JPH06148455A - 光学部品の光結合方法 - Google Patents

光学部品の光結合方法

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JPH06148455A
JPH06148455A JP4298920A JP29892092A JPH06148455A JP H06148455 A JPH06148455 A JP H06148455A JP 4298920 A JP4298920 A JP 4298920A JP 29892092 A JP29892092 A JP 29892092A JP H06148455 A JPH06148455 A JP H06148455A
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JP
Japan
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optical
optical coupling
coupling
optical component
optical waveguide
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Withdrawn
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JP4298920A
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English (en)
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Koji Tsukamoto
浩司 塚本
Takeshi Ishizuka
剛 石塚
Tetsuzo Yoshimura
徹三 吉村
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Priority to US08/507,933 priority patent/US5581646A/en
Priority to US08/554,499 priority patent/US6017681A/en
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 光導波路、光ファイバ、レーザダイオード、
フォトダイオード等の光学素子を互いに光結合する光学
材料の光結合方法に関し、高精度なアライメントなし
に、効率よく光結合できる光結合方法を提供することを
目的とする。 【構成】 光ファイバ11を可動保持装置13に保持
し、光ファイバ12を固定部14に保持し、光ファイバ
11の光結合面11dと光ファイバ12の光結合面12
dとを当接させた後、アーク放電装置15等により光結
合部11eと光結合部12eとを溶融着させる。このと
き、可動保持装置13により光結合面11dと光結合面
12dとは自動的にアライメントされ、光結合される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は光学部品の光結合方法に
係り、特に、光導波路、光ファイバ、レーザダイオー
ド、フォトダイオード等の光学素子を互いに光結合する
光学部品の光結合方法に関する。
【0002】近年、光通信や光インターコネクション等
の光情報処理分野の発展に伴って、光ファイバや光学素
子等の光学部品間の光結合を容易に行いえる方法が要求
されている。
【0003】しかし、一方、光学部品間の光結合には高
い結合効率が求められており、高い結合効率を得るため
には光学部品間の光の電磁界分布を十分に整合させる必
要があり、光学部品間の接合部分において、光結合面の
径を一致させると同時に軸ずれ、角度ずれなどを小さく
する必要がある。このためには、光学部品同志を接合す
る場合に接合面を高度に位置合わせする必要があり、こ
れが、光学部品間の光結合を困難なものとしている。従
って、光学部品間の光結合を容易に行なうためには光学
部品の接合面間の位置合わせを簡単に行なえることが必
要となる。
【0004】
【従来の技術】図14は従来の一例の工程図を示す。同
図中、1,2は光ファイバを示す。光ファイバ1,2は
コア1a,2aより大きい屈折率を有するクラッド1
b,2bによりコア1a,2aの周囲を囲んだ構成とさ
れている。光ファイバ1と光ファイバ2とを光結合する
場合、図14(a)に示すように光ファイバ2を固定部
3に固定し、光ファイバ1を固定部3に対して高精度の
位置決めが可能なステージ4に固定する。
