JPH0614886B2 - クッション体及びその製造方法 - Google Patents

クッション体及びその製造方法

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JPH0614886B2
JPH0614886B2 JP2187507A JP18750790A JPH0614886B2 JP H0614886 B2 JPH0614886 B2 JP H0614886B2 JP 2187507 A JP2187507 A JP 2187507A JP 18750790 A JP18750790 A JP 18750790A JP H0614886 B2 JPH0614886 B2 JP H0614886B2
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昇司 川村
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Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) この発明はベッドのマットレス、パッド、椅子などの人
体を載置し、医療上は褥瘡発生の防止の寄与するクッシ
ョン体とその製造方法に関する。
(従来の技術) 近時、波の上で浮遊する感覚を模倣して、体型に沿って
体重を支持するようにしたウォーターマットレスが各種
開発されている。
ウォーターマットレスの利点は、体型に沿い易すく利用
者の体重の分散支持が良好であること、と、水を使用し
ているから夏に涼しいこと、温熱ヒータを利用して冬は
暖かいこと、利用者の好みによるが波の上で寝るような
感触が心地良いことがあげられる。
ところが、ウォーターマットレスはバッグに多量の水を
密封するので重量が大きくなり寝室の床に負担をかける
こと、水洩れの対策が必要なこと、利用者の体重の移動
により波がおきることにより異音が生じるので波消し対
策が必要なことなどでコスト高になり、また寝返りがし
にくいなどの欠点がある。
(発明が解決しようとする問題点) この発明は、上記の事情によりなされたもので、その目
的とするところは、ウォーターマットレスの感触と同様
な性状を利用するが、重量を軽減し、水が洩れるおそれ
がなく、波の動きがないベッドのマットレス、パッド、
椅子などのクッションに使用され、褥瘡防止として寄与
するクッション体とその製造方法を提供することにあ
る。
[発明の構成] (問題点を解決するための手段及び作用) 上記問題点を解決するために、この発明は、発泡ポリウ
レタンフォームなどでなる発泡弾性体と、この発泡弾性
体に含まれた吸水性樹脂粉末に吸水膨潤させてなるゲル
物質とでなりこれらを袋状防水シートで被覆密封するこ
とによってクッション体を構成し、その製造にあたって
は、発泡性ポリウレタンフォームのウレタン原液である
ポリオールとイソシアネートを混合して発泡させる際に
このイソシアネートに予め吸水性樹脂粉末を混入させる
工程と、上記を混合した原液を型内に注入して発泡させ
る工程と、発泡成形後にこの成形品を袋状にした防水シ
ートに挿入するか又は防水シートで全体を被覆する工程
と、この防水シート内に水を供給し成形されたポリウレ
タンフォームに混入された吸水性樹脂粉末に吸水膨潤さ
せてゲル物質にする工程と、防水シートの給水栓を閉塞
するか又は防水シートの周縁をシールして密封するする
ことによりゲル物質の乾燥を防止する工程とで製造する
ことによって、薄く軽量で水洩れもなく反発力を有した
クッション体を提供できるようにした。
(実施例) 以下、この発明の一実施例を図面を参照して説明する。
第1図はこの発明に係るクッション体をマットレスの外
装体に設けた収容部に挿入した状態を示す斜視図であ
り、第2図は第1図のX−X′線の断面図を示すが、こ
のマットレスはスプリングユニットAと、スプリングユ
ニットAとの外側面に添設された保護層並びにクッショ
ン層Bと、これらを外装体Cで被覆しており、外装体C
は鏡地3とマチ地4で袋状に縫製されているもので上下
方向少なくとも一方面には第2の鏡地5と第2のマチ地
6があって、第1の鏡地3と第2の鏡地5との間に収容
部Dを設け第2のマチ地にファスナー7を設けてこの発
明に係るクッション体Eを3ケ挿脱自在としている。
図示しないが第2の鏡地5は化繊わたやウレタンフォー
ムを挾んだキルト層でもよい スプリングユニットAはスプリング1…を並列させ端輪
