JPH06154180A - 胎児頭皮用電極の挿入装置 - Google Patents

胎児頭皮用電極の挿入装置

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JPH06154180A
JPH06154180A JP5211429A JP21142993A JPH06154180A JP H06154180 A JPH06154180 A JP H06154180A JP 5211429 A JP5211429 A JP 5211429A JP 21142993 A JP21142993 A JP 21142993A JP H06154180 A JPH06154180 A JP H06154180A
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outer tube
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electrode head
scalp
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 胎児頭皮用電極の挿入装置は、内管(19)に対
して回転に関して固定されると共に離脱可能に接続され
た電極ヘッド(17)を有する。挿入に際して、これらは両
方とも外管(22)によって囲まれている。本発明によれ
ば、電極ヘッドと外管との間にはまた、離脱可能な駆動
接続が設けられる。この駆動接続は、本発明の好ましい
実施例によれば、差し込み接続(23,24,25)、又はばね負
荷された止め装置として構成される。別の実施例では、
剪断可能な又はねじ様の接続が提供される。 【効果】 取り扱いが簡便で、母体及び胎児の何れに対
しても損傷を与える危険性のない、胎児頭皮用電極の挿
入装置が提供される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、胎児頭皮用電極のため
の挿入装置に関する。この電極は、少なくとも頭皮用電
極の挿入に際して、内部部材、好ましくは内管に対して
回転に関して固定されると共に離脱可能に接続された電
極ヘッドと、当該頭皮用電極の挿入に際して電極ヘッド
及び内部部材が少なくとも部分的に挿入される外管とを
含むものである。
【0002】
【従来の技術】ここに開示する種類の頭皮用電極は、未
出生胎児の出産前及び出産に際しての心拍度数を記録す
るために使用されている。この電極は膣から挿入され、
通常は螺旋ワイヤをねじ込むことによって、胎児の頭皮
に装着される。「直接ECG」とも呼ばれるこのモニタ
ー方式は、破水後にのみ使用できるものとして理解され
ている。それ以前においては、ドップラー超音波方式の
ような別のモニター方式を使用しなければならない。
【0003】胎児の頭皮から導出される生理学的信号は
通常、個々の心拍(例えばECGのR波)を抽出し、そ
れらを用いて鼓動間の心拍度数を判定する(例えば2回
の心拍の間の時間隔の逆数として)分析装置へと送られ
る。このようにして測定された心拍度数は、「鼓動間」
心拍度数と呼ばれる。その時間的な曲線輪郭、形状、及
び再現される周波数成分によって、胎児の状態に関する
一連の重要な診断データが得られる。これは特に、心拍
度数と同時に母体の出産活動も記録される場合に適して
いる。
【0004】測定される2つの変数の間の相関によって
も、重要な診断上の情報が提供される。例えば、臍帯が
ループをなすことによる胎児の酸欠を瞬時に検知するこ
とができ、適切な処置(帝王切開のような)を講ずるこ
とができる。胎児の鼓動間心拍度数と、母体の出産活動
を記録するデバイス又はモニターは、産科用心臓記録計
又は胎児モニターとしても知られている。
【0005】胎児の心拍度数を導出する種々の可能な手
段のうちで、胎児頭皮用電極を用いて導出が行われる直
接ECG方式は、そのトランスデューサが胎児の身体と
ガルバニ電気的に接触しているので、非常に最適な信号
をもたらす。母体が資出産中の場合には、この方式は現
在の技術条件の下では実際上、信頼できる心拍度数を表
示するための唯一の方法である。それにも関わらず、ド
ップラー超音波、心音測定のような他の方法とは異なっ
て侵入的な方法であり、それに伴う全ての不具合を有す
る。付加的な複雑化要因としては、膣から挿入されると
いうことにより、頭皮用電極の装着が困難な点が挙げら
れる。
【0006】これまでに、頭皮用電極の装着を容易にす
るため、種々の補助手段が開発されてきている。代表的
な挿入補助手段は外管を含み、その内部には電極ヘッド
(末端に螺旋ワイヤその他の固定手段を有する)と、円
筒形の内部部材、好ましくは内管とが配設されている。
