JPH06159081A - 過給機付内燃機関の吸気制御装置 - Google Patents

過給機付内燃機関の吸気制御装置

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JPH06159081A
JPH06159081A JP31037892A JP31037892A JPH06159081A JP H06159081 A JPH06159081 A JP H06159081A JP 31037892 A JP31037892 A JP 31037892A JP 31037892 A JP31037892 A JP 31037892A JP H06159081 A JPH06159081 A JP H06159081A
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JP
Japan
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intake air
supercharger
discharge
temperature
internal combustion
Prior art date
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Pending
Application number
JP31037892A
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English (en)
Inventor
Suehiro Yamazaki
末広 山崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 高負荷運転状態であってもできる限り過給機
吐出吸気を内燃機関に供給することを可能とするととも
に過給機の吐出吸気温度が許容上限温度以上に上昇する
ことを確実に抑制することの可能な過給機付内燃機関の
吸気制御装置を提供する。 【構成】 過給機103の吐出側に設けられた過給機吐
出吸気取り出し流路112は三方切替弁113の流入口
113aが接続される。第1の流出口113bは吐出吸
気を過給機吸入口に還流させる還流路114に、第2の
流出口113cは吐出吸気を排気ガス浄化装置109の
上流にバイパスさせるバイパス流路115に接続され
る。高負荷時には三方切替弁は閉止され吸気は全量気筒
106に供給され、所定負荷以下であれば吐出吸気は還
流される。温度センサ120で検出される吐出吸気温度
が許容上限温度にまで上昇した時は三方切替弁を切替て
吐出吸気を浄化装置上流側に流すことによって、吐出吸
気温度がそれ以上に上昇することが確実に抑制される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は過給機付内燃機関の吸気
制御装置に係わり、特に過給機吐出吸気の温度が上昇す
ることを抑制することのできる過給機付内燃機関の吸気
制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】内燃機関の吸気の充填量を増加するため
に、内燃機関で直接駆動するいわゆる機械式過給機を装
備するものも多い。この機械式過給機はルーツ型ポンプ
であることが一般的であるが、低負荷時における駆動力
を低減するために過給機から吐出される吸気(以下吐出
吸気と記す。)を過給機の吸入側に還流させる還流路を
設置し、エアバイパスバルブで還流流量を制御すること
は公知である。
【0003】しかしながら、過給機へ吸入される吸入吸
気はほぼ断熱圧縮されるため吐出吸気の温度は最大16
0°C程度上昇するが、温度の上昇した吸気を還流する
ため過給機の構成部品にコーティングされた樹脂等の制
限温度を越えてしまうことがある。さらに内燃機関の暖
機あるいは高負荷運転状態においては空燃比を過濃側に
設定することが一般的であるため、内燃機関下流に設置
される排気ガス浄化装置においてCO、HCが処理されずに
排出されることがあった。
【0004】上記2つの問題点を解決するために過給機
吐出吸気を排気ガス浄化装置上流に直接導くものが提案
されている(発明協会公開技報85−11218参
照)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら高負荷時
過給機で過給された吸気を直接排気ガス浄化装置に供給
してしまえば、内燃機関出力が低下することは避けるこ
とができない。さらに吸気路に設置されるインタークー
ラの下流側から過給機吐出吸気を取り出すことも提案さ
れているが、流路の引き回しが複雑となることは避ける
ことができない。
【0006】本発明はかかる問題点に鑑みなされたもの
であって、高負荷運転状態であってもできる限り過給機
吐出吸気を内燃機関に供給することを可能とするととも
に過給機の吐出吸気温度が許容上限温度以上に上昇する
ことを確実に抑制することの可能な過給機付内燃機関の
吸気制御装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明にかかる過給機付
内燃機関の吸気制御装置は、内燃機関に供給する吸気を
過給するための過給機と、内燃機関から排出される排気
ガスを浄化するための排気ガス浄化装置と、過給機の吐
出側に設けられた吐出吸気取り出し流路と、吐出吸気取
り出し流路によって取り出された吐出吸気を過給機の吸
入口に還流させる還流路と、吐出吸気取り出し流路によ
って取り出された吐出吸気を内燃機関をバイパスして排
気ガス浄化装置の上流側に供給するバイパス流路と、を
備える過給機付内燃機関の吸気制御装置であって、吐出
吸気取り出し流路が還流路とバイパス流路とに分岐する
分岐点に設置され、過給機吐出吸気温度が所定の許容上
限温度以下である時は吐出吸気取り出し流路と還流路と
を連通あるいは吐出吸気取り出し流路を閉止し、過給機
吐出吸気温度が所定の許容上限温度以上である時は吐出
吸気取り出し流路とバイパス流路とを連通する、三方切
替弁を具備する。
【0008】
【作用】本発明にかかる過給機付内燃機関の吸気制御装
置にあっては、過給機吐出吸気温度が所定の許容上限温
度以下であれば過給機吸入口に吐出吸気が還流されある
いは吐出吸気取り出し流路が閉止され、過給機吐出吸気
温度が所定の許容上限温度以上となった場合には排気ガ
ス浄化装置上流に吐出吸気が導かれる。
【0009】
【実施例】図1は本発明に係る過給機付内燃機関の吸気
装置の構成図であって、エアクリーナ101から吸入さ
