JPH06150481A - カセツトオートチエンジヤ制御装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】所定のカセツト収納棚に収納された複数のカセ
ツトのなかから所定のカセツトを選択的に取り出し、記
録及び又は再生装置に搬送し装填するカセツトオートチ
エンジヤのセツトアツプ時に、第１のパラメータを設定
した後、当該第１のパラメータに従属した第２のパラメ
ータを所定の表示画面上で設定するカセツトオートチエ
ンジヤ制御装置において、一段と容易に設定し得るパラ
メータ及び設定し得ないパラメータを判断する。 【構成】パラメータ設定時の表示画面上における設定し
得るパラメータ及び設定し得ないパラメータの表示要素
を変化させるようにしたことにより、一段と容易に設定
状態を確認し得る。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【目次】以下の順序で本発明を説明する。 産業上の利用分野 従来の技術（図４及び図５） 発明が解決しようとする課題（図４及び図５） 課題を解決するための手段（図２及び図３） 作用（図２及び図３） 実施例（図１〜図３） 発明の効果

【０００２】

【産業上の利用分野】本発明はカセツトオートチエンジ
ヤ制御装置に関し、例えばカセツトオートチエンジヤの
構成に応じたセツトアツプを行う際に適用して好適なも
のである。

【０００３】

【従来の技術】従来、例えばカセツトオートチエンジヤ
においては、記録媒体としての磁気テープを内蔵した複
数のカセツトを収納する棚（以下これをビンと呼ぶ）が
設けられ、当該ビンに収納されたカセツトを必要に応じ
て選択的に取り出し、搬送装置によつて所定のビデオテ
ープレコーダ（ＶＴＲ）に搬送及び装填することによ
り、当該カセツトの磁気テープに対して所定の情報（映
像信号等）を記録又は再生するようになされたものが考
えられている（特願平3-315196号) 。この種のカセツト
オートチエンジヤにおいては、記録フオーマツトが異な
る複数種類のカセツト及び大きさの異なるカセツトを混
載し得るようになされている。

【０００４】また当該カセツトオートチエンジヤにおい
ては複数の入力ライン及び出力ラインの接続を切り換え
るスイツチヤが設けられており、当該スイツチヤの接続
状態に応じて複数のＶＴＲの出力信号をそれぞれ対応す
る出力チヤンネルから外部に出力すると共に、外部の映
像ソースから得られた映像信号をそれぞれ割り当てられ
た入力チヤンネルを介して対応するＶＴＲに入力するよ
うになされている。

【０００５】このような構成のカセツトオートチエンジ
ヤにおいては、所定のカセツト搬送制御装置からカセツ
トの搬送指令を入力することにより、ビン及びＶＴＲ間
で選択されたカセツトの送受を行うようになされてい
る。またＶＴＲ制御部に所定のコマンドをユーザが指定
することにより、当該ＶＴＲを録画、再生等の状態に制
御するようになされている。さらにスイツチヤを制御す
る際にはスイツチヤ制御装置によつてスイツチヤの入力
及び出力チヤンネルの接続を切り換えるようになされて
いる。

【０００６】このようにカセツトオートチエンジヤにお
いては、当該カセツトオートチエンジヤを構成する各装
置ごとに設けられた制御装置にそれぞれユーザがコマン
ドの発行を指定することにより各装置を制御するように
なされており、当該各装置の構成及び動作モードをセツ
トアツプ処理によつて設定し得るようになされている。

【０００７】ここでカセツトオートチエンジヤにおいて
は、例えばリモートコントロールプログラムソフト、再
生プログラムソフト及び記録プログラムソフトによつて
各種動作モードを実行する方法が考えられている。

【０００８】この３つのプログラムソフトには、それぞ
れユーザが任意に設定することができるセツトアツププ
ログラムが設けられており、当該セツトアツププログラ
ムに基づいてカセツトオートチエンジヤの構成及び動作
モード等のパラメータを種々設定し得るようになされて
いる。

【０００９】このセツトアツププログラムによつて各種
のセツトアツプを行う場合、モニタには例えば図４及び
図５に示すような設定画面が表示される。すなわち図４
及び図５はＶＴＲにおいて再生後にテープを巻き戻すか
否かを設定するためのセツトアツプ画面を示し、図４は
テープの巻き戻しを設定した場合を示す。

