JPH06153061A - カメラ - Google Patents

カメラ

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JPH06153061A
JPH06153061A JP4326069A JP32606992A JPH06153061A JP H06153061 A JPH06153061 A JP H06153061A JP 4326069 A JP4326069 A JP 4326069A JP 32606992 A JP32606992 A JP 32606992A JP H06153061 A JPH06153061 A JP H06153061A
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signal
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monitor
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Takayuki Kijima
島 貴 行 木
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Abstract

(57)【要約】 【目的】電子機器等の外部装置に多値化映像信号の供給
を可能とするとともに、当該映像の直接的なモニタを可
能とするカメラを提供する。 【構成】ワードプロセッサ等の電子装置から成る外部装
置(120)に多値化映像信号を供給するとともに、こ
の多値化映像信号をモニタ部(110)に供給するよう
にして電子装置への信号供給と多値化映像のモニタ機能
とを実現している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はカメラに関し、特に多値
化映像信号のモニタ機能を有するカメラに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ワードプロセッサやパソコン等の
電子機器に映像信号データを取り込む場合には、イメー
ジスキャナやビデオカメラ等の光電変換手段により得ら
れた映像信号を、更に2値化した映像データとして取り
込むのが一般的である。例えば、図9に示すように、イ
メージスキャナ201により得られる2値映像データと
してのシリアルデータをワードプロセッサ202が取り
込み、プリンタ203を用いてプリントアウトする。ま
た、図10に示すように、ビデオカメラ204等の撮像
手段で得られたアナログ信号を、2値化データ変換ユニ
ット205で2値化データに変換してシリアルデータと
してワードプロセッサ202に送出する。ワードプロセ
ッサ202からの画像信号がプリンタ203に供給され
てプリントアウトされる。このとき、ビデオカメラ20
4から出力されるアナログビデオ信号はTVモニタ20
6上にモニタ表示される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、従来は
ワードプロセッサ等の外部の電子機器に映像データを取
り込むには、映像信号を2値化したデータとして電子機
器に供給するように構成されていた。しかしながら、映
像情報の視覚的確認をする場合には、ワードプロセッサ
に設置されているディスプレイ(通常、液晶)上に表示
された映像に基づくことになるが、ディスプレイ上の表
示はドットが荒く、絵柄の確認しかできず、画質の確認
は不可能である。この2値映像の画質の確認はプリンタ
203によるプリントアウト後でなければ行えない。ま
た、電子機器への映像データは、シリアルデータ転送さ
れているが、シリアルデータ転送には時間がかかる。
【0004】そこで、本発明の目的は、電子機器等の外
部装置に多値化映像信号の供給を可能とするとともに、
この信号によって表わせ得る映像の直接的なモニタを可
能とするカメラを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】前述の課題を解決するた
め、本発明によるカメラは、多値化映像信号を当該外部
装置に送出するための第1の出力系統と、上記多値化映
像信号に係る映像をモニタするための信号を出力するた
めの第2の出力系統とを備えて構成される。
【0006】
【作用】本発明では、ワードプロセッサ等の電子装置か
ら成る外部装置に多値化映像信号を供給するとともに、
この多値化映像信号をモニタ部に供給するようにして電
子装置への信号供給と多値化映像のモニタ機能とを実現
