JPH06155432A - コンクリート型枠材の製造方法 - Google Patents

コンクリート型枠材の製造方法

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JPH06155432A
JPH06155432A JP31492692A JP31492692A JPH06155432A JP H06155432 A JPH06155432 A JP H06155432A JP 31492692 A JP31492692 A JP 31492692A JP 31492692 A JP31492692 A JP 31492692A JP H06155432 A JPH06155432 A JP H06155432A
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JP
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resin
board
plywood
wood
hot
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Application number
JP31492692A
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English (en)
Inventor
Tadashi Kitamura
正 北村
Kenichi Yashiro
賢一 八城
Kazuya Shinoda
一弥 新小田
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Mitsui Toatsu Chemicals Inc
Original Assignee
Mitsui Toatsu Chemicals Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 非合板木質ボードに対し、ポリオレフィン
系ベース樹脂と高融点ワックス及び粘着付与剤からなる
高軟化点のホットメルト樹脂組成物を熱溶融塗布・含浸
加工し、耐水・コンクリート剥離性の樹脂層を形成する
コンクリート型枠材の製造方法。 【効果】 優れた耐アルカリ・耐水性のボードとなり、
繰返し使用可能なコンパネ材が得られた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は非コンクリート型枠材の
製造方法に関する。詳しくは、単板や合板では無い木質
繊維を原料として成型された中比重木質繊維強化ボード
を被覆加工して成るコンクリート型枠材の製造方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】木質ボードは一般的にスライスして得た
単板、その単板を復数層貼り合わせた合板、木片チップ
を固めて得たパーチクルボード、木質繊維質を固めて得
た低〜高比重木質繊維強化ボードなどが知られている。
後者2つのボードは非合板木質ボードに分類できる。木
質ボードを得る際に使用される1次加工用接着剤として
は、フェノール−ホルマリン樹脂(レゾール樹脂)、尿
素樹脂、尿素メラミン樹脂、メラミン樹脂、酢酸ビニル
樹脂、ポリビニルアルコール樹脂、デンプン糊などの接
着剤組成物が知られており、適宜木質ボードの用途に応
じて選定使用されている。前記した木質1次加工用接着
剤で得た合板は木質ボードの中でも耐水強度に優れる事
が知られており、主要な用途の一つにコンクリート打込
み用型枠ボード(以下、コンパネと略称する)がある。
合板に比較して非合板木質ボードは耐水性に欠けること
から主要な用途は室内家具、机などに向けられており、
コンパネとしては全く不適であった。コンパネ製造技術
としては特開昭53−132074号、特開昭57−2
709号、特開昭59−102053号、特開昭59−
203673号、特開昭61−68379号、特開昭6
1−169573号、特開昭61−209107号、特
開昭62−117954号等が主たるコンパネ材の製造
技術として提案されているがそのいずれもが合板を対象
とした技術であり、非合板木質ボードを対象とした提案
は無かった。また、コンパネに関する最近の技術動向の
総説は、木材工業、1992、第3巻、133〜137
ページに「コンクリート型枠用合板の利用と現状」と題
して記載されている。それらの内容からも近年では合板
製に代って金属製型枠やプラスチック製型枠材が木材資
源の保護という課題に対応する形で提案使用されつつあ
る。一方、非合板木質ボードの表面を改質する技術とし
ては、その主たる技術として、塗料組成物を塗布加工し
てなる表面化粧ボード製造技術、薄くスライスした木質
