JPH06146890A - ガスエンジンの制御装置 - Google Patents

ガスエンジンの制御装置

Info

Publication number
JPH06146890A
JPH06146890A JP32605892A JP32605892A JPH06146890A JP H06146890 A JPH06146890 A JP H06146890A JP 32605892 A JP32605892 A JP 32605892A JP 32605892 A JP32605892 A JP 32605892A JP H06146890 A JPH06146890 A JP H06146890A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
chamber
sub
main
injection hole
subsidiary
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP32605892A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideo Kawamura
河村英男
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Isuzu Ceramics Research Institute Co Ltd
Original Assignee
Isuzu Ceramics Research Institute Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Isuzu Ceramics Research Institute Co Ltd filed Critical Isuzu Ceramics Research Institute Co Ltd
Priority to JP32605892A priority Critical patent/JPH06146890A/ja
Priority to DE69315154T priority patent/DE69315154T2/de
Priority to EP93307224A priority patent/EP0588593B1/en
Priority to US08/120,348 priority patent/US5454356A/en
Publication of JPH06146890A publication Critical patent/JPH06146890A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Output Control And Ontrol Of Special Type Engine (AREA)
  • Ignition Installations For Internal Combustion Engines (AREA)
  • Combustion Methods Of Internal-Combustion Engines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】副室と主室との間に二系統の連絡孔を設け、該
連絡孔の連絡弁を二段階に駆動して燃料となるガスの燃
焼効率の向上を図る。 【構成】シリンダ2の主室14の上方に副室3を配置
し、副室3から主室14の周壁方向に向う副噴孔33と
副室3の直下の主噴孔32とを有する連絡流路に逆茸形
の連絡弁4を取付け、該連絡弁4を二段階に駆動する電
磁機構5により駆動する。そして連絡弁4の駆動の初期
には副噴孔33を開放して副室からの着火した混合気を
シリンダ2の周壁方向に吹出させ、ついで主噴孔32を
開いて主室14内にて一気に燃焼させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は常温にて気体のガスを燃
料とするガスエンジンの制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】内燃機関には通常、燃料としてガソリン
や軽油が用いられ、燃焼時の理論熱効率を大にするには
圧縮比を高めることが知られている。そして、ガソリン
エンジンでは空気との予混合気の圧縮比を8〜9程度と
して燃焼させ、圧縮着火を行うディーゼルエンジンでは
その圧縮比を16〜23程度にしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】一方、常温にて気化状
態のガスを燃料とするエンジンでは、その燃焼に際して
ガソリンエンジンのように空気と予混合させて燃焼させ
るには低圧力のため実用にならず、ガスを圧縮して高圧
にすると空気との混合を均一にすることが困難となる。
【0004】本発明はこのような問題に鑑みてなされた
ものであり、その目的は燃料とするガスを空気と混合さ
せる副室を設け、効率よく燃焼させようとするガスエン
ジンの制御装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに本発明によれば、常温にて気体のガスを燃焼させる
ガスエンジン制御装置において、主燃焼室となるシリン
ダの上部に設けられ予燃焼を行う副室と、該副室から主
燃焼室の周壁方向に通ずる副噴孔と副室の下方から主燃
焼室に通ずる主噴孔とを有する連絡流路と、該連絡流路
に設けられ二段階に移動して初段に副噴孔を開放する連
絡弁と、該連絡弁を二段階に駆動する電磁機構と、副室
に設けられエンジンの部分負荷時に着火作動する点火栓
とを有するガスエンジンの制御装置が提供される。
【0006】
【作用】副室と主室との連絡流路を副室から主室の周壁
に向かう副噴孔と副室の中心直下の主噴孔とにより形成
させ、両噴孔を閉鎖する連絡弁を二段階として初期に副
噴孔を開放するように構成したので、副室内の着火ガス
は初めはシリンダ周壁に吹出してスワールとなり、つい
で主噴孔が開かれてスワールにより中央に集められた混
合気が一気に燃えて効率のよい燃焼が行われる。
【0007】
【実施例】つぎに本発明の実施例について図面を用いて
