JPH06152328A - 信号分析及び合成フィルタバンク - Google Patents

信号分析及び合成フィルタバンク

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JPH06152328A
JPH06152328A JP29239692A JP29239692A JPH06152328A JP H06152328 A JPH06152328 A JP H06152328A JP 29239692 A JP29239692 A JP 29239692A JP 29239692 A JP29239692 A JP 29239692A JP H06152328 A JPH06152328 A JP H06152328A
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JP
Japan
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signal
input
subband
output
filter bank
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Application number
JP29239692A
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English (en)
Inventor
Kiyotaka Nagai
清隆 永井
Akira Usami
陽 宇佐見
Koji Nakajima
康志 中嶋
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 信号分析及び合成フィルタバンクにおいて、
入力信号とフィルタ処理出力信号との間の処理遅延が大
きいという課題を解決し、処理遅延が小さく、メモリ量
を削減した信号分析及び合成フィルタバンクを提供す
る。 【構成】 広帯域信号が入力される毎に、前記広帯域信
号を用いて第1の演算の部分演算を行うことにより第1
の中間信号を算出し、前記第1の中間信号を用いて第2
の演算の部分演算を行うことによりサブバンド信号を算
出し、前記サブバンド信号を出力するシーケンス制御手
段1を設けることによって、処理遅延が小さく、メモリ
量を削減した信号分析フィルタバンクが得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、信号を等帯域幅のサブ
バンド信号に分割する信号分析フィルタバンクと、前記
サブバンド信号を合成して原信号を再生する信号合成フ
ィルタバンクに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、信号分析及び合成フィルタバンク
は、オーディオ信号や画像信号のサブバンド符号化によ
る高能率符号化を実現する信号分析及び合成手段として
注目されている。
【0003】従来の信号分析及び合成フィルタバンクと
しては、例えばジェイ・エッチ・ロスウェイラー(J.H.R
OTHWEILER)により1983年にボストンで開催されたア
イ・シー・エー・エス・エス・ピーの論文集(PROC. ICA
SSP 83, BOSTON)の1280頁〜1283頁に発表され
た「ポリフェーズクオドラチャーフィルタ,新しいサブ
バンド符号化技術」(POLYPHASE QUADRATURE FILTERS-A
NEW SUBBAND CODING TECHNIQUE)と題する論文(以下、
文献1と呼ぶ)や、エッチ・ジェイ・ヌスバウマー(H.
J.NUSSBAUMER)とエム・ベターリ(M.VETTERLI)により1
984年にサンディエゴで開催されたアイ・シー・エー
・エス・エス・ピーの論文集(PROC. ICASSP 84, SAN DI
EGO)の11.3.1頁〜11.3.4頁に発表された
「計算効率の高いQMFフィルタバンク」(COMPUTATION
ALLY EFFICIENT QMF FILTER BANKS)と題する論文(以
下、文献2と呼ぶ)に示されている。
【0004】以下に、従来の信号分析及び合成フィルタ
バンクについて説明する。図7は従来の信号分析フィル
タバンクと信号合成フィルタバンクのブロック図を示す
ものである。図7において、71は信号分析フィルタバ
ンク、72は信号合成フィルタバンク、Mは帯域分割
数、73(0)〜73(M-1)は分析用の帯域通過フィルタ,