【0005】次に作業者が顕微鏡5等を見ながら、ステ
ージ4を移動させ、図14(b)に示すように光ファイ
バ1のコア1a端面と光ファイバ1のコア2aの端面と
が一致するように高精度な位置決めを行なう。
【0006】位置決め後、図14(C)に示すようにア
ーク放電装置6等により接合部分を溶融着させていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、従来の光学
部品の光結合方法は高精度な位置決めが必要となるた
め、光学部品間の光結合が容易には行なえない等の問題
点があった。
【0008】本発明は上記の点に鑑みてなされたもの
で、光学部品間の光結合を容易に、かつ光結合効率を高
く行ない得る光学部品の光結合方法を提供することを目
的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は母材と光結合部
を一体的に形成してなる第1の光学部品と、母材と光結
合部を一体的に形成してなる第2の光学部品とを光学的
に結合する光学部品の光結合方法において、前記第1の
光学部品と前記第2の光学部品とを相対的に移動自在に
保持し、前記第1の光学部品の光結合部の光結合面と、
前記第2の光学部品の光結合部の光結合面とを互いに対
向させ、前記第1の光学部品の光結合部の光結合面と、
前記第2の光学部品の光結合部の光結合面とを溶融着さ
せてなる。
【0010】
【作用】第1の光学部品と第2の光学部品とは光結合面
が溶融着され、光結合される。光結合面が溶融した際に
は溶融した部分に表面張力が働く。このとき、第1の光
学部品と第2の光学部品とは相対的に移動可能に保持さ
れているため、表面張力が溶融部分に働くことにより、
第1の光学部品と第2の光学部品とが相対的に移動す
る。表面張力は一般にその表面積を最小とするように働
くため、第1の光学部品と第2の光学部品とはその溶融
部分の表面積が最小となるように移動する。溶融部分の
表面積が最小となるのは、第1の光学部品及び第2の光
学部品とが最短距離で結合する場合で、従って、結合部
分にずれがない場合と考えられるため、光結合効率が最
も良好な状態で結合されることになる。
【0011】このように、第1の光学部品と第2の光学
部品とにずれがあっても溶融時の表面張力により自動的
にアライメントされ、光結合効率が良好な状態で、結合
することができる。
【0012】
【実施例】図1,図2は本発明の第1実施例の光結合工
程図を示す。同図中、11,12は第1の光学部品及び
第2の光学部品となる光ファイバを示す。光ファイバ1
1,12は光が閉じ込められるコア11a,12a,コ
ア11a,12aを同心円状に囲むクラッド11b,1
2b,クラッド11b,12bを同心円状に囲み、ファ
イバ表面を保護するジャケット11c,12cよりな
る。コア11a,12aの屈折率n11はクラッド11
b,12bの屈折率n12より大きい材料で構成されてお
り、ファイバ端面より入射される光はコア11a,12
aとクラッド11b,12bとの境界面で全反射され、
コア11a,12a内に閉じ込められ、ファイバ内を伝
搬する。
【0013】なお、コア11a,12a及びクラッド1
1b,12bの材料としては溶融着する光導波材料が用
いられる。
【0014】光導波材料としては、加熱によって溶融着
し、使用光に対して透明な材料であれば限定されない
が、特に有機材料やガラス材料が望ましい。例えば、有
機材料としては、ポリメチルメタクリレート、ポリスチ
レン、ポリエステル、ポリカーボネート、ポリオレフィ
ン、スチレン−メチルメタクリレート共重合体、スチレ
ン−アクリロニトリル共重合体、ポリ−4−メチルペン
テン−1,ポリ塩化ビニル等の熱可塑性樹脂を用いるこ
とができ、また、溶融着後に耐熱性や機械強度を改善す
る目的で、エポキシ樹脂、ポリイミド、架橋性ポリエス
テル、架橋性ポリアクリレート、シリコーン樹脂等の熱
又は光硬化性樹脂を用いることができる。さらにスチレ
ン、メタクリレート、アクリレート、アリル化合物、イ
ソシアネート化合物等の熱または光重合性モノマを用い
ることができる。それらの場合、熱や光によって重合が
速やかに開始するように、適宜、重合開始剤を添加して
も良い。また、材料の粘度、溶融温度、屈折率、透明性
などの物性を調整する目的で、適当な添加剤を用いても
よく、その場合、例えば、材料が液体であっても、粘度
を高めることにより融着可能となる。さらに、これまで
上げたような樹脂とモノマの混合組成物であってもよ
い。
【0015】ガラス材料としてはソーダガラス、パイレ
ックス、石英等を用いることができる。また、材料の溶
