JPH06148318A - バイスタティックレーダ装置 - Google Patents
バイスタティックレーダ装置Info
- Publication number
- JPH06148318A JPH06148318A JP29515892A JP29515892A JPH06148318A JP H06148318 A JPH06148318 A JP H06148318A JP 29515892 A JP29515892 A JP 29515892A JP 29515892 A JP29515892 A JP 29515892A JP H06148318 A JPH06148318 A JP H06148318A
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- JP
- Japan
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- transmission
- wave
- receiver
- receiving
- radar device
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】この発明の目的は、送信波形が自己の制御によ
らずに変化する送信源を用いて、受信装置のみで目標を
検出可能なバイスタティックレーダ装置を提供すること
にある。 【構成】この発明は、送信源と受信点が離隔しているバ
イスタティックレーダ装置において、前記送信源から直
接到来する直接波より遅れて到来する反射波を受信する
受信手段と、この手段で受信された反射波の信号を通し
て目標反射信号を検出する相関フィルタと、この相関フ
ィルタの特性を前記送信源の送信波形に基づいて変更す
る特性変更手段とを具備して構成される。
らずに変化する送信源を用いて、受信装置のみで目標を
検出可能なバイスタティックレーダ装置を提供すること
にある。 【構成】この発明は、送信源と受信点が離隔しているバ
イスタティックレーダ装置において、前記送信源から直
接到来する直接波より遅れて到来する反射波を受信する
受信手段と、この手段で受信された反射波の信号を通し
て目標反射信号を検出する相関フィルタと、この相関フ
ィルタの特性を前記送信源の送信波形に基づいて変更す
る特性変更手段とを具備して構成される。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、送信源と受信点が離
隔しているバイスタティックレーダ装置に関する。
隔しているバイスタティックレーダ装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来のバイスタティックレーダ装置は、
機器の一部として送信源を有しており、送信波形及び送
信タイミングは自身で制御できることが前提となってい
た。これに対し、送信波形が変わらないことを前提に、
送信ビームを方位面で回転する他のレーダ装置を送信源
として、受信装置のみで目標を検出する受信センサを用
いるものも案出されている。
機器の一部として送信源を有しており、送信波形及び送
信タイミングは自身で制御できることが前提となってい
た。これに対し、送信波形が変わらないことを前提に、
送信ビームを方位面で回転する他のレーダ装置を送信源
として、受信装置のみで目標を検出する受信センサを用
いるものも案出されている。
【０００３】しかしながら、いずれも送信源の送信波形
が既知であることもしくは同一波形が継続することが前
提になっており、送信波形が時間的に変化するような送
信源によるバイスタティック化は不可能であった。特
に、送信源として自己の機器以外を用いることは極めて
困難であった。
が既知であることもしくは同一波形が継続することが前
提になっており、送信波形が時間的に変化するような送
信源によるバイスタティック化は不可能であった。特
に、送信源として自己の機器以外を用いることは極めて
困難であった。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】以上述べたように、従
来のバイスタティックレーダ装置では、送信波形が時間
的に変化するような送信源によるバイスタティック化は
不可能であり、特に自己の制御の及ばない送信源の利用
は極めて困難であった。
来のバイスタティックレーダ装置では、送信波形が時間
的に変化するような送信源によるバイスタティック化は
不可能であり、特に自己の制御の及ばない送信源の利用
は極めて困難であった。
【０００５】この発明は上記の課題を解決するためにな
されたもので、送信波形が自己の制御によらずに変化す
る送信源を用いて、受信装置のみで目標を検出可能なバ
イスタティックレーダ装置を提供することを目的とす
る。
されたもので、送信波形が自己の制御によらずに変化す
る送信源を用いて、受信装置のみで目標を検出可能なバ
イスタティックレーダ装置を提供することを目的とす
る。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
にこの発明は、送信源と受信点が離隔しているバイスタ
ティックレーダ装置において、前記送信源から直接到来
する直接波より遅れて到来する反射波を受信する受信手
段と、この手段で受信された反射波の信号を通して目標
反射信号を検出する相関フィルタと、この相関フィルタ
の特性を前記送信源の送信波形に基づいて変更する特性
変更手段とを具備して構成される。
にこの発明は、送信源と受信点が離隔しているバイスタ
ティックレーダ装置において、前記送信源から直接到来
する直接波より遅れて到来する反射波を受信する受信手
段と、この手段で受信された反射波の信号を通して目標
反射信号を検出する相関フィルタと、この相関フィルタ