部分をヘリカルワイヤ2で連結している。
この発明に係るクッション体を第3図で示すが、ウレタ
ンフォーム8に水を吸収した球状ゲル物質9が無数に含
まれている状態にあり、これはウレタンフォーム8を袋
状にした防水シート10(例えば塩ビシート)で密封
し、給水口11より水を供給することにより給水栓12
で閉じる。
このゲル物質9は、吸水性樹脂のアクリル酸ビニールア
ルコール共重合体又はアクリル酸ソーダ重合体の粉末に
吸水させたもので、この粉末は吸水することによってそ
の体積が20倍乃至1000倍に膨潤させることが可能
である。
供給した水は主としてウレタンフォーム8に含まれた吸
水性樹脂粉末に吸収されゲル物質9となり残りの遊離水
がウレタンフォーム8そのものの気泡部分に吸収される
ことになるが、供給する水の量は吸水性樹脂が有する吸
水容量の1/4から1/40(四分の一から四十分の
一)を設定することが望ましく、遊離水が生じないよう
にし、万一袋状にした防水シート10が破損し水が洩れ
出ないようにしている。
このようにしたクッション体は同体積のウォーターマッ
トレスの重量の1/2(二分の一)以下にすることがで
きる。
このクッション体の製造方法は第4図で示すように発泡
性ポリウレタンフォームの発泡成形は、ウレタン原液で
あるポリオール液とイソシアネート液を混合して発泡さ
せるが、このイソシアネート液に予め上記吸水性樹脂粉
末を混入させておくもので上記両液を混合した原液を型
内に注入し(符号1)発泡成形後にこの成形品を袋状に
した防水シート10に入れる(符号2)、この防水シー
ト10内に水を供給した後に周縁をシールして密閉する
(符号3)。
ゲル物質9は、弾力性と反発性を有し、その各々はウレ
タンフォーム8内に存在してゲルそのものはプリン状で
あるから多数のゲル物質9によりこのクッション体に利
用者が横臥すると水に類似した感触が得られる。
またゲル物質9は、ウレタンフォーム8内に存在するか
ら利用者の荷重によってクッション体が圧潰してもウレ
タンフォーム8の弾力性,反発性により底ずきすること
が妨げられる。これはウォーターマットレスが利用者の
荷重によって荷重のかかった部位の水は周辺に排除され
て容易に底ずきすることに比較して有利な点である。
第5図に示すものは、第2図の収容部Dに挿入した3ケ
のクッション体Eを1ケとしたものであり、第6図に示
すものは、第2図の収容部Dを設けずにクッション体E
をスプリングユニットAと保護層並びにクッション層B
とを外装体Cで被覆したものである。
第7図に示すものは、クッション体Eをスプリングユニ
ットAの側面にも延長して配置したもので延長部分のク
ッション体E1はマットレス側面に身体が触れたときに
ウォーターマットレスに類似した感覚を増幅することに
寄与するもので全体をいっそうウォーターマットレスに
類似せしめる。
さらに、第8図に示すように本発明に係るクッション体
を使用したマットレスはリクライニング機構を有するベ
ッドに最適である。これはゲル物質9がウレタンフォー
ム8内に存在して移動がないために、背部や脚部を傾斜
させても水のみを封入したウォーターマットレスのよう
に水が移動してマットレスの作用を果たさないというよ
うなことがないからであり、これは本発明に係るクッシ
ョン体を使用したマットレスのウォーターマットレスと
の大きな差異である。
このクッション体は発泡成形したポリウレタンフォーム
を利用するものであるから、第9図で示すような椅子の
座部背部を一体にして成形したクッション体を発泡成形
時に所望形状の型により任意の形状とすることができ
る。
ウォーターを利用した従来の椅子は、その背凭れ部位に
ウォーターを封入した袋を数個上から順次掛止しぶら下
げた態様のものである。本発明に係るクッション体を使
用すればゲル物質9がウレタンフォーム8内に存在して
外部への流出がないから椅子の背部座部を一体にして成
形でき、且つゲル物質の体圧分散性能を維持してウォー
タークッションと同様な感触を得られる。
又、ウレタン原液の配合を調整することにより硬さの変
更が容易であるから第10図で示すように部分的にゲル
物質9の量を調整して成形できる。これは型内への原液
の注入方法を変えることによって部分的な硬度及び弾力
の変更が可能である。例えば型内にウレタン原液をトラ
バーサで移動可能なスプレー式で注入する際に性状の異
なるウレタン原液を制御しつつ注入すれば厚さ方向と幅