している。
【0007】
【実施例】次に、本発明の実施例について図面を参照し
ながら説明する。図1は、本発明によるカメラの一実施
例を示す構成ブロック図である。本発明は、図2にその
基本構成を示すように、カメラ100によりTVモニタ
110表示用の映像信号と、ワードプロセッサ120転
送用の2値化されたシリアルデータとを生成、出力する
ように構成されている。
【0008】図1を参照すると、光学系を介して結像さ
れた被写体像は、CCD等の個体撮像素子1で電気的映
像信号に変換されて撮像プロセス部2に供給される。撮
像プロセス部2で周知の処理(γ補正等)が施された信
号は、A/Dコンバータ3に出力される。A/Dコンバ
ータ3の出力は、撮像プロセス部2からの信号がデジタ
ル信号に変換されたフレームメモリ4への書き込みデー
タとして供給される。
【0009】フレームメモリ4に記憶された映像データ
は、スイッチ6の端子6Aを介してそのままICメモリ
カード等の記録媒体7に記録される。記録媒体7に記録
するコマ枚数を増やしたいときには、フレームメモリ4
から読み出された映像データに対して圧縮伸長部5で圧
縮処理を施して得られる圧縮データがスイッチ6の端子
6Bを介して記録媒体7に送出され記録される。
【0010】再生時には、記録媒体7から読み出された
映像データは、スイッチ6の端子6Aまたは6Bを介し
て、そのまま、または伸長処理が施されてフレームメモ
リ4に一時記憶される。フレームメモリ4に一時記憶さ
れた映像データは、読み出された後、スイッチ9の端子
9Bを介してD/Aコンバータ10に供給される。D/
Aコンバータ10からの変換出力であるアナログ信号
は、同期付加部11において、同期信号発生部15から
供給される同期信号が付加されて、ビデオ出力端子(ビ
デオOUT)に出力されるとともに、EVF(電子ビュ
ーファイダー)12に出力されてモニタ表示が為され
る。尚、上記ビデオ出力端子やEVF12への映像信号
の出力は、フレームメモリ4を経ずに、A/Dコンバー
タ3からの撮像中の映像信号を、スイッチ9の端子9A
とD/Aコンバータ10及び同期付加部11を介して直
接出力することもできる。
【0011】ディザ処理部8は、CPU13からの制御
信号と同期信号発生部15からの読み出しタイミングに
基づいて制御され、フレームメモリ4から読み出された
映像データに対して後述するような所定のディザマトリ
クス処理を施して2値の映像データに変換し、スイッチ
9の端子9Cを介してD/Aコンバータ10に送出して
映像信号として出力するとともに、ディザシリアル出力
端子(ディザシリアルOUT)に供給する。
【0012】メモリコントローラー14は、CPU13
からの制御を受けた記録タイミングで、また同期信号発
生部15からのビデオレートでの映像信号読み出しのた
めの同期信号に基づいてフレームメモリ4への映像デー
タの書き込み及び読み出しを制御する。
【0013】領域設定スイッチ16はディザ処理を行う
領域を設定するためのスイッチで、設定情報がCPU1
3に送出され、EVF12上に表示される設定領域が制
御される。モード設定スイッチ17は、カメラの記録/
再生条件を設定するためのもので、設定情報がCPU1
3に供給される。トリガスイッチ18は、EVF12上
に表示されるモニタ画像(動画)をユーザがモニタし、
静止画として記録したいタイミングをCPU13に知ら
せるタイミング信号を出力する。
【0014】本実施例では、領域を限定することでディ
ザ化し、階調を出す。ディザ化領域の例としては、図3
(A)と(B)に示すように左上部と中央部等任意に設
定できる。
【0015】ディザ処理部8におけるディザ処理とし
て、本実施例では4×4のディザマトリクスを用いる。
この場合、1画素8ビットのデータを1ビット4×4の
ディザマトリクス化すると、1画素につき4×4のドッ
トでモニタ上に表示する必要がある。モニタ上で2値画
像の画質が正確にわかるように、この表示は正確に行う
必要があり、ディザ化するデータはフレームメモリのフ
ル画面データとせず、1/4の画面領域について行う。
本実施例では、ディザマトリクスは、2n×2nで規定さ
れ、任意であり、nが大きくなるにつれてモニタ表示の
倍率を大きくして画質を保持することになる。
【0016】図4と5には、本実施例におけるディザマ
トリクスのモニタ表示例が示され、水平4画素、垂直2
ラインが水平対垂直画素比が1対1に対応するので、例
えば、奇数フィールドラインのように1ライン毎にディ
ザマトリクス化し、水平方向は4画素毎にデータを取
