JPH0615192U - グループモニタシステム - Google Patents

グループモニタシステム

Info

Publication number
JPH0615192U
JPH0615192U JP5863592U JP5863592U JPH0615192U JP H0615192 U JPH0615192 U JP H0615192U JP 5863592 U JP5863592 U JP 5863592U JP 5863592 U JP5863592 U JP 5863592U JP H0615192 U JPH0615192 U JP H0615192U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
unit
abnormal situation
dwelling unit
dwelling
signal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5863592U
Other languages
English (en)
Inventor
利幸 小沢
薫 田辺
照夫 岩田
淳一 成宮
直哉 松岡
裕史 島
敦 万本
賢司 加藤
好章 不破
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hochiki Corp
Original Assignee
Hochiki Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hochiki Corp filed Critical Hochiki Corp
Priority to JP5863592U priority Critical patent/JPH0615192U/ja
Publication of JPH0615192U publication Critical patent/JPH0615192U/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Alarm Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 グループモニタユニット上の住戸表示灯と、
住戸の持主の名前とを見なくとも、自住戸で異常事態が
発生したのか、他住戸で発生したのかを確認できるよう
にする。 【構成】 住戸情報盤21より出力された火災信号、ガ
ス漏れ信号又は非常信号に対応する音声メッセージ及び
自住戸に対応する音声メッセージを出力させるアドレス
をROM56よりそれぞれ読み出して音声合成IC55
に供給する。音声合成IC55は供給された信号及び自
住戸を指定するアドレスに対応する音声データを自身の
記憶部より読み出して音声合成及び組み合わせを行い、
さらに音声信号に変換して増幅器58に供給する。一
方、他の住戸情報盤より出力された火災信号、ガス漏れ
信号又は非常信号及びその住戸を示す情報を受信する
と、各信号に対応する音声メッセージ及び他住戸に対応
する音声メッセージを出力させるアドレスをROM56
よりそれぞれ読み出して音声合成IC55に供給する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、テレビ電波を各家庭に供給しているCATV同軸ケーブル網を利用 して近隣の住戸同士で異常事態(火災、ガス漏れ及び非常等)を知らせ合うよう にしたグループモニタシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】
これからの地域の防犯および防災は、まずお互いに助け合うという気持が大切 である、という考えから、本出願人によって近隣同士で異常事態を知らせ合うよ うにしたグループモニタスシテムが開発されている。このシステムは、従来より 使用されているCATV同軸ケーブル網を利用したもので、図7に示すように、 各住戸11〜16に住宅情報盤21〜26と共に設置するグループモニタユニット3 1〜36と、これらのグループモニタユニット同士を接続するCATV同軸ケーブ ル(共聴ライン)5とから構成される。
【0003】 なお、グループモニタユニット31〜36の間では10KHz以下の伝送信号が 使用される。 また、上記住宅情報盤21〜26とは、各住戸11〜16において各種センサ6の 検出結果により火災、ガス漏れ及び非常等を知らせたり、またドアホン7にて来 客を知らせたり、あるいは増設インタホン8により各部屋間で連絡がとれるよう にしたものである。
【0004】 住宅情報盤21〜26によって検知された異常事態は、それぞれのグループモニ タユニット31〜36により各住戸に知らされる。例えば住戸11で火災が発生し たとすると、住宅情報盤21によって検知され、その検知結果がグループモニタ ユニット31に供給される。そして、グループモニタユニット31は供給された検 知結果を共聴ライン5を介して住戸12〜16のグループモニタユニット32〜36 に供給する。これにより住戸12〜16の住宅情報盤22〜26に住戸11で生じた 異常事態が知らされる。
【0005】 図8はグループモニタユニット31の外観を示す平面図である。この図におい て、15、15、…の各々は発光ダイオードを使用した住戸表示灯、16、16 、…の各々はネームプレートであり、各住戸表示灯15、15、…に対応して設 けられている。この場合、ネームプレート16、16、…にはグループである全 ての住戸の名前が記入される。この図では、上から「鈴木」、「佐藤」、「田中 」、…、「高橋」と記入されている。なお、ここでは高橋さんがグループモニタ ユニット31の所有者とする。
【0006】 17は火災表示灯であり、図示せぬ火災検出器により火災が検出された場合に 点灯する。18はガス漏れを示すガス漏れ表示灯であり、図示せぬガス漏れ検出 器により可燃ガス、有害ガス等が検出が検出された場合に点灯する。19は非常 を示す非常表示灯であり、図示せぬガラス破壊検出器、非常用押釦により、侵入 、非常事態等が検出された場合に点灯する。各表示灯17〜19も上記住戸表示 灯15、15、…と同様に発光ダイオードが使用されている。
【0007】 20はスピーカであり、警報音および音声メッセージが出力される。例えば火 災が発生したときには、『ピッ、ピッ、ピッ、ピッ、ピッ、火災発生』と出力さ れる。21は警報音および音声メッセージを停止させるための停止釦、22は電 源灯である。この電源灯にも発光ダイオードが使用されている。 なお、他のグループモニタユニット32〜36も、このグループモニタユニット 31と同様の構成をなしている。