74(0)〜74(M-1)は間引き器、75(0)〜75(M-1)は
補間器、76(0)〜76(M-1)は合成用の帯域通過フィル
タ、77は加算器である。
【0005】信号分析フィルタバンク71は、M個の帯
域通過フィルタ73(0)〜73(M-1)とM個の間引き器7
4(0)〜74(M-1)とから成り、信号合成フィルタバンク
72はM個の補間器75(0)〜75(M-1)とM個の帯域通
過フィルタ76(0)〜76(M-1)と加算器77とから成
る。分析用の帯域通過フィルタ73(0)〜73(M-1)と合
成用の帯域通過フィルタ76(0)〜76(M-1)は、互いに
ペアをなしている。信号分析フィルタバンク71は、サ
ンプリング周波数fsの広帯域入力信号をM個の等帯域
幅の分析用の帯域通過フィルタ73(0)〜73(M-1)によ
って帯域通過信号とし、間引き器74(0)〜74(M-1)で
M個のデータ毎に(M−1)個のデータを間引き、1個
のデータを出力することによって、サンプリング周波数
を1/Mに降下させ、サンプリング周波数fs/Mのサ
ブバンド信号に変換し、出力する。
【0006】信号合成フィルタバンク72は、信号分析
フィルタバンク71から出力されたサンプリング周波数
s/Mのサブバンド信号を入力とし、補間器75(0)〜
75(M-1)で(M−1)個の零データを挿入することに
よってサンプリング周波数をM倍に上昇し、合成用の帯
域通過フィルタ76(0)〜76(M-1)により帯域通過信号
とした後、加算器77によって合成し、サンプリング周
波数fsの広帯域信号を出力する。
【0007】オーディオ信号や画像信号のサブバンド符
号化では、信号分析フィルタバンクと信号合成フィルタ
バンクとの間でサブバンド信号の周波数方向の分布の偏
りや人間の聴覚特性あるいは視覚特性を利用して情報圧
縮を行い、高能率符号化を実現する。
【0008】文献1及び文献2より、このような信号分
析及び合成フィルタバンクは、帯域幅がfs/4Mで周
波数fにおける振幅応答H(f)が次の(数1)を満足
するプロトタイプフィルタを周波数遷移することによっ
て構成することができる。
【0009】
【数1】
【0010】図8は、信号分析あるいは合成フィルタバ
ンクの周波数振幅応答を説明するための図である。図8
で、(a)は帯域幅fs/4Mのプロトタイプフィルタ
の周波数振幅応答を示す。同図で、(b)は(a)のプ
ロトタイプフィルタを周波数遷移することによって構成
したM個の帯域幅fs/2Mのフィルタから成る信号分
析あるいは合成フィルタバンクの周波数振幅応答を示
す。同図に示すように、第iサブバンド(ただし、0≦
i≦M−1)の中心周波数はfs(2i+1)/4Mで
ある。
【0011】文献2より、直線位相非巡回形のプロトタ
イプフィルタの2MP+1個(Pは正整数)のフィルタ
係数をh(l)(ただし、0≦l≦2MP)とすると
き、信号分析フィルタバンクの第iサブバンドのフィル
タ係数ha(i,l)は、(数2)で与えられる。
【0012】
【数2】
【0013】ここで、プロトタイプフィルタの最初と最
後のフィルタ係数の値を零(h(0)=h(2MP)=
0)とすることによって、最初の値が零で2MP個のフ
ィルタ係数を有するプロトタイプフィルタが得られる。
以下、このプロトタイプフィルタを用いた信号分析及び
合成フィルタバンクについて説明する。
【0014】(数2)より、信号分析フィルタバンクの
サンプル時刻nにおける広帯域入力信号をx(n)とす
れば第iサブバンドのサンプル時刻Mmにおけるサブバ
ンド出力信号は(数3)で与えられる。
【0015】
【数3】
【0016】ここで、(数4)によって求められる2M
個の第1の中間信号w1(k)(ただし、0≦k≦2M
−1)を導入すると、サブバンド出力信号は(数5)に
よって求めることができ、(数3)を直接計算する場合
と比較して計算量を削減することができる。
【0017】
【数4】
【0018】
【数5】
【0019】以下、(数4)の計算を第1の演算、(数
5)の計算を第2の演算と呼ぶことにする。
【0020】図9は従来の信号分析フィルタバンクの処
理タイミングを示す図である。図を見やすくするため、
図9ではMを4とした場合の例を示したが、以下の説明
は、一般的なMとして行う。フィルタ処理はMサンプル
を1ブロックとするブロック単位で行われる。同図で、
(a)はブロック同期信号、(b)は広帯域入力信号、
(c)はフィルタ計算内容、(d)はサブバンド出力信
号を表す。ブロック同期信号はサブバンド信号の同期を