【００１０】この場合、ユーザは「ＹＥＳ」を指示する
指示部３にカーソルを合わせ、これをクリツクすること
によりテープの巻き戻しを設定することができる。ここ
でテープの巻き戻しを設定すると、巻き戻す目標位置を
「Inhibit DUR 」で表される目標位置設定部５において
設定するようになされている。

【００１１】すなわちユーザが指示部３を指定すると、
これに応じて目標位置設定部５の「分」及び「秒」を表
す数字の下部にカーソル６が表示され、ユーザは当該カ
ーソル６を設定しようとする数字の下に移動してこれを
設定するようになされている。

【００１２】またこれに対して図５はテープの巻き戻し
を設定しない場合を示し、ユーザは「ＮＯ」を指示する
指示部４にカーソルを合わせ、これをクリツクすること
によりテープの巻き戻しを設定しないようにすることが
できる。この場合、テープの巻き戻しが行われないこと
により、巻き戻す目標位置を設定する必要はなく、ユー
ザが指示部４を指定すると、これに応じて目標位置設定
部５からカーソル６が消え、目標位置を設定し得ない状
態であることが分かる。

【００１３】

【発明が解決しようとする課題】ところが、ユーザが指
示部４を指定して巻き戻しを設定しない状態とした場
合、目標位置設定部５のカーソル６が画面から消えた
り、又は目標位置設定部５に対してキー入力し得ない状
態となるだけの変化によつて、ユーザは当該目標位置を
設定し得ないことを判断しなければならず、当該目標位
置の設定が無効となつていることを容易に判断し得ない
問題があつた。

【００１４】本発明は以上の点を考慮してなされたもの
で、一段と容易に設定項目（パラメータ）の有効又は無
効を判断し得るカセツトオートチエンジヤ制御装置を提
案しようとするものである。

【００１５】

【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め本発明においては、所定のカセツト収納棚１３に収納
された複数のカセツトのなかから所定のカセツトを選択
的に取り出し、記録及び又は再生装置１６Ａ〜１６Ｄに
搬送し装填するカセツトオートチエンジヤ１０のセツト
アツプ時に、第１のパラメータ３１、３２を設定した
後、当該第１のパラメータに従属した第２のパラメータ
３３を所定の表示画面１２Ａ上で設定するカセツトオー
トチエンジヤ制御装置１２において、第１のパラメータ
３１、３２を設定した後、設定結果に基づいて表示画面
１２Ａの第２のパラメータ３３の表示要素を変化させる
ようにする。

【００１６】また本発明においては、カセツトオートチ
エンジヤ制御装置１２は、第１のパラメータ３１、３２
を設定した後、設定結果に基づいて表示画面１２Ａの第
２のパラメータ３３の表示色を変化させるようにする。

【００１７】

【作用】表示画面１２Ａ上において、設定し得るパラメ
ータ及び設定し得ないパラメータの表示要素を変化させ
ることにより、パラメータの設定状態を一段と容易に認
識することができる。

【００１８】

【実施例】以下図面について、本発明の一実施例を詳述
する。

【００１９】図１において１０は全体としてカセツトオ
ートチエンジヤを示し、カセツトオートチエンジヤ本体
１１、スイツチヤ２０及び外部制御装置１２によつて構
成されている。カセツトオートチエンジヤ本体１１は外
部制御装置１２の制御部１２Ｂから出力される制御信号
Ｓ１を内部制御装置１７に入力し、当該制御信号Ｓ１に
基づいてカセツト搬送装置１４、ＶＴＲ１６Ａ〜１６Ｄ
及びスイツチヤ２０を制御する。

【００２０】すなわち内部制御装置１７は制御信号Ｓ１
によつてカセツトの搬送を指示された場合、搬送指令信
号Ｓ４をカセツト搬送装置１４に送出することにより、
当該カセツト搬送装置１４を矢印ａで示す方向又はこれ
とは逆方向に移動し、複数のカセツトが収納されている
カセツト収納部１３及びＶＴＲ１６Ａ〜１６Ｄ間でカセ
ツトの送受を行う。

