JPH06154318A - 点滴用輸液量測定装置 - Google Patents

点滴用輸液量測定装置

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JPH06154318A
JPH06154318A JP4338011A JP33801192A JPH06154318A JP H06154318 A JPH06154318 A JP H06154318A JP 4338011 A JP4338011 A JP 4338011A JP 33801192 A JP33801192 A JP 33801192A JP H06154318 A JPH06154318 A JP H06154318A
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JP
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infusion
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amount
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JP4338011A
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Inventor
Tetsuji Aoki
徹二 青木
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FUKUDA SANGYO KAIHATSU CENTER
FUKUDA SANGYO KAIHATSU CENTER KK
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FUKUDA SANGYO KAIHATSU CENTER
FUKUDA SANGYO KAIHATSU CENTER KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 点滴用の輸液パックの重量を検出すること
で、正確な患者への薬液の注入量を検出でき、輸液セッ
トの不具合を容易に検知できる。 【構成】 ガードル台1の支持腕1Bと輸液パック3と
の間にセンサ9を設け、輸液パック3の重量を検出す
る。この検出信号に基づいて装置本体14内で、輸液パ
ック3の交換時期、患者への薬液の注入量、輸液セット
2の詰まり、時間当り流量の異常判定等を容易に行うこ
とができ、人為的な事故を大幅に防止することができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、病院等で患者に正確な
薬液の点滴を行う点滴用輸液量測定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ここで、病院で患者に点滴を行う輸液セ
ットについて看護婦の作業と共に説明する。
【0003】まず、看護婦は架台としてのガードル台に
所定重量の薬液の入った輸液パックをぶら下げ、該輸液
パックにドリップチャンバーを接続し、その先に流量を
調整するローラクランプと混合した空気を抜くたこ管を
つなぎ、最後に注射針を接続した後に、該注射針を患者
に刺し、患者への薬液の注入(点滴)を開始する。
【0004】なお、このときには、看護婦は一定時間内
のドリップチャンバーの滴下数を数え、チャート(流量
算出表)を見て、所要の時間当り流量になるようにロー
ラクランプを調整する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来技術では、看護婦が例えば一定時間(30秒間)の点
滴の数を数え、各患者に必要な注入量を所望の時間内に
注入するようにしているが、その調整はあまりにも煩雑
であるばかりでなく、計算を誤ると患者への注入量が大
幅に異なり、事故につながるという問題があった。
【0006】このため、人為的なミスを防止するため
に、発光素子と受光素子からなる光センサをドリップチ
ャンバーに装着し、該ドリップチャンバー内の点滴数を
カウントする装置が考えられていた。しかし、この場合
にも滴下数が多くなって連続的になったり、何かのはづ
みで傾斜して滴下しなくなった場合には、滴下数がカウ
ントされなくなり、誤検出を行うという問題があった。
【0007】また、1個の輸液パックで患者への総注入
量に達しない場合には、次の輸液パックに交換しなけれ
ばならないが、この場合でも、全て看護婦の人為的な検
知により行うため、気づかない場合もあった。
【0008】本発明は上述した従来技術の問題に鑑みな
されたもので、滴下数の代わりに重量を計測し、点滴の
注入量を正確に検出することのできる点滴用輸液量測定
装置を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために本発明が採用する点滴用輸液量測定装置の構成
は、一端が架台に吊下され、他端に輸液パックが吊下さ
