JPH06229320A - 直噴式高圧縮比ガスエンジン - Google Patents
直噴式高圧縮比ガスエンジンInfo
- Publication number
- JPH06229320A JPH06229320A JP5040621A JP4062193A JPH06229320A JP H06229320 A JPH06229320 A JP H06229320A JP 5040621 A JP5040621 A JP 5040621A JP 4062193 A JP4062193 A JP 4062193A JP H06229320 A JPH06229320 A JP H06229320A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- air
- compression ratio
- fuel
- gas engine
- high compression
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02B—INTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
- F02B2275/00—Other engines, components or details, not provided for in other groups of this subclass
- F02B2275/14—Direct injection into combustion chamber
Landscapes
- Output Control And Ontrol Of Special Type Engine (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】ガスを燃料とするエンジンに水噴射ノズルを取
付け、圧縮熱により自発火直前の混合気温度を水の噴霧
にて冷却して高圧縮比で運転する。 【構成】シリンダヘッド11に水噴射ノズル3と点火栓
4を配置し、スロットル弁54、ガス供給管53などを
介して吸入した空気と燃料ガスとの混合気が圧縮熱にて
自発火温度の直前に達した時点にて、水の噴霧を水噴射
ノズル3から吹出させて混合気温度を低下させる。
付け、圧縮熱により自発火直前の混合気温度を水の噴霧
にて冷却して高圧縮比で運転する。 【構成】シリンダヘッド11に水噴射ノズル3と点火栓
4を配置し、スロットル弁54、ガス供給管53などを
介して吸入した空気と燃料ガスとの混合気が圧縮熱にて
自発火温度の直前に達した時点にて、水の噴霧を水噴射
ノズル3から吹出させて混合気温度を低下させる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はガスを燃料として高圧縮
比にて燃焼させる直噴式高圧縮比ガスエンジンに関す
る。
比にて燃焼させる直噴式高圧縮比ガスエンジンに関す
る。
【0002】
【従来の技術】内燃機関では燃料の圧縮比を高めるとと
もに、空燃比が大きい程、理論熱効率が向上することが
知られており、ディーゼルエンジンでは空気過剰率の大
きい領域にて圧縮比は小型は18〜22程度、中型では
15〜16程度とし、燃料の軽油を圧縮空気中にて噴射
し燃焼させ、熱効率の向上が図られている。
もに、空燃比が大きい程、理論熱効率が向上することが
知られており、ディーゼルエンジンでは空気過剰率の大
きい領域にて圧縮比は小型は18〜22程度、中型では
15〜16程度とし、燃料の軽油を圧縮空気中にて噴射
し燃焼させ、熱効率の向上が図られている。
【0003】一方、LPGや天然ガスを燃料とするガス
エンジンでは予混合燃焼を行う場合に、その圧縮比を高
めるとノッキングを生ずるため、圧縮比は12〜13程
度が限界で、空気過剰率は火炎伝播が行える範囲の1.
5程度が限界であるが通常は1.0が用いられている。
エンジンでは予混合燃焼を行う場合に、その圧縮比を高
めるとノッキングを生ずるため、圧縮比は12〜13程
度が限界で、空気過剰率は火炎伝播が行える範囲の1.
