JPH061485Y2 - 自動車用荷台 - Google Patents

自動車用荷台

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JPH061485Y2
JPH061485Y2 JP1990088949U JP8894990U JPH061485Y2 JP H061485 Y2 JPH061485 Y2 JP H061485Y2 JP 1990088949 U JP1990088949 U JP 1990088949U JP 8894990 U JP8894990 U JP 8894990U JP H061485 Y2 JPH061485 Y2 JP H061485Y2
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ski
lid
pressure contact
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roof
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JP1990088949U
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JPH0446951U (ja
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巖 安河内
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株式会社レックス
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  • Fittings On The Vehicle Exterior For Carrying Loads, And Devices For Holding Or Mounting Articles (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、一般にルーフキャリヤーたはスキーキャリヤ
ーと称する自動車用荷台に関する。
(従来の技術) 従来、この種の荷台としては、種々の構造を有するもの
が実用に供されている。それらの一例としては、車体屋
根を横切る方向に延び、かつ、その屋根の前後方向に所
定間隔で配置する複数(通常は一対)の支杆と、前記屋
根の両端に固定するための前記支杆の両端に設けた支脚
とフック部材とから成る荷台を挙げることができる。こ
うした荷台には、搭載物であるスキー等の長尺物を安定
的に保持するために前記支杆の長さ方向に所定間隔で複
数の凹状保持部を形成したもの、前記凹状保持部に代え
て締付バンドを保持部材としたもの、凹状保持部材と締
付バンドを併用したものなどがある。
(考案が解決すべき課題) 自動車走行時にも振動することがないようにスキー等を
車体屋根の荷台に安定的に保持するためには、荷台に弾
性材料から成る締付バンドを設けることが一般に行われ
ており、これは簡便な手段である。この場合、スキーを
荷台の本体上に置き、両端固定してある弾性締付バンド
と前記本体とによって、これを幅方向において挟持すれ
ばよく、締付バンドは、スキーのエッジまたは側面の一
つに圧接することになる。しかし、このような挟持方法
では圧接力がスキーに対して一方向からしか作用せず、
締付バンドがエッジに圧接する時は圧接力の作用方向が
不安定であり、側面に圧接する時は相互の接触面におけ
るスキーの横滑りを止めることが難しく、いずれにせ
よ、スキーの保持が必ずしも安定しないことが多い。も
とより、その保持を強くするために締付バンドをきつめ
にしたり、その幅を広くしたりして対処することも可能
である。ところが、きつめに調整した締付バンドではス
キーを挟持するための取り付け作業自体に労力を必要と
するようになり、また幅を広くすることは締付バンドの
みならず、荷台そのものの大型化にもつながるから経済
的にも得策ではない。
本考案の目的は、スキーを2つの側面から支えることが
可能な押圧部材を用いた自動車用荷台によって、従来技
術の有する上記欠点を解消することにある。
(課題を解決するための手段) 上記課題の解決を達成するための本考案は、車体屋根の
搭載物を挟圧保持するための挟持部材(3)を含み、挟
持部材(3)が前記屋根側に位置する本体(4)と、本
体(4)に対向位置し、かつ本体(4)に一端を枢着す
るとともに該一端の対向端において着脱自在に係合する
蓋体(5)とから成り、蓋体(5)には前記搭載物を本
体(4)と協働して挟圧するための、弾性材料により一
体成形した挟圧手段(7)を設けた自動車用荷台を前提
とする。
本考案は、前記前提構成において、挟圧手段(7)が、
蓋体(5)の長さ方向内面に沿って延び少なくとも蓋体
(5)に固定する板状の固定部(41)と、固定部(4
1)の下方にこれと対向して前記方向へ延び前記搭載物
に圧接するための略逆V字型の圧接面を有する板状の圧
接部(42)と、固定部(41)と圧接部(42)との
間の上下方向に延びる複数の板状のリブ(43)とから
成り、固定部(41)、圧接部(42)及び各リブ(4
3)がそれらの間に空間(47)を形成していることを
