JPH06154742A - 浄水器 - Google Patents
浄水器Info
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- JPH06154742A JPH06154742A JP33346792A JP33346792A JPH06154742A JP H06154742 A JPH06154742 A JP H06154742A JP 33346792 A JP33346792 A JP 33346792A JP 33346792 A JP33346792 A JP 33346792A JP H06154742 A JPH06154742 A JP H06154742A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】濾過水の水量を3段階表示する場合に、作動体
を小型化し、かつ濾過水の流れをできるだけ阻害しない
ようにした浄水器を提供すること。 【構成】濾過水を吐出する吐出管内に、吐出水の流れと
対向方向にスプリングで付勢された作動体を移動可能に
収納し、作動体の位置によって水量表示を行う。吐出管
には表示窓が設けられ、作動体には移動方向に第1表示
部と第2表示部とが設けられ、作動体の背後の吐出管の
部位には第3表示部が設けられる。作動体の移動位置に
よって、第1表示部が表示窓から透視される第1表示位
置と、第2表示部が表示窓から透視される第2表示位置
と、第3表示部が表示窓から透視される第3表示位置と
を有する。
を小型化し、かつ濾過水の流れをできるだけ阻害しない
ようにした浄水器を提供すること。 【構成】濾過水を吐出する吐出管内に、吐出水の流れと
対向方向にスプリングで付勢された作動体を移動可能に
収納し、作動体の位置によって水量表示を行う。吐出管
には表示窓が設けられ、作動体には移動方向に第1表示
部と第2表示部とが設けられ、作動体の背後の吐出管の
部位には第3表示部が設けられる。作動体の移動位置に
よって、第1表示部が表示窓から透視される第1表示位
置と、第2表示部が表示窓から透視される第2表示位置
と、第3表示部が表示窓から透視される第3表示位置と
を有する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は濾過水を吐出する吐出管
内に、吐出水の流れと対向方向に弾性体で付勢された作
動体を移動可能に収納し、上記作動体の位置によって水
量表示を行うようにした浄水器に関するものである。
内に、吐出水の流れと対向方向に弾性体で付勢された作
動体を移動可能に収納し、上記作動体の位置によって水
量表示を行うようにした浄水器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、内部に活性炭や中空糸膜のような
カートリッジ式濾材を収容し、水栓の吐出管に直接取り
付けて水道水を簡便に濾過できる浄水器が一般家庭で使
用されている。この種の浄水器において、浄水器に内蔵
された濾材は長期使用によって目詰まりを起こし、吐出
される水量が据え付け当初に比べて減少する。ところ
が、外部からでは濾材が目詰まりを起こしたことを判別
できず、濾材の交換時期を誤ることがあった。そこで、
濾過水を吐出する吐出管の先端に透視可能な表示筒を設
け、この表示筒内に濾過水の反流出方向にスプリングで
弾圧された逆止弁作用をする作動弁を設け、この作動弁
の動作を外部より透視可能とした浄水器が提案されてい
る(実公昭52−39781号公報)。
カートリッジ式濾材を収容し、水栓の吐出管に直接取り
付けて水道水を簡便に濾過できる浄水器が一般家庭で使
用されている。この種の浄水器において、浄水器に内蔵
された濾材は長期使用によって目詰まりを起こし、吐出
される水量が据え付け当初に比べて減少する。ところ
が、外部からでは濾材が目詰まりを起こしたことを判別
できず、濾材の交換時期を誤ることがあった。そこで、
濾過水を吐出する吐出管の先端に透視可能な表示筒を設
け、この表示筒内に濾過水の反流出方向にスプリングで
弾圧された逆止弁作用をする作動弁を設け、この作動弁
の動作を外部より透視可能とした浄水器が提案されてい
る(実公昭52−39781号公報)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記浄水器の場合、作
動弁の位置を透明な表示筒から見るだけであるため、ど
の位置が適量であるかを判断しにくい。そのため、表示
筒の一部だけを透明にするとともに、作動弁に直列に3
個の表示部を設け、この表示筒から見える作動弁の表示
部によって濾過水の水量が適量であるか、目詰まりであ
るか、出し過ぎであるかを判断できるようにしたものが
考えられる。しかしながら、これでは作動弁に直列に3
個の表示部を設けなければならないので、作動弁が長く
なるとともに、表示筒と作動弁との隙間が長い距離に亘
って狭くなり、濾過水が流れにくくなるという問題があ
った。ところで、水道水の標準水圧は約1kg/cm2
であり、通常の作動弁の弾性体の付勢力もこの標準水圧
に応じて設定されている。しかしながら、高層住宅の上
層階のように水圧が標準より低い家庭があり、このよう
な水圧が低い家庭では、濾過水が作動弁を押す力が弱い
ため、濾材が目詰まりを起こしていないにもかかわらず
「目詰まり」と表示してしまうことがある。また、水圧
の高い家庭の場合、原水は短時間で濾材収容室を通過す
るので、活性炭との接触時間が短くなり、その結果、塩
素等を十分に除去できないことがある。
動弁の位置を透明な表示筒から見るだけであるため、ど
の位置が適量であるかを判断しにくい。そのため、表示
