JPH0615269A - 浄水器 - Google Patents
浄水器Info
- Publication number
- JPH0615269A JPH0615269A JP4178086A JP17808692A JPH0615269A JP H0615269 A JPH0615269 A JP H0615269A JP 4178086 A JP4178086 A JP 4178086A JP 17808692 A JP17808692 A JP 17808692A JP H0615269 A JPH0615269 A JP H0615269A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- water
- filter
- raw water
- ceramic membrane
- membrane filter
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Water Treatment By Electricity Or Magnetism (AREA)
- Water Treatment By Sorption (AREA)
- Separation Using Semi-Permeable Membranes (AREA)
Abstract
ができ、またフィルター部分を繰り返して再使用するこ
とができ、しかも水分子の塊を一層小さくかつ均一にで
きるような浄水器を提供する。 【構成】 原水流入口2Aと浄水流入口2Bとを備えた
外部ケース2の内部に、少なくとも活性炭を含有する濾
過層11と、セラミック膜フィルター41とを固定し、
原水が少なくとも前記濾過層11と前記セラミック膜フ
ィルター41とを透過するように構成するとともに、前
記外部ケース2内部の各部材の原水または浄水が接触す
る部分のうち角部A〜Dを丸めて、原水または浄水が乱
流となることを防止するよう構成する。
Description
により原水を濾過して浄水を得るために使用される浄水
器に関するものである。
ことが強く指摘されるようになった。その原因として
は、塩素、サビ、カルキ臭、細菌等が挙げられている。
さらに、最近では、発ガン物質であるトリハロメタンが
水道水中に存在することも指摘されている。こうした事
情から、人体にとっての有害物質を除去する家庭用浄水
器が注目されつつある。現在知られている浄水器は、活
性炭と中空糸膜フィルターとを併用したタイプのものが
多く、活性炭で除去しきれないサビや細菌を、中空糸膜
フィルターの持つ精密濾過作用によって除去している。
その一例として、特開平2ー198684号公報のもの
が挙げられる。
た中空糸膜フィルターを用いた浄水器には、以下の問題
点があった。すなわち、中空糸膜も経時的に目詰まりを
生ずるので、フィルター機能の維持を図るには、定期的
に目詰まりを除く必要がある。目詰まりを除去するため
には、薬液洗浄を行ったり、あるいは目詰まりの原因と
なった有機物を焼却によって除去することが考えられ
る。ところが、中空糸膜はプラスチック製の有機膜であ
り、耐薬品性、耐熱性が乏しいため、このような方式は
到底採用することができない問題があった。
れるが、この場合には濾過作用を営んでいるとき以上の
圧力を作用させることになる。有機膜である中空糸膜に
このような高圧を作用させたのでは、膜の細孔が広が
り、フィルター機能を損なう結果となる。この点は、フ
ィルターに逆圧を作用させて洗浄する方式を採っても同
様である。結局のところ、中空糸膜フィルターは高い浄
化機能を有するものの、目詰まりを生じた場合に再使用
ができず、廃棄せざるを得ないものであり、浄水器の維
持費用が高くなる問題があった。特に一般家庭で使用す
ることを考慮すると、中空糸膜フィルターからなる浄水
器はメンテナンスの費用が大きいことから不適当な問題
があった。
ース内に濾過層等の多数の部材を配置させる必要がある
が、原水または浄水の流れと接する部分に例えば直角に
部材が配置された角部があると、この角部で乱流が発生
して流れが淀んでしまい、細菌が繁殖してしまう問題も
あった。
一般の細菌やサビ等をも有効に濾過することができ、ま
たフィルター部分を繰り返して再使用することができ、
しかも水分子の塊を一層小さくかつ均一にできるような
浄水器を提供しようとするものである。
流入口と浄水流入口とを備えた外部ケースの内部に、少
なくとも活性炭を含有する濾過層と、セラミック膜フィ
ルターとを固定し、原水が少なくとも前記濾過層と前記
セラミック膜フィルターとを透過するように構成すると
ともに、前記外部ケース内部の各部材の原水または浄水
が接触する部分のうち角部を丸めて、原水または浄水が
乱流となることを防止するよう構成したことを特徴とす
るものである。
除去するための主要な濾材としてセラミック膜フィルタ
