JPH06153817A - 豚の成長促進 - Google Patents
豚の成長促進Info
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- JPH06153817A JPH06153817A JP5202002A JP20200293A JPH06153817A JP H06153817 A JPH06153817 A JP H06153817A JP 5202002 A JP5202002 A JP 5202002A JP 20200293 A JP20200293 A JP 20200293A JP H06153817 A JPH06153817 A JP H06153817A
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- JP
- Japan
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- frenolicin
- feed
- ester
- pig
- swine
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-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A23—FOODS OR FOODSTUFFS; TREATMENT THEREOF, NOT COVERED BY OTHER CLASSES
- A23K—FODDER
- A23K50/00—Feeding-stuffs specially adapted for particular animals
- A23K50/30—Feeding-stuffs specially adapted for particular animals for swines
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A23—FOODS OR FOODSTUFFS; TREATMENT THEREOF, NOT COVERED BY OTHER CLASSES
- A23K—FODDER
- A23K20/00—Accessory food factors for animal feeding-stuffs
- A23K20/10—Organic substances
- A23K20/195—Antibiotics
Landscapes
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Polymers & Plastics (AREA)
- Animal Husbandry (AREA)
- Zoology (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Food Science & Technology (AREA)
- Birds (AREA)
- Fodder In General (AREA)
- Feed For Specific Animals (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 豚の成長及び飼料効率の改善
【構成】 フレノリシンＢ又はその生理学的に許容され
る塩もしくはエステルを活性成分として使用する、豚の
成長及び飼料利用率を改善するための方法及び飼料組成
物。フレノリシンＢは所望の結果を達成するのに十分な
量、例えば飼料組成物１ｋｇ当り約２２ｍｇ〜約６６ｍ
ｇのフレノリシンＢを用いる。本発明には上記豚飼料組
成物を製造するための豚飼料プレミツクス組成物、及び
該活性成分を直接又はプレミツクスを経て従来の豚飼料
と混合することによる豚飼料組成物の製造方法も包含さ
れる。
る塩もしくはエステルを活性成分として使用する、豚の
成長及び飼料利用率を改善するための方法及び飼料組成
物。フレノリシンＢは所望の結果を達成するのに十分な
量、例えば飼料組成物１ｋｇ当り約２２ｍｇ〜約６６ｍ
ｇのフレノリシンＢを用いる。本発明には上記豚飼料組
成物を製造するための豚飼料プレミツクス組成物、及び
該活性成分を直接又はプレミツクスを経て従来の豚飼料
と混合することによる豚飼料組成物の製造方法も包含さ
れる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は豚における成長及び飼料
利用率（feed utilization）の向上に関し、またより詳
細には、活性成分としてフレノリシン(frenolicin)Ｂを
