JPH0615277A - 汚水処理設備の凝集剤混合器 - Google Patents
汚水処理設備の凝集剤混合器Info
- Publication number
- JPH0615277A JPH0615277A JP19623692A JP19623692A JPH0615277A JP H0615277 A JPH0615277 A JP H0615277A JP 19623692 A JP19623692 A JP 19623692A JP 19623692 A JP19623692 A JP 19623692A JP H0615277 A JPH0615277 A JP H0615277A
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- JP
- Japan
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- mixer
- flocculant
- sewage
- constitution
- tank
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- Pending
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- Separation Of Suspended Particles By Flocculating Agents (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】電気集じん機を洗浄して生じた汚水と凝集剤と
を混合する管状の混合器におけるごみ詰まりを防止す
る。 【構成】混合器８の管体２０を通過する汚水と凝集剤と
を攪拌してこれらの混合を促進する手段として、管体２
０内に丸棒状のじゃま棒２３を交互に直交させながら間
隔を置いて複数本配列する。このような構成によれば、
ねじれ板を連続的に配列した従来構成に比べて通路が単
純でごみ詰まりが少ない。
を混合する管状の混合器におけるごみ詰まりを防止す
る。 【構成】混合器８の管体２０を通過する汚水と凝集剤と
を攪拌してこれらの混合を促進する手段として、管体２
０内に丸棒状のじゃま棒２３を交互に直交させながら間
隔を置いて複数本配列する。このような構成によれば、
ねじれ板を連続的に配列した従来構成に比べて通路が単
純でごみ詰まりが少ない。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、自動車道トンネル用
の電気集じん機を水洗浄して生じた汚水の処理設備に関
し、特に汚水に凝集剤を混合する混合器に関する。
の電気集じん機を水洗浄して生じた汚水の処理設備に関
し、特に汚水に凝集剤を混合する混合器に関する。
【０００２】
【従来の技術】距離の長い自動車道トンネルでは排気ガ
スや道路粉じんなどによる空気の汚れが大きいため、通
常、電気集じん機を設置して空気中の煤じんを除去し、
トンネル内の視程の改善を図っている。一方、電気集じ
ん機には捕集した煤じんが次第に堆積するため、適宜の
タイミングで機内を水洗浄して堆積煤じんを取り除き、
またこれにより生じた汚水は水処理設備により処理して
いる。
スや道路粉じんなどによる空気の汚れが大きいため、通
常、電気集じん機を設置して空気中の煤じんを除去し、
トンネル内の視程の改善を図っている。一方、電気集じ
ん機には捕集した煤じんが次第に堆積するため、適宜の
タイミングで機内を水洗浄して堆積煤じんを取り除き、
またこれにより生じた汚水は水処理設備により処理して
いる。
【０００３】図４は上記水処理設備の概要を示すシステ
ム系統図である。図において、１は自動車道トンネルの
天井部やバイパスずい道内に設置された電気集じん機
で、トンネル内空気は電気集じん機１を通過して煤じん
を除去された後、再び車道空間に戻される。電気集じん
機１の電極部１ａには捕集された煤じんが次第に堆積す
るため、電極部１ａは例えば１〜３日ごとに水で洗浄さ
れる。２は電極部１ａを洗浄する清水を貯留した洗浄水
タンクで、洗浄水は洗浄ポンプ３により電気集じん機１
に送られ、内部の図示しないノズルから電極部１ａに吹
き付けられる。
ム系統図である。図において、１は自動車道トンネルの
天井部やバイパスずい道内に設置された電気集じん機
で、トンネル内空気は電気集じん機１を通過して煤じん
を除去された後、再び車道空間に戻される。電気集じん
機１の電極部１ａには捕集された煤じんが次第に堆積す
るため、電極部１ａは例えば１〜３日ごとに水で洗浄さ
れる。２は電極部１ａを洗浄する清水を貯留した洗浄水
タンクで、洗浄水は洗浄ポンプ３により電気集じん機１
に送られ、内部の図示しないノズルから電極部１ａに吹
き付けられる。
【０００４】電極部１ａを洗浄して生じた汚水は底部の
水受皿１ｂに集められ、汚水ピット４に排出される。こ
の汚水は排水ポンプ５で汚水タンク６に送られて貯留さ
れるが、その水位が一定値に達すると水処理設備が稼働
して汚水ポンプ７が起動し、汚水は管状の凝集剤混合器
（以下、単に混合器と記す）８（８Ａ）に送られてその
手前で凝集剤タンク９から注入された無機凝集剤との混
合が行われる。次いで、汚水は先の混合器８Ａと同一構
成の混合器８（８Ｂ）に送られ、その手前で凝集剤タン
ク１０から注入された有機凝集剤との混合が行われた
後、管状の凝集器１１に送られる。
水受皿１ｂに集められ、汚水ピット４に排出される。こ
