JPH06156304A - 車両操舵装置 - Google Patents

車両操舵装置

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JPH06156304A
JPH06156304A JP31252092A JP31252092A JPH06156304A JP H06156304 A JPH06156304 A JP H06156304A JP 31252092 A JP31252092 A JP 31252092A JP 31252092 A JP31252092 A JP 31252092A JP H06156304 A JPH06156304 A JP H06156304A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
connecting rod
connection bar
cylinder device
knuckle
rod
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP31252092A
Other languages
English (en)
Inventor
Shozo Takahashi
省三 高橋
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TCM Corp
Original Assignee
Toyo Umpanki Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Toyo Umpanki Co Ltd filed Critical Toyo Umpanki Co Ltd
Priority to JP31252092A priority Critical patent/JPH06156304A/ja
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  • Steering-Linkage Mechanisms And Four-Wheel Steering (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 左右一対の後輪2a,2bの両ナックルアー
ム6a,6b間に左右方向移動自在な連結杆7を設け、
連結杆7の各端を各タイロッド9a,9bを介して各ナ
ックルアーム6a,6bに連結し、連結杆7の両端にロ
ーラ10を設けた。下部フレーム1には、連結杆7の前後
方に位置して各ローラ10の外周面に当接する支持板11
と、連結杆7を左右方向に移動させるステアシリンダ装
置12とが設けられる。連結杆7は各ローラ10を介して支
持板11により支持案内されるため、連結杆7に加わる前
後方向の横荷重F(またはF’)は支持板11により受け
られる。 【効果】 連結杆7は左右方向(軸方向)に作用する力
に耐えるだけの強度を有していれば良いため、連結杆7
を細くし得、さらにステアシリンダ装置12を小型化し得
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、フォークリフトなどの
産業用車両に設けられる操舵装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の車両操舵装置としては、
例えば図5に示すものがある。すなわち、31はフォーク
リフトなどの車体に設けられた下部フレームであり、こ
の下部フレーム31には、左右一対の後輪32a,32bの回
転軸33を有しかつキングピン34を軸として旋回するナッ
クル35がそれぞれ設けられる。各ナックル35にはナック
ルアーム36a,36bが設けられ、両ナックルアーム36
a,36b間に位置するステアシリンダ装置37が下部フレ
ーム31に設置されている。
【0003】このステアシリンダ装置37は、ダブルロッ
ド形の油圧シリンダであり、シリンダ本体38の両端から
出退自在な一本のピストンロッド39を有している。ま
た、シリンダ本体38の両端にはシリンダブッシュ40がそ
れぞれ設けられ、ピストンロッド39の両端部は各シリン
ダブッシュ40を貫通している。そして、シリンダブッシ
ュ40には、シリンダブッシュ40の内周面とピストンロッ
ド39の外周面とをシールするO−リングなどが設けられ
ている。
【0004】上記ピストンロッド39の一端は一方のタイ
ロッド41aを介して一方のナックルアーム36aに回動自
在に連結されるとともに、ピストンロッド39の他端は他
方のタイロッド41bを介して他方のナックルアーム36b
に回動自在に連結される。尚、上記ステアシリンダ装置
37は油圧回路42を介してステアリング(図示せず)に連
動している。
【0005】これによると、ステアリングを他方に回転
することにより、圧油が油圧回路42を経てシリンダ本体
38内の一方室43aに供給されるとともに、他方室43bの
圧油が油圧回路42に吐出するため、ピストンロッド39は
他方に移動する。したがって、図5の仮想線に示すよう
に、ピストンロッド39の一端部が退入して一方の後輪32
aが一方に方向転換するとともに、ピストンロッド39の
他端部が突出して他方の後輪32bが一方に方向転換す
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来形式では、産業用車両の走行時、ピストンロッド39
に前後方向から横荷重F(またはF’)が直接加わるた
め、シリンダブッシュ40に高い面圧が作用し、シリンダ
ブッシュ40の内周面とピストンロッド39の外周面とのシ
