JPH06147950A - コリオリ式質量流量計 - Google Patents
コリオリ式質量流量計Info
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- JPH06147950A JPH06147950A JP29881792A JP29881792A JPH06147950A JP H06147950 A JPH06147950 A JP H06147950A JP 29881792 A JP29881792 A JP 29881792A JP 29881792 A JP29881792 A JP 29881792A JP H06147950 A JPH06147950 A JP H06147950A
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- Japan
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- measuring tube
- vibration
- measuring
- tube
- bending rigidity
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 測定管を直管状にし、この直管状測定管の固
定部となるべき部分に測定管の振動方向に対して変位し
ないように補強材を設け、この補強材をこの振動方向の
曲げ剛性が測定管の振動方向の曲げ剛性より十分大きく
設定することにより、流量計の測定管における気泡の抜
けを良くし、洗浄が容易で、圧損が少なく、さらに安定
した振動が得られ、流量計を小型軽量に保ちながら安定
した流量計測および密度計測を実現し得るコリオリ式質
量流量計を得る。 【構成】 測定管21を直管状に構成し、この測定管2
1の固定部22、23となるべき部分に該測定管の振動
方向の振動を打ち消すような補強材24、25を設け、
前記測定管の振動方向の前記補強材の曲げ剛性を前記測
定管の曲げ剛性よりも十分大きく設定する。
定部となるべき部分に測定管の振動方向に対して変位し
ないように補強材を設け、この補強材をこの振動方向の
曲げ剛性が測定管の振動方向の曲げ剛性より十分大きく
設定することにより、流量計の測定管における気泡の抜
けを良くし、洗浄が容易で、圧損が少なく、さらに安定
した振動が得られ、流量計を小型軽量に保ちながら安定
した流量計測および密度計測を実現し得るコリオリ式質
量流量計を得る。 【構成】 測定管21を直管状に構成し、この測定管2
1の固定部22、23となるべき部分に該測定管の振動
方向の振動を打ち消すような補強材24、25を設け、
前記測定管の振動方向の前記補強材の曲げ剛性を前記測
定管の曲げ剛性よりも十分大きく設定する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、コリオリ式質量流量
計に係り、特に振動する測定管内を流体が流れる時に発
生するコリオリ力を使用した直管状の質量流量計におけ
る測定管固定部の構造に関する。
計に係り、特に振動する測定管内を流体が流れる時に発
生するコリオリ力を使用した直管状の質量流量計におけ
る測定管固定部の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の流量計としては、例えば特公昭
60−34683号公報に記載のものが知られている。
60−34683号公報に記載のものが知られている。
【0003】図4は、従来から知られているコリオリ式
質量流量計の流量検出部10の概略構成図である。すな
わち、図4において、ハウジング12には、片持ち支持
されたU字型の測定管14が取付けられている。この、
測定管14の片持ち支持された両端部16、18の間の
位置には、片持ち梁状の共振体20が取付けられてい
る。これら測定管14と共振体20の共振周波数は、そ
れぞれ揃えられており、互いに共鳴するように構成され
ている。U字型測定管14の先端と、共振体20の先端
部との間にコイルおよび磁石により構成されたドライバ
ー22が取付けられている。このドライバー22と駆動
回路24により、U字型測定管14と共振体20は、そ
の共振周波数で駆動される。また、このU字型測定管1
4の両側の直管状部の先端には、それぞれ変位(あるい
は、コイルおよび磁石により構成されるような速度セン
サでも良い)を検出するセンサ26、28が取付けられ
ており、各センサ26、28の出力信号は信号処理回路