の汚水は排水ポンプ５で汚水タンク６に送られて貯留さ
れるが、その水位が一定値に達すると水処理設備が稼働
して汚水ポンプ７が起動し、汚水は管状の凝集剤混合器
（以下、単に混合器と記す）８（８Ａ）に送られてその
手前で凝集剤タンク９から注入された無機凝集剤との混
合が行われる。次いで、汚水は先の混合器８Ａと同一構
成の混合器８（８Ｂ）に送られ、その手前で凝集剤タン
ク１０から注入された有機凝集剤との混合が行われた
後、管状の凝集器１１に送られる。
【０００５】汚水は凝集器１１内を移動しながら煤じん
フロックを形成し、次いで加圧タンク１２から減圧弁１
３を介して導入された空気溶解水と一緒に浮上分離タン
ク１４に送られる。浮上分離タンク１４では大気圧下に
開放された空気溶解水から気泡が発生し、煤じんフロッ
クはこの気泡が付着して浮上する。浮上した煤じんフロ
ックは掻取り機１５で掻き取られて汚泥タンク１６に送
られる。この汚泥は汚泥ポンプ１７で電気浸透脱水機１
８に送られて脱水され、汚泥ケーキとなって搬出され
る。煤じんフロックが掻き取られた後の清水は処理水と
して排水される。電気浸透脱水機１８から排出された汚
水は返送ポンプ１９で汚水タンク６に送り返される。
フロックを形成し、次いで加圧タンク１２から減圧弁１
３を介して導入された空気溶解水と一緒に浮上分離タン
ク１４に送られる。浮上分離タンク１４では大気圧下に
開放された空気溶解水から気泡が発生し、煤じんフロッ
クはこの気泡が付着して浮上する。浮上した煤じんフロ
ックは掻取り機１５で掻き取られて汚泥タンク１６に送
られる。この汚泥は汚泥ポンプ１７で電気浸透脱水機１
８に送られて脱水され、汚泥ケーキとなって搬出され
る。煤じんフロックが掻き取られた後の清水は処理水と
して排水される。電気浸透脱水機１８から排出された汚
水は返送ポンプ１９で汚水タンク６に送り返される。
【０００６】図３は図４における混合器８の従来構成を
示す縦断面図である。この混合器８は一端２０ａを汚水
及び凝集剤の入口、他端２０ｂをこれらの混合液の出口
とする中空円筒状の管体２０の内部に、板材が１８０度
捩じられた形状のじゃま板２１が交互に直交して入口２
０ａから出口２０ｂに向かって連続的に複数枚配列され
た構成となっている。管体２０の両端には配管接続用の
管フランジ２２が取り付けられている。じゃま板２１は
通過する流れに乱流を生じさせるためのものであり、汚
水及び凝集剤はじゃま板２１を縫って混合器８を通過す
る間に攪拌されて互いの混合が図られる。
示す縦断面図である。この混合器８は一端２０ａを汚水
及び凝集剤の入口、他端２０ｂをこれらの混合液の出口
とする中空円筒状の管体２０の内部に、板材が１８０度
捩じられた形状のじゃま板２１が交互に直交して入口２
０ａから出口２０ｂに向かって連続的に複数枚配列され
た構成となっている。管体２０の両端には配管接続用の
管フランジ２２が取り付けられている。じゃま板２１は
通過する流れに乱流を生じさせるためのものであり、汚
水及び凝集剤はじゃま板２１を縫って混合器８を通過す
る間に攪拌されて互いの混合が図られる。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来のじゃ
ま板式の混合器８は汚水通路が入り組んでいるため、汚
水中に含まれるごみが詰まりやすく、汚水処理がしばし
ば中断されるという問題があった。そこで、この発明
は、ごみ詰まりの少ない汚水処理設備の凝集剤混合器を
提供することを目的とするものである。
ま板式の混合器８は汚水通路が入り組んでいるため、汚
水中に含まれるごみが詰まりやすく、汚水処理がしばし
ば中断されるという問題があった。そこで、この発明
は、ごみ詰まりの少ない汚水処理設備の凝集剤混合器を
提供することを目的とするものである。
【０００８】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明は、一端を汚水及び凝集剤の入口とし、他
端をこれらの混合液の出口とする管体の内部に、この管
体を横断するじゃま棒を交互に直交させながら前記入口
から前記出口に向かって間隔を置いて複数本配列して混
合器を構成するものとする。
に、この発明は、一端を汚水及び凝集剤の入口とし、他
端をこれらの混合液の出口とする管体の内部に、この管
体を横断するじゃま棒を交互に直交させながら前記入口
から前記出口に向かって間隔を置いて複数本配列して混
合器を構成するものとする。
【０００９】
【作用】ねじれ板形状のじゃま板に替えて単なる棒材か
らなるじゃま棒を間隔を置いて配列したので、ごみが容
易に通過しごみ詰まりが生じにくい。
らなるじゃま棒を間隔を置いて配列したので、ごみが容
易に通過しごみ詰まりが生じにくい。
【実施例】図１はこの発明の実施例を示す断面側面図、
図２はそのII−II線に沿う拡大断面図である。なお、従
来例と対応する部分には同一の符号を用いるものとす
る。図において、混合器８は一端２０ａを汚水及び凝集
剤の入口、他端２０ｂをこれらの混合液の出口とする中
空円筒状の管体２０の内部に、管体２０を横断する丸棒
状のじゃま棒２３が交互に直交しながら入口２０ａから
出口２０ｂに向かって間隔を置いて、図示の場合４本配
列された構成となっており、隣合うじゃま棒は図２に示
すように十字形を形成している。管体２０の両端には配
管接続用のメカニカル継手２４が取り付けられている。
図２はそのII−II線に沿う拡大断面図である。なお、従
来例と対応する部分には同一の符号を用いるものとす