【0008】 上述した住戸11での火災発生においては、住戸11の持主が高橋さんであれば 、“高橋”のネームプレート16の隣の住戸表示灯15が点灯し、さらに火災表 示灯17が点灯する。また、スピーカ20より“火災発生”の音声メッセージが 断続的に出力される。これにより、高橋さんは自分の家で火災が生じたことが分 り、また同時に他の住戸12〜16の人は高橋さん宅で火災が発生したことが分る 。他の住戸12〜16のグループモニタユニット32〜36でも同様の動作が行われ る。
【0009】 なお、図7において、25は各種アンテナ、26は各種アンテナ25で捕えら れた高周波信号(テレビ信号)を増幅するヘッドアンプ、27はヘッドアンプ2 6で増幅された後、途中の共聴ライン5にて減衰した分を補うための増幅器であ る。28は増幅器26より出力されたテレビ信号を分配または分岐する信号通過 型タップオフ、29は信号分離器付き保安器である。なお、タップオフ28およ び保安器29はグループモニタユニット31〜36で使用される10KHz以下の 伝送信号が通過できるように「電流通過型」となっている。30はテレビ、ステ レオ等のAV(オーディオビジュアル)システムである。
【0010】 通常のテレビ信号は、アンテナ25で捕えられ、ヘッドアンプ26、共聴ライ ン5、増幅器27、信号通過型タップオフ28および信号分離器付き保安器29 をそれぞれ介して各住戸11〜16のAVシステム30に供給される。一方、グル ープモニタユニット31〜36の各々より出力される伝送信号は、共聴ライン5、 信号通過型タップオフ28および信号分離器付き保安器29をそれぞれ介して他 のグループモニタユニット31〜36に供給される。
【0011】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、上述した従来のグループモニタシステムは、グループモニタユニッ ト31〜36の住戸表示灯15の点灯により異常事態を発報した住戸を確認するこ とができるとともに、“火災発生”、“ガス漏れ発生”、“緊急事態発生”など の音声メッセージによりその住戸における異常事態の内容を確認することができ る。
【0012】 しかしながら、異常事態の内容は音声メッセージで聞くことができるが、異常 事態が発生したのは自住戸であるか他住戸であるかは、住戸表示灯15と名前を 見なければ分らない。したがって、グループモニタユニット31〜36が見えない 所に居る場合は、それが設置されている所まで行かなければならいないという問 題点があった。
【0013】 そこで本考案は、グループモニタユニット上の住戸表示灯と、住戸の持主の名 前とを見なくとも、自住戸で異常事態が発生したか、他住戸で発生したかを確認 することができるグループモニタシステムを提供することを目的としている。
【0014】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため請求項1記載の考案によるグループモニタシステムは 、 火災、ガス漏れ、非常等の各種異常事態を検出する異常事態検出手段と、該異常 事態検出手段により検出された異常事態をCATV同軸ケーブル網を介して相互 に異常事態を監視し合う他の住戸に送出する異常情報送出手段と、前記他の住戸 より前記CATV同軸ケーブル網を介して送出された異常事態を示す情報を受信 する異常情報受信手段とを備えたグループモニタシステムにおいて、前記各種異 常事態の各々を示すデータ、自住宅を示すデータ及び他住宅を示すデータが書き 込まれた記憶手段と、前記異常事態検出手段により異常事態が検出された場合に 、検出された異常事態に対応するデータ及び前記自宅を示すデータを前記記憶手 段より読み出して音声メッセージとして出力し、また、前記他の住戸より送出さ れた異常事態を入力した場合に、該異常事態に対応するデータ及び前記他住戸を 示すデータを前記記憶手段より読み出して音声メッセージとして出力する報知手 段とを設けたことを特徴とする。
【0015】 また、請求項2記載の考案によるグループモニタシステムは、火災、ガス漏れ 、非常等の各種異常事態を検出する異常事態検出手段と、該異常事態検出手段に より検出された異常事態をCATV同軸ケーブル網を介して相互に異常事態を監 視し合う他の住戸に送出する異常情報送出手段と、前記他の住戸より前記CAT V同軸ケーブル網を介して送出された異常事態を示す情報を受信する異常情報受 信手段とを備えたグループモニタシステムにおいて、各住戸の名前を録音する録 音手段と、前記各種異常事態の各々を示すデータが書き込まれた記憶手段と、前 記異常事態検出手段により異常事態が検出された場合に、検出された異常事態に 対応するデータを前記記憶手段より読み出し、さらに自住戸の名前を前記録音手 段より読み出してぞれぞれ音声メッセージとして出力し、また、前記他の住戸よ り送出された異常事態を入力した場合に、該異常事態に対応するデータを読み出 し、さらに前記他住戸の名前を前記録音手段より読み出してそれぞれ音声メッセ ージとして出力する報知手段とを設けたことを特徴とする。
【0016】
【作用】
請求項1記載の考案では、自住戸で異常事態が発生すると、自住戸を示す音声 メッセージが出力され、さらに異常事態の内容を示す音声メッセージが出力され る。一方、他住戸で異常事態が発生すると、この情報がCATVケーブル網を介 して供給される。これにより、他住戸を示す音声メッセージが出力され、さらに 異常事態の内容を示す音声メッセージが出力される。例えば自住戸で火災が発生 すると、“自住宅で”、“火災発生”という音声メッセージが出力される。また 、他住戸でガス漏れが発生すると、“他住戸で”、“ガス漏れ発生”という音声 メッセージが出力される。
【0017】 したがって、互いに監視し合う住戸間で異常事態が生じたとき、その異常が自 住戸で生じたものか、他住戸で生じたものかを音声にて確認することができる。
【0018】 請求項2記載の考案では、自住戸で異常事態が発生すると、自住戸の名前を示 す音声メッセージが出力され、さらに異常事態の内容を示す音声メッセージが出 力される。一方、他住戸で異常事態が発生すると、この情報がCATVケーブル 網を介して供給される。これにより、他住戸の名前を示す音声メッセージが出力 され、さらに異常事態の内容を示す音声メッセージが出力される。例えば自住戸 で火災が発生すると、“高橋宅で”、“火災発生”という音声メッセージが出力 される。また、他住戸でガス漏れが発生すると、“鈴木さん宅で”、“ガス漏れ 発生”という音声メッセージが出力される。
【0019】 したがって、互いに監視し合う住戸間で異常事態が生じたとき、その異常が生 じた住戸の名前を音声にて確認することができる。
【0020】
【実施例】