用いることによる豚における成長及び飼料利用率を増大
させる方法、活性成分として該フレノリシンＢを含有す
る豚飼料組成物及び豚飼料プレミツクス（premix）組成
物、並びにかかる豚飼料組成物の製造方法に関する。
利用率（feed utilization）の向上に関し、またより詳
細には、活性成分としてフレノリシン(frenolicin)Ｂを
用いることによる豚における成長及び飼料利用率を増大
させる方法、活性成分として該フレノリシンＢを含有す
る豚飼料組成物及び豚飼料プレミツクス（premix）組成
物、並びにかかる豚飼料組成物の製造方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】フレノリシンＢは例えば米国特許第４,
１９９,５１４号に記載されている如く、抗菌特性を有
する既知の醗酵生産物である。フレノリシンＢはまた抗
コクシジウム活性(anticoccidial activity)を有し、そ
して例えば鳥類のコクシジウム症に対するラサロシド
（lasalocid）の如きイオノフオア性（ionophorous）ポ
リエーテル抗コクシジウム剤の活性を増進させる（米国
特許第４,８３９,３８２号参照）。
１９９,５１４号に記載されている如く、抗菌特性を有
する既知の醗酵生産物である。フレノリシンＢはまた抗
コクシジウム活性(anticoccidial activity)を有し、そ
して例えば鳥類のコクシジウム症に対するラサロシド
（lasalocid）の如きイオノフオア性（ionophorous）ポ
リエーテル抗コクシジウム剤の活性を増進させる（米国
特許第４,８３９,３８２号参照）。
【０００３】
【発明の構成】今回、所望の効果を達成するのに十分な
量のフレノリシンＢを、飼料と組合わせて豚に経口投与
することにより、豚における成長と飼料利用率が改善さ
れる、即ち増大することが見出された。獣医学領域では
抗生物質の生理学的に許容しうる塩もしくはエステルの
形態は動物の処置又は福利において重要ではなく、また
塩もしくはエステル形態は経済性、簡便性、安定性等の
理由から選ばれることは周知であるので、該活性成分フ
レノリシンＢは場合によりそのままで、又はその生理学
的に許容しうる塩もしくはエステルとして存在すること
ができる。以下の説明において「フレノリシンＢ」（単独
で用いられる場合）又は「活性成分」という用語は、特に
ことわらない限り、フレノリシンＢそのもの又はその生
理学的に許容しうる塩もしくはエステルを意味すると理
解されるべきであるが、重量データが示されている場
合、これらはフレノリシンＢ単独又はその生理学的に許
容しうる塩もしくはエステルのフレノリシンＢ部分に関
する。
量のフレノリシンＢを、飼料と組合わせて豚に経口投与
することにより、豚における成長と飼料利用率が改善さ
れる、即ち増大することが見出された。獣医学領域では
抗生物質の生理学的に許容しうる塩もしくはエステルの
形態は動物の処置又は福利において重要ではなく、また
塩もしくはエステル形態は経済性、簡便性、安定性等の
理由から選ばれることは周知であるので、該活性成分フ
レノリシンＢは場合によりそのままで、又はその生理学
的に許容しうる塩もしくはエステルとして存在すること
ができる。以下の説明において「フレノリシンＢ」（単独
で用いられる場合）又は「活性成分」という用語は、特に
ことわらない限り、フレノリシンＢそのもの又はその生
理学的に許容しうる塩もしくはエステルを意味すると理
解されるべきであるが、重量データが示されている場
合、これらはフレノリシンＢ単独又はその生理学的に許
容しうる塩もしくはエステルのフレノリシンＢ部分に関
する。
【０００４】従つて本発明は、有効量のフレノリシンＢ
又はその生理学的に許容しうる塩もしくはエステルを活
性成分として含有することを特徴とする、豚における成
長及び飼料利用率を増大させるための豚飼料組成物を提
供するものである。有効量のフレノリシンＢ又はその生
理学的に許容しうる塩もしくはエステルを飼料と組合わ
せて豚に経口的に投与することを特徴とする豚における
成長及び飼料利用率を増大させる方法もまた、本発明の
更なる側面を提供する。
又はその生理学的に許容しうる塩もしくはエステルを活
性成分として含有することを特徴とする、豚における成
長及び飼料利用率を増大させるための豚飼料組成物を提
供するものである。有効量のフレノリシンＢ又はその生
理学的に許容しうる塩もしくはエステルを飼料と組合わ
せて豚に経口的に投与することを特徴とする豚における
成長及び飼料利用率を増大させる方法もまた、本発明の
更なる側面を提供する。
