JPH06153409A - 2次電池の保護回路制御方式 - Google Patents

2次電池の保護回路制御方式

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JPH06153409A
JPH06153409A JP29565492A JP29565492A JPH06153409A JP H06153409 A JPH06153409 A JP H06153409A JP 29565492 A JP29565492 A JP 29565492A JP 29565492 A JP29565492 A JP 29565492A JP H06153409 A JPH06153409 A JP H06153409A
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JP
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switch
secondary battery
battery pack
signal
charging
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JP29565492A
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Inventor
Tamiji Nagai
民次 永井
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】2次電池を搭載したバッテリーパックを、充電
器及び機器に装着した時にお互いの適合性を判断する判
別信号を伝送することにより、2次電池の性能劣化等を
防止することを目的とする。 【構成】バッテリーパックに判別信号を発生させる回路
を設け、且つ充電器及び機器側に受信する回路を設け、
該バッテリーパックを装着した時に判別信号によりお互
いに適合性を判断してから充放電動作をするようにす
る。そして、この判別信号は電源供給ラインを使用して
伝送する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、2次電池の保護回路を
含む制御回路に関するものであり、特に2次電池と使用
機器又は充電器との間で特定の信号に基づいて充放電を
するものに関する。
【0002】
【従来の技術】従来技術における2次電池を制御する方
式は、2次電池を内蔵したバッテリーパック内に保護回
路を備え、且つ充電器又は使用機器にも2次電池の電
圧、電流状態を検出する保護回路及び制御回路を備えて
充放電の制御をしていた。
【0003】又、充電器又は使用機器に保護回路及び制
御回路を備えない構成の場合は、装着するバッテリーパ
ックに所定の信号を送受信する制御端子を別途設け、該
制御端子からの信号によって充放電の制御をしていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来技
術において、バッテリーパックと、使用機器又は充電器
との夫々に保護回路を備えるている場合は、バッテリー
パック内の2次電池を保護するために電源の供給(放
電)や充電動作を自らの検出状態によって停止してしま
う。
【0005】もし使用機器に装着されたバッテリーパッ
クであった場合は、該使用機器に何の知らせもなく突然
に電源の供給をストップしてしまう。そのため、使用機
器が、例えばメモリーとの接続中であった場合、記録再
生媒体に読み書き中等の場合には、メモリー内のデータ
が破損したり、媒体の記録状態が破壊されてしまうと云
う問題点があった。
【0006】一方、このような問題を回避するために、
別途制御信号用端子を設けて、夫々の状態を検出する構
成では、制御信号用の端子を増設しなければならず、小
型化傾向にある機器には不向きな点が指摘されていた。
【0007】そこで、バッテリーパックと、該バッテリ
ーパックを装着する使用機器又は充電器との適合性を、
バッテリーパックを装着して充放電動作をする前に判別
できるようにすると共に、別途制御信号用端子等を設け
なくとも装着する相手側の状態や適合性を判別できる制
御方式に解決しなければならない課題を有している。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に本発明は、2次電池と、該2次電池の充放電状態を制
御して保護する保護回路とから構成されたバッテリーパ
ックと、該バッテリーパックから電源を供給する機器
と、前記バッテリーパックに充電を行う充電器とから構
成され、前記バッテリーパック又は、前記使用機器及び
前記充電器との何れか一方に送信手段を、他方に受信手
段を備え、前記送信手段は前記受信手段に判別信号を送
信し、該判別信号に基づいて前記受信手段がその適合性
を判断して充放電動作を行う2次電池の保護回路制御方
式である。
【0009】又、前記適合性を判断するための判別信号
は、前記バッテリーパックと前記使用機器又は充電器と
が接続して充放電する際に接続される電源供給ラインを
介して送信すること;前記バッテリーパックを前記機器
又は前記充電器に装着した時に、前記判別信号を発生さ
せるようにしたこと;2次電池の過放電状態び過充電状
態を検出する手段を備え、この過放電状態及び過充電状
態を検出した時に2次電池の両端の何れか一端を開状態
にするスイッチを設けた制御部であって、過放電状態及
び過充電状態を検出して前記スイッチを開状態にする前
に、前記判別信号を送出するようにしたこと;2次電池
の両端の何れか一端にスイッチを備え、該スイッチは前
記判別信号に基づいて開閉状態を行うこと;2次電池の
両端の何れか一端に備えた前記スイッチに、高インピー
ダンスを並列状態に接続したこと;判別信号を発生させ
るコイルに飽和用コイルを直列状態に接続したこと;充
電又は放電動作を検出して、充電用又は放電用回路に電
源を供給するスイッチを設けたこと;充電用スイッチと
放電用スイッチとを設け、該充電用スイッッチと放電用
スイッチとの夫々に充電制御用スイッチと放電制御スイ
ッチとを並列状態に接続すると共に、過大電流を検出す
るための負荷を、充電制御用スイッチ及び放電制御用ス
イッチに直列状態に接続したこと;充電動作状態及び放
電動作状態をシャントレギュレーターにより検出するよ
うにした2次電池の保護回路制御方式である。
【0010】更に、前記バッテリーパックを前記機器に
装着した時に、該バッテリーパックと近接する位置に配
設した誘導コイルを用いて前記判別信号を伝送させるよ
うにした2次電池の保護回路制御方式である。
【0011】
【作用】バッテリーパックと、該バッテリーパックを装
着して適宜電源を供給する使用機器、又は充電する充電
器との何れかに送受信手段を備えることによって、装着
されて充放電を行う前に互いに相手の適合性等を判別す
ることができるようになる。
【0012】この適合性等を判別するための判別信号の
伝送経路を、充放電する電源供給ラインを兼ねるように
することによって、別途制御用端子を設けることがなく
従来の接続状態のままで使用することが可能となる。
【0013】バッテリーパックを、使用機器又は充電器
に装着した時に、判別信号を発生させるようにしたこと
によって、使用時のみ制御回路等を駆動させればよくな
り、不要に使用されていた消費電力を削減することが可
能となる。
【0014】バッテリーパックの2次電池の過充電状態
及び過放電状態を検出した時に、2次電池の両端の何れ
か一端を開状態にするスイッチの動作の前に、判別信号
を送出するようにすることによって、2次電池と遮断状
態になる前に適切な処置をとることが可能になる。
【0015】2次電池の両端の何れか一端に設けたスイ
ッチを、判別信号により開閉させるようにしたことによ
って、2次電池の制御を外部からの信号等に基づいて自
由に行うことが可能となる。
【0016】2次電池の両端の何れか一方に設けたスイ
ッチに、並列状態に高インピーダンスからなる負荷を接
続させたことによって、スイッチが開状態の時に、2次
電池から流出する電流を最小限に抑制して不要に費やさ
れる消費電力を抑えることが可能となる。
【0017】判別信号を送受信するコイルに、更に直列
状態に飽和用コイルを接続することによって、もし大量
の電流が流れて判別信号が送れなくなった時でも飽和用
コイルによって判別信号の送受信ができるようになるの
で、過大な電流が流れた時にも所定の処置をとることが
可能になる。
【0018】充電動作及び放電動作を検出し、この検出
された充放電動作に対応した保護制御用回路に電源を供
給させるようにしたことによって、使用したいない保護
回路等への電源の供給をしないで消費電力を削減するこ
とが可能になる。
【0019】バッテリーパックを、使用機器又は充電器
に装着した時に、近接した位置に対応させて配設した誘
導コイルを使って判別信号を伝送させることにより、信
号ラインを設けることがなく、且つ判別回路を簡略化す
ることが可能となる。
【0020】充電及び放電の状態をシャントレギュレー
ターを使用することによって、正確にしかも迅速に充電
及び放電状態を検出することができるようになる。
【0021】判別信号を送受信するコイルを近接位置で
対峙させるようにすることによって、判別信号の送受信
が電源供給ライン等を使用しないで行うことが可能とな
る。
【0022】
【実施例】本発明に係る第1の実施例は、判別信号によ
りバッテリーパックと充電器又は使用機器との適合性を
判断する方式であり、以下図1を参照にして詳細に説明
する。図1は、2次電池2と制御部3とを備えたバッテ
リーパック1と接続状態にある充電器又は使用機器7を
示したものである。
【0023】バッテリーパック1は、図1に示すよう
に、2次電池2と制御部3とから構成されている。この
2次電池2は、図に示していないが、複数のセルを組み
合わせて構成したものであって、適宜変更できるもので
ある。
【0024】制御部3は、コイルL1と、キャパシター
C1と、キャパシターC2と、信号発生器4と、信号受
信器5と、制御回路6と、スイッチS1とから構成され
ている。そして、プラス側端子(+V1)とマイナス側
端子(−V1)間に2次電池2を接続し、この2次電池
2に直列状態にコイルL1と、スイッチS1とを接続し