れ、重量に応じた検出信号を出力する重量検出手段と、
比重と体内に注入する薬液の総注入量を設定する設定手
段と、該設定手段の比重で設定された前記重量検出手段
の検出信号と該設定手段で設定された総注入量とを比較
する比較手段と、該比較手段によって設定手段による総
注入量と体内への注入量とがほぼ一致したと判定したと
きに、点滴作業完了を報告する報知手段とから構成した
ことにある。
【0010】また、前記設定手段の比重で設定された前
記重量検出手段の検出信号が輸液パック内の薬液がほぼ
からの状態であることを検出しているにも拘らず、前記
設定手段で設定された総注入量に達していないときに、
次の輸液パックに交換することを報知手段により報知す
る輸液パック交換判定手段を備えることが望ましい。
【0011】さらに、前記重量検出手段による比重で設
定された検出信号に基づいて所定時間内に変化がないと
きに、前記報知手段により報知を行う異常検出手段を備
えることが望ましい。
【0012】
【作用】上記構成により、重量検出手段により輸液パッ
クの重量を検出し、点滴により順次減少する輸液パック
の重量を検出することで、輸液パックから患者の体内に
点滴される薬液の注入量を知ることができる。
【0013】さらに、この注入量により輸液パックの交
換および注入量異常等を検出することができる。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例を図1ないし図11に
基づき説明する。
【0015】図中、1は移動可能な支柱1Aおよび該支
柱1Aの上端に支持された支持腕1Bからなるガードル
台、2は該ガードル台1の支持腕1Bにぶら下げられた
輸液セットを示し、該輸液セット2は所定重量の薬液が
充填され、掛紐3Aを有する輸液パック3と、該輸液パ
ック3の下側に管路を介して順次接続されたドリップチ
ャンバー4,ローラクランプ5,たこ管6および注射針
7とからなる。
【0016】ここで、前記ドリップチャンバー4は輸液
パック3からの薬液の滴下状態を目視するものであり、
ローラクランプ5は輸液パック3からの薬液の流量を調
整するもので、つまみ5Aを適宜回動させることにより
滴下状態を調整するようになっている。
【0017】8は本実施例による点滴用輸液量測定装置
を示し、該点滴用輸液測定装置8は前記ガードル台1に
吊下された後述のセンサ9と、該センサ9からの検出信
号が入力される装置本体14と、該装置本体14と前記
該センサ9とを電気的に接続する接続ケーブル27とか
ら大略構成されている。
【0018】9は重量検出手段としてのセンサを示し、
該センサ9は図2および図3に示す如く、樹脂材料によ
り外形が形成され、底部10A,該底部10Aを覆うカ
バー部10Bからなるセンサ本体10と、該センサ本体
10の底部に固定され、ステンレス棒により中央部が平
板状の検出部11Aが形成された検出部材11と、該検
出部材11の両端側にねじ止めにより固着され、該検出
部材11に対して直交する方向(即ち、センサ9に対し
ては左,右方向)にカバー部10Bから突出するフック
12Aが一直線上に伸長する一対のL字状の支持部1
2,12と、前記検出部材11の検出部11Aの一方の
面に貼着された歪ゲージ13と、該歪ゲージ13に接続
された後述のV/Fコンバータ28等を内蔵する電子回
路(図示せず)とから構成されている。
【0019】そして、前記センサ9は図1に示すよう
に、前記各支持部12のフック12Aのうち、一方のフ
ック12Aがガードル台1の支持腕1Bに吊下され、他
方のフック12Aに輸液パック3の掛紐3Aを掛けるこ
とで、該センサ9は前記各支持部12には引張り応力が
作用するようになっている。即ち、この引張り応力は図
3に示す如く、輸液パック3の重量(図3中、矢示方向
の力)はセンサ9の各支持部12を左,右に引張る応力
として作用し、この応力は歪ゲージ13で検出される。
これにより、輸液パック3の重量が重いときには大き
く、軽いときには小さい検出信号を装置本体14に出力
する。
【0020】14は装置本体、15は該装置本体14の
外形を構成するケーシングを示し、該ケーシング15の
表面には、図4に示す如く、テンキー16A,開始キー
16B,終了キー16C,クリアキー16D,アラーム
停止キー16E,表示切換キー16F,設定キー16
G,単位切換キー16Hおよび交換キー16J(以下、
総括して「キーボード16」という)が設けられると共
に、前記ケーシング15の表面の上側位置には液晶標示
板17(以下、「LCD17」という)が設けられてい
る。また、該LCD17とキーボード16との間には、
該LCD17には何が表示されているかを示す注入量表
示用LED18A,積算量表示用LED18B,設定量
表示用LED18C,比重表示用LED18Dおよび時
間当り流量表示用LED18E(以下、総括して「表示
用LED18」という)が設けられ、前記LCD17の
右側に位置して、前記単位切換キー16HによりLCD
17の表示値が〔g単位〕であるか〔ml単位〕である