とるための信号で、ハイレベルが第0サブバンド信号を
表す。以下、順番に第1サブバンド信号から第(M−
1)サブバンド信号を表す。信号分析フィルタバンクの
処理はこのブロック同期信号に同期して行われる。1ブ
ロックを構成するM個の広帯域信号x(Mm−n)(た
だし、0≦n≦M−1)が入力されると、次のブロック
で第1の演算を行うことにより第1の中間信号w1
(k)(ただし、0≦k≦2M−1)を算出する。次
に、第1の中間信号を用いて第2の演算を行うことによ
りサブバンド信号y(i,Mm)(ただし、0≦i≦M
−1)を算出する。その次のブロックでサブバンド信号
y(i,Mm)を出力する。図9で(b)の斜線を引い
た広帯域入力信号のブロックが、(c)の斜線を引いた
フィルタ計算の結果と(d)の斜線を引いたサブバンド
出力信号のブロックとに影響を及ぼす。したがって、広
帯域信号が入力されてから対応するサブバンド信号が出
力されるまでの処理遅延はMサンプルであった。
【0021】また、従来の信号分析フィルタバンクで
は、フィルタ計算を実行するのに、2MP個の広帯域入
力信号と2M個の第1の中間信号とM個のサブバンド出
力信号とを記憶するメモリが必要であった。さらに、フ
ィルタ計算中に入力されるM個の広帯域信号と出力され
るM個のサブバンド信号を記憶しておくメモリが必要で
あり、合計で(2MP+5M)個のメモリが必要であっ
た。
【0022】次に、従来の信号合成フィルタバンクにつ
いて説明する。信号分析フィルタバンクと同様に、信号
合成フィルタバンクの第iサブバンドのフィルタ係数h
s(i,l)は(数6)で求められる。
【0023】
【数6】
【0024】したがって、信号合成フィルタバンクの第
iサブバンドのサンプル時刻Mmにおける入力信号をy
(i,Mm)とすれば、サンプル時刻Mm+n(ただ
し、0≦n≦M−1)における出力信号x(Mm+n)
は(数7)で与えられる。
【0025】
【数7】
【0026】ここで、4MP個の第2の中間信号w2
(k)(ただし、0≦k≦4MP−1)を導入し、0≦
k≦4MP−2M−1に対して第2の中間信号w2
(k)をw2(k+2M)にシフトし、0≦k≦2M−
1に対してw2(k)を(数8)によって求めるものと
すると、広帯域出力信号は(数9)によって求めること
ができ、(数7)を直接計算する場合と比較して計算量
を削減することができる。
【0027】
【数8】
【0028】
【数9】
【0029】以下、(数8)の計算を第3の演算、(数
9)の計算を第4の演算と呼ぶことにする。
【0030】図10は従来の信号合成フィルタバンクの
処理タイミングを示す図である。図10ではMを4とし
た場合の例を示したが、以下の説明は一般的なMとして
行う。フィルタ処理はMサンプルを1ブロックとするブ
ロック単位で行われる。同図で、(a)はブロック同期
信号、(b)はサブバンド入力信号、(c)はフィルタ
計算内容、(d)は広帯域出力信号を表す。信号合成フ
ィルタバンクの処理はブロック同期信号に同期して行わ
れる。1ブロックを構成するM個のサブバンド信号y
(i,Mm)(ただし、0≦i≦M−1)が入力される
と、次のブロックで第3の演算を行うことにより第2の
中間信号w2(k)(ただし、0≦k≦2M−1)を算
出する。次に第2の中間信号を用いて第4の演算を行う
ことにより広帯域信号x(Mm+n)(ただし、0≦n
≦M−1)を算出する。その次のブロックで広帯域信号
x(Mm+n)を出力する。図10で(b)の斜線を引
いたサブバンド入力信号のブロックが、(c)の斜線を
引いたフィルタ計算の結果と(d)の斜線を引いた広帯
域出力信号のブロックとに影響を及ぼす。したがって、
サブバンド信号が入力されてから対応する広帯域信号が
出力されるまでの処理遅延はMサンプルであった。
【0031】また、上記従来の信号合成フィルタバンク
では、フィルタ計算を実行するのに、M個のサブバンド
入力信号と4MP個の第2の中間信号とM個の広帯域出
力信号とを記憶するメモリが必要であった。さらに、フ
ィルタ計算中に入力されるM個のサブバンド信号と出力
されるM個の広帯域信号を記憶しておくメモリが必要で
あり、合計で(4MP+4M)個のメモリが必要であっ
た。
【0032】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の信号分析フィルタバンクでは広帯域信号を入力して
から対応するサブバンド信号を出力するまでの処理遅延
が大きい、という問題点を有していた。同様に、上記従
