JPH06148304A - 掃引型核磁気共鳴装置 - Google Patents

掃引型核磁気共鳴装置

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Publication number
JPH06148304A
JPH06148304A JP4296794A JP29679492A JPH06148304A JP H06148304 A JPH06148304 A JP H06148304A JP 4296794 A JP4296794 A JP 4296794A JP 29679492 A JP29679492 A JP 29679492A JP H06148304 A JPH06148304 A JP H06148304A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
magnetic field
field modulation
modulation frequency
signal
measurement
Prior art date
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Application number
JP4296794A
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English (en)
Inventor
Hitoshi Komuro
仁 小室
Kunio Shichiji
邦夫 七字
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明の目的は、連続波法による掃引型核磁気
共鳴装置において磁場変調周波数レベル可変器を増設
し、これにより隣接する大小の信号を有する試料の測定
において、大きな信号の過渡現象による小さな信号への
悪影響を避け、かつ大小の信号の振幅を最適の強度で測
定すること。また、他の目的は、飽和した信号を相関演
算した時にでるリンギングを防止することにある。 【構成】図1の連続波法による掃引型核磁気共鳴装置に
おいて磁場変調周波数レベル可変器15を増設し、制御
演算器4からの制御信号によって磁場変調周波数レベル
を可変できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、連続波法による掃引型
核磁気共鳴装置における試料の測定において特定信号の
振幅を調整するのに好適な、システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の連続波法による掃引型核磁気共鳴
装置では、磁場変調周波数レベルを予め手動により切替
え、測定信号の振幅を飽和しないよう調整し、通常測定
時は磁場変調周波数レベルを一定に保って測定を行って
いた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術は、測定
信号の振幅の大きさに対する配慮がなされておらず、大
きな信号の過渡現象による小さな信号への悪影響や、小
さな信号の振幅を大きくするため磁場変調周波数レベル
の強度等を大きくすると、大きな信号の振幅も大きくな
るため大きな信号が飽和したり、信号じたいが測定出来
なくなるという問題点があった。
【0004】本発明の目的は、上記の問題点を排除し
て、解析し易いデータを得ることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、測定前に磁場変調周波数レベルの可変範囲と強度を
予め指定しておき、測定中に磁場変調周波数レベルの強
度を自動的に可変するようにしたものである。
【0006】
【作用】測定信号の振幅の大小は磁場変調周波数レベル
の強度を可変することによって変えることができる。そ
れを利用し測定信号の振幅を大きくしたい場合はこの磁
場変調周波数レベルを信号上げて測定し、測定信号の振
幅を小さくしたい場合は磁場変調周波数レベルを下げて
測定することにより、大小の信号を含む信号の測定にお
いて、測定信号を最適の振幅で得ることができる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1および図2に
より説明する。
【0008】図1の1,2,3はそれぞれ信号検出部で
高周波発信器,高周波増幅器,位相検波器より成る。
4,5,6はそれぞれデータ処理部で制御演算器,オシ
ロスコープ,X−Yプロッタより成る。7は掃引増幅器
で4の制御演算器で発生させた鋸歯状波の掃引電圧を増
幅して8のスイープコイルに供給し磁場掃引を行う。9
は直流磁場を発生する永久磁石で、10の中には測定試
料が入っていて、11の検出コイルによつて信号が検出
される。12は磁場変調周波数発信器で、その出力は1
3の位相推移器と14の磁場変調増幅器に送られ、15
の磁場変調周波数レベル可変器により強度を可変し、1
6の変調コイルに出力される。
【0009】信号の測定は、測定試料10に高周波発信
器1からの高周波を照射し、核磁気共鳴信号を検出コイ
ル11によつて検出し、高周波増幅器2によって増幅
し、その信号を位相検波器3によって検波し制御演算器
4に送り、制御演算器4がオシロスコープ5やX−Yプ
ロッタ6に出力する。上記動作を制御演算器4からの掃
引制御信号により掃引増幅器7とスイープコイル8を制
御し磁場掃引を行いながら繰返し信号を取り込む。
【0010】以上の測定において、磁場変調周波数レベ
ルを一定に保ち測定を行うと、図2に示すように大きな
信号aの過渡現象によって小さな信号bが見えなくなっ
たり、大きな信号aの振幅が大き過ぎて測定できない場
合、測定範囲中のt1からt2の区間だけ磁場変調周波
数発信器12の出力を磁場変調増幅器14で増幅した磁
場変調周波を、制御演算器4からの制御信号により磁場
変調周波数レベル可変器15によって出力レベルを下げ
ることにより、図3に示すように大小2つの信号を最適
の振幅で測定することができる。
【0011】上記発明では磁場変調周波数のレベルを可
変する方式であるが、照射する高周波の強度や検波され
た信号の増幅率を可変することによっても、目的を達成
することができる。
【0012】
【発明の効果】本発明によれば、測定中に磁場変調周波
数のレベルを部分的に可変することが可能であり、その
結果大きな信号の飽和を避けて小さい信号の振幅を大き
くし見易くできる。また、飽和した信号を相関演算した
時にでるリンギング等を防止することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す連続波法による掃引型
核磁気共鳴装置のブロック図である。
【図2】通常の測定(磁場変調周波数レベルを一定にし
た場合)によって得られた核磁気共鳴信号を示す図であ
る。
【図3】本発明(磁場変調周波数レベルを可変した場
合)によって得られた核磁気共鳴信号を示す図である。
【符号の説明】
4…制御演算器、15…磁場変調周波数レベル可変器。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】連続波法による掃引型核磁気共鳴装置にお
    ける試料の測定において、測定前に磁場変調周波数レベ
    ルの可変範囲と強度を予め指定しておき、測定中に磁場
    変調周波数レベルの強度を自動的に可変することを特徴
    とした掃引型核磁気共鳴装置。
  2. 【請求項2】請求項1において、高周波発信器の出力
    や、高周波増幅器のゲインを変えたり出力を短絡したこ
    とを特徴とした掃引型核磁気共鳴装置。
JP4296794A 1992-11-06 1992-11-06 掃引型核磁気共鳴装置 Pending JPH06148304A (ja)

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JP4296794A JPH06148304A (ja) 1992-11-06 1992-11-06 掃引型核磁気共鳴装置

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JP4296794A JPH06148304A (ja) 1992-11-06 1992-11-06 掃引型核磁気共鳴装置

Publications (1)

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JPH06148304A true JPH06148304A (ja) 1994-05-27

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ID=17838224

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JP4296794A Pending JPH06148304A (ja) 1992-11-06 1992-11-06 掃引型核磁気共鳴装置

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JP (1) JPH06148304A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7635331B2 (en) 2004-07-09 2009-12-22 Samsung Electronics Co., Ltd. Non-invasive blood glucose sensors using a magneto-resonance absorption method and measurement methods thereof

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7635331B2 (en) 2004-07-09 2009-12-22 Samsung Electronics Co., Ltd. Non-invasive blood glucose sensors using a magneto-resonance absorption method and measurement methods thereof

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