JPH06154333A - 脳波増強方法 - Google Patents

脳波増強方法

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JPH06154333A
JPH06154333A JP4352748A JP35274892A JPH06154333A JP H06154333 A JPH06154333 A JP H06154333A JP 4352748 A JP4352748 A JP 4352748A JP 35274892 A JP35274892 A JP 35274892A JP H06154333 A JPH06154333 A JP H06154333A
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JP
Japan
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user
frequency
waves
signals
wave
Prior art date
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Pending
Application number
JP4352748A
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English (en)
Inventor
Takashi Kuno
尚 久野
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NOURIYOKU KAIHATSU KENKYUSHO K
NOURIYOKU KAIHATSU KENKYUSHO KK
Original Assignee
NOURIYOKU KAIHATSU KENKYUSHO K
NOURIYOKU KAIHATSU KENKYUSHO KK
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Publication date
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  • Measurement And Recording Of Electrical Phenomena And Electrical Characteristics Of The Living Body (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 α波脳波の強化を快適に、かつ、安価な装置
で達成することができる方法を得ることを主な特徴とす
る。 【構成】 振幅変調器1、2の入力に音楽、自然音など
任意のステレオ信号R、Lが与えられ、その出力はヘッ
ドホン3、4から使用者の両耳に加えられる。発振器5
からは使用者のα波固有周波数に相当する変調波を発生
させ、一方はそのまま、他方は位相反転器6を経て、そ
れぞれ変調器1、2に加えられる。このように使用者の
α波脳波の固有周波数でステレオ信号に互いに逆位相の
振幅変調をかけ、この信号を使用者に聴取させる。使用
者は自分の聞きたいステレオ信号でα波脳波の増強を達
成する。 【効果】 使用者は、随時信号を変えることにより、い
つでも、どこででも快適にα波強化を図ることができ
る。また、用いる装置は、回路構成上、高級部品を要せ
ず、低コストであり、電池消耗も少ない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、脳波増強方法に関
し、特に、α波脳波を強化するための脳波増強方法に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】個人の知能活動を活性化するためには、
脳波のうちびα波を強化することが有効であるといわれ
ている。従来、α波を強化する方法は数多くあるが、大
部分は思念、行(ぎょう)、瞑想などにより精神統一を
行って内的にα波の強化を図る訓練によるものであっ
た。この方法は体得に時間がかかり、コツをつかむのが
困難なことがあり、とくに懐疑的人間には適用し難い欠
点があった。
【0003】また、α波を強化するアクテイブの方法と
して、約150Hzのステレオ信号(音声)の双方に、
個人の固有α周波数の周波数差を与え、頭脳内でα周波
数の唸音(ビート)を発生させるものがあり、相応の効
果が確認されている。この方法は、特許第159996
8号により周知であり、これを図5を参照して説明する
と、ステレオ信号の一方を略150Hzの信号f(略
正弦波)とし、他方をα周波数fαだけ異なった信号f
を出し、同時に両耳で聴取させる。α周波数は個差が
あるが、9〜13Hz程度の範囲内にある。
【0004】上記の両耳聴取により、脳内でα周波数の
左右両脳の干渉がおこり、その結果、α周波数の脳波、