来の信号合成フィルタバンクではサブバンド信号を入力
してから対応する広帯域信号を出力するまでの処理遅延
が大きい、という問題点を有していた。
【0033】本発明は上記従来の問題点を解決するもの
で、広帯域入力信号とサブバンド出力信号との間の処理
遅延が小さい信号分析フィルタバンクと、サブバンド入
力信号と広帯域出力信号との間の処理遅延が小さい信号
合成フィルタバンクを提供することを目的とする。
【0034】また、分析及び合成フィルタ処理を行うの
に必要なメモリ量を削減し、ハードウェア規模を削減し
た信号分析及び合成フィルタバンクを提供することを目
的とする。
【0035】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の信号分析フィルタバンクは、広帯域信号が入
力される毎に、前記広帯域信号を用いて第1の演算の部
分演算を行うことにより第1の中間信号を算出し、前記
第1の中間信号を用いて第2の演算の部分演算を行うこ
とによりサブバンド信号を算出し、前記サブバンド信号
を出力するシーケンス制御手段を備えている。
【0036】本発明の信号合成フィルタバンクは、M個
サブバンド信号が入力された後で、サブバンド信号が入
力される毎に、前記M個のサブバンド信号を用いて第3
の演算の部分演算を行うことにより第2の中間信号の部
分を算出し、前記第2の中間信号の部分を用いて第4の
演算の部分演算を行うことにより広帯域信号を算出し、
前記広帯域信号を出力するシーケンス制御手段を備えて
いる。
【0037】また、本発明の信号合成フィルタバンク
は、サブバンド信号が入力される毎に、前記サブバンド
信号を用いて第3の演算の部分演算を行うことにより第
2の中間信号を算出し、前記第2の中間信号を用いて第
4の演算の部分演算を行うことにより広帯域信号を算出
し、前記広帯域信号を出力するシーケンス制御手段を備
えている。
【0038】
【作用】本発明の信号分析フィルタバンクは、上記した
シーケンス制御手段により、ブロック単位のフィルタ演
算をサンプル単位の演算に分割して、広帯域信号が入力
される毎に、第1の演算の部分演算を行い、サブバンド
信号を出力する順に第2の演算の部分演算を行うことに
より、入出力信号間の処理遅延を大きく減少させ、分析
フィルタ処理を行うのに必要なメモリ量を削減すること
ができる。
【0039】本発明の信号合成フィルタバンクは、上記
したシーケンス制御手段により、ブロック単位のフィル
タ演算をサンプル単位の演算に分割して、M個のサブバ
ンド信号が入力された後で、サブバンド信号が入力され
る毎に、第3の演算の部分演算を行い、広帯域信号を出
力する順に第4の演算の部分演算を行うことにより、入
出力信号間の処理遅延を大きく減少させ、合成フィルタ
処理を行うのに必要なメモリ量を削減することができ
る。
【0040】また、本発明の信号合成フィルタバンク
は、上記したシーケンス制御手段により、ブロック単位
のフィルタ演算をサンプル単位の演算に分割して、サブ
バンド信号が入力される毎に、第3の演算の部分演算を
行い、広帯域信号を出力する順に第4の演算の部分演算
を行うことにより、入出力間信号間の処理遅延を大きく
減少させ、合成フィルタ処理を行うのに必要なメモリ量
を削減することができる。
【0041】
【実施例】以下、本発明の一実施例について、図面を参
照しながら説明する。
【0042】図1は本発明の実施例の信号分析及び合成
フィルタバンクの構成を示すブロック図である。図1
で、1はシーケンス制御部、2はランダムアクセスメモ
リ(以下、RAMと呼ぶ)、3はリードオンリーメモリ
(以下、ROMと呼ぶ)、4は演算部、5は広帯域入出
力部、6はサブバンド入出力部である。
【0043】以上のように構成された信号分析及び合成
フィルタバンクについて、以下その動作を説明する。
【0044】図1で、シーケンス制御部1は内蔵してい
る命令メモリの内容を順次読み出し、読み出した命令を
解読して、各部の動作を制御する。RAM2は入力信号
と中間信号と出力信号等を記憶するメモリである。RO
M3はフィルタ計算に必要なプロトタイプフィルタの係
数テーブルとコサイン関数テーブル等を記憶するデータ
メモリである。演算部4は加算、乗算等の算術演算と論
理和、論理積等の論理演算を行う演算ユニットである。
シーケンス制御部1の制御でRAM2とROM3に記憶
されているデータを用いて演算部4で積和計算を行うこ
とによりフィルタ処理計算を行う。広帯域入出力部5は
シーケンス制御部1の制御で広帯域信号をサンプル単位