かを表示するg単位用LED19A,ml単位用LED
19B(以下、総括して「単位用LED19」という)
と、バッテリチェック用LED20とが設けられてい
る。さらに、前記表示用LED18とキーボード16と
の間にはスピーカ21が設けられている。
【0021】なお、22はケーシング15の上側に伸長
する吊り下げ用フックを示し、該吊り下げ用フック22
によって装置本体14をガードル台1の支柱1Aに吊下
げている。
【0022】次に、前記装置本体14内の構成につい
て、図5に基づいて説明する。
【0023】図5中、23は装置本体14内に内設され
た制御回路を示し、該制御回路23はRAM,ROM等
のマイクロコンピュータにより、入出力制御回路24,
処理回路25および記憶回路26とから大略構成され、
該入出力制御回路24の入力側には、キーボード16お
よび接続ケーブル27を介してセンサ9内の電子回路に
内蔵されたV/Fコンバータ28を介してセンサ9が接
続され、出力側には、カウンタ29を介してスピーカ2
1、フリップフロップ30を介してLED18,19,
20およびLCD17が接続されている。また、記憶回
路26内には後述する図6ないし図11に示す各処理プ
ログラムが収納され、その記憶エリア26A内には各デ
ータを記憶するようになっている。
【0024】このように構成される輸液セット2におい
ては、従来技術と同様であり、ローラクランプ5のつま
み5Aを適宜調整することで、患者への薬液の滴下を調
整するようになっている。
【0025】次に、本実施例による点滴用輸液量測定装
置の動作を図6ないし図11の処理プログラムに基づい
て説明する。なお、輸液パック3の単体の重量は予め記
憶回路26内で相殺して演算するものとして無視する。
【0026】ここで、図6は本実施例の装置本体14の
制御回路23に収納された全体プログラムを示し、ステ
ップAは設定処理、ステップBは計測処理、ステップC
は表示,アラーム処理をそれぞれ示すサブルーチンで、
ステップCはステップBの割込み処理となる。なお、ス
テップAの具体例を図7、ステップBの具体例を図8、
ステップCの具体例を図9,図10および図11にそれ
ぞれ示す。
【0027】まず、図7に示す各設定値の設定処理につ
いて説明する。
【0028】始めに、ステップ1で設定キー16Gをオ
ンすることにより作動を開始し、ステップ2ではテンキ
ー16Aにより患者への総注入量S(以下、「設定量
S」という)を入力した後にリターンキーで確定し、ス
テップ3では比重dをテンキー16Aにより入力した後
にリターンキーで確定し、ステップ4では時間当り流量
vをテンキー16Aにより入力した後にリターンキーで
確定し、ステップ6ではこの入力された設定量S,比重
dおよび時間当り流量vをそれぞれ記憶回路26の記憶
エリア26A内に記憶する。そして、ステップ1に戻
り、入力間違い等による再入力がない場合には、ステッ
プ6でリターンされる。なお、ステップ1で設定キー1
6Gがオンされない場合には、前回の点滴作業時の設定
値に準じて各設定値が設定されることになる。
【0029】次に、図8に示す輸液パック3の重量の計
測処理について説明する。
【0030】始めに、開始キー16Bをオンすることに
より開始され、ステップ11では記憶エリア26Aから
設定量Sを読みだし、S′に置き換える。ステップ12
ではセンサ9より輸液パック3の重量Aを読込む。な
お、このときの輸液パック3の重量Aは点滴作業を始め
た直後の輸液パック3の初期重量Aとなる。
【0031】ステップ13ではこの初期重量Aが設定量
S′よりも軽いか否かを判定し、ステップ13で「N
O]と判定したときには、この輸液パック3で患者への
薬液の注入が完了するから、ステップ14に移って、N
=0およびS′を初期重量Aと置き換えて、ステップ1
6へ移る。一方、ステップ13で「YES]と判定した
ときには、この輸液パック3だけでは患者への薬液の注
入を完了することができないから、ステップ15に移っ
て、N=1とし、ステップ16へ移る。
【0032】このステップ16では再びセンサ9から輸
液パック3の重量Bを読込み、ステップ17ではこの重
量Bと前記初期重量Aの差を注入量S0 として演算す
る。
【0033】そして、ステップ18では注入量S0 が初
期重量Aの95%以下(ほぼからの状態)になったか否
かを判定し、ステップ18で「NO」と判定したときに
は、輸液パック3内の薬液の量が初期重量Aまたは設定
量S(総注入量S)の5%未満になっていないから、ス
テップ16に戻り以降の処理を繰返す。一方、ステップ
18で「YES」と判定したときには、輸液パック3内
の薬液の量が初期重量Aまたは設定量S(総注入量S)
の5%未満になっているから、ステップ19でスピーカ
21によりアラームを鳴らし、看護婦および患者に輸液
パック3内の薬液が減ってきたことまたは患者への薬液
の注入量が間もなく終了することを報知し、ステップ2
0ではN=1であるか否かを判定し、ステップ20で
「NO]と判定したときには、患者への薬液の注入量S