筒の一部だけを透明にするとともに、作動弁に直列に3
個の表示部を設け、この表示筒から見える作動弁の表示
部によって濾過水の水量が適量であるか、目詰まりであ
るか、出し過ぎであるかを判断できるようにしたものが
考えられる。しかしながら、これでは作動弁に直列に3
個の表示部を設けなければならないので、作動弁が長く
なるとともに、表示筒と作動弁との隙間が長い距離に亘
って狭くなり、濾過水が流れにくくなるという問題があ
った。ところで、水道水の標準水圧は約1kg/cm2
であり、通常の作動弁の弾性体の付勢力もこの標準水圧
に応じて設定されている。しかしながら、高層住宅の上
層階のように水圧が標準より低い家庭があり、このよう
な水圧が低い家庭では、濾過水が作動弁を押す力が弱い
ため、濾材が目詰まりを起こしていないにもかかわらず
「目詰まり」と表示してしまうことがある。また、水圧
の高い家庭の場合、原水は短時間で濾材収容室を通過す
るので、活性炭との接触時間が短くなり、その結果、塩
素等を十分に除去できないことがある。
【0004】そこで、本発明の第1の目的は、濾過水の
水量を3段階表示する場合に、作動体を小型化し、かつ
濾過水の流れをできるだけ阻害しないようにした浄水器
を提供することにある。第2の目的は、水圧が低い家庭
においても、濾過水の適性な水量表示を行えるようにし
た浄水器を提供することにある。第3の目的は、水圧が
高い家庭において、濾材の持つ濾過能力に応じた水量を
濾材収容室に導くことができる浄水器を提供することに
ある。
水量を3段階表示する場合に、作動体を小型化し、かつ
濾過水の流れをできるだけ阻害しないようにした浄水器
を提供することにある。第2の目的は、水圧が低い家庭
においても、濾過水の適性な水量表示を行えるようにし
た浄水器を提供することにある。第3の目的は、水圧が
高い家庭において、濾材の持つ濾過能力に応じた水量を
濾材収容室に導くことができる浄水器を提供することに
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、第1の発明は、濾過水を吐出する吐出管内に、吐出
水の流れと対向方向に弾性体で付勢された作動体を移動
可能に収納し、上記作動体の位置によって水量表示を行
うようにした浄水器において、上記吐出管の内部を外部
より透視可能な表示窓が設けられるとともに、上記作動
体には移動方向に第1表示部と第2表示部とが設けら
れ、上記作動体の背後の吐出管の部位には第3表示部が
設けられ、上記作動体の移動位置によって、作動体の第
1表示部が表示窓から透視される第1表示位置と、作動
体の第2表示部が表示窓から透視される第2表示位置
と、吐出管の第3表示部が表示窓から透視される第3表
示位置とを有するものである。第2の発明は、濾過水を
吐出する吐出管内に、吐出水の流れと対向方向に弾性体
で付勢された作動体を移動可能に収納し、上記作動体の
位置によって水量表示を行うようにした浄水器におい
て、上記作動体の位置を外部より透視可能な表示窓が設
けられ、この表示窓と作動体との相対的な位置関係を調
整可能な調整機構を設けたものである。第3の発明は、
濾過水を吐出する吐出管内に、吐出水の流れと対向方向
に弾性体で付勢された作動体を移動可能に収納し、上記
作動体の位置によって水量表示を行うようにした浄水器
において、濾材収容室に原水を導く流入管の途中に、原
水の流入量を調整可能な流量調整弁を設けたものであ
る。
め、第1の発明は、濾過水を吐出する吐出管内に、吐出
水の流れと対向方向に弾性体で付勢された作動体を移動
可能に収納し、上記作動体の位置によって水量表示を行
うようにした浄水器において、上記吐出管の内部を外部
より透視可能な表示窓が設けられるとともに、上記作動
体には移動方向に第1表示部と第2表示部とが設けら
れ、上記作動体の背後の吐出管の部位には第3表示部が
設けられ、上記作動体の移動位置によって、作動体の第
1表示部が表示窓から透視される第1表示位置と、作動
体の第2表示部が表示窓から透視される第2表示位置
と、吐出管の第3表示部が表示窓から透視される第3表
示位置とを有するものである。第2の発明は、濾過水を
吐出する吐出管内に、吐出水の流れと対向方向に弾性体
で付勢された作動体を移動可能に収納し、上記作動体の
位置によって水量表示を行うようにした浄水器におい
て、上記作動体の位置を外部より透視可能な表示窓が設
けられ、この表示窓と作動体との相対的な位置関係を調
整可能な調整機構を設けたものである。第3の発明は、
濾過水を吐出する吐出管内に、吐出水の流れと対向方向
に弾性体で付勢された作動体を移動可能に収納し、上記
作動体の位置によって水量表示を行うようにした浄水器
において、濾材収容室に原水を導く流入管の途中に、原
水の流入量を調整可能な流量調整弁を設けたものであ
る。
【0006】
【作用】第1の発明において、濾材収容室から吐出され
た濾過水は吐出管を介して外部へ排出される。この時、
濾過水の流速によって作動体は弾性体に抗して押され、
作動体は吐出管にそって移動する。濾材に目詰まりが発
生していない状況で濾材収容室に原水を適量ずつ供給す
れば、作動体の第2表示部が表示窓から見え、「適量」
であること表示する。また、適量以上の原水を供給する
と、作動体が弾性体を大きく撓めるので、作動体の背後
の吐出管に設けた第3表示部が表示窓から見え、「出し
過ぎ」であることを表示する。さらに、濾材に目詰まり
が生じると、濾過水の水量が低下するので、作動体に対
する圧力が低くなり、弾性体の撓み量が少なくなる。そ
のため、表示窓から作動体の第1表示部が見え、「目詰
まり」であることを表示する。なお、「出し過ぎ」は、
上記のように吐出管の第3表示部で表示する場合に限ら