すなはちα脳波が強化されるとされている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】以上のようなビート方
式による従来の脳波増強方法は、α脳波強化の効用は認
められており、作用は確実である。しかし信号音が15
0Hzの持続信号であって、あまり快適な音色とはいえ
ず、不快や疲労を感じることもあり、飽き易いという問
題点があった。また、α周波数だけ異なる2信号を安定
して発生させる装置は電子回路上やゝ高度で、コストが
上昇し、電池の消耗も増大するなどの問題点もあった。
【0006】この発明は、かかる問題点を解消するため
になされたもので、快適にα脳波の強化を達成すること
ができ、かつ、低コストで電池の消耗も少ない装置で足
りる脳波増強方法を得ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明に係る脳波増強
方法は、対象とする個人のα波脳波の固有周波数で音楽
などのステレオ信号の双方に互いに逆位相の振幅変調を
かけ、この信号を当該個人に聴取させてα脳波を増強す
る。
【0008】この発明の他の発明に係る脳波増強方法
は、脳波を採取してそのうちの優位周波数を検出し、こ
の周波数を当該個人の固有周波数とするものである。
【0009】この発明のさらに他の発明に係る脳波増強
方法は、振幅変調の適用周波数範囲を音声帯域のうち1
KHz以下に限定する。
【0010】
【作用】この発明においては、従来の方法と同様にステ
レオ信号の相互干渉を活用するものであるが、信号を特
定せず、一般のステレオ信号、たとえば音楽音、自然
音、ナレーション等をそのまま用いる。これによって対
象個人は、自分のききたい信号でα波増強を図ることが
できる。また、用いる装置は、回路構成上、高級な部品
を使う必要がない。
【0011】
【実施例】
実施例1.以下、この発明の実施例1を、図1を参照し
て説明する。図において、2組の振幅変調器1、2の入
力にはステレオ信号R、Lが与えられる。その出力はス
テレオヘッドホン3、4に加えられ、使用者の両耳に同
時に信号が加えられる。個人のα波固有周波数に相当す
る変調波は発振器5により発生させ、一方はそのまま、
他方は位相反転器6を通してそれぞれ変調器1、2に加
えられる。発振器5の発振周波数はα波周波数をカバー
する範囲で可変とする。一般的には9〜13Hzとす
る。
【0012】この装置の両出力の波形を図2に示す。被
変調信号は図においては持続信号であるように示してい
る。被変調信号、すなはち入力信号R、Lは、前述した
ように一般ステレオ音声信号であれば何でもよく、ステ
レオ音楽、ナレーション、自然音等であるほうが望まし
い。
【0013】これによって使用者は、自分のききたい信
号でα波強化を図ることができ、かつ、随時信号を変え
ることによって、いつでも、どこでもα波の強化を達成
でき、従来のヘッドホンステレオの活用と同様に活用が
できる。
【0014】また、使用装置は、回路構成上、高級の部
品を使う必要がないため、コストは低下し、電池消耗も
最低にすることができる。
【0015】実施例2.この発明では、対象個人のα波
固有周波数をあらかじめ知っておき、これに発振器5の
周波数を調整する必要がある。個人のα波固有周波数を
知るには、あらかじめ当人を瞑想状態にし、脳波を採取
して優勢周波数を検出する。実施例2は、その作用を自
動的に行うもので、図3を参照して説明する。図3の上
方部分は図1の構成と全く同様である。ここでは図1の
発振器5に代わって電圧制御発振器(VCO)10が用
いられる。
【0016】図において、電極11、12を使用者の全
額部に装着し脳波計13で増幅して帯域フィルタ(BP
F)14を通し、位相検波器(PD)15の一方入力に
与える。PD15の他方の入力にはVCO10の信号を
加え、その両者の位相差を検出する。PD15の出力、
すなはち両信号の位相差は低域フイルタ(LPF)16
を通してVCO10の入力に加え、VCO10の周波数
を制御する。このVCO10、PD15、LPF16は
周知の位相ロックループ(PLL)を構成しており、こ
の構成によりBPF14の出力とVCO10の発振周波
数とは同一になる。
【0017】BPF14の帯域は9〜13Hzとしα周
波数範囲に合致させる。VCO10の自走周波数(LP
F16の出力がないときの発振周波数)を9〜13Hz
の中間、略11Hz程度におく。
【0018】以上の構成により、使用者がヘッドホン
3、4から信号音を聞く。このとき両出力信号はVCO
10の自走による11Hzで振幅変調されている(いう
までもなく左右の変調位相は逆となっている)。したが
って左右音源方向性が11Hzで振れ動くように聴取ら
れる。この状態で使用者の脳波に変化があらわれ、α波
が優勢になりはじめると、その信号は電極11、12に
より取り出され、脳波計13により増幅され、BPF1
4を通過してPD15の一方の入力に加えられ、PLL
の効果によってVCO10の周波数が使用者のα周波数