以下、本考案を図面に基づいて説明する。 図1は本考案に係るグループモニタシステムの一実施例のグループモニタユニ ット501の構成を示すブロック図である。なお、グループモニタユニット501 以外の構成は前述した図7と共通するので、その説明を省略する。また、グルー プモニタユニット501は高橋さん所有のものであるとする。
【0021】 1)構成 この図において、51はラッチ/ドライバであり、I/O拡張ポート52を介 してCPU53より供給されるデータに基づいて、住戸表示灯15、15、…と 、火災表示灯17と、ガス漏れ表示灯18と、非常表示灯19とを点灯させる。 例えば住戸11で火災が発生したときは、この住戸11に対応する住戸表示灯15 と、火災表示灯17を点灯させるデータを出力する。
【0022】 そして、ラッチ機能を有しているので、CPU53より消灯を示すデータが供 給されない限り、住戸表示灯15と、火災表示灯17の点灯を続ける。 また、ラッチ/ドライバ51の一つの出力端に接続された端子54からはブザ ー用出力が得られる。このブザー用出力もCPU53より出力されるものである 。このブザー用出力はI/O拡張ポート52を介して音声合成IC(集積回路) 55にも供給される。
【0023】 CPU53は、ROM56に書き込まれているプログラムにしたがって他のグ ループモニタユニットと相互通信を行ったり、表示制御および警報制御を行う。
【0024】 上記音声合成IC55は、I/O拡張ポート57を介してCPU53より供給 されるアドレスに基づいて予め内部に書き込まれている音声データを読み出し、 これに基づいて音声の合成および組み合わせを行い、さらにアナログの音声信号 に変換して出力する。ここで、音声データとしては、“火災発生”、“ガス漏れ 発生”、“緊急事態発生”、“自住戸で”、“他住戸で”等がある。
【0025】 例えばCPU53より“他住戸で”、“火災発生”の音声データを指定するア ドレスが供給されると、これらの音声データを読み出し、音声の合成および組み 合わせを行い、さらに音声信号に変換して出力する。出力された音声信号は増幅 器58にて所定のレベルまで増幅された後、スピーカ59より出力される。この 場合、『ピッ、ピッ、ピッ、ピッ、ピッ』と警報音に続いて、『他住戸で、火災 発生』の内容の音声メッセージが出力される。なお、増幅器58の出力はスピー カ59に供給される一方、外部スピーカ端子60にも供給される。
【0026】 61は音声合成IC55による電子音および音声メッセージと、電子ブザー( 単音警報)とを切り替えるためのジャンパである。図示の状態、すなわち、この ジャンパ61が切断されていない場合は電子音および音声メッセージが選択され る。ジャンパ61が切断されれば電子ブザーが選択される。62は音響停止釦で あり、これを押すことでCPU53は電子音および音声メッセージ、または、電 子ブザーの出力を停止する。また、この音響停止釦62の出力は外部音響停止端 子63にも供給される。
【0027】 64はテスト釦であり、これを押すことでCPU53はROM56に書き込ま れている機能テスト用プログラムにしたがって機能テストを行う。例えば各住戸 表示灯15、15、…、15、火災表示灯17、ガス漏れ表示灯18および非常 表示灯19の点灯を繰り返し行う。65は複数の端子からなる端子板であり、各 端子には住宅情報盤21より火災信号、ガス漏れ信号、非常信号が供給される。 これら火災信号、ガス漏れ信号および非常信号はI/O拡張ポート57を介して CPU53に入力される。
【0028】 66は信号伝送用ドライバであり、CPU53より出力される自住宅で生じた 異常事態を示す異常データを共聴ライン5に送出する。ここで、図2は異常デー タの信号形態を示す図であり、この図に示すようにスタートビットST、住戸を 識別する住戸番号情報、各種異常状態を識別する監視情報、パリティビット、お よび、ストップビットから構成される。
【0029】 67は本ユニット501と共聴ライン5とを接続する同軸コネクタである。6 8は信号受信用コンパレータであり、共聴ライン5に送出された他のグループモ ニタユニットからの異常データを入力し、CPU53に供給する。この場合、信 号受信用コンパレータ68は、入力した異常データを所定の基準電圧と比較し、 この電圧を超えるレベルの信号のみを出力する。したがって、ノイズ信号等の不 要な信号は除去される。
【0030】 69はCPU53の動作を検出する動作検出部であり、CPU53の動作を検 出したときに発光ダイオード70を点灯させる。71は本ユニット501に電源 を供給する電源部であり、電源端子72を介して供給される交流を整流し、さら に定電圧化して出力する。73はヒューズであり、電源部71と電源端子72と の間に直列に介挿されている。
【0031】 上記住宅情報盤21〜26はそれぞれ異常事態検出手段に対応する。また、上記 CPU53、ROM56および信号送出用ドライバ66は異常情報送出手段11 0を構成する。また、CPU53、ROM56および信号受信用コンパレータ6 8は異常情報受信手段120を構成する。また、上記音声合成IC55は記憶手 段としての機能を有する。また、上記CPU53、ROM56、音声合成IC5 5、増幅器58およびスピーカ59は報知手段130を構成する。また、上記同 軸ケーブル5、各種アンテナ25、ヘッドアンプ26、増幅器27、タップオフ 28および信号分離器付き保安器29はCATV同軸ケーブル網140を構成す る。
【0032】 2)動作 次に、上記構成によるグループモニタユニット501の音声警報の動作につい て、図3に示すフローチャートを参照しながら説明する。 (a)火災に対する処理 電源を供給した後、まず、ステップS1で火災が発生したか否かの判定を行う 。すなわち、CPU53はI/O拡張ポート57を介して住宅情報盤21からの 火災信号の検出を行うとともに、信号受信用コンパレータ68を介して他のグル ープモニタユニットからの火災信号を検出する。
【0033】 この判定において、住宅情報盤21および他のグループモニタユニットより火 災信号が出力されていない判断すると、ステップS2へ進む。他方、火災信号が 出力されたと判断するとステップS3へ進む。ここで、他のグループモニタユニ ットから火災信号が出力されたか否かの判定は、上述した異常データのD4ビッ トの状態を検出する。この場合、D4ビットが“H”レベルになっていれば火災 信号があるものと判断する。
【0034】 火災信号が出力されたものと判断してステップS3へ進むと、入力した火災信 号が住宅情報盤21からのものか否かを判定する。この判定において、住宅情報 盤21からのものと判断すると、ステップS4にて自住戸であることを示す警報 を電子音に続いて出力する。すなわち、CPU53は住宅情報盤21からの火災 信号を入力した後、まず、電子音を指定するアドレスをROM56より読み出し 、次いで、“自住戸で”を指定するアドレスをROM56より読み出す。さらに “火災発生”を指定するアドレスを読み出す。そして、読み出した順で各アドレ スを音声合成IC55に供給する。