0 が総注入量Sに達しているから、点滴作業を終了し、
ステップ21でリターンされる。
【0034】一方、ステップ20で「YES」と判定し
たときには、ステップ22では看護婦は交換キー16J
を操作し、ステップ23で輸液パック3を交換し、ステ
ップ24で開始キー16Bをオンし、ステップ25で初
期重量S′を総注入量S′から注入量S0 の差として置
き換える。さらに、ステップ26では積算量CをC+S
0 とし演算し、ステップ2にリターンされる。
【0035】そして、ステップ2以降の処理は総注入量
Sが患者に注入されるまで、順次繰返される。
【0036】従って、この計測処理においては、輸液パ
ック3の交換を予め報知することができると共に、患者
への総注入量Sが輸液パック3の初期重量Aよりも少な
い場合でも、患者に総注入量Sを越えて点滴されるのを
アラームにより予め報知することができるから、薬液の
量を総注入量Sよりも多く注入することおよび交換時期
を見過ごすという人為的な事故を確実に防止することが
できる。
【0037】なお、ステップ26の積算量Cは点滴開始
から患者への薬液の注入量を示している。
【0038】さらに、図9に示すLCD17の表示処理
について説明する。
【0039】まず、ステップ31,33,35,37,
39で順次表示切換キー16Fを入力すると、ステップ
32,34,36,38,40では記憶エリア26Aか
ら設定量S(総注入量S),比重d,後述の時間当り流
量v,注入量S0 ,積算量Cをそれぞれ読出し、LCD
17に表示し、ステップ41でリターンされる。
【0040】また、図10に示す注入量異常判定処理に
ついて説明する。
【0041】この処理においては、前述した図8に示す
輸液パック3の重量の計測処理に対してサブルーチンと
して存在するもので、適宜計測処理の中に組み込まれる
ものである。
【0042】即ち、ステップ51では計測処理の開始と
同時にタイマtをスタートし、ステップ52では注入量
S0 を読出し、ステップ53ではこの注入量S0 を注入
量S1 に置換え、ステップ54では1秒間待機し、ステ
ップ55では再び注入量S0を読出し、ステップ56で
はこの注入量S0 を注入量S2 に置換える。
【0043】そして、ステップ57では先のそれぞれの
注入量S2 が時間的に前の注入量S1 よりも多くなって
いるか否かを判定し、「YES」のときには、ステップ
58でタイマtをリセットしてステップ51に戻し、ス
テップ51以降の処理を繰返す。
【0044】一方、ステップ57で「NO」と判定した
ときには、ステップ59に移ってタイマtが5分以上経
過したか否かを判定し、「NO」の場合には、ステップ
52に移り、ステップ52以降の処理を繰返し、ステッ
プ59で「YES」と判定したときには、5分間の間注
入量S0 が変化していない、即ち輸液パック3から薬液
が滴下されていないと判定することができ、輸液セット
2に何らかの支障があるから、ステップ60でアラーム
を鳴らして、輸液パック3に異常が発生していることを
警報し、ステップ61でリターンされる。
【0045】従って、この注入量の異常を判定すること
により、輸液セット2の不具合を容易に検知することが
できる。
【0046】さらに、図11に示す時間当り流量の異常
判定処理について説明する。
【0047】この処理においても、図10に示した注入
量異常判定処理と同様に、前述した図8に示す輸液パッ
ク3の重量の計測処理に対してサブルーチンとして存在
するもので、適宜計測処理の中に組み込まれるものであ
る。
【0048】まず、ステップ71でセンサ9から輸液パ
ック3の重量Bを読込み、ステップ72ではタイマTを
スタートすると共に、重量Bを重量B1 に置換える。さ
らに、ステップ73ではタイマTが30秒経過するまで
待機し、ステップ74では再びセンサ9から輸液パック
3の重量Bを読込み、ステップ75では重量Bを重量B
2 に置換えると共に、時間当り流量v0 を(B1 −B2
)×120 で演算する。なお、120 は30秒間の重量変
化量を時間に換算したものである。
【0049】そして、ステップ76では時間当り流量v
0 が設定された時間当り流量vの±20%の範囲内にあ
るか否かを判定し、「YES」のときにはステップ78
に移ってリターンされ、「NO」と判定されたときに
は、ステップ77でアラームを鳴らし、輸液パック3か
ら患者の体内に流入される薬液の流量が不適切であるこ
とを警報するようになっている。
【0050】従って、この時間当り流量の異常判定処理
においては、輸液セット2のローラクランプ5における
調整不良等を検知することができる。
【0051】本実施例による点滴用輸液量測定装置は上
述の如き構成を有するもので、輸液パック3内の薬液の
量を重量によりセンサ9で検出することで、従来技術の
ように輸液セット2が傾いた場合でも、輸液パック3の
揺れがおさまっていれば、薬液の量を重量で正確に検出
することができる。従って、センサ9からの検出信号に
基づいて、前述したように、注入量の異常判定、時間当