融温度、屈折率、透明性などの物性を調整する目的で、
適当な添加剤を用いてもよい。
【0016】光ファイバ11は可動保持装置13に固定
される。可動保持装置13は固定部13aと光ファイバ
11を保持する保持部13bとをバネ13cにより結合
し、保持部13bを固定部13aに対して可動自在に保
持している。光ファイバ11は保持部13bに固定さ
れ、固定部13aに対して移動可能に保持される。
【0017】可動保持装置13は光ファイバ12が固定
状態に保持される固定保持部14に対して移動可能な構
成とされており、光ファイバ11の光結合面11d(コ
ア11a及びクラッド11bの端面)と光ファイバ12
の光結合面12d(コア12a及びクラッド12bの端
面)との位置決めが可能な構成とされている。
【0018】光ファイバ11の光結合面11dと光ファ
イバ12の光結合面12dとの光結合を行なう場合には
可動保持装置13を固定保持部材14に対して移動さ
せ、図1(b)に示すように光ファイバ11の光結合面
11dと光ファイバ12の光結合面12dとをその面積
の少なくとも10%以上が重なるように互いに当接させ
る。光ファイバ11及び光ファイバ12が接触したとこ
ろで可動保持装置13の固定部13aを固定する。この
とき、互いの端面が正確に一致するように位置決めする
必要はない。
【0019】次に、図2(a)に示すように光ファイバ
11の光結合面11dと光ファイバ12の光結合面12
dとの接合部分をアーク放電等を利用した加熱装置15
により加熱し、コア11a及びコア12aを溶融させ
る。
【0020】コア11a,12a及びクラッド11b,
12bが溶融し、一体化することによりクラッド11
b,12bの表面に表面張力が作用する。表面張力はク
ラッド11b,12bの接合部側面の表面積をできるだ
け小さくしようと作用する。クラッド11b,12bと
の表面積はコア11aの中心線とコア12aの中心線と
が一致していれば最小となる。このため、コア11a,
12a及びクラッド11b,12bにはコア11aとコ
ア12aの中心線とを一致させるような力が作用するこ
とになる。
【0021】ここで、光ファイバ12は固定保持部14
により固定され、光ファイバ11は可動保持部13bに
保持され、移動可能とされている。従って、光ファイバ
11に光ファイバ11及び光ファイバ12の中心線を一
致させる力が作用し、光ファイバ11が矢印X方向に移
動して、光ファイバ11と光ファイバ12の中心線が一
致する。ここで、加熱を停止させることにより光ファイ
バ11と光ファイバ12とをその中心線が一致した状態
で、結合させることができる。光ファイバ11及び光フ
ァイバ12の中心線が一致した状態では光結合面11
d,12dに軸ずれ及び角度ずれがないため、光の結合
効率が高い状態となる。このように、光ファイバ11を
移動可能に保持する可動保持装置13で保持して、光フ
ァイバ11の光結合面11dと光結合面12dとを当接
させ、溶融着させることにより溶融着時の表面張力によ
り自動的にアライメントされるため、高精度のアライメ
ント作業を実施しなくとも光結合効率の高い光結合を行
なえる。
【0022】なお、コア11a,12a及びクラッド1
1b,12bを疎水性材料(有機材料で分子中に−OH
基、−COOH基を持つもので例えば、ポリビニルアル
コール、ポリフェノール、ポリビニルフチラール、ポリ
ビニルホルマール、これらの共重合体等を示す)で構成
又は疎水性処理(疏水性材料を表面にコーティング)
し、ジャケット11c,12cを親水性材料(有機材料
で分子中に−OH基、−COOH基を持たず(少ない)
−Fを持つもので、例えばフッ素樹脂、ポリスチレン、
ポリカーボネート、シリコーン樹脂等を示す)又は親水
性処理(親水性材料を表面にコーティング)することに
より、親水性材料と疎水性材料とは互いに親みにくいた
め、コア11a,12a及びクラッド11b,12bが
ジャケット11c端面に広がってしまうことがなく、光
学的に連続したコア11a,12a及びクラッド11
b,12bが形成される。
【0023】図3は本発明の第2実施例の断面図を示
す。同図中、16,17は光導波路板、16a,17a
はクラッドを示す。母材16a,17aは図1,図2で
説明したクラッド11b,12bに対応し、光導波路1
6b,17bはコア11a,12aに対応した材料で構
成される。母材16a,17a表面からは複数の光導波
路16b,17bが突出している。 母材16aは可動
保持ステージ18を構成する可動保持部18aに保持さ
れる。母材17aは固定保持ステージ19に保持され
る。
【0024】複数の光導波路16bと複数の光導波路1