ている。
【0025】信号発生器4は、キャパシターC1を介在
させて、コイルL1とプラス側端子(+V1)の間に接
続され、その入力端子は制御回路6に接続されている。
【0026】信号受信器5は、キャパシターC2を介在
させて、コイルL1とプラス側端子(+V1)の間に接
続され、その出力端子は制御回路6に接続されている。
【0027】制御回路6の入力端子は、信号受信器5に
接続され、その出力端子は信号発生器4とスイッチS1
の制御端子とに接続されている。
【0028】一方、充電器又は使用機器7は、前記バッ
テリーパック1とほぼ同様の接続状態をしており、負荷
又は電圧発生器8と、制御部9とから構成されている。
【0029】負荷又は電圧発生器8は、バッテリーパッ
ク1を使用する使用機器であれば負荷となり、充電器で
あれば所定の電圧を発生させる電圧発生器である。
【0030】制御部9は、コイルL2と、キャパシター
C3、C4と、信号発生器10と、信号受信器11と、
制御回路12とから構成されている。そして、プラス側
端子(+V2)とマイナス側端子(−V2)との間に、
負荷又は電圧発生器8を接続し、この負荷又は電圧発生
器8に直列状態にコイルL2を接続している。
【0031】信号発生器10は、キャパシターC3を介
在させてプラス側端子(+V2)とコイルL2との間に
接続され、その入力端子は制御回路12に接続されてい
る。
【0032】信号受信器11は、キャパシターC4を介
在させてプラス側端子(+V2)とコイルL2との間に
接続され、その出力端子は制御回路12に接続されてい
る。
【0033】制御回路12の入力端子は、信号受信器1
1に接続し、その出力端子は信号発生器10に接続され
ている。
【0034】このように構成したバッテリーパック1
と、充電器又は使用機器7とが接続状態になった時は、
バッテリーパック1の制御部3から電源供給ラインであ
るところのプラス側端子(+V1)とマイナス側端子
(−V1)とを利用して判別信号を伝送する。
【0035】そして、このプラス側端子(+V1)とマ
イナス側端子(−V1)とからの判別信号を、充電器又
は使用機器7の制御部9で受信するようにして、バッテ
リーパック1が充電器又は使用機器7に適合するものか
どうか、又は充電器又は使用機器7がバッテリーパック
1に適合するかの判断を、充放電動作を開始する前に行
うことができるのである。以下、この構成と接続状態を
説明した後に、動作及び機能を説明する。
【0036】この電源供給ラインであるところのプラス
側端子(+V1)とマイナス側端子(−V1)とを利用
して送出する判別信号は、図1に示すように、バッテリ
ーパック1側においては制御部3の信号発生器4により
発生する。この判別信号は、コイルL1とキャパシター
C1とによって作出される第1の高周波信号であり、こ
の第1の高周波信号は充電器又は使用機器7側の制御部
9の信号受信器11により受信される。
【0037】即ち、バッテリーパック1の制御部3のコ
イルL1とキャパシターC1とにより発生した第1の高
周波信号は、充電器又は使用機器7の制御部9のコイル
L2とキャパシターC4とによって受信され、この受信
された信号は信号受信器11に送られる。
【0038】そして、信号受信器11からの受信信号に
基づいて制御回路12は、バッテリーパック1の適合性
を判断する。この適合性の判断は、予め定められた信号
に同調できる信号を受信したか否かにより行う。
【0039】制御回路12は、信号受信器11からの信
号に基づいて、バッテリーパック1が充電器又は使用機
器7に適合する判別信号であると判断した場合は、信号
発生器10に対して、適合性を示す返信用判別信号を発
生させるように指示する。
【0040】もし、バッテリーパック1が、充電器又は
使用機器に適合ない判別信号であると判断した場合は、
信号発生器10に対して不適合性を示す返信用判別信号
を発生させるように指示する。この場合は何等返信用の
判別信号を発生させないようにしてもよい。
【0041】即ち、信号発生器10は、制御回路12か
らの信号に基づいて、コイルL2とキャパシターC3と
によって特定の第2の高周波を発生させ、プラス側端子
(+V2)を介してバッテリーパック1側に返送する。
【0042】この返送された第2の高周波信号は、バッ
テリーパック1のコイルL1とキャパシターC2とによ
り同調された信号受信器5に入力される。この入力され
た第2の高周波信号は、制御回路6に送られる。
【0043】制御回路6は、信号受信器5からの判別信
号に基づいて充電器又は使用機器7側がバッテリーパッ
ク1に適合するものか否かを判断する。もし適合性ある
場合の信号であれば、スイッチS1を閉状態にし、負荷
又は電圧発生器8へ2次電池2から充電又は放電動作を
行うことができる。
【0044】このようにして第1の高周波信号及び第2
の高周波信号から構成された判別信号によって、バッテ
リーパック1と、負荷又は電圧発生器8との適合性を容
易に判断することができる。又、例えばバッテリーパッ
ク1の2次電池2が過充電、過放電状態になった場合等
の異常状態を、判別信号により相手側に知らせることが
でき、フアイル等の破損・破壊を未然に防止処置を施す
ことができる。
【0045】尚、本実施例においては、第1の高周波信
号による判別信号を相手側に送出させ、相手側からの第
2の高周波信号を受信して、お互いの通信手段としてい
るが、一方からの信号を受信して制御するようにしても
よい。
【0046】これは、次に説明する第2の実施例である
ところの判別信号をバッテリーパック側で選定する方式
に似ている。例えば、図1において、バッテリーパック
1を装着した充電器又は使用機器7からの判別信号に基
づいてバッテリーパック1の信号受信器5により受信し
て制御回路6を動作させることもできる。
【0047】次に、本発明に係る第2の実施例は、充電
器をバッテリーパック側で選定する方式であり、図2及
び図3を参照にして説明する。
【0048】前記第1の実施例は、電源供給ラインであ
るところのプラス側端子(+V1)とマイナス側端子
(−V1)とを介して送出した第1の高周波信号から返
送されてくる第2の高周波信号に基づいて、充電及び放
電状態を制御することとしているが、この第2の実施例
は充電器側より判別信号を電源供給ラインであるところ
のプラス側端子(+V1)とマイナス側端子(−V1)
とに送出させておいて、バッテリーパック側でその判別
信号により充電電圧の供給を制御しようとするものであ
る。以下、接続状態を説明した後に、動作及び機能を説
明する。
【0049】図2は、充電装置13と、バッテリーパッ
ク17とを接続状態にして表したものであり、充電装置
13は、電圧発生器14と制御部15とから構成されて
いる。
【0050】電圧発生器14は、所定の直流電圧を発生
させるものである。
【0051】制御部15は、コイルL3と、キャパシタ
ーC5と、交流信号発生器16とから構成されており、
プラス側端子(+V3)とマイナス側端子(−V3)と
の間に電圧発生器14を接続し、この電圧発生器14に
直列状態にコイルL3を接続されている。
【0052】信号発生器16のプラス側端子は、電圧発
生器14とコイルL3との間に接続し、そのマイナス端
子は電圧発生器14とマイナス側端子(+V3)との間
に接続し、その出力端子はキャパシターC5を介在させ
てコイルL3とプラス側端子(+V3)との間に接続さ
れている。
【0053】一方、バッテリーパック17は、2次電池
18と、制御部19とから構成され、2次電池18は第
1の実施例の2次電池2と同様に図示していないが、複
数のセルを組み合わせて構成されているが、その組み合
わせ方は自由に変更でき、しかもセルを使用しない2次
電池でもよい。
【0054】制御部19は、コイルL4と、キャパシタ
ーC6と、受信回路20と、制御回路21と、スイッチ
S2とから構成され、プラス側端子(+V4)とマイナ
ス側端子(−V)との間に2次電池18を接続し、この
2次電池18に直列状態にコイルL4とスイッチS2と
を接続している。
【0055】受信回路20のプラス端子は、コイルL4
と2次電池18との間に接続し、そのマイナス端子はス
イッチS2とマイナス側端子(−V4)との間に接続
し、その入力端子はキャパシターC6を介在させてプラ
ス側端子(+V4)とコイルL4との間に接続され、そ
の出力端子は制御回路21に接続されている。
【0056】制御回路21は、入力端子を受信回路20
に接続され、その出力端子はスイッチS2の制御端子に
接続されている。
【0057】このような接続状態にある充電装置13と
バッテリーパック17とが接続された場合には、先ず、
充電装置13の信号発生器16から、例えば交流信号か
らなる判別信号を発生させる。
【0058】そうすると、図3に示すように、所定間隔
による交流信号22が、図2のA点に発生する。
【0059】この判別信号であるところの交流信号22
を、受信回路20で受信すると、受信した判別信号がバ
ッテリーパック17と適合性のある判別信号であるか否
かを判断するために、受信回路20から制御回路21に
送られる。
【0060】制御回路21は、充電装置13からの交流
信号22がバッテリーパック17に適合した充電装置1
3と判断した場合は、バッテリーパック17のスイッチ
S2を閉状態にして2次電池18への充電を開始する。
もし、適合しない交流信号22の場合は、スイッチS2
は開状態のままであり、2次電池18への充電は開始す
ることができない。
【0061】このようにして、バッテリーパック17に
不適合な充電装置からの充電はできなくなり、このバッ
テリーパック17は所謂専用充電装置方式となり、バッ
テリーパック17に適合した特定の充電装置を活用する
ことで安全性を確保し、性能維持を十分に継続させるこ
とができるのである。尚、本実施例においては、充電装
置の適合性を選定する方式について説明したが、充電装
置ではなくバッテリーパックを装着する使用機器であっ
てもよい。
【0062】次に、本発明に係る第3の実施例は、バッ
テリーパックを装着した外部機器にバッテリーパックか
ら特定の判別信号を送信してから電源の供給を遮断(放
電を遮断)する方式であり、以下図4を参照にして説明
する。
【0063】図4は、バッテリーパック23が使用機器
28に接続された状態を示した概略的な回路図である。
