JPH0615028B2 - 宇宙用二相流体ループ方式 - Google Patents
宇宙用二相流体ループ方式Info
- Publication number
- JPH0615028B2 JPH0615028B2 JP19055185A JP19055185A JPH0615028B2 JP H0615028 B2 JPH0615028 B2 JP H0615028B2 JP 19055185 A JP19055185 A JP 19055185A JP 19055185 A JP19055185 A JP 19055185A JP H0615028 B2 JPH0615028 B2 JP H0615028B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- accumulator
- liquid
- pressure
- temperature
- space
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Reciprocating Pumps (AREA)
- Feeding, Discharge, Calcimining, Fusing, And Gas-Generation Devices (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、人工衛星,フリーフライヤー,宇宙ステーシ
ョン等の熱制御に用いられる二相流体ループ方式に関
し、特にポンプ流入流体の蒸気量を減少する方式に関す
る。
ョン等の熱制御に用いられる二相流体ループ方式に関
し、特にポンプ流入流体の蒸気量を減少する方式に関す
る。
(従来の技術) 従来、この種の方式は、第2図に示す如く、ポンプ1の
手前に気液分離器10を挿入し、機械的に液体5と蒸気6
とを分離していた。
手前に気液分離器10を挿入し、機械的に液体5と蒸気6
とを分離していた。
(発明が解決しようとする問題点) 上述した従来の気液分離方式は、宇宙空間で使用するに
は気体と液体とを分離させるための力として遠心力等を
利用していた。この遠心力を生み出すために、気液分離
器10の中にモータを挿入しモータの回転によりプロペラ
を回転していた。そこで、従来方式ではモータを回転す
る電力が必要であり、その上にモータは重く形も大きい
から装置全体が重く大形になる。また、この従来方式に
は回転部分があるから、この部分からの液の漏れ等が起
き易い。そこで、従来方式は、信頼性が低かった。
は気体と液体とを分離させるための力として遠心力等を
利用していた。この遠心力を生み出すために、気液分離
器10の中にモータを挿入しモータの回転によりプロペラ
を回転していた。そこで、従来方式ではモータを回転す
る電力が必要であり、その上にモータは重く形も大きい
から装置全体が重く大形になる。また、この従来方式に
は回転部分があるから、この部分からの液の漏れ等が起
き易い。そこで、従来方式は、信頼性が低かった。
(問題点を解決するための手段) 前述の問題点を解決するために本発明が提供する宇宙用
二相流体ループ方式は、液体とこの液体の蒸気とが混合
してなる流体の温度及び圧力を検知する温度圧力検知器
と、この温度圧力検知器を通過した前記流体を一時貯え
るアキュムレータと、このアキュムレータの一部を満た
す不凝縮ガスを加熱し前記アキュムレータ内圧力を調整
するヒータと、前記アキュムレータ内圧力が前記流体の
前記温度における飽和圧力以上になるだけの熱を前記ヒ
ータに発生させるヒータ制御器とを備えてなる。
二相流体ループ方式は、液体とこの液体の蒸気とが混合
してなる流体の温度及び圧力を検知する温度圧力検知器
と、この温度圧力検知器を通過した前記流体を一時貯え
るアキュムレータと、このアキュムレータの一部を満た
す不凝縮ガスを加熱し前記アキュムレータ内圧力を調整
するヒータと、前記アキュムレータ内圧力が前記流体の
前記温度における飽和圧力以上になるだけの熱を前記ヒ
ータに発生させるヒータ制御器とを備えてなる。
(実施例) 次に本発明の実施例について図面を参照して説明する。
第1図は本発明の一実施例の構成を示す図である。この
実施例では、ポンプ1により液体5は還流されている。
アキュムレータ9の手前の温度圧力検知器3を冷却され
た液体5と蒸気6とが通過する。いま、温度圧力検知器
3での温度をT3,圧力をP3とし、温度T3での飽和圧力を
P3′とする。P3<P3′の場合、アキュムレータ9内に蒸
気が残るから、ヒータ4をオンにし、不凝縮ガス7の圧
力を上げ、アキュムレータ9内の圧力P3をP3′以上にす
る。圧力がP3′(飽和圧力)以上になると、アキュムレ
ータ9内の蒸気は液体にもどる。P3>P3′の場合には、
アキュムレータ9内に蒸気の混入はなく、ヒータ4をオ