7bとを対向させ、溶融着させることにより、図1,図
2で説明したように光導波路16b,17bの溶融時に
生じる表面張力により自動的にアライメントが行なわ
れ、光導波路16b,17bが光結合され、高効率の光
結合が実施される。なお、本実施例では光導波路板16
は可動保持ステージ18に保持されているが、光導波路
板16を光導波路板17上に互いの光導波路16b,1
7bが対向するように非固定状態で載置して、溶融着を
行なっても良い。光導波路板16は非固定状態であるた
め光導波路板17上で移動して自動的にアライメントが
行なわれる。
【0025】図4は本発明の第3実施例の断面図、図5
に本発明の第3実施例の斜視図を示す。同図中、21は
第1の光学部品となる光導波路板、22は第2の光学部
品となる光導波路板を示す。
【0026】光導波路板21は母材21a上に光導波路
21bを形成した構成とされている。光導波路板21の
光導波路21b上には光結合を行なうべき位置に光結合
部21cが形成されている。光結合部21cは光導波路
21bと同一の材料で構成され、母材21aに光導波路
21bを形成した後、塗布され、形成される。
【0027】光導波路板22は母材22a上に光導波路
22bを形成した構成とされている。光導波路板22の
光導波路22b上には光導波路板21の光導波路21b
上に形成された光結合部21cに対応する位置に光結合
部22cが形成されている。光結合部22cは光導波路
22bと同一材料で構成され、光導波路22b上に塗布
することにより、形成される。
【0028】図6は本発明の第3実施例の光結合工程図
を示す。まず、図6(A)に示すように光導波板22を
光結合部22cが上方を向くように略水平に固定し、図
6(B)に示すように光導波板22上に光導波板21を
光結合部21cの光結合面21dと光導波板22の光結
合部22cの光結合面22dとが互いに略対向するよう
に載置する。なお、このとき、光結合面21dと光結合
面22dとが若干ずれてもよい。
【0029】次に図6(C)に示すように光結合部21
c,22cを溶融着して、光導波路21bと光導波路2
2bとを結合する。このとき、光導波板21は光導波板
22上に載置されただけであるため、光結合部21c,
22cが溶融した際にその表面張力により自動的に位置
決めされ、光結合部21c,22cを確実に、かつ、高
効率に光結合することができる。
【0030】図7は本発明の第4実施例の斜視図を示
す。同図中、50は光導波板を示す。光導波板50は母
材51上は光導波路52a,52bを形成してなる。
【0031】光導波路52a,52bの光結合部分はエ
ッチング等で母材51を食刻することにより母材51表
面より突出し、光結合面52a-1,52b-1が形成され
ている。
【0032】光結合面52a-1にはフォトダイオードP
1 が光結合し、光結合面52b-1にはレーザダイオー
ドLD1 が光結合する構成とされている。
【0033】図8は本発明の第4実施例の光結合工程図
を示す。なお、フォトダイオードPD1 及びレーザダイ
オードLD1 とで光結合方法は同一であるため、ここで
は、レーザダイオードLD1 の光結合方法について説明
する。
【0034】まず、図8(A)に示すように光導波板5
0を光結合面52b-1が略水平となるように載置する。
【0035】次に図8(B)に示すようにレーザダイオ
ードLD1 をその光結合面53の10%以上が光導波路
52bの光結合面52b-1と突合うようにフリーな状態
で載置する。
【0036】次に図8(C)に示すように前述した加熱
方法により光結合部54を加熱する。このとき、LD1
は光結合面52b-1上にフリーな状態で載置されている
ため、加熱により光結合部54が溶融した際に光結合部
54に生じる表面張力によりレーザダイオードLD1
光結合面52b-1に対して自動的に調芯され、図8
(D)に示すようにレーザダイオードLD1 の光結合面
53と光導波路52bの光結合面52b-1とが一致して
溶融着される。このように、レーザダイオードLD 1
光導波路52bとをずれなく光結合させることができる
ため、確実、かつ、高効率な光結合が行なえる。
【0037】図9に本発明の第5実施例の斜視図を示
す。同図中、61,62は光導波板、63は光ファイ
バ、PD1 は発光ダイオードを示す。本実施例は光導波
板52と光導波板61とを光結合すると共に光導波板6
1と光ファイバ63、発光ダイオードPD1 とを光結合
する。
【0038】光導波板62は母材62a内に光導波路6
2bを形成してなり、光導波路62b上には光結合部6