箔片を前記した木質1次加工用接着剤等を介して接着加
工する技術、木質2次加工用接着剤として良く知られて
いるクロロプレン系接着剤、水性ウレタン系接着剤、水
性ラテックス系接着剤、ビニル・ウレタン系接着剤等を
用いて塩化ビニル樹脂や紙、金属等を表面被覆加工する
技術などが主な物としてある。近年の木材資源の有効活
用とその資源保護が世界的レベルで主要な課題として提
起されており、特に合板製コンパネは市場で受入れられ
ない機運にある。従って合板コンパネに代る素材が求め
られて実体がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記した様に、合板コ
ンパネに代替可能な木材資源保護の立場を考慮された木
質系強化ボードを提供することが主たる課題である。す
なわち、故紙回収利用と同じ考え方にたち、使用済回収
木材の再利用化の形態として着目されている木片チップ
や木質繊維を固化成型して得た非合板木質ボードは、木
材資源の有効活用の立場から最も好ましい事は明らかで
あり、従って従来から良く知られている非合板木質ボー
ドを合板コンパネ代替として使用可能ならしめる加工技
術を提案することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記した課題を解決する
為の手段として鋭意検討した結果、以下の加工方法を見
出し本発明を達成した。すなわち本発明は次のとおりで
ある。 (1) ポリオレフィン系ベース樹脂と高融点ワックス
及び粘着付与剤を含有してなり、軟化点温度が少なくと
も120℃以上の常温で固体のホットメルト樹脂組成物
を、熱溶融塗布または含浸加工し、非合板木質ボードの
表面に耐アルカリ水耐久性と易剥離性の樹脂コート層を
形成する事を特徴とするコンクリート型枠材の製造方
法。 (2) ポリオレフィン系ベース樹脂が、エチレン−酢
酸ビニル樹脂、エチレン−エチルアクリレート樹脂、エ
チレン−ブチルアクリレート樹脂、アイオノマー樹脂、
スチレンブロックコポリマー樹脂、ブチルゴム、ポリイ
ソブチレンゴム、エチレン−プロピレンゴム、ポリエチ
レン、ポリプロピレンから選ばれた少なくとも1種であ
ることを特徴とする上記(1)記載のコンクリート型枠
材の製造方法。 (3) 高融点ワックスの融点が80℃以上である事を
特徴とする上記(1)記載のコンクリート型枠材の製造
方法。 (4) 非合板木質ボードが、中比重木質繊維強化ボー
ドのいわゆるMDFである事を特徴とする上記(1)、
(2)または(3)記載のコンクリート型枠材の製造方
法。 (5) ホットメルト樹脂組成物がシンジオタクチック
またはアイソタクチックポリプロピレンワックスの10
〜60重量%を含む組成物である事を特徴とする上記
(1)〜(4)記載のいずれか記載のコンクリート型枠
材の製造方法。
【0005】以下に本発明をより詳細に説明する。本発
明の非合板木質ボードとは合板や単板を除く木製ボード
を意味し、基本的に木片や木質繊維を原料として得たボ
ードであり、使用済回収木材から生産された前記木片チ
ップや同木質繊維を固化成型して得た非合板木質ボード
は本発明の主旨に最も合致する素材と言える。特に本発
明ではコンパネ使用用途に限定すると非合板木質ボード
は、中比重木質繊維強化ボード(以下、MDFと略称す
る)が好ましい対象素材と言える。前記した非合板木質
ボードは下記木質系1次加工用接着剤を木片や木質繊維
に塗して後、適宜その接着剤に見合った圧締成型固化条
件を採用して得たボードであればよく、特に限定は無
い。木質系1次加工用接着剤としては特に限定するもの
では無いが、フェノール−ホルマリン樹脂(レゾール樹
脂)、尿素樹脂、尿素メラミン樹脂、メラミン樹脂、酢
酸ビニル樹脂、ポリビニルアルコール樹脂、デンプン糊
などの接着剤組成物が挙げられ、前記熱硬化型接着剤以
外では、本発明記載のポリオレフィン系ホットメルト樹
脂組成物も木質系1次加工用接着剤として挙げられる。
ポリオレフィン系ホットメルト樹脂組成物を木質系1次
加工用接着剤として使用する場合、例えば、木質チップ
や木質繊維に直接溶融スプレー塗布して付着させ、その
後加熱圧締成型し最終的に冷却固化してホットメルト樹
脂組成物の含浸強化ボードとする方法。また例えば木質
チップや木質繊維に粉または粒状のホットメルト樹脂組
成物をまぜて後、加熱圧締成型し、冷却固化して同ボー
ドに附形する方法等があげれる。本発明では特に、予
め、前記木質系1次加工用接着剤としてポリオレフィン
系ホットメルト樹脂組成物を一部併用または単独使用し
て得た非合板木質ボードはコンパネ向として大いに好ま
しい本発明の非合板木質ボードと言える。
【0006】本発明ではホットメルト樹脂組成物を下記
(イ)または(ロ)に示す処理加工方法で非合板木質ボ