ず、作動体の第1表示部で表示してもよい。したがっ
て、「目詰まり」も作動体の第2表示部に代えて吐出管
の第3表示部で表示してもよい。
た濾過水は吐出管を介して外部へ排出される。この時、
濾過水の流速によって作動体は弾性体に抗して押され、
作動体は吐出管にそって移動する。濾材に目詰まりが発
生していない状況で濾材収容室に原水を適量ずつ供給す
れば、作動体の第2表示部が表示窓から見え、「適量」
であること表示する。また、適量以上の原水を供給する
と、作動体が弾性体を大きく撓めるので、作動体の背後
の吐出管に設けた第3表示部が表示窓から見え、「出し
過ぎ」であることを表示する。さらに、濾材に目詰まり
が生じると、濾過水の水量が低下するので、作動体に対
する圧力が低くなり、弾性体の撓み量が少なくなる。そ
のため、表示窓から作動体の第1表示部が見え、「目詰
まり」であることを表示する。なお、「出し過ぎ」は、
上記のように吐出管の第3表示部で表示する場合に限ら
ず、作動体の第1表示部で表示してもよい。したがっ
て、「目詰まり」も作動体の第2表示部に代えて吐出管
の第3表示部で表示してもよい。
【0007】第2の発明においては、調整機構によって
表示窓と作動体との相対的な位置関係を調整することに
よって、低水圧に対応している。即ち、濾材が新品の時
に吐出水量が「適量」位置になるように、水圧の低い家
庭では調整機構を調整しておく。これによって、低水圧
であっても正確な水量表示を行うことができる。調整機
構としては、作動体を付勢している弾性体のばね力を調
整する方法や、表示窓を作動体の移動方向にスライドさ
せる方法など種々の方法が考えられる。
表示窓と作動体との相対的な位置関係を調整することに
よって、低水圧に対応している。即ち、濾材が新品の時
に吐出水量が「適量」位置になるように、水圧の低い家
庭では調整機構を調整しておく。これによって、低水圧
であっても正確な水量表示を行うことができる。調整機
構としては、作動体を付勢している弾性体のばね力を調
整する方法や、表示窓を作動体の移動方向にスライドさ
せる方法など種々の方法が考えられる。
【0008】さらに、第3の発明では、高水圧に対応す
るため、流量調整弁によって濾材収容室への原水の流入
量を調整可能としてある。即ち、水圧が高い家庭では、
濾材が新品の時に吐出水量が「適量」位置になるように
流量調整弁で流入量を絞っておけば、濾材収容室へ流入
する原水が減少し、標準的な水圧の家庭とほぼ同等な水
量を濾材収容室に導くことができる。これにより、濾材
が本来持っている濾過能力を十分に発揮できる。
るため、流量調整弁によって濾材収容室への原水の流入
量を調整可能としてある。即ち、水圧が高い家庭では、
濾材が新品の時に吐出水量が「適量」位置になるように
流量調整弁で流入量を絞っておけば、濾材収容室へ流入
する原水が減少し、標準的な水圧の家庭とほぼ同等な水
量を濾材収容室に導くことができる。これにより、濾材
が本来持っている濾過能力を十分に発揮できる。
【0009】
【実施例】図1,図2は本発明にかかる浄水器の一例を
示す。この浄水器は、大略、濾材収容室1と水路切換部
2とで構成され、濾材収容室1の内部には濾材である活
性炭3や中空糸膜4などが収納されている。水路切換部
2の上部には、水栓の吐出口と接続される接続口5が設
けられ、この接続口5には吐出口に密着する環状パッキ
ン6が配置されている。接続口5の下部には弁室7が一
体に形成されている。弁室7の一端側(図1の左側)は
閉じられており、他端側は開放している。弁室7の上部
には図2に示すように接続口5と連通する流入口8が形
成され、最下部には原水をそのまま下方へ吐出させるた
めの第1出口9が形成されている。また、弁室7には、
上記第1出口9を間にして片側には水平方向に開口する
第2出口10が形成され、反対側には第3出口(図示せ
ず)形成されている。第2出口10は流入管12(図1
参照)を介して上記濾材収容室1へ連通しており、第3
出口は第1出口9の周囲に形成されたシャワー室13を
介してシャワー穴14へと通じている。
示す。この浄水器は、大略、濾材収容室1と水路切換部
2とで構成され、濾材収容室1の内部には濾材である活
性炭3や中空糸膜4などが収納されている。水路切換部
2の上部には、水栓の吐出口と接続される接続口5が設
けられ、この接続口5には吐出口に密着する環状パッキ
ン6が配置されている。接続口5の下部には弁室7が一
体に形成されている。弁室7の一端側(図1の左側)は
閉じられており、他端側は開放している。弁室7の上部
には図2に示すように接続口5と連通する流入口8が形
成され、最下部には原水をそのまま下方へ吐出させるた
めの第1出口9が形成されている。また、弁室7には、
上記第1出口9を間にして片側には水平方向に開口する
第2出口10が形成され、反対側には第3出口(図示せ
ず)形成されている。第2出口10は流入管12(図1
参照)を介して上記濾材収容室1へ連通しており、第3
出口は第1出口9の周囲に形成されたシャワー室13を
介してシャワー穴14へと通じている。
【0010】上記弁室7の内面の上記出口9,10を設
けた部位には板状のシールパッキン20が嵌め込まれて
いる。上記弁室7内には弁体30が回転可能に挿入さ
れ、弁体30の外周面は上記シールパッキン20の内周
面に圧接している。弁体30には、広口の開口部31
と、開口部31に対して斜め下方の位置に出口穴32と
が形成され、開口部31と出口穴32とは互いに連通し
ている。開口部31は弁体30の全切換位置において流
入口8と相対するように形成され、濾過水使用時には第
2出口10とも相対する。また、出口穴32は第1出口
9または第3出口に対応する大きさに形成されている。
