JPH0614926A - 超音波診断装置 - Google Patents

超音波診断装置

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Publication number
JPH0614926A
JPH0614926A JP4173560A JP17356092A JPH0614926A JP H0614926 A JPH0614926 A JP H0614926A JP 4173560 A JP4173560 A JP 4173560A JP 17356092 A JP17356092 A JP 17356092A JP H0614926 A JPH0614926 A JP H0614926A
Authority
JP
Japan
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echo data
focus area
focus
ultrasonic
raster
Prior art date
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Pending
Application number
JP4173560A
Other languages
English (en)
Inventor
Takatoshi Okumura
貴敏 奥村
Toshio Shirasaka
俊夫 白坂
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP4173560A priority Critical patent/JPH0614926A/ja
Publication of JPH0614926A publication Critical patent/JPH0614926A/ja
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  • Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Ultrasonic Waves (AREA)
  • Ultra Sonic Daignosis Equipment (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 多段フォーカシングを行うにあたり、よりビ
ーム幅を絞って分解能に優れたよりシャープな画像を得
るようにする。 【構成】 多段フォーカシングでラスタ合成を行うにあ
たり、フォーカス領域のエコーデータだけでなくデフォ
ーカス領域のエコーデータを利用するようにする。例え
ば3段フォーカシングを行う場合、1段目はフォーカス
領域(1)だけでなくデフォーカス領域(2),(3)
のエコーデータを用い、2段目はフォーカス領域(5)
だけでなくデフォーカス領域(4),(6)のエコーデ
ータを用い、3段目はフォーカス領域(9)だけでなく
デフォーカス領域(7),(8)のエコーデータを利用
するようにする。ビーム幅をより絞ることが可能となる
ので分解能を向上することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、多段フォーカス機能を
有する超音波診断装置に関する。
【0002】
【従来の技術】超音波放射方向の任意の複数個所の異な
る位置にフォーカス領域を設定し、各フォーカス領域で
集束するように複数回の超音波スキャンを行って得られ
た各エコーデータを1つに合成処理するようにした多段
フォーカス機能を有する超音波診断装置が知られてい
る。
【0003】図5は多段フォーカス機能の動作を説明す
るもので、一例として3段フォーカス機能を備えた超音
波診断装置の動作を説明する。フェーズドアレイプロー
ブから成る超音波プローブ1から放射される超音波ラス
タは、図示しない制御部の制御の基に各々A,B,Cの
ように異なる深さ位置にフォーカス領域F1,F2,F
3が設定される。なお各フォーカス領域は、F1が近距
離フォーカス(Near),F2が中距離フォーカス
(Middle),F3が遠距離フォーカス(Far)
に各々設定されたものとし、各フォーカス領域を斜線で
示している。
【0004】プローブ1によって超音波スキャンが開始
されて、先ずAのようにフォーカス領域F1で集束した
ラスタAが形成され、次のスキャンでBのようにフォー
カス領域F2で集束したラスタBが形成され、続くスキ
ャンCのようにフォーカス領域F3で集束したラスタC
が形成される。そして各ラスタA,B,Cが合成される
ことにより、Tのように各フォーカス領域F1,F2,
F3がつなぎ合わされた細いビーム幅の1本のラスタT
が得られる。
【0005】ここで各ラスタA,B,Cは各フォーカス
領域F1,F2,F3で最もビーム幅が絞られることに
より最も有効なエコーデータが得られるが、寄与の度合
いは少ないものの各フォーカス領域を外れたデフォーカ
ス領域においてもエコーデータは得られる。例えばラス
タAではフォーカス領域F1(1)以外のデフォーカス
領域(4),(7)にもエコーデータは含まれており、
ラスタBではフォーカス領域F2(5)以外のデフォー
カス領域(2),(8)にもエコーデータは含まれてお
り、ラスタCではフォーカス領域F3(9)以外のデフ
ォーカス領域(3),(6)にもエコーデータは含まれ
ている。しかし従来においてはこれら各デフォーカス領
域の各データは何らラスタ合成には活用されていない。
【0006】超音波診断装置において、よりシャープな
画像を得るべく分解能を向上するには、超音波のビーム
幅を可能な限り絞ることが条件となるが、このビーム幅
は前記各ラスタのフォーカス領域のエコーデータによっ
