JPH0615098B2 - 薄板鋳造装置 - Google Patents
薄板鋳造装置Info
- Publication number
- JPH0615098B2 JPH0615098B2 JP60155248A JP15524885A JPH0615098B2 JP H0615098 B2 JPH0615098 B2 JP H0615098B2 JP 60155248 A JP60155248 A JP 60155248A JP 15524885 A JP15524885 A JP 15524885A JP H0615098 B2 JPH0615098 B2 JP H0615098B2
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- JP
- Japan
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- molten metal
- thin plate
- metal
- conductor
- pool
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B22—CASTING; POWDER METALLURGY
- B22D—CASTING OF METALS; CASTING OF OTHER SUBSTANCES BY THE SAME PROCESSES OR DEVICES
- B22D11/00—Continuous casting of metals, i.e. casting in indefinite lengths
- B22D11/06—Continuous casting of metals, i.e. casting in indefinite lengths into moulds with travelling walls, e.g. with rolls, plates, belts, caterpillars
- B22D11/0631—Continuous casting of metals, i.e. casting in indefinite lengths into moulds with travelling walls, e.g. with rolls, plates, belts, caterpillars formed by a travelling straight surface, e.g. through-like moulds, a belt
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B22—CASTING; POWDER METALLURGY
- B22D—CASTING OF METALS; CASTING OF OTHER SUBSTANCES BY THE SAME PROCESSES OR DEVICES
- B22D11/00—Continuous casting of metals, i.e. casting in indefinite lengths
- B22D11/06—Continuous casting of metals, i.e. casting in indefinite lengths into moulds with travelling walls, e.g. with rolls, plates, belts, caterpillars
- B22D11/0637—Accessories therefor
- B22D11/064—Accessories therefor for supplying molten metal
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Continuous Casting (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、溶融金属を移動金属ベルト上に注湯して、該
ベルト上で溶融金属を冷却凝固させ、広幅の薄板状鋳片
を連続鋳造する装置に関するものである。
ベルト上で溶融金属を冷却凝固させ、広幅の薄板状鋳片
を連続鋳造する装置に関するものである。
従来の技術 従来の薄板鋼板の製造方法は鋼塊からの分塊圧延または
連続鋳造法により 200〜 250mm厚のスラブを製造し、そ
の後これを熱間圧延して薄板鋼板を得る方法が一般的で
ある。
連続鋳造法により 200〜 250mm厚のスラブを製造し、そ
の後これを熱間圧延して薄板鋼板を得る方法が一般的で
ある。
然るにこれらの方法では、大規模な熱延設備やスラブを
加熱するエネルギーが必要であるため、薄板を直接鋳造
する技術の開発が重要な課題となっている。
加熱するエネルギーが必要であるため、薄板を直接鋳造
する技術の開発が重要な課題となっている。
薄板の効率的な直接鋳造法および装置を提供するものと
して、本出願人は、既に移動金属ベルト上で溶融金属を
片面凝固させる方法および装置の特許出願を行なってい
る（特開昭58−90357号公報）。
して、本出願人は、既に移動金属ベルト上で溶融金属を
片面凝固させる方法および装置の特許出願を行なってい
る（特開昭58−90357号公報）。
このような移動金属ベルト上での片面凝固鋳造において
は、溶融金属の拡がる領域を規制するために、固定式ま
たは金属ベルト面と同期した速度で移動する堰を置くこ
とが考えられるが、金属ベルト面と堰の間への溶融金属
のさし込みを防止するための機械設備が複雑で大規模と
なる。この問題を解決するため、発明者の一人は機械的
な堰のかわりに移動磁界を用いて、溶融金属の流動区域
を制御する方法と装置を特開昭59−50597号公報におい
て提案した。
