JPH061570U - 石材パネルの取付構造 - Google Patents

石材パネルの取付構造

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Publication number
JPH061570U
JPH061570U JP4133392U JP4133392U JPH061570U JP H061570 U JPH061570 U JP H061570U JP 4133392 U JP4133392 U JP 4133392U JP 4133392 U JP4133392 U JP 4133392U JP H061570 U JPH061570 U JP H061570U
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JP
Japan
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stone panel
mounting
mounting bracket
elastic body
base structure
Prior art date
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Pending
Application number
JP4133392U
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English (en)
Inventor
明 谷
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Yokohama Rubber Co Ltd
Original Assignee
Yokohama Rubber Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH061570U publication Critical patent/JPH061570U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 下地構造体と石材パネルとの層間変位の大き
さに拘らず石材パネルの破損等を起こさないようにする
石材パネルの取付構造を提供することにある。 【構成】 下地構造体3に外側へ突出するように固定し
た取付金具5に、石材パネル1に裏面側に突出するよう
に設けた取付金具4を連結し、該石材パネル1を前記下
地構造体3の表面に支持するようにした石材パネル1の
取付構造において、前記下地構造体側取付金具5と前記
石材パネル側取付金具4との間に弾性体6を介在させて
前記両取付金具を連結するようにしたことを特徴とする
ものである。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、乾式工法による石材パネルの取付構造に関し、更に詳しくは、下地 構造体と石材パネルとの熱膨張差や地震等により発生する層間変位による石材パ ネルの破損や脱落を防止する石材パネルの取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
乾式工法による石材パネルの取付構造としては、下地構造体に突設した取付金 具に、石材パネルに取付けた取付け金具を、ボルトナットで固定して石材パネル を下地構造体の表面に支持するようにしていた。 しかし、石材パネルは、太陽熱を直接受けて熱膨張するのに対し、下地構造体 は石材パネルや両者間の空間部によって断熱されるため殆んど熱膨張せず、この 石材パネルと下地構造体との熱膨張差により起る層間変位により、石材パネルが 破損したり落下するということがあった。また、地震発生時にも、石材パネルと 下地構造体間に同様の層間変位が起こり、石材パネルの破損を招くことがあった 。 従来、このような問題の対策として、図6に示すように、下地構造体33に 固定した取付金具35に対して連結する石材パネル31側の取付金具34を、次 のように構成するものが提案されている。すなわち、取付金具34の端部に上下 に突設したピン37を、それぞれ上下に配置した石材パネルの端面に設けた取付 孔38に柔軟性充填剤Aやゴム製チューブBを介在させて差し込み、これら柔軟 性充填剤Aやゴム製チューブBの弾性変形によって、石材パネル31の層間変位 を吸収するようにしたものである。
【0003】 しかし、石材パネル31に設けた取付孔38の径は、石材パネルの厚み以内に 制約されるため、大きな層間変位までは吸収することができない。そのため大き な層間変位を起すような用途によってはピン37が曲ったり、石材パネル31の 破損が起るという問題があった。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
本考案の目的は、下地構造体と石材パネルとの層間変位の大きさに拘らず石材 パネルの破損等を起こさないようにする石材パネルの取付構造を提供することに ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成する本考案は、下地構造体に外側へ突出するように固定した取 付金具に、石材パネルに裏面側に突出するように設けた取付金具を連結し、該石 材パネルを前記下地構造体の表面に支持するようにした石材パネルの取付構造に おいて、前記下地構造体側取付金具と前記石材パネル側取付金具との間に弾性体 を介在させて前記両取付金具を連結するようにしたことを特徴とするものである 。
【0006】 このように、下地構造体側取付金具と石材パネル側取付金具との間に弾性体を 介在させるようにしたため、その弾性体は石材パネルの層間変位が大きくても十 分に吸収可能となり、石材パネルの破損や取付金具の曲がりなどを防止できるよ うになる。 図1及び図2は、本考案の石材パネルの取付け構造の実施例を示すものである 。図において、1は上下に配列して取り付けられる石材パネル、3はこの石材パ ネル1の支持を行なう下地構造体である。下地構造体3の外側面にはボルト9に よって側面視L形をした取付金具5が取付けられている。
【0007】 他方、石材パネル1側に取付られる取付金具4は、上部板4aと下部板4bと の間に弾性体6を挟むように接着剤で接着し、かつ上部板4aの端部に上下方向 に延びるピン7,7を固定している。上下に延びるピン7,7は、それぞれ上部 側に配置した石材パネル1の下端面及び下部側に配置した石材パネル1の上端面 にそれぞれ設けた取付孔8,8に挿入され、接着剤12を介して固定されている 。