2cが光導波路62bより突出して形成されている。光
結合部62cは光導波路62bと同一材料を塗布して形
成される。
【0039】光導波路61は母材62a内に光導波路6
2bを形成してなり、光導波板62に光結合する。光導
波路61bには光導波板61の一面から他面に貫通する
光導波路61b-1及び一面上に形成された光導波路61
-2がある。
【0040】光導波路61b-1は光導波板61の一面に
光導波路61b-1と同一材料を塗布することにより光結
合部61c-1が形成され、光結合部61c-1には光ファ
イバ63、発光ダイオードPD2 が光結合し、光導波路
61b-1は光導波板61の他面で光導波板62の光導波
路62b-1と光結合する。
【0041】光導波路61b-2は光導波路62b-2と光
結合される。
【0042】光導波板61と光導波板62とは第3実施
例で説明した工程により高効率に光結合する。また、光
導波路61とが光ファイバ63は第1実施例で説明した
ような工程で光結合部61c-1と高効率に光結合され
る。また、発光ダイオードPD 2 は第4実施例で説明し
た工程で光結合部61c-1と高効率に光結合される。以
上のように複数の光学部品を積層して光結合することも
容易に行ない得る。図10は本発明の第6実施例の斜視
図を示す。同図中、71は光導波板を示す。光導波板7
1は母材71a内に光導波路71bを形成してなり、光
導波路71bは母材71a端面より突出し、光結合部7
1cを形成している。光結合部71cは例えば、母材7
1a端面をエッチングすることにより形成される。な
お、光結合部71cは塗布することにより形成してもよ
い。
【0043】光結合部71cには光ファイバ72、レー
ザダイオードLD2 が光結合される。
【0044】図11は本発明の第7実施例の光結合工程
図を示す。光ファイバ72及びレーザダイオードLD2
とは略同一の工程で光結合されるため、ここでは光ファ
イバ72の光結合工程についてのみ説明する。
【0045】まず、図11(A)に示すように光ファイ
バ72は図1で説明した可動保持装置13と略同様な構
成で光ファイバ72を矢印Y方向に移動可能とする可動
保持部73で保持し、図11(B)に示すように光結合
部71cと互いに光結合面の最低10%が対向するよう
に突当てる。
【0046】次に図11(C)に示すように光ファイバ
73と光結合部71cとを溶融着する。このとき、光フ
ァイバ72は矢印Y方向に移動可能に保持されているた
め、溶融着時に表面張力により自動調芯され、確実、か
つ、高効率に光結合される。図12は本発明の第7実施
例の斜視図を示す。同図中、81はフォトダイオードア
レイ、91は光導波板を示す。フォトダイオードアレイ
81は半導体基板81a上に複数のフォトダイオード8
1bを形成してなる。光導波板91は母材91a上に光
導波路91bをフォトダイオード81bに対応して形成
してなる。
【0047】フォトダイオード81bには光結合部81
cが塗布される。光結合部81cは熱可塑性又は光硬化
性ポリマ材よりなる。
【0048】光導波板91には光結合部81cに対応し
てその周囲とは表面処理が異なる親水性又は疎水性等の
表面処理が施された表面処理部91cが形成される。
【0049】なお、表面処理はフォトダイオードアレイ
81及び光導波板91の両方の施してもよい。また、光
結合部もフォトダイオードアレイ81側だけでなく光導
波板91側に形成しても、フォトダイオードアレイ81
及び光導波板91の両方に形成してもよい。
【0050】さらに、表面処理は光結合面でなくその周
囲に施す構成としてもよい。
【0051】図13は本発明の第7実施例の光結合工程
図を示す。
【0052】まず、図13(A)に示すように光導波板
91を光導波路91bが上方を向くように略水平に載置
し、図13(B)に示すようにフォトダイオードアレイ
81を光導波板91上に光結合部81cが光導波路91
bに対向するように載置する。
【0053】次に図13(C)に示すように光結合部8
1cを溶融させる。光結合部81cが溶融するとその表
面張力によりフォトダイオードアレイ81が矢印X方向
に移動して、光結合部81cと表面処理部91cとの位
置決めが行なわれ、光結合部81cと表面処理部91c
とが溶融着し、図13(D)に示すようにフォトダイオ
ードアレイ81と光導波板91とが光結合される。
【0054】以上のような工程によりフワトダイオード
アレイ8と光導波板91とは自動的に位置決めが行なわ
れ、確実、かつ、高効率に光結合が行なわれる。
【0055】なお、本発明の光結合方法で光結合が可能
な光学部品は第1乃至第7実施例で上げられたものに限