ードを処理加工する事が好ましい。 (イ)として、ホットメルト樹脂組成物の軟化点温度以
上の熱溶融浴に真空または加圧または常圧下で非合板木
質ボードを含浸処理後、取り出し、冷却処理し、コート
層を得る。 (ロ)として、非合板木質ボードの表面にホットメルト
樹脂組成物を熱溶解塗布し、更に加熱処理を行なって、
表面含浸コート層を得る。 本発明の軟化点温度が少なくとも120℃以上の常温で
固体のホットメルト樹脂組成物とは、熱可塑性ベース樹
脂または熱硬化性ベース樹脂と以下、粘着付与材及び高
融点ワックスから成る、基本的に熱可塑性樹脂組成物で
あるかまたは基本的に後硬化可能な反応性ホットメルト
樹脂組成物のいずれかである。前記熱可塑性ベース樹脂
としては、ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、ポ
リスチレン樹脂、酢酸ビニル樹脂、エチレン−酢酸ビニ
ル樹脂、エチレン−エチルアクリレート樹脂、エチレン
−ブチルアクリレート樹脂、エチレン−プロピレン樹
脂、エチレン−プロピレン−ジエンモノマー共重合樹
脂、スチレン−ブタジエン樹脂、スチレン−ブタジエン
−スチレン樹脂、スチレン−イソプレン−スチレン樹
脂、スチレン−エチレンブチレン−スチレン樹脂、スチ
レン−エチレンプロピレン−スチレン樹脂、ブチルゴ
ム、イソブチレンゴム、アクリルゴム、アクリロニトリ
ル−ブタジエン樹脂、アイオノマー樹脂等から選ばれた
1種または2種以上が代表的な例として挙げられる。特
に好ましくはエチレン−酢酸ビニル樹脂、エチレン−エ
チルアクリレート樹脂、スチレンブロックコポリマー樹
脂、アイオノマー樹脂から選ばれた少なくとも2種の複
合ベース樹脂成分と下記の粘着付与材及び融点が80℃
以上のワックスを含む熱可塑性のホットメルト樹脂組成
物が好ましい。本発明の熱可塑性のホットメルト樹脂組
成物では、特に制約する物ではないが粘着付与材として
5〜60重量%、ワックスの10〜50重量%で調整さ
れた前記組成物が好ましく、常温で固体の組成物の軟化
点温度が少なくとも120℃以上、好ましくは130℃
以上の条件を満たす前記組成物を使用する事が良い。
【0007】また本発明の基本的に後硬化可能な反応性
ホットメルト樹脂組成物とは以下に示す物が代表的な例
として挙げられる。例えば、ポリエステル系ポリオー
ル、ポリエーテル系ポリオール、アクリルポリオール、
ポリカーボネート系ポリオール等の、主としてそれらの
ジオール成分に対し、分子内に少なくとも2ケ以上の活
性イソシアナート基を有するポリイソシアナート成分を
OH基:NCO基(当量比で)=1:1.2〜3の範囲
で反応して得た末端基にイソシアナート基を含有する室
温で半固体または固体のウレタンプレポリマーと前記し
た基本的に熱可塑性のホットメルト樹脂組成物を混合し
て成る複合組成物がある。前記ポリイソシアナート成分
としては、例えばジフェニルメタンジイソシアナート、
水添ジフェニルメタンジイソシアナート、トリレンジイ
ソシアナート、イソホロンジイソシアナート、キシリレ
ンジイソシアナートやこれらの2量体ないし多核体化合
物が挙げられる。また他の例として、湿気硬化性の性質
を示すトリメトキシシラン基、トリエトキシシラン基、
モノメチルジメトキシシラン基、モノメチルジエトキシ
シラン基、トククロロシラン基、ジクロロメチルシラン
基などで代表される活性シラノール基を分子中に導入さ
れた、オレフィン系の改質樹脂と粘着付与材とワックス
から成る組成物。また例えばイソシアナートアクリレー
トやイソプロペニルフェニルイソシアナート化合物で代
表される、一つの分子中にイソシアナート基と重合性不
飽和基とを有するイソシアナートモノマーを、共重合可
能な他のモノマーと共重合して得たベース樹脂と粘着付
与材とワックスから成る組成物。前記中、他のモノマー
とは例えばスチレン、マレイン酸、無水マレイン酸、エ
チレン、ブチレン、ブチレン、アクリロニトリル、その
他アクリル酸エステルがあげられる。
【0008】その他、前記した本発明の反応性ホットメ
ルト樹脂組成物には、更に必要に応じて以下の成分を添
加配合して用いても良い。例えば、ジブチルチンジラウ
レートで代表されるイソシアナート硬化助触媒、充填
剤、顔料、酸化防止剤、紫外線吸収剤、紫外線安定剤、
有機チクソ性付与剤、界面活性剤などが挙げられる。本
発明の粘着付与剤として定義した物は、例えば生ロジ
ン、重合ロジン、ロジンエステル誘導体、クマロン樹
脂、インデン樹脂、テルペン樹脂、テルペン−フェノー
ル樹脂、ジシクロペンタジエン樹脂、水添ジシクロペン
タジエン樹脂、スチレン樹脂、α−メチルスチレン樹
脂、キシレン樹脂、ケトン樹脂が代表的である。また高
融点ワックスと定義した物としては、融点が80℃以上
の例えばポリエチレンワックス、ポリプロピレンワック
