JPH06155318A - 微細物用ピンセット - Google Patents

微細物用ピンセット

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JPH06155318A
JPH06155318A JP31178592A JP31178592A JPH06155318A JP H06155318 A JPH06155318 A JP H06155318A JP 31178592 A JP31178592 A JP 31178592A JP 31178592 A JP31178592 A JP 31178592A JP H06155318 A JPH06155318 A JP H06155318A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tweezers
voltage
bimorph element
waveform
switch
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP31178592A
Other languages
English (en)
Inventor
Shoji Ogawa
昭司 小川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NTN Corp
Original Assignee
NTN Corp
NTN Toyo Bearing Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by NTN Corp, NTN Toyo Bearing Co Ltd filed Critical NTN Corp
Priority to JP31178592A priority Critical patent/JPH06155318A/ja
Publication of JPH06155318A publication Critical patent/JPH06155318A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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  • Gripping Jigs, Holding Jigs, And Positioning Jigs (AREA)
  • Micromachines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 圧電部材に加わる電圧波形を任意に可変でき
るようにして、ピンセット先端部の変位量や変位速度を
変えることを目的とする。 【構成】 スイッチ31と34とをオンすると低速でつ
かむための指令信号がインタフェース回路22を介して
制御回路21に与えられ、制御回路21は緩やかに立上
がる波形信号をインタフェース回路22に与える。イン
タフェース回路22はその波形に応じた電圧を圧電素子
2,3とシム材4とからなるバイモルフ素子に与え、そ
の電圧波形に応じて変位させる。その変位によってアタ
ッチメント7がピンセット先端部8との間で微細物15
をはさむ。スイッチ31,33をオフするとバイモルフ
素子に印加されている電圧が緩やかに低下し、アタッチ
メント7が元の位置に戻る。スイッチ32をオンする
と、バイモルフ素子が振動し、ピンセット先端部が振動
して微細物15がピンセットから離れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は微細物用ピンセットに
関し、特に、マイクロマシニング部品などの検査,組立
などにおいて、微細物をハンドリングするために用いら
れるような微細物用ピンセットに関する。
【0002】
【従来の技術】微細物をつかむには、先端の細いピンセ
ットが用いられる。微細物の場合、ピンセットを指で操
作するには力加減が難しいため、バイモルフ素子を利用
したピンセットがたとえば特開昭61−23647号,
特開平01−321170,特開平03−154784
号公報などにおいて提案されている。
【0003】図4は従来のバイモルフ素子を利用したピ
ンセットの一例を示す図であり、図5は同じく電気回路
を示す図である。
【0004】図4において、ピンセット本体1の先端に
はピンセット先端部8が形成されており、このピンセッ
ト先端部8に対向するようにシム材4を挟むようにして
2個の圧電素子2,3を含むバイモルフ素子が設けら
れ、バイモルフ素子の片方の端部がピンセット本体1に
接着剤などで固着されている。バイモルフ素子の先端部
は対象物15に合わせたアタッチメント7が取付けられ
ている。2個の圧電素子2,3は電線5によって接続さ
れ、シム材4に接続された電線6とともにピンセット本
体1に形成された配線用孔14に挿入され、図5に示す
電気回路に接続されている。
【0005】さらに、ピンセット本体1には電圧調整用
のボリューム9とスイッチ10が設けられるとともに、
