JPH0615712U - 空気清浄器のシール構造 - Google Patents

空気清浄器のシール構造

Info

Publication number
JPH0615712U
JPH0615712U JP5952792U JP5952792U JPH0615712U JP H0615712 U JPH0615712 U JP H0615712U JP 5952792 U JP5952792 U JP 5952792U JP 5952792 U JP5952792 U JP 5952792U JP H0615712 U JPH0615712 U JP H0615712U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
seal
pressing
seal packing
air purifier
packing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP5952792U
Other languages
English (en)
Other versions
JP2591214Y2 (ja
Inventor
栄司 森
Original Assignee
株式会社土屋製作所
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社土屋製作所 filed Critical 株式会社土屋製作所
Priority to JP1992059527U priority Critical patent/JP2591214Y2/ja
Publication of JPH0615712U publication Critical patent/JPH0615712U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2591214Y2 publication Critical patent/JP2591214Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Filtering Of Dispersed Particles In Gases (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 空気清浄器のろ過エレメントのシールパッキ
ンを、中間部が上、下の硬度と異なる軟質の三層とし側
面を突出させたものとし、シール性の向上を図る。 【構成】 下ケース22の凹溝9に、ろ過エレメント1
に接合されたシールパッキン3を嵌挿して、上ケース2
1の周縁壁25で押圧する。シールパッキン3は、硬度
の高い上、下押圧部4、5と硬度の低いシール部3とで
なり、下押圧部5には凸部5aを有し、シール部3は側
面が突出した側押圧部7を有する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は内燃機関等の空気清浄器のシール構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
内燃機関の空気清浄器は、下ケースと上ケースとからなるケーシング内にろ過 エレメントを配設している。ろ過エレメントはろ過体の周縁に接合されたシール パッキンを下ケース周縁に設けられた凹溝に嵌挿して配設され上ケースの周縁壁 でシールパッキンの上方から略垂直方向に押圧してシールする構造となっている 。このようなシールに用いるシールパッキンは、一般にその密度や硬度の高い硬 質のものは機械的強度は良好であるが弾性が劣り、軟質のものは弾性に富み良好 なシール効果をもたらす反面機械的強度に難があり、双方の長所を生かして使用 されることがある。
【0003】 実公昭63−15006号公報にはこのようなシールパッキンを用いた空気清 浄器のシール構造が示されており、ろ過体の周囲端縁に、一方面側に高密度の押 圧部がまた他方面側に低密度のシール部が連続的に一体化されたシールパッキン が押圧部が上ケース側になるように接合され、シールパッキンが下ケースの周縁 に形成された凹溝に嵌挿されてろ過体が配設され、上ケースの周縁壁で押圧部が 押圧されたものとなっている。
【0004】 そして上ケースの周縁壁による垂直方向からの押圧力がシールパッキンに加わ ると、シールパッキンは押圧部、シール部それぞれが圧縮されてシールを行う。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、このシール構造にあっては、シール性を上げようとしてシールパッキ ンを強く押圧すると、シールパッキンのシール部の機械的強度が劣るために、特 にシール部の受圧部位が比較的短時間で圧縮永久歪を生じシール性を損うことに なったり、通常の押圧によっても長期使用では漸次永久歪が増長し、やはりシー ル性を損うことになる。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案は、下ケースの周縁端に形成された凹溝に、ろ過エレメントの周縁に接 合され弾性材よりなる断面矩形のシールパッキンを嵌挿して、上ケースの周縁壁 でシールパッキンを押圧する空気清浄器のシル構造において、シールパッキンは 一方面側と他方面側が各々硬度の高い上押圧部と下面に凸部を有する下押圧部を なしそれらの間が硬度が上下押圧部より低くしかも側面の少なくとも一側が突出 されてなる側押圧部を有するシール部とで構成したことを特徴とするものである 。
【0007】
【作用】
上ケースの周縁壁によって、シールパッキンの上押圧部に垂直方向からの押圧 力が加わり、上押圧部は押圧力を受けた部位が支点となって曲折されながら下方 へ圧縮される。同時にこの押圧力はシール部に伝達され、シール部も押圧力を受 けた部位が局部的に圧縮される。押圧力は下押圧部にまで及び、凹溝の底壁から の反力を受けながら下面に設けられ凸部が圧縮されるとともにこの部分が支店と なって下押圧部もまた曲折されながら上方に圧縮されシール部を押し返す。上、 下押圧部により局部的に圧縮されたシール部は、側面方向へ変形して膨らみ、下 ケースの凹溝側壁にシール部の側押圧部が圧接され、シールが確保される。この ときシール部の側押部は、上、下押圧部の側面と凹溝側面との間でつくる空隙に 膨張される。