電極ヘッドと内管とは、回転に関して固定され(即ち相
互の間では回転不能に)、しかし例えば電極ヘッドから
後方へと内管の凹部内に延びるブラケット、又は適当な
矩形部片によって、離脱可能に接続されている。外管
は、挿入及び装着過程中にこれら2つの部材を一緒に保
持し、この外管が挿入過程中には螺旋ワイヤを越えて突
起していることから、螺旋ワイヤによる不慮の損傷から
母体と胎児の双方を保護するようになっている。
【0007】電極を装着するためには、医師は先ず外管
が胎児の頭皮に接触するまで、これを産道内に挿入す
る。片手で外管を保持しながら、医師は次に、電極ヘッ
ドに取着された螺旋ワイヤが胎児の頭に接触するまで、
他方の手で内管を前方へとスライドさせる。次いで内管
を回転させて、螺旋電極が胎児の頭皮を突き通り、皮膚
内に貫通するようにさせる。この時点で内管を引き抜く
ことができる。これが可能であるのは、電極ヘッドと内
管とが、相互に軸方向に固定されてはいないからであ
る。次いで、外管も引き抜かれる。
【0008】従来の設計では、電極ヘッドの接続ケーブ
ルは内管を経て案内される。2つの管が引き抜かれた
後、接続ケーブルは産道内に残り、装着後に適当なモニ
ター装置、例えば胎児モニターに接続される。勿論、接
続ケーブルの代わりに、遠隔伝送システム等を用いるこ
とも可能であるが、このような原理に基づいた頭皮用電
極はこれまでのところ市販されていない。
【0009】上述の種類の胎児頭皮用電極は技術的に公
知であり、例えば米国再発行明細書第28,990号又
は米国特許明細書第4,301,806号のような特許
文献に頻繁に開示されている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】前述の胎児頭皮用電極
の挿入機構の重大な一つの問題点は、その取り扱いが複
雑で安全でないことにある。例えば、内管が電極ヘッド
と一定した係合状態に保たれていないといった事態が生
ずる場合がある。この場合には、内管からのトルクを電
極ヘッドに伝達することがもはや不可能となり、電極を
装着することができなくなる。この事態が発生したなら
ば、挿入用の補助手段は引き抜かねばならない。内管と
電極ヘッドとを再度係合状態に戻すことは理論的には可
能であるが、そのためには電極ヘッドを掴むことが必要
であり、それは無菌状態が保証されないことを意味す
る。従って、使い捨ての部品を使用している場合は、こ
れを廃棄しなければならない。再使用可能な部品の場合
でも、再殺菌が必要となる。
【0011】前述の問題を克服するための、技術的に既
に公知の特徴は、電極ケーブルを内管を経て案内し、こ
れを内管の末端にクランプすることにある。接続ケーブ
ルに引張り力を加えると、これによって電極ヘッドが内
管との接触状態に保たれるので、内管が不意に外れるこ
とはなくなる。やはり公知である別の解決案によれば、
クランプを電極ケーブルに取り付け、このクランプを内
管の末端に装着することができる。
【0012】しかしながら双方の提案とも、電極を装着
する医師又は助産婦が、電極の装着後に、如何なる場合
でも電極ケーブルのクランプの取り外しを忘れてはなら
ないという重大な欠点がある。これを忘れると、電極は
内管と共に引き抜かれ、螺旋ワイヤが胎児の頭皮を損傷
してしまう。従ってこれら公知の装置には、胎児を傷つ
けるという重大な危険が伴っている。更に、電極ケーブ
ルをクランプすることによっては解決できない別の取り
扱い上の問題点があり、それは下記に述べるとおりであ
る。
【0013】即ち挿入中には、内管と外管との相対位置
を維持することが必要である。例えば、内管をやや奥ま
で押し込み過ぎると、螺旋ワイヤは挿入用補助装置から
外方に突出し、母体や胎児を傷つけてしまうことがあ
る。他方、外管を不注意で奥まで押し込み過ぎると、電
極ヘッドがこれと共に押し込まれ、前述のようにして内
管から外れてしまうことがある。
【0014】従って電極の挿入後、医師は片手を使って
外管と、それから突出している内管の両方の末端を掴ん
で、それにより2つの管の相対位置を確立しなければな
らない。また同じ手でもって、医師は挿入用補助手段を
前方に進めなければならない。もう一方の手は、外管を
案内するために必要である。このような取り扱いが極め
て不便であることは明らかである。
【0015】上記の第2の問題点を解決するための、従
来技術から公知の一つの提案は、例えばスナップ止めを
用いて、内管と外管とを相互にロックすることである。
しかしながら、このような挿入補助手段(やはり公知で
ある)では、電極ヘッドが内管から外れることを防止す
るために、電極用の接続ケーブルは手で保持しなければ
ならない。