で入力あるいは出力するインターフェース部である。サ
ブバンド入出力部6はシーケンス制御部1の制御でサブ
バンド信号をサンプル単位で入力あるいは出力するイン
ターフェース部である。
【0045】図2はシーケンス制御部1の詳細ブロック
図を示すものである。図2で、21はプログラムカウン
タ、22は命令メモリ、23は命令レジスタ、24は命
令デコーダ、25はジャンプ制御部、26はサンプル系
列カウンタである。
【0046】以上のように構成されたシーケンス制御部
1について、以下その動作を説明する。プログラムカウ
ンタ21は命令メモリ22を順番にアクセスして必要な
命令を読み出すためのアドレス発生回路である。割り込
み命令を含むジャンプ命令が実行されたときはジャンプ
制御部25によってジャンプ条件の判定とプログラムカ
ウンタ21の制御を行う。すなわち、ジャンプ条件が成
立したときはプログラムカウンタ21にジャンプ先のア
ドレスをロードすることによって、命令をジャンプする
ことができる。命令メモリ22は命令を記憶しているメ
モリであり、通常ROMで構成される。命令レジスタ2
3は命令メモリ22の出力を記憶するレジスタであり、
プログラムカウンタ21と同期して動作する。命令デコ
ーダ24は命令レジスタ23の内容を解読して、各部の
制御を行う命令の復号化器である。すなわち、RAM2
の内容を読み書きするためのアドレスとデータの転送方
向と転送先、ROM3の内容を読み出すためのアドレス
とデータの転送先、演算部4で実行する演算の種類の選
択、広帯域入出力部5に対する広帯域入出力信号の読み
出しと書き込み、サブバンド入出力部6に対するサブバ
ンド入出力信号の読み出しと書き込み等を制御する。ジ
ャンプ制御部25にはサンプル同期信号が入力され、サ
ンプル同期信号と同期して広帯域入出力部5を介して広
帯域信号を、またサブバンド入出力部6を介してサブバ
ンド信号を入出力することができる。本実施例では、シ
ーケンス制御部1にさらにサンプル系列カウンタ26を
設け、ブロック同期信号に同期してサンプル同期信号を
カウントしたサンプル系列番号をジャンプ制御部25に
出力する。
【0047】図3はサンプル系列カウンタ26の動作タ
イミングを示す図である。同図で、(a)はブロック同
期信号、(b)はサンプル同期信号、(c)はサンプル
系列カウンタ26の出力を表す。サンプル系列カウンタ
26の出力はサブバンド信号のサブバンド番号と一致し
ている。ジャンプ制御部25ではこのサンプル系列番号
をみて、ジャンプ先を変えることにより、サンプル系列
番号毎に処理の内容を変えることができる。従来例では
分析及び合成のフィルタ処理計算はすべてブロック単位
で行われてきたが、本実施例ではシーケンス制御部1に
サンプル系列カウンタ26を設けることによりフィルタ
処理計算をサンプル単位に分割して行うことができる。
【0048】図1及び図2の構成は、以下に説明するす
べての実施例に共通の構成であるが、個々の実施例で実
行する命令の内容とその順序が異なっている。すなわ
ち、個々の実施例でシーケンス制御部1の命令メモリ2
2の内容が異なる。また、信号分析フィルタバンクで
は、広帯域入出力部5を入力部とし、サブバンド入出力
部6を出力部として用いるが、信号合成フィルタバンク
では、広帯域入出力部5を出力部とし、サブバンド入出
力部6を入力部として用いる。
【0049】図4は本発明の第1の実施例における信号
分析フィルタバンクの処理タイミングを示す図である。
図4ではMを4とした場合の例を示したが、以下の説明
は一般的なMについて行う。同図で、(a)はブロック
同期信号、(b)は広帯域入力信号、(c)はフィルタ
計算内容、(d)はサブバンド出力信号を表す。従来例
ではフィルタ計算はブロック単位で行われてきたが、本
実施例ではサンプル単位に分割して行う。広帯域信号x
(Mm−M+1)が広帯域入出力部5を介して入力され
ると、(数10)に示す第1の演算の部分演算を演算部
4で行うことにより第1の中間信号の1部であるw1
(M−1)とw1(2M−1)を算出する。
【0050】
【数10】
【0051】このように広帯域信号x(Mm−n)(た
だし、0≦n≦M−1)が広帯域入出力部5を介してサ
ンプル単位で入力されると、(数10)に示す第1の演
算の部分演算を演算部4で行うことにより第1の中間信
号の1部であるw1(n)とw1(M+n)を算出す
る。上記処理をサンプル周期でM回繰り返すことによ
り、第1の中間信号w1(k)(ただし、0≦k≦2M
−1)を算出する。