ス、フィッシャートロプシュワックス、パラフィンワッ
クス、マイクロクリスタリンワックス等で代表される合
成ワックス、その他カルナバ天然ワックス、蜜ロウ、鯨
ロウなどで代表される天然ワックスがあり、特に好まし
くはシンジオタクチックまたはアイソタクチックなポリ
プロピレンワックス、ポリエチレンワックス、及びそれ
らの変成ワックスが挙げられる。また本発明のホットメ
ルト樹脂組成物中には必要に応じて軟化剤を併用使用し
てよく、それらは、フタル酸ジエステル類、パラフィン
オイル、ナフテンオイル、液状ポリブテン、液状ポリイ
ソプレン、液状ポリブタジエンなどの例が挙げられる。
【0009】本発明では非合板木質ボードの加工とは、
前記(イ)または(ロ)に示す方法で、非合板木質ボー
ドの全表面に前記ポリオレフィン系ホットメルト樹脂組
成物の含浸コート層を形成する事が特徴であり、その場
合、ホットメルト樹脂組成物の熱特性を充分に理解し、
溶融粘性との兼合で含浸条件を決定する事が肝要である
が、(イ)の加圧下条件としてはおおよそ5〜30kg
/cm2 の加圧条件下で同じく(イ)の真空条件としては
少なくとも−400mmHg以下の高真空下で行なう等
事が良い。非合板木質ボードの板厚みに応じて含浸条件
を適宜設定する事であってよく、特に限定は無い。一般
的には非合板木質ボードの板圧が5〜20mmのMDF
ボードの場合、例えば、180℃の溶融粘度が5千〜3
万センチポイズの範囲のホットメルト樹脂組成物の加熱
浴中に−500〜−700mmHg中、約1〜10分、
好ましくは1〜6分間程度含浸後取り出し、冷却ロール
を通して表面固化処理すると等の方法では、非合板木質
ボードの深層部までホットメルト樹脂組成物が達してお
り、該板の切断加工の際の板切断表面の耐水性も未加工
表面並みとする事が可能となり、大いに好ましい。また
本発明のホットメルト樹脂組成物を非合板木質ボードに
予め塗布後、含浸加工方法では、特に制約は無く、例え
ば非合板木質ボードを所定温度に加熱した状態で、ホッ
トメルト樹脂組成物を例えばロールコーター塗布、スプ
レー塗布、トルネード塗布、ビード状塗布、ダイコータ
ー塗布などで所定量塗工すると同時に含浸コートする方
法や、または室温状態の非合板木質ボードに塗布後、熱
処理を行なって含浸コートする等の前記(ロ)に示した
加工方法を適宜採用すると良い。本発明ではコート層が
最終的に完全平滑面で無い場合であってもよく、凹凸の
ある加工面とする事などはコンクリート型枠材としての
具備すべき性質(固化コンクリート面の補修・塗装信頼
性を向上する表面仕上りを可能とする。)から言って好
ましい事といえる。
【0010】
【実施例】以下に本発明の実施例を示すが本発明を制約
する物ではなく、例中記載の部、%とは重量部または重
量%を意味する。なお、実施例中記載のホットメルト接
着剤については参考例1〜3に記載した接着剤を用い
た。 参考例1 (ホットメルト樹脂組成物Aの調整)エチレン−酢酸ビ
ニル樹脂として商品名「エバフレックス420」の10
0部と、ミッドブロックが結晶性を示すスチレン−エチ
レンブチレン−スチレンブロックコポリマー樹脂として
商品名「クレイトンGR−3」の200部、高密度ポリ
エチレンワックスとして商品名「ハイワックス200
P」の200部、平均分子量2,500のシンジオタク
チックポリプロピレンワックスの150部、粘着付与材
として水添テルペン樹脂である商品名「クリアロンP−
125」の350部、老化防止剤としてイルガノックス
1010の3部を溶融混合して、常温で固体、軟化点温
度が131℃、溶融粘度特性値が約1万センチポイズ/
190℃の性質を示すホットメルト樹脂組成物Aを得
た。
【0011】参考例2 (ホットメルト樹脂組成物Bの調整)エチレン−酢酸ビ
ニル樹脂として商品名「エバフレックス420」とスチ
レン−エチレンブチレン−スチレンブロックコポリマー
樹脂として商品名「タフテックH−1041」のそれぞ
れ同量と高密度ポリエチレンワックスとして商品名「ハ
イワックス200P」をベース樹脂とワックス比で1:
2の混合物を160℃で溶融し、過酸化物として商品名
「パーロイルD」の0.2%相当量を窒素中、同温度、
2回、各1時間、改質処理して得た樹脂の650部、粘
着付与材として水添テルペン樹脂である商品名「クリア
ロンP−125」の350部、老化防止剤としてイルガ
ノックス1010の3部を溶融混合して、常温で固体、
軟化点温度が138℃、溶融粘度特性値が1.8万セン
チポイズ/180℃の性質を示すホットメルト樹脂組成
物Bを得た。 参考例3 (ホットメルト樹脂組成物Cの調整)エチレン−エチル
アクリレート樹脂として商品名「エバフレックスEEA
A−703」の100部、スチレン−エチレンプロピ