【0016】試みとしてこれまでに実行されてはいない
が、前述した2つの特徴、すなわち電極ケーブルをクラ
ンプする方法と、内管と外管とを相互にスナップ止めす
る方法とを組み合わせることも可能である。しかしなが
ら、胎児の損傷を防止するためには、如何なる場合でも
電極ケーブルのクランプを取り外すことを忘れてはなら
ないから、このような組み合わせでも根底にある問題点
を完全に解決できないことは明らかであろう。この問題
は根本的に、クランプ機構を使用することに関連してお
り、上述の2つの機構を組み合わせることによっても排
除することのできないものである。加えて、2つの管を
スナップ止めし、電極ケーブルをクランプするために必
要な機械的特徴は極めて複雑であり、電極の製造コスト
が高くなってしまう。
【0017】従って本発明の根底にある課題は、前記の
欠点を排除した、前述の種類の挿入補助手段を提供する
ことにある。特に、本発明は取り扱いを改良し、負傷の
危険を少なくすることを課題としている。
【0018】
【課題を解決するための手段】冒頭に述べた種類の挿入
装置において、上記の課題は電極ヘッドと外管との間
の、離脱可能な駆動接続によって達成される。前述した
ように、内管と電極ヘッドとの間の、回転に関して固定
された離脱可能な接続は、長い間従来技術の一部をなし
ていた。しかしながら本発明は、付加的な特徴として、
電極ヘッドと外管との間の駆動接続をも行うことを提案
するものである。かくして電極は挿入に際しては外管に
保持され、挿入過程の後においてのみ、装着の目的で離
脱機構又はその類似機構によって解放される。
【0019】本発明は、内管と外管との間のスナップ止
め機構(やはり他の欠点が伴う)を不必要なものとす
る。更に、ケーブルのロック(クランプ)も省くことが
できる。電極ヘッドが奥の方にスライドして胎児を損傷
することがないように、電極ヘッドを所定位置に保持す
べくケーブルを引張り力の下に保つことは必要でなくな
る。本発明によれば、この作用は電極ヘッドと外管との
間の離脱可能な駆動接続によって実行される。
【0020】挿入補助手段のこのような実施は製造技術
的に簡単であり、その利点は全ての公知の解決案及びそ
れらの組み合わせよりも優れている。特に、挿入過程に
際して電極ヘッドが奥の方にスライドし、その際に外管
から突出する螺旋ワイヤが負傷の原因となる危険は、も
はや全くなくなる。電極ケーブルはクランプ装置によっ
て予め引っ張られることがないので、応力を受けない。
更に、電極ケーブルをその末端で固定する必要がないの
で、螺旋ワイヤが胎児の頭皮から引き抜かれる危険もな
くなる。
【0021】最後に、この挿入補助手段の取り扱いも大
幅に簡便になる。例えば、医師は左手で外管を案内し、
右手で内管に圧力を加えて必要な前送り動作を行うこと
ができる。それによって、内管と外管の相対位置を監視
する必要はなくなる。更に、特に内管から電極ヘッド、
及び電極ヘッドから外管への回転運動を伝達することも
可能であるので、2つの管を互いに同時に回転させる必
要がなくなる。
【0022】本発明の幾つかの(全てではないが)実施
例では、回転に関して固定された内管と電極ヘッドとの
間の接続は、内管を引き抜くことができるように構成さ
れており、かくしてこれら2つの部品の間での積極的な
係合状態はなくなる。しかしこの場合でも、内管を再び
前方に押し、その前端が電極ヘッドとロックするまで回
転させることによって、容易に再係合が可能である。こ
のことは従来の実施例では不可能であった。何故なら、
再組立てを行うには、電極ヘッドを掴むことが必要であ
り、そのために無菌状態ではなくなり、従って挿入補助
装置をもはや臨床的に使用できなくなるからである。し
かしながら本発明による挿入補助手段を用いれば、電極
ヘッドは外管内の所定位置に保持されるので、掴む必要
はなく、従って無菌状態が保証される。
【0023】電極ヘッドと外管との間の離脱可能な駆動
接続が、離脱の前にも外管の軸方向において有効であ
り、内管に加わる前送り力が外管にも伝達されれば有利
である。この機能は例えば、差し込み連結又は止め装置
によって提供することができるが、これらは両方ともま
だ説明していない。しかしながら、少なくとも所定の最
大量未満のトルクが加えられた場合に、駆動接続が回転
に関して固定され、内管と外管との間に捩じり力も伝達
できれば有利である。しかしながら、最大量を越えるト
ルクが加えられた場合は、駆動接続は離脱して、頭皮電
極が胎児の頭皮内に「ねじ込まれ」ることが許される。
言い換えると、特に一定のトルクを加えて、電極ヘッド
を外管に対して回転させることにより、駆動接続を離脱
させることができる。
【0024】更に別の好ましい実施例では、駆動接続は