れた空気はスロットル弁102で流量調整がなされる。
スロットル弁102を出た吸気は内燃機関によって駆動
される機械式過給機103によって過給され、インター
クーラ104で冷却された後吸気弁105を介して気筒
106に供給される。
【0010】気筒106内で燃焼したガスは排気弁10
7から排気マニホールド108に排出され排気ガス浄化
装置109で浄化された後、サブマフラ110およびメ
インマフラ111を経て大気に排出される。また過給機
103の吐出側には吐出吸気を取り出す吐出吸気取り出
し流路112が設けられ、三方切替弁113の流入口1
13aに接続される。
【0011】三方切替弁113の第1の流出口113b
と過給機103の吸入口とは還流路114によって接続
され、三方切替弁113の第2の流出口113cと排気
ガス浄化装置109とはバイパス流路115によって接
続されている。なおバイパス流路115には排気ガスが
逆流することを防止する逆止弁116が設けられてい
る。
【0012】なお三方切替弁115はソレノイド117
によって駆動されるが、制御部118から出力されるパ
ルス状の励磁指令によって励磁され、以下の3つの状態
に制御される。 (1)流入口113aが第1の流出口113bおよび第
2の流出口113cから遮断されている第1状態。 (2)流入口113aが第1の流出口113bと連通し
ている第2状態。 (3)流入口113aが第2の流出口113cと連通し
ている第3状態。
【0013】さらに吐出吸気取り出し流路112には吐
出吸気取り出し量を制御する制御弁119を設置するこ
ともできる。また制御部118には、過給機吐出吸気の
温度を検出する温度センサ120と、内燃機関の運転状
態を検出するためのスロットル弁開度センサ121およ
び回転数センサ122の検出信号とが取り込まれる。
【0014】制御部118は例えばマイクロコンピュー
タシステムによって構成されるが、図2に示す制御ルー
チンを実行する。ステップ21において、温度センサ1
20で検出される過給機吐出吸気温度Tc 、スロットル
弁開度センサ121で検出されるスロットル弁開度θお
よび回転数センサ122で検出される内燃機関回転数N
e を読み込む。
【0015】ステップ22で、過給機吐出吸気温度Tc
が過給機103内面にコーティングされた樹脂の溶融温
度から定まる許容上限温度Tmax 以上であるか否かが判
定される。ステップ22で肯定判定された場合、即ち過
給機吐出吸気温度Tc が許容上限温度Tmax に上昇した
場合はステップ23に進み、三方切替弁113を第3状
態に制御して過給機吐出吸気を排気ガス浄化装置109
上流に流すことによって過給機吐出吸気のそれ以上の上
昇を抑制する。
【0016】ステップ22で否定判定された場合はステ
ップ24に進み、スロットル弁開度θおよび内燃機関回
転数Ne から定まる内燃機関負荷Lが、過給機103で
過給された吸気の全量を気筒106に供給することが必
要となる所定の高負荷Lh 以上であるか否かが判定され
る。ステップ24で肯定判定された場合はステップ25
に進み、三方切替弁113を第1状態に制御して過給機
103の吐出吸気を全量気筒106に供給する。
【0017】ステップ24で否定判定された場合はステ
ップ26に進み、三方切替弁113を第2状態に制御し
て過給機103で消費される動力を削減するために過給
機吐出吸気を過給機103の吸入口に還流させる。さら
に制御弁119が設置される場合にはステップ27およ
びステップ28が追加される。
【0018】ステップ27において内燃機関負荷Lに基
づいて制御弁119の開度が決定され、ステップ28で
制御弁119の開度を制御してこのルーチンを終了す
る。なお2サイクル内燃機関にあっては排気弁107の
開弁により生じる排気ガスの衝撃波が4サイクル内燃機
関に比較して強くなるが、バイパス流路115を連通す
ることにより衝撃を多少緩和することが可能となる。
【0019】
【発明の効果】本発明にかかる過給機付内燃機関の吸気
制御装置によれば、過給機吐出吸気温度が所定の許容上
限温度以上に上昇することが確実に防止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の構成図である。
【図2】制御ルーチンのフローチャートである。
【符号の説明】
103…過給機 109…排気ガス浄化装置 112…過給機吐出吸気取り出し流路 113…三方切替弁 114…還流路 115…バイパス流路 117…ソレノイド 118…制御部 120…温度センサ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内燃機関に供給する吸気を過給するため
    の過給機と、 前記内燃機関から排出される排気ガスを浄化するための
    排気ガス浄化装置と、 前記過給機の吐出側に設けられた吐出吸気取り出し流路
    と、 該吐出吸気取り出し流路によって取り出された吐出吸気
    を前記過給機の吸入口に還流させる還流路と、 前記吐出吸気取り出し流路によって取り出された吐出吸
    気を前記内燃機関をバイパスして前記排気ガス浄化装置
    の上流側に供給するバイパス流路と、を備える過給機付
    内燃機関の吸気制御装置において、 前記吐出吸気取り出し流路が前記還流路と前記バイパス
    流路とに分岐する分岐点に設置され、過給機吐出吸気温
    度が所定の許容上限温度以下である時は前記吐出吸気取
    り出し流路と前記還流路とを連通あるいは前記吐出吸気
    取り出し流路を閉止し、過給機吐出吸気温度が所定の許
    容上限温度以上である時は前記吐出吸気取り出し流路と
    前記バイパス流路とを連通する三方切替弁を具備するこ
    とを特徴とする過給機付内燃機関の吸気制御装置。
JP31037892A 1992-11-19 1992-11-19 過給機付内燃機関の吸気制御装置 Pending JPH06159081A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2434114A1 (en) * 2010-09-27 2012-03-28 Caterpillar, Inc. Exhaust system and retrofitting method
JP2017110550A (ja) * 2015-12-16 2017-06-22 マツダ株式会社 ターボ過給機付きエンジンの制御装置

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