て左右される。またこのビーム幅はプローブの口径とフ
ォーカス領域によって決定される値とによって制限され
てしまい、これ以上ビーム幅を絞ることは不可能であ
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このように多段フォー
カス機能を備えた従来の超音波診断装置では、超音波ビ
ーム幅を絞る上で一定の制限を受けるので、よりシャー
プな画像を得るのが困難になるという問題がある。
【0008】本発明は以上のような問題に対処してなさ
れたもので、よりビーム幅を絞ることを可能にして分解
能に優れたシャープな画像を得るようにした超音波診断
装置を提供することを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、超音波放射方向の複数個所の異なる位置に
フォーカス領域を設定し、複数回の超音波スキャンによ
る各エコーデータを1つに合成処理する多段フォーカス
機能を有する超音波診断装置において、複数回の超音波
スキャンにより得られた各フォーカス領域のエコーデー
タ及びフォーカス領域以外のエコーデータを格納する複
数の記憶手段と、前記記憶手段から各フォーカス領域の
エコーデータと共に各フォーカス領域以外のエコーデー
タを取出して両者を合成処理する演算手段とを備えたこ
とを特徴とするものである。
【0010】
【作用】複数のラスタを合成して1本のラスタを得る場
合、各フォーカス領域のエコーデータだけでなくデフォ
ーカス領域のエコーデータも利用して合成を行うように
する。これによってビーム幅をより絞ることが可能とな
るので、分解能を向上してよりシャープな画像を得るこ
とができる。
【0011】
【実施例】以下図面を参照して本発明の実施例を説明す
る。
【0012】図1は本発明の超音波診断装置の実施例を
示すブロック図で、1は超音波プローブで多数の振動子
が列状に配置されたフェーズドアレイプローブから構成
され、被検体2に対して超音波ビームを送波してエコー
データを受波する。3は駆動回路で超音波プローブ1に
電気信号を印加して駆動させるためのもの、4は受信回
路で各振動子ごとに受波されたエコーデータを整相加算
する等の必要な信号処理を行うためのもの、5はA/D
変換器でエコーデータをデジタル信号に変換するための
ものである。
【0013】6はデータ書込み補間部で複数のラインメ
モリ7A,7B…7Nと乗算器8とから構成され、後述
のような各ラスタのエコーデータを合成して補間処理を
行うものである。各ラインメモリはラスタの数に対応し
た数だけ設けられて、各々フォーカス領域のエコーデー
タと共にデフォーカス領域のエコーデータが格納(書込
み)される。一例として図2に示すように各々F1,F
2,F3にフォーカス領域を設定した3本のラスタA,
B,Cを形成する場合に例をとると、ラインメモリ7A
にはラスタAのフォーカス領域F1(1)のエコーデー
タと共にデフォーカス領域(4),(7)のエコーデー
タが格納される。またラインメモリ7BにはラスタBの
フォーカス領域F2(5)のエコーデータと共にデフォ
ーカス領域(2),(8)のエコーデータが格納され
る。更にラインメモリ7CにはラスタCのフォーカス領
域F3(9)のエコーデータと共にデフォーカス領域
(3),(6)のエコーデータが格納される。
【0014】乗算器8は各ラスタA,B,Cを1本のラ
スタに合成するとき、前記ラインメモリ7A,7B,7
Cに格納されている各フォーカス領域のエコーデータ及
びデフォーカス領域のエコーデータを読出して、各々を
例えば乗算処理して図2に示すような1本のラスタTを
合成する。
【0015】9はD.S.C(デジタル・スキャン・コ
ンバータ),10はD.S.C9の出力に基き超音波画
像を表示するCRTディスプレイ等から成るモニタであ
る。11はシステムコントローラでCPU(中央演算処
理装置)から構成されて全体の制御動作を司っており、
特に本実施例においてはラスタの合成がこの制御の基に
行われる。次に本実施例の作用を説明する。
【0016】超音波プローブ1から被検体2に対して超
音波スキャンを行うとき、先ず図2のAのようにフォー
カス領域F1で集束するようにラスタAを形成すること
により、フォーカス領域F1(1)のエコーデータと共
にデフォーカス領域(4),(7)のエコーデータを集
束してデータ書込み補間部6のラインメモリ7Aに格納
する。次に続くスキャンでBのようにフォーカス領域F
2(5)のエコーデータと共にデフォーカス領域
(2),(8)のエコーデータを収集してラインメモリ
7Bに格納する。同様にして次のスキャンでCのように
フォーカス領域F3(9)のエコーデータと共にデフォ
ーカス領域(3),(6)のエコーデータをラインメモ
リ7Cに格納する。
【0017】ここで各ラスタA,B,Cの合成を行うに
際し、例えば中距離LMのフォーカス領域F2(5)に
着目すると、本実施例ではラスタAのフォーカス領域F
2(5)のエコーデータと共にラスタA,Cのデフォー
カス領域(4),(6)のエコーデータが合成に用いら
れる。従ってシステムコントローラ11の制御の基に前
記各ラインメモリ7A,7B,7Cから前記各データが
読出されて乗算器8によって乗算処理が行われ、1本の
ラスタTが合成される。
【0018】図3のa,b,cは各々前記各ラスタA,
B,Cに対応した各領域(4),(5),(6)のビー
ムパターンを示すもので、これら各ビームパターンを合
成することにより、dのビームパターンが得られる。こ
れによってビーム幅Wが絞られたパターンが得られる。
この点従来のようにデフォーカス領域(4),(6)の
エコーデータを用いないで合成を行った場合には、その