スナップ止めされた位置を有している。これによって、
低レベルのトルクしか加えられない場合には駆動接続が
離脱しないということが保証される。この種類の低レベ
ルのトルクは、挿入補助手段を適正に装着する場合に必
要であり、又は不慮に加えられる場合もある。
【0025】内部部材の末端(ヘッドとは逆の)に回転
つまみが取り付けられていれば、頭皮用電極の装着は大
幅に簡単になる。これによって、例えば電極ヘッドと外
管との間の駆動接続を離脱させる第1のトルクと、螺旋
電極を胎児の頭皮内にねじ込むのに必要な第2のトルク
といった回転力又は捩じり力を、精密且つ容易に生成す
ることができる。
【0026】接続ケーブルを有する頭皮用電極の場合に
は、接続ケーブルは好ましくは電極ヘッドに固定され、
内部部材を経て案内される。そのために最も好ましい構
造は、中空の内管であり、接続ケーブルはそこを通って
案内される。それに伴う利点は、接続ケーブルが、例え
ば内管と外管との間で引っ掛かることがないことにあ
る。
【0027】本発明の第1の有利な実施例では、電極ヘ
ッドと外管との間の離脱可能な駆動接続は、差し込み接
続として構成される。この差し込み接続は軸方向の力を
伝達することができ、またトルクもある程度までは伝達
できる。好適にはこの差し込み接続は、電極ヘッドが、
外管のゲート付きの案内部を走る少なくとも一個の、好
ましくは2個の、半径方向外方に突出するピンを有する
ように構成できる。しかし勿論、動作原理を逆にして、
ピンを外管の内側に取り付け、ゲート付きの案内部を電
極ヘッドの外側に設けることも可能である。
【0028】この種の差し込み接続結は特に、外管が少
なくとも電極ヘッドの領域で内部補強され、ゲート付き
の案内部がこの補強領域内に設けられるならば安定であ
る。この補強は、壁厚が厚い材料を外管の先端部に使用
することによって行うことができる。或いは、外管の先
端にプレスされ、又は接着結合された第2の管を使用す
ることもできる。
【0029】好適には、差し込み接続のゲート付き案内
部(リンク案内部)は、スナップ止め用の凹部を有して
いる。これによって、一定のトルクが加えられた場合に
だけ電極ヘッドのピンがスナップ式に外れることが確実
に保証され、内管に加えられる圧力によって電極ヘッド
を胎児の頭の方向に滑り込まられるようになる。さらな
る回転により、螺旋ワイヤは胎児の頭皮内に「ねじ込ま
れ」るようになる。次いで、2つの挿入管を引き抜くこ
とができる。
【0030】別の、特に好ましい実施例では、離脱可能
な駆動接続は、外管と電極ヘッドとの間で作動する止め
装置と、電極ヘッドに軸方向に作用するばね装置とから
成っている。止め装置は、電極ヘッドが外管から外れて
前方に滑り出ることを防止する。好適には、止め装置は
例えば少なくとも一つの(好ましくは2つの)スナップ
ラグと、このスナップラグのスナップ止め用凹部に係合
する少なくとも一つのピンとを用いて、電極ヘッドが一
定の角度位置(外管に対する回転角)で前方にスライド
可能なように構成されている。理論的には逆の構成も可
能であるが、これについては製造工学上の理由から、ス
ナップラグを外管の内壁に設け、ピンを電極ヘッドに設
けることが好ましい。
【0031】ばね装置は電極ヘッドを外管の先端へと押
しやり、それによって電極ヘッドと止め装置との接触を
確実なものとする。同時にそれによって、電極ヘッドが
逆方向に移動することが防止される。このようにばね装
置は2つの機能、すなわちばね付勢による止め機能と、
電極用のストッパの機能とを果たす。
【0032】臨床上重要な第3の機能には、電極、すな
わち電極ヘッドと螺旋ワイヤの最終的な案内が含まれ
る。胎児の頭は凸形であるので、公知の螺旋電極では電
極に最終的な案内が付与されないこと、すなわち頭皮と
一定した接触状態に保たれないことが多い。その場合に
は螺旋ワイヤを精確にねじ込むことはできず、これはそ
の場合に電極が頭皮に部分的にしかねじ込まれず、外れ
る可能性があることを意味している。この欠点もまた、
本発明によるばね装置によって克服される。何故なら
ば、ばね装置は最終案内領域を橋かけ、すなわちばね圧
で電極ヘッドを頭皮に対して押圧して、電極の装着を改
良するからである。
【0033】製造工学上の見地からは、外管がベース部
材と取り付け部材とからなり、この取り付け部材に止め
装置を設けることが特に好適である。
【0034】好ましい一実施例では、ばね装置は外管又
はその取り付け部材の内部突起のそれぞれに対して留め
られた圧縮ばねである。この圧縮ばねは、軸方向に延び
る横ウェブによって連結された複数個の半径方向部材か
ら成ることができる。この構造の利点は、圧縮ばねをプ
ラスチック材料から経済的に製造可能なことにある。こ