【0035】 音声合成IC55に各アドレスが供給されると、各アドレスに対応した音声デ ータが読み出される。そして、読み出された音声データにしたがって音声の合成 および組み合わせが行われ、さらに音声信号に変換されて増幅器58に供給され る。これにより、スピーカ59から『ピッ、ピッ、ピッ、ピッ、自住戸で、火災 発生』という音声メッセージが出力される。この音声メッセージはステップS5 で音響停止釦62が押されたと判断するまで繰り返し出力される。
【0036】 また、CPU53はROM56より各アドレスを読み出し、これらを音声合成 IC55に供給した直後、ROM56より住戸番号情報(D0,D1,D2,D3=1000)を 読み出し、次いで、監視情報(D4,D5,D6,D7=1000)を作成する。そして、住戸番 号情報の前にスタートビットを付加し、さらに、監視情報の後にパリティビット およびストップビットを付加する。そして、これにより得られた異常データを信 号送出用ドライバ66に供給して共聴ライン5へ送出する。
【0037】 一方、ステップS3の判定において、入力した火災信号が他のグループモニタ ユニットからのものと判断すると、ステップS6にて他住戸であることを示す異 常内容を電子音に続いて出力する。すなわち、CPU53は他のグループモニタ ユニットからの異常データを入力して火災を示すD4ビットが“H”レベルであ ることを確認した後、まず、電子音を指定するアドレスをROM56より読み出 し、次いで、“他住戸で”を指定するアドレスをROM56より読み出す。さら に、“火災発生”を指定するアドレスを読み出す。そして、読み出した順で各ア ドレスを音声合成IC55に供給する。
【0038】 音声合成IC55に各アドレスデータが供給されると、上記同様に音声データ にしたがって音声の合成および組み合わせが行われ、さらに音声信号に変換され て増幅器58に供給される。これにより、スピーカ59から『ピッ、ピッ、ピッ 、ピッ、他住戸で、火災発生』という電子音と音声メッセージが出力される。こ の電子音と音声メッセージはステップS5で音響停止釦62が押されたと判断す るまで続ける。
【0039】 また、CPU53は各アドレスを音声合成IC55に供給した直後、異常デー タを送出したグループモニタユニットからの住戸番号情報に基づいて、そのグル ープモニタユニットの住戸番号を確認する。そして、その住戸番号に対応する住 戸表示灯15を点灯させるためのデータと、火災表示灯17を点灯させるための データとを作成し、これらをI/O拡張ポート52を介してラッチ/ドライバ5 1に供給する。例えば火災を示す異常データを送出したグループモニタユニット が住戸13のものであれば、この住戸13に対応する住戸表示灯15を点灯させる とともに火災表示灯17を点灯させる。
【0040】 (b)ガス漏れに対する処理 ステップS5で音響停止釦62が押されたと判断すると、ステップS1に戻る 。 一方、CPU53はステップS1で火災が発生していないと判断すると、ステ ップS2でガス漏れが生じているか否かの判定を行う。すなわち、CPU53は I/O拡張ポート57を介して住宅情報盤21からのガス漏れ信号の検出を行う とともに、信号受信用コンパレータ68を介して他のグループモニタユニットか らのガス漏れ信号を検出する。
【0041】 この判定において、住宅情報盤21および他のグループモニタユニットよりガ ス漏れ信号が出力されていない判断すると、ステップS7へ進む。他方、ガス漏 れ信号が出力されたと判断するとステップS3へ進む。ここで、他のグループモ ニタユニットからガス漏れ信号が出力されたか否かの判定は、上述した異常デー タのD5ビットの状態を検出する。この場合、D5ビットが“H”レベルになって いればガス漏れ信号があるものと判断する。
【0042】 ガス漏れ信号が出力されたものと判断してステップS3へ進むと、入力したガ ス漏れ信号が住宅情報盤21からのものか否かを判定する。この判定において、 住宅情報盤21からのものと判断すると、ステップS4にて自住戸であることを 示す異常内容を電子音に続いて出力する。すなわち、CPU53は住宅情報盤2 1からのガス漏れ信号を入力した後、まず、電子音を指定するアドレスをROM 56より読み出し、次いで、“自住戸で”を指定するアドレスをROM56より 読み出す。さらに“ガス漏れ発生”を指定するアドレスを読み出す。そして、読 み出した順で各アドレスを音声合成IC55に供給する。
【0043】 音声合成IC55に各アドレスが供給されると、各アドレスに対応した音声デ ータが読み出される。そして、読み出された音声データにしたがって音声の合成 および組み合わせが行われ、さらに音声信号に変換されて増幅器58に供給され る。これにより、スピーカ59から『ピッ、ピッ、ピッ、ピッ、自住戸で、ガス 漏れ発生』という電子音と音声メッセージが出力される。この電子音と音声メッ セージはステップS5で音響停止釦62が押されたと判断するまで続ける。
【0044】 また、CPU53はROM56より各アドレスを読み出し、これらを音声合成 IC55に供給した直後、ROM56より住戸番号情報(D0,D1,D2,D3=1000)を 読み出し、次いで監視情報(D4,D5,D6,D7=0100)を作成する。そして、住戸番号 情報の前にスタートビットを付加し、さらに監視情報の後にパリティビットおよ びストップビットを付加する。そして、これにより得られた異常データを信号送 出用ドライバ66に供給して共聴ライン5へ送出する。
【0045】 一方、ステップS3の判定において、入力したガス漏れ信号が他のグループモ ニタユニットからのものと判断すると、ステップS6にて他住戸であることを示 す異常内容を電子音に続いて出力する。すなわち、CPU53は他のグループモ ニタユニットからの異常データを入力してガス漏れを示すD5ビットが“H”レ ベルであることを確認した後、まず、電子音を指定するアドレスをROM56よ り読み出し、次いで、“他住戸で”を指定するアドレスをROM56より読み出 す。さらに“ガス漏れ発生”を指定するアドレスを読み出す。そして、読み出し た順で各アドレスを音声合成IC55に供給する。
【0046】 音声合成IC55に各アドレスデータが供給されると、上記同様に音声データ にしたがって音声の合成および組み合わせが行われ、さらに音声信号に変換され て増幅器58に供給される。これにより、スピーカ59から『ピッ、ピッ、ピッ 、ピッ、他住戸で、ガス漏れ発生』という電子音と音声メッセージが出力される 。この電子音と音声メッセージはステップS5で音響停止釦62が押されたと判 断するまで続ける。