【０００５】本発明の豚飼料組成物は、従来の豚飼料中
に活性成分フレノリシンＢを直接に、又は濃厚物又はプ
レミツクス（premix）（以下、プレミツクスとだけ記
す）の一部として、混合することにより製造することが
できる。このように本発明による豚飼料組成物の製造方
法は、適当量のフレノリシンＢ又はその生理学的に許容
しうる塩もしくはエステルを従来の豚飼料と混合するこ
とにより添加するか、或いは該フレノリシンＢ又はその
生理学的に許容しうる塩もしくはエステルを非毒性可食
性担体と混合することによりそのプレミツクスを形成
し、次いで得られるプレミツクスを従来の豚飼料と混合
することにより添加することを特徴とする。活性成分を
約２０ｇ〜約６０ｇ／トン（約２２ｍｇ〜約６６ｍｇ／
ｋｇ）飼料の濃度で飼料と組合わせると、所望の成長促
進及び飼料効率が生じることが見出された。好ましい範
囲は約４０ｇ／トン〜約６０ｇ／トン（約４４ｍｇ〜約
６６ｍｇ／ｋｇ）である。本発明による豚飼料と組合わ
される活性成分の好ましい量は、約６０ｇ／トン（約６
６ｍｇ／ｋｇ）飼料である。
に活性成分フレノリシンＢを直接に、又は濃厚物又はプ
レミツクス（premix）（以下、プレミツクスとだけ記
す）の一部として、混合することにより製造することが
できる。このように本発明による豚飼料組成物の製造方
法は、適当量のフレノリシンＢ又はその生理学的に許容
しうる塩もしくはエステルを従来の豚飼料と混合するこ
とにより添加するか、或いは該フレノリシンＢ又はその
生理学的に許容しうる塩もしくはエステルを非毒性可食
性担体と混合することによりそのプレミツクスを形成
し、次いで得られるプレミツクスを従来の豚飼料と混合
することにより添加することを特徴とする。活性成分を
約２０ｇ〜約６０ｇ／トン（約２２ｍｇ〜約６６ｍｇ／
ｋｇ）飼料の濃度で飼料と組合わせると、所望の成長促
進及び飼料効率が生じることが見出された。好ましい範
囲は約４０ｇ／トン〜約６０ｇ／トン（約４４ｍｇ〜約
６６ｍｇ／ｋｇ）である。本発明による豚飼料と組合わ
される活性成分の好ましい量は、約６０ｇ／トン（約６
６ｍｇ／ｋｇ）飼料である。
【０００６】一般的には、若い豚の飼料中に約１.５ｍ
ｇ／ポンド（約３.３１ｍｇ／ｋｇ）体重／日、及び市
販用豚（pigs ready for market）中に約０.７５ｍｇ／
ポンド（約１.６５ｍｇ／ｋｇ）体重／日を供給する糧
食（ration）で、十分な量の活性成分を組合せるのが最
も望ましい。これらの数字は、飼料に約５０ｇの活性成
分／トン（約５５ｍｇ活性成分／ｋｇ）を含有すると
き、動物が飼料と共に摂取するフレノリシンＢの平均的
量を表わす。これらの量はもちろん動物の大きさ及び状
態により変わり得る。この点に関し、約２０ｇ／トン〜
約６０ｇ／トン（約２２ｍｇ−約６６ｍｇ／ｋｇ）の範
囲については、若い豚の飼料中の量／ポンド（／ｋｇ）
体重／日は適切には約０.６ｍｇ（約１.３２ｍｇ）〜約
２.４ｍｇ（約５.２９ｍｇ）である。約２０ｇ／トン〜
約６０ｇ／トン（約２２ｍｇ〜約６６ｍｇ／ｋｇ）飼料
の範囲については、市販用豚の飼料中、量／ポンド（／
ｋｇ）体重／日は約０.３ｍｇ（約０.６６ｍｇ）〜約
１.２ｍｇ（約２.６５ｍｇ）が適切である。若い豚及び
市販用豚の両方を考慮に入れて、該範囲は活性成分のｇ
／ｋｇ体重／日で表わして約０.６６ｍｇ〜約５.２９ｍ
ｇが適切である。
ｇ／ポンド（約３.３１ｍｇ／ｋｇ）体重／日、及び市
販用豚（pigs ready for market）中に約０.７５ｍｇ／
ポンド（約１.６５ｍｇ／ｋｇ）体重／日を供給する糧
食（ration）で、十分な量の活性成分を組合せるのが最
も望ましい。これらの数字は、飼料に約５０ｇの活性成
分／トン（約５５ｍｇ活性成分／ｋｇ）を含有すると
き、動物が飼料と共に摂取するフレノリシンＢの平均的
量を表わす。これらの量はもちろん動物の大きさ及び状
態により変わり得る。この点に関し、約２０ｇ／トン〜
約６０ｇ／トン（約２２ｍｇ−約６６ｍｇ／ｋｇ）の範
囲については、若い豚の飼料中の量／ポンド（／ｋｇ）
体重／日は適切には約０.６ｍｇ（約１.３２ｍｇ）〜約
２.４ｍｇ（約５.２９ｍｇ）である。約２０ｇ／トン〜
約６０ｇ／トン（約２２ｍｇ〜約６６ｍｇ／ｋｇ）飼料
の範囲については、市販用豚の飼料中、量／ポンド（／
ｋｇ）体重／日は約０.３ｍｇ（約０.６６ｍｇ）〜約
１.２ｍｇ（約２.６５ｍｇ）が適切である。若い豚及び
市販用豚の両方を考慮に入れて、該範囲は活性成分のｇ
／ｋｇ体重／日で表わして約０.６６ｍｇ〜約５.２９ｍ
ｇが適切である。
