JPH06156280A - 位相検出装置 - Google Patents

位相検出装置

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JPH06156280A
JPH06156280A JP3084494A JP8449491A JPH06156280A JP H06156280 A JPH06156280 A JP H06156280A JP 3084494 A JP3084494 A JP 3084494A JP 8449491 A JP8449491 A JP 8449491A JP H06156280 A JPH06156280 A JP H06156280A
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Tsunenobu Kikuchi
常信 菊地
Yukihiko Takahashi
幸彦 高橋
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Kyosan Electric Manufacturing Co Ltd
East Japan Railway Co
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Kyosan Electric Manufacturing Co Ltd
East Japan Railway Co
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 信号位相によって誤判断を起こさない位相検
出装置を得る。 【構成】 送電端装置1からレール3を介して伝送され
た位相差90度の基準位相信号を受電端装置2で受信し
発生し、処理部21で一方の基準位相信号と受信信号の
相関が50に近く,他方の基準位相信号と受信信号の相
関が0または100に近いときに2種類の基準位相信号
のうちいずれかの基準位相信号と受信信号の位相差が9
0度に近い値であることを判定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、鉄道のレール上におけ
る着目する閉塞区間内における列車の在線有無を検出す
るための位相検出装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、列車制御あるいは信号制御を
行うため、レールを所定の閉塞区間に区切り、その閉塞
区間毎に列車が在線するか否かの検出が行われている。
これは商用電源周波数に同期した信号を送電端からレー
ルに供給し、その信号を受電端において受信し、その信
号を商用電源の位相と比較するものである。
【0003】このように構成しておくと、閉塞区間内に
列車が入ってきた場合、列車の車軸でレールが短絡さ
れ、受信信号の位相が大きく変化する。この位相変化を
検出して閉塞区間内に列車が入ってきたことを検出して
いる。
【0004】基本的にはこの構成で良いが、レールに商
用電源を流した場合、周囲で使用されている商用電源か
らの誘導を受け、誤動作等の不都合が生ずる。このた
め、周囲の商用電源の影響を受けないように送電端から
レールに供給する信号の周波数は商用電源を分周して、
周囲で使用される商用電源の周波数とは異なる周波数に
している。そして、受電側では受信信号を倍周して商用
電源周波数に戻したうえで位相比較を行い、位相のずれ
を検出している。
【0005】また、位相のずれを検出するのに閉塞区間
内に列車がいないとき、図4に示すように、(a)の受信
信号と(b)の基準信号の位相が90度となるように調整
し、その両信号を軌道リレーの信号巻線と、局部巻線の
それぞれに供給し、そのリレーは両信号の位相差が90
度のときベーンに最大の動作トルクが発生するようにし
ている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらこのよう
な従来の装置は受電側に倍周器を設ける必要があるので
装置が大形化するという課題があった。また、レールに
誘導した高周波成分によって軌道リレーが頻繁に小刻み
な動きをし、これによって軌道リレーの寿命が短くなる
という課題もあった。
【0007】このような課題を解決するにはリレーのよ
うな機械的動作を伴うもので位相検出を行わず、本願の
出願人が特願昭62ー29391号において提案してい
るように電子化して、受信信号と基準位相信号との相関
をとることが考えられる。
【0008】これは図5(a)に示受信信号と図5(b)に示
す基準位相信号の2つを比較し、図5(c)に示すように
両者のレベルが一致していれば0、異なれば1と判定
し、一定サンプル個数nにおける0と1の数を数え、0