【0047】 また、CPU53は各アドレスを音声合成IC55に供給した直後、異常デー タを送出したグループモニタユニットからの住戸番号情報に基づいて、そのグル ープモニタユニットの住戸番号を確認する。そして、住戸番号に対応した住戸表 示灯15を点灯させるためのデータと、ガス漏れ表示灯18を点灯させるための データとを作成し、これらをI/O拡張ポート52を介してラッチ/ドライバ5 1に供給する。例えばガス漏れを示す異常データを送出したグループモニタユニ ットが住戸13のものであれば、この住戸13に対応する住戸表示灯15を点灯さ せるとともに、ガス漏れ表示灯18を点灯させる。この点灯はステップS5で音 響停止釦62が押されたと判断するまで続ける。
【0048】 (c)非常に対する処理 ステップS5で音響停止釦62が押されたと判断すると、ステップS1に戻る 。 一方、CPU53はステップS2でガス漏れが発生していないと判断すると、 ステップS7で非常であるか否かの判定を行う。すなわち、CPU53はI/O 拡張ポート57を介して住宅情報盤21からの非常信号の検出を行うとともに、 信号受信用コンパレータ68を介して他のグループモニタユニットからの非常信 号を検出する。
【0049】 この判定において、住宅情報盤21および他のグループモニタユニットより非 常信号が出力されていない判断すると、ステップS1に戻る。他方、非常信号が 出力されたと判断するとステップS3へ進む。ここで、他のグループモニタユニ ットから非常信号が出力されたか否かの判定は、上述した異常データのD6ビッ トの状態を検出する。この場合、D6ビットが“H”レベルになっていれば非常 信号があるものと判断する。
【0050】 非常信号が出力されたものと判断してステップS3へ進むと、入力した非常信 号が住宅情報盤21からのものか否かを判定する。この判定において、住宅情報 盤21からのものと判断すると、ステップS4にて自住戸であることを示す異常 内容を電子音に続いて出力する。すなわち、CPU53は住宅情報盤21からの 非常信号を入力した後、まず、電子音を指定するアドレスをROM56より読み 出し、次いで、“自住戸で”を指定するアドレスをROM56より読み出す。さ らに“非常事態発生”を指定するアドレスを読み出す。そして、読み出した順で 各アドレスを音声合成IC55に供給する。
【0051】 音声合成IC55に各アドレスが供給されると、各アドレスに対応した音声デ ータが読み出される。そして、読み出された音声データにしたがって音声の合成 および組み合わせが行われ、さらに音声信号に変換されて増幅器58に供給され る。これにより、スピーカ59から『ピッ、ピッ、ピッ、ピッ、自住戸で、非常 事態発生』という電子音と音声メッセージが出力される。この電子音と音声メッ セージはステップS5で音響停止釦62が押されたと判断するまで続ける。
【0052】 また、CPU53はROM56より各アドレスを読み出し、これらを音声合成 IC55に供給した直後、ROM56より住戸番号情報(D0,D1,D2,D3=1000)を 読み出し、次いで監視情報(D4,D5,D6,D7=0010)を作成する。そして、住戸番号 情報の前にスタートビットを付加し、さらに監視情報の後にパリティビットおよ びストップビットを付加する。そして、これにより得られた異常データを信号送 出用ドライバ66に供給して共聴ライン5へ送出する。
【0053】 一方、ステップS3の判定において、入力した非常信号が他のグループモニタ ユニットからのものと判断すると、ステップS6にて他住戸であることを示す異 常内容を電子音に続いて出力する。すなわち、CPU53は他のグループモニタ ユニットからの異常データを入力して非常を示すD6ビットが“H”レベルであ ることを確認した後、まず、電子音を指定するアドレスをROM56より読み出 し、次いで、“他住戸で”を指定するアドレスをROM56より読み出す。さら に“非常事態発生”を指定するアドレスを読み出す。そして、読み出した順で各 アドレスを音声合成IC55に供給する。
【0054】 音声合成IC55に各アドレスデータが供給されると、上記同様に音声データ にしたがって音声の合成および組み合わせが行われ、さらに音声信号に変換され て増幅器58に供給される。これにより、スピーカ59から『ピッ、ピッ、ピッ 、ピッ、他住戸で、非常事態発生』という電子音と音声メッセージが出力される 。この音声メッセージはステップS5で音響停止釦62が押されたと判断するま で続ける。
【0055】 また、CPU53は各アドレスを音声合成IC55に供給した直後、異常デー タを送出したグループモニタユニットからの住戸番号情報に基づいて、そのグル ープモニタユニットの住戸番号を確認する。そして、その住戸番号に対応した住 戸表示灯15を点灯させるためのデータと、非常表示灯19を点灯させるための データとを作成し、これらをI/O拡張ポート52を介してラッチ/ドライバ5 1に供給する。例えば、非常を示す異常データを送出したグループモニタユニッ トが住戸13のものであれば、この住戸13に対応する住戸表示灯15を点灯させ るとともに非常表示灯19を点灯させる。
【0056】 このように、火災、ガス漏れ、非常の入力で自住戸の災害状態が分り、また、 共聴ライン5に接続された他のグループモニタユニットからの通信内容を見て他 住戸の災害状態がわかる。そして、グループモニタユニット501のCPU53 は自住戸で異常があった時、音声合成IC55に“自住戸で”を出力するように 指示し、続けて異常内容を出力する。例えば“自住戸で、火災発生”と音声出力 する。また、他住戸で異常があった時は、音声合成IC55に“他住戸で”を出 力するように指示し、続けて異常内容を出力する。例えば“他住戸で、ガス漏れ 発生”と音声出力する。
【0057】 ◎応用例 次に、図4は上記グループモニタユニット501の応用例の構成を示すブロッ ク図である。 1)構成の概略 この応用例は、各住戸の名前を音声で登録でき、さらに異常事態の報知の際に 、登録した住戸の名前を音声で出力できるようにしたものである。そのため、図 1の回路構成に加えて、マイクジャック82、増幅器83、音声の周波数帯域( 例えば300〜3KHz)の信号を抽出するフィルタ84、音声分析回路85、 音声を録音するためのRAM86、RAM86をバックアップするためのバッテ リ87、音声を出力するための音声合成回路88、D/A変換器89、登録スイ ッチ90、録音スイッチ91、マイク92、および、マイクジャック82へのマ イク92の挿入を検出する挿入検出器93より構成される録音再生部100を有 している。