【0064】バッテリーパック23は、2次電池18
と、制御部25とから構成されており、過放電回路24
は2次電池18が過放電状態、即ち、所定電圧値以下に
なった場合に2次電池18の性能を維持させるために、
両端子の何れかの一方を開状態にして放電を遮断するも
のである。そのために、両端子の何れか一方を遮断する
回路群とスイッチとを備えている。従って、過放電状態
になると2次電池18の両端子のいずれか一方を遮断し
て、外部への供給電圧をストップする。
【0065】この第3の実施例は、バッテリーパック2
3側に過放電状態を検出する回路群とスイッチ回路とを
備えている場合に、過放電状態が発生した時に、直ちに
放電動作をストップしないで、過放電状態を検出したら
所定時間経過後にスイッチを開状態にさせるようにした
ものである。以下、図4に示す接続状態を説明した後
に、動作及び機能を説明する。
【0066】バッテリーパック23は、2次電池18
と、制御部25と、過放電防止回路27Aとから構成さ
れている。尚、2次電池18は、本発明に係る第2の実
施例と同じであるので説明は省略する。
【0067】制御部25は、検出回路26と、信号発生
回路27と、コイルL5と、キャパシターC7とから構
成されている。
【0068】そして、プラス側端子(+V15)とマイ
ナス側端子(−V15)との間に、2次電池18が接続
され、その2次電池18に直列状態に過放電防止回路2
7aとコイルl5とが接続されている。
【0069】検出回路26は、2次電池18に並列状態
に接続されており、その制御端子は信号発生回路27に
接続されている。
【0070】信号発生回路27は、検出回路26からの
信号に基づいて所定の判別信号を発生させるものであ
り、2次電池18に並列状態に接続されており、その制
御出力端子はキャパシターC7の他端に接続されてい
る。尚、キャパシターC7の一端はプラス側端子(+V
5)とコイルL5との間に接続されている。
【0071】過放電防止回路27Aは、2次電池18に
直列状態に接続されたスイッチ回路27bを備えたもの
であり、例えばバッテリーパック23を装着した外部機
器に電源を供給している時に、所定電圧値以下になった
場合に、2次電池18からの電源の供給(放電状態)を
遮断して2次電池18の性能劣化等を防止するものであ
る。
【0072】一方、使用機器28は、構成された回路群
等から生じる負荷29と、制御部30とから構成されて
いる。
【0073】制御部30は、検出回路31と、制御回路
32と、キャパシターC8と、コイルL6とから構成さ
れ、その接続状態は負荷29の両端(+V、−V)に並
列状態に検出回路31と制御回路32とが接続され、プ
ラス側端子(+V6)とマイナス側端子(−V6)との
間に直列状態に接続された負荷29に直列にコイルL6
が介在されている。
【0074】検出回路31は、バッテリーパック23か
らの過放電状態の判別信号を検出する回路であり、その
一方の入力端子はキャパシターC8の他端に接続し、そ
の他方の入力端子はコイルL6の他端に接続し、その出
力端子はマイナス側端子(−V6)と負荷29のマイナ
ス側(−V)との間に接続し、その制御端子は制御回路
32に接続されている。尚、この検出回路31は過放電
状態の判別信号のみに限定されることなく、例えば、バ
ッテリーパック23との適合性用の判別神郷をも検出で
きるようになっている。
【0075】制御回路32は、バッテリーパック23か
らの過放電状態を知らせる判別信号を検出する検出回路
31からの所定信号に基づいて、過放電状態を負荷29
側に知らせるものである。尚、この制御回路32は、前
記検出回路31と同様に過放電状態の判別信号による制
御だけでなく、例えばバッテリーパック23の適合性用
の判別信号に基づいて適宜負荷29に対して制御を行う
ことができるようになっている。
【0076】このように構成されたバッテリーパック2
3からの過放電状態を知らせる判別信号を受信できるよ
うに構成された、使用機器28の制御部30を備えるこ
とによって、バッテリーパック23の検出回路26で過
放電状態を検出後、信号発生回路27に過放電状態をし
らせる判別信号を発生させて使用機器28側に送出した
後に、過放電防止回路27Aのスイッチ回路27bのス
イッチを開状態にして2次電池18の両端の何れか一方
の端子をオープンさせて、過放電状態による性能劣化を
防止することができるのである。
【0077】同時に、使用機器28側が、2次電池18
からの電源供給されている間に過放電状態信号を検出回
路31で検出すると制御回路32に送出し、負荷29に
過放電状態を知らせることによって、バッテリーパック
23からの電源が遮断される以前に、電源遮断による対
応ができる体制をとることができる。
【0078】このように、制御部25に過放電防止回路
27Aを備えているバッテリーパック23である場合
は、スイッチ回路27bを動作させる以前に、その旨を
使用機器28側に知らせてから電源を遮断させることが
できるため、使用機器でのメモリーのアクセスや、記録
再生媒体への読み書きへの弊害を防止することができる
のである。
【0079】次に、本発明に係る第4の実施例は、バッ
テリーパック側に使用機器からの判別信号を受信できる
ようにし、もし判別信号を受信しない場合には、装着さ
れた使用機器への電源の供給(放電動作をすること)を
しないようにしたものである。
【0080】この第4の実施例は、図5に示すように、
バッテリーパック33と使用機器36とから構成されて
いる。
【0081】バッテリーパック33は、2次電池18
と、制御部34とから構成され、2次電池18は前記第
2の実施例の説明を参照にしてもらいたい。
【0082】制御部34は、信号検出器35と、コイル
L7と、キャパシターC9と、スイッチS3とから構成
され、プラス側端子(+V7)とマイナス側端子(−V
7)との間に2次電池18を接続し、この2次電池18
に直列状態にコイルL7とスイッチS3とを接続してい
る。
【0083】信号検出器35は、使用機器36からの予
め設定された所定の判別信号を検出するものであり、2
次電池18に並列に接続されており、その一方の入力端
子は2次電池18とコイルL7の一端との間に接続し、
その他方の入力端子はキャパシターC9の他端に接続
し、その出力端子はスイッチS3とマイナス側端子(−
V7)との間に接続し、その制御端子はスイッチS3の
制御端子に接続されている。
【0084】このスイッチS3は、常時閉状態であり、
使用機器36からの判別信号に基づいて、開状態にする
スイッチである。
【0085】一方、使用機器36は、負荷37と、制御
部38とから構成され、負荷37は使用機器36を構成
する種々の回路群等のインピーダンスを表したものであ
る。
【0086】制御部38は、信号発生器39と、キャパ
シターC10と、コイルL8とから構成され、プラス側
端子(+V8)とマイナス側端子(−V8)との間に負
荷37を接続し、この負荷37に直列状態にコイルL8
を接続している。
【0087】信号発生器39は、バッテリーパック33
の信号検出器35が検出できる所定の信号を発生させる
ものであり、負荷37と並列状態に接続し、その一方の
出力端子はキャパシターC10に接続し、他方の出力端
子はコイル18と負荷37との間に接続されている。そ
して、キャパシターC10とコイルL8により、所定の
周波数からなる判別信号を発生させるものである。
【0088】このように構成されたバッテリーパック3
3を使用機器36に装着すると、開状態にあるスイッチ
S3を介して2次電池18から使用機器36に電源が供
給され、使用機器36の制御部38は動作できる状態と
なり、バッテリーパック33の信号発生器39から発生
している所定の判別信号はプラス側端子(+V8)、
(+V7)を介してバッテリーパック33の信号検出器
35で検出できる状態になる。
【0089】もし、信号検出器35で受信された判別信
号がバッテリーパック33で適合する判別信号であれ
ば、信号検出器35はスイッチS3の閉状態を、そのま
ま維持することによって使用機器36側に2次電池18
から電源を供給(放電動作)することができる。
【0090】もし、使用機器36からの信号が同調でき
ない判別信号、又は判別信号が発生していなければ、信
号検出器35はスイッチS3を開状態に維持して2次電
池18からの放電動作を行わない。即ち、使用機器36
への電源の供給を行わない。
【0091】このようにして、バッテリーパックと適合
性のある予め定められた使用機器にのみ電源を供給する
ようにして、使用機器36の保護のみならず、バッテリ
ーパック33の性能劣化等を防止るようにしてある。
【0092】又、バッテリーパック33の信号検出器3
5による判断に基づいてスイッチS3を開状態にするこ
とによって、電源の供給をストップさせた場合は、所定
時間経過後にはスイッチS3を再び閉状態にして電源の
供給ができる状態とするようになっている。
【0093】尚、本実施例では、適合性のない使用機器
36に判別する間だけ電源を供給するようにしている
が、この判別する時間帯によるバッテリーパック又は使
用機器に与える弊害は無視できるものである。しかし、
完全に使用機器37の負荷37に電源を供給させない
で、バッテリーパックと接続した時に判別信号のみを発
生させるようにしてもよい。更に、この方式は充電器に
も適応できるものである。
【0094】次に、本発明に係る第5の実施例は、バッ
テリーパックの2次電池に直列に高インピーダンスを介
在させておき、バッテリーパックを使用しない時は自然
放電を防止するようにし、且つ使用時は最初の電源供給
(放電動作)を最小限にとどめてから、バッテリーパッ
クに適合する使用機器である場合に初めて、通常の必要
とする電源を供給するようにしたものである。
【0095】この第5の実施例について、図6及び図7
を参照にして説明する。図6におけるバッテリーパック
40は、2次電池18と制御部41とから構成され、該
制御部41を装着する使用機器44は負荷45と制御部
46とから構成されている。
【0096】バッテリーパック40の2次電池18は、
前記第2の実施例(図2参照)と同じであるのでその説
明は省略する。
【0097】バッテリーパック40の制御部41は、高