方向で硬さを変更することが出来る。
さらに、このクッション体の下面には図示しないが温熱
ヒータを設けることが望ましい。水を利用するから夏は
涼しく、冬は温熱ヒータにより暖かいクッション体にな
る。このクッション体はウレタンフォームを使用してい
るから一度暖めると容易に冷えない利点がある。
[発明の効果] 以上述べたようにこの発明は、発泡ポリウレタンフォー
ムなどでなる発泡弾性体と、この発泡弾性体に予め混入
された吸水性樹脂粉末に吸水膨潤させることにより、発
泡弾性体内部に分散して設けたゲル物質と、これらを被
覆密封した袋状防水シートでなるクッション体を構成
し、その製造にあたっては、発泡性ポリウレタンフォー
ムのウレタン原液であるポリオールとイソシアネートを
混合して発泡させる際に、このイソシアネートに予め吸
水性樹脂粉末を混入させる工程と、上記混合した原液を
型内に注入して発泡させる工程と、発泡成型後にこの成
型品を袋状にした防水シートに挿入するか又は防水シー
トで全体を被覆する工程と、この防水シート内に水を供
給し成型されたポリウレタンフォームに混入された吸水
性樹脂粉末に吸水膨潤させてゲル物質にする工程と、防
水シートの給水栓を閉塞するか又は防水シートの周縁を
シールして密封することによりゲル物質の乾燥を防止す
る工程とで製造するよるにした。
よってこの発明のクッション体によれば薄く軽量である
ものや、ウォーターマットレスの感触に近似したクッシ
ョン体を自在な形状に成型でき、ウォーターマットレス
の性質、すなわち、体圧分散性能を有しながら水の流出
と片寄りの欠点を克服し、水が洩れるおそれがなく、波
の動きがないベッドのマットレス、パッド、椅子などの
クッション体とその製造方法を提供できるものであり、
さらには利用者の体重を分散支持する上で有効であるか
ら寝たきりの患者や老人に褥瘡の発生を防止できる利点
を有する。
【図面の簡単な説明】
図面はこの発明の一実施例を示し、第1図はこの発明に
係るクッション体をマットレスに挿入した状態を示す斜
視図、第2図は第1図のX−X′線の断面図、第3図は
この発明に係るクッション体の断面図、第4図はこの発
明に係るクッション体の製造過程を示す説明図、第5
図,第6図,第7図はこの発明に係るクッション体をマ
ットレスに採用した場合の他の実施態様の断面図、第8
図はこの発明に係るクッション体を採用したマットレス
の実施態様を示す断面図、第9図は椅子に採用した実施
態様を示す断面図、第10図はこの発明に係るクッショ
ン体の他の実施例の断面図を各々示す。 符号A:スプリングユニット B:保護層並びにクッション層 C:外装体 D:収容部 E:クッション体 1:スプリング 2:ヘリカルワイヤ 3:鏡地 4:マチ地 5:第2の鏡地 6:第2のマチ地 7:ファスナー 8:ウレタンフォーム 9:ゲル物質 10:防水シート 11:給水口 12:給水栓
フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B32B 27/00 J 7258−4F K 7258−4F 27/18 Z 6122−4F 27/40 7258−4F

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】発泡ポリウレタンフォームなどでなる発泡
    弾性体と、この発泡弾性体に含まれた吸水性樹脂に吸水
    膨潤させてなるゲル物質とでなり、これらを袋状防水シ
    ートで被覆密封したことを特徴とするクッション体。
  2. 【請求項2】発泡性ポリウレタンフォームのウレタン原
    液であるポリオールとイソシアネートを混合して発泡さ
    せる際に、このイソシアネートに予め吸水性樹脂粉末を
    混入させる工程と、上記混合した原液を型内に注入して
    発泡させる工程と、発泡成形後にこの成形品を袋状にし
    た防水シートに挿入するか又は防水シートで全体を被覆
    する工程と、この防水シート内に水を供給し成形された
    ポリウレタンフォームに含まれる吸水性樹脂粉末に吸水
    膨潤させてゲル物質にする工程と、防水シートの給水栓
    を閉塞するか又は防水シートの周縁をシールして密封す
    るすることによりゲル物質の乾燥を防止する工程とでな
    るクッション体の製造方法。
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