の特性を前記送信源の送信波形に基づいて変更する特性
変更手段とを具備して構成される。
【０００７】
【作用】上記構成によるバイスタティックレーダ装置で
は、直接波から送信源の送信波形を推定し、その推定結
果に基づいて相関フィルタの特性を変更することで、い
かなる送信波形でも反射波の相関処理を実行することが
でき、目標反射信号を検出することができる。
は、直接波から送信源の送信波形を推定し、その推定結
果に基づいて相関フィルタの特性を変更することで、い
かなる送信波形でも反射波の相関処理を実行することが
でき、目標反射信号を検出することができる。
【０００８】
【実施例】以下、図面を参照してこの発明の一実施例を
詳細に説明する。
詳細に説明する。
【０００９】図１はこの発明に係るバイスタティックレ
ーダ装置の構成を示すものである。図１において、ＴX
は送信源、ＲX は受信装置を示している。送信源ＴX は
受信装置ＲX の配置点とは離隔して配置され、受信側か
ら送信波形を制御できないものとする。専用の送信装置
を用いてもよいが、例えば送信ビームを方位面で回転さ
せる他のレーダ装置を利用することもできる。
ーダ装置の構成を示すものである。図１において、ＴX
は送信源、ＲX は受信装置を示している。送信源ＴX は
受信装置ＲX の配置点とは離隔して配置され、受信側か
ら送信波形を制御できないものとする。専用の送信装置
を用いてもよいが、例えば送信ビームを方位面で回転さ
せる他のレーダ装置を利用することもできる。
【００１０】一方、受信装置ＲX は送信源ＴX からの直
接波を受信するアンテナ系１と目標に反射した反射波を
受信するアンテナ系２を備える。各アンテナ系１，２の
受信出力はそれぞれ受信機３，４で周波数変換及びＡ／
Ｄ（アナログ／デジタル）変換の処理が施される。受信
機４の反射波変換出力は相関フィルタ５に送られ、受信
機３の直接波変換出力は特性変更部６に送られる。
接波を受信するアンテナ系１と目標に反射した反射波を
受信するアンテナ系２を備える。各アンテナ系１，２の
受信出力はそれぞれ受信機３，４で周波数変換及びＡ／
Ｄ（アナログ／デジタル）変換の処理が施される。受信
機４の反射波変換出力は相関フィルタ５に送られ、受信
機３の直接波変換出力は特性変更部６に送られる。
【００１１】上記相関フィルタ５は、例えばＦＩＲ(Fin
ite Impluse Response) フィルタ等を用いて、係数に基
づいて受信機４からの反射波変換信号を相関をとり、特
徴部分を抽出して、すなわちクラッタ成分を抑圧して目
標信号を判別する。判別された目標信号は指示器７に送
られ、適宜表示される。
ite Impluse Response) フィルタ等を用いて、係数に基
づいて受信機４からの反射波変換信号を相関をとり、特
徴部分を抽出して、すなわちクラッタ成分を抑圧して目
標信号を判別する。判別された目標信号は指示器７に送
られ、適宜表示される。
【００１２】上記特性変更部６は受信機３からの直接波
変換信号から送信波形を推定し、そのＳ／Ｎ比が最大と
なるような相関フィルタ係数を算出し、算出した係数を
相関フィルタ５に与えてフィルタ特性を変更させる。
変換信号から送信波形を推定し、そのＳ／Ｎ比が最大と
なるような相関フィルタ係数を算出し、算出した係数を
相関フィルタ５に与えてフィルタ特性を変更させる。
【００１３】すなわち、上記構成によるバイスタティッ
クレーダ装置では、送信源ＴX からの直接波により送信
波形を推定し、その波形に応じた相関フィルタを設定し
て、目標からの反射信号の受信を行う。これによれば、
送信源ＴX の送信波形が高速に変化する場合でも、直接
波により常時それに追従するような相関フィルタ制御を
行うため、レーダとしての性能が損なわれることはな
い。
クレーダ装置では、送信源ＴX からの直接波により送信
波形を推定し、その波形に応じた相関フィルタを設定し
て、目標からの反射信号の受信を行う。これによれば、
送信源ＴX の送信波形が高速に変化する場合でも、直接
波により常時それに追従するような相関フィルタ制御を
行うため、レーダとしての性能が損なわれることはな
い。
【００１４】したがって、上記構成によるバイスタティ
ックレーダ装置は、受信側から制御不可能な送信源を用
いて、通常のレーダ装置と同様に目標検出が可能とな
り、目標側に自分の存在を知られないという効果が得ら
れる。
ックレーダ装置は、受信側から制御不可能な送信源を用
いて、通常のレーダ装置と同様に目標検出が可能とな
り、目標側に自分の存在を知られないという効果が得ら
れる。
【００１５】尚、送信源ＴX の送信信号が連続波である
場合、例えばＴＶ放送電波やＦＭ放送電波等の別の送信
源をも利用可能である。これば、直接波の受信機３で一
定時間幅で波形を区切り、以後同様の処理を行うことで
実現できる。
場合、例えばＴＶ放送電波やＦＭ放送電波等の別の送信
源をも利用可能である。これば、直接波の受信機３で一
定時間幅で波形を区切り、以後同様の処理を行うことで
実現できる。
【００１６】この発明は上記実施例に限定されるもので
はなく、例えば直接波は電波によらず、有線によって伝
送するようにしてもよいことは勿論である。その他、こ
の発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形しても同様に
実施例可能であることはいうまでもない。
はなく、例えば直接波は電波によらず、有線によって伝
送するようにしてもよいことは勿論である。その他、こ
の発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形しても同様に
実施例可能であることはいうまでもない。
【００１７】
【発明の効果】以上のようにこの発明によれば、送信波