レン−スチレンブロックコポリマー樹脂として商品名
「セプトン2007」と高密度ポリプロピレンワックス
として商品名「ハイワックス055」の1:2混合物を
160℃で溶融し、過酸化物として商品名「パーヘキシ
ン−2,5−B」の0.5%で2回/窒素中/各1時
間、改質処理して得た樹脂の550部、粘着付与材とし
て水添ジシクロペンタジエン樹脂である商品名「エスコ
レッツ5320」の350部、老化防止剤としてイルガ
ノックス1010の3部を溶融混合して、常温で固体、
軟化点温度が140℃、溶融粘度特性値が約2万センチ
ポイズ/180℃の性質を示すホットメルト樹脂組成物
Cを得た。
【0012】参考例4 (ホットメルト樹脂組成物Dの調整)ジフェニルメタン
ジイソシアナートの多核体であるクルードMDIとポリ
オールとしてポリエチレンプロピレンジオールである商
品名「PIP−H」をOH基:NC0基(当量比で)=
1:2.2で混合して、窒素雰囲気中、反応温度95℃
で5時間行なってウレタンプレポリマーを得た。さらに
同系1000部に対しエチレン−酢酸ビニル樹脂である
商品名「エバフレックス#420」の100部、ロジン
エステル誘導体として商品名「透明ロジンKE−31
1」の200部、天然カルナバロウの100部、ジブチ
ルチンジラウレートの0.02部を120℃で均一に溶
解し常温で固体状の湿気硬化性ウレタン変性の反応性ホ
ットメルト接着剤組成物である以下の記載では単にホッ
トメルト接着剤Dを得た。ホットメルト樹脂組成物Dは
湿気硬化後の軟化点温度は測定限界値を越える145℃
以上であった。
【0013】実施例1 雰囲気が20℃/湿度50±5%で保存されていたMD
Fボード(厚み12mm)の20cm角の板数枚とホッ
トメルト接着剤Aが入った180℃加熱溶融槽を用意し
た。MDFボードをそれぞれ150℃/−500mmH
gの真空下で10分間乾燥と余熱を兼ねて放置後、同真
空下にホットメルト樹脂組成物Aの180℃溶解浴中に
5分間投入埋没させ樹脂含浸処理を行なった。その後、
直ちに系を常圧とし12.5mm幅のスリッターを通し
て板を取り出し、ステンレス製冷却ロールにて固化し樹
脂Aを被覆加工して得たそれぞれの板は、水をよくはじ
く表面撥水性の性質を示す板であり、該板をPH値が1
0の可性カリのアルカリ水に12時間浸漬しても何等変
形または強度低下のほとんど無いボードとする事が出来
た。また該方法で得た樹脂被覆ボードはボード全体の重
量が初期値と比較して平均約27%増となっていた。更
に同方法で得た板の2枚を平面枠材として、市販合板コ
ンパネの2枚を端部枠材として用い、幅10cmのコン
クリート成型枠を形成後させた。本実施例で得た加工面
が建材用JIS規格で調整されたコンクリートモルタル
に初期接触する形で、モルタルを充填・固化・剥離させ
る、合計8回の繰返しコンパネ用型枠材適性試験を試み
た所、繰返し8回経過後は殆ど板の変形は無く、MDF
表面の劣化は3%以内の材破劣化と問題ない結果を得
た。枠組み立ての際に3寸釘を用いて枠固定を行なった
が被覆材の釘打ち箇所の周辺には著しいクラック等は観
察されなかった。
【0014】実施例2 実施例1に於いてホットメルト樹脂組成物Aの代りにホ
ットメルト樹脂組成物Bとした以外は同様にして得た板
は、ほぼ実施例1とほぼ同様の特性を示すと共に、コン
パネ用型枠材適性試験に於いても連続8回使用経過後も
問題なく引続き使用可能な状態の板であると判断され
た。また、−10℃及び20℃でそれぞれ20cm角の
板を1mの高さからコンクリート床に落とす耐衝撃試験
で被覆材の割れは無く、低温耐衝撃性は問題ない板であ
った。 実施例3 木質系1次加工用接着剤として尿素−メラミン系接着剤
「商品名:ユーロイド」の定着率12%、更にホットメ
ルト樹脂組成物Cを同木質繊維質に対し180℃/スプ
レー塗布して定着率5%とした複合接着剤で調整された
高硬度のMDFボード(厚み12mm)の20cm角板
の数枚を用意し、ホットメルト接着剤Dとその180℃
スプレー塗工アプリケーター機を用意した。該MDFボ
ードに対し常圧下の雰囲気下でホットメルト樹脂組成物
Dの180℃スプレー塗布し120g/cm2 の塗布量平
均で全面を塗布した。その後40℃/RH70〜85%
の場所に5日間放置し、塗工樹脂を湿気硬化させた。こ
の様にして得た被覆加工板は、水をよくはじく板であっ
た。また該板をPH値が10の可性カリのアルカリ水に
12時間浸漬しても何等変形または強度低下のほとんど
無いボードとする事が出来た。また該方法で得た樹脂被
覆ボードは実施例1中記載と同方法で行なった合計8回
の繰返しコンパネ用型枠材適性試験の結果、繰返し8回
経過後は殆ど板の変形は無く、重量変化も殆ど観察され
なかった。
【0015】比較例1 実施例1で用いたと同じ無加工のMDFボードを用い