【０００７】通常、豚中での成長増強剤効果を有効なら
しめるためには、該活性成分は離乳から始まり、年令及
び体重が市販に適するようになるまで、飼料中に入れ
る。
しめるためには、該活性成分は離乳から始まり、年令及
び体重が市販に適するようになるまで、飼料中に入れ
る。
【０００８】本発明の豚飼料組成物は、（１） 例えば
垂直飼料混合機（vertical feed mixer）中で混合する
ことにより該活性成分を直接従来の豚飼料に添加する
か；又は（２） フレノリシンＢ又はその生理学的に許
容しうる塩もしくはエステルを、例えばトウモロコシ
粉、トウモロコシ蒸留器からの乾燥穀粒（corn distill
ersdried grain）、大豆粉、大豆粗ひき穀物、大豆粉、
小麦粉、引き割りトウモロコシ、米粗ひき穀物、麦芽、
石灰石、カキ殻粉（meal, flour）、米糖、ちぢれカラ
ス麦、引き割りカラス麦、ビール醸造器からの穀粒（fr
ewers grain）、塩、硅酸カルシウム、粘土、りん酸二
カルシウム、タルク、魚粉、乾燥した魚溶解物、くず肉
（meat scraps）、タンク粕、骨粉、乾燥ホエー、乾燥
ミルク固形物、抗微生物的菌糸、醗酵溶解物、蒸留溶解
物、糖密溶解物、乾燥イースト、乾燥柑橘類粉、及び同
様のものの如き適切な非毒性可食性担体と混合すること
によりプレミツクスを形成し（その際例えば大豆油の如
き種々の油をプレミツクス中に混合してもよく）、そし
て例えば飼料混合機又は飼料ブレンダーを用いて混合す
ることにより、得られるプレミツクスを飼料に添加す
る；ことにより適切に製造することができる。
垂直飼料混合機（vertical feed mixer）中で混合する
ことにより該活性成分を直接従来の豚飼料に添加する
か；又は（２） フレノリシンＢ又はその生理学的に許
容しうる塩もしくはエステルを、例えばトウモロコシ
粉、トウモロコシ蒸留器からの乾燥穀粒（corn distill
ersdried grain）、大豆粉、大豆粗ひき穀物、大豆粉、
小麦粉、引き割りトウモロコシ、米粗ひき穀物、麦芽、
石灰石、カキ殻粉（meal, flour）、米糖、ちぢれカラ
ス麦、引き割りカラス麦、ビール醸造器からの穀粒（fr
ewers grain）、塩、硅酸カルシウム、粘土、りん酸二
カルシウム、タルク、魚粉、乾燥した魚溶解物、くず肉
（meat scraps）、タンク粕、骨粉、乾燥ホエー、乾燥
ミルク固形物、抗微生物的菌糸、醗酵溶解物、蒸留溶解
物、糖密溶解物、乾燥イースト、乾燥柑橘類粉、及び同
様のものの如き適切な非毒性可食性担体と混合すること
によりプレミツクスを形成し（その際例えば大豆油の如
き種々の油をプレミツクス中に混合してもよく）、そし
て例えば飼料混合機又は飼料ブレンダーを用いて混合す
ることにより、得られるプレミツクスを飼料に添加す
る；ことにより適切に製造することができる。
【０００９】本発明の該プレミツクス中の活性成分（フ
レノリシンＢ）の濃度は、完全な糧食（ration）の簡便
な混合を与えるために、非常に少ない量（約５重量％又
は更に低い）〜大きい量（約５０重量％又は更に高い）
の範囲をとることができる。一般的に全体で２,０００
ｌｂｓ（９０７.２ｋｇ）必要な飼料量に約１ポンド
（およそ０.４５３６ｋｇ）のプレミツクスを添加して
所望の投与水準が得られるように、十分な量の活性成分
を存在させる。例えばプレミツクス１ポンド当り６０ｇ
のフレノリシンＢを含有するプレミツクス（１３.４％
プレミツクス）１ポンド（０.４５３６ｋｇ）を１.９９
９ ｌｂｓ（９０６.７ｋｇ）の糧食（ration）に添加す
ると、フレノリシンＢ６０ｇ／トン（フレノリシンＢ６
６ｍｇ／ｋｇ）の水準の飼料が得られるであろう。
レノリシンＢ）の濃度は、完全な糧食（ration）の簡便
な混合を与えるために、非常に少ない量（約５重量％又
は更に低い）〜大きい量（約５０重量％又は更に高い）
の範囲をとることができる。一般的に全体で２,０００
ｌｂｓ（９０７.２ｋｇ）必要な飼料量に約１ポンド
（およそ０.４５３６ｋｇ）のプレミツクスを添加して
所望の投与水準が得られるように、十分な量の活性成分
を存在させる。例えばプレミツクス１ポンド当り６０ｇ
のフレノリシンＢを含有するプレミツクス（１３.４％
プレミツクス）１ポンド（０.４５３６ｋｇ）を１.９９
９ ｌｂｓ（９０６.７ｋｇ）の糧食（ration）に添加す
ると、フレノリシンＢ６０ｇ／トン（フレノリシンＢ６
６ｍｇ／ｋｇ）の水準の飼料が得られるであろう。
【００１０】本発明を以下の実施例によりさらに具体的
に説明する：
に説明する：
【００１１】