形が自己の制御によらずに変化する送信源を用いて、受
信装置のみで目標を検出可能なバイスタティックレーダ
装置を提供することができる。
形が自己の制御によらずに変化する送信源を用いて、受
信装置のみで目標を検出可能なバイスタティックレーダ
装置を提供することができる。
【図１】この発明に係るバイスタィックレーダ装置の一
実施例を示すブロック構成図。
実施例を示すブロック構成図。
ＴX …送信源、ＲX …受信装置、１…直接波受信用アン
テナ系、２…反射波受信用アンテナ系、３，４…受信
機、５…相関フィルタ、６…特性変更部、７…指示器。
テナ系、２…反射波受信用アンテナ系、３，４…受信
機、５…相関フィルタ、６…特性変更部、７…指示器。
Claims (3)
- 【請求項１】送信源と受信点が離隔しているバイスタテ
ィックレーダ装置において、前記送信源から直接到来す
る直接波より遅れて到来する反射波を受信する受信手段
と、この手段で受信された反射波の信号を通して目標反
射信号を検出する相関フィルタと、この相関フィルタの
特性を前記送信源の送信波形に基づいてを変更する特性
変更手段とを具備するバイスタティックレーダ装置。 - 【請求項２】前記送信源は送信信号として連続波を用
い、前記相関フィルタは一定時間幅の波形に対して相関
処理を行うことを特徴とする請求項１記載のバイスタテ
ィックレーダ装置。 - 【請求項３】さらに、前記送信源から直接到来する直接
波を受信して送信波形を検出する送信波形検出手段を備
え、この手段で得られた送信波形を前記特性変更手段の
変更処理に用いるようにしたことを特徴とする請求項１
記載のバイスタティックレーダ装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29515892A JPH06148318A (ja) | 1992-11-04 | 1992-11-04 | バイスタティックレーダ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29515892A JPH06148318A (ja) | 1992-11-04 | 1992-11-04 | バイスタティックレーダ装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06148318A true JPH06148318A (ja) | 1994-05-27 |
Family
ID=17817008
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP29515892A Pending JPH06148318A (ja) | 1992-11-04 | 1992-11-04 | バイスタティックレーダ装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06148318A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010044081A (ja) * | 2001-05-04 | 2010-02-25 | Lockheed Martin Corp | パッシブコヒーレント探索アプリケーションのための、広帯域事前検出信号を処理するシステムおよび方法 |
| JP2010117332A (ja) * | 2008-11-15 | 2010-05-27 | Technical Research & Development Institute Ministry Of Defence | バイスタティックレーダ装置 |
| JP2012530409A (ja) * | 2009-06-19 | 2012-11-29 | コーダ ワイヤレス ピーティーワイ リミテッド | 無線通信システムにおける環境評価 |
| JP2013029420A (ja) * | 2011-07-28 | 2013-02-07 | Mitsubishi Electric Corp | パッシブレーダ装置 |
| JP2013140049A (ja) * | 2011-12-28 | 2013-07-18 | Kakuichi Shiomi | レーダリンクシステム |
-
1992
- 1992-11-04 JP JP29515892A patent/JPH06148318A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010044081A (ja) * | 2001-05-04 | 2010-02-25 | Lockheed Martin Corp | パッシブコヒーレント探索アプリケーションのための、広帯域事前検出信号を処理するシステムおよび方法 |
| JP2010117332A (ja) * | 2008-11-15 | 2010-05-27 | Technical Research & Development Institute Ministry Of Defence | バイスタティックレーダ装置 |
| JP2012530409A (ja) * | 2009-06-19 | 2012-11-29 | コーダ ワイヤレス ピーティーワイ リミテッド | 無線通信システムにおける環境評価 |
| JP2013029420A (ja) * | 2011-07-28 | 2013-02-07 | Mitsubishi Electric Corp | パッシブレーダ装置 |
| JP2013140049A (ja) * | 2011-12-28 | 2013-07-18 | Kakuichi Shiomi | レーダリンクシステム |
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