JPH06159187A - 低騒音高圧燃料噴射管用管材 - Google Patents
低騒音高圧燃料噴射管用管材Info
- Publication number
- JPH06159187A JPH06159187A JP4335418A JP33541892A JPH06159187A JP H06159187 A JPH06159187 A JP H06159187A JP 4335418 A JP4335418 A JP 4335418A JP 33541892 A JP33541892 A JP 33541892A JP H06159187 A JPH06159187 A JP H06159187A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tube
- fuel injection
- vibration
- pipe
- metallic tube
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02M—SUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
- F02M55/00—Fuel-injection apparatus characterised by their fuel conduits or their venting means; Arrangements of conduits between fuel tank and pump F02M37/00
- F02M55/02—Conduits between injection pumps and injectors, e.g. conduits between pump and common-rail or conduits between common-rail and injectors
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Fuel-Injection Apparatus (AREA)
- Rigid Pipes And Flexible Pipes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 製品としての引張り強度、伸び及び曲げ特性
等の機械的性質を損うことなく、噴射管自体に遮音機能
を効果的に発揮せしめるようにする。 【構成】 単一体からなる厚肉細径金属管材において、
金属管材をCu−45%Mn−2%Al、Cu−45%
Mn−2%Al−2%Sn、Fe−12%Cr−2%A
l、Fe−12%Cr−2%Al−3%Mo、Mn−3
7%Cu−4%Al−3%Fe−2%Ni、50%Ni
−50%Ti或いはFe−1〜5%Al−0.2〜2%
Siからなる制振合金材によって構成する。
等の機械的性質を損うことなく、噴射管自体に遮音機能
を効果的に発揮せしめるようにする。 【構成】 単一体からなる厚肉細径金属管材において、
金属管材をCu−45%Mn−2%Al、Cu−45%
Mn−2%Al−2%Sn、Fe−12%Cr−2%A
l、Fe−12%Cr−2%Al−3%Mo、Mn−3
7%Cu−4%Al−3%Fe−2%Ni、50%Ni
−50%Ti或いはFe−1〜5%Al−0.2〜2%
Siからなる制振合金材によって構成する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は一般にトラック、バス、
トレーラー等の自動車、内燃機関駆動発電機、コンプレ
ッサー、或いはその他のディーゼル内燃機関にあって、
燃料供給路として燃料噴射ポンプとシリンダーヘッド側
とのそれぞれのなすノズルホルダーの間に接続配設され
る管径15m/m程度以下の単一体からなる比較的厚肉
細径の低騒音高圧燃料噴射管の該管用管材に関するもの
である。
トレーラー等の自動車、内燃機関駆動発電機、コンプレ
ッサー、或いはその他のディーゼル内燃機関にあって、
燃料供給路として燃料噴射ポンプとシリンダーヘッド側
とのそれぞれのなすノズルホルダーの間に接続配設され
る管径15m/m程度以下の単一体からなる比較的厚肉
細径の低騒音高圧燃料噴射管の該管用管材に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の管材としては一般に厚肉
からなる圧力配管用炭素鋼々管材により構成されてい
た。
からなる圧力配管用炭素鋼々管材により構成されてい
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような従来技術に
おいて、近年の傾向としてディーゼル内燃機関による騒
音に関連して機関及び燃料噴射ポンプからの振動がシー
ト面を介して伝播することによる燃料噴射管自体の振動
や、前記ポンプ振動の内部流体への伝播及び内部流体自
体の圧力変動等に起因する振動等による騒音が環境問題
の一環として重要視されてきた。
おいて、近年の傾向としてディーゼル内燃機関による騒
音に関連して機関及び燃料噴射ポンプからの振動がシー
ト面を介して伝播することによる燃料噴射管自体の振動
や、前記ポンプ振動の内部流体への伝播及び内部流体自
体の圧力変動等に起因する振動等による騒音が環境問題
の一環として重要視されてきた。
【0004】この問題の対策としては、スペースや冷却
性能をあえて犠牲にして内燃機関等を遮音材で囲むこと
が行われているが、燃料噴射管自体には何等の方策もと
られておらず、従って機関や燃料噴射ポンプからの振動
はそのまゝ噴射管へ伝播して噴射管自体の振動となり、
前記ポンプ振動の内部流体への伝播及び内部流体の圧力
変動に起因する振動等の可聴域周波数帯の振動が外管の