る。したがって、水平方向は2画素で1ドット表示し、
4×4ディザマトリクス表示領域は、図5に示すよう
に、8画素×4ラインの領域となる。ここで、本実施例
では、CCDとしてフィールド蓄積型を用いているの
で、奇又は偶フィールド情報のうち一方のフィールド情
報を用いてディザ化しても画質に影響はない。
【0017】図6には、図1におけるメモリコントロー
ラー14の構成例が示されている。CPU13からの記
録/再生指令を受けて、モード判別回路145が動作モ
ードを判別し、カウンタ選択回路144は、この判別結
果に基づいて、アドレスカウンタ141のビデオレート
の記録再生時又は記録媒体7とのデータ転送時のいずれ
かのカウンタを選択する。アドレスカウンタ141は、
外部から供給されるクロックでカウント動作し、リセッ
ト回路142から供給される水平同期信号HDや垂直同
期信号VDに同期し、モード判別回路145からの判別
信号により制御されるリセット信号でスタートポイント
が指定されるとともに、アドレスセット回路143から
のアドレスセット信号により読み出しポイントが制御さ
れる。メモリアドレス信号が、フレームメモリ4に出力
される。
【0018】CPU13から送出される領域設定スイッ
チ16からの設定情報に対応する設定領域情報は、ディ
ザ領域選択回路146に供給され、アドレスセット回路
143を制御する。ライトイネーブル制御回路147、
アウトプットイネーブル制御回路148及びチップセレ
クト制御回路149は、モード判別回路145からの判
別結果信号とアドレスカウンタ141からのアドレス信
号に基づいて制御され、フレームメモリ4に対して、メ
モリライトイネーブル信号、メモリアウトプットイネー
ブル信号及びメモリチップセレクト信号をそれぞれ出力
する。
【0019】ディザ処理部8の詳細な構成が図7に示さ
れている。フレームメモリ4から読み出された8ビット
の映像データは、データの丸めこみ回路81により、ま
ず256階調データを16階調に丸めこみ処理される。
この丸めこみ処理は、単純に下桁ビットを削ることで実
行することもできるし、画像データの階調の分布を見て
削る階調を判定して丸めこみを行うこともできる。
【0020】ディザマトリクス選択回路82は、丸めこ
まれた映像データに対して、階調に応じたディザマトリ
クスを選択し、ディザマトリクス発生回路83からディ
ザマトリクスを発生させる。2値画像保持メモリ84
は、CPU13からの制御の下、水平同期信号HDや垂
直同期信号VDを受けるディザメモリコントローラ85
の制御を受け、得られた2値画像を保持する。こうし
て、保持された2値画像データは、ディザメモリコント
ローラ85からの読み出し制御信号に応じて読み出さ
れ、ビデオアウトデータ作成回路86に送出されるとと
もに、ディザシリアルデータとして出力される。ビデオ
アウトデータ作成回路86は、8ビットのビデオアウト
データとして2値画像をモニタ等のために出力する。
【0021】図8には、図1の実施例構成の各モードと
回路動作状態、外部出力状態及びスイッチ選択状態の関
係が図示されており、撮像プロセス回路2、フレームメ
モリ4、圧縮伸長部5、記録媒体7及びディザ処理部8
の各機能動作について示している。
【0022】記録モードには撮像スルー出力モード#
1、静止画データ圧縮記録モード#2、静止画データ非
圧縮記録モード#3があり、撮像スルー出力モード#1
では撮像スルー出力で、スイッチ9の端子9Aを介して
モニタ系に撮像動画信号が出力される。また、静止画デ
ータ圧縮記録モード#2では、フレームメモリ4から読
み出されたデータは、圧縮されてスイッチ6Bを介して
記録媒体7に記録されるとともに、A/Dコンバータ3
からのデータはスイッチ9Aを介してD/Aコンバータ
10でアナログ信号に変換され、モニタ系に撮像動画情
報が表示される。更に、静止画データ非圧縮記録モード
#3では、フレームメモリ4から読み出されたデータ
は、圧縮されずにそのままスイッチ6の端子6Aを介し
て記録媒体7に記録され、上記と同様に、スイッチ9の
端子9Aを介して撮像動画情報がモニタ系に表示され
る。
【0023】再生モードには、圧縮静止画データ再生モ
ード#4と非圧縮静止画データ再生モード#5があり、
モード#4では記録媒体7から読み出された圧縮静止画
データはスイッチ6の端子6Bを経て伸長処理され、フ
レームメモリ4に一時記憶され、スイッチ9の端子9B
を介してモニタ系にフレームメモリ4から読み出された
再生静止画が表示される。非圧縮静止画データ再生モー