【0052】次に、前記第1の中間信号を用いて(数1
1)に示す第2の演算の部分演算を演算部4で行うこと
によりサブバンド信号y(0,Mm)を算出し、サブバ
ンド入出力部6を介して出力する。
【0053】
【数11】
【0054】このように前記第1の中間信号を用いて
(数11)に示す第2の演算の部分演算を演算部4で行
うことによりサブバンド信号y(i,Mm)(ただし、
0≦i≦M−1)を算出し、サブバンド入出力部6を介
して出力する処理をサンプル周期でM回繰り返すことに
より、サブバンド信号を第0サブバンドから順番に算出
し、出力する。
【0055】図4で(b)の斜線を引いた広帯域入力信
号のサンプルが、(c)の斜線を引いた部分のフィルタ
計算の結果と(d)の斜線を引いたサブバンド出力信号
のサンプルとに影響を及ぼす。したがって、広帯域信号
が入力されてから対応するサブバンド信号が出力される
までの処理遅延は1サンプルであり、従来例のMサンプ
ルと比較して大きく削減することができる。
【0056】第1の実施例の信号分析フィルタバンクで
は、フィルタ計算を実行するのに、2MP個の広帯域入
力信号と2M個の第1の中間信号とを記憶するメモリが
必要である。広帯域入出力部5からの広帯域入力信号は
入力されるとすぐに2MP個の広帯域入力信号メモリに
記憶されるので広帯域入力信号を記憶するための別なメ
モリは不要である。また、サブバンド出力信号は第2の
演算の部分演算が終了するとすぐにサブバンド入出力部
6に出力されるのでサブバンド出力信号を記憶しておく
メモリは不要である。第1の実施例では、この他に第1
の中間信号を用いて第2の演算中に、次に用いる第1の
中間信号を第1の演算により算出し、記憶しておく2M
個のメモリが必要である。したがって第1の実施例では
合計で(2MP+4M)個のメモリが必要である。これ
は従来例の(2MP+5M)個と比較してメモリ量がM
個少ない。
【0057】以上のように第1の実施例では、広帯域信
号が入力される毎に、広帯域信号を用いて第1の演算の
部分演算を行うことにより第1の中間信号を算出し、第
1の中間信号を用いて第2の演算の部分演算を行うこと
によりサブバンド信号を算出し、サブバンド信号を出力
するシーケンス制御手段を設けることにより、広帯域入
力信号とサブバンド出力信号との間の処理遅延を小さく
でき、分析フィルタ処理を行うのに必要なメモリ量を削
減することができる。
【0058】図5は本発明の第2の実施例における信号
合成フィルタバンクの処理タイミングを示す図である。
図5ではMを4とした場合の例を示したが、説明は一般
的なMの場合について行う。同図で、(a)はブロック
同期信号、(b)はサブバンド入力信号、(c)はフィ
ルタ計算内容、(d)は広帯域出力信号を表す。従来例
ではフィルタ計算はブロック単位で行われてきたが、本
実施例ではサンプル単位に分割して行う。M個のサブバ
ンド信号y(i,Mm)(ただし、0≦i≦M−1)が
サブバンド入出力部6を介してサンプル単位で入力され
た後で、(数12)に示す第3の演算の部分演算を演算
部4で行うことにより第2の中間信号w2(k)(ただ
し、0≦k≦2M−1)の1部であるw2(0)とw2
(M)を算出する。
【0059】
【数12】
【0060】次に、第2の中間信号の1部を用いて(数
13)に示す第4の演算の部分演算を行うことにより広
帯域信号x(Mm)を算出し、前記広帯域信号を広帯域
入出力部5を介して出力する。
【0061】
【数13】
【0062】(数12)と(数13)とで表される処理
をサンプル周期でM回繰り返すことにより、w2(i)
とw2(i+M)を算出し、広帯域信号x(Mm+n)
(ただし、0≦n≦M−1)をn=0から順番に算出
し、出力する。図5で(b)の斜線を引いたサブバンド
入力信号のサンプルが、(c)の斜線を引いた部分のフ
ィルタ計算の結果と(d)の斜線を引いた広帯域出力信
号のサンプルとに影響を及ぼす。したがって、サブバン
ド信号が入力されてから対応する広帯域信号が出力され
るまでの処理遅延は1サンプルであり、従来例のMサン
プルと比較して大きく削減することができる。
【0063】第2の実施例の信号合成フィルタバンクで
は、フィルタ計算を実行するのに、M個のサブバンド入
力信号と4MP個の第2の中間信号とを記憶するメモリ
が必要である。さらに、フィルタ計算中に入力されるM
個のサブバンド信号を記憶しておくメモリが必要であ
る。広帯域信号は算出されるとすぐに出力されるので広
帯域信号を記憶するメモリは不要である。したがって、