壁に伝わり管材表面や、該管材の振動に伴う疲労折損を
防止するため管材相互を固定する空中クランプ表面から
のスピーカ効果によって外部へ放射されて騒音となって
いるのが現状であった。
性能をあえて犠牲にして内燃機関等を遮音材で囲むこと
が行われているが、燃料噴射管自体には何等の方策もと
られておらず、従って機関や燃料噴射ポンプからの振動
はそのまゝ噴射管へ伝播して噴射管自体の振動となり、
前記ポンプ振動の内部流体への伝播及び内部流体の圧力
変動に起因する振動等の可聴域周波数帯の振動が外管の
壁に伝わり管材表面や、該管材の振動に伴う疲労折損を
防止するため管材相互を固定する空中クランプ表面から
のスピーカ効果によって外部へ放射されて騒音となって
いるのが現状であった。
【0005】本発明は従来技術の有する前記問題に鑑み
てなされたものであり、製品としての引張り強度、伸び
及び曲げ特性等の機械的性質を損うことなく、大きな減
衰能を有する制振合金材よりなる噴射管自体に振動吸収
に伴なう管材壁外表面からの可聴域周波数帯の振動の放
射による騒音を、管材の外周面に設けた遮音塗料とも相
俟って低減させて、遮音機能を効果的に発揮せしめるこ
とのできる低騒音高圧燃料噴射管用管材を提供すること
を目的とするものである。
てなされたものであり、製品としての引張り強度、伸び
及び曲げ特性等の機械的性質を損うことなく、大きな減
衰能を有する制振合金材よりなる噴射管自体に振動吸収
に伴なう管材壁外表面からの可聴域周波数帯の振動の放
射による騒音を、管材の外周面に設けた遮音塗料とも相
俟って低減させて、遮音機能を効果的に発揮せしめるこ
とのできる低騒音高圧燃料噴射管用管材を提供すること
を目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するため、単一体からなる厚肉細径金属管材において、
金属管材をCu−45%Mn−2%Al、Cu−45%
Mn−2%Al−2%Sn、Fe−12%Cr−2%A
l、Fe−12%Cr−2%Al−3%Mo、Mn−3
7%Cu−4%Al−3%Fe−2%Ni、50%Ni
−50%Ti、或いはFe−1〜5%Al−0.2〜2
%Siからなる制振合金材によって構成した低騒音高圧
燃料噴射管用管材を要旨とし、更に金属管材の外周面に
遮音塗料を塗布してなるものである。
するため、単一体からなる厚肉細径金属管材において、
金属管材をCu−45%Mn−2%Al、Cu−45%
Mn−2%Al−2%Sn、Fe−12%Cr−2%A
l、Fe−12%Cr−2%Al−3%Mo、Mn−3
7%Cu−4%Al−3%Fe−2%Ni、50%Ni
−50%Ti、或いはFe−1〜5%Al−0.2〜2
%Siからなる制振合金材によって構成した低騒音高圧
燃料噴射管用管材を要旨とし、更に金属管材の外周面に
遮音塗料を塗布してなるものである。
【0007】
【作用】本発明は、噴射管を構成する制振合金材が可聴
域周波数帯の振動に対する損失係数を大とする特性を有
するため、機関及び燃料噴射ポンプからの振動がシート
面を介して伝播することによる燃料噴射管自体の振動
や、前記ポンプ振動の内部流体への伝播及び内部流体自
体の圧力変動等に起因する振動等の可聴域周波数帯の振
動を大きな減衰能を有する前記制振合金材で減衰させる
ことにより燃料噴射管外表面及び管材相互の振動を防止
するクランプ表面からスピ−カ効果により放射される騒
音を低下することができる。
域周波数帯の振動に対する損失係数を大とする特性を有
するため、機関及び燃料噴射ポンプからの振動がシート
面を介して伝播することによる燃料噴射管自体の振動
や、前記ポンプ振動の内部流体への伝播及び内部流体自
体の圧力変動等に起因する振動等の可聴域周波数帯の振
動を大きな減衰能を有する前記制振合金材で減衰させる
ことにより燃料噴射管外表面及び管材相互の振動を防止
するクランプ表面からスピ−カ効果により放射される騒
音を低下することができる。
【0008】また、管材の外周面に遮音塗料を設けるこ
とにより、遮音効果は一層向上するものである。
とにより、遮音効果は一層向上するものである。
【0009】更に、前記制振合金材は一般に使用される
圧力配管用炭素鋼々管材と比べて引張り強度、伸び及び
曲げ特性等の機械的性質において遜色なく、従って従来
と同様の機械加工を施すことができる。
圧力配管用炭素鋼々管材と比べて引張り強度、伸び及び
曲げ特性等の機械的性質において遜色なく、従って従来
と同様の機械加工を施すことができる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
すれば、図1は本発明の低騒音高圧燃料噴射管用管材の
一部切欠きによる拡大平面図、図2は図1A−A線の断
面図であって、(1) は管径15m/m程度以下、肉厚
5.5m/m乃至6.5m/m程度の単一体からなる厚
肉細径の制振合金材による金属管材である。そして該合
金材としては可聴域周波数帯の振動に対し大きな減衰能
を有する、Cu−45%Mn−2%Al、Cu−45%
Mn−2%Al−2%Sn、Fe−12%Cr−2%A
l、Fe−12%Cr−2%Al−3%Mo、Mn−3
7%Cu−4%Al−3%Fe−2%Ni、50%Ni
−50%Ti或いはFe−1〜5%Al−0.2〜2%
Siのいずれかによって構成されるものである。尚(1')
は内周面であり、又図2に想像線で示した(2) は必要に
応じ金属管材(1) の外周面に塗布した遮音塗料であっ
て、例えば二液常温硬化型ウレタンエラストマ、無溶剤
性ポリウレタン樹脂、発泡樹脂等からなるものである。
すれば、図1は本発明の低騒音高圧燃料噴射管用管材の
一部切欠きによる拡大平面図、図2は図1A−A線の断
面図であって、(1) は管径15m/m程度以下、肉厚