【実施例】実施例１ 所望の投与水準を与えるために用いることができるプレ
ミツクスの具体例を以下に示す。それぞれの場合におい
てフレノリシンＢはそのまま用いる。
ミツクスの具体例を以下に示す。それぞれの場合におい
てフレノリシンＢはそのまま用いる。
【００１２】
【表１】プレミツクスＮｏ.１ 成分 グラム／キログラム 混合物 Ａ Ｂ Ｃ フレノリシンＢ ２２ ４４ ６６ 硅酸カルシウム（Microcel E） ２０ ２０ ２０ 炭酸カルシウム（カキ殻粉） ９５８ ９３６ ９１２ 全重量 １０００ １０００ １０００ フレノリシンＢをミクロセル（Microcel）Ｅと混合す
る。カキ殻粉を適切な混合機中に仕込み、フレノリシン
Ｂ／ミクロセルＥ混合体を添加し、そして全体を均一に
なるまで混合する。
る。カキ殻粉を適切な混合機中に仕込み、フレノリシン
Ｂ／ミクロセルＥ混合体を添加し、そして全体を均一に
なるまで混合する。
【００１３】そしてこのプレミツクスを商業用豚飼料に
約２ポンド／トン（約１ｋｇ／１０００ｋｇ）の割合で
添加し、混合物Ａについては約２０ｇフレノリシンＢ／
トン（約２２ｍｇ／ｋｇ）、混合物Ｂについては約４０
ｇフレノリシンＢ／トン（約４４ｍｇ／ｋｇ）、そして
混合物Ｃについては約６０ｇフレノリシンＢ／トン（約
６６ｍｇ／ｋｇ）の濃度が得られる。このプレミツクス
が添加される商業用飼料には他の活性成分が無くてもよ
いが、最終混合物がそれと適合性があるならば他の活性
成分を含有してもよい。
約２ポンド／トン（約１ｋｇ／１０００ｋｇ）の割合で
添加し、混合物Ａについては約２０ｇフレノリシンＢ／
トン（約２２ｍｇ／ｋｇ）、混合物Ｂについては約４０
ｇフレノリシンＢ／トン（約４４ｍｇ／ｋｇ）、そして
混合物Ｃについては約６０ｇフレノリシンＢ／トン（約
６６ｍｇ／ｋｇ）の濃度が得られる。このプレミツクス
が添加される商業用飼料には他の活性成分が無くてもよ
いが、最終混合物がそれと適合性があるならば他の活性
成分を含有してもよい。
【００１４】
【表２】プレミツクスＮｏ.２ 成分 グラム／キログラム 混合物 Ａ Ｂ Ｃ フレノリシンＢ ２２ ４４ ６６ 硅酸カルシウム（Microcel E） ２０ ２０ ２０ 大豆油（soy oil） ２０ ２０ ２０ 磨砕米殻 ９３８ ９１６ ８９４ 全重量 １０００ １０００ １０００ 磨砕米殻（ground rice hull）を適切な混合機中に仕込
み、約２０ｇ（最終混合物の２重量％）の大豆油をそれ
にゆつくり加え、そして全体を完全に混合する。ミクロ
セル（Microcel）Ｅと一緒のフレノリシンＢをそれに添
加し、全体を均一になるまで完全に混合する。
み、約２０ｇ（最終混合物の２重量％）の大豆油をそれ
にゆつくり加え、そして全体を完全に混合する。ミクロ
セル（Microcel）Ｅと一緒のフレノリシンＢをそれに添
加し、全体を均一になるまで完全に混合する。
【００１５】そしてこのプレミツクスを商業用豚飼料に
約２ポンド／トン（約１ｋｇ／１０００ｋｇ）の割合で
添加し、混合物Ａについては約２０ｇフレノリシンＢ／
トン（約２２ｍｇ／ｋｇ）、混合物Ｂについては約４０
ｇフレノリシンＢ／トン（約４４ｍｇ／ｋｇ）、そして
混合物Ｃについては約６０ｇフレノリシンＢ／トン（約
６６ｍｇ／ｋｇ）の濃度が得られる。このプレミツクス
が添加される商業用飼料には他の活性成分が無くてもよ
く、或いは最終混合物がそれと適合性があるならば他の
活性成分を含有してもよい。
約２ポンド／トン（約１ｋｇ／１０００ｋｇ）の割合で
添加し、混合物Ａについては約２０ｇフレノリシンＢ／
トン（約２２ｍｇ／ｋｇ）、混合物Ｂについては約４０
ｇフレノリシンＢ／トン（約４４ｍｇ／ｋｇ）、そして
混合物Ｃについては約６０ｇフレノリシンＢ／トン（約
６６ｍｇ／ｋｇ）の濃度が得られる。このプレミツクス
が添加される商業用飼料には他の活性成分が無くてもよ
く、或いは最終混合物がそれと適合性があるならば他の
活性成分を含有してもよい。
【００１６】実施例２ 平均体重３５ ｌｂｓ（１５.８８ｋｇ）の６４頭の雑種
食肉用豚（雄３２、雌３２）をそれぞれランダムに４つ
の処置群に分けた。該４つの処置群は、０（対照）、２
０、４０又は６０ｇフレノリシンＢ（それ自身）／トン
（０、２２、４４又は６６ｍｇフレノリシンＢ／ｋｇ）
飼料であつた。各処置群は各４頭の豚につき４回繰返し
（four replicates）行なった。（１６頭の豚（雄８、
雌８）をそれぞれの処置群について、各々雄又は雌豚の
２回の繰返しを形成するように、別々に囲われた雄及び
雌を有するそれぞれの処置群に割り当てた。同性の４頭