は、溶融金属の拡がる領域を規制するために、固定式ま
たは金属ベルト面と同期した速度で移動する堰を置くこ
とが考えられるが、金属ベルト面と堰の間への溶融金属
のさし込みを防止するための機械設備が複雑で大規模と
なる。この問題を解決するため、発明者の一人は機械的
な堰のかわりに移動磁界を用いて、溶融金属の流動区域
を制御する方法と装置を特開昭59−50597号公報におい
て提案した。
該発明につき、第６図により説明する。図は、平面図で
あり、（側面図は第１図に類似）、プーリーを介して、
左向きに駆動され、かつ左側が上方に傾斜した金属ベル
ト１の面上に、溶融金属の注入流６が落下し、溶融金属
プール７、およびその前縁７′を形成する。凝固シェル
８は左方に引抜かれる。
あり、（側面図は第１図に類似）、プーリーを介して、
左向きに駆動され、かつ左側が上方に傾斜した金属ベル
ト１の面上に、溶融金属の注入流６が落下し、溶融金属
プール７、およびその前縁７′を形成する。凝固シェル
８は左方に引抜かれる。
該発明の骨子とするところは、上記のような金属板上の
溶融金属の片面凝固による連続鋳造において、溶融金属
の近傍に移動磁界を発生する装置を配設し、該移動磁界
により溶融金属の流動範囲を所定の区域に制御するため
の電磁力を与えることである。
溶融金属の片面凝固による連続鋳造において、溶融金属
の近傍に移動磁界を発生する装置を配設し、該移動磁界
により溶融金属の流動範囲を所定の区域に制御するため
の電磁力を与えることである。
しかし、この方法と装置においては、移動磁界を発生す
るためのコイルが大規模となり、金属ベルト上での占有
面積が大きく、該コイルと注入装置を支障なく配置する
ことが困難であった。
るためのコイルが大規模となり、金属ベルト上での占有
面積が大きく、該コイルと注入装置を支障なく配置する
ことが困難であった。
発明が解決しようとする問題点 この発明は、上に述べた従来技術における問題を解決し
た簡潔な構造で高品質の金属薄板を製造することができ
る片面凝固形式の薄板連続鋳造装置を提供することを目
的とするものである。
た簡潔な構造で高品質の金属薄板を製造することができ
る片面凝固形式の薄板連続鋳造装置を提供することを目
的とするものである。
問題点を解決するための手段 本発明においてはかかる問題を解決するために、移動磁
界発生コイルのかわりに、単なる導電体を用いるもので
ある。すなわち、本発明は鋳造方向が斜め上方向となる
ように傾斜せしめるとともに冷却装置を付設した無端金
属ベルト上で溶融金属を片面凝固せしめるよう構成した
薄板連続鋳造装置において、前記無端ベルト上の溶融金
属プールの外周に沿い、かつ溶融金属と直接接触する位
置に、金属ベルト面に相対かつ接近させて、絶縁皮膜で
被覆した導電体を配設し、高周波電流を該導電体に流す
機構を設けて、注入される溶融金属を溶融金属プール内
に保持させるための電磁力が該導電体から発生するよう
にした薄板鋳造装置である。
界発生コイルのかわりに、単なる導電体を用いるもので
ある。すなわち、本発明は鋳造方向が斜め上方向となる
ように傾斜せしめるとともに冷却装置を付設した無端金
属ベルト上で溶融金属を片面凝固せしめるよう構成した
薄板連続鋳造装置において、前記無端ベルト上の溶融金
属プールの外周に沿い、かつ溶融金属と直接接触する位
置に、金属ベルト面に相対かつ接近させて、絶縁皮膜で
被覆した導電体を配設し、高周波電流を該導電体に流す
機構を設けて、注入される溶融金属を溶融金属プール内
に保持させるための電磁力が該導電体から発生するよう
にした薄板鋳造装置である。
以下、本発明の構造を第１図により説明する。
傾斜した金属ベルト１がプーリー２の回りに矢印の向き
に回転しており、該金属ベルトは冷却装置３により下面
から冷却されている。
に回転しており、該金属ベルトは冷却装置３により下面
から冷却されている。
溶融金属容器４の中に貯められた溶融金属が注入ノズル
５を介して、注入流６となって金属ベルト上に形成され
た溶融金属プール７の上に落下している。金属ベルト面
からの冷却により形成された凝固シェル８は、圧延ロー
ル９を介して、コイラー10に巻き取られている。
５を介して、注入流６となって金属ベルト上に形成され
た溶融金属プール７の上に落下している。金属ベルト面
からの冷却により形成された凝固シェル８は、圧延ロー
ル９を介して、コイラー10に巻き取られている。
ベルト上の溶融金属プールを囲んで設置された電磁力発
生用導体11には、高周波電源12から導電ケーブル13を介
して、電流が供給されている。なお、電磁力発生用導体
の鋳造方向に沿った長さは、溶融金属プール前縁72をカ
バーできるものであればよい。
生用導体11には、高周波電源12から導電ケーブル13を介
して、電流が供給されている。なお、電磁力発生用導体
の鋳造方向に沿った長さは、溶融金属プール前縁72をカ
バーできるものであればよい。
第２図に、この発明に係る薄板連続鋳造装置の平面図を
示す。
示す。
第３図に、この発明に係る薄板連続鋳造装置の鋳造方向
に垂直な断面図を示す。
に垂直な断面図を示す。
電磁力発生用導体11を流れる高周波電流により、溶融金
属プール７の中に、逆向きの電流が誘起され、これら両
電流の相互作用により溶融金属プールの側縁は電磁力発
生用導体11から反撥力を受けて、溶融金属プールからの
流出・拡散が防止される。
属プール７の中に、逆向きの電流が誘起され、これら両
電流の相互作用により溶融金属プールの側縁は電磁力発
生用導体11から反撥力を受けて、溶融金属プールからの
流出・拡散が防止される。
電磁力発生用導体と、金属ベルトおよび溶融金属プール
の間を絶縁するために、第４図に示すごとく、電磁力発
生用導体11の表面を、少なくとも絶縁被膜で被覆する。
また、耐摩耗耐熱性絶縁被膜14で被覆することが必要と