ンにする必要はない。11は、アキュムレータ9内圧力上
昇時に流体が逆流するのを防止する弁である。
実施例では、ポンプ1により液体5は還流されている。
アキュムレータ9の手前の温度圧力検知器3を冷却され
た液体5と蒸気6とが通過する。いま、温度圧力検知器
3での温度をT3,圧力をP3とし、温度T3での飽和圧力を
P3′とする。P3<P3′の場合、アキュムレータ9内に蒸
気が残るから、ヒータ4をオンにし、不凝縮ガス7の圧
力を上げ、アキュムレータ9内の圧力P3をP3′以上にす
る。圧力がP3′(飽和圧力)以上になると、アキュムレ
ータ9内の蒸気は液体にもどる。P3>P3′の場合には、
アキュムレータ9内に蒸気の混入はなく、ヒータ4をオ
ンにする必要はない。11は、アキュムレータ9内圧力上
昇時に流体が逆流するのを防止する弁である。
(発明の効果) 以上説明したように、本発明は、アキュムレータ内の圧
力を調節することにより、蒸気を液体にもどす方式であ
るから、従来の機械的に液体と気体を分離する方式に比
べ、電力消費が少なく、可動部がなく液の漏れ等がない
から信頼性が高く、重量が軽いという点で優れている。
力を調節することにより、蒸気を液体にもどす方式であ
るから、従来の機械的に液体と気体を分離する方式に比
べ、電力消費が少なく、可動部がなく液の漏れ等がない
から信頼性が高く、重量が軽いという点で優れている。
第1図は本発明の一実施例の構成を示す図、第2図は従
来の宇宙用二相流体ループ方式を示す図である。 1……ポンプ、2……ヒータ制御器、3……温度圧力検
知器、4……ヒータ、5……液体、6……蒸気、7……
不凝縮ガス、8……液と蒸気の混合流体、9……アキュ
ムレータ、10……機械的気液分離器、11……逆流防止
弁。
来の宇宙用二相流体ループ方式を示す図である。 1……ポンプ、2……ヒータ制御器、3……温度圧力検
知器、4……ヒータ、5……液体、6……蒸気、7……
不凝縮ガス、8……液と蒸気の混合流体、9……アキュ
ムレータ、10……機械的気液分離器、11……逆流防止
弁。
Claims (1)
- 【請求項1】液体とこの液体の蒸気とが混合してなる流
体の温度及び圧力を検知する温度圧力検知器と、この温
度圧力検知器を通過した前記流体を一時貯えるアキュム
レータと、このアキュムレータの一部を満たす不凝縮ガ
スを加熱し前記アキュムレータ内圧力を調整するヒータ
と、前記アキュムレータ内圧力が前記流体の前記温度に
おける飽和圧力以上になるだけの熱を前記ヒータに発生
させるヒータ制御器とを備える宇宙用二相流体ループ方
式。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19055185A JPH0615028B2 (ja) | 1985-08-29 | 1985-08-29 | 宇宙用二相流体ループ方式 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19055185A JPH0615028B2 (ja) | 1985-08-29 | 1985-08-29 | 宇宙用二相流体ループ方式 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6251768A JPS6251768A (ja) | 1987-03-06 |
JPH0615028B2 true JPH0615028B2 (ja) | 1994-03-02 |
Family
ID=16259958
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19055185A Expired - Lifetime JPH0615028B2 (ja) | 1985-08-29 | 1985-08-29 | 宇宙用二相流体ループ方式 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0615028B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP4332487A4 (en) | 2021-04-28 | 2024-06-19 | Mitsubishi Electric Corporation | COOLING DEVICE AND COSMIC STRUCTURE |
-
1985
- 1985-08-29 JP JP19055185A patent/JPH0615028B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6251768A (ja) | 1987-03-06 |
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