JPH06146321A - フロントローダのフレーム構造 - Google Patents

フロントローダのフレーム構造

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JPH06146321A
JPH06146321A JP30562192A JP30562192A JPH06146321A JP H06146321 A JPH06146321 A JP H06146321A JP 30562192 A JP30562192 A JP 30562192A JP 30562192 A JP30562192 A JP 30562192A JP H06146321 A JPH06146321 A JP H06146321A
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Shozo Hirooka
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 トラクタ車体1の左右側部に筒体部2を有す
るフロントローダ取り付け用サイドフレーム3を固定
し、このサイドフレーム3の筒体部2に補強ブラケット
5を固着し、この補強ブラケット5とトラクタ車体1の
後部とを後補強フレーム4で着脱自在に連結する。前記
補強ブラケット5は縦板部6とそれに交差する横板部7
とを有し、その前端は筒体部2の外周の頂部Aより前か
ら後部を通って最低部B近傍まで円弧状に固着する。 【効果】 補強ブラケット5は曲げ及び捩じれに対して
充分な強度が確保でき、トラクタ車体1の胴割れ等を防
止でき、かつ後補強フレーム4との着脱も容易にでき
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、トラクタに取り付けら
れるフロントローダのフレーム構造に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】トラクタにフロントローダを取り付ける
ものにおいては、トラクタ車体の胴割れ等に対して補強
するために、トラクタ車体の左右側部に筒体部を有する
フロントローダ取り付け用サイドフレームを固定し、こ
のサイドフレームの筒体部に補強ブラケットを固着し、
この補強ブラケットとトラクタ車体の後部とを後補強フ
レームで着脱自在に連結してトラクタ車体と一体にして
いる。
【0003】前記筒体部と補強ブラケットとの固着構造
には、補強ブラケットを1枚の平板に孔を形成しておい
て筒体部に嵌合して溶着するものと、補強ブラケットを
2枚の平板で形成し、その各平板の先端を半円状凹部に
して筒体部の後半分に係合して溶着するものとがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記前者従来技術で
は、補強ブラケットは孔の全周囲を筒体部に嵌合して溶
着するため、製作コストが高くかつ製作が困難になり、
後者従来技術では、平板を2枚必要とするため、材料コ
スト及び製作コストが高くなりかつ後補強フレームとの
着脱が困難になっており、また、両者共に捩じれに対し
ては強度が確保し難い構造となっている。
【0005】本発明は、補強ブラケットを縦板部と横板
部とを有する形状にすると共に、その前端を筒体部の外
周の頂部より前から後部を通って最低部近傍まで円弧状
に固着することにより、曲げ及び捩じれに対して充分な
強度が確保できかつ後補強フレームとの着脱も容易にで
きるようにしたフロントローダのフレーム構造を提供す
ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明における課題解決
のための具体的手段は、トラクタ車体1の左右側部に筒
体部2を有するフロントローダ取り付け用サイドフレー
ム3を固定し、このサイドフレーム3の筒体部2に補強
ブラケット5を固着し、この補強ブラケット5とトラク
タ車体1の後部とを後補強フレーム4で着脱自在に連結
したフロントローダのフレーム構造であって、前記補強
ブラケット5は縦板部6とそれに交差する横板部7とを
有し、その前端は筒体部2の外周の頂部Aより前から後
部を通って最低部B近傍まで円弧状に固着されているこ
とである。
【0007】
【作用】補強ブラケット5は縦板部6とそれに交差する
横板部7とを有してL字状になっていて、曲げ及び捩じ
れに対して充分な強度を発揮する。補強ブラケット5の
前端は筒体部2の外周の頂部Aより前から後部を通って
最低部B近傍まで円弧状に固着されており、固着の際は
筒体部2に嵌合する必要がなく、外方から当てがって溶
接を行えば良く、筒体部2の頂部Aでの固着長さを充分
にとっていて、トラクタ車体1の胴割れ等に対する強度
