
一層遅れる。このような撓み変形開始遅れは作動室への
冷媒ガス流入量の低下、すなわち体積効率の低下をもた
らす。又、フラッパ弁が開いている場合にもフラッパ弁
の弾性抵抗が吸入抵抗として作用し、冷媒ガス流入量が
低下し、圧縮効率が低下する。
【0005】そこで、本願出願人は圧縮効率を向上する
ことができる両頭ピストン式圧縮機を提案している。
(例えば、特願平4−211163号参照)この圧縮機
は回転軸上に斜板を嵌合固定し、該斜板に両頭ピストン
をシューを介して係留している。又、回転軸上にはシリ
ンダブロックの中心部に形成した収容室に位置するよう
にロータリーバルブが同期回転可能に嵌合されている。
そして、両頭ピストンのシリンダボア内での往復動によ
って斜板室からロータリーバルブに設けた吸入通路及び
シリンダブロックに形成した導通路を通してシリンダボ
ア内に区画される吸入行程中の作動室に冷媒ガスが導入
され、シリンダボアで圧縮された冷媒ガスは吐出孔から
吐出室へ吐出されるようにしている。
【0006】この新規な圧縮機は最大容量状態で起動さ
れると、回転軸によりロータリーバルブが所定位置にお
いて回転され、吸入室から吸入した冷媒ガスがロータリ
ーバルブの吸入通路及び導通路を通して吸入行程中の作
動室に吸入されるとともに、吸入されたガスは作動室で
圧縮された後、吐出室へ吐出される。従って、シリンダ
ボア内作動室に液冷媒が残留している場合に圧縮機が起
動されると、大容量状態で圧縮動作が開始されるため液
圧縮が起こり、回転軸に作用するトルクが増大するとと
もに、異常音が発生し、最悪の場合には圧縮機が破損す
るという新たな問題が生じた。
【0007】又、本願出願人はロータリーバルブを組み
込んだ最大容量起動型の揺動斜板式可変容量ピストン型
圧縮機(例えば、特願平4−262371号参照)を提
案しているが、この圧縮機においても前述した液圧縮と
いう同様の問題が生じる。
【0008】この発明は大容量起動型のピストン型圧縮
機であって、起動時の液圧縮を確実に防止して、異常音
の発生を未然に抑制し、耐久性を向上することができる
ピストン式圧縮機における冷媒ガス吸入構造を提供する
ことを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】そのためにこの発明で
は、回転軸の周囲に配列された複数のシリンダボア内に
ピストンを収容するとともに、回転軸の回転に連動して
ピストンを往復動させるピストン式圧縮機において、ピ
ストンによってシリンダボア内に区画される作動室と導
通路を介して連通されるバルブ収容室を設け、該収容室
には冷媒ガスの吸入用ロータリバルブをピストンの往復
動に同期して回転可能に、かつ前記収容室内で軸方向の
往復動可能に収容し、前記ロータリーバルブには吸入行
程中の作動室と連通する前記導通路と対応して、吸入室
から冷媒ガスを前記作動室に導入するための吸入通路及
び吸入案内溝を形成し、前記ロータリーバルブの外周面
と前記バルブ収容室の内周面との間には前記各作動室相
互又は各作動室と吸入室を連通可能な連通路を設け、該
ロータリーバルブを付勢部材により常には前記連通路が
作用する位置に付勢し、さらに、前記ロータリーバルブ
を前記連通路が作用する位置から、前記吸入案内溝が導
通路と対応する吸入作動位置に切り換えるロータリーバ
ルブ位置切換機構を設けた。
【0010】
【作用】この発明においては、ピストン式圧縮機の停止
状態で、ロータリーバルブは付勢部材によりシリンダボ
ア内作動室相互間又は作動室と吸入室とを連通路により
互いに連通する位置に切り換え保持されている。この状
態で回転軸が回転されて、ピストンがシリンダボア内で
往復動されると、複数の作動室は互いに連通されている
ので、ピストンの往復動により圧縮動作が実質的に行わ
れることはない。このためシリンダボア内作動室に液冷
媒が残留していても圧縮が行われることはなく、圧縮機
の起動時のショックが緩和されるとともに、異常音の発
生が防止され、圧縮機の破損が防止される。
【0011】又、圧縮機が起動されて、所定時間経過す
ると無負荷状態でのピストンの往復動作によりシリンダ
ボア内作動室内の液冷媒は気化される。このためロータ
リーバルブ位置切換機構により、ロータリーバルブが吸