の豚をランダムに囲いに割り当て、そして同性の囲い２
つをランダムに４つの処置群の各々に割り当てた。各豚
は個々の独自の番号耳札で見分けた。
食肉用豚（雄３２、雌３２）をそれぞれランダムに４つ
の処置群に分けた。該４つの処置群は、０（対照）、２
０、４０又は６０ｇフレノリシンＢ（それ自身）／トン
（０、２２、４４又は６６ｍｇフレノリシンＢ／ｋｇ）
飼料であつた。各処置群は各４頭の豚につき４回繰返し
（four replicates）行なった。（１６頭の豚（雄８、
雌８）をそれぞれの処置群について、各々雄又は雌豚の
２回の繰返しを形成するように、別々に囲われた雄及び
雌を有するそれぞれの処置群に割り当てた。同性の４頭
の豚をランダムに囲いに割り当て、そして同性の囲い２
つをランダムに４つの処置群の各々に割り当てた。各豚
は個々の独自の番号耳札で見分けた。
【００１７】各重複群（replicate）の４頭の豚を、動
物当りほぼ１０平方フイートを与える別々の囲いに入れ
て、同じ屋内に入れた。該囲いは、廃棄物を制御するた
め部分的に薄板を設けた（slatted）コンクリート製床
およびコンクリート・ブロツク壁で構成した。飼料は動
流供給装置にて自由に提供され、水は自動ニツプル型給
水器で自由に補充された。
物当りほぼ１０平方フイートを与える別々の囲いに入れ
て、同じ屋内に入れた。該囲いは、廃棄物を制御するた
め部分的に薄板を設けた（slatted）コンクリート製床
およびコンクリート・ブロツク壁で構成した。飼料は動
流供給装置にて自由に提供され、水は自動ニツプル型給
水器で自由に補充された。
【００１８】該豚には下記表の典型的商業用糧食の食事
を与えた； 食事 蛋白水準 豚のおおよその体重 出発時用(Starter) 19 ％ 35−75 lbs(15.88−34.02 Kg) 成長期用(Grower) 16 ％ 75−110 lbs(34.02−49.90 Kg) 仕上げ用(Finisher) 13 ％ 110 lbs + (49.90 kg +) それぞれの豚について５６日間７日毎に体重（ｌｂｓ）
を調べ、各々の供餌機に残つた飼料を体重を調べるとき
に毎週秤量し、各々の囲いで消費された飼料の量を測定
した。日毎の平均増加量（ｌｂｓ／頭／日）、及び飼料
転換量、即ち増加した体重ポンド当りの消費量を体重と
飼料消費量から計算した。
を与えた； 食事 蛋白水準 豚のおおよその体重 出発時用(Starter) 19 ％ 35−75 lbs(15.88−34.02 Kg) 成長期用(Grower) 16 ％ 75−110 lbs(34.02−49.90 Kg) 仕上げ用(Finisher) 13 ％ 110 lbs + (49.90 kg +) それぞれの豚について５６日間７日毎に体重（ｌｂｓ）
を調べ、各々の供餌機に残つた飼料を体重を調べるとき
に毎週秤量し、各々の囲いで消費された飼料の量を測定
した。日毎の平均増加量（ｌｂｓ／頭／日）、及び飼料
転換量、即ち増加した体重ポンド当りの消費量を体重と
飼料消費量から計算した。
【００１９】個々の体重及び囲いの飼料消費量を、０
（対照）、２０、４０及び６０ｇ／トン（０、２２、４
４及び６６ｍｇ／ｋｇ）処置群について、０、７、１
４、２１、２８、３５、４２、４９及び５６日に求め
た。各週間隔で各囲いについての平均の日毎の増加量並
びに各連続した週についての累積的結果を表１に示す。
表２は各週間隔の各囲いについての、及び各連続的週に
ついての累積的平均飼料転換量を含む。各囲いについて
の日毎の平均飼料消費量の週毎の及び累積的データを表
３に示す。
（対照）、２０、４０及び６０ｇ／トン（０、２２、４
４及び６６ｍｇ／ｋｇ）処置群について、０、７、１
４、２１、２８、３５、４２、４９及び５６日に求め
た。各週間隔で各囲いについての平均の日毎の増加量並
びに各連続した週についての累積的結果を表１に示す。
表２は各週間隔の各囲いについての、及び各連続的週に
ついての累積的平均飼料転換量を含む。各囲いについて
の日毎の平均飼料消費量の週毎の及び累積的データを表
３に示す。
【００２０】
【表３】
【００２１】
【表４】
【００２２】
【表５】
【００２３】該研究は５６日迄実施し、その時点で０、
２０、４０及び６０ｇ／トン（０、２２、４４及び６６
ｍｇ／ｋｇ）処置群についての平均体重（ｌｂｓ／ｋ
ｇ）はそれぞれ１２９.４／５８.７、１３８.３／６２.
７、１４２.０／６４.４及び１４４.４／６５.５であつ
た。
２０、４０及び６０ｇ／トン（０、２２、４４及び６６
ｍｇ／ｋｇ）処置群についての平均体重（ｌｂｓ／ｋ
ｇ）はそれぞれ１２９.４／５８.７、１３８.３／６２.