インピーダンスZ1と、信号受信器42と、制御回路4
3と、スイッチS4と、コイルL9と、キャパシターC
11とから構成されている。そして、プラス側端子(+
V9)とマイナス側端子(−V9)との間に、2次電池
18を接続し、この2次電池18に直列状態にコイルL
9と高インピーダンスZ1とが接続されている。
【0098】高インピーダンスZ1は、バッテリーパッ
ク40を使用していない時は、2次電池18からの放電
がゼロに等しい、即ち自己放電が無に等しい位のインピ
ーダンスであり、2次電池18に直列状態に接続されて
いる。
【0099】スイッチS4は、高インピーダンスZ1に
並列状態に接続され、その制御端子は制御回路43に接
続されている。そして、このスイッチS4は常時開の状
態になっており、使用機器44がバッテリーパック40
に適合するものである時に、制御回路43に基づいて閉
状態になるスイッチである。
【0100】信号受信器42は、使用機器の判別信号を
受信するものであり、2次電池18と並列状態に接続さ
れていて、その制御端子は制御回路43に接続されてい
る。
【0101】制御回路43は、使用機器44にバッテリ
ーパック40が装着された時に、所定の判別信号を受信
する信号受信器42によってスイッチS4を制御するも
のであり、その制御入力端子は信号受信器42に接続さ
れ、その制御出力端子はスイッチS4の制御端子に接続
されている。
【0102】一方、使用機器44の負荷45は、供給さ
れた電源を消費する回路群等から構成された負荷であ
り、制御部46は、キャパシターC12と、コイルL1
0と、ダイオードD1と、キャパシターC12、C13
と、スイッチS5と、信号発生器47と、制御回路48
とから構成されている。
【0103】信号発生器47は、バッテリーパック40
が使用機器44に装着した時に、所定の判別信号を発生
させるものであり、負荷45に並列状態に接続され、そ
の制御端子は制御回路48に接続されている。
【0104】制御回路48は、バッテリーパック40の
制御部41のスイッチS4を閉状態にして送出されてく
る2次電池18からの電源を検出することによって、ス
イッチS5を閉状態にするものであり、その制御入力端
子は信号発生器47に接続され、その出力端子はスイッ
チS5の制御端子に接続されている。
【0105】スイッチS5は、通常は開の状態であっ
て、装着されたバッテリーパック40が適合性ある場合
に、閉状態になるスイッチであり、負荷45に直列状態
に接続されている。
【0106】このように構成されたバッテリーパック4
0と使用機器44とは、先ずバッテリーパック40を使
用機器44に装着する前は、高インピーダンスZ1によ
って2次電池18の自己放電を無に近い程に制御されて
いる。
【0107】そして、使用機器44にバッテリーパック
40が装着されると、制御回路21は、先ずスイッチS
4を閉状態にして使用機器44の制御部46の信号発生
器47から所定の判別信号の発生を可能とし、該判別信
号は制御部41の信号受信器42により受信できる状態
となる。この時の、電源供給は、信号発生器47、及び
制御回路48によって使用機器44のスイッチS5を開
状態に維持させておくようになっている。
【0108】もし、バッテリーパック40で受信された
判別信号が予め設定された適合性のある判別信号(同調
された信号)であれば、制御回路43にスイッチS4に
閉状態を維持させる。
【0109】もし、受信された判別信号が適合性がなけ
れば、直ちにスイッチS4を開状態にして、電源の供給
を遮断する。尚、スイッチ4の動作は、当初から閉状態
にしておいて、高インピーダンスZ1を介して流れる微
小電流を利用して判別信号の送受信を行ってもよい。
【0110】バッテリーパック40の制御回路43は、
適合性のある判別信号の場合にスイッチS4を閉状態に
維持することによって、2次電池18からの電源供給は
高インピーダンスZ1を介することなく、スイッチS4
を介してフルパワーの電源を使用機器44側に供給され
ることになる。
【0111】使用機器44側は、判別信号の発生後に所
定時間経過している状態で、このフルパワーの電源の供
給を検出すると、制御回路48はスイッチS5を閉状態
にする。
【0112】このスイッチS5が閉状態になることによ
って、負荷45に所定の電源が供給されることになる。
【0113】このように、使用していない時には、自己
放電を防止すると共に、予め定まった使用機器以外への
電源の供給をストップすることによって、2次電池18
の性能劣化、及び破損を防止することができるのであ
る。尚、実施例では、使用機器4で説明したが充電器で
あってもよい。
【0114】更に、この高インピーダンスを利用したバ
ッテリーパック40の充電動作の場合について、図7を
参照にして説明する。
【0115】図7は、充電器49に採用した場合であ
り、図6で示した、スイッチS4のかわりにMOSFE
TトランジスターQ4を使用し、図6のスイッチS5の
かわりにスイッチング素子Q2を使用した概略的な回路
図である。
【0116】一方、充電器49は、電圧発生器50と、
制御部51とから構成され、バッテリーパック52は、
2次電池18と、制御部53とから構成されている。
【0117】電圧発生器50は、図示していないが、外
部からの入力電源によって所定の電圧を発生させるもの
であり、該所定電圧は制御部51のトランスの1次巻線
L11に供給されている。
【0118】電圧発生器50は、トランスと、MOSF
ETトランジスターQ1と、スイッチング素子Q2と、
ダイオードD2と、キャパシターC14、C15、C1
6と、コイルL13と、抵抗R1と、抵抗R1aとから
構成されている。
【0119】そして、プラス側端子(+V11)に直列
状態に、コイルL13と、ダイオードD2と、トランス
の2次巻線L12とが接続されている。
【0120】ここで、トランスの1次巻線L11に直列
状態に接続されているMOSFETトランジスタQ1
は、過電流等の場合に電源側を遮断するものである。
【0121】スイッチング素子Q2のエミッタ側は、接
地され、そのベース側はキャパシターC14と抵抗R1
aとの間に接続され、そのコレクタ側は抵抗R1の他端
と、キャパシターC16の他端とに接続されている。
【0122】尚、抵抗R1の一端は、ダイオードD2の
カソード側とトランスL13との間に接続し、キャパシ
ターC16の一端はコイルL13とプラス側端子(+V
11)との間に接続されている。このダイオードD2と
コイルL13との間にはキャパシターC15が接続さ
れ、その他端は接地されている。
【0123】一方、充電装置52の制御部53は、コイ
ルL14と、キャパシターC17、C17a、C18、
C18a、C19と、抵抗R2、R3、R3aと、ダイ
オードD4、D5、D6、D7とから構成されている。
【0124】そして、プラス側端子(+V12)に、直
列状態にコイルL14と、2次電池18と、ダイオード
D7とが接続され、ダイオードD7のアノード側は接地
されている。
【0125】スイッチング素子Q3のエミッタ側は、コ
イルL14の他端と2次電池18との間に接続され、そ
のベース側はキャパシターC17の他端と抵抗R2の他
端とに接続し、そのコレクタ側は抵抗R3の一端と、キ
ャパシターC18の一端と、キャパシターC17aの一
端とに接続されている。
【0126】尚、抵抗R2の一端はコイルL14と2次
電池18との間に接続し、キャパシターC17の一端は
プラス側端子(+V11)に接続し、抵抗R3の他端は
接地され、キャパシターC18の他端はダイオードD4
のアノード側とダイオードD3のカソード側に接続され
ている。
【0127】更に、キャパシターC17aの他端はダイ
オードD5のカソード側とダイオードD6のアノード側
の中間に接続されている。
【0128】ダイオードD3の他端は接地され、ダイオ
ードD4のカソード側はダイオードD5のアノード側と
キャパシターC18aの一端に接続されている。
【0129】キャパシターC18aの他端は接地され、
ダイオードD5のカソード側はダイオードD6のアノー
ド側に接続され、該ダイオードD6のカソード側はキャ
パシターC19と、抵抗R3aとに並列状態に接続して
接地してある。
【0130】そして、ダイオードD6のカソード側は、
MOSFETトランジスターQ4のゲート側端子に接続
されている。このMOSFETトランジスターQ4のド
レン側端子は2次電池18の他端に接続し、そのソース
端子はダイオードD7のアノード側に接続されている。
このダイオードD7のカソード側は2次電池18の他端
に接続されている。
【0131】このような接続構成からなるバッテリーパ
ック52に、充電器49より充電を行うには、先ずバッ
テリーパック52を充電器49に接続する。この時充電
器49のコイルL12側に誘導電圧が発生しており、こ
の誘導電圧はスイッチング素子Q2のベース側電圧を上
昇させてスイッチング素子Q2をオン状態にする。従っ
て、コイルL13とキャパシターC16とによって、所
定周波数からなる判別信号を発生させることができる。
【0132】この所定周波数からなる判別信号は、プラ
ス側端子(+V11、+V12)を介して、バッテリー
パック52の制御部53に入力され、制御部53のコイ
ルL14とキャパシターC17により同調された判別信
号が発生すれば適合性のある充電器と判断してスイッチ
ング素子Q3をオン状態にする。
【0133】このスイッチング素子Q3がオン状態とな
ると、プラス側端子(+V12)からの電圧がスイッチ
ング素子Q3を介して、キャパシターC18、ダイオー
ドD3、D4、D5、D6、キャパシターC17a、C
18a、C19から構成された倍電圧整流回路によっ
て、MOSFETトランジスターQ4のゲートに所定電
圧を与えることができ、MOSFETトランジスターQ
4をオン状態にすることができる。
【0134】MOSFETトランジスターQ4がオン状
態になると、2次電池18の他端側はMOSFETトラ
ンジスターQ4を介して接地された状態となり、即ち2
次電池18に充電電流を流すことができるようになる。
【0135】このように充電される前のバッテリーパッ
ク52は、制御部53のMOSFETトランジスターQ
4によって高インピーダンスの状態に維持されており、
充電器49からの所定電圧を検出してからMOSFET