て、実施例1と同様なコンパネ用型枠材適性試験を実施
した所、吸水変形が認められ、2回目の繰返し使用段階
ではコンクリート充填幅に大幅狂いが認められ、剥離作
業時等にMDFボード表面剥離が多数観察され問題であ
った。またボード自体の吸水試験では高吸水・膨潤・変
形を示し、曲げ強度の大幅低下が観察された。 比較例2 室温でゲルタイムが60分である2液主剤型エポキシ接
着剤「三井東圧化学製品:ストラクトボンド1202
F」の主剤と硬化剤を用意し、1:1で混合して直ちに
はけ塗り法でMDFボード(20cm角)の片表面に1
20g/cm2 平均で塗工した。同サイズの厚さ1mmの
無処理ポリプロピレンフィルムを乗せ、1Kg/cm2
圧締圧力、100℃加熱プレート条件で1分間接着を試
みたが、接着剤が硬化前に低粘度化して外に殆どはみ出
したり、MDFにしみこみが見られ、接着層の確保が困
難な結果となった。従って前記条件下では被覆材接着は
不可能と判断され、パンク発生率は100%であった。
また室温下の同プレス条件で被覆材を固定接着させる為
には最低3時間以上、パンク発生率を1%以下にする為
には更に12時間以上の圧締固定を継続する必要があっ
た。また更に常温で1日養生させて得た板は、被覆材の
ピール剥離試験で被覆材の界面剥離であり、MDFの材
破は観察されず被覆材の接着信頼性に欠ける板であっ
た。
【0016】比較例3 比較例2に於いて、表面をコロナ放電処理を施したポリ
プロピレンフィルムを被覆材として行なった以外は同様
(15時間固定接着加工後更に1日養生)にして得た板
は、室温から60℃雰囲気下では接着信頼性は良好であ
ったが、0℃以下の雰囲気の低温下では、20cm角の
板を1mの高さからコンクリート床に落とす耐衝撃試験
で被覆材の界面剥離が観察され、低温密着特性に問題が
板であった。その板での、実施例1で記載と同様な、コ
ンパネ材適性試験結果は6回以上の繰返し使用が可能で
あったが、生産性に問題がある加工方法であった。 比較例4 実施例1で使用したと同様の厚さ12mmのMDFボー
ドの30cm角材に対しその片側表面に、紫外線硬化型
塗料組成物として三井東圧化学製品「オレスターRA1
353」を120g/cm2 の塗布量となる様に塗工後、
直ちに80ワット/3灯のUV照射装置に5m/分で2
回通じて、塗膜を硬化乾燥させた。得られた板は見かけ
表面硬度が鉛筆硬度でH〜2Hを示す塗膜となったが、
MDFボードの表面内部にかなり樹脂のしみこみがあ
り、0.35mm以上の深層部へしみこんだ樹脂は全く
硬化していなかった。従って、飽和状態の水分を含ガー
ゼを乗せて行なった1時間の耐水性試験で塗膜の白化と
浮きが観察され、耐水密着耐久性に欠ける事が判明し
た。
【0017】
【発明の効果】比較例1よりMDFボードその物は全く
耐水性が不良である。また比較例2及び3より、代表的
な熱硬化型接着剤であるエポキシ接着剤を介してフィル
ム加工して得たMDF加工ボードは、生産性に問題を有
し、かつ低温接着信頼性、耐衝撃接着信頼性に欠けるき
らいが明らかである。また比較例4では無公害型塗料組
成物による表面改質等では耐水性を満足出来ない事が明
らかである。一方、本発明の主にポリオレフィン樹脂を
ベースとしたホットメルト接着剤または特定された反応
性ホットメルト接着剤を含浸被覆加工してなる非合板木
質ボード(主にMDFボード)の処理材は、優れた撥水
性、耐アルカリ薬品性を示し併せてネルタルの固化剥離
易適性にも優れたいわゆるコンパネ材として適合するを
板材を得る事が出来ることが実施例1〜4から明らかで
ある。本発明はその主旨の一つとしてあげた木質資源保
護の一助となる、いわゆるリサイクル化・回収木材等か
ら調整された木質チップまたは木質繊維を原料とした非
合板木質ボードのより一層の機能性アップとしてコンパ
ネ材適用化を可能とする製造方法を提案かつ実証するも
のであり、本発明は実用性のある非合板木質ボードの優
れた加工技術の一つである。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年1月8日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0014
【補正方法】変更
【補正内容】
【0014】実施例2 実施例1に於いてホットメルト樹脂組成物Aの代りにホ
ットメルト樹脂組成物Bとした以外は同様にして得た板
は、ほぼ実施例1とほぼ同様の特性を示すと共に、コン
パネ用型枠材適性試験に於いても連続8回使用経過後も
問題なく引続き使用可能な状態の板であると判断され
た。また、−10℃及び20℃でそれぞれ20cm角の
板を1mの高さからコンクリート床に落とす耐衝撃試験
で被覆材の割れは無く、低温耐衝撃性は問題ない板であ