れは特に、一度だけ使用した後に廃棄される挿入補助手
段について推奨される。
【0035】内管による電極ヘッドの半径方向の駆動
は、例えば電極ヘッドに向かい合った圧縮ばねの端部上
にある受け、好ましくは窪みによって保証することがで
きる。電極ヘッドの末端に設けられる回転防止部材が、
この受けに係合する。
【0036】内部部材又は内管は、圧縮ばねの末端と接
触することができる。特に好ましい実施例では、内部部
材と圧縮ばねは、例えば圧入によって互いに装着されて
いる。この構成の無視できない利点は、圧縮ばねがそれ
自体で外管の内部突起と接触しているので、内部部材が
不慮に引き抜かれることがないことである。それによっ
てこの実施例では、内部部材と電極ヘッドとの間での、
回転に関して固定された、しかし離脱可能な接続が、挿
入過程に際して離脱するという問題は存在しない。
【0037】本発明によるさらなる実施例では、電極ヘ
ッドは剪断接続によって外管と接続され、この接続は好
ましくは、回転によって剪断可能である。この剪断接続
は、ウェブ、例えば使い捨ての挿入補助手段の場合に
は、プラスチック製のウェブから成ることができる。こ
の種の接続は、電極ヘッドと外管との間での、従って内
管と外管との間での、軸方向の力及びトルクの確実な伝
達を保証する。或いはまた、離脱可能な駆動接続は、例
えば標準の若しくは台形のねじ、又は傾斜面のような、
ねじ様の接続から成ることもできる。取り扱い易さを向
上するために、このねじ様の接続は更に、スナップキャ
ッチ、例えばスナップラグとこれとスナップ係合される
ピンとを備えることができる。
【0038】本発明はまた、前述の種類の胎児頭皮用電
極の装着方法にも関し、この装着方法は下記の手順から
成っている。すなわち、−電極ヘッドと外管との離脱可
能な駆動接続を離脱する段階と、及び−内部部材、従っ
て電極ヘッドを回転させることにより、電極ヘッドの先
端に配設されたワイヤ、好ましくは螺旋ワイヤを胎児の
頭皮へと装着する段階とである。
【0039】上記の回転動作は、好ましくは回転つまみ
によって内部部材を外管に対して回転させることによっ
て行うことができる。
【0040】本発明のさらなる特徴及び利点は、請求の
範囲、及び本発明の好ましい実施例が示されている添付
図面を参照しての以下の説明から明らかになる。
【0041】
【実施例】図1は、全体を1で示した胎児頭皮用電極の
ための挿入補助手段を示している。電極それ自体は、螺
旋ワイヤ3を担持した電極ヘッド2から成っている。こ
の螺旋ワイヤは、心拍度数を導出するために、胎児の頭
皮を突き通って貫通することを意図したものである。
【0042】回転つまみ4に永久的に取着された内管5
は、電極ヘッド2に対して回転に関して固定されると共
に、離脱可能に接続されている。内管5の対応するスロ
ットに係合するウェブ6その他の回転防止部材を、この
目的のために利用できる。実用上殆どの場合に、直径方
向に対向する2つのウェブが使用されるが、図1では例
示の目的のために一つのウェブ6だけが示されている。
【0043】挿入過程に際して、電極ヘッド2と内管5
の組み合わせは外管7によって囲まれており、この外管
は他の部品をまとめて保持し、螺旋ワイヤ3が母体又は
胎児を傷つけることを防止する。
【0044】装着の目的で、この挿入補助手段は最初
に、外管7の左端(図1)の表面が胎児の頭皮に接触す
るまで膣から挿入される。次に内管が矢印8の方向に、
外管7内にスライドされ、その結果螺旋ワイヤ3が胎児
の頭皮に接触する。螺旋ワイヤ3は、その後矢印9の方
向につまみ4を回転させることによって、胎児の頭皮内
にねじ込まれる。次いで外管7と内管5とが矢印10の
方向に引き抜かれ、電極ケーブル11が後に残される。
電極ケーブルが適当なモニター装置に接続されたなら
ば、胎児の心拍度数を記録することができる。
【0045】図1は、従来技術から公知の挿入補助手段
を示している。その取扱いが面倒で、胎児又は母体を損
傷する危険があることは明白である。例えば、内管5が
不注意で引き抜かれると、内管5と電極ヘッド2との間
の係合が離脱されることがある。この連結を再度復元さ
せるためには、電極ヘッド2と外管7の外側を掴む必要
があるので、それは不可能である。そうすれば器具の無
菌状態が破壊されるからである。
【0046】挿入過程に際して内管5が不注意で外管7
内の奥まで押し込まれすぎると、螺旋ワイヤ3は外管7
の外側に突出し、それによって母体又は胎児を傷つける
ことがある。従って医師は挿入中に、例えば回転つまみ
4と外管7とを片手で保持することによって、内管5と
外管7の相対的な位置を確実に維持する必要がある。し
かし、これは極めて不便でミスを生じがちである。