トランジスターQ4を導通状態にすることによって、2
次電池18への充電が可能となる。
【0136】更に、バッテリーパック52のスイッチン
グ素子Q3は、充電器49の制御部51のスイッチング
素子Q2がオン状態になったことにより発生する特定周
波数からなる判別信号が発生している間中はスイッチン
グ動作をすることができ、このスイッチング動作によっ
て前記した倍電圧整流回路から発生する所定電圧値をM
OSFETトランジスターQ4のベース側端子に供給す
ることによって、MOSFETトランジスターQ4を導
通状態に維持させることができるのである。
【0137】従って、バッテリーパック52は、充電器
49を接続しないと、制御部53への特定の周波数から
なる判別信号は受信できなくなる。そのため、スイッチ
ング素子Q3はオフ状態となるので、MOSFETトラ
ンジスターQ4はオフ状態となり、2次電池18の他端
側は開の状態となって2次電池18への充電動作はスト
ップ状態となる。このように、充電状態であって、充電
器49からの特定周波数からなる判別信号が発生してい
る間中は充電できることになる。
【0138】次に本発明に係る第6の実施例は、バッテ
リーパックと使用機器との間で所定の判別信号を伝送で
きる構成であっても、充電の際に充電電流が大量に流れ
てしまうと判別信号を送受信する送受信用コイルLのイ
ンダクタンスが飽和状態となってしまい、結果的に判別
信号の送受信ができなくなってしまう。このような場合
に対処する方式である。以下図8〜図10を参照にして
説明する。
【0139】本実施例の構成は、図8に示すように、使
用機器54は電圧発生器55と制御部56とから構成さ
れ、バッテリーパック60は2次電池18と制御部61
とから構成されている。
【0140】使用機器54の制御部56は、オペアンプ
OP1、OP2と、抵抗R4、R5、R6と、キャパシ
ターC20と、コイルL15Aと、検出回路57と、信
号発信回路58と、信号ストップ回路59とから構成さ
れており、その接続状態は以下に示す通りである。
【0141】プラス側端子(+V13)とマイナス側端
子(−V13)との間に直列状態に電圧発生器55が接
続され、この電圧発生器5に、直列状態にコイルL15
Aと抵抗R6とが接続されている。
【0142】オペアンプOP1は、電圧検出用のアンプ
であって、その一方の入力端子は抵抗R4の他端と抵抗
R5の一端との間に接続し、その他方の入力端子はツエ
ナーダイオードD8のカソード側に接続され、その出力
端子は検出回路57の入力端子に接続されている。この
抵抗R4の一端は電圧発生器55のプラス側(+V)に
接続し、抵抗R5の他端は電圧発生器55のマイナス側
(−V)に接続し、ツエナーダイオードD8のアンード
側は電圧発生器55のマイナス側(−V)に接続されて
いる。
【0143】オペアンプOP2は、電流検出用のアンプ
であって、その一方の入力端子は電圧発生器55と抵抗
R6の一端との間に接続し、他方の入力端子は抵抗R6
の他端とマイナス側端子(−V13)との間に接続さ
れ、その出力端子は検出回路57の入力端子に接続され
ている。
【0144】検出回路57は、オペアンプOP1により
検出された電圧値に基づく信号と、オペアンプOP2に
より検出された電流値に基づく信号とを制御するもので
あり、その出力端子は信号ストップ回路59に接続され
ている。
【0145】信号発信回路58は、信号ストップ回路5
9からの信号に基づいて、所定の判別信号を発生させる
ものであり、その制御端子は信号ストップ回路59に接
続し、その出力端子はキャパシターC20の他端に接続
されている。尚、キャパシターC20の一端はコイルL
15Aとプラス側端子(+V13)との間に接続されて
いる。
【0146】信号ストップ回路59は、検出回路57の
検出状態に基づいて伝送信号のストップ/スタートを制
御するものであり、その制御端子は検出回路57の出力
端子に接続され、その出力端子は信号発信回路58の入
力端子に接続されている。
【0147】一方、バッテリーパック60の制御部61
は、コイル15BとキャパシターC21と、スイッチS
6と、信号受信回路62と、スイッチ制御回路63とか
ら構成され、その接続状態は以下の通りである。
【0148】プラス側端子(+V14)とマイナス側端
子(−V14)との間に2次電池18を接続し、この2
次電池18に直列状態にコイルL15BとスイッチS6
とを接続している。
【0149】そし、この2次電池18に並列状態に信号
受信回路62とスイッチ制御回路63を接続している。
【0150】信号受信回路62の入力端子は、キャパシ
ターC21の他端に接続し、その出力端子はスイッチ制
御回路63に接続されている。尚、キャパシターC21
の一端はプラス側端子(+V14)とコイルL15Bと
の間に接続されている。
【0151】スイッチ制御回路63は、バッテリーパッ
ク60に適合する判別信号を受信した場合にスイッチS
6を閉状態にして2次電池18への電源の供給をするも
のであり、その入力端子は信号受信回路62の出力端子
に接続し、その出力端子はスイッチS6の制御端子に接
続されている。尚、スイッチS6の一端は2次電池18
のマイナス側(−V)に接続し、その他端はバッテリー
パック60のマイナス側端子(−V14)に接続されて
いる。
【0152】このような構成からなるバッテリーパック
60を使用機器54である充電器に装着して充電する場
合は、もし過電流を検出した時や、過電圧を検出した時
は、検出回路57によってバッテリーパック60側への
電源の供給をストップすると共に、信号ストップ回路5
9から信号発信回路58に対して過電流検出状態、又は
過電圧検出状態の判別信号を電源供給ラインであるプラ
ス側端子(+V13、+V14)を介してバッテリーパ
ック60側に伝送される。
【0153】この判別信号を電源供給ラインであるプラ
ス側端子(+V13、+V14)を介して送出するよう
になっているが、バッテリーパック60側へ、充電電流
が大量に流れている場合にはコイルL15A、L15B
によるインダクタンスが飽和状態となり誘導することが
できなくなる。
【0154】この不都合を回避するためには、図9及び
図10に示すように、使用機器54側、及びバッテリー
パック60側に流れる電流を利用し、所定以上の電流が
流れても判別信号を伝送させるようにする。これは、コ
イルL15A、15Bに直列に別途コイルL15Dを接
続することによって解決することができる。尚、図9、
図10においては可飽和リアクトルL15B、L15C
に直列に飽和用コイルL15Dを接続されている。
【0155】一方、図9においては、コイルL15B、
L15Cが飽和状態になった場合にコイルL15Dが所
定の判別信号を送出できるように可変抵抗VRによって
予め調整しておくことによって実現できる。
【0156】又、図10においては、可飽和用コイルL
15Dを、過電流、又は過電圧状態を検出した制御回路
からの信号に基づいてスイッチング素子Qの同通状態を
変化させて飽和状態のインピーダンスを変化させること
によって判別信号を送出することができるようになって
いる。
【0157】次に本発明に係る第7の実施例は、図11
〜図13に示すように、充電及び放電の時だけ保護制御
回路等を働かせるようにする制御方式である。
【0158】使用機器64は、制御部65と回路群66
とから構成され、バッテリーパック67は、制御部67
Aと2次電池18とから構成されている。
【0159】使用機器64の制御部65は、コイルL1
6とキャパシターC22と回路群66とから構成され、
その詳細な構成は省略する。
【0160】バッテリーパック67の制御部67Aは、
コイルL17と、キャパシターC23、C24と、通信
信号回路68と、OSC68aと、受信回路69と、制
御回路70と、スイッチS7、S8とから構成されてい
る。
【0161】制御部67Aは、プラス側端子(+V1
6)とマイナス側端子(−V16)との間に2次電池1
8を接続し、その2次電池18に直列状態にコイルL1
7とスイッチS8とが接続されている。
【0162】そして、2次電池18の両端にはスイッチ
S7、S8を介して並列状態に通信信号回路68、OS
C68A、受信回路69、制御回路70が接続されてい
る。
【0163】通信信号回路68は、電源供給ラインであ
るところのプラス側端子(+V16)を介して判別信号
を送出するものであり、その一方の検出端子はキャパシ
ターC23の他端に接続し、その他方の検出端子はスイ
ッチS7の一端に接続され、その入力端子がOSC68
Aに接続されている。尚、キャパシターC23の一端は
プラス側端子(+V16)に接続されている。
【0164】受信回路69は、使用機器64からの判別
信号を受信するものであり、その入力端子はスイッチS
7に接続され、その検出端子はキャパシターC24の他
端に接続され、その出力端子は制御回路70に接続され
ている。尚、キャパシターC24の一端はプラス側端子
(+V16)に接続されている。
【0165】制御回路70は、使用機器64からの判別
信号に応じてスイッチS8を開閉させて2次電池18の
充放電を制御するものであり、その電源入力端子はスイ
ッチS7に接続され、その信号入力端子は受信回路69
に接続し、その出力端子はスイッチS8の制御端子に接
続されている。
【0166】スイッチS7は、2次電池18に充放電す
る時にだけ閉状態になり、2次電池18を使用していな
い時は開状態になっているスイッチであり、その一端は
2次電池18のプラス側端子(+V)に接続され、その
他端は通信信号回路68と、OSC68Aと、受信回路
69と、制御回路70とに接続され、その詳細は図1
2、図13を用いて後述する。
【0167】このように構成されたバッテリーパック6
7においては、使用機器64からの電源ラインであると
ころのプラス側端子(+V15、+V16)を介して送
られてくる判別信号を受信する前に、スイッチS7を閉
状態にして通信信号回路68、OSC68A、受信回路
69、制御回路70に電源を供給して動作できるように
なってから使用機器64からの判別信号を受信するよう
になっている。従って、バッテリーパック67を使用機
器67に装着した時、即ち、充放電動作する時にだけ保
護制御回路等に電源を供給するようにしてある。
【0168】この保護制御回路等への電源の供給は、ス