った。 実施例3 木質系1次加工用接着剤として尿素−メラミン系接着剤
「商品名:ユーロイド」の定着率12%、更にホットメ
ルト樹脂組成物Cを同木質繊維質に対し180℃/スプ
レー塗布して定着率5%とした複合接着剤で調整された
高硬度のMDFボード(厚み12mm)の20cm角板
の数枚を用意し、ホットメルト接着剤Dとその180℃
スプレー塗工アプリケーター機を用意した。該MDFボ
ードに対し常圧下の雰囲気下でホットメルト樹脂組成物
Dの180℃スプレー塗布し120g/ 2 の塗布量平
均で全面を塗布した。その後40℃/RH70〜85%
の場所に5日間放置し、塗工樹脂を湿気硬化させた。こ
の様にして得た被覆加工板は、水をよくはじく板であっ
た。また該板をPH値が10の可性カリのアルカリ水に
12時間浸漬しても何等変形または強度低下のほとんど
無いボードとする事が出来た。また該方法で得た樹脂被
覆ボードは実施例1中記載と同方法で行なった合計8回
の繰返しコンパネ用型枠材適性試験の結果、繰返し8回
経過後は殆ど板の変形は無く、重量変化も殆ど観察され
なかった。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0015
【補正方法】変更
【補正内容】
【0015】比較例1 実施例1で用いたと同じ無加工のMDFボードを用い
て、実施例1と同様なコンパネ用型枠材適性試験を実施
した所、吸水変形が認められ、2回目の繰返し使用段階
ではコンクリート充填幅に大幅狂いが認められ、剥離作
業時等にMDFボード表面剥離が多数観察され問題であ
った。またボード自体の吸水試験では高吸水・膨潤・変
形を示し、曲げ強度の大幅低下が観察された。 比較例2 室温でゲルタイムが60分である2液主剤型エポキシ接
着剤「三井東圧化学製品:ストラクトボンド1202
F」の主剤と硬化剤を用意し、1:1で混合して直ちに
はけ塗り法でMDFボード(20cm角)の片表面に1
20g/ 2 平均で塗工した。同サイズの厚さ1mmの
無処理ポリプロピレンフィルムを乗せ、1Kg/cm2
圧締圧力、100℃加熱プレート条件で1分間接着を試
みたが、接着剤が硬化前に低粘度化して外に殆どはみ出
したり、MDFにしみこみが見られ、接着層の確保が困
難な結果となった。従って前記条件下では被覆材接着は
不可能と判断され、パンク発生率は100%であった。
また室温下の同プレス条件で被覆材を固定接着させる為
には最低3時間以上、パンク発生率を1%以下にする為
には更に12時間以上の圧締固定を継続する必要があっ
た。また更に常温で1日養生させて得た板は、被覆材の
ピール剥離試験で被覆材の界面剥離であり、MDFの材
破は観察されず被覆材の接着信頼性に欠ける板であっ
た。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0016
【補正方法】変更
【補正内容】
【0016】比較例3 比較例2に於いて、表面をコロナ放電処理を施したポリ
プロピレンフィルムを被覆材として行なった以外は同様
(15時間固定接着加工後更に1日養生)にして得た板
は、室温から60℃雰囲気下では接着信頼性は良好であ
ったが、0℃以下の雰囲気の低温下では、20cm角の
板を1mの高さからコンクリート床に落とす耐衝撃試験
で被覆材の界面剥離が観察され、低温密着特性に問題が
板であった。その板での、実施例1で記載と同様な、コ
ンパネ材適性試験結果は6回以上の繰返し使用が可能で
あったが、生産性に問題がある加工方法であった。 比較例4 実施例1で使用したと同様の厚さ12mmのMDFボー
ドの30cm角材に対しその片側表面に、紫外線硬化型
塗料組成物として三井東圧化学製品「オレスターRA1
353」を120g/ 2 の塗布量となる様に塗工後、
直ちに80ワット/3灯のUV照射装置に5m/分で2
回通じて、塗膜を硬化乾燥させた。得られた板は見かけ
表面硬度が鉛筆硬度でH〜2Hを示す塗膜となったが、
MDFボードの表面内部にかなり樹脂のしみこみがあ
り、0.35mm以上の深層部へしみこんだ樹脂は全く
硬化していなかった。従って、飽和状態の水分を含ガー
ゼを乗せて行なった1時間の耐水性試験で塗膜の白化と
浮きが観察され、耐水密着耐久性に欠ける事が判明し
た。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポリオレフィン系ベース樹脂と高融点ワ
    ックス及び粘着付与剤を含有してなり、軟化点温度が少
    なくとも120℃以上の常温で固体のホットメルト樹脂
    組成物を、熱溶融塗布または含浸加工し、非合板木質ボ
    ードの表面に耐アルカリ水耐久性と易剥離性の樹脂コー
    ト層を形成する事を特徴とするコンクリート型枠材の製
    造方法。