ることはない。
【0056】また、光学部品の組み合わせも第1乃至第
7実施例で上げたものに限られることはない。
【0057】
【発明の効果】上述の如く、本発明によれば、光結合し
ようとする第1及び第2の光学部材を相対的に移動可能
に保持することにより、第1及び第2の光学部品を溶融
着する際に働く表面張力によりアライメントを自動的に
行なうことができるため、高精度のアライメントが不要
となり、簡単に高効率の光結合を行なうことができる等
の特長を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の光結合工程図である。
【図2】本発明の第1実施例の光結合工程図である。
【図3】本発明の第2実施例の断面図である。
【図4】本発明の第3実施例の断面図である。
【図5】本発明の第3実施例の斜視図である。
【図6】本発明の第3実施例の光結合工程図である。
【図7】本発明の第4実施例の斜視図である。
【図8】本発明の第4実施例の光結合工程図である。
【図9】本発明の第5実施例の斜視図である。
【図10】本発明の第6実施例の斜視図である。
【図11】本発明の第6実施例の光結合工程図である。
【図12】本発明の第7実施例の斜視図である。
【図13】本発明の第7実施例の光結合工程図である。
【図14】従来の一例の工程図である。
【符号の説明】
11 光ファイバ 11a,12a コア 11b,12b クラッド 11c,12c ジャケット 12 光ファイバ 13 可動保持装置 13a 固定部 13b 可動保持部 13c バネ 14 固定保持装置

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光結合面(11d;21d)が形成され
    た光導波部(11a,11b;21b)を有する第1の
    光学部品(11;21)と、光結合面(12d;22
    d)が形成された光導波部(12a,12b;22bを
    有する第2の光学部品(12;22)とを光学的に結合
    する光学部品の光結合方法において、 前記第1の光学部品(11;21)と前記第2の光学部
    品(12;22)とを相対的に移動自在に保持し、前記
    第1の光学部品(11;21)の光導波部(11a,1
    1b;21b)の光結合面(11d;21d)と、前記
    第2の光学部品(12;22)の光結合部(12a)の
    光結合面と互いに対向させ、前記第1の光学部品(1
    1;21)の光導波部(11a,11b;21b)の結
    合面(11d;21d)と、前記第2の光学部品(1
    2;22)の光導波部(12a,12b;22b)の光
    結合面(12d;22d)とを溶融着させることを特徴
    とする光学部品の光結合方法。
  2. 【請求項2】 前記第1の光学部品(11;21)を移
    動自在に保持し、前記第2の光学部品(12;22)を
    固定状態に保持したことを特徴とする請求項1記載の光
    学部品の光結合方法。
  3. 【請求項3】 前記第2の光学部品(22)はその光結
    合面(22d)を上向きに固定し、前記第1の光学部品
    (21)は、その光結合面(21d)を前記第2の光学
    部品(22)の光結合面(22d)に対向させ、前記第
    2の光学部品(22)上に載置したことを特徴とする請
    求項1又は2記載の光学部品の光結合方法。
  4. 【請求項4】 前記第1の光学部品(11;21d)及
    び前記第2の光学部品(12)の光導波部(11a,1
    1b;12a,12b)の光結合面(11d;12d)
    は非結合面より突出した構成であることを特徴とする請
    求項1乃至3のいずれか一項又は2記載の光学部品の光
    結合方法。
  5. 【請求項5】 前記第1の光学部品(11)及び前記第
    2の光学部品(12)の前記光結合部(11a,12
    a)の光結合面と非結合面とで、表面処理を親水性と疎
    水性とに異ならせたことを特徴とする請求項1乃至4の
    いずれか一項記載の光学部品の光結合方法。
  6. 【請求項6】 前記第1の光学部品(11)及び前記第
    2の光学部品(12)の光導波部(11a,12a)の
    光結合面(11d,12d)は、光導波部(11a,1
    2a)に光結合材料を付与することにより形成したこと
    を特徴とする請求項1乃至5記載の光学部品の光結合方
    法。
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