JPH0614692Y2 - 湯沸かし容器 - Google Patents

湯沸かし容器

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JPH0614692Y2
JPH0614692Y2 JP1989056146U JP5614689U JPH0614692Y2 JP H0614692 Y2 JPH0614692 Y2 JP H0614692Y2 JP 1989056146 U JP1989056146 U JP 1989056146U JP 5614689 U JP5614689 U JP 5614689U JP H0614692 Y2 JPH0614692 Y2 JP H0614692Y2
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JP
Japan
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container
heat
flue
heat insulating
stove
Prior art date
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JP1989056146U
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JPH02146531U (ja
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英雄 三舩
宜之 芹沢
力 四家
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Tokai Corp
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Tokai Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、携帯用ガスコンロ等を熱源とする簡易な湯沸
かし容器に関し、コーヒー、カップヌードル、あるいは
乳児のミルク用など、最少必要量の湯を簡便に得るに好
適のものである。
〔従来の技術〕 家庭内学習室などの個室あるいはキャンピング等のアウ
トドアーライフにおけるインスタント食品あるいは喫茶
などに単位少量分の熱い湯を必要とする場合に、一般に
は携帯コンロとケトルとによる湯沸かしが行われる。
そして、このための携帯コンロとしてはカートリッジ式
ガスボンベを利用した簡易ガスコンロが携行性並びに操
作性の良さから多く使用されている。
ところで、この種簡易ガスコンロにおけるバーナーは、
従来、円板状或いは円環状の基部に上向きのガス流出口
(火口)の多数個が放射状に配設されていた。
そこで、このようなコンロにケトルあるいはカップなど
の湯沸かし容器を載せると、着火した炎の流れは、先
ず、容器の底面に当り、これに沿って外周に向けて広が
り、さらに容器側面に沿って上昇して、容器を包み込む
ようにして加熱していた。
〔考案が解決しようとする課題〕
かかる簡易ガスコンロでは、火力強度に限界があること
から、周囲温度が10℃以下程度の低い気温では、火力低
下ならびに容器周囲壁からの放熱(外気冷却)が多く
て、加熱効率が極度に低下する。従って、このような場
合の容器からの放熱を極力少なくするには、前述の容器
側周を包み込む火周り作用で容器側壁と外気との間に断
層を形成することが重要である。
しかし、この側壁に沿う火周り状態を多くの異る形状か
らなる各種容器に形成させるには、そのためのバーナー
構造の設定が甚だ困難であると共に、ある程度強力な火
力を確保しなければならないなどの条件が必要である。
ところが、このような設定条件下においても、屋外での
使用時などでの風当りによって、かかる火周り状態は一
挙に崩されるので、加熱効率の低下ことに火力の少ない
小型コンロにおける低下が大きい。
そこで、このような状況に対処して、囲周断熱壁による
容器を用いると、加熱面が底面のみとなって充分な加熱
効率を得ることが出来ず、しかも断熱保温材及びその手
段によってはガス炎による過熱損傷などの惧れがある。
そこで、本考案は、小型簡易ガスコンロで最少必要量の
湯を効率良く沸かすに好適な専用容器の開発を目的とす
る。
〔課題を解決するための手段〕
かかる目的を達成するために,本考案では,上方が開放
し、筒状の断熱壁が形成された風帽体と、該風帽体の上
方から嵌合自在に挿入した筒状容器の底部中央から容器
内に突出した煙道を有する容器本体と,該容器本体の開
放部を被覆すると共に前記容器本体の煙道に嵌合する凸
部を設けた蓋体と,前記風帽体の下方内部に配置した加
熱部とを備えたことを特徴とする湯沸かし容器を提案す
る。
〔作用〕
側周の外壁を断熱加工した容器は、周囲への自然放熱を
極力少なくすることが出来る。
点火した簡易ガスコンロによる湯沸かし時、燃焼炎は、
煙突作用によってその多くが容器底面を中央の該煙道に
向かって流れ、煙道を通って上昇する。これによって、
熱良導体で形成された該煙道の拡張された加熱面で、熱
交換率の良い湯沸かしが出来る。
また、バーナー形状が筒型に形成されたコンロを用い
て、そのバーナー先端の一部が煙道内に臨む状態では、
燃焼炎の該煙道への集中が多くて、断熱壁からなる容器
外周に向かう炎の割合を少なくできるので、熱交換率の
良い該煙道での熱処理で高い過熱効率をあげることが出
来る。
〔実施例〕
次に、本考案の図示実施例について説明する。
第1図は本考案の一実施例を示す斜視図で、容器本体1
はマグカップ状の金属体からなり、特にその外周壁を二
重構造の真空断熱処理による放熱防止壁となしてある。
なお、この外周壁の断熱処理手段として耐熱断熱材を充
填した断熱処理、さらには、別部材を被せるなどして放
熱防止効果を得るように構成しても良い。
そして、該本体1の中央にはその底面から突出(第2図
参照)させた煙突状の過熱部2をその先端2aが容器上縁
より高い位置まで突出させて設けてある。この突出した
先端の外周には水蒸気の抜き孔3、3・・・が開穿して
ある。
4は蓋体で、耐熱合成樹脂成形体などの断熱機能に優れ
た構造体からなり、その中央には前記加熱部2の先端が
臨む孔5が設けてある。
その他、6は容器把手、7はツマミを示す。
第2図は本考案容器の使用状態を一部縦断して示す側面
図で、コンロ8はカートリッジ式ガスボンベ9からなる
燃料貯蔵部と、操作バルブ10からなる火力調整部と筒状
のバナー11からなる燃焼部とからなり、該バーナー11は
周囲に多数の穴を有す筒型燃焼筒の中心位置に前記バル
ブ10で規則されたガス流の噴出ノズル(図示せず)が配
置してあり、該バーナー11の周りを囲むように受け台12