詳細に説明する。
【0008】図1は本発明にかかるガスエンジンの制御
装置の一実施例を示す構成ブロック図であり、同図にお
ける1はピストン、2はシリンダである。
【0009】ピストン1のヘッド部11は高強度で耐熱
性のあるセラミックスからなり、遮熱ガスケット12を
介して胴部13に取付けられている。
【0010】シリンダ2の上方には高強度、耐熱性、遮
熱性のあるセラミックスの副室3が取付けられ、該副室
3の底部31にはピストン1の上方の主室14と副室3
の連絡口となる主噴孔32、副噴孔33が貫設されてい
る。そして垂直に貫かれた主噴孔32の副室側は図示の
ように皿状に拡張され、該皿状のバルブシートとなる傾
斜部分からはシリンダ2の周壁方向に向う副噴孔33が
貫かれている。なお、34は遮熱材で副室3の外周壁に
設けられて内部温度を高温度に保持するもの、35は点
火栓で内部のガスに着火するものである。また、図示し
ていないがシリンダ2の上方には吸気口および排気口が
設けられ、それぞれに取付けられた吸気弁および排気弁
が所定のタイミングにより開閉弁するように構成されて
いる。
【0011】4は副室3の中央部に配置された連絡弁で
あり、そのステム41は上壁部の軸穴36により支えら
れ、ステム41の上端には第1の吸着板51が固着さ
れ、その下方には第2の吸着板52が遊嵌されている。
そして、連絡口を開閉する下方の弁部42には副噴孔3
3が設けられた傾斜部分に対応する逆円錐台状の凸部4
3と、主噴孔32に対して嵌合する円柱部44とが形成
されており、連絡弁4が上方に僅かに移動すると連絡口
の傾斜部分と弁部42の凸部43とが離れて副噴孔33
が開放され、さらに連絡弁4が上方に離れると円柱部4
4の上昇によって主噴孔32が開かれ、副室3と主室1
4とが中央部分で大きく連通することになる。
【0012】5は電磁機構で電磁力により第1、第2の
吸着板を吸引して連絡弁4を上方に駆動するものであ
り、コア53に巻回されたコイル54への通電制御によ
り吸引力を変えて連絡弁4を二段階に駆動できるもので
ある。
【0013】6は燃料となるガスに圧力を加えて送気す
るガス加圧器であり、副室3へは燃料路61を介し燃料
弁62の開弁により供給され、該燃料弁62の開閉は電
磁石63の作動により制御される。
【0014】7はコントローラでマイクロコンピュータ
からなり、演算処理を行う中央制御装置、制御手順、処
理手順やマップなどを格納する各種メモリ、入/出力回
路などを備えている。そして、エンジンの回転数センサ
71、負荷センサ72、クランク軸位置センサ73など
からの検出信号が入力されると所定の演算や処理が行わ
れ、燃料弁62を開閉する電磁石63、連絡弁4を駆動
する電磁機構5や点火栓35に対してそれぞれ作動指令
が発せられるように構成されている。
【0015】図2は本実施例の作動の一例を示す処理フ
ロー図であり、つぎに同図を用いて本実施例の作動を説
明する。
【0016】図2におけるステップ1ではエンジンの回
転数センサ71、負荷センサ72、クランク軸位置セン
サ73からの各信号を入力し、ステップ2ではこれらの
信号によりエンジン負荷Lを所定負荷Laと比較する。
そして、負荷Lが小さい場合にはステップ13に進み、
クランク角が吸入行程の下死点前の所定角θs1のとき
に燃料弁62を開いてガス加圧器6からのガスを副室内
に入れ、ステップ15ではクランク角が圧縮行程のθs
2にて燃料弁62を閉鎖する(ステップ16)。
【0017】ついで圧縮行程が進んでクランク角がθs
3に達するとステップ17から18に移り、電磁機構5
のコイル54に所定の電流を通じ、第2の吸着板52を
吸着させて弁部42の凸部43を副噴孔33から離して
開放させる。このため主室14からの圧気が副室内に入
って空気とガスとが混合する。そして、圧縮行程におけ
る点火時期のクランク角θigに達すると点火栓35の
火花放電により副室内の混合気に着火させ、燃焼が開始
された混合気を副噴孔33から主室14の周壁方向に吹
き出させてスワールを生じさせる。ついでクランク角が
爆発行程のθs4の時点にて、電磁機構5への通電を強
めて第1の吸着板51を吸着させ、主噴孔32を開にさ
せてスワールにより中央部分に集まった混合気に副室内
の火炎を当てて効率よく燃焼させる(ステップ19〜2
2)。
【0018】ステップ23ではクランク角が排気行程の
θs5にて連絡弁4を閉弁させて主噴孔32と副噴孔3
3とを共に閉じ、最初のフローに戻ることになる。
【0019】さきのステップ2にてエンジン負荷が大き
いときはステップ3に進み、ここではクランク角が吸入
行程の下死点前のθc0のときに燃料弁62を開いて副
室内に燃料を圧送する(ステップ4)。ついで所定のク
ランク角θc1で燃料弁62を閉じて、2段階に作動す
る連絡弁62を駆動し、前述のように副室内の混合気に
着火させて主室14にて燃焼させるステップ7からステ
ップ12に至るフローを実施する。なお、この間のフロ
ーにてはそれぞれのクランク角はエンジン負荷が大きい
場合の適切なクランク角に設定した時点にてそれぞれの
作動が行われることになる。またエンジン負荷が大きい
場合はステップ8にて副噴孔33が開放されて副室内に
圧縮された空気が入った時点にて混合気が着火するた
め、低負荷時のような点火栓による着火は省略されてい
る。
【0020】
【発明の効果】上述の実施例のように本発明によれば、
燃料とするガスを空気と混合する副室を配置し、主室と
の間に主噴孔と副噴孔とを設けた流路に二段階に作動す
る連絡弁を取付け、副室内にて着火した混合気を主室の
周壁方向に吹出させてスワールにより中央部分にガスを
集め、ついで主噴孔からの着火ガスにより一気に爆発的
に燃焼させるので、効率のよいガスエンジンが得られる
利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す構成ブロック図であ
る。
【図2】本実施例の作動の一例を示す処理フロー図であ
る。
【符号の説明】
1…ピストン 2…シリンダ 3…副室 4…連絡弁 5…電磁機構 7…コントローラ 14…主室 32…主噴孔 33…副噴孔 35…点火栓

