JPH06146103A - 装飾品 - Google Patents

装飾品

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Publication number
JPH06146103A
JPH06146103A JP29464892A JP29464892A JPH06146103A JP H06146103 A JPH06146103 A JP H06146103A JP 29464892 A JP29464892 A JP 29464892A JP 29464892 A JP29464892 A JP 29464892A JP H06146103 A JPH06146103 A JP H06146103A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
resin layer
polyester resin
paper
laminate sheet
colored
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP29464892A
Other languages
English (en)
Inventor
Sadao Kondo
貞夫 近藤
Takao Tomidokoro
貴雄 富所
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
RIYOUSEKI KK
Mitsubishi Rayon Co Ltd
Original Assignee
RIYOUSEKI KK
Mitsubishi Rayon Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by RIYOUSEKI KK, Mitsubishi Rayon Co Ltd filed Critical RIYOUSEKI KK
Priority to JP29464892A priority Critical patent/JPH06146103A/ja
Publication of JPH06146103A publication Critical patent/JPH06146103A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 耐熱性や耐候性に優れ、装飾品として必要な
剛性も有するとともに加工し易く、また、環境的にも問
題がない装飾品を提供する。 【構成】 紙または不織布の基材に、エチレンエチルア
クリレート共重合体とポリエチレンとから成る樹脂層を
介してポリエステル樹脂層を積層したラミネートシート
2から形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、種々のディスプレイ等
に使用される装飾品に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、種々のディスプレイに使用する装
飾品として、木の枝葉や草花等の装飾品がよく利用され
ている。このような装飾品の素材としては、一般にポリ
塩化ビニルで形成されたシートが使用されている。そし
て、このシートを着色したり、またはシートに印刷する
ことにより、木の枝葉や草花等に似た色彩をもたせてこ
れを種々の装飾品に加工する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このようなポリ塩化ビ
ニルを素材とした装飾品は、外観が美麗であるとともに
強靭であるが、耐熱性や耐候性に劣る上、焼却時に大量
の発熱を生じたり、有毒ガスを発生して環境的に問題が
ある。そのため、ポリ塩化ビニルに代る素材が要求さ
れ、紙に耐水加工や防炎加工を施した加工紙が使用され
ているが、耐熱性や耐候性については未だ充分ではな
く、また、装飾品として必要とされる剛性に劣るという
問題がある。本発明は、上記の事情に鑑みてなされたも
のであり、耐熱性や耐候性に優れ、装飾品として必要な
剛性も有するとともに加工し易く、また、燃焼時におけ
る発熱量や有毒ガスの発生等の環境問題にも十分に対処
できる装飾品を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記の課題を解決するた
めの請求項1記載の装飾品は、紙または不織布の基材
に、エチレンエチルアクリレート共重合体とポリエチレ
ンとから成る樹脂層を介してポリエステル樹脂層を積層
したラミネートシートから形成されている。また、請求
項2記載の装飾品は、請求項1記載の装飾品において、
前記基材には着色が施されているか、または模様、色
彩、文字等の装飾が印刷されているものである。さら
に、請求項3記載の装飾品は、請求項1記載の装飾品に
おいて、前記ポリエステル樹脂層には着色が施されてい
るものである。
【0005】
【作用】請求項1記載の装飾品は、紙または不織布の基
材に、エチレンエチルアクリレート共重合体とポリエチ
レンとから成る樹脂層を介してポリエステル樹脂層を積
層したラミネートシートから形成されている。そのた
め、ポリエステル樹脂層において耐熱性、耐候性および
耐薬品性が得られるとともに、基材が紙または不織布で
あるので熱成形性、熱融着性に優れ、カットも容易に行
える等、加工性に優れる。請求項2または請求項3記載
の装飾品では、基材またはポリエステル樹脂層に着色や
印刷が施されたものであり、着色や印刷を施しやすいと
ともにこれらが落ちにくい。
【0006】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面により説明す
る。図1は本発明の一実施例の装飾品であり、クリスマ
ス等のディスプレイに使用されるモールである。このモ
ール1はラミネートシート2で形成されており、このラ
ミネートシート2は紙または不織布の基材に、エチレン
エチルアクリレート共重合体とポリエチレンとから成る
樹脂層を介してポリエステル樹脂層を積層したものであ
る。
【0007】ラミネートシート2の基材としては、紙で
は例えばクラフト紙、その再生紙等が好ましく、不織布
では湿式または乾式法によるポリエステルが好ましい。
基材の表面に形成されるエチレンエチルアクリレート共
重合体とポリエチレンとから成る樹脂層は、基材とポリ
エステル樹脂層との接着剤の役割を果たす。この樹脂
は、ポリエステル樹脂層への接着性の観点から、エチレ
ンエチルアクリレート共重合体の含有量が30重量%以
上であることが好ましく、30重量%〜50重量%であ
ることがさらに好ましい。エチレンエチルアクリレート
共重合体とポリエチレンとから成る樹脂層の表面に形成
されるポリエステル樹脂層を構成するポリエステルとし
ては、ジカルボン酸成分をテレフタル酸またはそのエス
テル形成誘導体とし、ジオール成分をエチレングリコー
ルやブタンジオールとして重合されたポリエステルが好
ましい。