ーを使用しているため、アルカリ液による洗浄、酸によ
る洗浄、熱処理等によって再生し、再使用することがで
きる。また、外部ケース内部の各部材の角部を丸めてい
るため、原水または浄水の流れを常に円滑にすることが
でき、そのため原水または浄水の乱流発生を防止でき、
その結果細菌の繁殖をなくすことができる。
とも活性炭を含む濾過層とアルミニウム板とを設けてい
るので、この間に電解質である水が流れるとボルタ電池
が形成され、水分子がイオン化されるとともに、水分子
の塊の大きさが小さくなり、かつ均一化され、体に吸収
され易くなる。さらに、濾過層を一体化するための不織
布等からなるフィルター層を設けているため、セラミッ
ク膜フィルターでの主濾過の前に大きなごみ等を除去す
ることができ、セラミック膜フィルターの寿命すなわち
逆洗の間隔を長くすることができる。
を含有する濾過層」は、活性炭のみからなる濾過層を含
み、また活性炭とミネラル溶出物質との混合物からなる
濾過層も含む。ミネラル溶出物質としては、コーラルサ
ンドが好ましい。また、本発明の浄水器の好ましい例に
おいて、「濾過層を一体に保持するフィルター層」は、
塊状の濾過層を一体にすることができるとともに、比較
的大きなごみ等をセラミック膜フィルターによる濾過の
前に取り除く機能を有する濾紙や不織布等のことをい
う。
す斜視図である。この取付例では、一般家庭等の小規模
家屋の台所を対象にしている。図1において、浄水器1
はキッチンシンクSの下側の空間に取り付けている。通
常の上水流配管Pに設けた止水栓Mと浄水器1の原水流
入口2Aとがホース3Aによって連結され、浄水器1の
浄水流出口2Bと浄水蛇口Wとがホース3Bによって連
結されている。
するための図である。図2において、浄水器1は、外部
ケース2内に、少なくとも活性炭を含有する濾過層11
と、この濾過層11を一体に保持するための不織布、濾
紙等からなる第1及び第2のフィルター層21A及び2
1Bと、アルミニウム板31と、セラミック膜フィルタ
ー41とを固定して構成している。すなわち、有底円筒
形状のステンレス等の材料からなる外部ケース2内に、
底部から、パッキン5、セラミック膜フィルター41、
第2のフィルター層21B、濾過層11、第1のフィル
ター層21A、アルミニウム板31を重ね、その上に原
水流入口2A及び浄水流出口2Bを有する押え部材6
を、Oリング7により外部ケース2とのシールをとった
状態で止め具8により固定して構成している。
Aから浄水器1内に流入した原水は、アルミニウム板3
1、第1のフィルター層21A、少なくとも活性炭を含
む濾過層11、第2のフィルター層21B、セラミック
膜フィルター41の内部へと透過し、濾過後の浄水をセ
ラミック膜フィルター41の外部から浄水流出口2Bを
介して取り出すよう構成されている。そのため、まずア
ルミニウム板31と少なくとも活性炭を含む濾過層11
との間でボルタ電池を形成することによる水のイオン化
を行うことができ、第1及び第2のフィルター層21
A、21Bにより大きなゴミ等を除去するとともに定流
量化することによるセラミック膜フィルター41の長寿
命化を達成でき、さらに活性炭による塩素やトリハロメ
タンの除去を行うことができる。
ミニウム板31、第1のフィルター層21A、濾過層1
1、第2のフィルター層21Bを一体にカセット化した
例を示している。すなわち、下部に段部を有する外筒1
2の段部12Aに不織布等からなる第2のフィルター層
21Bを載せ、外筒12の内径とほぼ同じか若干小さい
外径を有する内筒13により固定し、その内部に例えば
活性炭とコーラルサンドとの混合物16を充填し、第1
のフィルター層21A、押え板14及びアルミニウム板
31を重ねた状態で、原水流入口2Aと浄水流出口2B
を形成した蓋15を外筒12にネジ止めして一体化して
いる。さらに、図2に示す構造の浄水器では、セラミッ
ク膜フィルター41の両端部に、適度な弾性を有する熱
可塑性樹脂による端部保護部42A、42Bを設け、こ
の端部保護部42A、42Bの外周に設けた溝部にOリ
ング43A、43Bを介挿し、外筒12の段部12Aと
パッキン5の内径部とをシールする構造としている。
たように、外部ケース2内部の各部材の原水または浄水
と接触する角部を丸めることである。すなわち、パッキ
ン5のA部、外筒12のB部およびC部、蓋15のD部
およびそれに対抗する押え部材6のD部を、図2に示す
ように水の流れ方向に対して直角とならないように丸め
ている。このように構成することにより、外部ケース2
内部の各部材の角部すなわちA〜D部における水の淀み
がなくなり、細菌の繁殖を防止できるようにしている。
5の構造を外筒2の底部と密着しない構造としている。
すなわち、パッキン5の底部外周に切欠き部5Aを設
け、パッキン5と外筒2との間に空間を設けるよう構成
するとともに、この空間と外筒2内部とを連通する複数