5程度が限界であるが通常は1.0が用いられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述のように予混合燃
焼を行うガスエンジンでは、効率を高めるためその圧縮
比を前述した値より大にすると、圧縮熱により自発火温
度に達してノッキングが生じ、運転不能になるという問
題がある。
焼を行うガスエンジンでは、効率を高めるためその圧縮
比を前述した値より大にすると、圧縮熱により自発火温
度に達してノッキングが生じ、運転不能になるという問
題がある。
【0005】本発明はこのような問題に鑑みてなされた
もので、その目的はガスを燃料とするエンジンの圧縮熱
による混合気温度の上昇を、水噴霧により低下させ高圧
縮比にて運転しようとする直噴式高圧縮比ガスエンジン
を提供することにある。
もので、その目的はガスを燃料とするエンジンの圧縮熱
による混合気温度の上昇を、水噴霧により低下させ高圧
縮比にて運転しようとする直噴式高圧縮比ガスエンジン
を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに本発明によれば、燃料となるガスを予混合して圧縮
し燃焼させる直噴式高圧縮ガスエンジンにおいて、シリ
ンダ内へ水噴霧を噴出する水噴射ノズルと、火花放電に
より混合気に点火する点火栓とを有する直噴式高圧縮比
ガスエンジンが提供される。
めに本発明によれば、燃料となるガスを予混合して圧縮
し燃焼させる直噴式高圧縮ガスエンジンにおいて、シリ
ンダ内へ水噴霧を噴出する水噴射ノズルと、火花放電に
より混合気に点火する点火栓とを有する直噴式高圧縮比
ガスエンジンが提供される。
【0007】
【作用】エンジンの圧縮行程の所定時期に水噴射ノズル
から噴霧を吹出させ、圧縮熱によって自発火温度に達す
る前に混合気温度を低下させるので、高圧縮が行えて熱
効率が向上する。
から噴霧を吹出させ、圧縮熱によって自発火温度に達す
る前に混合気温度を低下させるので、高圧縮が行えて熱
効率が向上する。
【0008】
【実施例】つぎに本発明の実施例について図面を用いて
詳細に説明する。
詳細に説明する。
【0009】図1は本発明にかかる直噴式高圧縮比ガス
エンジンの一実施例を示す構成ブロック図である。同図
における1はシリンダで上下に摺動するピストン2を備
え、ピストン2の上面には空気溜りとなる凹部21が形
成されている。
エンジンの一実施例を示す構成ブロック図である。同図
における1はシリンダで上下に摺動するピストン2を備
え、ピストン2の上面には空気溜りとなる凹部21が形
成されている。
【0010】3はシリンダヘッド11に設けられた水噴
射ノズルで、エンジンの圧縮行程後半の所定時点にて水
の噴霧を筒内上方に吹出すもので、シリンダ本体の冷却
を避けるため内壁面には噴霧が到達しないように構成さ
れている。
射ノズルで、エンジンの圧縮行程後半の所定時点にて水
の噴霧を筒内上方に吹出すもので、シリンダ本体の冷却
を避けるため内壁面には噴霧が到達しないように構成さ
れている。
【0011】4は点火栓で火花放電により混合気に点火
するもの、5は吸気弁で吸気ポート51を開閉するもの
で、該吸気ポート51への吸気流路52には燃料ガスを
供給するガス供給管53とスロットル弁54が設けら
れ、ガス供給管53には流量調整弁55が取付けられて
いる。なお、6は排気弁で排気ポート61の開閉を行う
ものである。
するもの、5は吸気弁で吸気ポート51を開閉するもの
で、該吸気ポート51への吸気流路52には燃料ガスを
供給するガス供給管53とスロットル弁54が設けら
れ、ガス供給管53には流量調整弁55が取付けられて
いる。なお、6は排気弁で排気ポート61の開閉を行う
ものである。
【0012】つぎにこのように構成された本実施例の作
動を説明する。エンジンの吸入行程が開始されると吸気
弁5が開かれてスロットル弁54の開度に応じた空気が
シリンダ内に吸入されるとともに、流量調整弁55によ
り制御された燃料ガスがガス供給管53、吸気流路52
を介してシリンダに導入されて空気と混じて予混合気が
シリンダ内に生成される。
動を説明する。エンジンの吸入行程が開始されると吸気
弁5が開かれてスロットル弁54の開度に応じた空気が
シリンダ内に吸入されるとともに、流量調整弁55によ
り制御された燃料ガスがガス供給管53、吸気流路52
を介してシリンダに導入されて空気と混じて予混合気が
シリンダ内に生成される。
【0013】上述の吸入行程が終了すると吸気弁5が閉
じられてピストン2の上昇により圧縮行程が開始され、
圧縮が進むと圧縮熱により筒内温度が上昇して混合気の
自発火温度に近づいていく。そして圧縮行程後半の所定
時点で水噴射ノズル3から筒内に水の噴霧が吹出される
と、自発火温度に直前の混合気が冷却されて更に圧縮が
進められることになり、ついで圧縮上死点の前後にて点
火栓4に高圧電流が通電されると、火花放電により高圧
縮の混合気に着火して、その爆発力によりピストン2を
力強く押下げてエンジンの運転が行われることになる。
じられてピストン2の上昇により圧縮行程が開始され、
圧縮が進むと圧縮熱により筒内温度が上昇して混合気の
自発火温度に近づいていく。そして圧縮行程後半の所定