第2の実施例では合計で(4MP+2M)個のメモリが
必要である。これは従来例の(4MP+4M)個と比較
してメモリ量が2M個少ない。
【0064】以上のように第2の実施例では、M個サブ
バンド信号が入力された後で、サブバンド信号が入力さ
れる毎に、M個のサブバンド信号を用いて第3の演算の
部分演算を行うことにより第2の中間信号の部分を算出
し、第2の中間信号の部分を用いて第4の演算の部分演
算を行うことにより広帯域信号を算出し、広帯域信号を
出力するシーケンス制御手段を設けることにより、サブ
バンド入力信号と広帯域出力信号との間の処理遅延を小
さくでき、合成フィルタ処理を行うのに必要なメモリ量
を削減することができる。
【0065】図6は本発明の第3の実施例における信号
合成フィルタバンクの処理タイミングを示す図である。
図6ではMを4とした場合の例を示したが、説明は一般
的なMの場合について行う。同図で、(a)はブロック
同期信号、(b)はサブバンド入力信号、(c)はフィ
ルタ計算内容、(d)は広帯域出力信号を表す。従来例
ではフィルタ計算はブロック単位で行われてきたが、本
実施例ではサンプル単位に分割して行う。サブバンド信
号y(0,Mm)がサブバンド入出力部6を介して入力
されると(数14)に示す第3の演算の部分演算を演算
部4で行うことにより、第2の中間信号w2(k)(た
だし、0≦k≦2M−1)の部分和であるS0(k)
(ただし、0≦k≦2M−1)を算出する。
【0066】
【数14】
【0067】以下、サンプル周期でサブバンド信号y
(i,Mm)が入力される毎に、(数15)に示す第3
の演算の部分演算を演算部4で行うことにより第iサブ
バンド信号までの部分和Si(k)(ただし、0≦k≦
2M−1)を算出する。
【0068】
【数15】
【0069】(数12)と(数13)と(数14)とか
ら(数16)が成立する。
【0070】
【数16】
【0071】すなわち、上記演算により第2の中間信号
w2(k)(ただし、0≦k≦2M−1)が求められ
る。
【0072】次に、第2の中間信号を用いて(数13)
に示す第4の演算の部分演算を行うことにより広帯域信
号x(Mm)を算出し、前記広帯域信号を広帯域入出力
部5を介して出力する。このような処理をサンプル周期
でM回繰り返すことにより、広帯域信号x(Mm+n)
(ただし、0≦n≦M−1)をn=0から順番に算出
し、出力する。
【0073】図6で(b)の斜線を引いたサブバンド入
力信号のサンプルが、(c)の斜線を引いた部分のフィ
ルタ計算の結果と(d)の斜線を引いた広帯域出力信号
のサンプルとに影響を及ぼす。したがって、サブバンド
信号が入力されてから対応する広帯域信号が出力される
までの処理遅延は1サンプルであり、従来例のMサンプ
ルと比較して大きく削減することができる。
【0074】第3の実施例の信号合成フィルタバンクで
は、フィルタ計算を実行するのに、4MP個の第2の中
間信号を記憶するメモリが必要である。さらに、部分和
i(k)を記憶しておくメモリとしてはSi(k)とS
i-1(k)は同一のメモリを使用することができるので
2M個のメモリが必要である。サブバンド信号は入力さ
れるとすぐに使用され、また広帯域信号は算出されると
すぐに出力されるのでこれらを記憶するメモリは不要で
ある。したがって、第3の実施例では合計で(4MP+
2M)個のメモリが必要である。これは従来例の(4M
P+4M)個と比較してメモリ量が2M個少ない。
【0075】以上のように第3の実施例では、サブバン
ド信号が入力される毎に、サブバンド信号を用いて第3
の演算の部分演算を行うことにより第2の中間信号を算
出し、第2の中間信号を用いて第4の演算の部分演算を
行うことにより広帯域信号を算出し、広帯域信号を出力
するシーケンス制御手段を設けることにより、サブバン
ド入力信号と広帯域出力信号との間の処理遅延を小さく
でき、合成フィルタ処理を行うのに必要なメモリ量を削
減することができる。
【0076】
【発明の効果】以上のように本発明の信号分析フィルタ
バンクは、ブロック単位の分析フィルタ演算をサンプル
単位の演算に分割して、広帯域信号が入力される毎に、
第1の演算の部分演算を行い、サブバンド信号を出力す
る順に第2の部分演算を行うシーケンス制御手段を設け
ることにより、従来例と比較して広帯域信号を入力して
から対応するサブバンド信号を出力するまでの時間を短
くすることができ、分析フィルタ処理を行うのに必要な
メモリ量を削減することができる。