【0047】更に、電極ヘッド2自体についても、前方
(図1の左方向に)にスライドし過ぎることが防止され
なければならない。従って電極ケーブル11も同様に、
例えばやはり手で保持するなどの何らかの方法によっ
て、固定されなければならない。
【0048】上記の問題を解決するための、やはり従来
技術から公知の第1の試みが図2に示されている。図2
に示した部品が図1のものと同一である限り、同じ参照
符号で示してあるが、アポストロフィー(’)マークを
付してある。この実施例では、電極ケーブルを回転つま
み4’に保持するクランプ(クランプ止め12)を設け
てある。これによって電極ヘッド2’は内管5’から奥
へと移動し過ぎないようにされ、電極ヘッド2’と内管
5’との接続が離脱せず、また螺旋ワイヤ3’が外管か
ら外側に突出しないようにされている。図2で13の符
号を付した付加的な段階、すなわちクランプ止めの取り
外しも必要である。
【0049】図2による実施例の重要な欠点の一つは、
頭皮用電極をねじ込んだ後、如何なる場合でもクランプ
止め12を外すのを忘れてはならないことである。そう
しないと、電極は内管と共に引き抜かれ、胎児の頭皮を
傷つけてしまう。
【0050】これも従来技術から公知である第3の解決
策が図3に示されており、図1及び図2と同じ参照符号
が付されているが、二重アポストロフィー(”)を付し
てある。この場合には、内管と外管の間にスナップ止め
が、即ち回転つまみ4”に形成されたスナップ止めレバ
ー14によって設けられており、スナップ止めレバー1
4のスナップノーズ15が外管7”の開口部16内に嵌
合している。これによって、内管と外管の相対的な位置
は固定される。挿入に際しては、別の操作段階、すなわ
ち矢印16aで示すようにスナップ止めを離脱させるこ
とが必要である。
【0051】電極ヘッド2”は依然として内管5”から
滑り出ることがあるので、図3による実施例が電極ケー
ブルの問題を解決するものでないことは明らかである。
図2及び図3の実施例を組み合わせた場合でさえも、電
極ケーブルのクランプを外すことを忘れた場合は、電極
が胎児の頭皮を傷付ける問題が排除されるものではな
い。更に、この解決策は設計が非常に複雑で、複数の取
り扱い段階を必要とする。
【0052】図4は、本発明の第1実施例による挿入装
置の縦断面図を示している。電極ヘッド17(螺旋ワイ
ヤ18を含む)は、従来技術による実施例の場合と同様
に、内管19に対して回転に関して固定された係合状態
にある。内管19は回転つまみ20に取付けられてい
る。螺旋電極用の接続ケーブル21は、内管19の内部
を通って延びている。
【0053】電極ヘッド17と内管19の間での、回転
に関して固定された接続構造は、公知の挿入補助手段と
同じである。
【0054】外管22は、その端部領域(図4の左)
に、補強部分23を含んでいる。この補強部分は例え
ば、外管22内に嵌合するプラスチック製のブシュから
成ることができる。補強部分23には更に、ゲート付き
の案内部24が設けられ、その中に電極ヘッド17から
突出したピン25が係合する。例示の目的で、図4には
一個のピンと一個のゲート付き案内部だけを示してある
が、実際には直径方向に対向する2つ、又はそれ以上の
ピン及びゲート付き案内部を使用することが好ましいこ
とが理解されよう。
【0055】図5に示した詳細図は、ピン25とゲート
付き案内部24の拡大図である。
【0056】ゲート付き案内部の詳細な構造は、部分斜
視図である図6に特に明解に示されている。この図面で
は、外管22は省略されており、ゲート付き案内部を備
えた補強部分23だけが描かれている。この図面から、
ピン25がゲート付き案内部24内を移動する態様が明
らかである。内管(従って電極ヘッド)が回転されない
限りは、この差し込み接続は所定位置にロックされてい
るので、軸方向の力、及びある程度までは周方向の力も
伝達可能である。装着に際しての手順は、図4の矢印で
示す通りである。先ず、外管22の端面(図面左)が胎
児の頭皮に接触するまで、挿入機構が挿入される。次い
で回転つまみ20が矢印26の方向に回転され、それに
よって差し込み接続が離脱される。この時点で、螺旋ワ
イヤ18が胎児の頭皮と接触するまで、内管19、従っ
て電極ヘッド17を回転つまみ20を用いて矢印27の
方向へと前方に押し込むことができる。電極は、矢印2
8の方向にねじ込まれる。次いで、挿入用補助手段は矢
印29の方向に引き抜くことができる。
【0057】図7は、本発明の第1実施例の種々の部
材、特にケーブル21及びそれに固定される螺旋電極3
0(電極ヘッドと螺旋ワイヤとから成る)、並びに同じ
構造ではあるが内管19と回転つまみ20を備えた部材