ビームパターンはbのパターンそのものとなりビーム幅
はW′で示されたものとなる。
【0019】ここで本実施例の具体例として、フォーカ
ス領域F1=23mm,F2=31mm,F3=39m
mの各値に設定した3段フォーカシングを行って、各々
を31mmの深さ位置でビーム幅を観察することにより
図4のa,b,cのようなパターンが得られた。またこ
れら各ビームパターンを乗算処理することによりdのよ
うなビームパターンが合成された。この本実施例によれ
ば従来に比べ−20(dB)幅で約78%の音場を改善
することができ、これは約22%分解能を向上できたこ
とを示している。
【0020】このように本実施例によれば、3本のラス
タを1本のラスタに合成処理を行うにあたり、フォーカ
ス領域のエコーデータだけでなくデフォーカス領域のエ
コーデータも利用するようにしたので、ビーム幅をより
絞ることが可能となって分解能を向上することができ
る。従ってよりシャープな超音波画像を得ることができ
る。
【0021】なお本実施例では3段フォーカシングを行
う例で示したが、この段数は任意に設定することができ
る。また合成処理は乗算処理を行う例で示したが、これ
に限らず適当な重み付けを行って演算処理を行うような
他の手段によって実施することもできる。
【0022】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、多段
フォーカシングを行うにあたりフォーカス領域のエコー
データだけでなくデフォーカス領域のエコーデータも利
用してラスタ合成を行うようにしたので、よりビーム幅
を絞ることが可能となって分解能に優れたシャープな画
像を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の超音波診断装置の実施例を示すブロッ
ク図である。
【図2】本発明実施例によるラスタ合成の説明図であ
る。
【図3】本発明実施例によるラスタ合成の具体例の説明
図である。
【図4】本発明実施例によって得られたビームパターン
である。
【図5】従来例によるラスタ合成の説明図である。
【符号の説明】 1 超音波プローブ 6 データ書込み補間部 7A,7B…7N ラインメモリ 8 乗算器 11 システムコントローラ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 超音波放射方向の複数個所の異なる位置
    にフォーカス領域を設定し、複数回の超音波スキャンに
    よる各エコーデータを1つに合成処理する多段フォーカ
    ス機能を有する超音波診断装置において、複数回の超音
    波スキャンにより得られた各フォーカス領域のエコーデ
    ータ及びフォーカス領域以外のエコーデータを格納する
    複数の記憶手段と、前記記憶手段から各フォーカス領域
    のエコーデータと共に各フォーカス領域以外のエコーデ
    ータを取出して両者を合成処理する演算手段とを備えた
    ことを特徴とする超音波診断装置。
JP4173560A 1992-07-01 1992-07-01 超音波診断装置 Pending JPH0614926A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4173560A JPH0614926A (ja) 1992-07-01 1992-07-01 超音波診断装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4173560A JPH0614926A (ja) 1992-07-01 1992-07-01 超音波診断装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0614926A true JPH0614926A (ja) 1994-01-25

Family

ID=15962819

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4173560A Pending JPH0614926A (ja) 1992-07-01 1992-07-01 超音波診断装置

Country Status (1)

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JP (1) JPH0614926A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004073520A1 (ja) * 2003-02-18 2004-09-02 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. 超音波診断装置
JP2008142413A (ja) * 2006-12-12 2008-06-26 Aloka Co Ltd 超音波診断装置
CN100450443C (zh) * 2004-12-15 2009-01-14 深圳迈瑞生物医疗电子股份有限公司 基于双波束及合成孔径的接收方法

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WO2004073520A1 (ja) * 2003-02-18 2004-09-02 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. 超音波診断装置
CN100450443C (zh) * 2004-12-15 2009-01-14 深圳迈瑞生物医疗电子股份有限公司 基于双波束及合成孔径的接收方法
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