【0058】 登録スイッチ90は住戸の名前の登録時に使用するのであり、押す毎に住戸表 示灯15、15、…の点灯が次の住戸へ移動して行く。例えば、一度押すと住戸 11に対応した住戸表示灯15が点灯する。そして、二度目では、住戸11に対応 した住戸表示灯15が消灯し、住戸12に対応した住戸表示灯15が点灯する。
【0059】 録音スイッチ91は住戸の名前を録音する時に使用するものであり、これを押 すと、CPU53よりI/O拡張ポート57を介して音声分析回路85に動作指 令が供給され、音声分析回路85が動作を開始する。 挿入検出器93は具体的にはスイッチであり、マイクジャック82に備えられ ている。このスイッチはマイク92をマイクジャック82に挿入することにより 閉状態になる。
【0060】 一方、CPU53からはI/O拡張ポート57を介してRAM86に住戸番号 に対応させたアドレスが供給される。このアドレスは異常事態が生じた住戸の名 前を指定するものである。例えば鈴木さん宅で非常事態が生じた場合には、RA M86に書き込まれてある“鈴木さん宅で”を示すデータを指定する。
【0061】 音声合成IC55Aは図1における音声合成IC55から“自住戸”と“他住 戸”の音声データを除いたものである。 ROM56Aには、音声の録音および再生に関するプログラムが追加されてい る。
【0062】 なお、本応用例では互いに連絡を取り合う各住戸の名前を登録、再生できるこ とから、各住戸を示す住戸表示灯15、15、…、および、ネームシート16、 16、…は必ずしも必要としない。
【0063】 上記録音再生部100は録音手段としての機能を有する。また、上記音声合成 IC55は記憶手段に対応する。また、上記CPU53、ROM56A、音声合 成IC55A、増幅器58、スピーカ59、音声合成回路88およびD/A変換 器89は報知手段150を構成する。
【0064】 2)動作 次に、本応用例の録音での動作について図5に示すフローチャートを参照しな がら説明する。 (a)録音動作 電源の投入後、まず、ステップS20でマイク92がマイクジャック82に挿 入されたか否かの判定を行う。すなわち、挿入検出器93の接点の開閉状態を判 定する。この場合、マイク92がマイクジャック82に挿入されたときは挿入検 出器9の接点が閉状態になる。
【0065】 この判定において、マイク92がマイクジャック82に挿入されたと判断する と、ステップS21でマイク92がマイクジャック82から抜かれたか否かの判 定を行う。この判定において、マイク92が抜かれたと判断すると、異常事態の 監視処理に戻る。他方、マイク92が抜かれていないと判断すると、ステップS 22で録音再生部100の動作を許容状態にする。すなわち、録音再生部100 に電源を供給する。
【0066】 録音再生部100の動作を許容状態にした後、ステップS23で登録スイッチ 90が押されたか否かの判定を行う。この判定において、登録スイッチ90が押 されたと判断すると、ステップS24に進み、登録処理を行う。すなわち、CP U53はユーザーによって登録スイッチ90が押される毎に、住戸表示灯15、 15、…を点灯させ、さらに点灯させた住戸表示灯15に対応する住戸番号を発 生し、自身のレジスタに一時的に記憶する。
【0067】 なお、各住戸11〜110の名前の登録においては、最初に住戸11の登録が行わ れるのが一般的であるので、いま住戸11が選択されたものとする。したがって 、現時点では住戸11に対応する住戸表示灯15が点灯し、また、CPU53の レジスタには住戸11の住戸番号が記憶されている。
【0068】 さて、登録スイッチ90により住戸11の選択が行われた後、ステップS25 で録音スイッチ91が押されたか否かの判定を行う。この判定において、録音ス イッチ91が押されたと判断すると、ステップS26で録音処理を行う。他方、 録音スイッチ91が押されないと判断すると、ステップS27でさらに録音スイ ッチ91が30秒以内に押されるかどうかを判定する。この判定において、30 秒以内で録音スイッチ91が押されなければ録音処理を行わないものと判断し、 ステップS1に戻る。
【0069】 録音スイッチ91が押された場合、CPU53はレジスタに記憶している住戸 番号をアドレスとしてRAM86に供給する。そして、音声分析回路85に動作 指令を供給する。これにより音声分析回路85が動作を開始し、マイク92を通 して入力される音声信号をデータ圧縮し、RAM86に供給する。この結果、住 戸11の住戸番号にその名前が記憶される。この場合、住戸11の名前が鈴木さん であるので、マイク92に向って“鈴木さん宅で”と話すことで、この“鈴木さ ん宅で”が記憶される。
【0070】 録音処理を行っている最中は、録音スイッチ91を押している状態であるので 、 CPU53はステップS28で録音スイッチ91が離されたか否かの判定を行う 。この判定において、録音スイッチ91が離されたと判断すると、ステップS1 に戻る。 以上の過程を繰り返し、全ての住戸の名前の登録を行う。
【0071】 (b)再生動作 再生は異常事態が生じた場合に、“自住戸で”、“他住戸で”に代り、“高橋 宅で”、“鈴木さん宅”となる。ここで、図6のフローチャートを参照しながら 火災が発生した場合についてその再生動作を説明する。 電源を供給した後、まず、ステップS40で火災が発生したか否かの判定を行 う。すなわち、CPU53はI/O拡張ポート57を介して住宅情報盤21から の火災信号の検出を行うとともに、信号受信用コンパレータ68を介して他のグ ループモニタユニットからの火災信号を検出する。
【0072】 この判定において、住宅情報盤21および他のグループモニタユニットより火 災信号が出力されたと判断すると、ステップS42で入力した火災信号が住宅情 報盤21からのものか否かを判定する。この判定において、住宅情報盤21からの ものと判断すると、ステップS43に進み、自住戸であることを示す警報を電子 音に続いて出力する。すなわち、CPU53は住宅情報盤21からの火災信号を 入力した後、まず、電子音を指定するアドレスをROM56Aより読み出す。次 に自住戸の住戸番号をRAM86に供給し、その住戸番号に対応した名前データ を読み出す。さらに“火災発生”を指定するアドレスをROM56Aより読み出 す。次に、読み出した電子音を指定するアドレスと、“火災発生”を指定するア ドレスを順次音声合成IC55Aに供給する。
【0073】 音声合成IC55に各アドレスが供給されると、その内部で各アドレスに対応 した音声データが読み出される。そして、読み出された音声データにしたがって 音声の合成および組み合わせが行われ、さらに音声信号に変換されて増幅器58 に供給される。また、RAM86より読み出された名前を示すデータは音声合成 回路88に供給され、データ伸長が行われる。そして、D/A変換器89にて音 声信号に変換された後、増幅器58に供給される。