を示している。外管22を含む組み立て位置も明らかに
されている。最後に、右下には組み立てた状態が示され
ているが、螺旋電極は外管内へと完全に引き抜かれては
いない。更に左上には、回転つまみ20の拡大斜視図が
示されている。
【0058】図8による部分破断斜視図は、ゲート付き
案内部24(差込み溝)が穿設された補強部分23を含
む外管22を示している。別の図面には明示されていな
い細部の一つとして、電極ヘッド17のピン25に対し
て別のスナップ止め位置を付与するスナップ溝31が示
されている。
【0059】これまでに説明した実施例は、電極ヘッド
と外管との間に、離脱可能な駆動接続を作り出すという
基本的な発想に基づいている。この基本的発想は勿論、
差し込み装置を含まない態様でも実現できる。その一例
(本発明の第2の実施例)を、図9ないし図15に示し
てある。
【0060】図9は、プラスチック製の圧縮ばね33が
一端に嵌合された、内管32の縦断面図を示している。
圧縮ばね33は、例えばウェブ35のような、電極ヘッ
ド34の回転防止部材用の凹部を有している。電極用の
接続ケーブル36は、内管32の内部を通して案内され
ている。
【0061】図10は、関連する外管37を示してい
る。これはベース部材38と、取り付け部材39とから
成り、双方の部材は相互に圧入により接続されている。
スナップラグ40a,40b及び周方向止め41が、取
り付け部材39の内側表面上に設けられている。
【0062】図11は、組み立て状態にある挿入補助手
段の縦断面図を示している。この図では回転つまみ44
も明示されている。電極の螺旋ワイヤには、図9と同様
に42の符号が付されている。
【0063】電極ヘッド34は、取り付け部材39のス
ナップラグ40a及び40bと接触し、そこにスナップ
止めされる2つのスナップラグ43a及び43bを有し
ている(図9をも参照)。このスナップ止めは、圧縮ば
ね33の圧力の下に行われ、この圧縮ばねの端面(図1
1の右側)は、取り付け部材39の周方向止め41に載
置されている。その結果、電極ヘッド34はスナップラ
グ40a及び40bとの接触により画定される、所定の
位置に保持される。
【0064】この挿入補助手段の使用方法は次の通りで
ある。
【0065】最初に、これは公知の方法で挿入される。
次に、内管32を回転つまみ44によって時計回り方向
(矢印45の方向)に回転させることにより、プレテン
ションのかけられたばね33は圧縮され、スナップ止め
接続40a/40bと、43a/43bとが、スナップ
止め又は圧縮点40c(図13参照)を経由して離脱さ
れる。
【0066】その時点で、回転つまみ44を矢印46の
方向に押し込むことができ、それによって内管32と、
電極ヘッド34と、螺旋ワイヤ42とが同じく押し込ま
れる。電極ヘッド34が胎児の頭皮と接触すると直ち
に、回転つまみ44は再度回転され(矢印47)、それ
により螺旋ワイヤが胎児の頭皮内にねじ込まれる。その
段階で、螺旋電極それ自体を除く、全てのユニットを引
き抜くことができる。この場合の掴み部位は、例えば回
転つまみ44とすることができる。圧縮ばね33は取り
付け部材39の周縁リム即ち周方向止め41と接触して
いるので、外管、すなわちベース部材38及びこれに接
続された取り付け部材39が引き抜かれる。これは矢印
48で示されている。
【0067】図12は背後から、すなわち図11の右側
から見た取り付け部材39の端面図を示している。ベー
ス部材38は、溝49内に押し込まれる。内側の、周方
向フランク50は各々、製造工学上の理由から設けられ
た溝(図12で左右にある)を有している。2つのスナ
ップラグ40a及び40bは、これらの溝を通して観察
できる。
【0068】スナップラグの概観は、図12の基準線XI
II−XIIIに沿った縦断面図である図13からより明確で
ある。
【0069】図14は、正面図で見た、すなわち図11
で左側から見た圧縮ばね33を示している。切欠き部5
1a及び51bは、電極ヘッド34の後端に設けられた
対応するウェブ(回転防止部材)を受容する役割を果た
し、それによって、回転に関しては固定された、しかし
離脱可能な接続が作り出される。図14の基準線XV−XV
に沿った図15の断面図は、軸方向に伸び、対応する半
径方向部材54aないし54cを接続するウェブ53a
及び53bを示している。これらのウェブは可撓性であ
り、ばね作用をもたらす。
【0070】図9ないし図15に示した実施例は、内管
の引き抜き、又は電極ヘッドの独立した運動の何れによ
っても、電極ヘッド34と圧縮ばね33との間での回転
に関して固定された接続が離脱されないという、すぐれ
た利点を有している。従ってこの実施例は特に安全であ