に合致する。変調周波数がα周波数に合致すると、使用
者のα波はますます増強されるので、この効果はどんど
ん増大する。すなはち正のフィードバックが作用する。
【0019】なお、一度使用者のα周波数が確定されて
しまえば、次回以後はこの全ループを使う必要がないか
ら、このときのLPF16の出力電圧(直流)をメモリ
しておき、VCO10をこれで固定してしまってもよ
い。
【0020】実施例3.実施例2における装置は、変調
度が大きいときに主として信号音の高域持続音(例えば
拍手音、波の音など)に対して変調効果が耳につき、時
には不快を感じることがある。実施例3はこれを解消す
るもので、図4において、R、Lよりの入力信号はそれ
ぞれ低域フィルタ(LP)20、21および高域フィル
タ(HP)22、23により分離される。LP20、2
1を通った信号は変調器1、2に加えられる。変調器
1、2の作用については先に述べたものと同様である。
変調器1、2の出力は混合器(MIX)24、25によ
ってそれぞれHP22、23を通った信号と混合されて
ヘッドホン3、4に与えられる。
【0021】この実施例によれば、信号R、LのうちL
P20、21を通った成分のみに変調がかけられる。α
波増強に有効なのは音声信号のうち低い周波数成分であ
るので、どんな音声信号を用いても不快感がなく、α波
増強効果の大きい信号を得ることができる。ここでL
P、HPの遮断周波数は200Hz〜1KHzが適当で
ある。
【0022】
【発明の効果】この発明によれば、個人の脳波固有周波
数でステレオ信号の双方に互いに逆位相の振幅変調をか
けて聴取させるようにしたので、α脳波の増強が快適の
うちに達成される。また、用いる装置は極めて一般的な
素子で構成することができるので、市販のポケット型ヘ
ッドホンテープレコーダに容易に内装することもでき、
製造コストも極めて低く、電池の消耗も少なくできる。
【0023】この発明の他の発明によれば、脳波のうち
の優位周波数を固有周波数とすることにより、α波脳波
の増強効果をさらに高めることができる。
【0024】この発明のさらに他の発明によれば、振幅
変調の適用周波数範囲を1KHz以下とすることによ
り、どのような音声信号を用いても不快感がなく、α波
増強効果の大きい信号を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例1を説明するための結線図で
ある。
【図2】この発明の実施例1の作用を示した波形線図で
ある。
【図3】この発明の実施例2を説明するための結線図で
ある。
【図4】この発明の実施例3を説明するための結線図で
ある。
【図5】従来の脳波増強方法の作用を示した波形線図で
ある。
【符号の説明】
1、2 振幅変調器 3、4 ヘッドホン 5 発振器 6 位相反転器 10 電圧制御発振器(VCO) 11、12 電極 13 脳波計 14 帯域フィルタ(BPF) 15 位相検波器(PD) 16 低域フィルタ(LPF) 20、21 低域フィルタ(LP) 22、23 高域フィルタ(HP) 24、25 混合器(MIX)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 個人のα波脳波の固有周波数で任意のス
    テレオ信号の双方に互いに逆位相の振幅変調をかけ、こ
    の変調された信号を前記個人に聴取させて前記固有周波
    数の脳波を増強させる脳波増強方法。
  2. 【請求項2】 採取した脳波のうちの優位周波数を検出
    し、この優位周波数を固有周波数とすることを特徴とす
    る請求項1記載の脳波増強方法。
  3. 【請求項3】 振幅変調の適用周波数範囲を、音声帯域
    のうち1KHz以下としたことを特徴とする請求項1ま
    たは請求項2記載の脳波増強方法。
JP4352748A 1992-11-24 1992-11-24 脳波増強方法 Pending JPH06154333A (ja)

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JP4352748A JPH06154333A (ja) 1992-11-24 1992-11-24 脳波増強方法

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011517602A (ja) * 2008-04-11 2011-06-16 チャン,ダニエル,ウォンチョル 脳エントレインメント方法およびシステム
JP2012222804A (ja) * 2011-04-04 2012-11-12 Takeo Takahashi アルファ波誘導機能を内蔵するヘッドホン
JP2018524084A (ja) * 2015-07-07 2018-08-30 ユルゴテック 個人の睡眠の特性化のためのシステム及び方法

Cited By (3)

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