ール部から油漏れが発生するといった不具合があった。
さらに、上記横荷重F(またはF’)により、ピストン
ロッド39にたわみが発生し易く、正確な舵取り角を維持
できないといった不具合があった。
【0007】これらの不具合を解決するために、ピスト
ンロッド39の径を太くして横荷重F(またはF’)に対
する強度を上げることが考えられるが、これによると、
ステアシリンダ装置37全体が、大型化するとともに重量
も増加し、かつ高価になった。
【0008】本発明は上記問題を解決するもので、ステ
アシリンダ装置を小型化し得る車両操舵装置を提供する
ことを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記問題を解決するため
に本発明における車両操舵装置は、車体側に、左右一対
の車輪の回転軸を有しかつキングピンを軸として旋回す
るナックルをそれぞれ設け、各ナックルにナックルアー
ムを設け、両ナックルアーム間に左右方向移動自在な連
結杆を設け、この連結杆の一端を一方のタイロッドを介
して一方のナックルアームに回動自在に連結するととも
に、連結杆の他端を他方のタイロッドを介して他方のナ
ックルアームに回動自在に連結し、車体側に、上記連結
杆の前後両側を支持する支持部材と、上記連結杆を左右
方向に移動させるステアシリンダ装置とを設けたもので
ある。
【0010】
【作用】上記構成によると、ステアシリンダ装置が作動
することにより、連結杆が左右一方に移動し、ナックル
アームを介してナックルがキングピンを軸として旋回す
る。このため、両車輪が一方に方向転換する。この際、
連結杆は支持部材により支持されているため、車両走行
時などに、連結杆に加わる前後方向の横荷重は支持部材
により受けられる。したがって、上記横荷重が直接ステ
アシリンダ装置に作用することはないため、ステアシリ
ンダ装置を強度アップすることは不要となり、ステアシ
リンダ装置を小型化し得る。
【0011】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1,図2に基づ
いて説明する。1はフォークリフトなどの車体に設けら
れた下部フレームであり、この下部フレーム1には、左
右一対の後輪2a,2bの回転軸3を有しかつキングピ
ン4を軸として旋回するナックル5がそれぞれ設けられ
る。各ナックル5にはナックルアーム6a,6bが設け
られ、両ナックルアーム6a,6b間に位置する連結杆
7が左右方向移動自在に下部フレーム1に設けられてい
る。
【0012】この連結杆7の一端は一方のタイロッド9
aを介して一方のナックルアーム6aに回動自在に連結
されるとともに、連結杆7の他端は他方のタイロッド9
bを介して他方のナックルアーム6bに回動自在に連結
されている。また、連結杆7の左右両端には、上下軸芯
を中心に遊転自在なローラ10が取付けられている。
【0013】連結杆7の前後方には、上記各ローラ10の
外周面に当接する支持板11(支持部材の一例)が設けら
れる。各支持板11は連結杆7と平行にして下部フレーム
1に立設されている。12は連結杆7を左右方向に移動さ
せる油圧式ステアシリンダ装置であり、ピストンロッド
13の先端は連結杆7の中央部に連結され、シリンダ本体
14は下部フレーム1に設けられる。尚、上記ステアシリ
ンダ装置12は油圧回路15を介してステアリング(図示せ
ず)に連動している。
【0014】以下、上記構成における作用を説明する。
ステアリングを他方に回転させることにより、ステアシ
リンダ装置12が油圧回路15を介して連動し、ピストンロ
ッド13が伸長する。したがって、図2に示すように、連
結杆7が左右他方に移動し、ナックルアーム6a,6b
を介してナックル5がキングピン4を軸として旋回す
る。このため、両後輪2a,2bが一方に方向転換す
る。この際、連結杆7は両ローラ10を介して支持板11に
より支持案内されているため、車両走行時などに、連結
杆7に加わる前後方向の横荷重F(またはF’)は両ロ
ーラ10を介して支持板11により受けられる。したがっ
て、連結杆7は左右方向(軸方向)に作用する力に耐え
るだけの強度を有していれば良いため、連結杆7を細く
してもたわみが発生しにくい。
【0015】さらに、上記横荷重F(またはF’)が直
接ステアシリンダ装置12に作用することはないため、ス
テアシリンダ装置12を強度アップすることは不要とな
り、ステアシリンダ装置12を小型化し得る。
【0016】同様に、ステアリングを一方に回転させる
ことにより、ピストンロッド13が退入して、連結杆7が
左右一方に移動し、両後輪2a,2bが他方に方向転換
する。
【0017】次に、本発明の他の実施例を図3,図4に
基づいて説明する。すなわち、下部フレーム1には、上
下軸芯を中心に遊転自在な支持ローラ20(支持部材の一
例)が複数設けられている。各支持ローラ20の外周面は
連結杆7の前面両端部および後面両端部にそれぞれ当接
している。
【0018】これによると、ステアリングを他方に回転
させることにより、ステアシリンダ装置12が油圧回路15
を介して連動し、ピストンロッド13が伸長する。したが
って、図4に示すように、連結杆7が左右他方に移動
し、ナックルアーム6a,6bを介してナックル5がキ
ングピン4を軸として旋回する。このため、両後輪2
a,2bが一方に方向転換する。この際、連結杆7は各
支持ローラ20により支持案内されているため、車両走行
時などに、連結杆7に加わる前後方向の横荷重F(また
はF’)は支持ローラ20により受けられる。したがっ
て、上記横荷重F(またはF’)が直接ステアシリンダ