特徴とする。
(作用) 上述のように構成した本考案に係る自動車用荷台におい
ては、例えばスキーを挟圧保持するために本体(4)に
対して蓋体(5)を閉じて係合させたときに、挟圧手段
(7)のリブ(43)を十分な長さにしておくことでリ
ブ(43)を介してスキーに強い挟持圧力を作用させる
ことができる。また、挟圧手段(7)の圧接部(42)
を圧接すべきスキーの形状に倣って作ると大きな接触面
積が得られるばかりでなく、挟持圧力をスキーに対して
複数方向から作用させることができる。
(実施例) 本考案に係る実施例を図面に基づいて説明すると、以下
のとおりである。
第1図は、本考案に係る実施例であるスキーキャリヤー
1の側面図である。
自動車用荷台であるスキーキャリヤー1は、車体屋根
(図示せず)を横切る方向に延びる支杆2、支杆2の両
端部に位置する左右一対の挟持部材3、各挟持部材3の
一端縁に設けた支脚30および各挟持部材3から外側へ延
出するフック32とから成る。支杆2には挟持部材3が摺
動自在に嵌入している。挟持部材3は、支杆2に嵌入し
ている本体4と本体4に支杆2の長手方向中心寄りの一
端において枢着する蓋体5とを有し、蓋体5は、搭載物
であるスキー6を本体4と協働して挟圧するための挟圧
手段7を有する。
第1図におけるシキーキャリヤー1は、自動車屋根の前
後方向に適宜の間隔で一対を配置して使用する。各スキ
ーキャリヤー1の自動車屋根への取り付けは、まず、挟
持部材3を摺動させて左右一対のフック32の先端鉤状部
33が屋根のドリップエッジ(図示せず)にゆるく掛かる
程度の状態にし、そこで各挟持部材3を支杆2に固定ね
じ34(第2図参照)によって固定する。その後、フック
32を前記ドリップエッジに本格的に引っ掛け、締付ねじ
36(第2図参照)を締め込んでスキーキャリヤー1の自
動車屋根への取り付けを終える。この締め込みで底部に
クッション材35を有する支脚30が自動車屋根の両側にお
いて圧接状態となり、スキーキャリヤー1を屋根に確実
に固定することができる。
更に、第1図において、図の左側の挟持部材3が挟圧手
段7の1つによって搭載物であるスキー6を挟圧保持し
ている状態を鎖線により模式的に示し、図の右側の挟圧
部材3によって蓋体5が本体4との係合を解いて枢動
し、上方に開いた状態を示す。
スキー6はその幅方向断面を外形線のみで模式的に示し
てある。図示はしていないが、挟圧手段7を含めスキー
キャリヤー1の幅(車体の前後方向に一致する)は適宜
に定めればよく、一般的には30〜150mmの範囲の寸法で
製作してあるのが好ましい。
第2図は、第1図に対応する、スキーキャリヤー1の幅
方向の中心において見た支杆2の長手方向断面図であ
る。スキーキャリヤー1は、この断面に関し前記幅方向
が実質的に左右対称である。
蓋体5は、支杆2の中央寄りの一端が付勢バネ(図示せ
ず)をそなえた軸支ピン14によって本体4に開閉自在
に軸支され、前記付勢バネが蓋体5を開動方向に付勢し
ている。蓋体5が前記一端の対向端に係合顎18を有し、
顎18は一端が蓋体5に固定され、その対向端は自由端19
であって自由端19は鉤状を成し、自ら弾性変形して本体
の所定部位にスナップ係合する。こうしたスナップ係合
は、蓋体5において摺動ノブ20を操作穴21から指で操作
することによって解除することができる。ノブ20は、操
作穴21において右方向へ付勢バネ(図示せず)によって
付勢されており、それに抗して左方向へ摺動すると係合
顎18に当接して顎18に左方向への弾性変形による撓みを
生じさせ、本体4に対するスナップ係合を解除すること
ができる。盗難防止のためにそのスナップ係合の解除を
一時的に不能にするためのロック装置(図示せず)を本
体4の内面22に取付け、その施錠・解錠操作を孔23から
挿入した鍵の操作によってなすこともできるが、それに
ついての説明は割愛する。蓋体5に対し軸支ピン26によ
って軸支したカバー24や矢印Aの方向に開くことができ
るもので、カバー24は前記の孔23に対する目隠しになっ
ている。
また、第2図において、蓋体5が2個の挟圧手段7を左
右に並置するかたちで有し、本体4が各挟圧手段7に対
向する支持面25A、25Bを有し断面において略V字型を
成す支持部25を有している。これら2個の挟圧手段7の
使用態様は実質的に同じであるから、以下では、特にこ
とわらない限り、図の右側の挟圧手段7について説明す
る。
挟圧手段7は、天然ゴム、合成ゴム、エラストマー等の
弾性材料から成る一体成形品であって、蓋体5の長さ方
向内面に沿って延びる略平坦な板状の固定部41、固定部
41の下方にこれと対向して屈曲し略V字型を成す圧接部
42、固定部41と圧接部42との間の上下方向へ延びる板状
のリブ43とから成り、空気抵抗を軽減するため、挟持部
材3をその前後向において横切る方向へ貫通する空間47
を有しており、空間47は、固定部41、圧接部42及びリブ
43の各間にこれらによって形成されている。固定部41の
左右両端は、各蓋体5の内面に突出する左右一対のリブ
44の孔または切り欠き45に挿入し、これによって挟圧手
段7を蓋体5に固定する。固定部41の左右両端は僅かに
屈曲して、孔又は切り欠き45からの抜け止めになってい