弁体30の弁室7から側方へ突出した端部には、切換レ
バー40が嵌着され、弁室7の開放部側は2重のOリン
グ41,42によってシールされ、弁室7の内部に入っ
た水が外部に漏れ出るのを防止している。流入管12か
ら濾材収容室1へ導かれた原水は、図示しない濾材によ
り濾過される。濾過水は中央の出口52を通り、吐出管
53から外部へ吐出される。
けた部位には板状のシールパッキン20が嵌め込まれて
いる。上記弁室7内には弁体30が回転可能に挿入さ
れ、弁体30の外周面は上記シールパッキン20の内周
面に圧接している。弁体30には、広口の開口部31
と、開口部31に対して斜め下方の位置に出口穴32と
が形成され、開口部31と出口穴32とは互いに連通し
ている。開口部31は弁体30の全切換位置において流
入口8と相対するように形成され、濾過水使用時には第
2出口10とも相対する。また、出口穴32は第1出口
9または第3出口に対応する大きさに形成されている。
弁体30の弁室7から側方へ突出した端部には、切換レ
バー40が嵌着され、弁室7の開放部側は2重のOリン
グ41,42によってシールされ、弁室7の内部に入っ
た水が外部に漏れ出るのを防止している。流入管12か
ら濾材収容室1へ導かれた原水は、図示しない濾材によ
り濾過される。濾過水は中央の出口52を通り、吐出管
53から外部へ吐出される。
【0011】図3に示すように、吐出管53の内部には
作動体54が移動自在に収納され、作動体54を吐出水
の流れと対向方向に付勢するスプリング(弾性体)55
が配置されている。上記作動体54はスプリング55に
よって常時は出口52に当接しており、出口52を僅か
に開いている。作動体54には黄色の第1着色部(第1
表示部)54aと青色の第2着色部(第2表示部)54
bとがその移動方向に直列に設けられている。また、吐
出管53は透明管よりなり、その上面側には不透明なカ
バー56から露出する表示窓53aが一体に形成されて
いる。また、吐出管53の下面側、つまり作動体54の
背後の吐出管53の部位には第3表示部である赤色の着
色面53bが設けられている。
作動体54が移動自在に収納され、作動体54を吐出水
の流れと対向方向に付勢するスプリング(弾性体)55
が配置されている。上記作動体54はスプリング55に
よって常時は出口52に当接しており、出口52を僅か
に開いている。作動体54には黄色の第1着色部(第1
表示部)54aと青色の第2着色部(第2表示部)54
bとがその移動方向に直列に設けられている。また、吐
出管53は透明管よりなり、その上面側には不透明なカ
バー56から露出する表示窓53aが一体に形成されて
いる。また、吐出管53の下面側、つまり作動体54の
背後の吐出管53の部位には第3表示部である赤色の着
色面53bが設けられている。
【0012】上記流入管12の途中には、図4に示すコ
ック式の流量調整弁60が設けられている。この弁60
は、流入穴62と流出穴63とを有するテーパ部61に
回転可能に配置されており、水圧によって弁60が遊回
転しないように一定の回転抵抗を与えられている。弁6
0の下部には連通穴60aが設けられ、弁60の上端に
は撮み部60bが設けられている。この撮み部60bを
回して連通穴60aと流入穴62および流出穴63との
連通面積を変えることにより、濾材収容室1に流入する
原水の流量を調整できるようになっている。
ック式の流量調整弁60が設けられている。この弁60
は、流入穴62と流出穴63とを有するテーパ部61に
回転可能に配置されており、水圧によって弁60が遊回
転しないように一定の回転抵抗を与えられている。弁6
0の下部には連通穴60aが設けられ、弁60の上端に
は撮み部60bが設けられている。この撮み部60bを
回して連通穴60aと流入穴62および流出穴63との
連通面積を変えることにより、濾材収容室1に流入する
原水の流量を調整できるようになっている。
【0013】ここで、上記構造の浄水器の動作を説明す
る。弁体7を開いて濾材収容室1に原水を導くと、原水
は濾材3,4によって塩素や不純物等が吸着濾過され、
濾過水が吐出管53から吐出される。濾過水の吐出流量
が適量である場合には、濾過水が作動体54をスプリン
グ55に抗して押すので、表示窓53aには作動体54
の第2着色部54bが見える。したがって、「適量」で
あることを確認できる。また、浄水器をある期間使用す
ると、濾材3,4に目詰まりが生じてくる。この場合に
は、濾過水の吐出量が少なくなるので、スプリング55
のばね力により作動体54は出口52に当接または近接
する。そのため、表示窓53bからは第1着色部54a
のみが見える。これは「目詰まり」状態であり、新しい
濾材3,4と交換する必要がある。一方、濾過水が適量
以上吐出されている場合には、作動体54を押す力が大
きくなり、作動体54は表示窓53aの位置から外れる
ので、表示窓53aからは背後の着色面53aが見え
る。この状態は「出し過ぎ」であり、水栓の開度を絞っ
て原水流入量を調整すればよい。なお、水道水の水圧が
高過ぎる家庭の場合、通常の使用状態においても濾材収
容室1に流入する原水の流量が多過ぎ、原水中の塩素な
どが十分に除去されないことがある。この場合には、浄
水器の据え付け時において「適量」になるように流量調
整弁60で流量を調整しておく。これにより、水栓を常
に全開位置にしても濾材収容室1へ導かれる原水の流量
が制限されるので、濾材3,4の濾過能力を最大限発揮
できるとともに、水栓の開度を一々調整する必要がなく
なる。
る。弁体7を開いて濾材収容室1に原水を導くと、原水
は濾材3,4によって塩素や不純物等が吸着濾過され、
濾過水が吐出管53から吐出される。濾過水の吐出流量