の数とnとの比を求めて相関値とするものである。そし
て、相関値が50のときリレーを動作させるようにし、
そのリレーは直流で動作するようにしている。
【0009】この関係を図にすると図6のようになる。
この図からわかるように位相差90度は相関値50とな
る。つまり、相関値50であれば前方軌道に列車がい
て、相関値が0または100であれば、前方にも列車が
いないことになる。
【0010】ところが、図7のように一方の信号が得ら
れない場合、または図8に示す様に一方に偶数倍の信号
が誘導された場合、それらはいずれも相関値が50にな
る部分があるので、位相差が90度でないにもかかわら
ず軌道リレーが動作してしまう。
【0011】
【課題を解決するための手段】このような課題を解決す
るために本発明は、商用電源を分周して相互に90度の
位相差を有する2種類の基準位相信号を発生する基準位
相信号発生器と、一方の基準位相信号と受信信号の相関
が50に近く、他方の基準位相信号と受信信号の相関が
0または100に近いときに2種類の基準位相信号のう
ちいずれかの基準位相信号と受信信号の位相差が90度
に近い値であることを判定する位相判定回路とを備えた
ものである。
【0012】
【作用】相関値が50であっても位相差が90度の信号
のみが検出される。
【0013】
【実施例】図1は本発明の一実施例を示す構成図であ
る。図1で1は送電端側装置、2は受電側装置、3はレ
ールであり、記号Aは閉塞区間を示している。ただし、
実線で示したものがここで説明する一つの閉塞区間で使
用する要素であり、点線で示す部分は隣接する閉塞区間
のための要素である。
【0014】送電端装置1は商用電源の周波数成分だけ
を出力するバンドパスフィルタ(BPF)10、商用電
源周波数を分周することで例えば25Hzの送信信号を
発生する処理部11、増幅器12、抵抗13、コンデン
サ14、送信信号をレール3に供給しかつ隣接する閉塞
区間とのアイソレーションを確保するインピーダンスボ
ンド15から構成されている。
【0015】受電端装置2はインピーダンスボンド2
5、コンデンサ24、抵抗23、アッテネータ22、処
理部21、バンドパスフィル20、軌道リレー26から
構成されている。受電端装置2の処理部21は商用電源
の周波数を分周して受信信号の位相と比較し、その比較
結果によって軌道リレー26を動作させるようになって
いる。なお、処理部11、21は必要な機能だけしか説
明していないが、双方とも同じ機能を有している。
【0016】図2は処理部21の内部構成を示すブロッ
ク図であり、21a,21b,21cは商用電源の信号を反
転させるインバータ、21d,21eは商用電源を半分の
周波数に分周する分周器であり、分周器21dは第1の
基準位相信号を発生し、分周器21eは第2の基準位相
信号を発生するようになっている。
【0017】第1または第2の基準位相信号のいずれか
一方は、レールが短絡されていないとき、すなわち閉塞
区間に列車が在線していないとき、受信信号との位相差
が90度となるように設定されている。
【0018】21fは第1の基準位相信号と受信信号と
の位相差によって相関を取る第1の相関器、21gは第
2の基準位相信号と受信信号との位相差によって相関を
取る第2の相関器、21hは相関器21f,21gの出力信
号に基づいて入力信号と基準位相信号が見かけだけでな
く実際に90度あるいは0度であるか否かを判定する位
相判定回路、21iは受信信号のレベルがあることを条
件として位相判定回路21hの出力信号と第1および第
2の相関器の出力信号から列車が閉塞区間に在線してい
るか否かを判定する列車判定回路である。
【0019】このように構成された装置において、相関
器21fと入力信号は図3(a)に示す相関を示し、相関器
21gと入力信号は図3(b)に示す相関を示す。ここで、
分周器21d,21eは180度位相の異なる信号を分周
しているので、それぞれの分周器の出力信号は90度の
位相差となっている。
【0020】受信信号と基準位相信号が90度というこ
とは図4の関係が成り立つということである。ところ
で、前述したように基準位相信号の一方は受信信号と9
0度の位相差を有するように設定されているので、第1
及び第2の基準位相信号に90度の位相差を持たせるこ
とは図4からわかるように、正常の場合、すなわち閉塞
区間に列車が在線しない場合、一方の基準位相信号は受
信信号との相関が50であるが、他方の基準位相信号と
受信信号の相関は0あるいは100であるということに
なる。
【0021】すなわち、一方の基準位相信号と受信信号
との相関が0または100で、他方の基準位相信号と受
信信号との相関が50の両方の条件の成立するとき、基
準位相信号と受信信号の位相差が90度で、かつ相関が