【0074】 これにより、スピーカ59から『ピッ、ピッ、ピッ、ピッ、高橋宅で、火災発 生』という音声メッセージが出力される。この音声メッセージはステップS45 で音響停止釦62が押されたと判断するまで繰り返し出力される。
【0075】 また、CPU53はROM56Aより住戸番号情報(D0,D1,D2,D3=0100)を読 み出し、次いで、監視情報(D4,D5,D6,D7=1000)を作成する。そして、住戸番号 情報の前にスタートビットを付加し、さらに監視情報の後にパリティビットおよ びストップビットを付加する。そして、これにより得られた異常データを信号送 出用ドライバ66に供給して共聴ライン5へ送出する。なお、住戸番号0100は佐 藤さん宅である。
【0076】 一方、ステップS42に判定において、入力した火災信号が他のグループモニ タユニットからのものと判断すると、ステップS46で他住戸の名前を電子音に 続いて出力する。すなわち、CPU53は他のグループモニタユニットからの異 常データを入力して火災を示すD4ビットが“H”レベルであることを確認した 後、まず、電子音を指定するアドレスをROM56Aより読み出し、次いでRA M86に住戸番号を供給する。さらに、ROM56Aより“火災発生”を指定す るアドレスを読み出す。次に、読み出した電子音を指定するアドレスと、“火災 発生”を指定するアドレスを順に音声合成IC55Aに供給する。
【0077】 音声合成IC55Aに各アドレスデータが供給されると、上記同様に音声デー タにしたがって音声の合成および組み合わせが行われ、さらに音声信号に変換さ れて増幅器58に供給される。また、RAM86より読み出された名前を示すデ ータが音声合成回路88に供給され、データ伸長が行われる。さらにD/A変換 器89で音声信号に変換された後、増幅器58に供給される。
【0078】 これにより、スピーカ59から『ピッ、ピッ、ピッ、ピッ、佐藤さん宅で、火 災発生』という音声メッセージが出力される。この音声メッセージは音響停止釦 62が押されたと判断するまで繰り返し出力される。
【0079】 また、CPU53は上記処理を行った後、異常データを送出したグループモニ タユニットの住戸番号に対応した住戸表示灯15を点灯させるためのデータと、 火災を示す発光ダイオード17を点灯させるためのデータとを作成し、これらを I/O拡張ポート52を介してラッチ/ドライバ51に供給する。この点灯は音 響停止釦62が押されたと判断するまで保持する。 ガス漏れおよび非常においても火災と同様の処理が行われる。
【0080】 本応用例では、相互に監視し合う住戸で異常事態が生じた場合、異常事態の内 容に加えてその住戸の名前までも音声にて確認することができる。そして、住戸 の名前の登録も音声により行うので、住戸の名前に変更が生じた場合でも、従来 のようにネームシート上の名前を書き換えるか、または入れ替える必要がないの で、手間がかからないという利点を有している。
【0081】 なお、上記応用例では、予め各住戸に住戸番号を割り当てておくことはいうま でもない。
【0082】 また、上記応用例では、外付けのマイク92を使用するようにしたが、留守録 付き電話機のようにマイクを内蔵しても良い。マイクを内蔵した場合には、マイ クジャック82、挿入検出器93も不要となり、さらにマイク92の抜き差しを 判定するプログラムも不要になる。
【0083】
【考案の効果】 請求項1記載の考案によれば、相互に監視し合う住戸間で異常事態が生じたと き、異常事態の内容に加えてその異常が生じた住戸が自住戸か、他住戸かを音声 にて確認することができるので、異常事態が生じたときに、わざわざグループモ ニタユニットがある所まで行かずとも異常事態が生じた住戸が自住戸か、他住戸 かを判別することができる。 また、従来のグループモニタユニットに対して音声メッセージとして“自住戸 で”、“他住戸で”を加えるとともに、これら音声メッセージを出力するための プログラムを追加するだけで実現可能であるので、コスト上昇を低く抑えること ができる。
【0084】 請求項2記載の考案によれば、相互に監視し合う住戸間で異常事態が生じたと き、その異常が生じた住戸の名前を音声にて確認することができるので、異常事 態が生じたときに、わざわざグループモニタユニットがある所まで行かずとも異 常事態の内容に加えて異常事態が生じた住戸の名前を確認することができる。 また、住戸の名前の登録も音声により行うので、住戸の名前に変更が生じたと きでも、従来のようにネームシート上の名前を書き換えるか、または入れ替える 必要がないので、手間がかからない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るグループモニタシステムの一実施
例のグループモニタユニットの構成を示すブロック図で
ある。
【図2】同実施例のグループモニタユニットに使用され
る異常データの信号形態を示す図である。
【図3】同実施例のグループモニタユニットの音声警報
の動作を示すフローチャートである。
【図4】同実施例の応用例であるグループモニタユニッ
トの構成を示すブロック図である。
【図5】同応用例の録音時の動作を示すフローチャート
である。
【図6】同応用例の再生時の動作を示すフローチャート
である。
【図7】従来のグループモニタシステムの全体構成を示
すブロック図である。
【図8】従来のグループモニタユニットの外観を示す平
面図である。
【符号の説明】
1〜16 住戸 21〜26 住宅情報盤(異常事態検出手段) 5 同軸ケーブル 6 各種センサ 25 各種アンテナ 26 ヘッドアンプ 27 増幅器 28 タップオフ 29 信号分離器付き保安器 501、801 グループモニタユニット 53 CPU 55、55A 音声合成IC(記憶手段) 56、56A ROM 58 増幅器 59 スピーカ 66 信号送出用ドライバ 67 同軸コネクタ 68 信号受信用コンパレータ 82 マイクジャック 83 増幅器 84 フィルタ 85 音声分析回路 86 RAM 88 音声合成回路 89 D/A変換器 90 登録スイッチ 91 録音スイッチ 92 マイク 93 挿入検出器 100 録音再生部(録音手段) 110 異常情報送出手段 120 異常情報受信手段 130、150 報知手段 140 CATV同軸ケーブル網
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 成宮 淳一 東京都品川区上大崎2丁目10番43号 ホー チキ株式会社内 (72)考案者 松岡 直哉 東京都品川区上大崎2丁目10番43号 ホー チキ株式会社内 (72)考案者 島 裕史 東京都品川区上大崎2丁目10番43号 ホー チキ株式会社内 (72)考案者 万本 敦 東京都品川区上大崎2丁目10番43号 ホー チキ株式会社内 (72)考案者 加藤 賢司 東京都品川区上大崎2丁目10番43号 ホー チキ株式会社内 (72)考案者 不破 好章 東京都品川区上大崎2丁目10番43号 ホー チキ株式会社内