が適量である場合には、濾過水が作動体54をスプリン
グ55に抗して押すので、表示窓53aには作動体54
の第2着色部54bが見える。したがって、「適量」で
あることを確認できる。また、浄水器をある期間使用す
ると、濾材3,4に目詰まりが生じてくる。この場合に
は、濾過水の吐出量が少なくなるので、スプリング55
のばね力により作動体54は出口52に当接または近接
する。そのため、表示窓53bからは第1着色部54a
のみが見える。これは「目詰まり」状態であり、新しい
濾材3,4と交換する必要がある。一方、濾過水が適量
以上吐出されている場合には、作動体54を押す力が大
きくなり、作動体54は表示窓53aの位置から外れる
ので、表示窓53aからは背後の着色面53aが見え
る。この状態は「出し過ぎ」であり、水栓の開度を絞っ
て原水流入量を調整すればよい。なお、水道水の水圧が
高過ぎる家庭の場合、通常の使用状態においても濾材収
容室1に流入する原水の流量が多過ぎ、原水中の塩素な
どが十分に除去されないことがある。この場合には、浄
水器の据え付け時において「適量」になるように流量調
整弁60で流量を調整しておく。これにより、水栓を常
に全開位置にしても濾材収容室1へ導かれる原水の流量
が制限されるので、濾材3,4の濾過能力を最大限発揮
できるとともに、水栓の開度を一々調整する必要がなく
なる。
【0014】図5,図6は本発明にかかる浄水器の第2
実施例を示す。この実施例では、吐出管70を透明管で
形成するとともに、吐出管70の一端側にばね受け具7
1を螺合させ、このばね受け具71と作動体72との間
にスプリング73を配置してある。また、吐出管70の
上面を覆う不透明なカバー74には、吐出管70の長手
方向に延びるスライド溝74aを設け、この溝74aに
窓板75をスライド可能に取り付けてある。窓板75に
は、中央部に透明な表示窓75aが設けられ、両端部が
不透明部となっている。作動体72には色の異なる第1
表示部72aと第2表示部72bとが設けられ、吐出管
70の背面には第1,第2表示部と異なる色の着色面7
6(第3表示部)が設けられている。
実施例を示す。この実施例では、吐出管70を透明管で
形成するとともに、吐出管70の一端側にばね受け具7
1を螺合させ、このばね受け具71と作動体72との間
にスプリング73を配置してある。また、吐出管70の
上面を覆う不透明なカバー74には、吐出管70の長手
方向に延びるスライド溝74aを設け、この溝74aに
窓板75をスライド可能に取り付けてある。窓板75に
は、中央部に透明な表示窓75aが設けられ、両端部が
不透明部となっている。作動体72には色の異なる第1
表示部72aと第2表示部72bとが設けられ、吐出管
70の背面には第1,第2表示部と異なる色の着色面7
6(第3表示部)が設けられている。
【0015】この浄水器の据え付け時において、水栓を
開いて吐出管70から濾過水を流しながら、「適量」位
置、つまり作動体72の第2表示部72bが表示窓75
aに対応するように、バネ受け具71を回してスプリン
グ73の付勢力を弱く調整する。このようにすれば、水
圧が低い家庭でも使用初期に「目詰まり」と表示される
のを防止できるとともに、濾材が実際に目詰まりを起こ
した場合には、作動体72の第1表示部72aが表示窓
75aに現れるので、「目詰まり」を正確に表示でき
る。なお、低水圧の家庭では「出し過ぎ」の表示は基本
的に不要であるが、水圧の変動も考慮し、「出し過ぎ」
表示を追加してもよい。その場合、濾過水の吐出量が多
過ぎたときは、作動体72が表示窓75aの位置より図
5の右方へ移動するので、吐出管70に設けた着色面7
6が表示窓75aに現れ、「出し過ぎ」であることを表
示できる。また、上記のようにスプリング73の付勢力
を調整する方法のほか、窓板75をスライドさせて調整
してもよい。この場合には、低水圧の家庭では窓板75
を図7の左側へ移動させ、作動体72の少しの移動量で
「適量」位置となるように調整すればよい。なお、上記
実施例ではばね受け具71によるスプリング力の調整機
構と、スライド可能な窓板75による表示窓の調整機構
とを一体的に設けた例を示したが、いずれか一方のみを
設けてもよいことは勿論である。
開いて吐出管70から濾過水を流しながら、「適量」位
置、つまり作動体72の第2表示部72bが表示窓75
aに対応するように、バネ受け具71を回してスプリン
グ73の付勢力を弱く調整する。このようにすれば、水
圧が低い家庭でも使用初期に「目詰まり」と表示される
のを防止できるとともに、濾材が実際に目詰まりを起こ
した場合には、作動体72の第1表示部72aが表示窓
75aに現れるので、「目詰まり」を正確に表示でき
る。なお、低水圧の家庭では「出し過ぎ」の表示は基本
的に不要であるが、水圧の変動も考慮し、「出し過ぎ」
表示を追加してもよい。その場合、濾過水の吐出量が多
過ぎたときは、作動体72が表示窓75aの位置より図
5の右方へ移動するので、吐出管70に設けた着色面7
6が表示窓75aに現れ、「出し過ぎ」であることを表
示できる。また、上記のようにスプリング73の付勢力
を調整する方法のほか、窓板75をスライドさせて調整
してもよい。この場合には、低水圧の家庭では窓板75
を図7の左側へ移動させ、作動体72の少しの移動量で
「適量」位置となるように調整すればよい。なお、上記
実施例ではばね受け具71によるスプリング力の調整機
構と、スライド可能な窓板75による表示窓の調整機構
とを一体的に設けた例を示したが、いずれか一方のみを
設けてもよいことは勿論である。
【0016】本発明は上記実施例に限定するものではな
く、その趣旨を逸脱しない範囲で種々変更が可能であ