50である状態を正確に検出した状態であることにな
る。
【0022】そして、それ以外の場合は例え相関が50
であっても、基準位相信号と受信信号との位相差が90
度ではないことになる。したがって図7のように一方の
信号が無い場合および、図8のように一方の信号が基準
位相信号の偶数倍の周波数の場合にも誤った判断をする
ことがない。
【0023】相関器21fは相関値50を含む図3(a)の
記号「イ」で示す所定の範囲に対応する出力Bと、それ
以外の範囲に対応する出力AまたはCの信号を発生す
る。出力Bは受信信号と基準位相信号との間に相関が有
り、出力AまたはCの信号は受信信号と基準位相信号と
の相関がないことを現すものである。したがって、出力
Bと出力Aとの区別および出力Bと出力Cとの区別が可
能であれば良いわけで、このことから出力Aと出力Cは
同じレベルであり、出力Bはこれとは異なるレベルが出
力されるようになっている。
【0024】相関器21gも同様であり、出力Dと出力
Fは同じレベルであり、出力Eはこれとは異なるレベル
が出力されるようになっている。そしてこれらAからF
の出力信号に基づいて位相判定回路21gは、受信信号
と基準位相信号とが第1表に示す関係にあることを判定
する。
【0025】
【0026】これによって相関が50で、かつ受信信号
と基準位相信号との位相差が90度であることを正確に
検出することが可能になる。このようにして相関と位相
の関係が確定するが、さらに安全を期するため位相とレ
ベルの関係を列車判定回路21iでチェックする。これ
は受信信号と基準位相信号の位相差が0度の場合と90
度の場合、受信信号の有無に対しての組み合わせで、第
2表のような判断を行う。
【0027】
【0028】従って、位相差が90度で受信信号のレベ
ルが有る場合だけ、列車がいると正確に判定することが
できる。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように本発明は受信端装置
において90度の位相差を有する2種類の基準位相信号
を発生させ、その一方の信号はレールが短絡されていな
いとき受信信号と90度の位相差を有するように設定し
ているので、位相差の検出を電子化した場合に従来発生
していた、一方の信号が無い場合にも90度の位相差が
あると誤判断することがなくなるので、電子化によって
小形化を達成できるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すブロック図
【図2】図1に示す装置の内部構成を示すブロック図
【図3】図2における相関器の動作を示すグラフ
【図4】受信信号と基準位相信号の関係を示す図
【図5】受信信号と基準位相信号の相関を示す図
【図6】受信信号と基準位相信号の位相差に対する相関
値の関係を示す図
【図7】受信信号が異常な状態を示す図
【図8】受信信号が異常な状態を示す図
【符号の説明】
1 送電端装置 2 受電端装置 3 レール 10,20 BPF 11,21 処理部 13,23 抵抗 14,24 コンデンサ 15,25 インピーダンスボンド 26 軌道リレー

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レールを介して送られる商用電源を分周
    した信号の受電端における受信信号の位相と商用電源か
    ら得られる基準位相信号との位相差が90度であるか否
    かを検出する位相検出装置において、 商用電源を分周して相互に90度の位相差を有する2種
    類の基準位相信号を発生する基準位相信号発生器と、 一方の基準位相信号と受信信号の相関が50に近く、他
    方の基準位相信号と受信信号の相関が0または100に
    近いときに2種類の基準位相信号のうちいずれかの基準
    位相信号と受信信号の位相差が90度に近い値であるこ
    とを判定する位相判定回路とを備えたことを特徴とする
    位相検出回路。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113022644A (zh) * 2021-05-27 2021-06-25 北京全路通信信号研究设计院集团有限公司 一种判定移频脉冲轨道电路室外送受端的方法

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55145640U (ja) * 1979-04-09 1980-10-20
JPH04261963A (ja) * 1991-02-15 1992-09-17 Hory Corp 型枠支持装置に於ける梁型枠部用受体

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