時点で水噴射ノズル3から筒内に水の噴霧が吹出される
と、自発火温度に直前の混合気が冷却されて更に圧縮が
進められることになり、ついで圧縮上死点の前後にて点
火栓4に高圧電流が通電されると、火花放電により高圧
縮の混合気に着火して、その爆発力によりピストン2を
力強く押下げてエンジンの運転が行われることになる。
【0014】
【発明の効果】上述の実施例のように本発明によれば、
エンジンの圧縮行程後半の所定時点で水噴射ノズルを作
動させて筒内に水の噴霧を吹出させ、水の気化潜熱によ
り自発火直前の混合気温度を低下させるので、さらに混
合気の圧縮が進められ、高圧縮にしてもノッキングが生
ずることなく、高圧縮による燃焼効率の高いガスエンジ
ンが得られる効果がある。
エンジンの圧縮行程後半の所定時点で水噴射ノズルを作
動させて筒内に水の噴霧を吹出させ、水の気化潜熱によ
り自発火直前の混合気温度を低下させるので、さらに混
合気の圧縮が進められ、高圧縮にしてもノッキングが生
ずることなく、高圧縮による燃焼効率の高いガスエンジ
ンが得られる効果がある。
【図1】本発明にかかる直噴式高圧縮比ガスエンジンの
一実施例を示す構成ブロック図である。
一実施例を示す構成ブロック図である。
1…シリンダ 2…ピストン 3…水噴射ノズル 4…点火栓 53…ガス供給管 54…スロットル弁 55…流量調整弁
Claims (2)
- 【請求項1】燃料となるガスを予混合して圧縮し燃焼さ
せる直噴式高圧縮ガスエンジンにおいて、シリンダ内へ
水噴霧を噴出する水噴射ノズルと、火花放電により混合
気に点火する点火栓とを有することを特徴とする直噴式
高圧縮比ガスエンジン。 - 【請求項2】前記の水噴霧は圧縮熱により自発火温度に
達する混合気の着火を未然に防止することを特徴とする
請求項1記載の直噴式高圧縮比ガスエンジン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5040621A JPH06229320A (ja) | 1993-02-04 | 1993-02-04 | 直噴式高圧縮比ガスエンジン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5040621A JPH06229320A (ja) | 1993-02-04 | 1993-02-04 | 直噴式高圧縮比ガスエンジン |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06229320A true JPH06229320A (ja) | 1994-08-16 |
Family
ID=12585607
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5040621A Pending JPH06229320A (ja) | 1993-02-04 | 1993-02-04 | 直噴式高圧縮比ガスエンジン |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06229320A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH10299578A (ja) * | 1997-04-29 | 1998-11-10 | Man B & W Diesel As | ディーゼル型のターボ過給式複式燃料内燃機関の運転方法 |
JP2001090541A (ja) * | 1999-07-21 | 2001-04-03 | Osaka Gas Co Ltd | 予混合圧縮自着火エンジンとその運転方法 |
JP2008281008A (ja) * | 2001-10-09 | 2008-11-20 | Waertsilae Finland Oy | ディーゼル機関に接続する装置及び接続方法 |
WO2022168471A1 (ja) * | 2021-02-02 | 2022-08-11 | 株式会社豊田自動織機 | 往復動内燃機関 |
-
1993
- 1993-02-04 JP JP5040621A patent/JPH06229320A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH10299578A (ja) * | 1997-04-29 | 1998-11-10 | Man B & W Diesel As | ディーゼル型のターボ過給式複式燃料内燃機関の運転方法 |
JP2001090541A (ja) * | 1999-07-21 | 2001-04-03 | Osaka Gas Co Ltd | 予混合圧縮自着火エンジンとその運転方法 |
JP2008281008A (ja) * | 2001-10-09 | 2008-11-20 | Waertsilae Finland Oy | ディーゼル機関に接続する装置及び接続方法 |
WO2022168471A1 (ja) * | 2021-02-02 | 2022-08-11 | 株式会社豊田自動織機 | 往復動内燃機関 |
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