ド#5では、記録媒体7からスイッチ6の端子6Aを介
して読み出された非圧縮静止画データは、フレームメモ
リ4に一時記憶され、フレームメモリ4から読み出され
た再生静止画がスイッチ9の端子9Bを経由してモニタ
系に出力される。
【0024】ディザ処理モードには、再生データディザ
処理モード#6、フレームメモリ記録ディザ処理モード
#7及びディザ2値画像再生モード#8があり、再生デ
ータディザ処理モード#6では、記録媒体から#4、#
5のいずれかの再生モードでフレームメモリ4に一時記
憶されたデータがフレームメモリ4から読み出され、デ
ィザ処理部8でディザ処理されると同時に、再生静止画
としてスイッチ9の端子9Bを介してモニタ系に出力さ
れる。このモードでは、ディザシリアル出力が得られ
る。フレームメモリ記録ディザ処理モード#7では、撮
像プロセス部2を介して映像データがフレームメモリ4
に記憶され、フレームメモリ4から読み出されたデータ
がディザ処理されると同時にスイッチ9の端子9Bを介
して静止画としてモニタ系に出力される。このとき、デ
ィザシリアル出力も得られる。また、ディザ2値画像再
生モード#8では、ディザ処理データが2値画像データ
としてスイッチ9の端子9Cを介してモニタ系に出力さ
れる。このときも、ディザシリアル出力が得られる。こ
のように、#6又は#7と#8を切り換えることで、2
値画像データと2値化前の映像を簡単に比較することが
できる。
【0025】上述の如く、本実施例では、2値化映像
と、2値化前の映像の両方を常にモニタ上に出力可能
で、両映像の比較が可能となるだけでなく、多値化する
映像領域を任意に設定できる。したがって、2値化した
い画像データを2値化前の静止画として多数保存でき、
TVモニタ上で2値画像の画質確認が可能となり、画質
確認後に、必要な2値映像のみをシリアルデータ転送で
き、処理時間の無駄がなくなる。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のカメラに
よれば、モニタ上の多値画像の画質確認が可能となるだ
けでなく、画質確認後の必要な多値画像(映像)のみを
シリアルデータ転送可能となり、高速処理が可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるカメラの一実施例の構成ブロック
図である。
【図2】本発明によるカメラの基本構成図である。
【図3】本発明の実施例におけるディザ化領域例を示す
図である。
【図4】本発明の実施例におけるディザマトリクスのモ
ニタ表示例を説明するための図である。
【図5】本発明の実施例におけるディザマトリクスのモ
ニタ表示例を説明するための図である。
【図6】図1の実施例におけるメモリコントローラ14
の構成例を示す図である。
【図7】図1の実施例におけるディザ処理部8の構成例
を示す図である。
【図8】図1の実施例における動作モードと各部の動作
状態の関係を示す図である。
【図9】従来のワードプロセッサへの2値画像の取り込
み装置の構成図である。
【図10】従来のワードプロセッサへの2値画像の取り
込み装置の他の構成図である。
【符号の説明】
1 CCD 2 撮像
プロセス部 3 A/Dコンバータ 4 フレ
ームメモリ 5 圧縮伸長部 6,9
スイッチ 7 記録媒体 8 ディ
ザ処理部 10 D/Aコンバータ 11 同期
付加部 12 EVF 13 CP
U 14 メモリコントローラー 15 同期
信号発生部 16 領域設定スイッチ 17 モー
ド設定スイッチ 18 トリガスイッチ 81 デー
タ丸めこみ回路 82 ディザマトリクス選択回路 83 ディザマトリクス発生回路 84 2値画像保持メモリ 85 ディザメモリコントローラ 86 ビデオアウトデータ作成回路 141 アドレスカウンタ 142 リセ
ット回路 143 アドレスセット回路 144 カウ
ンタ選択回路 145 モード判別回路 146 ディ
ザ領域選択回路 147 ライトイネーブル制御回路 148 アウトプットイネーブル制御回路 149 チップセレクト制御回路

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 多値化映像信号を当該外部装置に送出するための第1の
    出力系統と、上記多値化映像信号に係る映像をモニタす
    るための信号を出力するための第2の出力系統とを備え
    て成ることを特徴とするカメラ。
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