【0008】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面により説明する。図1、図3は本考案のシール構 造を適用した空気清浄器の一実施例を示し、図2、図4は他の実施例を示してい る。
【0009】 図3でろ過エレメント1は、シート上のろ紙をひだ折り加工しその両端を接合 して環状となし、内、外側端を円筒状の端板8(内側は図示せず)で密閉してろ 過体2を形成し、ろ過体2の周囲端縁にシールパッキン3を固着したものである 。シールパッキン3は、円環状をなしその断面が略矩形で上面側が上押圧部4を なし、下面側がその下端面に環状の凸部5aを有する下押圧部5をなし、さらに それらの間がシール部6をなしており、シール部6はその外側面に環状に突出し 先端が丸みを帯びた側押部7が形成されている。またシールパッキンは発泡ウレ タン材でなり、その上下押圧部4、5は、発泡を抑制して高密度としてあり硬度 が高くシール部6は、低密度とし硬度を低くしたものである。このシールパッキ ン3は上押圧部4内周がろ過体2の端板8面に接合してある。
【0010】 図4のろ過エレメント11は、シート状ろ紙をひだ折り加工して矩形となし、 その周囲側面を枠状の端板18で密閉してろ過体12を形成し、ろ過体12の周 囲端縁にシールパッキン13は固着したものである。シールパッキン13は弾性 を有するゴム材でなる矩形環状のもので、上面側が上押圧部14、下面側が下押 圧部15、それらの間がシール部16からなる。下押圧部15下面には凸部15 aを有しており、シール部16にはその両側面に凸部15aの高さと同じ高さに 突出した側押圧部17、17を有している。上、下押圧部14、15は硬度を高 く、シール部16は低硬度としてある。
【0011】 これらろ過エレメント1、11は、図1、図2に示すように、上ケース21、 23の周縁壁25、26下端と下ケース22、24周縁の周縁に設けられ側壁9 b、19bと底壁9a、19aとからなる凹溝9、19の間にシールパッキン3 、13が挟持配設される。この場合シールパッキン3、13は、まづ図3、図4 に示すように下ケース22、24の凹溝9、19内に嵌挿され、上ケース21、 23の周縁壁25、26下端でシールパッキン3の上押圧部4、14が垂直方向 に押圧される。上押圧部4、14は押圧力を受けた部位が支点となってその断面 が逆へ字状に曲折されながら下方に圧縮される。この押圧力は上押圧部4、14 と一体化したシール部6、16に伝達されシール部6、16でも押圧力を受けた 部位を中心としてその近傍までが局部的に大きく圧縮される。この押圧力はさら に下層の下押圧部5、15にまでも伝わり、下押圧部5、15は凹溝9、19の 底壁9a、19aからの反力を受けて凸部15aが圧縮されるとともに凸部15 aが支点となって、下押圧部5、15もまたヘ字状曲折されながら上方に向けて 圧縮され、シール部6、16を下方から押し返し、シール部6、16は下方も局 部的に圧縮される。これらの作用によって上押圧部4、14と周縁壁25、26 および上押圧部5、15と凹溝9、19の底壁9a、19aすなわち上ケース2 1、23と空気ろ過体1、11および下ケース22、24と空気ろ過体1、11 とのシールが保たれる。
【0012】 シールパッキン3、13は、そのシール部6、16が上押圧部4、14と下押 圧部5、15によって局部的に圧縮されていることによる横方向への拡大を生じ 、硬度の低いシール6、16は硬度の高い上押圧部4、14や下押圧部5、15 よりも側面方向へ向けて膨らむ。この膨らみによって、側押圧部17が適度に圧 縮されて当接される。従って下ケース22、24とろ過エレメント1、11とは この側押圧部17と側壁9b、19bによってもシールが確保されることになる 。
【0013】
【考案の効果】
以上のように、本考案の空気清浄器のシール構造は、ろ過体の周縁に接合した シールパッキンを一方面側と他方面側が各々硬度の高い押圧部をなし、それらの 間が硬度が低くしかも側押圧部が側面に形成されたシール部をなし、下ケースの 凹溝内にシールパッキン凸部を底壁に圧接させ、上ケースの周縁炭で押圧させた もので、上、下ケースとろ過エレメントとのシールがシールパッキンの一方面側 と上ケースおよび他方面側と下ケースの間で行われるだけでなく、シールパッキ ンの側面側もシールに関与させ、その側押圧部と下ケースの凹溝側壁によっても シールを行うことができるようにしたものである。従ってシールパッキンの中間 部が局部的に圧縮され永久歪を受けてシールが不確実になる場合にも二重のシー ルが行われており、半永続的にシールが確保される。またシールパッキンが側押 部を上、下押圧部の側面よりも突出させてあり、さらに凹溝内に配した際には、 凹溝側壁と上、下押圧部側面との間に間隙を持たせてあるので、側押圧部にはシ ール部中程からの力と側壁からの反力の他に外力が加わることがなく、圧接され ると上下間隙方向へ自由に伸びて変形することができ、側押部には圧縮永久歪が 生じにくくなる。従って長期の使用に際してもシール性を損うことがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の空気清浄器のシール構造を適用した丸
型空気清浄器の断面図である。
【図2】本考案の空気清浄器のシール構造を適用した角
型空気清浄器の断面図である。
【図3】図1の要部断面図である。
【図4】図2の要部断面図である。
【符号の説明】
1、11 ろ過エレメント 3、13 シールパッキン 4、14 上押圧部 5、15 下押圧部 6、16 シール部 7、17 側押圧部 21、23 上ケース 22、24 下ケース

