JPH0614845U - 空調対象室の温熱環境予告装置 - Google Patents

空調対象室の温熱環境予告装置

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JPH0614845U
JPH0614845U JP5838892U JP5838892U JPH0614845U JP H0614845 U JPH0614845 U JP H0614845U JP 5838892 U JP5838892 U JP 5838892U JP 5838892 U JP5838892 U JP 5838892U JP H0614845 U JPH0614845 U JP H0614845U
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air
thermal environment
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room
air conditioning
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利雄 林
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Takasago Thermal Engineering Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 空調対象室の温熱環境を意図的に変動させる
ゆらぎ空調において，在室者が環境変化を予測できる装
置を提供する。 【構成】 空調対象室の温熱環境を予めプログラムされ
た条件で変動させる空調システムにおいて，現在時刻以
降の該変動条件を表示するデイスプレイー装置を該空調
対象室に設置する。

Description

【考案の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】
本考案は，空調対象室に居る人に快適な温熱環境を提供する空調システムに関 する。
【０００２】
【従来の技術】
空調対象室の温湿度を予めプログラムされた条件で変動させる空調方式が既に 行われている。一定の温湿度に保つよりも，変動（ゆらぎ）を与えることによっ て知覚を刺激し，快適性を与えようとするものである。
【０００３】 このゆらぎ空調は，空調機から出る給気の温度を予めプログラムされたとおり に変化させるものであり，これは熱交換器における熱媒と空気の熱交換量をプロ グラムに従って変化させることによって一般に行われる。給気量を変動させるこ ともある。
【０００４】
【考案が解決しようとする課題】
かような温熱環境を変動させる空調では，人によっては温熱ストレスが増加す る場合もある。不測の変動がストレスを増加させることもあるからである。本考 案はこの課題を解決しようとするものである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】
本考案は，空調対象室の温熱環境を予めプログラムされた条件で変動させる空 調システムにおいて，現在時刻以降の該変動条件を表示するデイスプレイー装置 を該空調対象室に設置することによって，前記の課題を解決したものである。
【０００６】
【作用】
室内に設置したデイスプレイー装置に現在時刻以降に変動する室内温度が予め 表示されていると，人は自然に予測の行動をする（身構える）ようになり，温熱 ストレスが増加する時の「不快」感を減じるようになる。このため「快」を想起 しやすい快適空間を提供できる。
【０００７】 かような現象は日常の生活でも見られるところである。例えば，室内から室外 へ移動するときは，温度差を予想して自然に身構える（精神的な身構えのみなら ず生理的な変化も行っている）ことによって，実際の温度差による「不快」感を 減じている。寒い外に出るさいに日差しの暖かさを想い，雲間の日差しを期待す る等も身構えの一種であろう。このように，温熱環境の変化が予め予測できると きには，環境変化に伴うストレスを減じることができる。
【０００８】 ゆらぎ空調において，これから起きる変化を予測できれば，同様に環境変化に 伴うストレスが減じ，ゆらぎ空調本来の快適性を与えることができる。
【０００９】
【実施例】
図１は本考案の実施例を示したもので，１は空調対象室，２は空調機を示す。 空調機２には室内の空気が還気ダクトを経て循環され，必要に応じて外気も外気 ダクト４から取入れられる。空調機２では，これらの空気をフイルタ５で浄化し 熱交換器６で意図する温度に調整し，送風機７によって室内に給気する。８は給 気ダクト，９は空気吹出口を示す。
【００１０】 本例では熱交換器６は温水または冷水が通水するフインチューブ熱交換器を使 用しており，温冷水管路１０に介装した制御弁１１の開度調整を行うことによっ て給気温度をコントロールする。制御弁１１の開度調整は調節計１２によって行 われる。調節計１２には室内温度検出器１３が入力され，設定値と比較されたう えで制御弁１１に開度調整の指示値を出力する。そのさい，この調節計１２の指 示値（出力値）を調整器１４によって予めプログラムされた値に変動させる。
【００１１】 これによって，制御弁１１がプログラムに従って開度操作され，空調対象室１ では温熱環境が変動するゆらぎ空調が行われる。
【００１２】 本考案においては，かようなゆらぎ空調が行われている空調対象室１内にデイ スプレー装置１５を在室者が見える位置に取付ける。このデイスプレー装置１５ は図２に示すように，横軸に現在以降の時間，縦軸に温度を採り，現在温度の位 置１６を点灯表示すると共に，現在以降の温度の時間変化１７を表示する。
【００１３】 この予測される温度の時間変化の情報は，前記の調整器１４内のプログラム内 容をデイスプレー装置１５が入力することによって表示される。
【００１４】
【考案の効果】
以上のようにして，本考案によると在室者はデイスプレー装置の表示された現 在以降の温熱環境の変化を予め知ることができる。これにより，ゆらぎ空調を行 っている空調対象室内の人は環境変化に伴う温熱ストレスを減じることができ， また温熱ストレスが減少するときに生ずる「快」（これから涼しくなるといった 期待感など）を想起でき，快適環境を形成できる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本考案装置の実施例を示す機器配置系統図であ
る。
【図２】図１のデイスプレー装置の詳細を示す図であ
る。
【符号の説明】
１ 空調対象室 ２ 空調機 ３ 還気ダクト ６ 熱交換器 ７ 送風機 １０ 冷温水管路 １１ 制御弁 １２ 調節計 １３ 室内温度検出器 １４ 調整器 １５ デイスプレー装置 １６ 現在温度の点灯表示 １７ 現在以降の温度変化の予測表示

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項１】 空調対象室の温熱環境を予めプログラム
    された条件で変動させる空調システムにおいて，現在時
    刻以降の該変動条件を表示するデイスプレイー装置を該
    空調対象室に設置したことを特徴とする空調対象室の温
    熱環境予告装置。
JP1992058388U 1992-07-28 1992-07-28 空調対象室の温熱環境予告装置 Expired - Lifetime JP2553736Y2 (ja)

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