JPH0615917B2 - メガネ型継手金具付ブレーキホース - Google Patents

メガネ型継手金具付ブレーキホース

Info

Publication number
JPH0615917B2
JPH0615917B2 JP61010810A JP1081086A JPH0615917B2 JP H0615917 B2 JPH0615917 B2 JP H0615917B2 JP 61010810 A JP61010810 A JP 61010810A JP 1081086 A JP1081086 A JP 1081086A JP H0615917 B2 JPH0615917 B2 JP H0615917B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hose
rubber
socket
fitting
compression
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP61010810A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS62167994A (ja
Inventor
徳夫 谷岡
久美 木村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Cable Ltd
Original Assignee
Hitachi Cable Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Cable Ltd filed Critical Hitachi Cable Ltd
Priority to JP61010810A priority Critical patent/JPH0615917B2/ja
Publication of JPS62167994A publication Critical patent/JPS62167994A/ja
Publication of JPH0615917B2 publication Critical patent/JPH0615917B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Joints That Cut Off Fluids, And Hose Joints (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は新規なメガネ型継手金具付ブレーキホースに関
するものである。更に詳しく述べれば、本発明は高温、
高圧下で使用することができるメガネ型継手金具付ブレ
ーキホースに関するものである。
[従来の技術] ブレーキホースは油圧回路用ゴムホースとして広く用い
られている。油圧回路は高圧の油を媒体として使用する
ため、油漏がなく、しかも迅速かつ確実に接続できるこ
とが要求されている。
これらの要求に応えるため高圧ゴムホースでは、予めそ
の両端末に適当な継手金具を締結した継手金具付ゴムホ
ースとして市販されている。
ブレーキホースの継手金具としては外筒絞り型継手金具
が主に用いられている。外筒絞り型継手金具は本体部の
一端側に他部材と接続する螺合部、また本体部の他端側
にホース端末を固定するためのソケット部とニップル部
とがある。
ゴムヘホースと外筒絞り型継手金具との接続は、まず外
筒絞り型継手金具のソケット部とニップル部間にゴムホ
ースの端末部を挿入し、それからソケット部の外側を圧
縮加締めすることにより締結する。
また、他部材と接続する螺合部は、従来雄ネジタイプや
雌ネジタイプであったが、これらは組み付けるときに継
手金具付きホース全体を回転しながら螺合する必要があ
るため自動車への組立生産性が劣り、その結果あまり用
いられなくなるようになり、それらに代ってメガネ型継
手金具が広く用いられるようになってきている。
さて、我々の調査結果によれば、継手金具付ゴムホース
の油洩れは、まずソケット部とニップル部間に油が浸透
し、その浸透した油がゴムホース端末の内層、外層との
間を毛細管現象で浸透してゴムホース内に入る。そして
ゴムホース内に入った油はついには外層を打ち破り、油
漏れを起こすことになる。
実公昭54−8404号はこの毛細管現象による油漏れ
を抑止するため継手金具のソケット部とニップル部間に
ゴムリングまたはゴム類似弾性リングを嵌挿してからゴ
ムホース端末を挿入し、かかる後ソケット部の外側を圧
縮加締めすることにより固定する。
第2図は実公昭54−8404号の継手金具付ゴムホー
スの一実施例を示したものである。
第2図において、1はゴムホースであって、このゴムホ
ース1は内層11、補強層12、外層13から成ってい
る。2は継手金具であって、この継手金具2は一端側に
他部材との螺合部23、ホース端末を挿入、固定するソ
ケット部21及びニップル部22とがある。第2図にお
いて、24は圧縮加締め部分であって、従来この圧縮加
締めは図示段か一段であった。即ち、継手金具付高圧ホ
ースは狭いエンジンルームやタイマハウス内に配管され
るものであり、その継手金具のソケット長さを二段以上
の圧縮加締めする程長く出来ないためである。3は実公
昭54−8404号の考案を特徴ずけるゴムリングであ
る。このゴムリング3は油がゴムホース端末の内層、外
層との間より毛細管現象で浸透することを効果的に阻止
することが出来る。
しかしながら、苛酷な使用条件、例えば異常な高温、高
圧下、例えばエンジンルーム内に取り付けられる油圧ユ
ニットでは、実公昭54−8404号の継手金具付ゴム
ホースであっても油漏れが生ずることがわかった。この
ような苛酷な条件下で長時間使用された継手金具ブレー
キホースでは油漏れや継手金具の離脱等が生ずる懸念が
あった。
[発明が解決しようとする問題点] 本発明はかかる点に立って為されたものであって、その
目的とするところは前記した従来技術の欠点を解消し、
苛酷な高温、高圧の圧力下でも使用することができるメ
ガネ型継手金具付ブレーキホースを提供することにあ
る。
[問題点を解決するための手段] 本発明の要旨とするところは、メガネ型継付金具のソケ
ット部とニップル部との間にゴムリングを介してゴムホ
ースの端部が挿入され且つソケットの外側を圧縮加締め
されて成るメガネ型継手金具付ブレーキホースにおい
て、ソケットの圧縮加締めする長さがゴムホース外径の
1.2〜1.8倍であり且つソケットの圧縮加締めが三
段加締めであり、更にゴムリングは硬度がJIS−A硬
度が40〜60であり且つその厚さがゴムホースの肉厚
の0.3〜1.5倍であることを特徴とするメガネ型継
手金具付ブレーキホースにある。
本発明において、内層チューブは耐油性が優れたゴムチ
ューブまたはプラスチックチューブであればよく、例え
ばスチレン〜ブタジエンゴムチューブ、クロロプレンゴ
ムチューブ、ポリアミドチューブ等を用いることができ
る。
本発明において補強層は繊維、例えばポリアミド繊維、
ポリエステル繊維、アクリル繊維、ビニロン繊維等の単