る。吐出管全体を透明体で形成したが、吐出管の表示窓
部のみを透明とし、他の部位を透視不能な色で着色した
り、メッキ処理を施してもよい。また、第1実施例にお
いて、吐出管に突出した表示管を設けず、表示管を平坦
として吐出管を覆うカバー部材に窓穴のみあるいは表示
窓を設けてもよい。その場合、吐出管とカバー部材を近
接した方が効果的である。表示部の表示方法としては、
着色に限らず、図7に示すように作動体80に「目詰ま
り」,「適量」,「出し過ぎ」などの文字で表示しても
よく、○や△などの記号、形状など如何なる方法で表示
してもよい。この場合、作動体および吐出管は非円形で
形成してももよい。流入管に設けられる流量調整弁は、
実施例のようなコック式の手動調整弁に限らず、原水の
流入量を絞ることができる調整弁であれば如何なる弁で
あってもよい。
く、その趣旨を逸脱しない範囲で種々変更が可能であ
る。吐出管全体を透明体で形成したが、吐出管の表示窓
部のみを透明とし、他の部位を透視不能な色で着色した
り、メッキ処理を施してもよい。また、第1実施例にお
いて、吐出管に突出した表示管を設けず、表示管を平坦
として吐出管を覆うカバー部材に窓穴のみあるいは表示
窓を設けてもよい。その場合、吐出管とカバー部材を近
接した方が効果的である。表示部の表示方法としては、
着色に限らず、図7に示すように作動体80に「目詰ま
り」,「適量」,「出し過ぎ」などの文字で表示しても
よく、○や△などの記号、形状など如何なる方法で表示
してもよい。この場合、作動体および吐出管は非円形で
形成してももよい。流入管に設けられる流量調整弁は、
実施例のようなコック式の手動調整弁に限らず、原水の
流入量を絞ることができる調整弁であれば如何なる弁で
あってもよい。
【0017】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、第1の発
明によれば、作動体に第1表示部と第2表示部とを設
け、作動体の背後の吐出管の部位に第3表示部を設ける
ことにより、作動体の位置によって3段階の表示が行え
るようにしている。そのため、作動体に3個の表示部を
設ける場合に比べて作動体の長さを短くできるととも
に、作動体と吐出管との隙間の狭い箇所の長さを短くで
き、濾過水の流路抵抗を低減できる。また、第2の発明
によれば、表示窓と作動体との相対的な位置関係を調整
可能な調整機構を設けたので、水圧が低い家庭の場合
に、濾材が目詰まりを起こしていないにもかかわらず
「目詰まり」と表示してしまう不具合を解消でき、常に
適正な水量表示を行うことができる。さらに、第3の発
明によれば、流入管の途中に原水の流入量を調整可能な
流量調整弁を設けたので、水圧が高い家庭においては流
入量を絞ることにより、濾材の持つ濾過能力に応じた水
量を濾材収容室に導くことができ、安定した水質の濾過
水を得ることができる。
明によれば、作動体に第1表示部と第2表示部とを設
け、作動体の背後の吐出管の部位に第3表示部を設ける
ことにより、作動体の位置によって3段階の表示が行え
るようにしている。そのため、作動体に3個の表示部を
設ける場合に比べて作動体の長さを短くできるととも
に、作動体と吐出管との隙間の狭い箇所の長さを短くで
き、濾過水の流路抵抗を低減できる。また、第2の発明
によれば、表示窓と作動体との相対的な位置関係を調整
可能な調整機構を設けたので、水圧が低い家庭の場合
に、濾材が目詰まりを起こしていないにもかかわらず
「目詰まり」と表示してしまう不具合を解消でき、常に
適正な水量表示を行うことができる。さらに、第3の発
明によれば、流入管の途中に原水の流入量を調整可能な
流量調整弁を設けたので、水圧が高い家庭においては流
入量を絞ることにより、濾材の持つ濾過能力に応じた水
量を濾材収容室に導くことができ、安定した水質の濾過
水を得ることができる。
【図1】本発明にかかる浄水器の一例の一部断面平面図
である。
である。
【図2】図1のA−A線断面図である。
【図3】図1のB−B線拡大断面図である。
【図4】図1のC−C線断面図である。
【図5】本発明の第2実施例の吐出管部分の縦断面図で
ある。
ある。
【図6】図5のD−D線断面図である。
【図7】作動体の他の実施例の斜視図である。
1 濾材収容室 2 水路切換部 12 流入管 53 吐出管 53a 表示窓 53b 着色面(第3表示部) 54 作動体 54a 第1着色部(第1表示部) 54b 第2着色部(第2表示部) 55 スプリング(弾性体) 60 流量調整弁 71 ばね受け具 75 窓板 75a 表示窓
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年2月8日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正内容】
【0006】
【作用】第1の発明において、濾材収容室から吐出され
た濾過水は吐出管を介して外部へ排出される。この時、
濾過水の流速によって作動体は弾性体に抗して押され、
作動体は吐出管にそって移動する。濾材に目詰まりが発
生していない状況で濾材収容室に原水を適量ずつ供給す
れば、作動体の第2表示部が表示窓から見え、「適量」
であること表示する。また、適量以上の原水を供給する
と、作動体が弾性体を大きく撓めるので、作動体の背後
の吐出管に設けた第3表示部が表示窓から見え、「出し
過ぎ」であることを表示する。さらに、濾材に目詰まり
が生じると、濾過水の水量が低下するので、作動体に対
する圧力が低くなり、弾性体の撓み量が少なくなる。そ
のため、表示窓から作動体の第1表示部が見え、「目詰
まり」であることを表示する。なお、「出し過ぎ」は、