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下ケースの周縁端に形成された凹溝に、
    ろ過エレメントの周縁に接合され弾性材よりなる断面略
    矩形のシールパッキンを嵌挿して、上ケースの周縁壁で
    シールパッキンを押圧する空気清浄器のシール構造にお
    いて、シールパッキンは一方面側と他方面側が各々硬度
    の高い上押圧部と下面に凸部を有する下押圧部をなし、
    それらの間が硬度が上下押圧部より低くしかも側面の少
    なくとも一側が突出されてなる側押圧部を有するシール
    部とで構成したことを特徴とする空気清浄器のシール構
    造。
JP1992059527U 1992-07-31 1992-07-31 空気清浄器のシール構造 Expired - Lifetime JP2591214Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1992059527U JP2591214Y2 (ja) 1992-07-31 1992-07-31 空気清浄器のシール構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1992059527U JP2591214Y2 (ja) 1992-07-31 1992-07-31 空気清浄器のシール構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0615712U true JPH0615712U (ja) 1994-03-01
JP2591214Y2 JP2591214Y2 (ja) 1999-03-03

Family

ID=13115843

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1992059527U Expired - Lifetime JP2591214Y2 (ja) 1992-07-31 1992-07-31 空気清浄器のシール構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2591214Y2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010540236A (ja) * 2007-10-02 2010-12-24 マン ウント フンメル ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング 鋸歯状シールを備えたフィルタエレメント
JP2016073903A (ja) * 2014-10-03 2016-05-12 トヨタ紡織株式会社 フィルタエレメント及びエアクリーナ

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010540236A (ja) * 2007-10-02 2010-12-24 マン ウント フンメル ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング 鋸歯状シールを備えたフィルタエレメント
JP2016073903A (ja) * 2014-10-03 2016-05-12 トヨタ紡織株式会社 フィルタエレメント及びエアクリーナ

Also Published As

Publication number Publication date
JP2591214Y2 (ja) 1999-03-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN101625028B (zh) 用于在两个物体之间提供密封的衬垫
US7487616B2 (en) Rail car door sealing gasket
JP4772118B2 (ja) 空気ばねアセンブリ及び方法
JP2010138957A (ja) ガスケット
US20040232626A1 (en) Reduced load gasket
JPH0579126U (ja) 弾性パッキンを有するシール装置
JP4099648B2 (ja) 燃料電池用ガスケット
JPH0615712U (ja) 空気清浄器のシール構造
JP5215308B2 (ja) 衛生的超過圧力解放装置用シール及び衛生的超過圧力解放装置
JP2003222244A (ja) シールパッキンおよび吸気系部品のシール構造
JP2010501062A5 (ja)
CN106574719A (zh) 橡胶密封垫
JP6896924B2 (ja) アキュムレータ
JPH0138287Y2 (ja)
JPH0570620U (ja) 角型エアクリーナ
CN210178917U (zh) 一种密封结构
JPH0667850U (ja) エアクリーナ
JPS595181Y2 (ja) エアクリ−ナ用ケ−シングの密封装置
JPH04106558U (ja) ダイアフラム
JP7286448B2 (ja) フィルタ装置
JPS628459Y2 (ja)
JPS63101576A (ja) ガスケツト
JP2004146282A (ja) セパレータガスケット
JPH0534386Y2 (ja)
JP2524716Y2 (ja) 密封装置