【００２１】カセツト収納部１３はカセツトを収納する
ビン（棚）が階層形成され、それぞれのビンには大きさ
の異なる３種類のカセツトを任意に収納することができ
る。すなわち各ビンは最も小さなカセツトをそれぞれ左
右に振り分けて２つずつ収納することができる。また各
ビンは中間の大きさでなるカセツト及び最も大きなカセ
ツトをそれぞれ１つずつ収納し得るようになされてい
る。また複数のビンごとにユニツトを形成し、当該ユニ
ツトごとに記録フオーマツトが同一のカセツトを収納す
るようになされている。

【００２２】このように大きさ及び記録フオーマツトの
異なるカセツトを混載したカセツト収納部１３から所定
のカセツトを搬送装置１４によつて抜き取り、ＶＴＲ１
６Ａ〜１６Ｄのいずれかに搬送及び装填することによ
り、カセツト収納部１３に収納されたカセツトを必要に
応じて選択的にＶＴＲ１６Ａ〜１６Ｄに装填することが
できる。

【００２３】ここでカセツト搬送装置１４のカセツト保
持部に近接してバーコード読取り装置１５が設けられて
おり、カセツト搬送装置１４によつて搬送するカセツト
に取り付けられたバーコードを読み取つて読取信号Ｓ５
として内部制御装置１７に送出することにより、搬送す
るカセツトの識別（ＩＤ）情報等を読み取ることができ
る。

【００２４】また内部制御装置１７は外部制御装置１２
からの制御信号Ｓ１によつてＶＴＲ１６Ａ〜１６Ｄの制
御を指示された場合、ＶＴＲ制御信号Ｓ３を対応するＶ
ＴＲ１６Ａ〜１６Ｄに送出することにより、当該ＶＴＲ
１６Ａ〜１６Ｄを録画、再生、早送り、巻戻し、頭出し
等の種々の動作状態に制御する。従つてＶＴＲ１６Ａ〜
１６Ｄはカセツト収納部１３から搬送及び装填されたカ
セツトに対して録画又は再生等を実行することができ
る。

【００２５】また内部制御装置１７は外部制御装置１２
からの制御信号Ｓ１によつてスイツチヤ２０の入出力ラ
インの接続を切り換える指示が入力された場合、スイツ
チヤ制御信号Ｓ２を出力することによりスイツチヤ２０
の接続状態を切り換えるようになされている。

【００２６】すなわちスイツチヤ２０は、１２チヤンネ
ルの入力ラインでなるインバス２０Ａ及び１２チヤンネ
ルの出力ラインでなるアウトバス２０Ｂを有し、入力ラ
イン及び出力ラインの接続を内部制御装置１７からのス
イツチヤ制御信号Ｓ２によつて切り換えることにより、
インバス２０Ａの各入力ラインに入力された信号をそれ
ぞれ対応するアウトバス２０Ｂの出力ラインから出力す
るようになされている。

【００２７】従つてＶＴＲ１６Ａ〜１６Ｄから出力され
る出力信号Ｓ１６Ａ〜Ｓ１６Ｄはスイツチヤ２０のイン
バス２０Ａの入力チヤンネルに入力されると共に、アウ
トバス２０Ｂの出力チヤンネルから出力される信号Ｓ２
６Ａ〜Ｓ２６ＤはＶＴＲ１６Ａ〜１６Ｄに入力される。

【００２８】ここで図２はモニタ１２Ａの表示画面に表
示されたカセツトオートチエンジヤ１０のセツトアツプ
画面を示し、例えばＶＴＲ１６Ａ〜１６Ｄの再生後にテ
ープを巻き戻すか否かを設定する「Rewind After Play
」設定部３０において「ＹＥＳ」を指定する指示部３
１又は「ＮＯ」を指定する指示部３２をカーソル２５で
クリツク指定することにより、再生後の巻き戻しを設定
するか否かを設定し得るようになされている。

【００２９】ここで図２はカーソル２５によつて指示部
３１を指定し、再生後の巻き戻しの実行を設定する場合
を示し、指示部３１は輝度又は色が変化することによつ
てカーソル２５によつてクリツク指定されたことを表し
ており、ユーザはこれに続いて巻き戻す際の目標位置
「Inhibit DUR 」を目標位置設定部３３において設定す
ることができる。