７、１４２.０／６４.４及び１４４.４／６５.５であつ
た。
【００２４】５６日供餌期間での対照と比較したフレノ
リシン処置動物の平均的日毎増加量、飼料転換量及び飼
料摂取における改善％は以下の通りである：
リシン処置動物の平均的日毎増加量、飼料転換量及び飼
料摂取における改善％は以下の通りである：
【００２５】
【表６】 処置群 改良パーセント（％） 飼料摂取 平均的日毎増加量 飼料転換量* （対照に対する増加％） 0 0 0 0 20 7.7 1.6 6.2 40 11.2 0.4 11.0 60 13.5 6.1 6.7 ＊ 飼料転換量における変化％は、対照に比較した、各
処置群により獲得された体重ポンド当りの飼料消費量に
おける減少を表わす。
処置群により獲得された体重ポンド当りの飼料消費量に
おける減少を表わす。
【００２６】結果の統計的分析は、処置、性及び性別に
よる処置の項目を含む変動分析(analysis of variance)
を用いて完成した。
よる処置の項目を含む変動分析(analysis of variance)
を用いて完成した。
【００２７】０日〜８週の平均的日毎増加量（average
daily gain）及び０日〜６週及び０日〜８週の飼料転換
量（feed conversion）は処置群により相当異つてい
た。全体的成績についてのリニアー・プラトー・モデル
（Linear Plateau Model）からの結果は、２０〜４０ｇ
／トン（２２又は４４ｍｇ／ｋｇ）の投与範囲が平均的
日毎増加量を改善するであろうことを示している。６０
ｇ／トン（６６ｍｇ／ｋｇ）は統計的に重要な処置及び
性相互作用を全体的に達成するために食事に添加される
べきであろう。
daily gain）及び０日〜６週及び０日〜８週の飼料転換
量（feed conversion）は処置群により相当異つてい
た。全体的成績についてのリニアー・プラトー・モデル
（Linear Plateau Model）からの結果は、２０〜４０ｇ
／トン（２２又は４４ｍｇ／ｋｇ）の投与範囲が平均的
日毎増加量を改善するであろうことを示している。６０
ｇ／トン（６６ｍｇ／ｋｇ）は統計的に重要な処置及び
性相互作用を全体的に達成するために食事に添加される
べきであろう。
【００２８】３種のフレノリシンＢ処置群（２０、４０
及び６０ｇ／トン＝２２、４４及び６６ｍｇ／ｋｇ）の
全てについて、平均的日毎増加量及び飼料効率に対する
ポジテイブな成長達成応答があつた。６０ｇ／トン（６
６ｍｇ／ｋｇ）という最高水準は平均的日毎増加量にお
いて最大（１３.５％）の増加を達成し、また対照と比
較して体重増加ポンド当り６.１％少い飼料を転換した
処置動物で最高の飼料効率をも達成した。該フレノリシ
ンＢ処置豚では２０、４０又は６０ｇ／トン（２２、４
４又は６６ｍｇ／ｋｇ）飼料の実験化合物を含有する食
事に関しては何らの毒性の兆候もみられなかつた。
及び６０ｇ／トン＝２２、４４及び６６ｍｇ／ｋｇ）の
全てについて、平均的日毎増加量及び飼料効率に対する
ポジテイブな成長達成応答があつた。６０ｇ／トン（６
６ｍｇ／ｋｇ）という最高水準は平均的日毎増加量にお
いて最大（１３.５％）の増加を達成し、また対照と比
較して体重増加ポンド当り６.１％少い飼料を転換した
処置動物で最高の飼料効率をも達成した。該フレノリシ
ンＢ処置豚では２０、４０又は６０ｇ／トン（２２、４
４又は６６ｍｇ／ｋｇ）飼料の実験化合物を含有する食
事に関しては何らの毒性の兆候もみられなかつた。
【００２９】本研究により得られた結果は、２０、４０
又は６０ｇ／トン（２２、４４又は６６ｍｇ／ｋｇ）で
出発時用及び成長期用糧食を豚に与えた場合に成長増進
剤として非常に活性があることを示している。６０ｇ／
トン（６６ｍｇ／ｋｇ）水準は、平均的日毎増加量及び
飼料効率の改善に最も影響を及ぼした。
又は６０ｇ／トン（２２、４４又は６６ｍｇ／ｋｇ）で
出発時用及び成長期用糧食を豚に与えた場合に成長増進
剤として非常に活性があることを示している。６０ｇ／
トン（６６ｍｇ／ｋｇ）水準は、平均的日毎増加量及び
飼料効率の改善に最も影響を及ぼした。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ロス・ウイリアム・ミラー アメリカ合衆国ペンシルベニア州19422ブ ルーベル・ウツドドライブ365 (72)発明者 ユージーン・ジヨージ・シルドネクト アメリカ合衆国ニユージヤージイ州07840 ハケツツタウン・ヒルサイドロード９
Claims (9)
- 【請求項１】 活性成分として、有効量のフレノリシン
（frenolicin）Ｂ又はその生理学的に許容しうる塩もし
くはエステルを含有することを特徴とする、豚の成長及
び飼料利用率を増大させるための豚飼料組成物。 - 【請求項２】 フレノリシンそれ自体又はその塩もしく
はエステルの部分としてのフレノリシンＢの濃度が約２
２ｍｇ〜約６６ｍｇ／ｋｇ豚飼料組成物である請求項１
記載の豚飼料組成物。 - 【請求項３】 該濃度が約４４ｍｇ〜約６６ｍｇ／ｋｇ
豚飼料組成物である請求項２記載の豚飼料組成物。 - 【請求項４】 請求項１〜３のいずれかに記載の豚飼料
組成物の製造用の豚飼料プレミツクス（premix）組成物
であって約５重量％〜約５０重量％のフレノリシンＢの
濃度でフレノリシンＢ又はその生理学的に許容しうる塩
もしくはエステルを含有することを特徴とする豚飼料プ
レミツクス組成物。 - 【請求項５】 フレノリシンＢ又はその生理学的に許容
しうる塩もしくはエステルの適当量を通常の豚飼料に混
合することにより添加するか、或いは該フレノリシンＢ
又はその生理学的に許容しうる塩もしくはエステルを非
毒性可食性担体と混合することによりそのプレミツクス
を形成し、次いで得られるプレミツクスを通常の豚飼料
に混合することにより添加することを特徴とする請求項
１〜３のいずれかに記載の豚飼料組成物の製造方法。 - 【請求項６】 有効量のフレノリシンＢ又はその生理学
的に許容しうる塩もしくはエステルを、豚の飼料と組合
わせて豚に経口的に投与することを特徴とする、豚にお
ける成長及び飼料利用率を増大させる方法。 - 【請求項７】 フレノリシンＢ又はその生理学的に許容
しうる塩もしくはエステルを約２２ｍｇ〜約６６ｍｇフ
レノリシンＢ／ｋｇ豚飼料組成物の量で豚飼料組成物に