を配置してある。
第3図は本考案の他の実施例を一部縦断して示す使用状
態図で、容器本体1は注ぎ口13を形成した全体が一層の
金属容器からなり、その中央には前記実施例と同様の煙
突状の加熱部2が設けてあり、把手6に一端を枢支14し
た蓋体4は中央の前記加熱部2の先端と対向する部分に
排気孔15を設けると共に、閉蓋時に容器本体1の上縁と
の間に隙間17が生じるように構成してある。
その他、前記実施例における構造部と同様の機能部には
夫々共通の記号を符してある。
そして、前記コンロ8にはこれを囲繞する筒形状の断熱
風帽体16が添えてあり、該体16の上方に前記容器本体1
を嵌合して使用し、この使用時に該本体1の側壁を断熱
風帽体16で囲うことにより断熱壁として放熱防止状態に
置くようになしてある。
このような構成よりなる実施例によれば、先ず第2図示
の使用状態下では、八分目程度に注水した容器本体1を
バーナー11に着火したガスコンロ8の受け台12に同図示
の如く載置することによって、バーナー11からの燃焼ガ
ス流は容器中央の加熱部2の煙道を通って上昇し、蓋体
4の孔5から排出されるので、この間に加熱部2を暖
め、容器本体1中のみを沸かすことになる。
そして、このときの燃焼ガス流が該加熱部2の煙突効果
によって行われるので、容器底面を加熱する程度に広が
っても、容器外周側面に沿って流れるようなことはな
い。
従って、外周を断熱加工された容器本体1は外気への自
然放熱を極力少なくして、効率良く加熱処理下に湯を沸
かすことが出来る。
そして、加熱の間に水面から蒸発する水蒸気は被蓋下に
孔3から煙道を通って排気される。
なお、容器内の湯が沸騰した際に、これを温度センサー
で感知し、ガス流量制御機構を作動させてガス流量を極
力少なくした保温状態に切り換えるように構成すること
も出来る。
そして、この場合の保温用燃焼手段として、前記ガス流
量調節の他に、パイロットバーナー又は触媒燃焼に切り
換えるなどの構成を採用することが出来る。
なお、容器本体1の周側自体が断熱加工された第1図示
の実施例によれば、湯沸かし後にテーブル上に置いた底
面閉鎖の状態で、魔法壜効果により比較的長い時間の保
温が可能である。
更に、第3図示の使用状態においては、容器本体1の外
周側が風帽体16によって被われているので、これによる
容器外周の外気との断熱と保温作用が発揮されると共
に、それ自体の魔法壜効果はないが、前述の煙突効果が
顕著であるので、より高い加熱効率下で湯沸かしが期待
出来る。
〔考案の効果〕 このように、本考案容器によれば、容器外周側を断熱処
理すると共に容器底面の中央から容器に突入する熱良導
性の煙道を設けたので、ガスコンロの燃焼ガス流を中央
煙道に積極的に導入して、容器外周への広がりを防ぐこ
とが出来るので、容器の自然放熱を極力少なくしての煙
道における効率の良い熱交換作用下で、風等の外気条件
に左程影響されることなくて、熱効率良く湯沸かしする
ことが出来ると共に、燃焼ガス流が容器外周に及ぶこと
が少ないので、この周側に断熱材をあるいは保温材を用
いた場合でも、これを損傷させることがないなど、本考
案容器は極めて実用的なるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案容器の一実施例を示す斜視図、第2図は
本考案容器の使用状態を一部縦断して示す側面図、第3
図は本考案容器の他の実施例を一部縦断して示す使用状
態図である。 1……容器本体、2……煙突状の加熱部、3……孔、4
……蓋体、5……孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭56−121523(JP,A) 実開 昭62−175726(JP,U) 実公 昭36−15947(JP,Y1) 実公 昭34−17361(JP,Y1) 実公 昭58−51864(JP,Y2)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】上方が開放し,筒状の断熱壁が形成された
    風帽体と,該風帽体の上方から嵌合自在に挿入した筒状
    容器の底部中央から容器内に突出した煙道を有する容器
    本体と,該容器本体の開放部を被覆すると共に前記容器
    本体の煙道に嵌合する凸部を有し,該凸部に横方向に排
    気孔を設けた蓋体と,前記風帽体の下方内部に配置した
    加熱部とを備えたことを特徴とする湯沸かし容器
JP1989056146U 1989-05-16 1989-05-16 湯沸かし容器 Expired - Lifetime JPH0614692Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1989056146U JPH0614692Y2 (ja) 1989-05-16 1989-05-16 湯沸かし容器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1989056146U JPH0614692Y2 (ja) 1989-05-16 1989-05-16 湯沸かし容器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH02146531U JPH02146531U (ja) 1990-12-12
JPH0614692Y2 true JPH0614692Y2 (ja) 1994-04-20

Family

ID=31579715

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1989056146U Expired - Lifetime JPH0614692Y2 (ja) 1989-05-16 1989-05-16 湯沸かし容器

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Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS56121523A (en) * 1980-03-01 1981-09-24 Kiyoshi Nagai Warmth preserving kettle
JPS5851864U (ja) * 1981-10-05 1983-04-08 川崎製鉄株式会社 溶融金属容器傾転装置
JPS62175726U (ja) * 1986-04-23 1987-11-07

Also Published As

Publication number Publication date
JPH02146531U (ja) 1990-12-12

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