30に入力されて流量信号に変換されるよう構成されて
いる。このようにして、片持ち支持されたU字型測定管
14内には、図示されていない流量管よりa部から測定
流体が流入する。そして、測定管14を流過した流体
は、b部より図示されていない流通管へ流出して行くよ
うに構成されている。
質量流量計の流量検出部10の概略構成図である。すな
わち、図4において、ハウジング12には、片持ち支持
されたU字型の測定管14が取付けられている。この、
測定管14の片持ち支持された両端部16、18の間の
位置には、片持ち梁状の共振体20が取付けられてい
る。これら測定管14と共振体20の共振周波数は、そ
れぞれ揃えられており、互いに共鳴するように構成され
ている。U字型測定管14の先端と、共振体20の先端
部との間にコイルおよび磁石により構成されたドライバ
ー22が取付けられている。このドライバー22と駆動
回路24により、U字型測定管14と共振体20は、そ
の共振周波数で駆動される。また、このU字型測定管1
4の両側の直管状部の先端には、それぞれ変位(あるい
は、コイルおよび磁石により構成されるような速度セン
サでも良い)を検出するセンサ26、28が取付けられ
ており、各センサ26、28の出力信号は信号処理回路
30に入力されて流量信号に変換されるよう構成されて
いる。このようにして、片持ち支持されたU字型測定管
14内には、図示されていない流量管よりa部から測定
流体が流入する。そして、測定管14を流過した流体
は、b部より図示されていない流通管へ流出して行くよ
うに構成されている。
【0004】このように構成された流量計において、ま
ず流体の流量がゼロの場合について考える。今、U字型
測定管14と共振体20は、ドライバー22と駆動回路
24によりその共振周波数で加振されているものとす
る。この場合、左右の変位センサ26、28が取付けら
れている位置において、それぞれ同じ運動をしている左
右の変位センサ26、28からは位相差のない出力信号
が得られる。
ず流体の流量がゼロの場合について考える。今、U字型
測定管14と共振体20は、ドライバー22と駆動回路
24によりその共振周波数で加振されているものとす
る。この場合、左右の変位センサ26、28が取付けら
れている位置において、それぞれ同じ運動をしている左
右の変位センサ26、28からは位相差のない出力信号
が得られる。
【0005】次に、流体の流れが生じた場合は、振動す
る測定管14内を流体が流れる流体速度の直角方向にコ
リオリ力が発生するが、U字型測定管14の両側では流
体の方向が逆になるため、コリオリ力の発生方向も逆に
なる。従って、U字型測定管14には、O軸に関するモ
ーメントが発生する。すなわち、W−W軸に関する撓み
振動に、O軸に関する捩じり振動が重畳することにな
る。このため、前記変位センサ26、28の出力は、互
いに位相差を持った信号として検出される。
る測定管14内を流体が流れる流体速度の直角方向にコ
リオリ力が発生するが、U字型測定管14の両側では流
体の方向が逆になるため、コリオリ力の発生方向も逆に
なる。従って、U字型測定管14には、O軸に関するモ
ーメントが発生する。すなわち、W−W軸に関する撓み
振動に、O軸に関する捩じり振動が重畳することにな
る。このため、前記変位センサ26、28の出力は、互
いに位相差を持った信号として検出される。
【0006】しかるに、コリオリ力は、質量流量に比例
しているため、前記変位センサ26、28の出力信号の
位相差(時間差)が質量流量に比例した量になる。従っ
て、前記出力信号の位相差(時間差)を測定することに
より、流体の質量流量を測定することができる。
しているため、前記変位センサ26、28の出力信号の
位相差(時間差)が質量流量に比例した量になる。従っ
て、前記出力信号の位相差(時間差)を測定することに
より、流体の質量流量を測定することができる。
【0007】また、測定管14の共振周波数は、その質
量と剛性に依存する。この場合、剛性は一定で変化しな
いから、測定管14の(内部に充満している流体の質量
も含めて)質量変化により変化する測定管14の密度変
化は、非常に小さいため、その共振周波数は測定管14
内の測定流体密度の変化により変化する。従って、共振
周波数を計測することにより、測定流体の密度を測定す
ることができる。
量と剛性に依存する。この場合、剛性は一定で変化しな
いから、測定管14の(内部に充満している流体の質量
も含めて)質量変化により変化する測定管14の密度変
化は、非常に小さいため、その共振周波数は測定管14