を確保する。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1〜4において、1はトラクタ車体で、エンジ
ン8、クラッチハウジング9及びミッションケース10
等を前後方向に直結し、エンジン8から前方へ平面視コ
字形の前車軸フレーム12を突設して構成されている。
前車軸フレーム12にはラジエータ及びバッテリなどが
搭載され、エンジン8と共にボンネット11によって包
囲されている。
【0009】13はフロントローダで、マスト14の上
部に横軸42を介してブーム15を枢支し、このブーム
15の先端にバケット16を枢支し、ブーム15を昇降
するブームシリンダ17とバケット16をダンプするバ
ケットシリンダ18とを有しており、マスト14はサイ
ドフレーム3に取り付けられている。サイドフレーム3
はトラクタ車体1の左右に一対あり、各サイドフレーム
3は取り付け板19から外側方へ筒体部2が突設され、
この筒体部2から補強ブラケット5が後方突出状に設け
られている。
【0010】前記取り付け板19は図2、3に示すよう
に、前部がボルト22を介して前車軸フレーム12に
(又はそれと共にエンジン8)に固定されている。取り
付け板19は前車軸フレーム12との間にスペーサ24
を介在していて、エンジン8に対して前車軸フレーム1
2を取り付けるためのボルト23と干渉しないようにな
っている。また、取り付け板19の後部はクラッチハウ
ジング9(又はフライホィールハウジング)の側面にボ
ルト25を介して固定されている。これにより取り付け
板19は、エンジン8とクラッチハウジング9とを連結
する役目もしている。
【0011】前記左右取り付け板19から円筒体を左右
外方に突出して筒体部2を形成しており、この筒体部2
の外端部にマスト14の下部を嵌合溶接し、分離不可能
な一体構成にしている。これはトラクタをフロントロー
ダ専用機としているためであり、汎用機にする場合は、
筒体部2にマスト受け部を固着し、そのマスト受け部に
マスト14を着脱自在に取り付けておけば良い。このマ
スト14の上部と前車軸フレーム12の前部とはブレイ
ス26で連結されている。
【0012】前記補強ブラケット5は断面L字形部材で
形成されていて、縦板部6とそれに交差する横板部7と
を有し、その前端は円弧状に切欠かれていて、上部は下
部よりも前方に長く形成され、筒体部2の外周の頂部A
より前から後部を通って最低部B近傍まで円弧状に固着
されている。縦板部6の前上部は筒体部2の外周の頂部
Aにあっても良いが、それより前まで延ばすことによ
り、筒体部2にかかる上向きの力、即ち、トラクタ車体
1を胴割れさせるような力に対してより強力に支持する
ことができる。縦板部6の後下部は筒体部2の外周の最
低部Bまで形成しても良いが、前上部が筒体部2の頂部
A以前にあると筒体部2に嵌合し難いので、最低部Bよ
り後まで形成され、縦板部6の前端の円弧は略半円とな
っている。
【0013】29は円弧状の上添板で、縦板部6と筒体
部2の固着を補強しており、30は平板状の下添板で、
横板部7と筒体部2の固着を補強している。後補強フレ
ーム4は前半分が断面L字形で、後半分が帯板状の部材
で形成され、補強ブラケット5の縦板部6及び横板部7
に沿うように添接して、ボルト31を介して着脱自在に
連結されている。前記後補強フレーム4又は補強ブラケ
ット5のどちらか一方のボルト31が貫通するボルト孔
は、前後方向の長孔となっていて、製作誤差を吸収する
ようになっている。
【0014】後補強フレーム4の後部はミッションケー
ス10に固定の後車軸ケース33にボルト連結され、後
端にはバックホーの取り付け台の下部を係合支持する下
係合部34が形成されている。35は三角板で、後補強
フレーム4の後部及び後車軸ケース33に対して固定さ
れており、その後上部にはバックホーの取り付け台の上
部を連結する上係合部36と、後立枠装置37の支柱3
8を着脱自在に取り付ける取り付け部39が形成されて
いる。
【0015】尚、前記補強ブラケット5を断面H形材又
はT形材で形成したり、後補強フレーム4を帯板又はL
形材で全長を形成したりしても良い。図5、6はブーム
15の根本部分の補強構造の2例を示している。ブーム
15は断面コ字形材に底板40を溶着して形成され、そ
の根本部分にはボス41が設けら、ボス41を貫通する
横軸42を介してマスト14と連結されている。
【0016】前記ボス41付近は力が集中的にかかるた
め破損し易く、そのためブーム15の根本部分の左右側
壁外面に補強板を溶着していたが、コスト高となり、見
栄えも良くない。そこで、図5に示すように、ブーム1
5の左右側壁内面とボス41と底板40とに同時に接合
される側面視くの字状の補強板43を固着するか、図6
に示すように、ブーム15の左右側壁内面とボス41と