5.5m/m乃至6.5m/m程度の単一体からなる厚
肉細径の制振合金材による金属管材である。そして該合
金材としては可聴域周波数帯の振動に対し大きな減衰能
を有する、Cu−45%Mn−2%Al、Cu−45%
Mn−2%Al−2%Sn、Fe−12%Cr−2%A
l、Fe−12%Cr−2%Al−3%Mo、Mn−3
7%Cu−4%Al−3%Fe−2%Ni、50%Ni
−50%Ti或いはFe−1〜5%Al−0.2〜2%
Siのいずれかによって構成されるものである。尚(1')
は内周面であり、又図2に想像線で示した(2) は必要に
応じ金属管材(1) の外周面に塗布した遮音塗料であっ
て、例えば二液常温硬化型ウレタンエラストマ、無溶剤
性ポリウレタン樹脂、発泡樹脂等からなるものである。
【0011】
【発明の効果】以上説明したように本発明による低騒音
高圧燃料噴射管用管材は噴射管自体を構成する制振合金
材が可聴域周波数帯の振動に対する損失係数を大とする
特性を有するため、機関及び燃料噴射ポンプからの振動
がシート面を介して伝播する振動や、前記ポンプ振動の
内部流体への伝播及び内部流体自体の圧力変動等に起因
する振動等の可聴域周波数帯の振動を大きな減衰能を有
する前記制振合金材で減衰させ。管材の外周面の遮音塗
料とも相俟って騒音の放射を低減させることができ、ま
た、前記制振合金材は一般に使用される圧力配管用炭素
鋼々管材と比べて引張り強度、伸び及び曲げ特性等の機
械的性質において遜色なく、従って従来と同様の機械加
工を施すことができる。
高圧燃料噴射管用管材は噴射管自体を構成する制振合金
材が可聴域周波数帯の振動に対する損失係数を大とする
特性を有するため、機関及び燃料噴射ポンプからの振動
がシート面を介して伝播する振動や、前記ポンプ振動の
内部流体への伝播及び内部流体自体の圧力変動等に起因
する振動等の可聴域周波数帯の振動を大きな減衰能を有
する前記制振合金材で減衰させ。管材の外周面の遮音塗
料とも相俟って騒音の放射を低減させることができ、ま
た、前記制振合金材は一般に使用される圧力配管用炭素
鋼々管材と比べて引張り強度、伸び及び曲げ特性等の機
械的性質において遜色なく、従って従来と同様の機械加
工を施すことができる。
【図1】本発明の実施例に係る低騒音高圧燃料噴射管用
管材の一部切欠きによる拡大平面図である。
管材の一部切欠きによる拡大平面図である。
【図2】図1A−A線の断面図である。
1 金属管材 2 遮音塗料
Claims (2)
- 【請求項1】 単一体からなる厚肉細径金属管材におい
て、金属管材(1) をCu−45%Mn−2%Al、Cu
−45%Mn−2%Al−2%Sn、Fe−12%Cr
−2%Al、Fe−12%Cr−2%Al−3%Mo、
Mn−37%Cu−4%Al−3%Fe−2%Ni、5
0%Ni−50%Ti或いはFe−1〜5%Al−0.
2〜2%Siからなる制振合金材によって構成したこと
を特徴とする低騒音高圧燃料噴射管用管材。 - 【請求項2】 請求項1記載において、金属管材(1) の
外周面に更に遮音塗料を塗布せしめたことを特徴とする
低騒音高圧燃料噴射管用管材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4335418A JPH06159187A (ja) | 1992-11-21 | 1992-11-21 | 低騒音高圧燃料噴射管用管材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4335418A JPH06159187A (ja) | 1992-11-21 | 1992-11-21 | 低騒音高圧燃料噴射管用管材 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06159187A true JPH06159187A (ja) | 1994-06-07 |
Family
ID=18288336
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4335418A Pending JPH06159187A (ja) | 1992-11-21 | 1992-11-21 | 低騒音高圧燃料噴射管用管材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06159187A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003106238A (ja) * | 2001-07-27 | 2003-04-09 | Usui Internatl Ind Co Ltd | フユーエルデリバリパイプ |
JP2003293902A (ja) * | 2002-04-01 | 2003-10-15 | Usui Kokusai Sangyo Kaisha Ltd | フユーエルデリバリパイプ |
-
1992
- 1992-11-21 JP JP4335418A patent/JPH06159187A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003106238A (ja) * | 2001-07-27 | 2003-04-09 | Usui Internatl Ind Co Ltd | フユーエルデリバリパイプ |
JP2003293902A (ja) * | 2002-04-01 | 2003-10-15 | Usui Kokusai Sangyo Kaisha Ltd | フユーエルデリバリパイプ |
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