【0008】このラミネートシート2の製造法は、エチ
レンエチルアクリレート共重合体とポリエチレンとから
成る樹脂層と、ポリエステル樹脂層とを加熱溶融した状
態で接着してラミネートフィルムとして形成するととも
に、このラミネートフィルムを基材の表面に加圧ローラ
等で圧着してラミネートシート2が得られる。また、モ
ール1の色彩として、ラミネートシート2を形成する前
に、基材の紙に深緑色の着色を施しておくが、必要であ
ればポリエステル樹脂層にも緑色の着色を施しておく。
また、前記のようにして形成されたラミネートシート2
のポリエステル樹脂層の表面には、エンボス加工を施し
て後述する筋模様を形成する。このようにして得られた
ラミネートシート2に、以下のようなカット等の加工を
施してモール1の装飾品を形成する。
【0009】以下に、図1のモール1を製作する手順に
ついて説明する。モール1を形成するラミネートシート
2として、図2に示すように、幅が30mm〜70m
m、長さが5m程度の形状のラミネートシート2を作成
する。このラミネートシート2のポリエステル樹脂層の
表面には、エンボス加工により、符号3で示す筋模様が
ラミネートシート2の長手方向に1mm間隔で形成され
ている。そして、このラミネートシート2の幅方向の両
端部には、筋模様3よりやや広い間隔でかつ筋模様3に
平行なスリット4が、中央部に数mmを残す程度の深さ
にまで形成されている。スリット4が形成されたラミネ
ートシート2の幅方向の中心部には、直径0.5mm程
度の針金5がラミネートシート2の裏表に配置され、こ
の針金5をラミネートシート2とともに巻き上げていく
と、図1に示すモール1が製造される。
【0010】このように形成されたモール1は、ラミネ
ートシート2で形成されているので剛性および耐久性に
優れ、その表面にポリエステル樹脂層が形成されている
ので耐熱性、耐候性および耐薬品性に優れる。また、基
材として紙が使用されているのでカットし易く加工性に
優れるとともに、基材に着色が施し易い。さらに、表面
の艶を有するポリエステル樹脂層と、裏面の艶消しの紙
基材とで構成されるので、実物の枝葉に近い自然感が得
られる。
【0011】また、別の実施例として、木の葉や花びら
の装飾品を製作する場合は、以下のように行う。前記の
実施例と同様にしてラミネートシート2を形成するが、
基材の紙には木の葉模様、または花びら模様を印刷して
おく。そして、ラミネートシート2は必要であれば表面
にエンボス加工を施しておき、これを適当な形状にカッ
トする。カットした木の葉、または花びらは、必要に応
じて熱プレスによりウェーブを形成しておき、別に形成
した枝や茎に接着剤で接着して装飾品が形成される。こ
の装飾品は前記実施例と同様に、剛性および耐久性に優
れるとともに、耐熱性、耐候性および耐薬品性に優れ
る。また、カットし易く加工性に優れるとともに、基材
の紙に印刷し易い。なお、この実施例に限定されること
なく、種々のディスプレイに応じた草花等を、適宜な着
色や印刷が施されたラミネートシートに種々の加工を施
すことにより製作することができる。
【0012】
【発明の効果】本発明の請求項1記載の装飾品は、紙ま
たは不織布の基材に、エチレンエチルアクリレート共重
合体とポリエチレンとから成る樹脂層を介してポリエス
テル樹脂層を積層したラミネートシートから形成されて
いる。この装飾品はラミネートシートで形成されている
ので剛性に優れ、その表面にポリエステル樹脂層が形成
されているので耐熱性、耐候性および耐薬品性に優れる
とともに、基材が紙または不織布であるので加工し易
い。また、この装飾品のラミネートシートにはポリ塩化
ビニルが使用されず、焼却等により有毒ガスを発生しな
い素材で形成されているので環境的に問題がない。ま
た、請求項2記載の装飾品は、基材に着色が施されてい
るか、または模様、色彩、文字等の装飾が印刷されてい
るものであり、装飾品の着色や印刷が基材において容易
に行えるとともに自然に近い色彩を出し易い。さらに、
請求項3記載の装飾品は、ポリエステル樹脂層に着色が
施されているものであり、装飾品の着色にバリエーショ
ンをもたせることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る装飾品の斜視図である。
【図2】同装飾品が形成されるラミネートシートの斜視
図である。
【符号の説明】
1 モール 2 ラミネートシート

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 紙または不織布の基材に、エチレンエチ
    ルアクリレート共重合体とポリエチレンとから成る樹脂
    層を介してポリエステル樹脂層を積層したラミネートシ
    ートから形成されたことを特徴とする装飾品。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の装飾品において、前記
    基材には着色が施されているか、または模様、色彩、文
    字等の装飾が印刷されていることを特徴とする装飾品。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の装飾品において、前記
    ポリエステル樹脂層には着色が施されていることを特徴
    とする装飾品。
JP29464892A 1992-11-02 1992-11-02 装飾品 Pending JPH06146103A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29464892A JPH06146103A (ja) 1992-11-02 1992-11-02 装飾品

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29464892A JPH06146103A (ja) 1992-11-02 1992-11-02 装飾品

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06146103A true JPH06146103A (ja) 1994-05-27

Family

ID=17810489

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP29464892A Pending JPH06146103A (ja) 1992-11-02 1992-11-02 装飾品

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100873298B1 (ko) * 2007-07-23 2008-12-11 주식회사 엘지화학 인테리어 장식시트 및 이의 제조방법

Cited By (1)

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20000328