に同時に接合される平板状の補強板43を固着する。こ
れにより、補強板43は外部から見えることなく、ブー
ム15の根本部分を補強することができ、かつ補強板及
び溶接長さを半減してコストを下げることができる。
【0017】図7はダンピングストッパの1例を示して
いる。バケット18は背面の取り付け板45がブーム1
5に枢支軸46を介して連結され、取り付け板45とブ
ーム15との間に四節リンク機構を構成する第1、第2
リンク47、48が連結され、第1リンク47の中途に
バケットシリンダ18のピストンロッド18Aの先端が
ピン49を介して連結されている。
【0018】前記バケットシリンダ18は、バケット1
8を最大角までダンプ動作させるとピストン部に過大な
衝撃が加わり、故障を生じる原因になるので、ブーム1
5の先端に取り付け板45の端面と当接するストッパ、
又はブーム15の先端側面に第1リンク47の端面と当
接するストッパ等を設けて、ピストンロッド18Aが最
大伸長状態になる前に、その動きを止めるようになって
いる。
【0019】しかし、前述のようなストッパであると、
正確な位置に設け難いので、片当たりしてへたったり、
石の噛み込みにより破損したすることがあり、コストも
高くなっている。図7ではブーム15の先端上面に、ピ
ストンロッド18Aの先端と当接するストッパ50を設
けており、ピン49に嵌合したピストンロッド18A先
端のボス部18Bが線又は面接触するようになってい
る。このストッパ50は溶着が容易であり、溶着するこ
とによりブーム15の先端を補強できる。しかし、スト
ッパ50をボルト等で前後位置調整自在に設けることも
できる。
【0020】
【発明の効果】以上詳述した本発明によれば、トラクタ
車体1の左右側部に筒体部2を有するフロントローダ取
り付け用サイドフレーム3を固定し、このサイドフレー
ム3の筒体部2に補強ブラケット5を固着し、この補強
ブラケット5とトラクタ車体1の後部とを後補強フレー
ム4で着脱自在に連結したフロントローダのフレーム構
造であって、前記補強ブラケット5は縦板部6とそれに
交差する横板部7とを有し、その前端は筒体部2の外周
の頂部Aより前から後部を通って最低部B近傍まで円弧
状に固着されているので、補強ブラケット5は曲げ及び
捩じれに対して充分な強度が確保でき、トラクタ車体1
の胴割れ等を防止でき、かつ後補強フレーム4との着脱
も容易にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す側面図である。
【図2】要部の拡大断面側面図である。
【図3】要部の拡大平面図である。
【図4】全体側面図である。
【図5】フロントローダ根本部分の補強構造の第1例を
示す一部切欠斜視図である。
【図6】フロントローダ根本部分の補強構造の第2例を
示す側面図である。
【図7】ダンピングストッパの1例を示す側面図であ
る。
【符号の説明】
1 トラクタ車体 2 筒体部 3 サイドフレーム 4 後補強フレーム 5 補強ブラケット 6 縦板部 7 横板部 A 頂部 B 最低部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トラクタ車体(1)の左右側部に筒体部
    (2)を有するフロントローダ取り付け用サイドフレー
    ム(3)を固定し、このサイドフレーム(3)の筒体部
    (2)に補強ブラケット(5)を固着し、この補強ブラ
    ケット(5)とトラクタ車体(1)の後部とを後補強フ
    レーム(4)で着脱自在に連結したフロントローダのフ
    レーム構造であって、 前記補強ブラケット(5)は縦板部(6)とそれに交差
    する横板部(7)とを有し、その前端は筒体部(2)の
    外周の頂部(A)より前から後部を通って最低部(B)
    近傍まで円弧状に固着されていることを特徴とするフロ
    ントローダのフレーム構造。
JP30562192A 1992-11-16 1992-11-16 フロントローダのフレーム構造 Expired - Fee Related JP2802001B2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010189895A (ja) * 2009-02-17 2010-09-02 Matsuyama Plow Mfg Co Ltd 溝掘機

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JP2010189895A (ja) * 2009-02-17 2010-09-02 Matsuyama Plow Mfg Co Ltd 溝掘機

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