入室から前記作動室への冷媒ガスの吸入を行なう作動位
置に移動されると、ピストンの往復動により、吸入室か
らロータリーバルブ内の吸入通路、吸入案内溝及び導通
路を通して、吸入行程中の作動室に冷媒ガスが吸入され
る。又、ピストンが圧縮工程に移行すると、ロータリー
バルブの外周面により導通路が閉鎖されて前記作動室で
冷媒ガスの圧縮が行われ、圧縮された冷媒ガスは吐出室
に吐出される。
【0012】
【実施例】以下、この発明を具体化した一実施例を図1
〜図5に基づいて説明する。前後一対のシリンダブロッ
ク1,2の前後両端面にはバルブプレート3,4を介し
てフロントハウジング5及びリヤハウジング6が接合さ
れ、複数のボルト7,8により互いに締め付け固定され
ている。前記フロントハウジング5及びリヤハウジング
6の中心部には回転軸9が円錐コロ軸受け10,11に
より回転可能に支持されている。該回転軸9の外周面に
は斜板12が嵌合固定され、シリンダブロック1,2の
接合部に形成した吸入室としての斜板室13内に収容さ
れている。又、前記シリンダブロック1の外周部には前
記斜板室13内へ外部冷媒管路(図示略)から冷媒ガス
を吸入するための吸入口14が形成されている。前記シ
リンダブロック1,2には複数(この実施例では5)の
シリンダボア15,16が形成され、両ボア15,16
内には両頭ピストン17が前後一対のシュー18を介し
て前記斜板12の斜面に係留されている。前記回転軸9
の外周面には後に詳述するロータリーバルブ31,32
を介して斜板室13内の冷媒ガスがシリンダボア15,
16内作動室Rに吸入されるようになっている。
【0013】前記フロントハウジング5及びリヤハウジ
ング6内には吐出室19,20が形成され、バルブプレ
ート3,4に形成した吐出孔3a,4aによりシリンダ
ボア15,16内作動室Rと連通可能となっている。前
記バルブプレート3,4には吐出孔3a,4aを開閉す
る吐出弁21,22がリテーナ23,24とともにバル
ブプレート3(4)と、フロントハウジング5(リヤハ
ウジング6)との間で挟着固定されている。
【0014】前記回転軸9の中心部には吐出通路25が
形成され、リヤハウジング6内に形成した連通路26に
よりリヤ側の吐出室20と前記吐出通路25を連通して
いる。又、回転軸9には吐出通路25と円錐コロ軸受け
10の収容室5aとを連通するための連通孔27が形成
されている。収容室5aは連通路28により前記フロン
ト側の吐出室19と連通されている。従って、前記フロ
ント側及びリヤ側の吐出室19,20は吐出通路25、
連通路26,28及び連通孔27等により互いに連通さ
れている。さらに、フロントハウジング5には吐出室1
9の冷媒ガスを外部冷媒管路(図示略)に排出する吐出
口29が形成されている。なお、フロントハウジング5
の中心孔にはシャフトシール機構30が設けられてい
る。
【0015】次に、この発明の要部であるロータリーバ
ルブ式の冷媒ガス吸入構造について説明する。前記シリ
ンダブロック1,2の中心部にはフロント側及びリヤ側
のロータリーバルブ31,32を収容するためのバルブ
収容室1a,2aが回転軸9の回りに形成されている。
前記回転軸9に設けたスプライン部9a,9bには前記
ロータリーバルブ31,32が回転軸9の軸線方向への
移動可能に、かつ同期回転可能に嵌合されている。前記
シリンダブロック1,2には前記シリンダボア内作動室
Rと前記バルブ収容室1a,2aとをそれぞれ連通する
ための導通路1b,2bが形成されている。前記ロータ
リーバルブ31,32の内周面には吸入通路33,34
が形成され、該吸入通路33,34の外端部は前記斜板
室13と連通されている。又、前記両ロータリーバルブ
31,32の外周面には前記吸入通路33,34の内端
部に連なる吸入案内溝35,36が図4に示すように周
方向に形成されている。そして、吸入行程中の作動室R
と連通する前記導通路1b(2b)と吸入案内溝35
(36)が対応した状態で、斜板室13から吸入通路3
3(34)、吸入案内溝35(36)及び導通路1b
(2b)を通して冷媒ガスを前記作動室Rに吸入可能で
ある。
【0016】前記ロータリーバルブ31,32の外周面
には吸入案内溝35,36から所定距離隔てた位置に連
通路としての環状溝37,38が形成されている。前記