なる場合がある。
の間を絶縁するために、第４図に示すごとく、電磁力発
生用導体11の表面を、少なくとも絶縁被膜で被覆する。
また、耐摩耗耐熱性絶縁被膜14で被覆することが必要と
なる場合がある。
第５図は電磁力発生用導体11の断面図を示す。電磁力発
生用導体11を冷却するため、冷却水16を絶縁被膜15の内
側に流すことが必要となる場合がある。
生用導体11を冷却するため、冷却水16を絶縁被膜15の内
側に流すことが必要となる場合がある。
実施例 下記の実験により、第１図及び第２図の装置を用いて、
本発明の方法により、溶融金属プールの流動区域を規制
しうることを確認した。
本発明の方法により、溶融金属プールの流動区域を規制
しうることを確認した。
溶融金属：低融点合金（Pb、Sn、Bi） 溶融約 100℃、注入温度 130℃ 基 板 ：金属板（６mm厚） 傾斜角２゜ 底 格 ：20Ｖ、 600Ａ、２KHz この条件で約６kgの低融点合金の流下を止めることがで
きた。
きた。
発明の効果 この発明によれば、簡潔な構造で、溶融金属の流出を防
止しつつ高品質の金属薄板を連続鋳造できるので、発明
の効果は大である。
止しつつ高品質の金属薄板を連続鋳造できるので、発明
の効果は大である。
第１図は本発明実施例の立面図、第２図はその平面図、
第３図は第１図に示す装置の鋳造方向に垂直な断面図、
第４図はこの発明の実施態様を示す断面図、第５図はこ
の発明の電磁力発生用導体11の断面図、第６図は従来技
術の平面図である。 １……金属ベルト、２……プーリー、３……冷却装置、
４……溶融金属容器、５……注入ノズル、６……注入
流、７……溶融金属プール（湯溜り）、８……凝固シェ
ル、９……圧延ロール、10……コイラー、11……電磁力
発生用導体、12……高周波電源、13……導電ケーブル、
14……耐摩耗耐熱性絶縁被膜、15……絶縁被膜、16……
冷却水、20……側縁制御用移動磁界発生装置、21……後
縁制御用移動磁界発生装置、72……溶融金属プール前
縁。
第３図は第１図に示す装置の鋳造方向に垂直な断面図、
第４図はこの発明の実施態様を示す断面図、第５図はこ
の発明の電磁力発生用導体11の断面図、第６図は従来技
術の平面図である。 １……金属ベルト、２……プーリー、３……冷却装置、
４……溶融金属容器、５……注入ノズル、６……注入
流、７……溶融金属プール（湯溜り）、８……凝固シェ
ル、９……圧延ロール、10……コイラー、11……電磁力
発生用導体、12……高周波電源、13……導電ケーブル、
14……耐摩耗耐熱性絶縁被膜、15……絶縁被膜、16……
冷却水、20……側縁制御用移動磁界発生装置、21……後
縁制御用移動磁界発生装置、72……溶融金属プール前
縁。
Claims (1)
- 【請求項１】移動する金属ベルト上で溶融金属を片面凝
固させる薄板連続鋳造装置において、金属ベルト上の溶
融金属プールの外周に沿い、かつ溶融金属と直接接触す
る位置に、金属ベルト面に相対かつ接近させて、絶縁皮
膜で被覆した導電体を配設し、高周波電流を該導電体に
流す機構を設けて、注入される溶融金属を溶融金属プー
ル内に保持させるための電磁力が該導電体から発生する
ようにしたことを特徴とする薄板鋳造装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60155248A JPH0615098B2 (ja) | 1985-07-16 | 1985-07-16 | 薄板鋳造装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60155248A JPH0615098B2 (ja) | 1985-07-16 | 1985-07-16 | 薄板鋳造装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6216852A JPS6216852A (ja) | 1987-01-26 |
| JPH0615098B2 true JPH0615098B2 (ja) | 1994-03-02 |
Family
ID=15601768
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP60155248A Expired - Lifetime JPH0615098B2 (ja) | 1985-07-16 | 1985-07-16 | 薄板鋳造装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0615098B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2574550B2 (ja) * | 1991-04-12 | 1997-01-22 | 新日本製鐵株式会社 | 単ベルト方式連続鋳造装置 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE2722969A1 (de) * | 1976-05-24 | 1977-12-15 | Bailey Ltd C H | Schwimmdock |
| JPS6096353A (ja) * | 1983-10-27 | 1985-05-29 | Sumitomo Metal Ind Ltd | 薄鋳片の製造方法 |
-
1985
- 1985-07-16 JP JP60155248A patent/JPH0615098B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6216852A (ja) | 1987-01-26 |
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