イッチを用いて行うようにしている。即ち、充放電動作
を検出してスイッチS7を開閉する制御をするには、図
12及び図13に示すように、使用機器64とバッテリ
ーパック67との間に制御基板70A、70Bを介在さ
せるようにする。
【0169】図12は、スイッチS7の開閉を制御基板
70Aを介して行うようにした構成である。即ち、制御
基板70Aは、接点ピン70Aa、70Ab、70Ac
を備え、接点ピン70Aaとプラス側端子(+V16)
との間にコイルL16を接続し、このプラス側端子(+
V16)とコイルL16との間に接点ピン70Abを接
続し、且つキャパシターC22を介して接点ピン70A
cを接続し、接点ピン70Acの反対側にマイナス側端
子(−V16)を備えた構造である。
【0170】一方、バッテリーパック67側には、接点
ピン70Aa、70Ab、70Acと接続する接点ピン
67a、67b、67cを備えている。
【0171】このような構造をした制御基板70Aをバ
ッテリーパック67側、又は使用機器64側に接続させ
ることによって、2次電池18からのプラス側電源は矢
印V1の方向に流れると共に、矢印V2の方向に流れて
開状態になっているスイッチS8の一端側まで流れる。
【0172】従って、接点ピン70Ab、67bを介し
て流れた電位V1と、接点ピン70Ac、67cを介し
て流れた電位V2とが通信受信OSC制御68、69、
70に供給されるので、V1とV2によって生じる電位
差により動作できる状態になる。
【0173】そして、この通信受信OSC制御68、6
9、70が動作状態になれば、コイルL16とキャパシ
ターC22とにより発生する判別信号をバッテリーパッ
ク67側のコイルL17とキャパシターC23、C24
とにより適合する判別信号かを判別することができる。
もし適合する判別信号であればスイッチS8を閉状態に
して2次電池18から放電動作をすることができる。充
電動作の時も同様である。
【0174】一方、図13は、図12で説明した制御基
板70AにスイッチS7aを備え、該スイッチS7aの
開閉によりバッテリーパック67側の制御回路等への電
源の供給を制御したものである。尚、基板の構造はスイ
ッチS7aを備えた以外はすべて図12で示した制御基
板70Aと同一であるので同一番号を付してその説明は
省略する。
【0175】このスイッチS7aは、プラス側端子(+
V15)と接点ピン70Abとの間に設けたものであ
る。
【0176】このような構成にしたことによって使用機
器64側の充放電動作、又はバッテリーパック67側の
充放電動作を自由に制御することができるようになる。
【0177】このように、充放電の時だけ保護制御回路
等に電源を供給させるようにした構成(図11〜図13
参照)にすることによって、例えば過電流によって判別
信号を送受信するコイルL16、L17のインダクタン
スが低下しても、その低下したことを通信信号回路68
及び受信回路69で検出してスイッチS8を開状態にし
て2次電池18からの電源の供給をストップさせること
が容易に行うことが可能となる。
【0178】次に本発明に係る第8の実施例は、図14
及び図15に示すように、前記第7の実施例で説明した
充電状態及び放電状態の時に過電流等の状態を検出する
方式に関するものである。
【0179】この構造は、図14に示すように、充電用
スイッチと放電用スイッチとは別個に備え、この充放電
用スイッチの夫々に直列状態に抵抗と検出スイッチを備
えた構造である。即ち、バッテリーパック86は、2次
電池83と制御部87とから構成され、該制御部87は
4つの検出回路88、89、90、91と、4つのスイ
ッチS14、S15、S16、S17と、抵抗R21、
R22とから構成されている。この接続状態は以下のよ
うになっている。
【0180】プラス側端子(+V20)とマイナス側端
子(−V20)との間に、2次電池83を接続し、この
2次電池83に直列状態に放電用スイッチS14と、充
電用スイッチS16とを接続し、この放電用スイッチS
14に並列状態に検出回路88を接続し、且つ充電用ス
イッチS16に並列状態に検出回路90を接続してい
る。
【0181】検出回路88は、充電の時に充電用スイッ
チS16が閉状態になると共に、検出回路89が過大電
流状態の検出と共に、使用機器からの判別信号に基づい
て充電制御用スイッチS15の開閉状態を制御するもの
であり、その一方の入力端子はマイナス側端子(−V2
0)に接続し、その他方の入力端子はスイッチS14、
S16の間に接続し、その制御端子は充電制御スイッチ
S15の制御端子に接続されている。
【0182】検出回路89は、充電の時に過大電流状態
を検出した信号を検出回路88に送出するものであり、
その一方の入力端子はマイナス側端子(−V20)に接
続され、その他方の入力端子は抵抗R21と充電制御用
スイッチS15との間に接続されている。尚、抵抗R2
1の一端はマイナス側端子(−V20)に接続されてい
る。
【0183】検出回路90は、放電の時に放電用スイッ
チS14が閉状態になると共に、検出回路91の過大電
流の検出、使用機器からの判別信号に基づいて放電制御
用スイッチS17の開閉状態を制御するものであり、そ
の一方の入力端子はスイッチS14、S16の間に接続
し、その他方の入力端子は2次電池83のマイナス側
(−V)に接続され、その制御端子は放電制御用スイッ
チS17の制御端子に接続されている。
【0184】検出回路91は、放電の時に過大電流状態
を検出した信号を、検出回路90に送出するものであ
り、その一方の入力端子は放電制御用スイッチS17と
抵抗R22の他端との間に接続し、その他方の入力端子
は2次電池83のマイナス側(−V)に接続されてい
る。尚、抵抗R22の一端は、2次電池83のマイナス
側(−V)に接続されている。
【0185】このように構成されたバッテリーパック8
6の制御部87は、充放電用スイッチS14、S16と
は別に充放電制御用スイッチS15、S17を備え、且
つ電流検出用の抵抗R21、R22を設けることによっ
て、前記第7の実施例で説明した充放電のスイッチがオ
ンされた直後、或はスイッチされる直前に過大電流を検
出することができるのである。
【0186】例えば、充電の時は、充電用スイッチS1
6が閉状態となると共に、検出回路88により充電制御
用スイッチS15を閉状態にする。するとマイナス側端
子(−V20)と、抵抗R21を介して充電制御用スイ
ッチS15と、充電用スイッチS16と、2次電池83
のマイナス側(−V)とのルートが成立する。
【0187】従って、この時に抵抗R21の両端に接続
されている検出回路89により過大電流を検出すること
ができると同時に、接続された使用機器からの判別信号
を検出回路88により検出することができるので、その
適合性を判断して充電制御用スイッチS15の開閉の制
御を行うことができる。
【0188】放電の時は、放電用スイッチS14が閉状
態となると共に、検出回路90により放電制御用スイッ
チS17を閉状態にする。するとマイナス側端子(−V
20)と、放電用スイッチS14と、放電制御用スイッ
チS17と、抵抗R22を介して2次電池83のマイナ
ス側(−V)とのルートが成立する。
【0189】従って、この時に抵抗R22の両端に接続
されている検出回路91により過大電流が検出すること
ができると同時に、接続された使用機器からの所定信号
を検出回路90により検出することができるので、その
適合性を判断して充電制御用スイッチS17の開閉の制
御を行うことができる。
【0190】図15は、前記図14で示したブロック図
による態様を具体的にスイッチング素子等を使用して組
み立てた簡略化した回路図である。
【0191】バッテリーパック84は、2次電池83
と、制御部85とから構成され、その制御部85は、M
OSFETトランジスターQ7、Q8と、スイッチング
素子Q9、Q10、Q11、Q12と、オペアンプOP
3と、抵抗R12、R13、R14、R15、R16、
R17、R18、R19、R20と、から構成されてい
る。
【0192】そして、プラス側端子(+V19)とマイ
ナス側端子(−V19)との間に、2次電池83を接続
し、この2次電池83に直列状態にMOSFETトラン
ジスターQ7を接続している。
【0193】MOSFETトランジスターQ7のゲート
端子は、抵抗R12の他端とスイッチング素子Q9のコ
レクタ側とに接続され、そのドレン端子はマイナス側端
子(−V19)に接続し、そのソース端子は2次電池8
3のマイナス側(−V)に接続されている。尚、抵抗R
12の一端はスイッチング素子Q11のコレクタ側に接
続されている。
【0194】MOSFETトランジスターQ8のゲート
端子は、抵抗R14の他端に接続し、そのドレン端子は
マイナス側端子(−V19)に接続し、そのソース端子
は抵抗R15の一端に接続されている。尚抵抗R14の
一端はスイッチング素子Q11のコレクタ側に接続さ
れ、抵抗R15の他端はオペアンプOP3の他方の入力
端子に接続されている。
【0195】スイッチング素子Q9は、過電流状態を検
出した時にオンするスイッチング素子であり、そのエミ
ッタ側はMOSFETトランジスターQ8のソース側
と、2次電池83のマイナス側(−V)に接続され、そ
のベース側は抵抗R16の一端に接続され、そのコレク
タ側は抵抗R12の他端に接続されている。尚、抵抗R
16の他端はオペアンプOP3の出力端子に接続されて
いる。
【0196】スイッチング素子Q10は、マイナス側端
子(−V19)の電圧値によってオフ/オンするスイッ
チング素子であり、そのエミッタ側は、MOSFETト
ランジスターQ8のソース端子と、2次電池83のマイ
ナス側(−V)との間に接続し、そのベース側は抵抗R
13の一端に接続され、そのコレクタ側は抵抗R20の
他端に接続されている。尚、抵抗R13の他端はマイナ
ス側端子(−V19)に接続し、抵抗R20の一端はス
イッチング素子Q11のベース側と抵抗R19の他端と
の間に接続されている。
【0197】スイッチング素子Q11は、2次電池83
の充電電圧値によってオン/オフするスイッチング素子
であり、そのエミッタ側は、プラス側端子(+V19)
に接続し、そのベース側は抵抗R19の他端と抵抗R2
0の一端との間に接続され、そのコレクタ側は抵抗R1