の貫通孔5Bを設けている。このように構成することに
より、パッキン5と外筒2との間に入り込んだ水を外筒
2内に戻すことができるため、従来パッキン5と外筒2
との間の微小な間隙に細菌が入り込み細菌が繁殖しがち
であった問題を解消できる。
ク膜フィルター41としては従来から公知のものを使用
でき、その材質としてはアルミナセラミックス等が好ま
しい。アルミナセラミックスとしては、Al2O3 成分が95
重量%以上のものを使用すると、1200℃以下における耐
熱性、酸性洗浄液やアルカリ性洗浄液に対する耐性に特
に優れているため好ましい。また、セラミック膜フィル
ター41においては、孔径の比較的大きいセラミック担
体の通水孔側の表面に、中間層、細孔層を設けるという
非対称構造を採用すると好ましい。このような非対称構
造を採ると、単層構造のものに比較して圧力損失を低く
することができるようになり、かつ濾過粒子を細孔層の
表面で捕捉するため、逆洗再生性が良好なものとなって
いる。
なかったが、少なくとも浄水流出口2Bの下流側に、好
ましくは浄水流出口2Bの下流側と原水流入口2Aの上
流側に、市販の定流量弁を設けると、浄水器1の内部、
すなわち第1のフィルター層21A、第2のフィルター
層21B、濾過層11、セラミック膜フィルター41に
おいての濾過時の圧力を一定にできるため、フィルター
の目詰まりを遅くでき、セラミック膜フィルター41の
寿命をさらに長くすることができ好ましい。
よれば、微少な細菌やサビ等を除去するための主要な濾
材としてセラミック膜フィルターを使用しているため、
アルカリ液による洗浄、酸による洗浄、熱処理等によっ
て再生し、再使用することができる。また、外部ケース
内部の各部材の角部を丸めているため、原水または浄水
の流れを常に円滑にすることができ、そのため原水また
は浄水の乱流発生を防止でき、その結果細菌の繁殖をな
くすことができる。
ルミニウム板とを設けた好適例では、この間に電解質で
ある水が流れるとボルタ電池が形成され、水分子がイオ
ン化されるとともに、水分子の塊の大きさが小さくな
り、かつ均一化され、体に吸収され易くなる。さらに、
濾過層を一体化するための不織布等からなるフィルター
層を設けた好適例では、セラミック膜フィルターでの主
濾過の前に大きなごみ等を除去することができ、セラミ
ック膜フィルターの寿命すなわち逆洗の間隔を長くする
ことができる。
である。
図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 原水流入口と浄水流入口とを備えた外部
ケースの内部に、少なくとも活性炭を含有する濾過層
と、セラミック膜フィルターとを固定し、原水が少なく
とも前記濾過層と前記セラミック膜フィルターとを透過
するように構成するとともに、前記外部ケース内部の各
部材の原水または浄水が接触する部分のうち角部を丸め
て、原水または浄水が乱流となることを防止するよう構
成したことを特徴とする浄水器。 - 【請求項2】 前記外部ケース内部に、さらにアルミニ
ウム板を設け、前記濾過層と前記アルミニウム板との間
で水をイオン化できるよう構成した請求項1記載の浄水
器。 - 【請求項3】 前記外部ケースの内部に、前記濾過層を
一体に保持するフィルター層を設け、このフィルター層
にも原水が透過するよう構成した請求項1または2記載
の浄水器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17808692A JP3247430B2 (ja) | 1992-07-06 | 1992-07-06 | 浄水器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17808692A JP3247430B2 (ja) | 1992-07-06 | 1992-07-06 | 浄水器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0615269A true JPH0615269A (ja) | 1994-01-25 |
JP3247430B2 JP3247430B2 (ja) | 2002-01-15 |
Family
ID=16042387
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17808692A Expired - Lifetime JP3247430B2 (ja) | 1992-07-06 | 1992-07-06 | 浄水器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3247430B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103112972A (zh) * | 2013-03-17 | 2013-05-22 | 惠州市银嘉环保科技有限公司 | 一种陶瓷膜液体吸管 |