内の測定流体密度の変化により変化する。従って、共振
周波数を計測することにより、測定流体の密度を測定す
ることができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、この種のコ
リオリ式質量流量計は、後述するような2つの問題点を
有している。第1の問題点は、測定管を、図4に示すU
字型測定管のように、複雑な構成とすることは、測定管
内に気泡が生じたり混入した場合、その抜けが悪いため
に測定精度に悪影響を及ぼしたり、洗浄が困難となり、
圧損が大きくなることである。
リオリ式質量流量計は、後述するような2つの問題点を
有している。第1の問題点は、測定管を、図4に示すU
字型測定管のように、複雑な構成とすることは、測定管
内に気泡が生じたり混入した場合、その抜けが悪いため
に測定精度に悪影響を及ぼしたり、洗浄が困難となり、
圧損が大きくなることである。
【0009】また、第2の問題点としては、消費電力を
少なくするために、測定管の駆動力を小さくし、高精度
な流量計測と密度計測を行うために、測定管の振動を安
定させることが必要であり、このためには、測定管のメ
カニカルQを十分高く維持する必要があることである。
そして、このメカニカルQを高く維持するには、測定管
の固定部を十分に大きくするか、あるいは共振体を設け
て、音叉状に振動させることが有効であるが、固定部を
十分に大きくする方法は、流量計が大きく重くなるため
に現実的な方法ではない。また、共振体を設ける方法
は、計測すべき流体の密度が変化した場合、測定管の共
振周波数が変化するため、共振体の共振周波数との間に
ずれが生じ、安定した振動(メカニカルQが十分に高
い)が得られなくなる難点を有している。
少なくするために、測定管の駆動力を小さくし、高精度
な流量計測と密度計測を行うために、測定管の振動を安
定させることが必要であり、このためには、測定管のメ
カニカルQを十分高く維持する必要があることである。
そして、このメカニカルQを高く維持するには、測定管
の固定部を十分に大きくするか、あるいは共振体を設け
て、音叉状に振動させることが有効であるが、固定部を
十分に大きくする方法は、流量計が大きく重くなるため
に現実的な方法ではない。また、共振体を設ける方法
は、計測すべき流体の密度が変化した場合、測定管の共
振周波数が変化するため、共振体の共振周波数との間に
ずれが生じ、安定した振動(メカニカルQが十分に高
い)が得られなくなる難点を有している。
【0010】そこで、本発明の目的は、前記の問題点を
解決するために、測定管を直管状にすると共に、この直
管状測定管の固定部となるべき部分に該測定管の振動方
向に対して変位しないように補強材を設け、この補強材
をこの振動方向の曲げ剛性を測定管の振動方向の曲げ剛
性より十分大きく設定することにより、流量計の測定管
における気泡の抜けを良くし、洗浄が容易で、圧損が少
なく、さらに安定した振動が得られ、流量計を小型軽量
に保ちながら安定した流量計測および密度計測を実現す
ることができるコリオリ式質量流量計を提供することに
ある。
解決するために、測定管を直管状にすると共に、この直
管状測定管の固定部となるべき部分に該測定管の振動方
向に対して変位しないように補強材を設け、この補強材
をこの振動方向の曲げ剛性を測定管の振動方向の曲げ剛
性より十分大きく設定することにより、流量計の測定管
における気泡の抜けを良くし、洗浄が容易で、圧損が少
なく、さらに安定した振動が得られ、流量計を小型軽量
に保ちながら安定した流量計測および密度計測を実現す
ることができるコリオリ式質量流量計を提供することに
ある。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
め、本発明に係るコリオリ式質量流量計は、振動する測
定管内を流れる流体の質量流量に比例して発生するコリ
オリ力を利用して質量流量を測定するコリオリ式質量流
量計において、測定管を直管状に構成し、この測定管の
固定部となるべき部分に該測定管の振動方向の振動を打
ち消すような補強材を設け、前記測定管の振動方向の前
記補強材の曲げ剛性を前記測定管の曲げ剛性よりも十分
大きく設定することを特徴とする。
め、本発明に係るコリオリ式質量流量計は、振動する測
定管内を流れる流体の質量流量に比例して発生するコリ
オリ力を利用して質量流量を測定するコリオリ式質量流
量計において、測定管を直管状に構成し、この測定管の
固定部となるべき部分に該測定管の振動方向の振動を打
ち消すような補強材を設け、前記測定管の振動方向の前