【0008】 上記石材パネル側の取付金具4の下部板4bには、図2に示すように、幅方向 に延びる長孔10aが設けられ、また下地構造体側の取付金具5には、上記長孔 10aと対応させて、この長孔10aと交差する方向の長孔10aが設けられ、 取り付けを容易にするようにしてある。両取付金具4,5は、このように互いに 交差する長孔10a,10bの交差部にボルト11を差し込み、ナット11aで 締結されている。このように上下に配列するように取り付けられた石材パネル1 ,1の間の隙間は、コーキング材13の充填によって閉塞されている。
【0009】 上述のように石材パネル1側の取付金具4と下地構造体3側の取付金具5との 間に介在するように設けられた弾性体6は、全方位に弾性変形が可能になる。そ のため、熱膨張差や地震の振動等により、石材パネル1に上下方向の層間変位を 生じた場合は、上下方向に圧縮変形或いは伸長変形することにより、また左右或 いは前後方向に層間変位を生じた場合は、図3に示すように剪断変形することに より、それらの層間変位を大きさの如何に拘わらず吸収することができ、石材パ ネル1の破損や取付金具4,5の変形を招くことがない。
【0010】 このような作用を行う弾性体6の材料にはゴムが最も好ましい。弾性体6の形 状は図1のような円柱形が好ましいが、立方体,直方体など横断面多角形のもの であってもよい。この弾性体の取付方法は、図1のように下地構造体側取付金具 5を下側にすると共に、石材パネル1側取付金具4を上側にして地面に対して水 平に接着する場合が、最も石材パネルの安定支持に有効であるが、その接着面を 地面に対して垂直とか斜めにするようにしても差し支えない。
【0011】 また、弾性体はゴムなどの弾性材単独で構成する必要はなく、図4のように弾 性材6aと共に剛性の大きな金属板15などを組み合わせるようにしてもよい。 このような剛性材を組み合わせることによって、弾性体のバネ定数の設計を容易 にする。 図5は、本考案の石材パネル取付構造の他の実施例を示すものである。
【0012】 この実施例では、石材パネル側の取付金具4は、上部板4aと下部板4bの間 に円筒形の弾性体6を接着介在させると共に、その上部板4aと下部板4bに円 筒形弾性体6の内径にほぼ等しい大きさの貫通孔16を設けるようにしている。 他方、下地構造体側の取付金具5にも、上記貫通孔16に対応してほぼ同じ大き さの貫通孔17が設けられている。このような石材パネル側の取付金具4と下地 構造体側の取付金具5とが、互いに貫通孔16,17を合致させると共に、その 両外側にそれぞれフッ素樹脂,超高分子量ポリエチレン樹脂等の滑り板18を介 在させてボルト14を挿入し、ナット14aで締結されている。
【0013】 上記構成により、石材パネル1に上下方向の層間変位が生じた場合は、円筒形 弾性体6が上下方向に圧縮変形或いは伸長変形を行い、また左右或いは前後方向 に層間変位が生じた場合は、前記実施例と同じく弾性体が剪断変形をおこし、そ れら層間変位を吸収することができる。滑り板18はこのときのボルトの変形を ふせぐものである。
【0014】 図1の実施例の場合は、万一弾性体6の接着剤が剥離した場合には、石材パネ ル1が脱落することがあるが、この実施例では取付金具4,5の間がボルト14 とナット14aによって締結されているため、このような脱落を生ずることはな い。そのため、この実施例の場合は、弾性体は必ずしも接着剤によって接着され ていることは必要ではない。
【0015】
【考案の効果】
上述したように本考案によれば、下地構造体側取付金具と石材パネル側取付金 具との間に弾性体を介在させる構成にしたため、下地構造体と石材パネル間に大 きな層間変位が発生しても上記弾性体が十分に吸収することができ、石材パネル の破損や取付金具の変形を招くことはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例からなる石材パネルの取付構造
の断面図である。
【図2】図1の平面図である。
【図3】図1,2の取付構造の作用を説明する平面図で
ある。
【図4】本考案に使用される弾性体の他の実施態様を示
す斜視図である。
【図5】本考案の他の実施例を示す断面図である。
【図6】従来の石材パネル取付構造の断面図である。
【符号の説明】
1 石材パネル 3 下地構造体 4 (石材側)取付金具 4a 上部板 4b 下部板 5 (下地構造体
側)取付金具 6 弾性体 6a 弾性材 7 ピン 8 取付孔 10a,10b 長孔 12 接着剤 9,11,14 ボルト 11a,14a
ナット 15 金属板 16,17
貫通孔 18 滑り板

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下地構造体に外側へ突出するように固定
    した取付金具に、石材パネルに裏面側に突出するように
    設けた取付金具を連結し、該石材パネルを前記下地構造
    体の表面に支持するようにした石材パネルの取付構造に
    おいて、前記下地構造体側取付金具と前記石材パネル側
    取付金具との間に弾性体を介在させて前記両取付金具を
    連結するようにした石材パネルの取付構造。
JP4133392U 1992-06-16 1992-06-16 石材パネルの取付構造 Pending JPH061570U (ja)

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JP4133392U JPH061570U (ja) 1992-06-16 1992-06-16 石材パネルの取付構造

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JPH061570U true JPH061570U (ja) 1994-01-14

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH084249A (ja) * 1994-06-21 1996-01-09 Osamu Ogoshi 石材の取付構造
CN114165014A (zh) * 2020-09-10 2022-03-11 杜力派沃株式会社 耐震型石材固定装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH084249A (ja) * 1994-06-21 1996-01-09 Osamu Ogoshi 石材の取付構造
CN114165014A (zh) * 2020-09-10 2022-03-11 杜力派沃株式会社 耐震型石材固定装置
CN114165014B (zh) * 2020-09-10 2024-01-23 杜力派沃株式会社 耐震型石材固定装置

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