る。左右のリブ44間にある複数のリブ46は、リブ44より
背が低く、固定部41の外面に当接してスキーを挟持した
ときの固定部41の変形を防止する。固定部41に対向配置
した圧接部42は平坦な当接面42Aと42B、及び両当接面
42A、42Bをつなぐ屈曲面42Cとから成る。当接面42A
と42Bとは図示のごとき断面図においてそれらの面を各
々上方に延長すると互いに交差して略逆V字型を成す。
図において左側の挟圧手段7で例示したように当接面42
A、42Bがスキー6の2つの面6A、6Bに各々当接
し、挟持部材3はスキー6を2方向から挟圧保持するこ
とができる。
ここで、図の左側の挟圧手段7を参照しながら、スキー
6の搭載手順について述べると、まず、摺動ノブ20を左
側へ摺動させ、蓋体5の本体4とのスナップ係合を解除
し、蓋体5を上方に枢動させて開く。スキー6は、その
幅方向を上下方向にして本体4の支持部25に立て掛け
る。蓋体5を閉じると係合顎18が弾性変形して自動的に
本体4にスナップ係合する。このとき、挟圧手段7の圧
接部42A、42Bが各々スキー6の面6A、6Bに当接
し、屈曲面42C、リブ43等が弾性変形しながら、本体4
の支持面25A、25Bと協働してスキー6を挟圧保持する
ことができる。この挟圧保持を適度な挟持圧力下でなす
ためには、挟圧手段7において、弾性材料の弾性、各部
の厚味と幅、リブ43の長さや位置、屈曲部42Cの形状、
圧接面42Aと42Bとの成す角度(換言すると、各面が水
平面と成す角度)やそれらの面積等を適宜に選択すれば
よい。圧接面42A、42Bのスキー6に対する圧接面積
は、挟圧手段7の幅方向の寸法のみならず、それに直交
する方向の寸法を大きくすることによって拡げることが
できる。特に後者の寸法を大きくしても、本体4や蓋体
5を大型化する必要がない。
付言すると、上述の搭載手順をスキーキャリヤー1のす
べての挟持部材3に対して適用する。また、挟持部材3
の自動車屋根への取り付けには支杆2やその他の図示部
材によらず、例えば、マグネット機構を介してこれを取
り付ける態様も実施可能である。
スキーキャリヤー1の主要な構成部材についていえば、
本体4、蓋体5、支脚30等は熱可塑性合成樹脂の射出成
形によって得ることができ、支杆2やフック32等は防錆
能力のある金属材料、支脚30のクッション材35は弾性材
料にすることが適当である。
(考案の効果) 本考案に係る自動車用荷台によれば、特異構成の挟圧手
段(7)によってスキー等の搭載物を確実に挟圧保持す
ることができる。特に挟圧手段(7)の圧接部(42)
を略逆V字型に形成してあるから、スキーを2方向から
挟圧保持することができて確実な保持のために効果的で
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の一実施例であるスキーキャリヤーの
側面図。 第2図は、第1図に対応する断面図。 1…自動車用荷台(スキーキャリヤー) 3…挟持部材 4…本体 5…蓋体 7…挟圧手段 14…軸支ピン 41…固定部 42…圧接部 43…リブ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】車体屋根の搭載物を挟圧保持するための挟
    持部材(3)を含み、挟持部材(3)が前記屋根側に位
    置する本体(4)と本体(4)に対向位置し、かつ、本
    体(4)に一端を枢着するとともに該一端の対向端にお
    いて着脱自在に係合する蓋体(5)とから成り、蓋体
    (5)には前記搭載物を本体(4)と協働して挟圧する
    ための、弾性材料により一体成形した挟圧手段(7)を
    設けた自動車用荷台において、 挟圧手段(7)が、蓋体(5)の長さ方向内面に沿って
    延び少なくとも蓋体(5)に固定する板状の固定部(4
    1)と、固定部(41)の下方にこれと対向して前記方
    向へ延び前記搭載物に圧接するための略逆V字型の圧接
    面を有する板状の圧接部(42)と、固定部(41)と
    圧接部(42)との間の上下方向に延びる複数の板状の
    リブ(43)とから成り、固定部(41)、圧接部(4
    2)及び各リブ(43)がそれらの間に空間(47)を
    形成していることを特徴とする前記荷台。
JP1990088949U 1990-08-24 1990-08-24 自動車用荷台 Expired - Lifetime JPH061485Y2 (ja)

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JPH0446951U JPH0446951U (ja) 1992-04-21
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6065156U (ja) * 1983-10-13 1985-05-09 精興工業株式会社 スキ−キヤリヤ−におけるスキ−保持装置

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JPH0446951U (ja) 1992-04-21

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