記補強材の曲げ剛性を前記測定管の曲げ剛性よりも十分
大きく設定することを特徴とする。
【0012】この場合、前記測定管の振動方向の前記補
強材の曲げ剛性は、前記測定管の曲げ剛性の750倍以
上に設定すれば好適である。
強材の曲げ剛性は、前記測定管の曲げ剛性の750倍以
上に設定すれば好適である。
【0013】
【作用】本発明に係るコリオリ式質量流量計によれば、
測定管を直管状にすると共に、この管状測定管の固定部
となるべき部分に該測定管の振動方向に対して変位しな
いように補強材を設け、この補強材をこの振動方向の曲
げ剛性を測定管の振動方向の曲げ剛性の750倍以上、
好ましくは1000倍以上とすることにより、流量計の
測定管における気泡の抜けを良くし、洗浄が容易で、圧
損が少なく、さらに安定した振動が得られ、流量計を小
型軽量に保ちながら安定した流量計測と密度計測とを容
易に実現することができる。
測定管を直管状にすると共に、この管状測定管の固定部
となるべき部分に該測定管の振動方向に対して変位しな
いように補強材を設け、この補強材をこの振動方向の曲
げ剛性を測定管の振動方向の曲げ剛性の750倍以上、
好ましくは1000倍以上とすることにより、流量計の
測定管における気泡の抜けを良くし、洗浄が容易で、圧
損が少なく、さらに安定した振動が得られ、流量計を小
型軽量に保ちながら安定した流量計測と密度計測とを容
易に実現することができる。
【0014】
【実施例】次に、本発明に係るコリオリ式質量流量計の
実施例につき、添付図面を参照しながら以下詳細に説明
する。
実施例につき、添付図面を参照しながら以下詳細に説明
する。
【0015】図1の(a)、(b)は検出部の一実施例
を示す要部構成図である。図1に示す検出部40は、図
示されていない流量信号処理回路、測定管駆動回路によ
り構成される。
を示す要部構成図である。図1に示す検出部40は、図
示されていない流量信号処理回路、測定管駆動回路によ
り構成される。
【0016】図1の(a)、(b)において、検出部4
0は、1本の直管状測定管42と、この直管状測定管4
2の両端部にロウ付けあるいは溶接等の手段により固定
されている固定部44、46と、この固定部44、46
の直管状測定管42の振動方向の振動を打ち消すため固
定部44、46を連結するように溶接あるいはねじ止め
等の手段により取付けられた補強材48、50と、直管
状測定管42の中央部に取付けられたコイルおよび磁石
により構成されたドライバー52と、コイルおよび磁石
により構成された速度センサ54、56(あるいは、変
位センサと加速度センサとにより、変位または加速度を
検出しても良い)とから構成されている。
0は、1本の直管状測定管42と、この直管状測定管4
2の両端部にロウ付けあるいは溶接等の手段により固定
されている固定部44、46と、この固定部44、46
の直管状測定管42の振動方向の振動を打ち消すため固
定部44、46を連結するように溶接あるいはねじ止め
等の手段により取付けられた補強材48、50と、直管
状測定管42の中央部に取付けられたコイルおよび磁石
により構成されたドライバー52と、コイルおよび磁石
により構成された速度センサ54、56(あるいは、変
位センサと加速度センサとにより、変位または加速度を
検出しても良い)とから構成されている。
【0017】このような構成において、補強材48、5
0のZ軸方向の曲げ剛性を、直管状測定管42のZ軸方
向の曲げ剛性の750倍以上、好ましくは1000倍以
上に設定したものでは、図3に示すように、直管状測定
管42のメカニカルQの高い安定した振動が得られ、ま
た750倍より低いものでは、直管状測定管42のメカ
ニカルQが急減し、安定した振動が得られないことが確
認されている。
0のZ軸方向の曲げ剛性を、直管状測定管42のZ軸方
向の曲げ剛性の750倍以上、好ましくは1000倍以
上に設定したものでは、図3に示すように、直管状測定
管42のメカニカルQの高い安定した振動が得られ、ま
た750倍より低いものでは、直管状測定管42のメカ
ニカルQが急減し、安定した振動が得られないことが確
認されている。
【0018】前記したように、補強材48、50のZ軸
方向の曲げ剛性を、直管状測定管42のZ方向の曲げ剛
性の750倍以上、好ましくは1000倍以上に設定し
た補強材48、50を使用して検出部40を構成すれ
ば、補強材48、50は、測定管42の固定部44、4
6となるべき部分のZ軸方向の振動を良好に打ち消すの
に十分なZ軸方向の曲げ剛性を有することができる。こ