装置12に作用することはないため、ステアシリンダ装置
12を強度アップすることは不要となり、ステアシリンダ
装置12を小型化し得る。
【0019】同様に、ステアリングを一方に回転させる
ことにより、ピストンロッド13が退入して、連結杆7が
左右一方に移動し、両後輪2a,2bが他方に方向転換
する。
【0020】上記他の実施例では、4個の支持ローラ20
を用いて連結杆7の前面両端部および後面両端部を支持
しているが、これは5個以上の支持ローラ20を用いて支
持するものでもよい。
【0021】また、上記両実施例では、車両の一例であ
るフォークリフトの後輪2a,2bを方向転換自在にし
ているが、これはホイールローダなどでもよく、また前
輪を方向転換自在にした車両であってもよい。
【0022】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、両ナック
ルアーム間を左右方向移動自在な連結杆で連結するとと
もに、車体側に、連結杆の前後両側を支持する支持部材
と、連結杆を左右方向に移動させるステアシリンダ装置
とを設けたことにより、連結杆に加わる前後方向の横荷
重は支持部材により受けられる。したがって、上記横荷
重が直接ステアシリンダ装置に作用することはないた
め、ステアシリンダ装置を強度アップすることは不要と
なり、ステアシリンダ装置を小型化し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における車両操舵装置の平面
図である。
【図2】同車両操舵装置の作動を示す平面図である。
【図3】本発明の他の実施例における車両操舵装置の平
面図である。
【図4】同車両操舵装置の作動を示す平面図である。
【図5】従来例における車両操舵装置の一部切欠き平面
図である。
【符号の説明】
2a,2b 後輪 3 回転軸 4 キングピン 5 ナックル 6a,6b ナックルアーム 7 連結杆 9a,9b タイロッド 11 支持板(支持部材) 12 ステアシリンダ装置 20 支持ローラ(支持部材)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体側に、左右一対の車輪の回転軸を有
    しかつキングピンを軸として旋回するナックルをそれぞ
    れ設け、各ナックルにナックルアームを設け、両ナック
    ルアーム間に左右方向移動自在な連結杆を設け、この連
    結杆の一端を一方のタイロッドを介して一方のナックル
    アームに回動自在に連結するとともに、連結杆の他端を
    他方のタイロッドを介して他方のナックルアームに回動
    自在に連結し、車体側に、上記連結杆の前後両側を支持
    する支持部材と、上記連結杆を左右方向に移動させるス
    テアシリンダ装置とを設けたことを特徴とする車両操舵
    装置。
JP31252092A 1992-11-24 1992-11-24 車両操舵装置 Withdrawn JPH06156304A (ja)

Priority Applications (1)

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JP31252092A JPH06156304A (ja) 1992-11-24 1992-11-24 車両操舵装置

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JP31252092A JPH06156304A (ja) 1992-11-24 1992-11-24 車両操舵装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06156304A true JPH06156304A (ja) 1994-06-03

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ID=18030218

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP31252092A Withdrawn JPH06156304A (ja) 1992-11-24 1992-11-24 車両操舵装置

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JP (1) JPH06156304A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012032987A1 (ja) * 2010-09-08 2012-03-15 株式会社ジェイテクト 車両用操舵装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012032987A1 (ja) * 2010-09-08 2012-03-15 株式会社ジェイテクト 車両用操舵装置
JP2012056410A (ja) * 2010-09-08 2012-03-22 Jtekt Corp 車両用操舵装置
US8678405B2 (en) 2010-09-08 2014-03-25 Jtekt Corporation Motor vehicle steering system

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Legal Events

Date Code Title Description
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Effective date: 20000201