その内部に直流電源部11が内蔵され、直流電源部11
にはコード13を介してプラグ12が接続されている。
【0006】電気回路は図5に示すように構成されてお
り、圧電素子2,3は電線5を介してスイッチ10の一
端に接続され、スイッチ10の他端はボリューム9の中
央端子に接続されている。シム材4は電線6を介してボ
リューム9の一端に接続されるとともに直流電源部11
に接続され、ボリューム9の他端は直流電源部11に接
続されている。
【0007】図4に示したピンセットで微細物15を挟
むとき、予めボリューム9を適当な位置に設定してお
き、スイッチ10をオンすることによって、直流電源部
11からの直流電圧が圧電素子2,3に印加され、圧電
素子2,3がアタッチメント7をピンセット先端部8側
に変位させ、アタッチメント7とピンセット先端部8と
の間で微細物15を挟むことができる。微細物15を開
放するときにはスイッチ10をオフにし、圧電素子2,
3に印加されている電圧を遮断することにより、アタッ
チメント7が元の位置に復帰し、微細物15が開放され
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述の図4に示したピ
ンセットにおいて、微細物15を開放するときにはスイ
ッチ10をオフにするが、スイッチ10がオンになって
いる状態でバイモルフ素子に電荷が充電され、この電荷
を放電する回路が設けられていないため、電荷を放電す
るのに時間を要する。したがって、ピンセットのアタッ
チメント7が復帰する動作が遅れるため、スピーディな
動作ができないという欠点がある。しかも、ピンセット
先端部8や微細物15にバリがあったり、粘着性の物質
が付着している場合には、アタッチメント7を元の位置
に復帰させても微細物15が軽いため、重力によって微
細物15がピンセット先端部8から離れない場合があ
る。この場合には、別のピンセットなどのように先の細
いもので微細物15に力を加えて離す必要がある。
【0009】さらに、微細物15をつかんだり、離した
りする場合、スイッチ10をオン,オフに切換えるが、
この場合バイモルフ素子に加わる電圧波形は矩形波とな
る。したがって、ピンセット先端部8とアタッチメント
7とで微細物15をつかんだり離したりする速度は一定
となる。しかし、微細物15が柔らかい場合には、つか
むスピードを落としてソフトにつかみたいという要求が
あるが、それができない。このように、従来のピンセッ
トでは、対象物に合わせてつかんだり、離したりするス
ピードを変えることができないという欠点があった。
【0010】それゆえに、この発明の主たる目的は、圧
電部材に加わる電圧波形を任意に可変できるようにし、
ピンセット先端部の変位量や変位速度を変えることがで
きるような微細物用ピンセットを提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】この発明は圧電部材を駆
動力として微細物を挟む微細物用ピンセットであって、
圧電部材に印加する電圧の立上がり,立下がり波形およ
び電圧値を外部からの指令に応じて変化可能な電源を備
えて構成される。
【0012】
【作用】この発明に係る微細物用ピンセットは、圧電部
材に印加する電圧の立上がり,立下がり波形および電圧
値を変化可能なようにしたので、対象物に応じてつかん
だり離したりする速度を任意に変えることができる。
【0013】
【実施例】図1はこの発明の一実施例を示す図である。
図1において、ピンセット本体1の構成は前述の図4と
同様にして構成され、電気的構成のみが異なる。すなわ
ち、図1に示すように、制御回路21とインタフェース
回路22とスイッチ31,32,33,34…とが設け
られる。制御回路21はたとえばマイクロコンピュータ
によって構成されており、インタフェース回路22には
スイッチ31,32,33,34…が接続され、これら
のスイッチが閉じられると、制御回路21に指令が与え
られ、制御回路21はその指令に応じた電圧波形信号お
よび電圧値信号をインタフェース回路22に与える。イ
ンタフェース回路22はその電圧波形信号および電圧値
信号に応じた波形の電圧を圧電素子2,3とシム材6と
の間に印加する。
【0014】図2はバイモルフ素子に印加される振動波
形を示す図であり、図3はつかんだり離したりするため
にスイッチをオン,オフしたときの波形図である。
【0015】図1におけるスイッチ31をオンすると、
微細物15をつかむための指令が制御回路21に与えら
れ、スイッチ31をオフすると微細物を離すための指令
が制御回路21に与えられる。スイッチ32はバイモル
フ素子を振動させるための指令を制御回路21に与える
ものであり、制御回路21はこれらの指令に応じた電圧
波形信号を出力する。すなわち、制御回路21はバイモ
ルフ素子を振動させるための指令が与えられると、図2
に示すような振動波形信号をインタフェース回路22に
与え、インタフェース回路22はバイモルフ素子に与え
られる電圧を振動させる。スイッチ33,34,35は
低速,中速,高速を指令するものであり、これらのスイ