の結果、固定部44、46が振動することによるエネル
ギーの放出を低減する効果が得られ、検出部40はメカ
ニカルQの非常に高い振動系として構成することができ
る。つまり、ドライバー52により、少ない消費電力
で、直管状測定管42に安定した振動を供給することが
できる。
方向の曲げ剛性を、直管状測定管42のZ方向の曲げ剛
性の750倍以上、好ましくは1000倍以上に設定し
た補強材48、50を使用して検出部40を構成すれ
ば、補強材48、50は、測定管42の固定部44、4
6となるべき部分のZ軸方向の振動を良好に打ち消すの
に十分なZ軸方向の曲げ剛性を有することができる。こ
の結果、固定部44、46が振動することによるエネル
ギーの放出を低減する効果が得られ、検出部40はメカ
ニカルQの非常に高い振動系として構成することができ
る。つまり、ドライバー52により、少ない消費電力
で、直管状測定管42に安定した振動を供給することが
できる。
【0019】また、測定管42を、ドライバー52によ
り測定管42の共振周波数で振動させる場合、前記のよ
うに構成すれば、直管状測定管42の測定流体の密度が
変化した場合でも、共振体を有しないために振動が不安
定になることもない。
り測定管42の共振周波数で振動させる場合、前記のよ
うに構成すれば、直管状測定管42の測定流体の密度が
変化した場合でも、共振体を有しないために振動が不安
定になることもない。
【0020】さらに、物理的に大きな質量を持つ固定部
を必要としないため、流量全体として小型軽量に構成す
ることができる。
を必要としないため、流量全体として小型軽量に構成す
ることができる。
【0021】図2の(a)、(b)は、検出部40の他
の実施例の要部構成図を示す。なお、本実施例と前記実
施例との相違は、直管状測定管42に対する補強材6
2、64を固定部58、60のX−X平面に平行な面に
取付けることにより構成されている点である。
の実施例の要部構成図を示す。なお、本実施例と前記実
施例との相違は、直管状測定管42に対する補強材6
2、64を固定部58、60のX−X平面に平行な面に
取付けることにより構成されている点である。
【0022】このように構成した本実施例の検出部40
によれば、ドライバー66および速度センサ68、70
を、補強材62、64に取付けることにより、構造を簡
単にすることができる。
によれば、ドライバー66および速度センサ68、70
を、補強材62、64に取付けることにより、構造を簡
単にすることができる。
【0023】なお、前述した実施例においては、それぞ
れ測定管が一本の場合について説明したが、測定管は複
数でも良いことは勿論である。
れ測定管が一本の場合について説明したが、測定管は複
数でも良いことは勿論である。
【0024】以上、本発明の好適な実施例について説明
したが、本発明は前記実施例に限定されることなく、本
発明の精神を逸脱しない範囲内において種々の設計変更
をなし得る。
したが、本発明は前記実施例に限定されることなく、本
発明の精神を逸脱しない範囲内において種々の設計変更
をなし得る。
【0025】
【発明の効果】前述した実施例から明らかなように、本
発明のコリオリ式質量流量計によれば、振動する測定管
内を流れる流体の質量流量に比例して発生するコリオリ
力を利用して質量流量を測定するコリオリ式質量流量計
において、前記測定管を直管状とし、前記測定管の固定
部となるべき部分に前記測定管の振動方向の振動を打ち
消すような補強材を設け、前記測定管の振動方向の前記
補強材の曲げ剛性を前記測定管の曲げ剛性よりも十分大
きく設定することにより、測定管内の気泡の抜けを良く
し、洗浄が容易で、圧損の少ない流量計を得ることがで
きる。
発明のコリオリ式質量流量計によれば、振動する測定管
内を流れる流体の質量流量に比例して発生するコリオリ
力を利用して質量流量を測定するコリオリ式質量流量計
において、前記測定管を直管状とし、前記測定管の固定
部となるべき部分に前記測定管の振動方向の振動を打ち
消すような補強材を設け、前記測定管の振動方向の前記
補強材の曲げ剛性を前記測定管の曲げ剛性よりも十分大
きく設定することにより、測定管内の気泡の抜けを良く
し、洗浄が容易で、圧損の少ない流量計を得ることがで
きる。
【0026】また、直管型測定管の固定部を補強するこ
とにより、安定した直管型測定管の振動が得られ、これ
により流量計を小型軽量に保ちながら、安定した流量計
測および密度測定を実現することができる。
とにより、安定した直管型測定管の振動が得られ、これ
により流量計を小型軽量に保ちながら、安定した流量計