独あるいはこれらの複合繊維の編組または螺旋巻きの補
強層である。
本発明において外層は機械的特性、耐熱性、耐候性及び
耐油性が優れたゴムまたはプラスチックであり、例えば
クロロプレンゴム、クロロスルホン化ポリエチレン、エ
チレンプロピレン系ゴム、ポリアミド樹脂、あるいはこ
れらの混合材料である。なお、混合材料としてはクロロ
プレンゴムとエチレンプロピレン系ゴムとの混合材料等
が適切である。
本発明においてゴムリングは耐油性と適度な圧縮歪を有
するものがよく、硬度はJIS−A硬度が40〜60の
ものが必要である。ここにおいてJIS−A硬度が40
以下では急激に軟らかくなり、耐圧性が急激に悪化し実
用性が乏しくなるためである。
本発明において前記継手金具のソケットとニップル間に
挿入する前記高圧ホース端部の長さを該高圧ホース外径
の2.5〜3.5倍としたのは、2.5倍以下では毛細
管現象による油の浸透を効果的に阻止できない為であ
り、一方、継手金具のソケットとニップル間に挿入する
前記高圧ホース端部の長さを該高圧ホース外径の3.5
倍以上では、毛細管現象による油の浸透阻止効果もそれ
以上望めない為である。
本発明において前記継手金具のソケットの圧縮加締めす
る長さが前記高圧ホース外径の1.2〜1.8倍とした
のは、1.2倍以下では継手金具のソケットとニップル
間に挿入、圧縮加締めできる高圧ホースの長さが短くて
高圧ホース固定力及び引抜き力の顕著な改善が計れない
為である。一方、継手金具ソケットとニップル間に挿入
する前記高圧ホース端部の長さを該高圧ホース外径の
1.8倍以上では、高圧ホース固定力及び引抜き力の向
上効果がそれ以上大きくなら上継手金具の製造コストが
急激に上昇する為である。
本発明において前記ゴムリングまたは前記ゴムリング類
似弾性体リングの厚さを前記高圧ホースの肉厚の0.3
〜1.5倍としたのは、0.3倍以下ではゴムリングま
たは前記ゴム類似弾性体リングの厚さが余りに薄く、油
の拡散浸透を阻止できない為である。一方、ゴムリング
または前記ゴム類似弾性体リングの厚さを前記高圧ホー
スの肉厚の1.5倍以上の体積が大きくなり、継手金具
のソケットとニップル間との当接面積及び高圧ホース端
部との当接面絵が大きくなり過ぎ、当接バランス崩れに
よるシール力が急激に低下する為である。
本発明においてソケットの圧縮加締めを三段圧縮加締め
としたのは、二段圧縮加締めより格段に向上すると共に
油の浸透阻止力が飛躍的に向上する為である。なお、1
段圧縮加締めのとき1としたとき油の浸透阻止力の比較
指数は、二段圧縮加締が2.2、三段圧縮加締めが5.
4、四段圧縮加締めが5.7、五段圧縮加締めが5.9
であラタメる。
[作 用] 本発明のメガネ型継手金具付ブレーキホースは、ソケッ
トの圧縮加締めする長さをゴムホース外径の1.2〜
1.8倍で且つソケットの圧縮加締めする三段加締めす
ることにより、ゴムホースとメガネ型継手金具との固着
力を相乗的に高め、更にメガネ型継手金具のソケットと
ニップルとの間にJIS−A硬度が40〜60であり且
つその厚さがゴムホースの肉厚の0.3〜1.5倍であ
るゴムリングを介してゴムホースを挿入し、加締めする
ことにより、ゴムホース端部とメガネ型継手金具のソケ
ットとニップルとの間を高度に密着させ、その結果苛酷
なる繰返しの振動劣化や高圧負荷を受けてもホース内を
流通する高圧油の洩れを完全に遮断することができる。
[実施例] 次に本発明のメガネ型継手金具付ブレーキホースの一実
施例を図面により説明する。
第1図は本発明のメガネ型継手金具付ブレーキホースの
一実施例を示した一部欠載説明図である。
第1図において、1はゴムホースであって、このゴムホ
ース1は内層11、補強層12、外層13から成ってい
る。
2は継手金具であって、本体部の一端側には他部材との
メガネ状のアイジョイント螺合部23があり、また本体
部の他端側にはホース端末を挿入、固定するソケット部
21及びニップル部22とがある。
第1図の例の螺合部23はアイジョイントであり、一般
にはメガネ状螺合部と呼ばれている。24は圧縮加締め
部分であり、3段圧縮加締めである。
次に、かくして得た本発明のメガネ型継手金具付ブレー
キホースを120℃の高温下で、200kgf/cm2のイン
パルス圧力を繰り返し与えた結果300,000回でも
全く破壊や油漏れが生じなかった。これに対し同じ条件
下で試験した従来の継手金具付高圧ホースは38,50
0回で継手金具が離脱し、油漏れが生じた。
また、ソケットの圧縮加締めする長さがゴムホース外径
1.2以下のもの、ソケットの圧縮加締めする長さがゴ
ムホース外径1.8倍以上のもの、ソケットの圧縮加締
めが一段及び二段加締めのもの、ゴムリングの硬度がJ
IS−A硬度が40以下のもの、ゴムリングの硬度がJ
IS−A硬度が60以上のもの、ゴムリングの厚さがゴ
ムホースの肉厚の0.3以下のもの、ゴムリングの厚さ
がゴムホースの肉厚の1.5倍以上のものは、同様に短
時間に液洩れ不良が発生した。
[発明の効果] 本発明のメガネ型継手金具付ブレーキホースは、120
℃の高温、200kgf/のインパルス圧力下のような条
件下でも優れた油漏れ固着力及び引抜き力を発揮するも
のであり、工業上有用である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のメガネ型継手金具付ブレーキホースの
一実施例を示した一部欠載説明図、第2図は従来の継金
き具付高圧ホース一部欠載説明図である。 1;高圧ホース、 2;継手金具、 3;ゴムリング、 11;内層、 12;補強層、 13;外層、 21;ソケット部、 ニップル部、 23;螺合部、 24;二段圧縮加締め部分、 24;三段圧縮加締め部分。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】本体部の一端側にソケット部とニップル部
    とがあり、前記本体部の他端側にアイジョイント部があ
    るメガネ型継手金具の前記ソケット部と前記ニップル部
    との間にゴムリングを介してゴムホースの端部が挿入さ
    れ且つ前記ソケットの外側を圧縮加締めされて成るメガ
    ネ型継手金具付ブレーキホースにおいて、前記ソケット
    の圧縮加締めする長さが前記ゴムホース外径の1.2〜
    1.8倍であり且つ前記ソケットの圧縮加締めが三段加
    締めであり、更に前記ゴムリングは硬度がJIS−A硬
    度が40〜60であり且つその厚さが前記ゴムホースの
    肉厚の0.3〜1.5倍であることを特徴とするメガネ
    型継手金具付ブレーキホース。
JP61010810A 1986-01-21 1986-01-21 メガネ型継手金具付ブレーキホース Expired - Lifetime JPH0615917B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP61010810A JPH0615917B2 (ja) 1986-01-21 1986-01-21 メガネ型継手金具付ブレーキホース

