JPH06153573A - サーボシステムの同調位相制御における速度指令の生成方法 - Google Patents
サーボシステムの同調位相制御における速度指令の生成方法Info
- Publication number
- JPH06153573A JPH06153573A JP4291227A JP29122792A JPH06153573A JP H06153573 A JPH06153573 A JP H06153573A JP 4291227 A JP4291227 A JP 4291227A JP 29122792 A JP29122792 A JP 29122792A JP H06153573 A JPH06153573 A JP H06153573A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- time
- speed
- phase
- speed command
- sec
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Feedback Control In General (AREA)
- Control Of Multiple Motors (AREA)
Abstract
度を達成することのできる、同調位相制御における繰り
返しパターンの速度指令の生成方法を提供することであ
る。 【構成】 1タクトタイムの経過中、速度指令曲線の加
減速度を、1タクトタイムの終了時に、まず、負荷の駆
動軸の速度を復帰させ、次に残りの時間中に該駆動軸の
位相補正の遅れを取り戻すことができるように調整す
る。したがって、制御系のパラメータの決定が容易で、
同調位相制御の目標精度を高めることができ、装置の構
成も簡単なものとすることができる。
Description
れらの間の同調位相制御を必要とする負荷を駆動するサ
ーボシステムにおける速度指令の生成方法に関し、特
に、一定のタクトタイム毎に同一パターンを繰り返す速
度指令の生成方法に関する。
属、紙、フィルム、プラスチックあるいはゴムなどを複
数の機械によりそれぞれの駆動軸を制御して加工する場
合、これらの駆動軸を速度と位相とを同調させて運転す
る必要がある。特開平4−99627号はこの種の制御
を行うサーボシステムの同調位相制御装置を開示してお
り、サーボシステムのコントローラとしてCPUを用い
て、入力される速度指令を一定の時間間隔毎に検出して
積算し、積算の都度その積分値に所定の係数を乗じるこ
とにより時時刻刻に各駆動軸に共通の基準となる位相指
令を生成し、この基準位相指令と各駆動軸のパルスエン
コーダより帰還されるパルス信号を同一の時間間隔毎に
それぞれ積算して生成された帰還位置信号との偏差を求
め、この偏差の積分値を基準速度信号に加算して各駆動
軸に対する回転指令として出力することにより、複数の
駆動軸の同調位相制御を行っている。
ーボシステムに速度指令を与えて、これよりコントロー
ラによる高速演算を利用して各駆動軸の速度と位相とを
同時に目標値に到達させようとするもので、このような
制御方法を同一パターンの変速を一定のタクトタイム毎
に繰り返す同調位相制御に適用した場合の1タクトタイ
ム期間中における速度指令曲線の経過の1例を図2のグ
ラフに示す。1タクトタイムは0.18secであり、
速度指令Vrefの値は、正転速度2.6811m/s
ecより正転時減速時間Td1 が0.036secで速
度0m/secまで直線減速する(曲線1)。次に、逆
転方向に直線加速して逆転時加速時間Ta2 が0.02
9secで逆転速度1.2218m/secに到達し
(曲線2)、引続いて0.050sec間この状態を継
続する(曲線3)。次に逆転時減速時間Td2 が0.0
29secで再び速度0m/secの線まで直線減速す
る(曲線4)。最後に正転時加速時間Ta1 が0.03
6secで元の速度の正転方向2.6811m/sec
に復帰する(曲線5)。各駆動軸はこの速度指令Vre
fを受け取って、それぞれの制御装置により速度指令V
refより算出される位相に急速に追従する。以下、繰
り返して上述した経過の速度指令が与えられる。
相制御における速度指令の与え方は、1タクトタイムの
(点A)における駆動軸の速度と位相とが同時に目標値
に到達することを要求しており、そのとき、必ず目標精
度範囲内に速度および位相が収まる必要がある。この場
合は瞬時に駆動軸の位相偏差を抑制することが必要で、
これは要求精度が厳しい場合、通常のハードウェアを用
いて行うことは、制御上、非常に困難であるという欠点
がある。本発明の目的は、上述した欠点を解消して、通
常のハードウェアを用いて十分に所定の精度を達成する
のに可能な、同調位相制御における速度指令の生成方法
を提供することである。
の同調位相制御における速度指令の生成方法は、1タク
トタイムの経過中、該タクトタイムの終了時点において
駆動軸の位相がタクトタイムの開始時点における位相に
まで復帰するのに少なくとも必要な時間だけタクトタイ
ムの終了時点より以前の時点までに、駆動軸の速度がタ
クトタイムの開始時点の速度に到達するように、速度指
令曲線の加速度および減速度を調整することとしてい
る。
速度指令にしたがって各駆動軸を加減速し、1タクトタ
イムの終了時にまず駆動軸の速度を元の速度に整定し、
残りの時間中に位相偏差を解消して目標とする位相に駆
動軸を整定することにより、容易に目標精度の得られる
複数の駆動軸の同調位相制御を達成することができる。
する。図1は、本発明のサーボシステム同調位相制御に
おける速度指令の生成方法の一実施例により生成された
速度指令のパターンの例を示すグラフである。いまの場
合、タクトタイムは上述した図2の場合と同様に0.1
8secとし、まず、速度指令Vrefの値は正転方向
の2.6811m/secより正転時減速時間Td1 が
0.036secで停止速度0m/secまで直線的に
減速し(曲線1)、引き続いて逆転方向の2.6811
m/sec迄逆転時加速時間Ta2 が0.036sec
で直線的に加速する(曲線2)。次に、逆転方向に0.