上記のように吐出管の第3表示部で表示する場合に限ら
ず、作動体の第2表示部で表示してもよい。したがっ
て、「目詰まり」も作動体の第1表示部に代えて吐出管
の第3表示部で表示してもよい。
た濾過水は吐出管を介して外部へ排出される。この時、
濾過水の流速によって作動体は弾性体に抗して押され、
作動体は吐出管にそって移動する。濾材に目詰まりが発
生していない状況で濾材収容室に原水を適量ずつ供給す
れば、作動体の第2表示部が表示窓から見え、「適量」
であること表示する。また、適量以上の原水を供給する
と、作動体が弾性体を大きく撓めるので、作動体の背後
の吐出管に設けた第3表示部が表示窓から見え、「出し
過ぎ」であることを表示する。さらに、濾材に目詰まり
が生じると、濾過水の水量が低下するので、作動体に対
する圧力が低くなり、弾性体の撓み量が少なくなる。そ
のため、表示窓から作動体の第1表示部が見え、「目詰
まり」であることを表示する。なお、「出し過ぎ」は、
上記のように吐出管の第3表示部で表示する場合に限ら
ず、作動体の第2表示部で表示してもよい。したがっ
て、「目詰まり」も作動体の第1表示部に代えて吐出管
の第3表示部で表示してもよい。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0013
【補正方法】変更
【補正内容】
【0013】ここで、上記構造の浄水器の動作を説明す
る。弁体7を開いて濾材収容室1に原水を導くと、原水
は図示しない濾材によって塩素や不純物等が吸着濾過さ
れ、濾過水が吐出管53から吐出される。濾過水の吐出
流量が適量である場合には、濾過水が作動体54をスプ
リング55に抗して押すので、表示窓53aには作動体
54の第2着色部54bが見える。したがって、「適
量」であることを確認できる。また、浄水器をある期間
使用すると、濾材3,4に目詰まりが生じてくる。この
場合には、濾過水の吐出量が少なくなるので、スプリン
グ55のばね力により作動体54は出口52に当接また
は近接する。そのため、表示窓53bからは第1着色部
54aのみが見える。これは「目詰まり」状態であり、
新しい濾材と交換する必要がある。一方、濾過水が適量
以上吐出されている場合には、作動体54を押す力が大
きくなり、作動体54は表示窓53aの位置から外れる
ので、表示窓53aからは背後の着色面53bが見え
る。この状態は「出し過ぎ」であり、水栓の開度を絞っ
て原水流入量を調整すればよい。なお、水道水の水圧が
高過ぎる家庭の場合、通常の使用状態においても濾材収
容室1に流入する原水の流量が多過ぎ、原水中の塩素な
どが十分に除去されないことがある。この場合には、浄
水器の据え付け時において「適量」になるように流量調
整弁60で流量を調整しておく。これにより、水栓を常
に全開位置にしても濾材収容室1へ導かれる原水の流量
が制限されるので、濾材の濾過能力を最大限発揮できる
とともに、水栓の開度を一々調整する必要がなくなる。
る。弁体7を開いて濾材収容室1に原水を導くと、原水
は図示しない濾材によって塩素や不純物等が吸着濾過さ
れ、濾過水が吐出管53から吐出される。濾過水の吐出
流量が適量である場合には、濾過水が作動体54をスプ
リング55に抗して押すので、表示窓53aには作動体
54の第2着色部54bが見える。したがって、「適
量」であることを確認できる。また、浄水器をある期間
使用すると、濾材3,4に目詰まりが生じてくる。この
場合には、濾過水の吐出量が少なくなるので、スプリン
グ55のばね力により作動体54は出口52に当接また
は近接する。そのため、表示窓53bからは第1着色部
54aのみが見える。これは「目詰まり」状態であり、
新しい濾材と交換する必要がある。一方、濾過水が適量
以上吐出されている場合には、作動体54を押す力が大
きくなり、作動体54は表示窓53aの位置から外れる
ので、表示窓53aからは背後の着色面53bが見え
る。この状態は「出し過ぎ」であり、水栓の開度を絞っ
て原水流入量を調整すればよい。なお、水道水の水圧が
高過ぎる家庭の場合、通常の使用状態においても濾材収
容室1に流入する原水の流量が多過ぎ、原水中の塩素な
どが十分に除去されないことがある。この場合には、浄
水器の据え付け時において「適量」になるように流量調
整弁60で流量を調整しておく。これにより、水栓を常
に全開位置にしても濾材収容室1へ導かれる原水の流量
が制限されるので、濾材の濾過能力を最大限発揮できる
とともに、水栓の開度を一々調整する必要がなくなる。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0015
【補正方法】変更
【補正内容】
【0015】この浄水器の据え付け時において、水栓を
開いて吐出管70から濾過水を流しながら、「適量」位
置、つまり作動体72の第2表示部72bが表示窓75
aに対応するように、バネ受け具71を回してスプリン
グ73の付勢力を弱く調整する。このようにすれば、水
圧が低い家庭でも使用初期に「目詰まり」と表示される
のを防止できるとともに、濾材が実際に目詰まりを起こ
した場合には、作動体72の第1表示部72aが表示窓
75aに現れるので、「目詰まり」を正確に表示でき
る。なお、低水圧の家庭では「出し過ぎ」の表示は基本
的に不要であるが、水圧の変動も考慮し、「出し過ぎ」
表示を追加してもよい。その場合、濾過水の吐出量が多
過ぎたときは、作動体72が表示窓75aの位置より図
5の右方へ移動するので、吐出管70に設けた着色面7
6が表示窓75aに現れ、「出し過ぎ」であることを表
示できる。また、上記のようにスプリング73の付勢力
を調整する方法のほか、窓板75をスライドさせて調整
してもよい。この場合には、低水圧の家庭では窓板75