7の一端と抵抗R12の一端と抵抗R14の一端とに接
続されている。尚、抵抗R19の一端はプラス側端子
(+V19)に接続されている。
【0198】スイッチング素子Q12は、プラス側端子
(+V19)の電圧値によってオフ/オンするスイッチ
ング素子であり、そのエミッタ側は、MOSFETトラ
ンジスターQ7のソース側と、2次電池83のマイナス
側(−V)との間に接続され、そのベース側は抵抗R1
7の他端に接続され、そのコレクタ側は抵抗R20の他
端に接続されている。尚、抵抗R17の一端はスイッチ
ング素子Q11のコレクタ側に接続されている。
【0199】オペアンプOP3の一方の入力端子は、M
OSFETトランジスターQ7のソース側端子と、2次
電池83のマイナス側(−V)との間に接続し、その他
方の入力端子は抵抗R18の他端と抵抗R15の他端と
に接続し、その出力端子は抵抗R16の他端に接続され
ている。尚、抵抗R18は両方の入力端子間に介在され
ており、抵抗R15の一端はMOSFETトランジスタ
ーQ8のソース側に接続し、抵抗R16の一端はスイッ
チング素子Q9のベース側に接続されている。
【0200】このような接続状態から構成されている制
御部85は、前記図14で示した充電状態及び放電状態
を検出し、該検出状態によって充電動作及び放電動作を
スイッチング素子によって制御することができる。
【0201】例えば、充電の時は、プラス側端子(+V
19)に所定の電圧値が充電器から供給されることによ
り、その電圧差をスイッチング素子Q11で検出するこ
とによってオン状態にする。
【0202】スイッチング素子Q11がオン状態になる
と、該スイッチング素子Q11のコレクタ側、エミッタ
側を介してMOSFETトランジスターQ7、Q8のベ
ース側端子にプラス側端子(+V19)の電圧が供給さ
れ、MOSFETトランジスターQ7、Q8が同時にオ
ン状態になる。
【0203】このMOSFETトランジスターQ7がオ
ン状態になることによって、充電器と接続されているマ
イナス側端子(−V19)と2次電池83のマイナス側
(−V)とが導通状態になる。
【0204】同時に、MOSFETトランジスターQ8
がオン状態になることにより、マイナス側端子(−V1
9)から供給されている電圧を抵抗R18に供給するこ
とができる。そして、この抵抗R18の両端に発生する
電圧差に基づいた電流値、即ち過電流状態の検出がオペ
アンプOP3で検出できる状態になる。このスイッチン
グ素子Q11が前記説明した図14の検出回路88とス
イッチS15に相当し、MOSFETトランジスターQ
7がスイッチS16に相当し、オペアンプOP3が検出
回路89に相当する。
【0205】そして、充電の所定の電圧値を、プラス側
端子(+V19)の電圧値をスイッチング素子Q12に
より検出し、マイナス側端子(−V19)の電圧値をス
イッチング素子Q10で検出するようにしている。
【0206】即ち、プラス側端子(+V19)の電圧値
を検出してスイッチング素子Q12がオン状態になった
場合、マイナス側端子(−V19)の電圧値を検出して
スイッチング素子Q10がオン状態となった場合には、
スイッチング素子Q11をオフさせることにより、MO
SFETトランジスターQ7、Q8をオフして充電動作
を終了させることができる。これは前記図14で説明し
た検出回路88とスイッチS15に相当するものであ
る。
【0207】放電の時の動作説明は、充電と同様に動作
するので説明は省略する。
【0208】次に本発明に係る第9の実施例は、図16
〜図18に示すように、前記第7の実施例で説明した充
放電動作を検出するのにシャント・レギュレーターを利
用した方式に関するものである。ここで、シャント・レ
ギュレーターとは、出力に並列に接続され、直列抵抗を
通る電流を制御し、電流出力の端電圧を一定に保つよう
に動作するレギュレーターをいう。
【0209】本実施例の構成を図16を参照して説明す
る。即ちバッテリーパック71は、制御部71Aと、複
数の2次電池72、73とから構成されている。
【0210】この制御部71Aは、スイッチS9と、オ
ペアンプOP3、OP4、OP5と、抵抗R7、R8、
R9と、タイマー75と、電流検出回路76と、ストッ
プ回路77と、シャントRegA78と、シャントRe
gB79と、制御回路80と、電流検出回路81とから
構成されている。そしてその接続状態は以下の通りであ
る。
【0211】複数の2次電池72、73を直列状態に接
続し、その両端にプラス側端子(+V17)と、マイナ
ス側端子(−V17)を設け、このプラス側端子(+V
17)と2次電池72、73との間に直列状態にスイッ
チS9を接続したものである。
【0212】タイマー75は、例えば充電動作及び放電
動作の時間を測定するためのものであり、その出力端子
は電流検出回路76に接続されている。
【0213】電流検出回路76は、その入力端子をマイ
ナス側端子(−V17)に接続し、その出力端子は2次
電池73のマイナス側(−V)に接続し、その制御入力
端子はタイマー75に接続し、その制御出力端子は制御
回路80に接続されている。
【0214】ストップ回路77は、制御回路80からの
信号に基づいてスイッチS9の開閉をして2次電池7
2、73の充放電を制御するものであり、その入力端子
は制御回路80に接続し、その出力端子はスイッチS9
の制御端子に接続されている。
【0215】シャントRegA78は、2次電池72の
充電電圧の状態によりシャント電流を制御するものであ
り、本実施例で電圧値4.2Vに設定されており、その
入力端子はスイッチS9と,プラス側端子(+V17)
との間に接続し、その出力端子は抵抗R7の一端とオペ
アンプの一方の入力端子とに接続されている。尚、抵抗
R7の他端は2次電池72、73の間に接続されてい
る。
【0216】シャントRegB79は、シャントReg
A78と同様に、2次電池73の充電電圧の状態により
シャント電流を制御するものであり、本実施例で電圧値
4.2Vに設定されており、その入力端子は抵抗R8の
他端とオペアンプOP4の他方の入力端子に接続し、そ
の出力端子は2次電池73のマイナス側(−V)に接続
されている。尚、抵抗R8の一端は2次電池72、73
の間に接続されている。
【0217】制御回路80は、シャントRegA78、
シャントRegB79の検出状態の信号をストップ回路
77に送出するものであり、その入力端子はオペアンプ
OP5の出力端子と電流検出回路76の制御端子とに接
続し、その出力端子はストップ回路77の入力端子に接
続されている。
【0218】オペアンプOP3は、シャントRegA7
8からの電圧状態を検出するものであり、その一方の入
力端子はシャントRegA78の出力端子に接続し、そ
の他方の入力端子は2次電池72、73の間に接続し、
その出力端子はオペアンプOP5の他方の入力端子に接
続されている。
【0219】オペアンプOP4は、シャントRegB7
9からの電圧状態を検出するものであり、その一方の入
力端子は2次電池72、73の間に接続し、その他方の
入力端子はシャントRegB79の入力端子の接続し、
その出力端子はオペアンプOP5の一方の入力端子に接
続されている。
【0220】オペアンプOP5は、シャントRegA7
8と、シャントRegB79とで検出した電圧値から2
次電池72、73の充電電圧状態を検出するものであ
り、その一方の入力端子には抵抗R9の一端とオペアン
プOP4の出力端子とが接続し、その他方の入力端子は
抵抗R9の他端とオペアンプOP3の出力端子とが接続
し、その出力端子は制御端子80の入力端子に接続され
ている。
【0221】このように構成されたバッテリーパック7
1の制御部71Aは複数の2次電池72、73の夫々の
充電電圧状態を維持管理することができるのである。も
し、2次電池が増加すれば、増加された単位後とにシャ
ントRegを追加すればよい。
【0222】例えば、図17に示すように、2次電池7
2、73に充電を行う場合には、タイマー75により最
初の充電期間(T0〜T1)には所定電流値Iを流して充
電動作を行い、その後の充電期間(T1〜T2)には所定
電流値Iの供給をストップし、かわりに充電電圧を供給
することにより、最大電圧値約8.4V(本実施例の場
合)を供給して充電する。
【0223】この時に、もし2次電池72、73が所定
充電電圧に達成する時間(図17でT2の時)に所定の
電圧値E1(2次電池72)、E2(2次電池73)に
達成していない状態は、シャントRegA78、シャン
トRegB79からのシャント電流を検出することによ
り容易に知ることができる。
【0224】即ち、このシャント電流が正常に流れてい
ないことを検出したならば2次電池72、73への充電
状態が異常であると判断することができる。又、シャン
ト電流が正常に流れているならば2次電池72、73の
充電は完全に行われたものと判断することができる。
【0225】このシャント電流の状態につき図18を参
照にして説明する。図18は2次電池72、73の充電
電圧状態によってシャント電流の流れる状態を示したも
のであり、2次電池72、73の充電電圧E1、E2の
状態がバランスがくずれ、且つ正常に充電されている場
合には2次電池72、73を介してシャント電流値Iが
流れる。
【0226】もし、2次電池72、73の充電電圧E
1、E2のバランスがくずれている場合にはシャント電
流I2、I3のように抵抗RA、RBを介して流れる。
【0227】そして、充電動作が完了状態に近づくとシ
ャント電流は、電流I4の方向に流れる。従ってこの電
流I4を検出すれば充電の完了を検出することができ、
充電動作を完了させることができる。
【0228】このように2次電池72の充電電圧E1
と、2次電池73の充電電圧E2とが同一の電圧値(E
1=E2)になれば、E1+E2=8.4V以上(本実
施例の場合)になり、シャント電流I4が流れることに
なる。
【0229】更に詳しく説明すれば、もし2次電池7
2、73の電圧値が不一致(E1≠E2)の時は、抵抗
RA、RBに流れるシャント電流I2、I3にばらつき
が生じている状態となる。このばらつきが生じている状
態での充電の不完全な状態とみなして、更に充電を継続
すると、シャント電流のばらつきがなくなり、2次電池
72、73の充電電圧が所定値以上(E1+E2=8.