り、操作も容易である。
【0071】別の実施例の縦断面図が図16に示されて
いる。この場合、電極ヘッド55は、2個の剪断可能な
プラスチック製ウェブ57a及び57bによって、外管
56に接続されている。その他の部品は前述の図面の部
品と対応しており、図16では個々に符号を付していな
い。
【0072】図16に示した挿入補助手段を挿入した
後、回転つまみが先ず矢印58の方向に回転され、それ
によってウェブ57a及び57bが剪断される。その時
点で、回転つまみを内管及び螺旋電極と共に、矢印59
の方向に前進させることができる。矢印60の方向に更
に回転させると、螺旋電極は胎児の頭皮内にねじ込まれ
る。次いで、挿入補助手段は矢印61の方向に引き抜く
ことができる。
【0073】図17に示した実施例では、電極ヘッド6
2と、外管内に圧入されたブシュ63には、対応するね
じ山が螺刻されている。従って回転つまみを矢印64の
方向に回転させると、螺旋電極は胎児の頭皮の方向に移
動され、回転を続けると頭皮にねじ込まれる。次いで、
挿入補助手段を矢印65の方向に引き抜くことができ
る。使用されるねじは、例えば標準形、又は台形のねじ
でよい。傾斜面を用いることも可能である。これらのね
じ山又は傾斜面は、螺旋電極が不注意で移動しないよう
に、付加的にスナップ止め位置を備えていてもよい。
【0074】
【発明の効果】以上の如く本発明によれば、内管は電極
ヘッドと一定した係合状態に保たれ、電極ヘッドが偶発
的に内管から外れることはない。また電極ヘッドは内管
に対して回転に関して固定されているから、内管からの
トルクの電極ヘッドへの伝達は容易である。そして電極
ヘッドと外管とは駆動接続により接続されており、電極
ヘッドは所定量以上のトルクが加えられた場合に離脱
し、その後胎児頭皮へのねじ込みが行われる。電極は内
管に対して離脱可能に接続されているため、その後外管
及び内管を引き抜いた場合に、電極は胎児頭皮に装着さ
れた状態で残される。かくして取り扱いが簡便で、また
母体及び胎児の何れに対しても損傷を与える危険性のな
い、胎児頭皮用電極の挿入装置が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来技術から公知の挿入補助手段の縦断面図で
ある。
【図2】やはり従来から公知の、改良形の挿入補助手段
の縦断面図である。
【図3】やはり従来から公知の、第3の挿入補助手段の
縦断面図である。
【図4】本発明の第1実施例による挿入補助手段の縦断
面図である。
【図5】図4の細部Vの拡大図である。
【図6】図4に示した新規な挿入補助手段の特定部分の
展開図である。
【図7】本発明の第1実施例による挿入補助手段の個々
の部品を示す図面である。
【図8】第1実施例の詳細の部分破断斜視図である。
【図9】本発明の第2実施例による内管、圧縮ばね及び
電極ヘッドの縦断面図である。
【図10】関連する外管の縦断面図である。
【図11】内管及び外管と、圧縮ばねと、電極ヘッドと
を含む本発明の第2の実施例による挿入補助手段の全体
図である。
【図12】第2実施例による取付け部材の正面図であ
る。
【図13】図12の基準線XIII−XIIIに沿った断面図で
ある。
【図14】本発明の第2実施例で使用される圧縮ばねの
正面図である。
【図15】図14の基準線XV−XVに沿った断面図であ
る。
【図16】本発明の第3実施例による断面図である。
【図17】第4実施例の断面図である。
【符号の説明】
17,34,55,62 電極ヘッド 18,42 螺旋ワイヤ 19,32 内管 20,44 回転つまみ 21,36 電極ケーブル 22,37,56 外管 23 補強部分 24 ゲート付き案内部 25 ピン 33 圧縮ばね 35 ウェブ 38 ベース部材 39 取り付け部材 40a,40b スナップラグ 41 周方向止め
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 A61B 5/0476

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも頭皮用電極の挿入に際して、内
    部部材、好ましくは内管に対して回転に関して固定され
    ると共に離脱可能に接続された電極ヘッドと、 頭皮用電極の挿入に際し、前記電極ヘッド及び前記内部
    部材が少なくとも部分的に挿入される外管とを含む、胎
    児頭皮用電極の挿入装置であって、 前記電極ヘッドと前記外管との間の離脱可能な駆動接続
    を含むことを特徴とする、胎児頭皮用電極の挿入装置。
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