り流量の異常判定等を行うことで、輸液セット2の調整
不良および不具合等を容易に検知することができる。そ
して、人為的な事故を大幅に低減することができる。
【0052】なお、前記実施例では、図8のステップ1
9およびスピーカ21が点滴作業完了を報告する報知手
段の具体例であり、図8のステップ13およびステップ
20等が輸液パック交換判定手段の具体例であり、図1
0および図11に示した各異常判定処理が異常検出手段
の具体例である。
【0053】また、前記実施例では、各プログラムにお
いては、全て〔g単位〕の重量表示として表したが、本
発明においては、単位切換キー16Hを操作することに
より、LCD17での表示を全て〔ml単位〕の容量表
示とすることもでき、この場合には、各表示値に比重d
を除算すればよい。
【0054】
【発明の効果】以上詳述した如く、本発明によれば、一
端が架台に吊下され、他端に輸液パックが吊下され、重
量に応じた検出信号を出力する重量検出手段と、比重と
体内に注入する薬液の総注入量を設定する設定手段と、
該設定手段の比重で設定された前記重量検出手段の検出
信号と該設定手段で設定された総注入量とを比較する比
較手段と、該比較手段によって設定手段による総注入量
と体内への注入量とがほぼ一致したと判定したときに、
点滴作業完了を報告する報知手段とから構成したから、
重量検出手段により輸液パックの重量を検出し、点滴に
より順次減少する輸液パックの重量を検出することで
る。そして、輸液パックから患者の体内に点滴される薬
液の注入量を容易に知ることができる。
【0055】さらに、重量検出手段の検出信号が輸液パ
ック内の薬液がほぼからの状態であることを検出してい
るにも拘らず、前記設定手段で設定された総注入量に達
していないときに、次の輸液パックに交換することを報
知手段により報知する輸液パック交換判定手段および重
量検出手段の検出信号に基づいて所定時間内に変化がな
いときに、前記報知手段により報知を行う異常検出手段
を設けることにより、次の輸液パックの交換を容易に報
知すると共に、注入量の異常を容易に検知でき、人為的
な事故を大幅に低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例による輸液セットおよび点滴用
輸液量測定装置の全体構成図である。
【図2】本実施例による点滴用輸液量測定装置のセンサ
を示す斜視図である。
【図3】図2中のセンサのカバー部を除去して示す底部
の正面図である。
【図4】本実施例による点滴用輸液量測定装置の装置本
体を示す正面図である。
【図5】装置本体の構成を示すブロック図である。
【図6】装置本体内に格納された処理を示す全体の流れ
図である。
【図7】設定処理を示す流れ図である。
【図8】計測処理を示す流れ図である。
【図9】表示処理を示す流れ図である。
【図10】注入量異常判定処理を示す流れ図である。
【図11】時間当り流量異常判定処理を示す流れ図であ
る。
【符号の説明】
1 ガードル台(架台) 2 輸液セット 3 輸液パック 8 点滴用輸液量測定装置 9 センサ(重量検出手段) 13 歪ゲージ 14 装置本体 21 スピーカ 23 制御回路

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一端が架台に吊下され、他端に輸液パッ
    クが吊下され、重量に応じた検出信号を出力する重量検
    出手段と、比重と体内に注入する薬液の総注入量を設定
    する設定手段と、該設定手段の比重で設定された前記重
    量検出手段の検出信号と該設定手段で設定された総注入
    量とを比較する比較手段と、該比較手段によって設定手
    段による総注入量と体内への注入量とがほぼ一致したと
    判定したときに、点滴作業完了を報告する報知手段とか
    ら構成してなる点滴用輸液量測定装置。
  2. 【請求項2】 前記設定手段の比重で設定された前記重
    量検出手段の検出信号が輸液パック内の薬液がほぼから
    の状態であることを検出しているにも拘らず、前記設定
    手段で設定された総注入量に達していないときに、次の
    輸液パックに交換することを報知手段により報知する輸
    液パック交換判定手段を備えてなる請求項1記載の点滴
    用輸液量測定装置。
  3. 【請求項3】 前記重量検出手段による比重で設定され
    た検出信号に基づいて所定時間内に変化がないときに、
    前記報知手段により報知を行う異常検出手段を備えてな
    る請求項1記載の点滴用輸液量測定装置。
JP4338011A 1992-11-25 1992-11-25 点滴用輸液量測定装置 Pending JPH06154318A (ja)

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Cited By (6)

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