  2. 【請求項2】 ポリオレフィン系ベース樹脂が、エチレ
    ン−酢酸ビニル樹脂、エチレン−エチルアクリレート樹
    脂、エチレン−ブチルアクリレート樹脂、アイオノマー
    樹脂、スチレンブロックコポリマー樹脂、ブチルゴム、
    ポリイソブチレンゴム、エチレン−プロピレンゴム、ポ
    リエチレン、ポリプロピレンから選ばれた少なくとも1
    種であることを特徴とする請求項1記載のコンクリート
    型枠材の製造方法。
  3. 【請求項3】 高融点ワックスの融点が80℃以上であ
    る事を特徴とする請求項1記載のコンクリート型枠材の
    製造方法。
  4. 【請求項4】 非合板木質ボードが、中比重木質繊維強
    化ボードのいわゆるMDFである事を特徴とする請求項
    1、2または3記載のコンクリート型枠材の製造方法。
  5. 【請求項5】 ホットメルト樹脂組成物がシンジオタク
    チックまたはアイソタクチックポリプロピレンワックス
    の10〜60重量%を含む組成物である事を特徴とする
    請求項1〜4のいずれか記載のコンクリート型枠材の製
    造方法。
JP31492692A 1992-11-25 1992-11-25 コンクリート型枠材の製造方法 Pending JPH06155432A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001096256A3 (de) * 2000-06-13 2002-05-23 Meinhard Meier Als platte, strang oder formkörper gestaltetes bauteil aus bindemittelgebundenen natur-fasern oder -spänen als halbzeug oder fertigprodukt sowie verfahren zum herstellen und verfahren zum oberflächenvergüten oder oberflächenreparieren solcher formkörper
EP1260331A1 (en) * 2001-05-18 2002-11-27 Markus Dipl.-Ing. Rettenbacher Impregnated wood
US7923477B2 (en) 2006-01-20 2011-04-12 Material Innovations Llc Carpet waste composite
US11572646B2 (en) 2020-11-18 2023-02-07 Material Innovations Llc Composite building materials and methods of manufacture

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001096256A3 (de) * 2000-06-13 2002-05-23 Meinhard Meier Als platte, strang oder formkörper gestaltetes bauteil aus bindemittelgebundenen natur-fasern oder -spänen als halbzeug oder fertigprodukt sowie verfahren zum herstellen und verfahren zum oberflächenvergüten oder oberflächenreparieren solcher formkörper
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US8278365B2 (en) 2006-01-20 2012-10-02 Material Innovations Llc Carpet waste composite
US9637920B2 (en) 2006-01-20 2017-05-02 Material Innovations Llc Carpet waste composite
US10294666B2 (en) 2006-01-20 2019-05-21 Material Innovations Llc Carpet waste composite
US11572646B2 (en) 2020-11-18 2023-02-07 Material Innovations Llc Composite building materials and methods of manufacture

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