ッチ33,34,35とスイッチ31とを組合せて操作
することにより、微細物15を低速,中速,高速でつか
んだり離したりすることができる。すなわち、低速を選
択したときには、図3に示す波形1のように立上がり,
立下がりの傾斜が緩やかになり、中速を選択したときに
は波形2のようになり、高速を選択したときには波形3
のように立上がり,立下がりが急峻になり、それぞれの
立上がり,立下がり波形の電圧がバイモルフ素子に印加
される。したがって、対象物が柔らかい場合には、スイ
ッチ31をオンするとともにスイッチ33をオンすれ
ば、バイモルフ素子が緩やかに変位し、アタッチメント
7とピンセット先端部8とでゆっくり微細物15を挟む
ことができる。また、ピンセット先端部8を開いても、
バリなどで微細物15がピンセット先端部8から離れな
い場合には、スイッチ32を操作すれば、バイモルフ素
子に図2に示すような振動波形の電圧が与えられるた
め、バイモルフ素子が振動して微細物15がピンセット
先端部8から容易に離れる。なお、図1に示した実施例
には、バイモルフ型の圧電素子の場合を示したが、積層
形の圧電素子の場合でも同じである。
【0016】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、圧電
部材に印加する電圧の立上がり,立下がり波形および電
圧値を外部からの指令に応じて変化可能なようにしたの
で、ピンセット先端部の変位量や変位速度を任意に変え
ることができる。したがって、対象物を離す場合、選択
した電圧波形が圧電部材に印加されるので、つかみ動作
中に充電された電荷は電源回路を通して瞬時に放電さ
れ、放電時間が長くなるという問題はなくなる。さら
に、ピンセットや対象物にバリや粘着物があって、ピン
セットの先端から離れにくい場合には、離す動作により
ピンセットの先端を開いた後に、振動電圧を圧電部材に
加えれば圧電部材が振動し、ピンセット先端が振動し、
対象物がピンセットから離れる。さらに、対象物に合わ
せて印加する電圧の立上がり,立下がり波形を選ぶこと
によって、対象部に合わせた動作パターンでピンセット
の先端を動かすことができ、これにより対象物をソフト
につかんだり,離したり、速くつかんだり離したり、ま
た複雑な動作パターンでつかんだり,離したりすること
もできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示す図である。
【図2】バイモルフ素子に印加される振動波形を示す図
である。
【図3】バイモルフ素子をオン,オフしたときの波形図
である。
【図4】従来のバイモルフ素子を利用したピンセットの
一例を示す図である。
【図5】従来のピンセットの電気回路を示す図である。
【符号の説明】
1 ピンセット本体 2,3 圧電素子 4 シム材 5,6 電線 7 アタッチメント 8 ピンセット先端部 15 微細物 21 制御回路 22 インタフェース回路 31〜34 スイッチ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧電部材を駆動力として微細物を挟む微
    細物用ピンセットにおいて、 前記圧電部材に印加する電圧の立上がり,立下がり波形
    および電圧値を外部からの指令に応じて変化可能な電源
    を備えたことを特徴とする、微細物用ピンセット。
JP31178592A 1992-11-20 1992-11-20 微細物用ピンセット Withdrawn JPH06155318A (ja)

Priority Applications (1)

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JP31178592A JPH06155318A (ja) 1992-11-20 1992-11-20 微細物用ピンセット

Applications Claiming Priority (1)

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JP31178592A JPH06155318A (ja) 1992-11-20 1992-11-20 微細物用ピンセット

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JPH06155318A true JPH06155318A (ja) 1994-06-03

Family

ID=18021444

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP31178592A Withdrawn JPH06155318A (ja) 1992-11-20 1992-11-20 微細物用ピンセット

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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Effective date: 20000201