【００３０】すなわち目標位置設定部３３には、タイム
コードによつてテープの目標位置を表すようになされて
おり、ユーザがカーソル２５を当該タイムコードの
「分」を表す数字（Ｍ：Ｍ）及び「秒」を表す数字
（Ｓ：Ｓ）にカーソル２５を合わせることにより、当該
目標位置を任意に設定することができる。

【００３１】これに対して図３は巻き戻しの実行を設定
しない場合を示し、「ＮＯ」を指定する指示部３２は輝
度又は色が変化することによつてカーソル２５によつて
クリツク指定されたことを表している。ここで巻き戻し
を設定しない場合、目標位置設定部３３の設定は不必要
となり、当該目標位置設定部３３は設定し得ない無効状
態となる。

【００３２】従つて巻き戻しを設定しない指示部３２が
指定されると、これに応じて目標位置設定部３３を含む
領域３５の表示要素としての輝度が暗く変化することに
より、ユーザは当該目標位置設定部３３の設定が無効で
あることを判断することができる。

【００３３】以上の構成において、第１のパラメータ
（設定項目）について設定するか否かの指示をした際
に、当該指示に応じて従属した第２のパラメータがある
場合、当該第２のパラメータを設定し得る有効状態又は
設定し得ない無効状態を表示画面上の表示要素を変化さ
せることによつて可視表示することにより、ユーザは当
該モニタ１２Ａの表示画面によつて容易にセツトアツプ
状態を確認することができる。

【００３４】以上の構成によれば、設定し得るパラメー
タ及び設定し得ないパラメータの表示要素を変化させる
ことにより、一段と容易にセツトアツプ状態を確認し得
るカセツトオートチエンジヤ制御装置を得ることができ
る。

【００３５】なお上述の実施例においては、設定し得な
いパラメータを含む所定領域３５の輝度を暗くする場合
について述べたが、本発明はこれに限らず、表示画面上
の表示要素を変化させる方法として、表示を消す方法、
背景色を変化させる方法、パラメータを表す文字の色又
は輝度を変化させる方法、パラメータを表す文字を網掛
け表示する方法等、他の種々の方法を用いることがで
き、さらには設定し得る項目の表示要素を種々変化させ
るようにしても良い。

【００３６】また上述の実施例においては、ＶＴＲにお
ける再生後の巻き戻しを設定する場合について述べた
が、本発明はこれに限らず、他の種々の設定項目につい
ても本発明を適用することができる。

【００３７】

【発明の効果】上述のように本発明によれば、パラメー
タ設定時の表示画面上における設定し得るパラメータ及
び設定し得ないパラメータの表示要素を変化させるよう
にしたことにより、一段と容易に設定状態を確認し得る
カセツトオートチエンジヤ制御装置を実現できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明によるカセツトオートチエンジヤ制御装
置を示すブロツク図である。

【図２】モニタの表示画面を示す略線図である。

【図３】モニタの表示画面を示す略線図である。

【図４】従来のセツトアツプ時の表示を示す略線図であ
る。

【図５】従来のセツトアツプ時の表示を示す略線図であ
る。

【符号の説明】

１０……カセツトオートチエンジヤ、１２……外部制御
装置、１２Ａ……モニタ、１２Ｂ……制御部、２５……
カーソル、３０……巻き戻し設定部、３３……目標位置
設定部、３５……表示要素変化領域。

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】所定のカセツト収納棚に収納された複数の
   カセツトのなかから所定のカセツトを選択的に取り出
   し、記録及び又は再生装置に搬送し装填するカセツトオ
   ートチエンジヤのセツトアツプ時に、第１のパラメータ
   を設定した後、当該第１のパラメータに従属した第２の
   パラメータを所定の表示画面上で設定するカセツトオー
   トチエンジヤ制御装置において、 上記第１のパラメータを設定した後、上記設定結果に基
   づいて上記表示画面の上記第２のパラメータの表示要素
   を変化させるようにしたことを特徴とするカセツトオー
   トチエンジヤ制御装置。
2. 【請求項２】上記カセツトオートチエンジヤ制御装置
   は、 上記第１のパラメータを設定した後、上記設定結果に基
   づいて上記表示画面の上記第２のパラメータの表示色を
   変化させるようにしたことを特徴とする請求項１に記載
   のカセツトオートチエンジヤ制御装置。