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 火災、ガス漏れ、非常等の各種異常事態
    を検出する異常事態検出手段と、 該異常事態検出手段により検出された異常事態をCAT
    V同軸ケーブル網を介して相互に異常事態を監視し合う
    他の住戸に送出する異常情報送出手段と、 前記他の住戸より前記CATV同軸ケーブル網を介して
    送出された異常事態を示す情報を受信する異常情報受信
    手段と、 を備えたグループモニタシステムにおいて、 前記各種異常事態の各々を示すデータ、自住宅を示すデ
    ータ及び他住宅を示すデータが書き込まれた記憶手段
    と、 前記異常事態検出手段により異常事態が検出された場合
    に、検出された異常事態に対応するデータ及び前記自宅
    を示すデータを前記記憶手段より読み出して音声メッセ
    ージとして出力し、また、前記他の住戸より送出された
    異常事態を入力した場合に、該異常事態に対応するデー
    タ及び前記他住戸を示すデータを前記記憶手段より読み
    出して音声メッセージとして出力する報知手段と、 を設けたことを特徴とするグループモニタシステム。
  2. 【請求項2】 火災、ガス漏れ、非常等の各種異常事態
    を検出する異常事態検出手段と、 該異常事態検出手段により検出された異常事態をCAT
    V同軸ケーブル網を介して相互に異常事態を監視し合う
    他の住戸に送出する異常情報送出手段と、 前記他の住戸より前記CATV同軸ケーブル網を介して
    送出された異常事態を示す情報を受信する異常情報受信
    手段と、 を備えたグループモニタシステムにおいて、 各住戸の名前を録音する録音手段と、 前記各種異常事態の各々を示すデータが書き込まれた記
    憶手段と、 前記異常事態検出手段により異常事態が検出された場合
    に、検出された異常事態に対応するデータを前記記憶手
    段より読み出し、さらに自住戸の名前を前記録音手段よ
    り読み出してぞれぞれ音声メッセージとして出力し、ま
    た、前記他の住戸より送出された異常事態を入力した場
    合に、該異常事態に対応するデータを読み出し、さらに
    前記他住戸の名前を前記録音手段より読み出してそれぞ
    れ音声メッセージとして出力する報知手段と、 を設けたことを特徴とするグループモニタシステム。
JP5863592U 1992-07-29 1992-07-29 グループモニタシステム Pending JPH0615192U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5863592U JPH0615192U (ja) 1992-07-29 1992-07-29 グループモニタシステム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5863592U JPH0615192U (ja) 1992-07-29 1992-07-29 グループモニタシステム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0615192U true JPH0615192U (ja) 1994-02-25

Family

ID=13090048

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5863592U Pending JPH0615192U (ja) 1992-07-29 1992-07-29 グループモニタシステム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0615192U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004252662A (ja) * 2003-02-19 2004-09-09 Yazaki Corp ガス警報器

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004252662A (ja) * 2003-02-19 2004-09-09 Yazaki Corp ガス警報器

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA1268228A (en) Voice interactive security system
JP2004126827A (ja) 集合住宅情報警報システム
JPH0615192U (ja) グループモニタシステム
US3647974A (en) Sound-type detection system
JP4187493B2 (ja) テレビドアホン
JP3109555B2 (ja) 火災警報装置の地区音響装置
US3585304A (en) Automatic emergency communication system
JP3229760B2 (ja) 防災監視システム
JP3553802B2 (ja) 共同住宅用火災報知システム
JP3349063B2 (ja) 集合住宅用防災警報監視統合盤及びこれを用いた集合住宅用防災監視システム
JP6821068B2 (ja) 警報システム
JP6654259B2 (ja) 警報システム
RU2147145C1 (ru) Многофункциональная контрольно-управляющая система
KR200187891Y1 (ko) 재해경보 자동수신 전화기
JP3338630B2 (ja) 集合住宅火災監視システム
JP2004266548A (ja) 集合住宅インターホンシステム
JP2003198398A (ja) 受信装置
JP3541574B2 (ja) 警報装置
KR960006520B1 (ko) 화재발생 자동안내 방송장치
KR100274691B1 (ko) 다기능비디오폰장치
KR960010567Y1 (ko) 비상경보 원격 제어장치
JP2004302807A (ja) 火災受信機
JPH07182588A (ja) 防災監視装置
JP2885704B2 (ja) Icカードを用いた防災自動通報システム
AU2002300449B2 (en) A system for receiving and transmitting data