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP61010810A JPH0615917B2 (ja) 1986-01-21 1986-01-21 メガネ型継手金具付ブレーキホース

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62167994A JPS62167994A (ja) 1987-07-24
JPH0615917B2 true JPH0615917B2 (ja) 1994-03-02

Family

ID=11760701

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP61010810A Expired - Lifetime JPH0615917B2 (ja) 1986-01-21 1986-01-21 メガネ型継手金具付ブレーキホース

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0615917B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0386279U (ja) * 1989-12-21 1991-08-30
JP2007333112A (ja) * 2006-06-15 2007-12-27 Nichirin Co Ltd ホース金具およびブレーキホース

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5421564B2 (ja) * 1974-05-31 1979-07-31

Also Published As

Publication number Publication date
JPS62167994A (ja) 1987-07-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5413147A (en) Flexible hose and fitting assembly
US6688653B1 (en) Fitting assembly for fluid and vapor connection
US20040066035A1 (en) End-fitting for flexible pipe
US3784236A (en) Fitting for flexible conduits
US20040032124A1 (en) Fitting for textile reinforced hose
JP2611658B2 (ja) 可撓性パイプライン
CN1178015C (zh) 高安定性及稳定性的螺纹接头
CA2823483A1 (en) Hose coupling with retaining spring
JPH0615917B2 (ja) メガネ型継手金具付ブレーキホース
US4198079A (en) Hose coupling joint
JPS61256091A (ja) 高圧用ホ−ス取付け具
EP1445527A1 (en) Connecting structure for a thermoplastic tube, integrated assembly and connecting method therefor
KR20160119559A (ko) 유압용 호스의 연결구
CN218599122U (zh) 自锁式管道
JP3587515B2 (ja) ホース接続構造
KR200184274Y1 (ko) 합성수지배관용 이음쇠
CN220118839U (zh) 一种带丝承插压接式管件结构
CN217153419U (zh) 一种软管密封安装结构
LU500977B1 (en) Fitting having a grip ring
JPH017908Y2 (ja)
EP1441167A1 (en) Coupling
JPH11108260A (ja) 低圧配管用ホース
JPS5852118B2 (ja) プラスチツクホ−スの締結構成
JP3246625B2 (ja) ホース結合構造
JP4385313B2 (ja) スリーブ型管継手