両ロータリーバルブ31(32)は前記斜板12のボス
部との間に介在した付勢部材としてのバネ39(40)
により前記環状溝37(38)と、導通路1b(2b)
とが連通し、前記吸入案内溝35(36)が導通路1b
(2b)と対応しない位置に付勢されている。前記シリ
ンダブロック1,2の収容室1a,2aと、両ロータリ
ーバルブ31,32の内端面とによりフロント側及びリ
ヤ側の感圧室41,42が区画形成されている。この両
感圧室41,42は、バルブプレート3,4及びシリン
ダブロック1,2にそれぞれ形成した制御通路43,4
4によって吐出室19及び20と連通されている。
【0017】この実施例では前記感圧室41,42、制
御通路43,44及びバネ39,40等によりロータリ
ーバルブ31,32を冷媒ガスの吸入不能な不作動位置
から作動位置に切り換えるバルブ位置切換機構Kを構成
している。
【0018】次に、前記のように構成したピストン型圧
縮機についてその作用を説明する。図1は圧縮機の停止
状態を示す。この状態では吐出室19、20の圧力と、
感圧室41,42の圧力が等しいので、両ロータリーバ
ルブ31,32はバネ39,40によりそれぞれ不作動
位置に保持されている。
【0019】この状態において圧縮機の回転軸9が図示
しない電磁クラッチにより回転されると、斜板12によ
って両頭ピストン17がシリンダボア15,16内で往
復動される。この圧縮機の起動時にはロータリーバルブ
31に設けた環状溝37によりフロント側のシリンダボ
ア15内作動室R〜Rが互いに連通され、かつロータリ
ーバルブ32に設けた環状溝38によりリヤ側のシリン
ダボア16内作動室R〜Rが互いに連通されているの
で、圧縮動作は実質的に行われることがない。このため
シリンダボア内作動室R〜Rに液冷媒が残留している状
態で圧縮機が起動されても液圧縮が防止され、起動ショ
ックが緩和されるとともに、異常音の発生が抑制され
る。従って、圧縮機の駆動機構の破損を抑制して耐久性
を向上することができる。
【0020】圧縮機の起動時にはピストン17の往復動
により、実質的に圧縮動作は行われることがないが、作
動室Rに残留している液冷媒はピストンの往復動作によ
り気化される。又、導通路1b,2b、環状溝37,3
8の管路抵抗により、ある程度シリンダボア内作動室R
では冷媒ガスが圧縮される。このため、吐出孔3a,4
aから吐出弁21,22を押し退けて吐出室19、20
へ圧縮された少量の冷媒ガスが徐々に吐出される。そし
て、吐出室19、20内の圧力が徐々に高くなり、制御
通路43,44から感圧室41,42に冷媒ガスが供給
され、感圧室41,42の圧力が設定圧力以上になる
と、ロータリーバルブ31,32はバネ39,40の付
勢力に抗して、斜板12側に向かって回転軸9上をスプ
ライン部9a,9bに沿って移動される。そして、両ロ
ータリーバルブ31,32の吸入案内溝35,36が、
導通路1b,2bと対応する位置に徐々に移動される
と、斜板室13内の冷媒ガスは、吸入通路33,34、
吸入案内溝35,36から導通路1b,2bを通って吸
入工程中のシリンダボア内作動室Rに少しづつ吸入され
る。さらに、吸入された冷媒ガスはピストン17により
圧縮されて吐出孔3a,4aから吐出室19、20に吐
出され、やがて定常圧縮動作に移行する。
【0021】又、電磁クラッチがオフされて圧縮機が停
止されると、吐出室19、20内の圧力と感圧室41,
42の圧力が低下し、この圧力が吸入圧相当になると、
バネ39,40によりロータリーバルブ31,32が吸
入作動位置から不作動位置、つまり環状溝37,38が
導通路1b,2bと対応する位置に復帰され、次の圧縮
機の起動時のショック緩和に備えられる。
【0022】なお、この発明は前記実施例に限定される
ものではなく、次のように具体化することもできる。 (1)前記実施例では、各シリンダボア15,16を互
いに連通可能な環状溝37,38をロータリーバルブ3
1,32に形成したが、この溝に代えて、斜板室13と
各導通路1b,2bを連通するように構成すること。
【0023】(2)前記実施例では感圧室41,42と
制御通路43,44とによりロータリーバルブの位置切
換機構Kを構成したが、これに代えて圧縮機の起動後所