投与する請求項６記載の方法。 - 【請求項８】 フレノリシンＢの量が約４４ｍｇ〜約６
６ｍｇ／ｋｇ豚飼料組成物である請求項７記載の方法。 - 【請求項９】 豚の成長及び飼料利用率を増大させるた
めの、フレノリシンＢ又はその生理学的に許容しうる塩
もしくはエステルの使用。
Applications Claiming Priority (4)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| US066613 | 1979-08-15 | ||
| US91980992A | 1992-07-24 | 1992-07-24 | |
| US919809 | 1992-07-24 | ||
| US6661393A | 1993-05-28 | 1993-05-28 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06153817A true JPH06153817A (ja) | 1994-06-03 |
Family
ID=26746953
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5202002A Pending JPH06153817A (ja) | 1992-07-24 | 1993-07-23 | 豚の成長促進 |
Country Status (8)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5641806A (ja) |
| EP (1) | EP0580059A3 (ja) |
| JP (1) | JPH06153817A (ja) |
| AU (1) | AU658314B2 (ja) |
| CA (1) | CA2100605A1 (ja) |
| HU (1) | HUT69960A (ja) |
| PH (1) | PH31153A (ja) |
| RU (1) | RU2106789C1 (ja) |
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|---|---|---|---|---|
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| JPH09224585A (ja) * | 1996-02-26 | 1997-09-02 | F Hoffmann La Roche Ag | ニワトリにおける成長促進 |
| US8519008B2 (en) | 2003-01-22 | 2013-08-27 | Purina Animal Nutrition Llc | Method and composition for improving the health of young monogastric mammals |
| FR2909558B1 (fr) * | 2006-12-12 | 2009-04-17 | Ceva Sante Animale Sa | Procede de fabrication de premelanges medicamenteux |
| CN104304833A (zh) * | 2014-11-24 | 2015-01-28 | 卢华明 | 一种猪饲料 |
| CN111134129B (zh) * | 2020-01-10 | 2021-07-20 | 东北农业大学 | 福临霉素在抑制引起植物病害的病原真菌活性中的应用 |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5814439B2 (ja) * | 1978-02-17 | 1983-03-18 | 北里研究所（社団法人） | 新規化合物フレノリシンｂおよびその製造法 |
| JPS5888313A (ja) * | 1981-11-19 | 1983-05-26 | Asahi Chem Ind Co Ltd | 抗コクシジウム剤 |
| US4839382A (en) * | 1987-05-11 | 1989-06-13 | Hoffmann-La Roche Inc. | Anticoccidial compositions |
-
1993
- 1993-07-06 RU RU93048128A patent/RU2106789C1/ru active
- 1993-07-13 EP EP19930111166 patent/EP0580059A3/en not_active Ceased
- 1993-07-15 CA CA002100605A patent/CA2100605A1/en not_active Abandoned
- 1993-07-19 AU AU42054/93A patent/AU658314B2/en not_active Ceased
- 1993-07-20 PH PH46544A patent/PH31153A/en unknown
- 1993-07-21 HU HU9302099A patent/HUT69960A/hu unknown
- 1993-07-23 JP JP5202002A patent/JPH06153817A/ja active Pending
-
1995
- 1995-04-10 US US08/419,293 patent/US5641806A/en not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| EP0580059A3 (en) | 1994-06-08 |
| EP0580059A2 (en) | 1994-01-26 |
| PH31153A (en) | 1998-03-20 |
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| AU658314B2 (en) | 1995-04-06 |
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| AU4205493A (en) | 1994-01-27 |
| CA2100605A1 (en) | 1994-01-25 |
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