る。図において、混合器８は一端２０ａを汚水及び凝集
剤の入口、他端２０ｂをこれらの混合液の出口とする中
空円筒状の管体２０の内部に、管体２０を横断する丸棒
状のじゃま棒２３が交互に直交しながら入口２０ａから
出口２０ｂに向かって間隔を置いて、図示の場合４本配
列された構成となっており、隣合うじゃま棒は図２に示
すように十字形を形成している。管体２０の両端には配
管接続用のメカニカル継手２４が取り付けられている。
【００１０】このような混合器８において、入口２０ａ
から流入した汚水と凝集剤とはじゃま棒２３に流れを乱
されて互いの混合が図られ、出口２０ｂから次の混合器
あるいは凝集器に送り出される。その際、じゃま棒２３
は互いに離れており、かつその間には通路を狭めるもの
がないので、汚水中にごみが含まれていてもそのごみは
管体２０内を容易に通過し詰まることがない。また、実
機による実証試験によれば、次段の管状凝集器１１（図
４）におけるフロック形成状況は従来構成の混合器を使
用した場合となんら遜色ないことが確認された。
から流入した汚水と凝集剤とはじゃま棒２３に流れを乱
されて互いの混合が図られ、出口２０ｂから次の混合器
あるいは凝集器に送り出される。その際、じゃま棒２３
は互いに離れており、かつその間には通路を狭めるもの
がないので、汚水中にごみが含まれていてもそのごみは
管体２０内を容易に通過し詰まることがない。また、実
機による実証試験によれば、次段の管状凝集器１１（図
４）におけるフロック形成状況は従来構成の混合器を使
用した場合となんら遜色ないことが確認された。
【００１１】
【発明の効果】この発明によれば、管体内で乱流を生じ
させる手段として交互に直交させながら間隔を置いて配
列した複数本のじゃま棒を用いることにより、従来と遜
色ない混合効果を得ながら、ごみ詰まりを有効に防止す
ることができる。
させる手段として交互に直交させながら間隔を置いて配
列した複数本のじゃま棒を用いることにより、従来と遜
色ない混合効果を得ながら、ごみ詰まりを有効に防止す
ることができる。
【図１】この発明の実施例を示す断面側面図である。
【図２】図１のII−II線に沿う断面図であらう。
【図３】従来例を示す縦断面図である。
【図４】電気集じん機洗浄汚水の処理設備を説明するシ
ステム系統図である。
ステム系統図である。
１ 電気集じん機 ２ 洗浄水タンク ４ 汚水ピット ６ 汚水タンク ８ 凝集剤混合器 ９ 凝集剤タンク １０ 凝集剤タンク １１ 管状凝集器 １２ 加圧タンク １４ 浮上分離タンク １５ 掻取り機 １６ 汚泥タンク １８ 電気浸透脱水機 ２０ 管体 ２３ じゃま棒
Claims (1)
- 【請求項１】一端を汚水及び凝集剤の入口とし、他端を
これらの混合液の出口とする管体の内部に、この管体を
横断するじゃま棒を交互に直交させながら前記入口から
前記出口に向かって間隔を置いて複数本配列したことを
特徴とする汚水処理設備の凝集剤混合器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19623692A JPH0615277A (ja) | 1992-06-30 | 1992-06-30 | 汚水処理設備の凝集剤混合器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19623692A JPH0615277A (ja) | 1992-06-30 | 1992-06-30 | 汚水処理設備の凝集剤混合器 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0615277A true JPH0615277A (ja) | 1994-01-25 |
Family
ID=16354469
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP19623692A Pending JPH0615277A (ja) | 1992-06-30 | 1992-06-30 | 汚水処理設備の凝集剤混合器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0615277A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH1170596A (ja) * | 1997-06-20 | 1999-03-16 | Tonen Corp | 強化繊維補強筋、コンクリート構造物の補強方法及び強化繊維補強筋の製造方法 |
| JP2013049057A (ja) * | 2012-11-05 | 2013-03-14 | Toshiba Corp | 固液分離システム |
-
1992
- 1992-06-30 JP JP19623692A patent/JPH0615277A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH1170596A (ja) * | 1997-06-20 | 1999-03-16 | Tonen Corp | 強化繊維補強筋、コンクリート構造物の補強方法及び強化繊維補強筋の製造方法 |
| JP2013049057A (ja) * | 2012-11-05 | 2013-03-14 | Toshiba Corp | 固液分離システム |
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