-
1992
- 1992-07-06 JP JP17808692A patent/JP3247430B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103112972A (zh) * | 2013-03-17 | 2013-05-22 | 惠州市银嘉环保科技有限公司 | 一种陶瓷膜液体吸管 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3247430B2 (ja) | 2002-01-15 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP0477954B1 (en) | Iodine resin/carbon water purification system | |
US4713175A (en) | Water purifier comprising stages mounted side-by-side to unitary header | |
JP3924926B2 (ja) | 中空糸膜型ろ過膜モジュール | |
WO2021249096A1 (zh) | 可反洗滤芯-纳滤饮用水深度净化系统 | |
JPH0212130B2 (ja) | ||
JP3217831B2 (ja) | 浄水器 | |
JP3247430B2 (ja) | 浄水器 | |
JP3247429B2 (ja) | 浄水器 | |
JPS6320003A (ja) | 精密濾過装置 | |
JP3236640B2 (ja) | 浄水器 | |
JP3069415B2 (ja) | 浄水器 | |
JPS6397203A (ja) | 濾過用カ−トリツジ | |
JPS61238391A (ja) | 濾過器 | |
JP2570030Y2 (ja) | 浄水用カートリッジ | |
WO2001047818A1 (fr) | Purificateur d'eau | |
JP2570029Y2 (ja) | 浄水用カートリッジ | |
JP4076848B2 (ja) | 浄水器 | |
JPH04114722A (ja) | 有機物を含む液の濾過方法 | |
KR0183361B1 (ko) | 필터 세척에 사용되는 제트 분사 시스템이 구비된정수 장치 | |
KR200296368Y1 (ko) | 이중필터 구조를 갖는 필터카트리지 | |
JP3124627B2 (ja) | 浄水器 | |
JP2570910Y2 (ja) | 浄水用カートリッジ | |
JPH06126279A (ja) | 浄水器 | |
JP2570031Y2 (ja) | 浄水用カートリッジ | |
JPH0576593U (ja) | 液体浄化用カートリッジ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20010313 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20011002 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081102 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081102 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091102 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101102 Year of fee payment: 9 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101102 Year of fee payment: 9 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111102 Year of fee payment: 10 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111102 Year of fee payment: 10 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121102 Year of fee payment: 11 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term | ||
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121102 Year of fee payment: 11 |