【0077】本発明の信号合成フィルタバンクは、ブロ
ック単位の合成フィルタ演算をサンプル単位の演算に分
割して、M個のサブバンド信号が入力された後で、サブ
バンド信号が入力される毎に、第3の演算の部分演算を
行い、広帯域信号を出力する順に第4の部分演算を行う
シーケンス制御手段を設けることにより、サブバンド信
号を入力してから対応する広帯域信号を出力するまでの
時間を短くすることができ、合成フィルタ処理を行うの
に必要なメモリ量を削減することができる。
【0078】また、本発明の信号合成フィルタバンク
は、ブロック単位の合成フィルタ演算をサンプル単位の
演算に分割して、サブバンド信号が入力される毎に、第
3の演算の部分演算を行い、広帯域信号を出力する順に
第4の部分演算を行うシーケンス制御手段を設けること
により、サブバンド信号を入力してから対応する広帯域
信号を出力するまでの時間を短くすることができ、合成
フィルタ処理を行うのに必要なメモリ量を削減すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例における信号分析及びフィルタ
バンクの構成を示すブロック図
【図2】本発明の実施例におけるシーケンス制御部の構
成を示す詳細ブロック図
【図3】本発明の実施例におけるサンプル系列カウンタ
の動作タイミングを示す図
【図4】本発明の第1の実施例における信号分析フィル
タバンクの処理タイミングを示す図
【図5】本発明の第2の実施例における信号合成フィル
タバンクの処理タイミングを示す図
【図6】本発明の第3の実施例における信号合成フィル
タバンクの処理タイミングを示す図
【図7】従来の信号分析フィルタバンクと信号合成フィ
ルタバンクの構成を示すブロック図
【図8】(a)はプロトタイプフィルタの周波数振幅応
答を示すスペクトル図 (b)はプロトタイプフィルタを周波数遷移することに
より構成した信号分析あるいは合成フィルタバンクの周
波数振幅応答を示すスペクトル図
【図9】従来の信号分析フィルタバンクの処理タイミン
グを示す図
【図10】従来の信号合成フィルタバンクの処理タイミ
ングを示す図
【符号の説明】
1 シーケンス制御部 2 RAM 3 ROM 4 演算部 5 広帯域入出力部 6 サブバンド入出力部 21 プログラムカウンタ 22 命令メモリ 23 命令レジスタ 24 命令デコーダ 25 ジャンプ制御部 26 サンプル系列カウンタ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 サンプリング周波数fsの広帯域信号を
    M個の等帯域幅のサンプリング周波数がfs/Mのサブ
    バンド信号に分割する信号分析フィルタバンクであっ
    て、 広帯域信号が入力される毎に、前記広帯域信号を用いて
    第1の演算の部分演算を行うことにより第1の中間信号
    を算出し、前記第1の中間信号を用いて第2の演算の部
    分演算を行うことによりサブバンド信号を算出し、前記
    サブバンド信号を出力するシーケンス制御手段を備えた
    ことを特徴とする信号分析フィルタバンク。
  2. 【請求項2】 M個の等帯域幅のサンプリング周波数f
    s/Mのサブバンド信号を合成してサンプリング周波数
    sの広帯域信号を再生する信号合成フィルタバンクで
    あって、 M個のサブバンド信号が入力された後で、サブバンド信
    号が入力される毎に、前記M個のサブバンド信号を用い
    て第3の演算の部分演算を行うことにより第2の中間信
    号の部分を算出し、前記第2の中間信号の部分を用いて
    第4の演算の部分演算を行うことにより広帯域信号を算
    出し、前記広帯域信号を出力するシーケンス制御手段を
    備えたことを特徴とする信号合成フィルタバンク。
  3. 【請求項3】 M個の等帯域幅のサンプリング周波数f
    s/Mのサブバンド信号を合成してサンプリング周波数
    sの広帯域信号を再生する信号合成フィルタバンクで
    あって、 サブバンド信号が入力される毎に、前記サブバンド信号
    を用いて第3の演算の部分演算を行うことにより第2の
    中間信号を算出し、前記第2の中間信号を用いて第4の
    演算の部分演算を行うことにより広帯域信号を算出し、
    前記広帯域信号を出力するシーケンス制御手段を備えた
    ことを特徴とする信号合成フィルタバンク。
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