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】常温にて気体のガスを燃焼させるガスエン
    ジン制御装置において、主燃焼室となるシリンダの上部
    に設けられ予燃焼を行う副室と、該副室から主燃焼室の
    周壁方向に通ずる副噴孔と副室の下方から主燃焼室に通
    ずる主噴孔とを有する連絡流路と、該連絡流路に設けら
    れ二段階に移動して初段に副噴孔を開放する連絡弁と、
    該連絡弁を二段階に駆動する電磁機構と、副室に設けら
    れエンジンの部分負荷時に着火作動する点火栓とを有す
    ることを特徴とするガスエンジンの制御装置。
JP32605892A 1992-09-14 1992-11-11 ガスエンジンの制御装置 Pending JPH06146890A (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32605892A JPH06146890A (ja) 1992-11-11 1992-11-11 ガスエンジンの制御装置
DE69315154T DE69315154T2 (de) 1992-09-14 1993-09-14 Brennkraftmaschine mit Vorkammer
EP93307224A EP0588593B1 (en) 1992-09-14 1993-09-14 Engine with pre-chamber
US08/120,348 US5454356A (en) 1992-09-14 1993-09-14 Engine with pre-chamber

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32605892A JPH06146890A (ja) 1992-11-11 1992-11-11 ガスエンジンの制御装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06146890A true JPH06146890A (ja) 1994-05-27

Family

ID=18183642

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP32605892A Pending JPH06146890A (ja) 1992-09-14 1992-11-11 ガスエンジンの制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06146890A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101502226B1 (ko) * 2013-08-28 2015-03-12 현대중공업 주식회사 엔진
JP2020505542A (ja) * 2017-01-12 2020-02-20 ラビー, ヴィアニーRABHI Vianney バルブ点火予室
JP2021535320A (ja) * 2018-09-10 2021-12-16 ラビー, ヴィアニーRABHI Vianney 磁気バルブリターンデバイス

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101502226B1 (ko) * 2013-08-28 2015-03-12 현대중공업 주식회사 엔진
JP2020505542A (ja) * 2017-01-12 2020-02-20 ラビー, ヴィアニーRABHI Vianney バルブ点火予室
JP2021535320A (ja) * 2018-09-10 2021-12-16 ラビー, ヴィアニーRABHI Vianney 磁気バルブリターンデバイス

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5454356A (en) Engine with pre-chamber
KR100207957B1 (ko) 내연 기관
US5115790A (en) Re-combustion control means for alcohol engine
JPH084562A (ja) マルチヒューエルエンジン
EP1671019B1 (en) Control of auto-ignition timing for homogeneous combustion jet ignition engines
US7044104B2 (en) Internal combustion engine with compression ignition
JPH06146888A (ja) 気化燃料用高圧縮比エンジンの制御装置
JP2023160754A (ja) 燃料と空気の混合気に点火するための装置
US5477822A (en) Spark ignition engine with cylinder head combustion chamber
JPH06146890A (ja) ガスエンジンの制御装置
JPH09166024A (ja) 副室式ガスエンジン
JP3069454B2 (ja) 副燃焼室を持つガスエンジン
JP3065827B2 (ja) ガスエンジンの制御装置
JP3046165B2 (ja) 点火装置を備えたガスエンジン
JPH10122000A (ja) 可変圧縮比副室式ガスエンジン
JP3038090B2 (ja) 副燃焼室を持つガスエンジン
JPH06229320A (ja) 直噴式高圧縮比ガスエンジン
JP2998050B2 (ja) 高圧縮比ガソリンエンジン
JPH0828269A (ja) ガスエンジン
JPH06159061A (ja) セラミックバルブを用いたガスエンジン
JP3663912B2 (ja) 副室式ガスエンジン
JPH0693859A (ja) 制御弁付き副室を備えたエンジン
JPH0693857A (ja) 制御弁付き副室を有するエンジン
JPH03279615A (ja) 内燃機関の燃焼室
JP2000204989A (ja) 電磁力駆動装置を備えた副室式ガスエンジン