測および密度測定を実現することができる。
【0027】さらに、共振体を必要としないため、測定
流体の密度が変化しても測定管の振動が不安定になるこ
とがなく、常に安定した計測を行うことができる等の優
れた効果を有する。
流体の密度が変化しても測定管の振動が不安定になるこ
とがなく、常に安定した計測を行うことができる等の優
れた効果を有する。
【図1】本発明のコリオリ式質量流量計の一実施例とし
ての検出部の要部構成を示し、(a)は平面概略図、
(b)は側面概略断面図である。
ての検出部の要部構成を示し、(a)は平面概略図、
(b)は側面概略断面図である。
【図2】本発明のコリオリ式質量流量計の検出部の他の
実施例としての要部構成を示し、(a)は側面概略断面
図、(b)は正面概略図である。
実施例としての要部構成を示し、(a)は側面概略断面
図、(b)は正面概略図である。
【図3】メカニカルQとZ軸方向の曲げ剛性比との関係
を示す特性線図である。
を示す特性線図である。
【図4】従来のコリオリ式質量流量計における流量検出
部の要部斜視図である。
部の要部斜視図である。
40 検出部 42 U字型測定管 44、46 固定部 48、50 補強材 52 ドライバー 54、56 速度センサ 58、60 固定部 62、64 補強材 66 ドライバー 68、70 速度センサ
Claims (2)
- 【請求項1】 振動する測定管内を流れる流体の質量流
量に比例して発生するコリオリ力を利用して質量流量を
測定するコリオリ式質量流量計において、 測定管を直管状に構成し、この測定管の固定部となるべ
き部分に該測定管の振動方向の振動を打ち消すような補
強材を設け、前記測定管の振動方向の前記補強材の曲げ
剛性を前記測定管の曲げ剛性よりも十分大きく設定する
ことを特徴とするコリオリ式質量流量計。 - 【請求項2】 前記測定管の振動方向の前記補強材の曲
げ剛性は、前記測定管の曲げ剛性の750倍以上に設定
してなる請求項1記載のコリオリ式質量流量計。
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29881792A JPH06147950A (ja) | 1992-11-09 | 1992-11-09 | コリオリ式質量流量計 |
US08/077,606 US5323658A (en) | 1992-06-19 | 1993-06-17 | Coriolis mass flowmeter |
AU41363/93A AU668947B2 (en) | 1992-06-19 | 1993-06-18 | Coriolis mass flowmeter |
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Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP29881792A JPH06147950A (ja) | 1992-11-09 | 1992-11-09 | コリオリ式質量流量計 |
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Family
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Family Applications (1)
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Country | Link |
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JP (1) | JPH06147950A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN107449482A (zh) * | 2016-05-31 | 2017-12-08 | 浙江金龙自控设备有限公司 | 一种便于清洗的质量流量计 |
-
1992
- 1992-11-09 JP JP29881792A patent/JPH06147950A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN107449482A (zh) * | 2016-05-31 | 2017-12-08 | 浙江金龙自控设备有限公司 | 一种便于清洗的质量流量计 |
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