4V以上)になり、シャント電流I4が流れるようにな
り、その時が充電完了の時と判断することができる。
【0230】次に本発明に係る第10の実施例は、誘導
コイルによる発生する信号を判別信号として利用するも
のである。即ち、バッテリーパックを充電器やビデオカ
メラ等の機器に装着した時にお互いに接近した位置にコ
イルを備えておき接近による誘導現象を利用して判別信
号を伝送するようにしたものである。以下、図19を参
照にして説明する。
【0231】図19に示すように、バッテリーパック9
2は、2次電池と制御部93とから構成され、一方使用
機器95は、制御部96と負荷又は電圧発生器97とか
ら構成されている。
【0232】制御部93は、2次電池18に直列状態に
接続されたスイッチS18と、制御回路94と、誘導コ
イルL18と、から構成されている。
【0233】そして、図示していないが制御回路94
は、2次電池18に充電する場合には使用機器95から
の判別信号を誘導コイルL18によって受信する。この
受信された判別信号に基づいて制御回路94はスイッチ
S18の開閉状態を制御するようになっている。
【0234】一方、制御部96は、負荷又は電圧発生器
97に直列に接続されたスイッチS19と、制御回路9
8と、誘導コイルL19とから構成されている。
【0235】誘導コイルL18は、バッテリーパック9
2の誘導コイルL18からの誘導電圧(所定信号)を検
出し、該検出された信号にもとづいて制御回路98はス
イッチS19の開閉状態を制御するようになっている。
【0236】このように、バッテリーパック92と使用
機器95との両者にスイッチS18、S19を設けてい
るのはバッテリーパック92が充放電の両者に対応でき
るようになっているからである。
【0237】又、バッテリーパック92の誘導コイルL
18と、使用機器95の誘導コイルL19とは、バッテ
リーパック92を使用機器95に装着する場合に、その
位置が接近するようになっている。即ち、両者を装着さ
せた場合に両誘導コイルL18、L19を接近させるこ
とによって、接点なしでも信号を伝送させることが可能
になる。
【0238】従って、バッテリーパック92を使用機器
95に装着させた場合に、先ずどちらかの保護回路に対
して絶縁状態で適合性の判別をして、充放電動作をさせ
ることができるようになる。
【0239】例えば、2次電池を直並列状態に接続して
使用した場合に、2次電池のバランスがくずれて使用す
ると危険な状態(例えば2次電池が熱を持っている状態
等)の場合にでも充電状態をストップさせるような判別
信号を充電器側に送出することができる。
【0240】又、バッテリーパック92を充電する場合
に、バッテリーパック92の種類を判別信号で伝送させ
ることにより充電器の特性をバッテリーパック92に合
わせることができる。
【0241】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る2次電
池の保護回路制御方式は、バッテリーパックと、該バッ
テリーパックを装着して適宜電源を供給する使用機器と
に送受信手段を備えたことによって、バッテリーパック
を充電及び放電する際にバッテリーパックに合った充電
器や外部機器を選択することができ、バッテリーパック
及び使用機器へ与える弊害を最小限に抑制して、バッテ
リーパックに内蔵されている2次電池の性能劣化を著し
く防止できると云うきわめて優れた効果を奏する。
【0242】又、判別信号をバッテリーパックと使用機
器とが接続して充放電する電源供給ラインを介して送受
信することによって、別途制御用端子を設けることがな
く、回路も複雑になることが回避できるので機器の小型
化及び経費の削減になると云うきわめて優れた効果を奏
する。
【0243】バッテリーパックを使用機器に装着した時
に判別信号を発生させるようにしたことによって、不要
な消費電力を削減できてバッテリーパックの正常な電圧
状態を長く維持できると云うきわめて優れた効果を奏す
る。
【0244】2次電池の過放電状態及び過充電状態を検
出した時に、2次電池の両端の何れかの一端を開状態に
するスイッチを設けたことによって、該スイッチの制御
を判別信号により制御することができるようになり、2
次電池の外部からの制御が自由にできるようになると云
うきわめて優れた効果を奏する。
【0245】2次電池の両端の何れか一端に備えたスイ
ッチと並列状態に高インピーダンスからなる負荷を備え
たことによって、2次電池を不使用時における消費電力
の削減を図ることができると云うきわめて優れた効果を
奏する。
【0246】判別信号を送受信するためのコイルの他
に、該コイルに直列状態に飽和用コイルを備えたことに
よって、過大電流が流れて飽和状態になった場合でも判
別信号を送受信することができると云うきわめて優れた
効果を奏する。
【0247】判別信号を送受信する構成からなる2次電
池に充電状態及び放電状態を検出するスイッチを設けた
ことによって、2次電池を使用しない時には保護制御回
路への電源供給を遮断しておくこと、及び必要とする回
路群等にだけ電源を供給することができるため、2次電
池の消費電力の削減が図れると云うきわめて優れた効果
を奏する。
【0248】充電状態及び放電状態を検出するスイッチ
に、夫々並列状態にスイッチを備えたことによって、判
別信号による充電の制御及び放電の制御、及び過電流状
態に対応した制御がきわめて容易に行うことができると
云うきわめて優れた効果を奏する。
【0249】バッテリーパックを使用機器に装着した時
に、近接した位置に対応させて配設した誘導コイルを使
って判別信号を伝送させるようにしたことによって、バ
ッテリーパックと使用機器との絶縁を確保でき、しかも
バッテリーパックより使用機器の制御及び選定がきわめ
て容易にでき、且つその逆も容易にできると共に、伝送
する情報量を大きくすることができると云うきわめて優
れた効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る第1の実施例の略示的回路図であ
る。
【図2】本発明に係る第2の実施例の略示的回路図を示
したものである。
【図3】第2の実施例の略示的回路図から発生する信号
の波形図である。
【図4】本発明に係る第3の実施例の略示的回路図であ
る。
【図5】本発明に係る第4の実施例の略示的回路図であ
る。
【図6】本発明に係る第5の実施例の略示的回路図であ
る。
【図7】第5の実施例の略示的回路図における具体的構
成の一例を示す回路図である。
【図8】本発明に係る第6の実施例の略示的回路図であ
る。
【図9】第6の実施例における飽和用コイルの一の具体
例を示す回路図である。
【図10】第6の実施例における飽和用コイルの他の具
体例を示す回路図である。
【図11】本発明に係る第7の実施例の略示的回路図を
示したものである。
【図12】第7の実施例において使用する一具体例の基
板を示した説明図である。
【図13】図11において使用する基板を示した説明図
である。
【図14】本発明に係る第8の実施例の略示的回路図で
ある。
【図15】第8の実施例の回路図における具体的構成の
一例を示す回路図である。
【図16】本発明に係る第9の実施例の略示的回路図を
示したものである。
【図17】第9の実施例における2次電池の電圧値E
1、E2のようすを示したグラフである。
【図18】第9の実施例の回路図における電流の流れを
示した説明図である。
【図19】本発明に係る第10の実施例の略示的回路図
である。
【符号の説明】
1、17、23、33、40、52、60、67、92
バッテリーパック 2、18 2次電池 3、9、15、19、25、30、34、38、41、
46 制御部 51、53、56、61、65、67A、71A、9
3、96 制御部 4、10、27、39、47 信号発生器 5、11、42 信号受信器 6、12、21、32、43、48、70 制御回路 7 充電器又は使用機器 8、50、97 負荷又は電圧発生器 13 充電装置 14、55 電圧発生器 16 交流信号発生器 20、69 受信回路 22 交流信号 24 過放電回路 27A 過放電防止回路 27b スイッチ回路 26、31、57 検出回路 28、36、44、54、64、95 使用機器 29、37、45 負荷 35 信号検出器 49 充電器 50 電圧発生器 58、62 信号発生回路 59 信号ストップ回路 63 スイッチ制御回路 66 回路群 68A OSC L1、L2、L3、L4、L5、L6、L7、L8、L
15B コイル C1、C2、C3、C4、C5、C6 キャパシター C7、C8、C10、C23、C24 キャパシター S1、S2、S3、S4、S5、S6 スイッチ S14 放電用スイッチ S15 充電制御用スイッチ S16 充電用スイッチ S17 放電制御用スイッチ Z1 高インピーダンス Q1、Q4、Q11 MOSFETトランジスター Q2、Q3 スイッング素子 R1、R2、R3、R4、R5、R6 抵抗

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2次電池と、該2次電池の充放電状態を
    制御して保護する保護回路とから構成されたバッテリー
    パックと、該バッテリーパックから電源を供給する機器
    と、前記バッテリーパックに充電を行う充電器とから構
    成され、 前記バッテリーパック又は、前記使用機器及び前記充電
    器との何れか一方に送信手段を、他方に受信手段を備
    え、前記送信手段は前記受信手段に判別信号を送信し、
    該判別信号に基づいて前記受信手段がその適合性を判断
    して充放電動作を行うことを特徴とする2次電池の保護
    回路制御方式。
  2. 【請求項2】 前記適合性を判断するための判別信号
    は、前記バッテリーパックと前記使用機器又は充電器と
    が接続して充放電する際に接続される電源供給ラインを
    介して送信することを特徴とする請求項1に記載の2次
    電池の保護回路制御方式。
  3. 【請求項3】 前記バッテリーパックを前記機器又は前
    記充電器に装着した時に、前記判別信号を発生させるよ
    うにしたことを特徴とする請求項1又は2に記載の2次
    電池の保護回路制御方式。
  4. 【請求項4】 2次電池の過放電状態び過充電状態を検
    出する手段を備え、この過放電状態及び過充電状態を検
    出した時に2次電池の両端の何れか一端を開状態にする
    スイッチを設けた制御部であって、 過放電状態及び過充電状態を検出して前記スイッチを開
    状態にする前に、前記判別信号を送出するようにしたこ
    とを特徴とする請求項1、2又は3に記載の2次電池の
    保護回路制御方式。
  5. 【請求項5】 2次電池の両端の何れか一端にスイッチ
    を備え、該スイッチは前記判別信号に基づいて開閉状態
    を行うことを特徴とする請求項1、2、3、又は4に記
    載の2次電池の保護回路制御方式。
  6. 【請求項6】 2次電池の両端の何れか一端に備えた前
    記スイッチに、高インピーダンスを並列状態に接続した
    ことを特徴とする請求項5に記載の2次電池の保護回路
    制御方式。
  7. 【請求項7】 判別信号を発生させるコイルに飽和用コ
    イルを直列状態に接続したことを特徴とする請求項1、
    2、3、4、5、又は6に記載の2次電池の保護回路制
    御方式。
  8. 【請求項8】 充電又は放電動作を検出して、充電用又
    は放電用回路に電源を供給するスイッチを設けたことを
    特徴とする請求項1、2、3、4、5、6又は7に記載
    の2次電池の保護回路制御方式。
  9. 【請求項9】 充電用スイッチと放電用スイッチとを設
    け、該充電用スイッッチと放電用スイッチとの夫々に充
    電制御用スイッチと放電制御スイッチとを並列状態に接
    続すると共に、過大電流を検出するための負荷を、充電
    制御用スイッチ及び放電制御用スイッチに直列状態に接
    続したことを特徴とする請求項1、2、3、4、5、
    6、7又は8に記載の2次電池の保護回路制御方式。
  10. 【請求項10】 充電動作状態及び放電動作状態をシャ
    ントレギュレーターにより検出するようにしたことを特
    徴とする請求項1、2、3、3、4、5、6、7、8又
    は9に記載の2次電池の保護回路制御方式。
  11. 【請求項11】 前記バッテリーパックを前記機器に装
    着した時に、該バッテリーパックと近接する位置に配設
    した誘導コイルを用いて前記判別信号を伝送させるよう
    にしたことを特徴とする請求項1、3、4、5、6、
    7、8、9又は10に記載の2次電池の保護回路制御方
    式。
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