定時間が経過した時、電磁ソレノイド(図示略)の作動
ロッドによりロータリーバルブ31,32の位置切り換
えを行うように構成すること。
【0024】(3)前記実施例では、固定容量式の両頭
ピストン型斜板式圧縮機に具体化したが、最大起動式の
揺動斜板式可変容量ピストン圧縮機に具体化すること。
【0025】
【発明の効果】以上詳述したように、この発明は圧縮機
の起動時の液冷媒の圧縮を防止して起動ショックを緩和
することができるとともに、異常音の低減を図り、ピス
トン、斜板等の駆動機構部に作用する負荷を低減し耐久
信頼性を向上することができ、部品の機械的強度を低下
して圧縮機の小型・軽量化を図ることができる効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明を両頭ピストン式斜板式圧縮機に具体
化した一実施例を示す縦断面図である。
【図2】図1のA−A線断面図である。
【図3】吸入作動位置に保持されたロータリーバルブ付
近の部分拡大断面図である。
【図4】図3のB−B線断面図である。
【図5】ロータリーバルブの斜視図である。
【符号の説明】
1,2 シリンダブロック、1a,2a バルブ収容
室、1b,2b 導通路、5 フロントハウジング、6
リヤハウジング、9 回転軸、12 斜板、13 吸
入室としての斜板室、15,16 シリンダボア、17
両頭ピストン、19,20 吐出室、31,32 ロ
ータリーバルブ、33,34 吸入通路、35,36
吸入案内溝、37,38 連通路としての環状溝、3
9,40 付勢部材としてのバネ、41,42 感圧
室、43,44 制御通路、R 作動室、K ロータリ
ーバルブ位置切換機構。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岩間 和明 愛知県刈谷市豊田町2丁目1番地 株式会 社豊田自動織機製作所内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転軸の周囲に配列された複数のシリン
    ダボア内にピストンを収容するとともに、回転軸の回転
    に連動してピストンを往復動させるピストン式圧縮機に
    おいて、 ピストンによってシリンダボア内に区画される作動室と
    導通路を介して連通されるバルブ収容室を設け、該収容
    室には冷媒ガスの吸入用ロータリバルブをピストンの往
    復動に同期して回転可能に、かつ前記収容室内で軸方向
    の往復動可能に収容し、前記ロータリーバルブには吸入
    行程中の作動室と連通する前記導通路と対応して、吸入
    室から冷媒ガスを前記作動室に導入するための吸入通路
    及び吸入案内溝を形成し、前記ロータリーバルブの外周
    面と前記バルブ収容室の内周面との間には前記各作動室
    相互又は各作動室と吸入室を連通可能な連通路を設け、
    該ロータリーバルブを付勢部材により常には前記連通路
    が作用する位置に付勢し、さらに、前記ロータリーバル
    ブを前記連通路が作用する位置から、前記吸入案内溝が
    導通路と対応する吸入作動位置に切り換えるロータリー
    バルブ位置切換機構を設けたピストン式圧縮機における
    冷媒ガス吸入構造。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5744250A (en) * 1993-12-29 1998-04-28 E. I. Du Pont De Nemours And Company Adhesion compositions for multilayer structures
KR100473231B1 (ko) * 2001-08-02 2005-03-08 가부시키가이샤 도요다 지도숏키 가변용량형 압축기 및 이음억제방법
KR100921372B1 (ko) * 2007-03-28 2009-10-14 가부시키가이샤 도요다 지도숏키 고정용량형 피스톤식 압축기에 있어서의 냉매 흡입 구조체 및, 고정용량형 피스톤식 압축기에 있어서의 운전 제어 방법

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