を図5の左側へ移動させ、作動体72の少しの移動量で
「適量」位置となるように調整すればよい。なお、上記
実施例ではばね受け具71によるスプリング力の調整機
構と、スライド可能な窓板75による表示窓の調整機構
とを一体的に設けた例を示したが、いずれか一方のみを
設けてもよいことは勿論である。
開いて吐出管70から濾過水を流しながら、「適量」位
置、つまり作動体72の第2表示部72bが表示窓75
aに対応するように、バネ受け具71を回してスプリン
グ73の付勢力を弱く調整する。このようにすれば、水
圧が低い家庭でも使用初期に「目詰まり」と表示される
のを防止できるとともに、濾材が実際に目詰まりを起こ
した場合には、作動体72の第1表示部72aが表示窓
75aに現れるので、「目詰まり」を正確に表示でき
る。なお、低水圧の家庭では「出し過ぎ」の表示は基本
的に不要であるが、水圧の変動も考慮し、「出し過ぎ」
表示を追加してもよい。その場合、濾過水の吐出量が多
過ぎたときは、作動体72が表示窓75aの位置より図
5の右方へ移動するので、吐出管70に設けた着色面7
6が表示窓75aに現れ、「出し過ぎ」であることを表
示できる。また、上記のようにスプリング73の付勢力
を調整する方法のほか、窓板75をスライドさせて調整
してもよい。この場合には、低水圧の家庭では窓板75
を図5の左側へ移動させ、作動体72の少しの移動量で
「適量」位置となるように調整すればよい。なお、上記
実施例ではばね受け具71によるスプリング力の調整機
構と、スライド可能な窓板75による表示窓の調整機構
とを一体的に設けた例を示したが、いずれか一方のみを
設けてもよいことは勿論である。
Claims (3)
- 【請求項1】濾過水を吐出する吐出管内に、吐出水の流
れと対向方向に弾性体で付勢された作動体を移動可能に
収納し、上記作動体の位置によって水量表示を行うよう
にした浄水器において、 上記吐出管の内部を外部より透視可能な表示窓が設けら
れるとともに、上記作動体には移動方向に第1表示部と
第2表示部とが設けられ、上記作動体の背後の吐出管の
部位には第3表示部が設けられ、上記作動体の移動位置
によって、作動体の第1表示部が表示窓から透視される
第1表示位置と、作動体の第2表示部が表示窓から透視
される第2表示位置と、吐出管の第3表示部が表示窓か
ら透視される第3表示位置とを有することを特徴とする
浄水器。 - 【請求項2】濾過水を吐出する吐出管内に、吐出水の流
れと対向方向に弾性体で付勢された作動体を移動可能に
収納し、上記作動体の位置によって水量表示を行うよう
にした浄水器において、 上記作動体の位置を外部より透視可能な表示窓が設けら
れ、この表示窓と作動体との相対的な位置関係を調整可
能な調整機構を設けたことを特徴とする浄水器。 - 【請求項3】濾過水を吐出する吐出管内に、吐出水の流
れと対向方向に弾性体で付勢された作動体を移動可能に
収納し、上記作動体の位置によって水量表示を行うよう
にした浄水器において、 濾材収容室に原水を導く流入管の途中に、原水の流入量
を調整可能な流量調整弁を設けたことを特徴とする浄水
器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4333467A JP2830966B2 (ja) | 1992-11-18 | 1992-11-18 | 浄水器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4333467A JP2830966B2 (ja) | 1992-11-18 | 1992-11-18 | 浄水器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06154742A true JPH06154742A (ja) | 1994-06-03 |
JP2830966B2 JP2830966B2 (ja) | 1998-12-02 |
Family
ID=18266406
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4333467A Expired - Lifetime JP2830966B2 (ja) | 1992-11-18 | 1992-11-18 | 浄水器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2830966B2 (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS48100058U (ja) * | 1972-02-23 | 1973-11-26 | ||
JPS60220184A (ja) * | 1984-04-16 | 1985-11-02 | Sanyo Electric Co Ltd | 浄水器 |
-
1992
- 1992-11-18 JP JP4333467A patent/JP2830966B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS48100058U (ja) * | 1972-02-23 | 1973-11-26 | ||
JPS60220184A (ja) * | 1984-04-16 | 1985-11-02 | Sanyo Electric Co Ltd | 浄水器 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2830966B2 (ja) | 1998-12-02 |
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