018sec間、速度を2.6811m/secに保持
した後(曲線3)減速を開始し、逆転時減速時間Td2
が0.036secで再び停止速度0m/secまで直
線的に減速する(曲線4)。引き続いて正転方向に正転
時加速時間Ta1が0.036secで直線的に加速し
て、元の正転方向の速度2.6811m/secの値に
復帰する(曲線5)。この場合、終了時点Aの手前に残
る0.018secの期間(曲線6)は、速度の変化に
対する位相の補正の遅れを解消するのに十分な時間的余
裕である。
度とは、複数の駆動軸それぞれについて、負荷機械の電
動機軸換算GD2 〔kg・m2 〕と駆動電動機のGD2
〔kg・m2 〕との合計GD2 〔kg・m2 〕と、駆動
電動機の定格トルクT100 〔kg・m〕および定格回転
数N100 [rpm]とより算出できる最小加速時間およ
び最小減速時間で加減速が終るように設定する。あるい
は、上述した点Aの手前の位相補正のための時間的余裕
が得られる限り、これらの最小加減速時間より若干大き
い時間で加減速が終るようにしてもよい。
タイムの終了時点の手前で駆動軸の速度を開始時点での
速度にまで復帰させ、残りの時間中に位相の補正が可能
となるように、タクトタイム経過中の速度指令値の加減
速を調整して速度指令を生成することにより、制御系の
パラメータの決定を容易とし、かつ、同調位相制御の精
度を高めることができ、また、制御系全体の構成も簡単
化することも可能として信頼性が上がるという効果があ
る。
パターンの例を示すグラフである。
ターンの例を示すグラフである。
Claims (1)
- 【請求項1】 入力された速度指令より複数の駆動軸そ
れぞれの位相情報を演算して該駆動軸の同調位相制御を
行うサーボシステムにおける、一定のタクトタイム毎に
同一のパターンを繰り返す速度指令の生成方法におい
て、 1タクトタイムの経過中、該タクトタイムの終了時点に
おいて駆動軸の位相がタクトタイムの開始時点における
位相にまで復帰するのに少なくとも必要な時間だけタク
トタイムの終了時点より以前の時点までに、駆動軸の速
度がタクトタイムの開始時点の速度に到達するように、
速度指令曲線の加速度および減速度を調整することを特
徴とする速度指令の生成方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29122792A JP3327298B2 (ja) | 1992-10-29 | 1992-10-29 | サーボシステムの同調位相制御における速度指令の生成方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29122792A JP3327298B2 (ja) | 1992-10-29 | 1992-10-29 | サーボシステムの同調位相制御における速度指令の生成方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06153573A true JPH06153573A (ja) | 1994-05-31 |
JP3327298B2 JP3327298B2 (ja) | 2002-09-24 |
Family
ID=17766124
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP29122792A Expired - Lifetime JP3327298B2 (ja) | 1992-10-29 | 1992-10-29 | サーボシステムの同調位相制御における速度指令の生成方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3327298B2 (ja) |
-
1992
- 1992-10-29 JP JP29122792A patent/JP3327298B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3327298B2 (ja) | 2002-09-24 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5521830A (en) | Motion controller and synchronous control process therefor | |
JPWO2003085816A1 (ja) | モータの制御装置 | |
US5517100A (en) | Method of controlling a servo motor | |
JPWO2004008624A1 (ja) | サーボ制御装置のゲイン調整方法 | |
EP0797135B1 (en) | Numerical controller | |
JP2606773B2 (ja) | サーボシステムにおける加速制御方法及び装置 | |
JPH06153573A (ja) | サーボシステムの同調位相制御における速度指令の生成方法 | |
JP3226413B2 (ja) | 数値制御装置 | |
JPH08263143A (ja) | 外乱オブザーバを用いた制御ゲイン切り替え方式 | |
JPH0792702B2 (ja) | 制御装置 | |
JP2558580B2 (ja) | サーボシステムにおける加速制御方法及び装置 | |
JP3298329B2 (ja) | サーボ制御装置およびサーボ制御方法 | |
JPH08286759A (ja) | 静摩擦を補償するロボット駆動制御方法 | |
JP3330221B2 (ja) | プレス用フィーダ装置の加減速制御装置 | |
EP0712202B1 (en) | Control apparatus for a pulse motor and method for driving a pulse motor | |
JPH10105247A (ja) | サーボモータのオーバーシュート防止方法 | |
JPH09103094A (ja) | ステッピングモータの緩起動・緩停止・速度変更方法 | |
JPH08290552A (ja) | セクショナルドライブの同期制御方法 | |
JP2006072598A (ja) | サーボ制御装置およびサーボ制御方法 | |
JPH05324085A (ja) | ヘッドの位置決め制御装置 | |
JPH11110048A (ja) | 位置制御サーボ装置および位置制御系のサーボ制御方法 | |
JPH06261574A (ja) | サーボモータの制御装置 | |
JPH09258830A (ja) | 位置制御のバックラッシュ抑制制御方法 | |
KR0177657B1 (ko) | 스텝모터 제어방법 | |
JPH07285745A (ja) | エレベータ用インバータの速度制御装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080712 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090712 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090712 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100712 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100712 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110712 Year of fee payment: 9 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120712 Year of fee payment: 10 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130712 Year of fee payment: 11 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term | ||
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130712 Year of fee payment: 11 |